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『冒険小説・ハードボイルド、徳間文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全183件

  • 858(税込)
    著者:
    今野敏
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    三十過ぎのフリージャーナリスト・柴田邦久は、伝説の日本人傭兵を追ってメキシコに足を踏み入れた。そこで兵士に「生きるための戦い」を教え込む『シンゲン』と出会う。彼はなぜ平和な日本を出て、危険を顧みずに戦うのか。それを知りたいと思った柴田は、他の兵士と同じように厳しい戦闘の指導を受けて『シンゲン』と二人でアフリカの紛争地帯に飛び込んだ!
  • 550(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    夕暮れの峠の茶屋に、一人の女性が車の故障で助けを求めてきた。親切を装う茶店の夫婦は彼女に猿轡を噛ませ凌辱する。峠で失踪した妻を探し執念の捜査を続ける警視庁刑事の曾我は、一年三か月後、白骨化した妻と対面した。一方、諏訪湖を見渡す峠に、茶店の借り受けを申し出る夫婦があった。店の所有者桐生は、夫婦を性の奴隷として屈従させ、異常な関係を続けるが……人間の業の深淵を描く表題作他、全四篇。
  • 814(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    気象環境研究所のエミリーは、生物全てが突然死したシルクロードの村を調査するため赤い国に入国し消息を断った。彼女は収容所で性奴隷となっていた。時宗(ときむね)首相は親戚にあたるエミリーの救出を仙石文蔵(せんごくぞう)ら超人四人組に依頼する。地獄から奇跡的に救出されたエミリーは強い正義感から今度は森林破壊調査のため南米アマゾンへ向かう。そこでは大国のエゴが絡む恐るべき実験が進んでいた……。
  • 770(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    政界の黒幕として君臨した槐島佐吉(けじまさきち)。彼は密かに小樽からレポ船に乗り、赤い国首脳と接触する。だが、オホーツク海で死体となった。敗戦時、槐島は赤い国と密約を交わし、首相にまで登りつめた。それをいま、軟禁中の反体制作家イワンに暴露されようとしていた。仙石文蔵は時宗首相からイワン拉致の依頼を受けるが、赤い国は先手を打ち仙石の愛人を人質にする。シベリアを舞台にした大死闘!
  • 814(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    強欲成金の親子に殺人予告状が送付され、道楽息子が殺された。戦慄した父親は暴力団に警護を頼むが、四十人近い組員もろとも皆殺しにあう。さらに財団連会長に新たな殺人予告状が届く。警視庁は万全の警備態勢を敷くが、娘になりすました何者かが侵入し、会長は殺害された。重大事案発生に、時宗(ときむね)首相は仙石文蔵(せんごくぶんぞう)を頼る。文蔵の戦時中国での因縁に絡む犯人像が浮かんだ。ハードロマン巨篇。
  • 814(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    赤い国が建造した最新鋭原子力潜水艦“赤い鯱(しゃち)”がオホーツク海で米国原潜のレーダーに捕捉された。米軍艦隊は総力を上げて追跡するが、巨大原潜は悠々と姿を消した。軍事優位逆転の事態に米国防総省は戦慄する。「赤い鯱を捕獲せよ」──仙石文蔵をリーダーとする四人の超人集団に白羽の矢が立った。深海潜水艇に乗り込んだ四人の男達は小笠原海溝へと潜航するが……大長篇ハードロマン。
  • 新宿高層ビル街の一角に沖幹次郎、村井貴里子らK・S・P特捜部が駆けつける。植え込みから白骨体が見つかったのだ。
    身元は警視庁捜査二課の溝端悠衣警部補。死亡前の動向を探ると、未解決の轢き逃げ事件を単独捜査していた形跡が浮上。
    被害者は暴力団組員で、溝端は保険金の受取人である婚約者とも接触していた。彼女が秘密裏に突き止めようとしていたものとは。事態はやがておぞましき全貌を――。
    警視庁歌舞伎町特別分署KSPシリーズ第3弾!
  • K・S・P特捜部の沖幹次郎は突然の人事でチーフをはずされた。新チーフはキャリア警部の村井貴里子。怒りを抑えきれない沖だが、その矢先、射殺事件が起きた。標的は神竜会のヤクザ二人。新宿進出を目論む関西系暴力団・共和会傘下の鳴海興業による犯行だった。さらには首領を失い凶暴化するチャイニーズマフィア・五虎界も、新宿再開発を巡って暗躍を始める。「孤独なき地」に続くK・S・Pシリーズ第二弾。
  • 新署長赴任の朝。署の正面玄関前で、容疑者を連行中の刑事が雑居ビルから狙撃された。目の前で事件に遭遇したK・S・P(警視庁歌舞伎町特別分署)の沖幹次郎刑事は射殺犯を追う。銃撃戦の末、犯人のひとりを仕留めるが、残るひとりは逃亡した。金を生む街、新宿歌舞伎町で暴力組織が抗争を開始したのだ。息も吐かせぬ展開と哀切のラストシーン。最高の長篇警察小説。
  • 1,089(税込)
    著者:
    大沢在昌
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    穏やかな研究者の夫と素直に育った息子。幸せな家庭に恵まれた神村奈々。だがその真の姿は対象人物の「国外処理」を行う秘密機関の工作員だった。ある日、夫が身元不明の女と怪死を遂げた。運命の歯車は軋みを立て廻り始める。次々と立ちはだかる謎。牙を剥く襲撃者たち。硝煙と血飛沫を浴び、美しき暗殺者はひとり煉獄を歩む。愛とは何か━━真実は何処に? アクション・ハードボイルドの最高傑作。
  • 北朝鮮からのミサイル試射が日常茶飯事になった昨今、誰しもの胸をよぎるのは「もしあの国と戦う事になったら…」という事であろう。
    本作は、2005年に気鋭の作家であった黒崎視音がそのifを圧倒的な知識と筆力で描いた長篇傑作である。
    20年近く前に描かれたというのに、この臨場感はなんだろう!

    新潟市内に三十数名の北朝鮮精鋭特殊部隊が潜入! 拉致情報機関員の奪還を端緒として“戦争”が偶発したのだ。
    初めての実戦を経験する陸上自衛隊の激闘。
    防衛庁対遊撃検討専任班の桂川は対策に追われるが、彼の狙いは他にもあった。それは…。
    息をもつかせぬ急転また急転。そして、衝撃の結末!
  • 924(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
  • 902(税込)
    著者:
    赤松利市
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    大阪でニューハーフ店「さくら」を営む桜は63歳のトランスジェンダーだ。23歳で同じくトランスジェンダーの沙希を店員として雇い、慎ましくも豊かな日々を送っていた。そんなある日、桜の昔の男・安藤勝が現れる。今さらと思いながらも、女の幸せを忘れられない桜は、安藤の儲け話に乗ることを決意。老後のためにコツコツと貯めた、なけなしの1千万円を用意するが……。鬼才が放つ、狂乱の疾走劇。第22回大藪春彦賞を受賞作。
  • 昭和十五年、元士官候補生・湊春雄は大連港に到着した。憲兵を殴って海軍を追われ、満鉄調査部に飛ばされてきたのだ。
    彼に与えられた秘密任務は、あの甘粕正彦を内偵することだった。
    大連の町中で春雄を煙に巻いた謎の男・西風。新京に向かい疾走する〈あじあ号〉の車内に再び姿を現した大陸浪人は、春雄の運命を翻弄してゆく――。
    幻の理想郷・満洲国を舞台に、鉄道、映画、阿片、諜報、革命運動など、華やかな夢と権謀術数が渦巻くノンストップ冒険特務活劇!
  • テロなどの未曾有で凶悪な犯罪を起こる前に処理するため、警察庁で秘密裡に組織された〈KUDAN〉。元公安の橋本泉南のもと、集うメンバーは様々な技能を持つが法律ギリギリなヤツら。そんな彼らの活躍に、ネットを駆使して犯罪を起こし、それを賭け事にして、巨額を儲ける〈INCO〉にとっては、目障りとなっていた。そこで〈INCO〉のメンバーのひとりは、怪しげな教義を信奉し、少女たちの暗殺集団を擁するアメリカの組織と、とんでもないところと手を組み、〈KUDAN〉を消そうと仕掛けてきた。追いつめられていく〈KUDAN〉は、日本を巻き込んだ大規模な陰謀に、どう立ち向かうのか? 書下し痛快アクション最終巻!
  • 21世紀後半、世界は相変らず血と硝煙に満ちていた。レッド・アメリカと呼ばれるキューバ、ニカラグア地帯で起きたテロリストたちによる殺戮事件は、敵味方の区別なく死体の山が築かれた。その頃〈ミュウ・ハンター〉としての戦いを終えたシド・アキヤマはイラン・テヘランにいた。そこに内閣官房情報室の黒崎と名乗る男が現れ、〈サイバー・アーミー〉と呼ばれる四人組テロリストの殺害を依頼される。四人の名を聞いたアキヤマは驚愕した。すでにこの世にはいないはずの人物だ。しかもそのうちのひとり、ジョナはかつてアキヤマが愛した女性だった……。アキヤマの戦いが再び始まろうとしていた。
  • 814(税込)
    著者:
    矢月秀作
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    工藤は殺し屋組織の頭首となったものの、目立った活動はせずに平穏な日々を送っていた。ある日、工藤を認めない反乱分子が組織にいることが判明する。このままでは妻とお腹の子供が危うい。頭首として認めさせるべく工藤は組織が用意した巨大な塔へと向かった。方法はひとつ。塔の各フロアにいる反乱分子たちを軒並み殺すことだ――。暴力に暴力で抗う凄惨な死闘が始まる。
  • レトロウイルスの進化形、HIV-4に感染した母親から生まれた子供〈ミュウ〉。
    額の瘤が特徴で、生まれながらに「第三の目」と呼ばれる持つ特殊能力を備えている。それゆえ社会への適応力を欠き、悪魔が人間の腹を借りて生まれたと言われていた。
    〈ミュウ〉を抹殺しようとする勢力と保護する勢力に二分する世界。かつて優秀な傭兵だった日系人シド・アキヤマは、ミュウ・ハンターとして、保護陣営の厚生省特別防疫部隊と戦闘を繰り広げていた。
    そこに同じミュウ・ハンターのアメリカ人、ジャック・バリーが現れ、アキヤマに加勢する。ジャックはアキヤマの傭兵仲間だった。
    戦いの最中、ふたりはミュウを守ろうとする研究者・飛田靖子と出会う。彼らは人間だという靖子に、アキヤマは困惑し……。
  • 山はいつだってここにある――。南アルプス・北岳を舞台に、山岳救助隊とバディの救助犬の活躍を描く好評シリーズ最新刊。
  • 770(税込)
    著者:
    ヒキタクニオ
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    石渡宗介、45歳。妻・由美子と小学生の一人娘・佳奈と三人暮らし。
    平凡ながら幸せだった家庭は一夜で崩壊した。留守番中の佳奈が行方不明になったのだ。
    4日後、娘は無残な死体で見つかった。全身に無数の噛み傷が残る異常な殺害状況だった……。
    平凡なサラリーマンが遭遇する悲劇。凄絶な復讐ロードノベル。
  • 日々増加していく、警察だけでは対処出来ない凶悪犯罪。
    テロを含めた起こりうる犯罪を未然に防ぐため、元公安警察の橋本泉南は、警視監の栗原の依頼で、いろんな能力に秀でた者を集め、法律・倫理ギリギリの集団「KUDAN」を組織した。
    様々な事件を解決するなか、彼らを良く思わない者たちがいた。ネットを駆使して、犯罪を企画し、その結末を予想させ、賭けで儲ける「INCO」と呼ばれるヤツらだ。
    そんななか、日本を悪くした元凶を取り除くと主張する「ウロボロス・リベリオン」と名乗る集団が、渋谷の駅前にあるビルを爆破し、日本の政治・経済に影響力のある要人たちを殺した。彼らは、さらに……。
    「INCO」が仕掛ける巨大な陰謀と罠に、橋本たち「KUDAN」が立ち向かう。ライトノベルで活躍し、国際謀略小説『カミカゼの邦』で大藪春彦賞の候補になった神野オキナが贈る近未来アクション小説。
    第1巻は、発売即重版した人気作の第4弾が登場。
  • 社会に対する鬱屈を抱えた者たちを巧みに煽り、テロ犯罪へと向かわせる闇サイトの謎の住人〈蒼白の仮面〉。名門女子高人質立て籠り、石油タンクローリー強奪首都高暴走、元傭兵池袋乱射、都内各所連続爆破……と、事件は連発。対テロ要員として選抜された警視庁特殊部隊――土岐悟隊長以下、即応性と機動力を持つ精鋭8名。緻密な作戦と大胆な直感で、犯人を殺さず逮捕することを目指す。
  • 相手は銃器で武装。現場には多数の人質がいる模様。これより特殊治安出動装備にて臨場する! 警視庁警備部第六機動隊、通称六機。対テロ対策を主とする特殊部隊だが、出動要請は様々だ。厚いベールに包まれた特殊部隊を描く傑作アクション。
    警視庁対テロ部隊SATの土岐悟警視は、キャリアでありながらあえて最前線で命を賭けて戦う特殊部隊の小隊長。人並みはずれたストイックさで常に正しい職務のあり方に心を砕く28歳。部下は一癖も二癖もある百戦錬磨の隊士たち。彼らと共に、ドイツのGSG-9中佐に実践さながらの過酷な訓練を課され日々鍛錬の毎日だが、ある日、銀行の立て篭もり事件に出動を要請される。刑事部の特殊部隊SITとの確執、その有用性が警察組織内でも疑問視される中、彼らの真の実力が試される時が来た……。
    リアルなアクションシーンとタクティクスを存分にお楽しみあれ!
  • 660(税込)
    著者:
    大倉崇裕
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    福島県北部に位置する単独峰、嶺雲岳。
    この山を十二年ぶりに訪れた深江信二郎は、亡き親友である植村の妻真弓と、遺児佳子の母娘の姿を見た。
    一方、無頼の男たちを束ねる遠藤達也も入山し、謎の中国人組織と銃撃戦を開始した。
    深江と母娘は、その争いに巻き込まれてしまう。山が血で染まっていく……。
    彼らの正体は? そして、深江と母娘の過去の因縁とは?
    気鋭が山岳アクション小説に新境地を拓いた!
  • 990(税込)
    著者:
    藤田宜永
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    三年半ぶりに本土の地を踏んだ復員兵の貝塚透馬は、衝撃の事実を知らされる。
    空襲を逃れ軽井沢の山荘に疎開していた両親が、ピストルを持った強盗に撃ち殺されたというのだ。
    犯人は未だ捕まっておらず、遺体の第一発見者であるメイドの八重は事件後、姿を消した。
    両親を殺したのは誰なのか。東京で八重の捜索を開始した透馬だったが、フランス留学時代の旧友、恵理子に再会したことで思わぬ事態に巻き込まれていく――。
    著者渾身の国際謀略サスペンス!
  • 990(税込)
    著者:
    大沢在昌
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    本名、年齢不詳。凄腕のボディガード・キリ。
    依頼人との打ち合わせ場所に指定されたホテルに到着した途端、ホテルが爆発した! しかも爆死したのは依頼人のトマス・リー。
    ニュージーランド在住のフィッシングガイドだが、その正体は増本貢介という日本人だった。
    リーにキリを紹介した大物フィクサー・睦月の話では、増本は生前「自分は呪われている」と話していたという。
    増本は呪い殺されたのか!? キリは睦月から事件の調査を依頼される……。
  • 北岳の向こうに巨大な火球が落ちたという目撃情報が。
    それから間もなく、北岳白根御池小屋の厨房が破られ、備蓄食料が荒らされた。
    通報を受け、現場に到着した山岳救助隊が目撃したのは、とても人間業と思えないすさまじい破壊の光景だった。
    さらに北岳の冬季ルート池山吊尾根で、プロカメラマンが望遠レンズで捉えた北岳の稜線には、白い毛むくじゃらの獣の姿が。
    その写真がネットに載ったとたん世間が大騒ぎになった。北岳で雪男が目撃された――!?
  • 花の警視庁から多摩中央署に左遷。けれど、心理捜査官は地道な捜査活動でも凄いんです! アクの強い所轄刑事も目を剥く活躍。
    警視庁初の心理捜査官として任命された吉村爽子。連続猟奇殺人事件を見事解決へと導いたが、職務の性質と爽子自身の性格のためか周囲との軋轢も深く、理不尽に責任を取らされて、所轄(多摩中央署)へと配置転換になった。
    左遷同様の異動である。爽子本領発揮の劇場型事件など起こるはずもなく、本庁以上にアクの強い叩き上げの刑事たちとの地道な捜査活動。
    それはそれで平穏な日々を送れるかに見えたが…。
    過去に因縁のある上司、うるさ型の守旧派刑事、つかみどころのない同僚、爽子に憧れる新人女性刑事らと「日常的な事件」に関わりながら、心理捜査官として手腕を発揮。
    平凡に見える事件の思いもよらない深層を見抜く爽子の捜査眼にさすがの猛者たちも…。
    そうこうするうち、爽子にもある変化が…。
    人間不信、自らの出自に対する不安、捜査官としての自信喪失…あらゆる負を背負い込んで傷ついていた爽子は人間らしさと自信を取り戻してゆく。
  • 警察組織_この男社会の牙城で、女であるがゆえに事件以外のものとも闘いながら大活躍する吉村爽子と柳原明日香。胸のすく捜査!
    男社会の牙城ともいえる警察組織。何かというと、女はすっこんでろ! とドスを利かせた台詞が飛び交ったりするものだが、どっこい、この二人にはそんなものは蛙の面にションベン、右から左への吹き流し。下手すりゃ、言ったほうが大ヤケドを食らってしまう。
    警視庁心理捜査官シリーズの名コンビ、柳原明日香と吉村爽子。部内の権力闘争の結果、公安部から捜査一課に異動した明日香(『公安捜査官 柳原明日香』)。
    ある事件での規律違反を問われ警視庁捜査一課から所轄の多摩中央署に都落ちした爽子(『警視庁心理捜査官』『Keep Out』)。
    二人あるところに難事件あり。硬直した頭脳の持ち主の男刑事たちを尻目に、しなやかにしたたかに事件を解決に導く。
    ネオ警察小説の旗手が送る全三篇の事件簿。こんなに正々堂々と本筋で女が大活躍する警察小説、ほかに見たことがない!
  • 安価で購入出来る模造拳銃が出回り、それを用いた犯罪が多発するようになった。
    元公安でKUDANを組織する〈吹雪〉こと橋本は、裏情報から銃の製造・販売する組織に潜入することに。
    そして、工場になっていた場所には、年齢もばらばらな過去に何か事情を抱えた者たちがいた。
    橋本は、彼らに銃器が扱えるよう訓練することを指示された。
    常に監視された状態で、組織の目的を探る橋本に危機が迫る!
    好調シリーズ第3巻!
  • 現場主義vs.プロファイリング
    姿のつかめない猟奇殺人犯に苛立つ捜査本部。
    冷たい視線が心理捜査官爽子に注がれて…
    女を辱めながら嬲り殺すことに快感を覚える犯人の暴走は止まらない。
    一方、心理捜査官・爽子は、捜査本部の中で孤立を深めていた。
    存在自体を異端視される中、彼女は徐々に猟奇殺人の核心に迫る。
    息をもつかせぬ展開、そして迎える驚愕の結末!
    いまでも夢に出てくる、あの男の目。泣けば殺される、自分では何もできない恐怖、惨めな悲しみに突き落とされたあの時の。
    だから、この犯人だけは許さない!
    女という性を愚弄し続ける性犯罪者を……。
    忌まわしい記憶の葛藤を抱えながら快楽殺人犯を追う吉村爽子。
    女であるがゆえに、心理捜査官であるがゆえに捜査陣の中で白眼視されながら、遂に犯人に辿り着く。
    圧巻のクライマックス。
  • 快楽殺人犯vs.心理捜査官
    闇の深淵の向こうとこちらからガチで見つめ合う者同士の攻防。このホトケはまるで陳列されているようだ…
    抉られた性器をことさら晒すポーズ、粘着テープ、頭部からの夥しい流血。
    臨場した捜査一課に所属する心理捜査官・吉村爽子はプロファイリングを進める__。
    警視庁に誕生した初めての女性心理捜査官である吉村爽子。
    自身も心に闇を抱えながら、さらに奥深い闇に沈んでしまった猟奇殺人犯の心の深淵を覗く。
    犯人の了見になろうと、時に傍目には奇矯に映る行動をとりながら、真相に迫ろうとする。
    女性であるがゆえに組織の中の軋轢にさらされる爽子を、その能力ゆえに高く評価する上司・柳沢明日香ら、
    理解を示してくれる同僚らの協力のもと狂気の犯人を追い詰めて行く。
    しかし、そんな爽子に思いもかけぬ危難が迫る!
  • 登場人物、全員が欲まみれ!
    狂気・変態モードのノンストップ暗黒小説!

    かつて、カリスマと呼ばれたカルト宗教の教祖がいた。
    カネと女に目がないイケメンだ。
    そして、溝鼠の異名を持つ復讐代行屋がいた。
    誰もが振り向く絶世の美女だ。
    二人は住む世界は違ったが、ともにドス黒い欲望にとらわれた悪の化身だった。

    あれから十七年。二人を継ぐ者が現れた。
    一人は男、もう一人は女。
    教祖の超悪オトコを極悪オンナの復讐代行屋が追い詰める。
    闘いの中で次々と増殖してゆく悪意と悪行。

    悪党小説の代表者・新堂冬樹が描く『カリスマ』『溝鼠』の続篇となるノンストップ暗黒エンターテイメント!
  • 748(税込)
    著者:
    西村健
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    高度成長期を迎えて廃れゆく炭鉱町。ヤクザ抗争は激化の一途。だが極貧育ちの若者がすべてを覆す。恐れを知らぬ底抜けの男たち。苛烈きわまる人生讃歌。
    昭和四十四年、高度経済成長の只中。華やかな世相を横目に筑豊の主要産業である炭鉱は衰退の一途。しかし荒くれ者たちの意気は盛んだった。全域に威を振るうのは海衆商会。その賭場で現金強奪事件が起きる。主犯はチンピラの菱谷松次だ。面目を潰された若頭・中場杜夫は怒りに震える。二人の激しい衝突はやがて筑豊ヤクザ抗争の根底を揺さぶることに―。感動の第十六回大藪春彦賞受賞作。
  • 隅田川沿いの高層マンションでルポライターが殺された。
    容疑者は防犯カメラに映っていた身元不明の若い女。
    警備員の武井は、死体発見者の作家・高森夏子に雇われ、事件の渦中に飛び込む羽目に。
    深い魅力をたたえたアーバン・リサーチシリーズ。
  • 姫子が恋したのは破滅へと疾走する美しい男の子・翼。
    アーバン・リサーチの探偵・佐竹が翼を追う。
    浮上する連続猟奇殺人事件。耳を削がれた死体は何を物語るのか。
    残酷な恋とインモラルな性を清冽に描く。
    大薮春彦賞受賞作家が放つ衝撃作。
  • 姫子は十三歳。登校拒否の中学二年生。
    首吊り自殺のために入った山奥で偶然出会った男・阪本が殺人容疑者と知ったことから、事件に巻き込まれる。
    というより、彼に惚れてしまったのだ。
    ライバルは多い。公園に全裸死体で放置された女デザイナー、六十歳で元結婚詐欺師の探偵・ウネ子、とくにお婆は好敵手。恋も事件もねじれ、もつれ、姫子にも魔手が…。
    絶品の語り口調。ミステリーの枠を超えた傑作。
  • 種を守れ!未来のために。動植物の遺伝子を「盗む」詐欺。
    特殊詐欺追跡班は冴子、千紘、春菜、そして伊都美ら女性が活躍する部署だ。ブランド牛と偽って牛の精子を販売したとして、冴子は家畜遺伝資源不正競争防止法で深澤を逮捕した。背後にいる人工授精師を追うためのものだった。だが深澤は手に入りにくい大麻・シンセミアの売人でもあり、麻薬取締官が捜査に介入し……。
    複雑に入り組む遺伝資源の詐欺に特殊詐欺追跡班が対峙する!
  • 人気〈山ガール〉アイドルを狙う影! 山岳救助隊員と救助犬、最強バディが北岳を駆ける! 好評山岳小説〈K-9〉最新刊!
    人気〈山ガール〉アイドルを狙う影!
    南アルプス署山岳救助隊のメンバーは彼女を魔の手から救えるか!?
    北岳を愛する人が、一丸となって、人の命を救うために尽力している。だから「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの読後感は、いつだって清涼なのだ。――細谷正充氏(解説より)
    富士山登頂を機に山ガールとなった人気アイドルグループのヴォーカル・安西友梨香が番組の収録で北岳に登ることになった。
    南アルプス山岳救助隊員・星野夏実は、友梨香を取り巻いていた登山客のひとりに不審を抱く。
    一方、以前救助した少年・悠人が父親のDVから逃げてきた。
    夏実たちは両俣小屋の名物管理人・加賀美淑子に彼を預けたが、そこにも危険が迫り……。
    山岳救助隊員と相棒(バディ)の救助犬が活躍する人気山岳小説、シリーズ最新刊!!
  • 550(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    新型コロナウィルスの出現を予見したパニックサスペンス長篇!

    イタリアのテロ組織リーダー、ジョルジュ・コロンボは、潜伏中に起こした交通事故現場から、愛人を残して逃走した。
    その女性が原因不明の新型ウィルスに感染していた。

    発症後の死亡率は百パーセント。戦慄が世界を走った。
    各国が国境を封鎖し感染を食い止めようとするなか、癌病船・北斗号が病原体解明に乗り出した。

    だが、なす術なく犠牲者は増え続けるばかり。
    感染者と思われるコロンボも人質を盾に卑劣な逃亡を続ける。

    唯一の手掛かりはアフリカの地にあった…。
  • 550(税込)
    著者:
    西村寿行
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    人類とウィルスの闘いを描いた、壮大なスケールのヒューマン大作。
    新型コロナの時代を予見した先駆的小説!

    世界保健機構WHOの付属機関リチャード・スコット記念財団は、
    故人の遺志により超巨大船舶・北斗号を建造した。

    人呼んで「癌病船」。財団の資金を惜しげもなく投入したこの医療船には、
    最新鋭の医療機器が搭載され、三百名を超える医師が治療に従事していた。

    船長はスコットの友人で誇り高き海の男、白鳥鉄善。
    病院長には故人の構想に共鳴したゲーリー・ハリソンが就任。

    八百人の患者を収容し、人類の叡智を集めた医療技術を駆使し、
    ウィルスとの闘いの船出に就くが……。

    世界中の難病患者の希望を乗せた巨大船は、
    紛争の絶えない寄港地で、さまざまなトラブルに巻き込まれる。
    はたして人類は病魔に打ち勝つことができるのか。

    壮大なスケールで描く長篇アドヴェンチャーロマン。
  • 刻が止まって見える、超絶新ヒーロー誕生! 知られざる公安資料課の活躍譚。

    モノが止まって見える超人的な動体視力を持ち、武に秀でた天野傑が所属する公安資料課。
    現場に立つことはなく、捜査資料の保存や捜査の補完的な役割をこなす地味な部署だ。
    ある日、新宿で遺体が発見される。天野は違和感を覚え、無断で単独捜査を開始。
    中国マフィアの李のもとへ乗り込むが、李は天野の動体視力を圧倒するほどの武の才能を誇っていた。
    天野の忙しない暴力的な一週間が始まる。
    アクション満載の新警察小説誕生!
  • 大重版
    人気シリーズ最新刊!
    謎多き公安捜査官・純也の過去がついに暴かれる!
    外務省の役人が殺された。プロの犯行だった。
    極秘に捜査するエリート公安捜査官の小日向純也は、被害者の上司の不審死を知る。
    二人は、自衛隊の南スーダン派遣に関わっていた。そこが事件の真相に迫る鍵なのか。
    純也が事件を深追いすると、自身の出自が記載された国家機密でもある通称・Jファイルが、他にも存在していると知る。
    まさかもう一人のJが!
    国家の陰謀が純也を追い詰める。
  • 警察小説、新シリーズ始動!

    嘘を騙らせるな、真実を語らせろ」
    を合言葉に新設された警視庁捜査2課特殊詐欺追跡班。
    通称・特サには行動力の片桐冴子、
    特殊メイクの小野千紘、
    武術の喜多川春奈とAIロボットがいる。
    この度、上司として本郷伊都美がやって来た。
    だが伊都美は警視とは名ばかりの頼りない人物だった。
    原野商法、手話詐欺、銀詐欺……。
    新手の詐欺が多くの被害者を生む中、特サの女たちは――。
  • 警視庁初の心理捜査官吉村と公安の女狐・柳原が還ってきた!
    挑むは女子大生誘拐猟奇殺人と中国スパイ拉致疑惑。
    どちらも難事件!

    東京町田市で女子大生の仲良し二人組が拉致誘拐され、
    一人が殺されバラバラにされたうえでマンションのバスタブに浮かべられた。
    そしてもう一人は、目隠し猿轡をされたまま現場に生きて残されていた。
    どうやら友人が殺される過程をすべて耳にしていたらしい。
    物的証拠も少なく、変質者に絞った捜査が敢行されたのだったが…。
    捜査を仕切る柳原は管轄違いの多摩中央署から心理捜査官吉村爽子を特別招集する。
    早速爽子はある違和感を抱き…。
    痴漢の冤罪疑惑をかけられた中国人男性を救ってほしい…
    持ち掛けてきた若手の弁護士は、爽子と因縁深いかつての事件関係者だった。
    彼女に借り意識のある爽子は警察法に触れぬギリギリの線で協力する。
    浮かび上がったのは中国諜報員の暗躍だった。
    公安の影もちらつく中、爽子の恋人藤村も協力を申し出る。
    その途端、二人はうかつにもおびき出された現場から謎の集団に拉致される!
  • 「町を守るんだ」
    街頭演説をしていた元議員を刺殺した若者は、そう言いながら、自らも毒を飲んで死んだ。
    そして、同じ主張を持った人たちが起こす事件が連続して起きる。
    複雑化する犯罪に対処すべく、警察庁に秘密裡に結成された組織[KUDAN]。
    そのリーダーである橋本は、捜査に必要なメンバーを集め、事件の真相を調べ始めた。
    法律ギリギリの最強(凶)部隊、闇に潜む悪を斃す!
    書下し痛快アクション・エンタテインメント!!
  • 550(税込)
    著者:
    勝目梓
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    東京で会社を倒産させた沖田隆明は、落魄の身で故郷の炭坑町を訪れた。二十二年前、坑内で事故死した父と共にここで働いていたのだ。その町で偶然出会った女が末原和枝だった。和枝は驚くべき事実を語った。沖田の父の死は仕組まれたもので、手を下したのは和枝の父・弘吉。労組リーダーだった沖田の父は、当時の労務課長らにはめられたのだ、と。凄惨な復讐劇の始まりだった。バイオレンス長篇。
  • 由緒ある平家部落の全村民が、ある日、忽然と消え失せた! 秘境・鬼無村に何が起こったのか? 生き残った父・高時の口から消滅事件の恐るべき真相を知った逢魔麻紀子は、報復の決意を固め、警察庁特別捜査員・真庭正之と巨大な組織に反撃を開始したが、術中に陥ち、絶海の孤島・竹生島で涯しない凌辱の日々を送っていた……。
  • 平家の落人部落といわれる鬼無村の全村民が、ある日、忽然と消え失せた!謎を探る逢魔麻紀子の霊夢には、雲切り峠に棲むという透明な鬼と死力を尽くして闘う父・高時の苦悶の形相が……。秘境の地に、果たして何が起こったのか!? 見えない敵に向かって、秘伝の杖術を駆使する羽麻紀子と、警察庁特別捜査員・真庭正之の執念の反撃が始った。著者渾身のハードロマン大作。
  • 781(税込)
    著者:
    矢月秀作
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    ハードアクション界のトップランナーが描く、
    暴力の連鎖。矢月秀作の真骨頂ここにあり!

    殺し屋組織を束ねる証である血塗られた拳銃「レッドホーク」を継承した工藤雅彦。
    だが、工藤は殺し屋を生業とするつもりはなく、元殺し屋でもある亜香里と共に静かな日々を送っていた。
    ある日、組織の長老が殺されたとの連絡が入る。
    これを機に、レッドホークを組織へと返上し、殺し屋から足を洗う覚悟の工藤だったが、
    それが許されるはずもなく、いつしか抗争に巻き込まれていき……。
  • 腕は確かだが難物ばかりが揃う浅草東署。
    その署で任に当たる新海悟には、二人の親友がいる。
    テキ屋・瀬川藤太と政治家秘書・坂崎和馬だ。
    ある日、新海が「三度目の、正直」の言葉と共に撃たれた。
    犯人を追って奔走する瀬川と坂崎だったが、
    それぞれにヤクザの跡目、政治家として出馬という人生の選択が訪れる。
    しかしその選択が友を救うのに邪魔となり……。
    大人気シリーズ第3弾!
  • 浅草東署には、くせ者の刑事ばかりが集まっている。
    新海悟はその一人だ。
    坂崎和馬の父にして衆議院議員の浩一からの依頼は政治絡みの難問。
    新海、瀬川、坂崎ら三人のSは、事件を解決へと導けるのか!?
  • 警察小説の俊英・鈴峯紅也が満を持して送る新シリーズが起動!
    警察・ヤクザ・政治家、三人の友人が集い悪を斬る!

    浅草東署に配属されてきた新海悟。
    小規模署ながら、やり手が集うと言われる浅草東署だったが、出会う人々は一癖も二癖もある難物ばかり。
    ある日、竹馬の友であり、テキ屋を商う瀬川藤太から人を捜してくれないかとの連絡がはいる。
    新海は浅草東署のメンバーと、同じく旧友であり政治家秘書官でもある坂崎和馬に協力を求める。
    しかし事件はやがて、新海の予想を上回る大規模なものへと発展していく。
    三人の友が集うとき、正義が執行される!
  • 売れない絵師の家に
    厄病神が同居!?

    貧乏で災難続き、
    おまけに事件まで……

    大名家のお抱え絵師だった葛幸助は、
    今、大坂の福島羅漢まえにある
    「日暮らし長屋」に逼塞中だ。
    貧乏神と呼ばれ、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。
    この暮らしは、部屋に掛かる絵に封じられた
    瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、
    幸助は追い出そうともせずに呑気に同居している。
    厄病神が次々呼び寄せる事件に、
    福の神と呼ばれる謎の若旦那や丁稚の亀吉とともに、
    幸助が朗らかに立ち向かう。
    (書下し痛快時代小説)

    第一話 貧乏神参上
    素丁稚捕物帳 妖怪大豆男
    第二話 天狗の鼻を折ってやれ
  • 軍事政権下にある東南アジアの小国アンダカムでは、
    今も日本製蒸気機関車C57が現役で活躍する。
    今日も日本人ツアー客を隣国タイまで送り届けるはずが、重要国家機密を巡るトラブルに巻き込まれ…。
    旅好きの老婆、元国鉄職員、新婚カップルなど、いわゆる普通の人々が、
    最新兵器で重装備するアンダカム国軍にいかにして立ち向かうのか!?
    ノンストップ超絶エンターテインメント。
  • あの土方歳三も一目置いた美人剣士、中沢琴!

    「おまわりさん」の語源は、新徴組にあり。
    浪士組募集の檄文に応じ、法神流をひっさげて臨んだ伝通院での立ち合い。
    女と侮る男どもを徹底的に叩きのめして名をあげた琴。
    清河八郎らが立ち上げた新徴組に加わり、幕末の動乱期、幕府方の有力武闘集団として京、江戸、奥州で激闘を繰り広げる。
    お国のためにという少女の純粋な思いは、やがて時代の激流に飲み込まれ、正義の在り方を問う苦いものに変わってゆく。
    いつの間にか自分たちが朝敵となって追いつめられる理不尽さとも闘いながら、目の前の敵を斬り伏せていく琴。
    その姿は健気で美しい。
    赤城山の麓、利根郡穴原村に生まれ育った中沢琴。
    法神流を受け継ぐ家に生れ自身も研鑽に励み、身に着けた剣術は豪放にして苛烈。男でも敵うものは少ない。
    腕を買われ異例の抜擢をされた琴だったが、立ち上がったばかりの新徴組での勢力争いなどに翻弄される。
    そんな彼女は、ひそかに慕う土方歳三とともにあることを喜びとしながら、組士としての任務に精を出す。
    しかし、新徴組の存在自体が時代の鬼っ子となりつつあるとき、
    土方は京に新選組として残ることになり、琴の淡い恋は消える。
    江戸に戻って市中見廻りに精勤する琴たちは、いつしか江戸の庶民たちに「おまわりさん」と呼ばれ頼りにされるようになる。
    そんな琴らを悩ませていたのが、薩摩藩士たちによる狼藉だった。
    彼らは江戸を騒乱状態にするために罪もない民衆から略奪し殺戮を繰り返す。
    ある日、琴が親しくしていた町家に押し込みが入り家族が惨殺された。
    その首謀者は討幕の大義とは縁の薄いただの異常殺人鬼・弓張重兵衛と判明。
    新徴組による三田薩摩屋敷襲撃の際に弓張を取り逃がした琴は、どこまでも追い詰めることを誓う。
    しかし、錦の御旗を掲げる薩長討幕軍の勢いは物凄く、新徴組も江戸から奥州へと落ちてゆく。
    庄内藩として戊辰戦争を戦うことになった新徴組は各地で無敵を誇るが、いかんせん多勢に無勢。
    しかもいまや朝敵。明日をも見えぬ戦いの中、琴は宿敵弓張とついに剣を交えることになる。
    果たして復讐は成就するのか!?
  • あの土方歳三も一目置いた美人剣士、中沢琴!

    「おまわりさん」の語源は、新徴組にあり。
    浪士組募集の檄文に応じ、法神流をひっさげて臨んだ伝通院での立ち合い。
    女と侮る男どもを徹底的に叩きのめして名をあげた琴。
    清河八郎らが立ち上げた新徴組に加わり、幕末の動乱期、幕府方の有力武闘集団として京、江戸、奥州で激闘を繰り広げる。
    お国のためにという少女の純粋な思いは、やがて時代の激流に飲み込まれ、正義の在り方を問う苦いものに変わってゆく。
    いつの間にか自分たちが朝敵となって追いつめられる理不尽さとも闘いながら、目の前の敵を斬り伏せていく琴。
    その姿は健気で美しい。
    赤城山の麓、利根郡穴原村に生まれ育った中沢琴。
    法神流を受け継ぐ家に生れ自身も研鑽に励み、身に着けた剣術は豪放にして苛烈。男でも敵うものは少ない。
    腕を買われ異例の抜擢をされた琴だったが、立ち上がったばかりの新徴組での勢力争いなどに翻弄される。
    そんな彼女は、ひそかに慕う土方歳三とともにあることを喜びとしながら、組士としての任務に精を出す。
    しかし、新徴組の存在自体が時代の鬼っ子となりつつあるとき、
    土方は京に新選組として残ることになり、琴の淡い恋は消える。
    江戸に戻って市中見廻りに精勤する琴たちは、いつしか江戸の庶民たちに「おまわりさん」と呼ばれ頼りにされるようになる。
    そんな琴らを悩ませていたのが、薩摩藩士たちによる狼藉だった。
    彼らは江戸を騒乱状態にするために罪もない民衆から略奪し殺戮を繰り返す。
    ある日、琴が親しくしていた町家に押し込みが入り家族が惨殺された。
    その首謀者は討幕の大義とは縁の薄いただの異常殺人鬼・弓張重兵衛と判明。
    新徴組による三田薩摩屋敷襲撃の際に弓張を取り逃がした琴は、どこまでも追い詰めることを誓う。
    しかし、錦の御旗を掲げる薩長討幕軍の勢いは物凄く、新徴組も江戸から奥州へと落ちてゆく。
    庄内藩として戊辰戦争を戦うことになった新徴組は各地で無敵を誇るが、いかんせん多勢に無勢。
    しかもいまや朝敵。明日をも見えぬ戦いの中、琴は宿敵弓張とついに剣を交えることになる。
    果たして復讐は成就するのか!?
  • 六〇年安保前夜の騒然たる日本。稲原龍二は、警備協力を巡って出会った羽翼の大物・児玉富士男を生涯の師と仰ぐ一方、熱海を本拠に神奈川、東京……と着着と勢力を広げていった。やがて、関東に覇を唱えるに至った龍二は、昭和五十六年乞われて西の雄・山賀組三代目田城正雄組長の葬儀委員長の大役を果し、いままた山賀組四代目竹上正久組長の襲名式後見人をも務めることになった。凄絶な任侠群像、完結編。
  • 稲原龍二が任侠の世界に身を投じたのは、日本が大陸へ触手をのばし始めた昭和八年、十九歳の時であった。以来、博徒としての厳しい修行を重ね、打ち続く出入りの中で男をあげた龍二は、敗戦後、三十五歳の若さで熱海に一家を構え、持ち前の大器量で、当時京浜地区に勢力を張っていたモロッコの辰をはじめ生きのいい若衆たちを次々に糾合、東海道に睨みをきかせるまでになるのだが……。迫真の任侠群像。
  • 902(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    大人気本格警察小説シリーズ
    相次ぐ変死。彼らは皆、政治家と繋がりがあった―。
    所轄の面々が巨悪に挑む!

    マンションで転落死と思われる男性の死体が発見された。
    死亡した男は、大物政治家が絡む贈収賄事件の重要参考人であるという。
    さらには政治家の公設第一秘書、私設秘書も変死。
    自殺として処理するように圧力がかかる中、葛木が極秘裏に捜査を開始すると、とある黒幕が浮かび上がってきて……。
    政治が真実を闇に葬ろうとするとき、葛木父子は警察の矜持を保つことができるのか!
    大人気警察小説シリーズ第四弾。

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