『ファンタジー、潮出版社/usio publishing、配信予定を除く(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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呂光の眼前にトリップした東太郎(あずま・たろう)は、目の前にいるこの男こそが、亀茲国を滅ぼし、鳩摩羅什を破戒させ、王女を殺させた張本人であることを知る。一瞬の隙をついて呂光軍の兵士から奪い取った長槍を手に、呂光に立ち向かう太郎だったが、簡単にいなされてしまう。そして呂光の口車に乗り、これから雨が降るか、降らないかで、太郎と羅什の命を賭けることになってしまう。雨が降れば太郎の命が、雨が降らなければ羅什の命が失われてしまうのだが……。釈尊(ブッダ)の究極の教え《法華経》を漢訳し、中国に広めた鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の自らの使命に生き抜いた姿を描く著者入魂の歴史ファンタジー、ここに堂々の完結!!
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若き鳩摩羅什に立ちはだかる数々の試練、そして葛藤…。近隣の援軍を得て善戦したものの、呂光軍の戦術と気迫の前に、ついに亀茲国は敗れる。亀茲国王・白純は、羅什の忠告を素直に受け入れなかったことを後悔しながら、かろうじて戦場からの脱出を図るが、思わぬ追手がその身に迫っていた。太郎とココはトリップの末に亀茲国にたどり着くが、すでに亀茲城は落城した後であった。戦乱によって荒廃した亀茲国の惨状を目の当たりにしながら、二人が呆然と立ちすくんでいると……。
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大乗仏教を学び始めた鳩摩羅什が、自らの使命に目覚める――。「お母上を救っておあげなさい」という須利耶蘇摩の言葉を受け、母親を探す羅什。しかし、耆婆はわが子には会わず、尼寺からインドに旅立とうとしていた。尼寺に入ることができない什は、衣服を破り、自らの血でメッセージを認(したた)め、ホジョーらに託そうとする……。
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文明が崩壊した街には、一人の子供もいなかった。老いた顔がいく重にも覗く瓦礫と化した建物の下。時は流れ、人々は限りある生命を終えていく。世界は終わりを迎えるのか…とその時、突然ひとつの生命が誕生した。何十年ぶりの新しき生命、新しき後継者。だが、老いた人々の死後、ただひとつ残された生命の運命は…!?(魚の少年)/ 他、全11編を収録した珠玉の短編集!!
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闘病の末亡くなった身寄りのない男は、友人たちに見守られ、村外れの土の中に埋葬された。だが、不思議なことに100年の歳月を経た後、男の意識は深い湖の底から水面に向かって昇るように戻った。自由になった男が見た世界とは…!?(穏やかな日)/ 夜中に屋台を引きながら通る老人の商売は、タツマキ製造販売。方々の街を歩いては、特大の風を起こすという。ある日、その老人と出会った少年は…。(たつまきを売る老人(おとこ))/ 他、全11編を収録した幻想短編集!!
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少年・鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の試練の旅を支えたのは、母子(おやこ)の絆―。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」の原点に迫る!! 9歳の鳩摩羅什(くまらじゅう)に襲いかかる、試練の数々―!! 留学を巡り自分自身の出生の経緯を知ってしまった羅什。母の耆婆(ぎば)が自分との修行の旅を計画していることを知るが、重篤(じゅうとく)の父を一人にはできぬと幼い心を痛めていた。それを感じた父・炎は「自分自身の使命を果たすことこそ、一番大切なこと」と、わが子の背中を押す。羅什母子の修行の旅出発の噂を聞きつけたホラ屋のホジョーは、危険な芽を事前に摘み取るべく、母子に先がけて太郎らとともに旅に出発する。ともに同じ旅路を往くことになった什と太郎。しかしその前途には、想像を絶する苦難が待ち受けていた……。
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釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を中国へ伝えた「名翻訳家」がいた……。その人の名は、鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)! 時空を超えてオレが出会ったのは、若き日の鳩摩羅什だった――。TV番組制作会社のカメラマン・東太郎(あずま・たろう)は、シルクロード取材中に砂嵐に遭い、撮影を強行しようと仲間の制止を振り切り車外に出るが、「羅什<らじゅう>(鳩摩羅什)」という人物を狙う一軍に遭遇。混乱状態の中を青年僧に救われる。自分を砂嵐から救ってくれた僧こそが鳩摩羅什だと知った太郎は、彼の足跡を追いかけはじめる。すべての物語は、あの砂嵐の中から始まった……。偉才・くさか里樹が新境地で挑んだ、渾身の歴史ファンタジー!!!
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王女を救えなかったことで自分を責め続け、心を閉ざしてしまう什。そんな什の心を解きほぐそうとする太郎だったが、一筋縄ではいかず途方に暮れていた。その時、什の父・鳩摩羅炎が生きていた時代に什を連れていくことを思いつき、トリップを試みる太郎。しかし、二人がトリップした先は、なんと現代であった……。
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少年・鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)の人生を大きく変えた出会いがあった。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」の転機に迫る!! 後の人生を決定づける人物との出会いを果たす、少年・鳩摩羅什(くまらじゅう)―。過酷な修行の旅を続け、命からがらケイ賓(けいひん)国に到着した羅什一行だったが、太郎は自らの時を超えた旅の終わりを予感していた。ケイ賓国にはヒンドゥー教が流行りつつあるインド中から、国を追われた仏教の高僧たちが集まってきており、修行を始める什には絶好の環境と思われたが、寺院では什の高い能力を快く思わない輩たちの、嫉妬の炎が渦を巻いていた。心ない僧たちの嫌がらせと一人闘っていた什は、ケイ賓国王の従兄弟である高僧・槃頭達多(ばんずだった)から目をかけられる―。
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鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)9歳、修行の旅へ――。釈尊(ブッダ)の究極の教え≪法華経≫を漢訳した「名翻訳家」への第一歩は、こうして踏み出された!! 鳩摩羅什(くまらじゅう)をめぐる運命の歯車は、大きく回り始める――!! 鳩摩羅什の足跡を求めて再びシルクロードを訪れ、タイムスリップしてしまった太郎とココ。二人がたどり着いたのは鳩摩羅什が生まれた亀茲国。什は国王の甥として成長し、九歳になっていた。什の母親・耆婆は、結婚・出産によって破戒僧とその子という十字架を背負わせてしまった夫(鳩摩羅炎)とわが子・什への罪の意識に苛まれていた。そんな彼女は、わが子が辱めや仏罰を受けずに生きていくため罪を一身に背負うと、ある決意を秘めて出家する……。
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王宮での一件から無事帰還したアリアンは、休暇のため家に帰ることになるが、学院に残って金枝の使者と会うことになっているフェンネルたちを思うと、仲間はずれにされたような気分だった…。そんな時、突如現れた巨大な鳥に襲われそうになったアリアンは、金枝の使者で魔術の専門家ディアナ・オリアスに助けられる。学院に向かう筈だったディアナは鳥を追うため去ってしまい、そのことを知らせるため学院へ戻るアリアンだったが…。
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中学生の降星ありすは一人っ子で、いつも淋しい思いをしていた。ある日の学校帰り、サッカーボールが頭にぶつかり気を失ってしまうありす。気を失っている間に、流れ星が自分にぶつかる夢を見るのだが… 気が付くとそこは自分の部屋だった。だがありすの手には、まるで子犬のような、神様と名乗る不思議な生き物が…!? ありすと子犬のような神様との友情を描いた、ファンタスティックな世界!!
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聖者サナトールの護衛についたドミナトール王国のユーリグ、アビゴール連邦のセレス、そしてアジンやリュセル、クレア、フィリニオンたちは数々の出来事を乗り越え、成長する。そして心の通い合ったユーリグとセレスだが、ユーリグの兄・オルフェ王子の命令により、ドミナトールとアビゴールが開戦。二人の運命は!? 癒しの葉の真実とは!?
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中立地帯クロスの総督の娘・クレアの婚約者のグレンは、クレアがユーリグを愛していると知り、一人悩み苦しむ。一方、ユーリグの兄・オルフェ王子に拉致されたセレスに危機が迫る。ユーリグはドミナトール王国国王の実の息子であり、2年前に国王暗殺を企て、次は第一王子・オルフェを狙ってくると言うのだが…。
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中立地帯クロスの総督の娘・クレア。総督の一族の女性には人の病気を治す奇跡の力を持つ人が何人も出ていて、クロスの聖女と呼ばれている。だが、クレアは失った力を取り戻せず、クロスの聖女を名乗ることに悩む。そのクレアに代わり、聖者サナトールはクロス市街に幻の木を出現させ、その枝で天空を覆い尽くすが、それを見た市民たちは…!?
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影の民は闇夜に帆のない舟でやって来て、取り憑く相手を求めてさまよう。そして、取り憑かれた者は人が変わってしまったかのように凶暴になり、やがて死に至る…。その影の民が、かつてないほどの規模で中立地帯クロスに攻め入って来る。一方、アビゴール連邦のセレスを父と伯父の仇と狙う少女・フィリニオンが現れ…。
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鳥や小動物に潜り込み、彼らの体を使い、移動することができる黒魔術の霊。仮面の王も同様で、死の馬と呼ばれる現地と冥界を自由に行き来できる生物に入り込み、冥界へ帰らずこの世に留まり続けていた。一方、死の馬にフェンネルと仮面の王がかけた二重の魔術を解くため、金枝の使者オリアスはフレイと合流して死の馬を捜し、ヴィセンスとアリアンはフェンネルを捜し続けるため別行動を取るが…。
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影の民とは人間の恨みと憎しみの成れの果てなのか。ユーリグ誕生の秘密や兄との確執、そしてセレスの母親の死の謎などが明らかになった時、セレスを襲った影の民の矢が癒しの葉へと変わった。そしてセレスは、影の民とは自分自身の心の中にある不平不満や恨み、憎しみと気づく。一方、オルフェはアビゴールに宣戦布告を!!
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ドミナトール王国の青年・ユーリグは長官の命令により、聖地フローンズ島から俗界へ渡って来る聖者サナトールを中立地帯クロスにて出迎え、そのまま護衛につく。その護衛にはユーリグの他、友好国エクシア、商業都市フルゴール連合、宿敵アビゴール連邦からも一人ずつ選ばれる。サナトールが所持する不思議な力のある癒しの葉とは一体!?
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聖者サナトールの前に現れた謎の男たちは、サナトールが邪悪な影の民を招き寄せて世界を支配しようとしていると告げ、彼を抹殺しようと迫る。だが、サナトールを助けようと駆けつけたユーリグたちの前で彼が見せたものは、空が裂け、星が煮えたぎるように燃える光景。そしてその彼方から、闇の船に乗って影の民たちがやって来ると言うが…。
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その昔、魔術の国ラバンサラと大国カラマスルートは勢力争いが絶えなかった。そこで両国の王は協力し、二国間にオリスルートを建国し、均衡を保った。その理念はシルヴァン学院にも受け継がれ、卒業生に贈られる金の樫の木のブローチは、正式なオリスルートの使者の証となった。その使者のタマゴである、フェンネル、ヴィンセンス、アリアンの3人は、学院長からある使命を授かるが…。
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聖者サナトールは中立地帯クロスを発つことを告げる。ユーリグ、アジン、リュセル、そしてセレスと彼を仇と狙う少女、フィリニオンも同行を決意する。行き先はユーリグの故郷、ドミナトール王国。一方、クロスでは総督が倒れ、彼の娘、クレアの婚約者グレンのもとに影の民が。そしてセレスが影の民に矢で射ぬかれ、重傷を負ってしまう…。
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勉強もスポーツも優雅にこなすフェンネル、優秀だが努力を怠らないヴィンセンス、そして、落第すれすれのアリアンは、シルヴァン学院の美男子3人組。ある日、学院長から西の院の秘密書庫の鍵を授けられたフェンネルとヴィンセンス。フェンネルには、自身の力に立ち向かいコントロールする知識を。ヴィンセンスには、魔術を使うものへの理解とそれを受け止める心を学ばせるため、魔術の知識を深めるよう促す。一方アリアンは、レッドカード5枚で追試が確定し、退学の危機に陥っていた!?
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亜人の恐ろしさは、彼らの体内をめぐる毒。汚れた土地に住み、汚れた水を飲み、大地の毒を体に溜め込んでいる。そんな亜人の死体が、ある日リベルに流れ着く。偶然流れ着いたとは考えにくいと騒ぎになり、5年前行方不明になったカズヤの両親が関係しているのでは? という話が広がってしまう。そして、カズヤは両親を、マリーンはゲイルという男を探すため、未知の外海へと旅立つ…!
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神官のジェニアスを救った隊長のサウルと黒呪術師のカイル。皆の助けで過去を乗り越えることができたジェニアスだったが、目を覚ました彼を待っていたのは、神殿をクビになり、生計を立てられなくなった現実だった!? そして、ジェニアスの傷を清め、役目を果たしたカイルは、いよいよ…。
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数多くの女性問題で都から辺境の国境に左遷された不良中年、サウル・カダフ。国境から北は人っこ一人住んでおらず、仕事といえば牛追いだけ…。そんなサウルを歓迎してくれたのは、かわいい兵隊さんたちと、神官のジェニアス・ローサイという美青年。あたたかい人々との辺境で始まった新しい暮らしだが、時に思わぬ出来事が!?
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ほどよく文明が残り、自給自足ができる恵まれた環境のリベルには、三千人の住民が住んでいる。外海へと旅立ったカズヤとマリーンは、亜人の毒の正体がブルー・インフェリアと呼ばれる病原菌で、その抗体を持つマリーンが、マザーと呼ばれていることを知る。そして、マザーの血をめぐり、様々な人間の思惑が絡み合い…。
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環境が激変し、不毛な地が広がる未来の地球。そのどこかに、土地や水が汚れておらず、人や生き物が住める恵まれた聖浄地・リベルがあった。だが、聖浄地の場所は決して明かしてはいけない。知られてしまうと亜人に攻め込まれ、滅んでしまうという。そんなリベルに住む少年・カズヤは、ある時、海岸に流れ着いた少女・マリーンを発見する。しかし、彼女は自分の名前以外の記憶を失っていて…。
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女性とのスキャンダルで都から辺境の地に左遷となった隊長のサウル。ある日、彼を訪ねて来たのは、都の吟遊詩人が、ひと目で恋こがれ名高い詩を創ったという絶世の美女・シルフィン。プレイガールのうえに凶暴な性格のシルフィンのおかげで左遷となったと嘆くサウル。彼女が辺境の地に来た目的とは!?
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サスペンス小説を書くのをやめ、本名であるケビン・フレッドウォードとして、作家活動を再スタートさせたケビン。それから約一年が過ぎたある日、サスペンス作家であった頃のケビンを知るかつての恋人・エスメラルダが、ケビンを連れ戻しにやって来る。しかし、家政婦のローズマリーを見た彼女は…!?
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閑静な田舎町に引っ越したケビンは、心優しい人間の言葉を話す家政婦、アヒルのローズマリーのおかげで、心に安らぎを得ていた。ケビンだけではなく、いじめられっ子の少年や、淋しがり屋のダンサー、トップモデルのエスメラルダたちに、自分が何をしたいのかを気づかせ、正しい方向に導いてくれるアヒルのローズマリー。しかし、安らぎを得たケビンの心の中には、それでも拭えぬ孤独があった…。
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敬愛するコナン・ドイルを逆読みにしたペンネームの小説家、エリオド・ナノク。サスペンス小説を書くのに疲れた彼が、都会の喧噪から逃れ、何もない田舎町へと引っ越してひと月が経ったある日、依頼していた住み込みの家政婦がやって来る。だが、家政婦とはなんとアヒルで!? ローズマリーと名乗る彼女は、料理が得意な気の利くアヒルで、自分は人間と同じように、なんでもできる特別な一族だと言うが…!?
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優しきアヒルの家政婦・ローズマリーがストレスで倒れ、彼女不在の間、家事をすることになったケビンとエスメラルダ。あまりの酷さにゴミ屋敷となりかけるが、ローズマリーが退院し、なんとか平穏を取り戻す。一方ジュニアは、次第に悪くなる自身の病状に、父・ニックのことを知りたいという気持ちが、日増しに強くなっていた…。
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愛を確かめあったケビンとグロリア。そのグロリアの前に、ある日、ケビンに愛を告白に来たという少女が現れる。それは、去年の夏、ケビンが小説の構想を練るために訪れた島で出会った、シェリル・リードであった。一方、ケビンはジュニアの病気と学力のことを考え、親しんだ田舎を出て都会に戻るべきか悩む。その時は、ローズマリーも一緒に来てくれるだろうか… と、悩みは尽きない。そして、ケビンと再会し、彼に対してあまりにも一途なシェリルに、エスメラルダは黙っていられず…。
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黒呪術師の能力は、どれだけ強大な妖魔を使いこなせるかによって決まる。黒呪術師のカイルは危険な妖魔を使い魔として自在に操るじいさんに憧れ、いつか越えることを夢見た。そして、一人前の黒呪術師として力を試す旅をする時が来た。遥か東の闇の谷へ、さらにその先の旧魔国へ。最強最大の妖魔を狩るため、カイルは旅立つ…! 番外編や第0話を収録した最終巻!
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美しい神官のジェニアス。黒呪術師のカイルは、彼と初めて会った時、光の当たる道だけを歩む、影など知らぬ人間だと思った。だが今は、彼を支える水の糸が、か細く揺らいで見えると不安を覚えていた…。そのジェニアスが、黒呪術師のカイルをかばうことで星径神殿から破門されるという。ジェニアスの危機に、サウルとカイルは…!?
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毒草も香も森で採れる分はすべて補充したので、辺境の地を出て行くという黒呪術師のカイル。だがそんな時、カイルの住む小屋に死霊が現れ…。翌日、出ていくと頑なだったカイルがジェニアスの家を訪れ、気が変わったことを喜ぶジェニアス。しかし、宿代を稼ぐためにと、黒呪術で仕事をこなすカイル…。そんなカイルに黒呪術をやめさせようと説得するジェニアスだったが、あることを口に出した途端、カイルの態度が豹変し…!?
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辺境地帯の地図を作るため、土地を調べる隊長のサウルと美青年の神官・ジェニアス。そこへゴンファノン将軍の使いでアーヴィンがやって来る。彼が都を発つ時、将軍がプレゼントしたのは、賢者の護符という絶大な御利益がある魔法のお札。だが、一度でも札の中味を見たなら、たちどころに効力はなくなるという。そのお札を奪おうとするサウルだが…!?
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若い頃の兄貴分、ニックの幼い息子、ジュニアが病気であることを知り、ショックを受けるケビンは、ジュニアに子供の頃の自分を重ね、彼を支え、親しくなろうと努力する。また、ジュニアの主治医・グロリアとも、最初は反発し合う仲だったが、次第にお互いを理解し、急接近していく。だがそんな時、エスメラルダが子供を連れて二人の前に現れ…!?
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ケビンのストリート・ギャング時代の兄貴分だったニックがヘロイン中毒で亡くなり、彼の幼い息子・ジュニアを探すケビン。しかし、手掛かりすら掴めず、ふた月もの時が過ぎようとしていた。そんなある日、年老いた女占い師に、答えの鍵は既にケビンの中にある。女難の相が出ているが、女達に助けを求めよと助言を受ける。ローズマリーを見て、女難とはまさかと思うケビンだったが…!?
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背後の砂漠と複雑な湖の海で、外界から守られてきた聖浄地・リベル。そこで育った少年・カズヤは、海辺で救った少女・マリーンの記憶から、カズヤの両親の情報を得て、マリーンと共に外海へと出発した。航海の途中、マリーンをかばい海に落ちたカズヤは、岬の老人から、亜人の毒の正体は強烈な病原菌と教えられる。一方、リベルでは亜人による危険な計画が進められていた…。
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幼いジュニアは可憐な少女・シェリルに憧れ、ケビンに対して素直に恋心を打ち明けるシェリルに、グロリアは自信を失くす…。だが、ケビンとグロリアの愛の強さを知り、家を飛び出たシェリル。氷の張った湖へとやって来たシェリルだが、湖面が割れ、冷たい水の中へ落ちてしまう。溺れる彼女を助けたケビンだったが、今度は自分が水の中で溺れてしまい…!?
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こんなにおしゃれ!!「グリム童話」のヒーローが帰ってきた。「灰かぶり」と呼ばれてこき使われた娘が、かぼちゃの馬車で駆けつけたある日、お城で出くわしたのは…「ガラスのくつ」他「ジャックと大男」「カエルの王子」など、グリム童話のいとおしいキャラクターたちが大活躍!!
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この上なくせつなく深淵。皇(すめらぎ)なつきの愛恋絵巻。“女子は才なきを徳”とした時代。祝英台(シュクエイダイ)は変装して通う書館(じゅく)で梁山伯(リョウサンパク)と遭遇。胸、締めしめつける想いを秘めて義兄弟となる。画匠・皇なつきが古都杭州を舞台に綴る美しき恋心!
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自称賢者の元詐欺師だが正直者の青年サイアムと、水蛇の化身・イリューシア、そして賢者の中で最も偉大な称号、グラン・ローヴァと呼ばれる老人の三人は、それぞれの目的に向かい、助け合いながら旅を続けていた。そんな三人のもとへ、ある日シャロワの王都から迎えがやって来る。シャロワの内紛に巻き込まれると知ったサイアムは、グラン・ローヴァとイリューシアを逃がすのだが…。果たして三人は再会することができるのか?そして、精霊セレンフィアであるパナケアの思惑は…!?三人の旅もいよいよ終わりを迎える完結巻。
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俺にあんなもんが見えるのは、俺のせいじゃないぞ!生まれてからずっとこんな仕事してるせいだ。墓守・伊平次が、故あって犬の姿をしているという、中納言の姫・わらわと出会ってからというもの、骨さがしや半死人の世話、餓鬼の一掃にと何かとややこしい仕事がふえた!!
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ビギン島の神サマは海のメンテナンスマン。お塩のかわりにヒトデを大量生産。あれれ、しばらく海水のしょっぱさが薄まっちゃった…坂田靖子が贈る、サマーフルファンタジー!!
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どこかで遇った奇なるものと、妙なる人間との一体感が心地よい!!娘が浅瀬で貝を拾っていると、砂が虹色に光る場所があった――「春の磯」でハマグリが見た夢は?裏山の「蕗の下」には、利益があるわけでも、悪さをするわけでもない何かが棲んでいるという。他に鬼や狸たちのオンパレード!!
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幼い頃に記憶と家族を失った日蒙二世の青年・ウムボルトは、赤化運動の折、憲兵に捕まり拷問を受ける。しかし、関東軍参謀・辻政信によって釈放され、日本軍統治下の満州に建てられた建国大学に入学する事になった。そこで、ロシア赤軍を創ったトロツキーが父の知り合いであること、自分はトロツキーを招き入れる為に軍上層部の思惑によって学校に入れられた事を知らされる。旧満州を舞台に日本軍の政治的陰謀に巻き込まれながらも、強く生き抜く青年の物語が今はじまる。
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―ここは「水の森」トワイライトゾーン―冬眠していた春風はビンの中につかまっていた。なるほど春一番が吹かないわけだ!!ネタがいっぱいの水の森。好奇心旺盛な友達とお人よしのサリはそのネタにふりまわされて!!
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―ここは「水の森」コスモゾーン―春風Co.,Ltd.からキモチイイ風に「春風請求書」が届いた。支払いを拒否したら、「姿」を差し押さえられちゃった!!サリは相棒を、「友達」とか「君」と呼んでいる。相棒は「友達」と紹介されるのが、気に入っている…
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―ここは「水の森」ワンダーゾーン―海賊が森の中に宝を埋めた?今日は、「宝堀りデー」にして目印になりそうな場所をとことん掘ろう!!理想派のサリと現実派の仲間が、色鮮やかに織りなす四季の水の森絨毯!!
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少年は走る。今日も明日も。おとなたちが退屈している日常の中に、まぎれもない冒険の数々を発見して――。手押し車での綱渡り、3月のそよ風、一個の腕時計、一匹のよごれた野良犬……それらが冒険世界への入口。船乗りに憧れる少年・しげる。首尾よく外国航路の船に潜り込むが、船倉に隠れていたところを船員に見つかってしまう。「おれ、父ちゃんの船に乗りたかったんだ……」と、熊田一等機関士の方を指さすが……。表題作「3月の風は3ノット」のほか、16ページのカラー原稿を含む「独立祭の夜」「高田くんの時計」「よわむしコロ」「銀河飛行」の5編を収録。鬼才・坂口尚が流麗なタッチで描く、少年の魂の讃歌!!
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異界からやってきた妖怪たちが醸しだす、癒しの宝庫へいざなう!この世には大勢の魔物と神さまと大勢のウシとサルと人間ともっと大勢の生き物がいて、それがゴッタ煮のカレーになって世界になるのです。
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―ここは「水の森」マジカルゾーン―森の不思議な訪問者と同化してしまうサリと相棒は、もしかして…コスモポリタン!?のんびりやのサリとあわてんぼの彼が住む水の森には、不思議でユーモラスな生きものたちがいっぱい!!
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貿易センターが倒れ、シドニーのオペラハウスが吹き飛び、東京ディズニーランドが空に舞い上がる。ビギン島の魔神が書いた「応募小説」が現実に!?坂田靖子が贈る、パラダイスファンタジー!!
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昔、中国にひとりの男がいた。重たいものを山頂までしょってきた、そのお礼は…「天花粉」。「定刻ホテル」では、すべてのものに時間が決まっていて、それを守らないと…。会うたびに魔女かと思うおばあちゃんの家で少年がみたものは「7人の小人」?坂田靖子が贈るやさしくあたたかい物語たち。
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大陸や海をも動かす力があるとされる銀晶球。その銀晶球の力で大海に出ることを願う水蛇は、少女イリューシアへと姿を変え、グラン・ローヴァとサイアムと共に旅に出た。そして、途中立ち寄った封印の神殿で、銀晶球に対応するという星の玉を壊してしまったサイアムは、ユシア王国で自分の姿をした石像と出会う。銀晶球を内包した石像はフオアサイトに運ばれることになったが、銀晶球と互いに干渉し合うサイアムが何か力を持つようになれば、像同様、サイアムも封印しなければならないと賢人は言い…。
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日本軍は兵数こそ多かったが、砲と装甲車両の数、質でソ連軍におよばなかった。次々と友軍が死に、一向に良くならない戦況の中、ウムボルトはウルジン部隊との連携を図るため、危険な伝令の任務に着くこととなる。蒙古少年隊や、興安軍に見送られ旅立ったウムボルトはその途中で麗花に出会うのであった…。日本軍に翻弄されつづけた青年の辿った道とは?旧満州を舞台にした大作・堂々完結。
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抗日義軍を率いて謝文東の元へ向かう途中、ウムボルトは父親が関東軍の過去のあやまちに加担した仲間であり、口封じの為に殺されていたことを知る。そして、謝文東と共に戦うことを決め満州軍を襲うのであった。作戦は成功したが、何のために戦っているのかわからなくなるウムボルト。その時、合気流柔術の師である植芝盛平が訪ねてくるのであった。
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