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GWコイン大還元祭

『サブカルチャー、イースト・プレス(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全80件

  • 官能小説では味わえない〈リアル〉。
    夕刊フジの人気連載から厳選収録。

    一瞬息をのんだ先生でしたが、無言でワタシの前にしゃがんで膝をつくと、細長い指でワタシのモノを触り、そしてゆっくりとやさしくしごきはじめたのです。幼児の頃から憧れつづけていたあの先生が今、こうしてワタシのために愛撫をしてくださっています。たまらないほどの感情がわき上がってきました。三十歳をすぎた今も相変わらず清楚で美しいお顔。気のせいでしょうか、少しだけ上気して息が荒くなっているみたいに感じます。(「快楽レッスン」より)

    【目次】
    デカ尻の未亡人
    自粛の夜桜
    癒やしの天使
    もうひとりの私が
    それぞれの思春期
    一泊二食三発付き
    ママとお相撲
    W不倫の果て
    空っぽにしてあげる
    調教されて
    剛陰毛おばちゃん
    男性を犯す悦び
    熱く潤んだ夜
    悦楽レッスン
    サランヘヨ(愛しています)
    バイト先の人妻と
    細い紐
    友人夫妻との一夜
  • 決定的評伝、ついに翻訳。これが本当のマルコムだ。

    彼が生みだしたものは、セックス・ピストルズだけではなかった――



    アナーキスト、シチュアシオニスト、ポストモダニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター 、パンク・ロッカー、ヒップホップ・アーティスト、映像作家、スピルバーグのグル、市長候補、ユダヤ人、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……はたしてマルコムとは何者だったのか?



    藤原ヒロシさん推薦!

    「色褪せない時代、その謎を解き明かす。あの時、どんな魔法がかけられてたのか?」



    ポップカルチャー史における最重要事件=「パンク」。このムーブメントをつくりだした、マルコム・マクラーレン(1946-2010)の決定版評伝の翻訳書『評伝 マルコム・マクラーレン』がついに刊行。

    あらゆるジャンルで奇抜なアイデアを実行した、その〈多才すぎる〉マルコムの全体像を、友人・関係者の証言と家族の手記から明らかにする。すべてのストリートカルチャー・ファン必読の超重量級の一冊。



    マルコムの意外な?表情をおさめた貴重な写真を含む16ページの口絵も。





    【各メディアで絶賛!】

    「本書はロック伝記の『市民ケーン』だ。忘れられない芸術・文化・英国のエキセントリックさをめぐる旅で、すばらしい物語だ。読み物としてもすばらしい。もし、誰かの家を訪れ本棚にこの本が無ければ、一緒に寝るなというのが私のアドバイスだ」アンドリュー・オへイガン(作家)



    「読むのが止められなかった。マルコムはオレたちに、退屈と怒りからアートを創りだすインスピレーションを与えてくれた。オレたちを解放してくれた」ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)



    「この卓越した渾身の伝記は、輝かしい幻想と常軌を逸する可能性への扉を開く」アラン・ムーア(作家)



    「ずば抜けている……この本で、ゴーマンは、マクラーレンを「偉大なるロックンロールの詐欺者」「モラル的に破綻したパンクのメフィストフェレス」といった凝り固まったイメージから剥離させ、彼の芸術学校のルーツ、アイデアへの愛へと説得力をもって迫っている。本書では、やっかいで、不快で、残酷でさえあった彼が、決して退屈な存在でなかったことを明確に示す」 『サンデー・タイムズ』紙



    「この挑発的な人物の、驚くべき新しい伝記は、マクラーレンの浮上してくるトレンドを見極め、まさに絶好のタイミングで、まんまと自分を位置づける才能を完璧なまでに捉えている」 『ファイナンシャル・タイムズ』紙



    「完全に……心をつかまれる」 『オブザーバー』紙



    「決定版……叙事詩である」 『タイムズ』紙



    「心を奪われる」 『デイリー・メイル』紙



    「若き理想主義者から、変幻自在、行き当たりばったりの成人期までの魅了される旅路」 『i』 紙



    「美化しているわけでも、中傷しているわけでもなく、この書は、好奇心旺盛で、厳正であり……まず退屈することはない」『ガーディアン』紙



    「マクラーレンはついに、彼にふさわしい、こまやかでバランスのとれた伝記を手に入れた……ゴーマンは、ときに唖然とするほど法医学的弁舌さ、大変満足なものに仕上げている」『クラッシック・ロック』誌

    【目次】
    ※ 本文中に計16頁の口絵あり

    アラン・ムーアによる序文

    ルー・ストッパードによるエッセイ

    著者による覚書

    プロローグ

    PART1:男の子はどこまでも男の子 Boys Will Be Boys

    PART2:レット・イット・ロック Let It Rock

    PART3:セックスとスタイルと破壊工作 Sex, Style & Subversion

    PART4:僕はセックス・ピストルだ I’m a Sex Pistol Baby Oh Yeah

    PART5:ワールズ・エンド World’s End

    PART6:ワイルド・ウエスト Wild West

    PART7:「僕の父さんだ」 ‘That’s My Dad’

    PART8:ザ・カジノ・オブ・オウセンティシティ・アンド・カラオケ The Casino of Authenticity and Karaoke

    PART9:ワイルド・ストロベリーズ Wild Strawberries

    PART10:歴史は小便をかけるためにある History Is for Pissing On

    エピローグ

    謝辞

    備考
  • ■佐藤健氏推薦!■

    「『電王』は、ほぼゼロから全てを教えていただいた、僕の原点です」──佐藤健



    ■書籍紹介■

    「ヒーローショー」「スーパー戦隊」「仮面ライダー」

    スーツアクターを33年間続けた男、激闘の伝説〈レジェンド〉を紐解く!!

    「ミスター平成仮面ライダー」高岩成二が

    アクション、演技にかけた人生と今後の展望を語る──。



    [完全保存版!]高岩成二が演じた全29人のヒーローポーズを実演解説!!

    【目次】
    ■目次■

    ◆序 章 先人から継承し、共に創造すること

    「レジェンドじゃねえよ。生きてるよ(笑)」/特撮の始まり、ヒーローの始まり



    ◆第1章 スーツアクター・高岩成二という生き方

    子どもの頃から仮面ライダーが好き/「何を始めても3年は続けろ」/真田広之さんに憧れる/「すみません、JACに入りたいんですけど!」/高校とJACの養成所を掛け持つ2年間/ヒーローショーの魅力にハマる/ヒーローショーからテレビの世界へ/「レッド」だけど現場ではいちばんの下っ端/スーツアクターとしての演技に目覚める/スーパー戦隊から仮面ライダーへ/アドリブだらけだった『仮面ライダー電王』/俳優の癖を活かす/仮面ライダーからの卒業/JAEから独立してフリーに



    ◆第2章 特撮ヒーローとスーツアクターの歴史

    特撮ヒーローが認知されるまで/顔を出せない葛藤の時期/「スーツアクター」という名称が定着/「俺、俺、父ちゃんだよ!」/広がるスーツアクターの世界/スーツは痛い、暑い、寒いが当たり前/アップ用とアクション用のスーツ/時代とアクションの変化/あくまでもアクター=俳優/進化する撮影技法/爆破シーンは火薬かCGか/キャストクレジット/新人のスケジュールは前日に決まる/過酷すぎる撮影スケジュール/スーツアクターだけで食っていけるか?



    ◆第3章 スーツアクターになるには

    アクションチームの養成部に入る/トレーニングはとにかく厳しい/スタートは早いに越したことはない/卒業公演が最終オーディション/新人はまず現場を覚える/役をつかむには/コミュニケーション下手では役はもらえない/教える立場も大変な時代/怪我との闘い/暑さとの闘い/アクションは絶対に安全第一/不足するスタントマン/こっそり現場裏話



    ◆第4章 基本ポージング&アクション解説

    ワークショップでアクション体験/アクションの基本レッスン/アクションのお芝居レッスン/カッコよく見えるキャメラアングル/歴代ヒーローポージング実演解説/素手アクション実演解説/武器アクション実演解説



    ◆第5章 これからのスーツアクターと展望

    最近の若者事情/それぞれの若者が目指すもの/WIDENから未来へ



    ◆終 章 後世に向けて

    アクションを演じること/家族へ/制作スタッフ、JAEのメンバーへ/特撮ファンのみなさんへ
  • 日本でRPGはなぜ人気をえたか。物語はゲームでどう表現されるようになったのか。
    国民的RPG、ドラクエとFFの功績をあらためて徹底検証!
    「国民的ゲーム」として、日本のカルチャーに大きな影響を与えているドラゴンクエストとファイナルファンタジー。日本ではRPGがなぜこれほど人気なのか。ゲームで物語はどう表現されるようになったのか。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、元スクウェア・エニックスのプロデューサーで、新進気鋭のゲームデザイナーである著者が、ゲームシステム・世界観・制作体制に注目し、ドラクエとFFの功績をあらためて検証する。

    ●鳥嶋和彦さんが「ドラクエ・FF誕生の時代をかたる」ロングインタビュー収録!
    ●TBSラジオ「アフター6ジャンクション」人気特集シリーズ「国産RPGクロニクル」書籍化!

    ライムスター宇多丸さん(ラッパー/ラジオパーソナリティ)
    「ドラクエ・FF弱者の私でも(笑)しっかり超絶、面白いッ!」
    佐久間宣行さん(テレビプロデューサー)
    「夢中になったゲームの歴史は僕らの人生の歴史でもある。ずっと読み続けたい本だ!」

    【目次】
    はじめに
    ゲームって何なんだろう?
    本書について
    なぜ、いまドラクエ・FFを語るのか
    オタク的想像力の中心
    異世界≒ゲームの世界
    和製西洋ファンタジーを作ったRPG

    第1回 ファミリーコンピュータ時代編
    1 RPGの誕生と黎明期

    2 ドラゴンクエストの誕生

    3 ファイナルファンタジーの誕生

    4 ゲームシステムから読み解く両シリーズの思想

    5 ドラクエ、FFは何を物語ったか

    6 イラストと音楽で比較するドラクエとFF

    7 世界観をあらわす数字のケタ

    8 ドラクエ、FF両シリーズの個性とは


    第2回 スーパーファミコン時代編
    1 国産RPGブームはなぜおきたのか

    2 国産RPGの「カンブリア爆発」

    3 多様な物語形式を実験するドラクエ

    4 スーファミとFFの幸福な出会い

    5 青春群像劇としてのFF

    6 ドット絵がいいと感じるのはノスタルジーなのか


    第3回 プレイステーション時代編
    1 販売本数の推移で見るドラクエとFF

    2 躍進するFF

    3 混迷するドラクエ


    第4回 プレイステーション2時代編
    1 エニックスとスクウェア、まさかの合併

    2 より「映像メディア的」になっていくFFシリーズ

    3 新しいドラクエ像


    第5回 プレイステーション3とニンテンドーDS時代編
    1 困惑の『FF13』

    2 新しい時代の準備をした『ドラクエ9』


    第6回 プレイステーション4時代編
    1 旅の経験をきわめるFF

    2 王道をきわめるドラクエ


    インタビュー 鳥嶋和彦さん
    「あのとき、RPGならマンガとは異なる、
    まったく新しい物語体験を生み出せるという感覚があったんだよね。」

    ゲームとの出会い
    『ドラクエ』プロジェクトのたちあげ
    メディアミックスへの考え方
    マーチャンダイズを学ぶ
    遊びながら作った『ドラクエ』 
    FF坂口博信との出会い
    『FF5』制作時のアドバイス
    『クロノ・トリガー』を作ったわけ
    『クロノ・トリガー』の続編がでなかった理由
    「Vジャンプ」でやりたかったこと
    ゲーム業界に関り続けたらやりたかったこと
    これからゲームはどうなっていくか

    おわりに
    これからのドラクエとFF
    いまRPGが存在する意義
    「誰でも遊べるゲーム」の夢

    主要参考文献
  • 怪談サイト「逢魔が時物語」に寄せられた信じ難き怪奇選第10弾!!

    どこからともなく、チリンチリンというベルが聞こえる。しかし、音のする方を振り返っても、そこには誰もいない。言い知れぬ恐怖にかられ、自転車を全力でこぎはじめる(「自転車のベル」)。八十五歳になる祖母が自宅で突然亡くなった。通夜の準備が済んで自宅に戻ると、背後から聞き覚えのある声がした(「死んだんか?」)。―恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。


    【目次】
    まえがき

    【視】
    交差点の影/ファストフードの子/生者と死者/末裔/スリッパの音/赤い車/怪談会場/フリーズ/事故物件/自転車のベル

    【聴】
    打ち上げ花火/電話連絡/ヘンな家/死んだんか?/謎の出来事/連日連夜/祖母のメッセージ/シザーマン/山の神社

    【縛】
    たむろ部屋/膨張/第二段階/座る老婆/弟の受難/弟の受難(二)/邸の増築

    【感】
    八甲田山の訓練/足首固定/祖父の人徳/言い訳/喫茶店に来る/売れ残った家/仲介役/心霊スポット巡り

    【異】
    凶兆マンション/凶兆マンション後日談/夜の訪問者/木魂/ことのはじまり/液体/割れた鏡/オービス/落ちたピアス/古傷の痛み

    【特別寄稿】
    終電/べとべとさん/ラブホテルの怪/叔父との通話/リゾートマンション
  • 新宿歌舞伎町ゴールデン街のとあるバー。その2階に居住する怪談師インディ。東洋一の歓楽街[新宿歌舞伎町]で、彼が見聞きし体験した、生々しくも恐ろしい話の数々。想像を超える現実。これがリアル人怖の極致だ。

    【目次】
    プロローグ

    1章 新宿ゴールデン街
    見つけた何か
    怖いお店
    死体の感触
    後ろの人
    酔っぱらいの辿り着く場所
    捩れる鏡台
    鑑定士
    キャビンアテンダント
    サーファー
    探偵
    御札
    集合住宅
    パパ活
    水に潜る
    壁の中
    ホテルの事件
    メッセージ
    湖の家族
    うろつく人影
    家の記憶
    死に水

    2章 新宿歌舞伎町
    空を飛ぶ
    スペシャルドリンク
    用心棒
    怖かった事
    宇宙人はいる
    ビデオボックス
    歌舞伎町のサウナ
    沢山の人がいる
    フードデリバリー

    3章 歌舞伎町を去った人たち
    狼男
    人生の選択
    ダルダルさん

    エピローグ
  • 1,980(税込)
    著者:
    高木完
    レーベル: ――

    ずっとパンクでニューウェーブ

    「直の先輩の頭の中を覗いてみよう」藤原ヒロシ

    「完ちゃんが持ってるPOPな感覚、
    それは私の大好物なのであります」小泉今日子

    祝KAN暦! 東京ブラボー、ピテカン、ツバキハウス、タイニー・パンクス、MAJOR FORCE――
    79年のデビューから現在まで、独自のセンスで日本のカルチャーを牽引する高木完による初単行本。

    著者だから実現した豪華ゲストとの「in the Flesh(=生の、実際の、生きた)」なトークは、
    東京ポップカルチャー黎明期の貴重な証言が満載。


    【収録ゲスト】
    ヤン富田、近田春夫、高橋盾 (UNDERCOVER)、大貫憲章、NIGO(R)、小泉今日子、宇川直宏(DOMMUNE)、細野晴臣、小西康陽、戸川純、レック (Friction)、K.U.D.O (MAJOR FORCE)、EYE、YoshimiO

    J-WAVE(81.3FM)「TOKYO M.A.A.D SPIN」放送中!


    「誰でもできる」ってのが音楽の進化だったりする。
    それまで無価値とされていたものに価値を見出したり、
    パンクだったらパンクで難しいコードは知らないけど、とか、
    ニューウェーブなら「そのほうが面白いのができるんじゃ?」みたいな。
    僕にとって「このアイディアを曲にしよう」というはじまりはヒップホップからだった。
    発想の転換、大きな文化運動。
    (本文より)


    メインビジュアル スケシン
    ブックデザイン 河村康輔
    企画・構成 平井有太

    【目次】
    はじめに

    いくつかの場面
     かんちゃん→KAN→完
     見る前に飛べ
     スタインウェイのピアノ
     ドラムセット
     ジョン・バリー『007の世界』
     「勝ち負けとか嫌だわ」
     「ハイウェイ・スター」
     フィンランド人の血
     ジョニー・ロットンの衝撃
     バンド名は「KEEP」
     PYG「花・太陽・雨」
     内田裕也と近田春夫
     FLESHでデビュー
     ジャングル・ブラザーズ
     8 1/2
     プラスチックス
     大貫憲章
     ヒップホップもニューウェーブ
     東京ブラボー
     ピース・オブ・マウンテン
     RUN-DMC「ロック・ボックス」
     ピテカン
     ヤン富田
     ヒップホップ
     価値観を変える発想
     MAJOR FORCEと『MESS/AGE』
     『スチャダラ大作戦』
     『フルーツ・オブ・ザ・リズム』
     チープ・シック
     モチベーション
     レック
     センスの話
     異形
     ラジオ
     ECD

    東京 IN THE FLESH
     01_ヤン富田
     02_近田春夫
     03_高橋盾(UNDERCOVER)
     04_大貫憲章
     05_NIGO(R)
     06_小泉今日子
     07_宇川直宏(DOMMUNE)
     08_細野晴臣
     09_小西康陽
     10_戸川純
     11_レック(Friction)
     12_K.U.D.O(MAJOR FORCE)
     13_EYE
     14_YoshimiO
  • 「ジョニー、そろそろ黙ってもらおうか。ここからはオレが話す番だ」

    「パンクの定義」を根底から覆す禁断の書。


    盗め! 盗め! 盗め!
    ボウイの機材一式、ストーンズのコート、メンバー全員の彼女──。

    窃盗、セックス、酒、ドラッグ──すべてに溺れ、生き返った男。
    セックス・ピストルズのオリジナルメンバーによる超絶アナーキーな生き様。


    2022年、テレビドラマ「Pistol」原作本。
    監督:ダニー・ボイル(「トレインスポッティング」など)


    オレはミッキー・マウスのような子どもだましのインディー・レーベルではなく、
    大きなレコード会社が好きなんだよ。これもパンクに対する誤解のひとつだ。
    「自分で雑誌を作って、自分のレーベルを立ち上げるんだ」てなさ。
    そんなのクソ喰らえだ。趣味でやるわけじゃねえんだよ。
    (本文より)

    後に続くパンクやポストパンクのバンドが「演奏できないこと」を強調していたが、
    どれだけオレたちが訓練していたのか理解していない。
    あの「誰でもできる」というパンクの要素。
    オレたちはそれとは正反対、スタジオではガチで全力投球していた。
    (本文より)

    【目次】
    序文 クリッシー・ハインド
    PART I  BEFORE ─ピストルズ前─
    PART II DURING ─ピストルズ中─
    PART III AFTER ─ピストルズ後─
    付録──ロックンロールじゃないもの
  • 「苦しい恋」にはわけがある。キーワードは「心の穴」と「自己受容」。上野千鶴子氏、白河桃子氏ほか、《女性の生き方》問題の第一人者も絶賛したベストセラー『恋とセックスで幸せになる秘密』が、大幅増補・改題!「恋愛」と「生きづらさ」を考えるための決定版。

    國分功一郎氏(哲学者)推薦!

    「マニュアル本の体をした、真に倫理学的な書物」特別対談:信田さよ子(臨床心理士)

    解説:湯山玲子(著述家)

    【目次】
    まえがき
    男性読者のためのまえがき
    この中に「あなた」か「あなたの友だち」はいますか?
    [1章] なぜ、あなたの恋は「うまくいかない」のか?
    [2章] 「恋する女は美しい」は、嘘。
    [3章] 恋しても「心の穴」は埋まらない。
    [4章] ヤリチンとオタクだらけの男たち。
    [5章] 「女は、しんどい」社会のしくみ。
    [6章] すべての「親」は子どもの心に穴をあける。
    [7章] 「いいセックス」をするために。
    [8章] 自分を受容できるようになるための7つの方法。
    [9章] 運命の相手は、どこにいるのか?
    あとがき
    男性読者のためのあとがき
    [10章] 女性読者の恋のお悩みに答える
    [特別対談] 信田さよ子×二村ヒトシ
    文庫版のためのあとがき
    [解説] 湯山玲子
  • あなたは、なぜモテないのか。それは、あなたがキモチワルいからです──。
    数ある「モテ本」のなかで異彩を放ち、各方面で話題を呼んだ名著(1998年刊)が大幅加筆修正のうえ再登場!「なぜモテたいのか」「どんなふうにモテたいのか」モテを極めるには、こうした問いからスタートし、自分を知ることである。テクニックを超えた「モテ」の本質に迫る!

    巻末に気鋭の哲学者・國分功一郎氏との対談を収録。モテすぎ注意!<解説・上野千鶴子>

    【目次】
    なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょう。
    第1章 どんなふうにモテたいのか? どんなふうにモテないのか?
    第2章 恋愛する前になんとかしておいたほうがよいこと。
    第3章 どこで出会うのか。誰と出会うのか。
    第4章 どうやって「恋愛」するのか。
    第5章 モテてみた後で考えたこと。
    [特別対談] 國分功一郎×二村ヒトシ
  • なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか?

    ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。
    稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。

    【目次】
    第1章 密やかさについて ─ “個人”と“社会”
    第2章 コミュニケーションについて ─ “有名”と“無名”
    第3章 サウンドについて ─ “とげ”と“まる”
    第4章 メロディについて ─ “反復”と“変化”
    第5章 国について ─ “日本”と“アメリカ”
    第6章 居場所について ─ “中心”と“周縁”
    第7章 性について ─ “エロス”と“ノスタルジア”
    第8章 憧れについて ─ “人間”と“野生”
    第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生”と“死”
  • 「バンドは、つづければ、つづけるほど、よくなるんだよ」
    ──佐藤伸治

    デビュー30周年記念出版。

    フロントマン佐藤伸治をデビュー前から
    間近で取材し続けた著者が鮮やかに蘇らせる、
    90年代を駆け抜けた伝説のバンドの軌跡。

    今でも新たなファンが生まれ、国内外で高い評価を受ける
    フィッシュマンズの決定版評伝。

    増補新版、未公開写真+プロモ用ミニブック
    「after GO GO ROUND THIS WORLD」「Stop-Action Fishmans」収録で復刊。


    「独自の分析と深い愛情が、
    今も圧倒的なエネルギーで迫ってくる。
    フィッシュマンズを鳴らし続ける僕らの気持ちは、
    この本を読めばわかる」
    ──茂木欣一

    あなたが、自らのなかに「欠落がある」と感じるのだったら、
    佐藤伸治が、フィッシュマンズが身を賭して作り上げた作品の数々は、
    きっと役に立つはずだ。(「はじめに」より)

    ドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」
    2021年7月9日全国公開。

    【目次】
    二〇二一年のまえがき
    はじめに
    第1章 90年12月 「きょうは、シンジは、いません」
    第2章 91年 らしくない大器、デビュー
    第3章 92年 涙ぐむような音楽
    第4章 92年 ラジオ・デイズ
    第5章 93年 新しいヤンキーたちの夜明け
    第6章 94年1月~6月 渋谷は燃えているか?
    第7章 94年6月~12月 「夕焼けの色だよ」
    第8章 95年 「まだ夏休みは終わってない」
    第9章 96年 空中のシーズン
    第10章 97年~98年 残響の彼方へ
    第11章 1999年3月15日、3月20日
    それから
    さらに、それから
    [付録]after GO GO ROUND THIS WORLD/Stop-Action Fishmans
  • 「『陰毛はどこから来たのか、陰毛とは何か、陰毛はどこに行くのか』とはゴーギャンの名高い絵のタイトル、というのは嘘で、『陰毛』ではなく『人間』だ。だが、この本の読者は、大河ドラマのような陰毛の歴史を見て、そう呟くに違いない。ちなみに、ゴーギャンも陰毛はばっちり描いてます」と、高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)さんも大推薦!! ヘアヌード30周年特別書き下ろし。

    ヘアー、それはたかが陰毛であり体毛に過ぎない。しかし、女性のそれが見えたか、見えないか。見せようとする側と決して見せまいとする側は、泣き笑いかつ死に物狂いの戦いを繰り広げてきた。その攻防の歴史を追うことは、日本人にとっての猥褻観とは何かを突き詰めることであり、否定しようのない日本文化史なのである。(「はじめに」より)

    【目次】
    はじめに 日本人にとって陰毛とはなんだったのか
    第一章 陰毛をめぐる世界史
    第二章 奪われた日本の陰毛
    第三章 陰毛闘争
    第四章 ヘアヌードの誕生
    第五章 ヘアヌードの終焉
    終章 そして誰も陰毛を語らなくなった
    おわりに 結局、陰毛は猥褻なのだろうか
  • 恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。
    「逢魔が時物語」怪奇選第9弾!!

    身投げする者や転落事故が多いことで知られる某沼。ある日、その沼から遺体として引き上げられたはずの男が村を歩いているのが目撃された…(「庭のゾンビ」)。自宅を建てるために購入した土地はおどろくほど格安だった。しかし、ここの住民はよそ者を嫌うのか、その土地についてとにかく不吉なことを口した(「見える聞こえる声」)。――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。

    【目次】
    まえがき

    【視】庭のゾンビ/コンクリート擁壁/居候/獲物/鏡幻影/祖父の遺影/天国へのエスカレーター/壁の向こう側/戦友たち/おっかねぇ顔

    【聴】見える聞こえる理由/事件のニュース/夜のジョギング/女子更衣室/母の実家/公園に行こう/「上の者ですが」/乾いた物音

    【縛】障害物/道連れのホーム/雨の夜/てっちゃん/連れて行く/二人の女「発端」/二人の女「結末」

    【感】/彫塑の男/香港駐在員の妻/白い固まり/一年間/二畳の小部屋/入れ替わり/ビニール人形/黄憲生君にまつわる二つの話(一)/黄憲生君にまつわる二つの話(二)

    【異】/山焼き/百物語のルール/埋立地の会社/野次馬たち/地蔵の涙/何も無い部屋/深夜サイクリング/M林道への報復/脱皮/伐採地の夜/彼岸の山/老僧の奇跡

    【特別寄稿】/お姉ちゃん/帰って来た/海を越えて/顔を盗む/許しを乞う人
  • 樋口真嗣監督、田口清隆監督、斉藤麻衣氏、推薦!
    ガチの科学者によるエキサイティングな特撮考察!!

    ゴジラは高温高圧の地下マントルに潜り込める!!
    ウルトラマンの目は古生物学的には進化した?
    悪の秘密組織が日本ばかり狙うのには、太古の地球の大陸移動に理由あり!?
    よく戦っているあの岩場の地学的意味とは?

    画面に映る全てを「事実」と捉え、科学で解き明かす。
    特撮偏愛古生物学者の考察本!!

    「この本は怪獣やスーパーヒーローなどの特撮作品を『地球科学』の視点で見てみようというものです。地球科学とは、化石や地層、あるいは火山や地震など、地球の中身や歴史について考える学問です。」──『はじめに』より

    あるときは古生物学者、またあるときは特撮ファンな著者が、特撮をガチの科学で考察する、エキサイティングなサイエンスエンターテイメント本です。

    特撮界、大推薦!?

    「いいなあいいなあ。
    めっちゃ勉強できる友達とめっちゃモテる軽音部の友達と、クソの役にも立たない(褒め言葉です)くだらないバカ話(褒め言葉です)で盛り上がってた高校時代の放課後みたいでめっちゃ楽しくてめっちゃ懐かしいんだけど、友達のレベルがハンパなく高いからめっちゃ羨ましい!
    自分が好きなものって、こう云う事ができるから好きだったんだ!(ついでに栃木県!)
    オレもまぜて~ッ!」樋口真嗣(映画監督など)

    「これが特撮映画の究極の楽しみ方!科学ってこういう時のためにあったんでしょ?」 田口清隆(映画監督)

    「ああ!先生、困った時に並行宇宙論に逃げるのはやめてください!!」斉藤麻衣(俳優)

    【目次】
    はじめに――または、私は如何にして特撮を愛し、古生物学者になったか
    第一部 ゴジラの移動ルートを分析!謎を解くカギは地形にあり
    第二部 ウルトラマンの目は、おそらく少しずつ進化している
    第三部 あえて考察しよう!なぜ、スーパー戦隊はいつも岩場で闘うのかを
    第四部 ライダーで「悪墜ち」しがちな古生物学者、および研究と特撮の話
    おわりに――小さなアパートの一室で特撮を撮影していた20年前
  • 人生を彩る性愛の記録。
    第21回サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作より厳選収録!!

    「あの家にいたころ不倫してたの。そのことは、将ちゃんのお母さんも知ってるわ」じゃあ、勉強を教えてくれたときや、お尻をふりながら階段を上ってきたときは、ほかの男とエッチしたあとだったのかも……。さすがにショックだったが、それなら僕の相手もしてよと気を取り直した。「おばちゃんが好きやねん」「あかん。人としてあかんよ。お母さんになんて言うの」「言わんでええやん」ええいままよと、間髪を入れず唇を奪った。──(「友人の母」より)

    【目次】
    高い授業料
    あなたのにおいを嗅がせて
    友人の母
    俺の愛したひとに
    追憶
    チンチンがふくらむ女
    湯けむりのひと
    通過駅の女性
    済州島の熱情
    墓の中まで
    奥さまがライバル
  • 日本アニメを創出したのは一人の力ではない!
    未開の映像表現を追いかけた職人たち、その貴重な記録。
    中日新聞連載の「アニメ大国の肖像」待望の書籍化!

    ■「アニメ大国の肖像」とは?
    2005年11月から2008年3月まで毎週1回、「中日新聞」朝刊文化面、および「東京新聞」夕刊にて掲載されていた、アニメ関係者へのインタビュー連載。番外編も含め全120回、40人近くの人物が登場する。テレビアニメ黎明期から活躍する脚本家・辻真先を筆頭に、制作当時のエピソードをまじえながら、「アニメ大国」の歴史に名を刻んだ名作たちの舞台裏を聞き出す。

    ■「まえがき」より
    いったい、誰がアニメを作ったのか―。〈略〉突っ込んだ取材をしてみたいと思って取り組んだのが、本書の基となった「アニメ大国の肖像」の連載である。〈……〉アニメを実際に作ったのは、紛れもなく本書に登場するみなさんであった。そして、日本をアニメ大国にした業績は、有名なアニメ監督だけではなく、むしろ現場で限られた予算、人材、時間の中で、工夫を凝らして最高の表現を私たちに届けようと努力した方々にこそ、帰せられるべきだと確信した。〈……〉もう鬼籍に入られた方もおり、その声を再び聞くことはできないので、本書に収められた貴重な証言を、ぜひ味わってほしい。

    【目次】
    まえがき 三沢典丈

    豊田有恒×辻真先 ―― 茶の間でアトムが飛んだ 
    月岡貞夫 ―― “オリジナル”のテレビアニメ「狼少年ケン」 
    白川大作 ―― 初の少女向け「魔法使いサリー」を企画 
    須藤将三 ―― 虫プロ営業担当が見た、手塚治虫のアニメへの情熱 
    鈴木良武 ―― アニメ脚本家の地位向上を 
    杉井ギサブロー ―― 映像表現としてのアニメの可能性探り 
    鷺巣政安 ―― 利益と制作費の間で模索して 
    雪室俊一 ―― 「サザエさん」を書き続けられた秘訣 
    おおすみ正秋 ―― 舞台で培った演出術をアニメでも
    大塚康生 ―― アニメ職人がこだわる“リアリティー” 
    小田部羊一 ―― 描かれた世界の中でキャラクターを生き生きと 
    黒田昌郎 ―― 「世界名作劇場」の傑作群を演出
    鈴木伸一 ―― トキワ荘のメンバーと「スタジオ・ゼロ」設立
    熊倉一雄 ―― 「ゲゲゲの鬼太郎」主題歌も大ヒットした名優
    山崎敬之 ―― 「巨人の星」から「アンパンマン」まで担当
    出崎統 ―― 「止め画」という革新的演出術
    九里一平 ―― 「タツノコプロ」を兄弟と設立
    笹川ひろし ―― タツノコアニメはSFもギャグも
    鳥海尽三 ―― タツノコのストーリーとアイデアを支える
    藤川桂介 ―― 「マジンガーZ」「宇宙戦艦ヤマト」の脚本家
    中村光毅 ―― 美術監督として数多の名作を
    大河原邦男 ―― メカニックデザイナーの草分け
    富野由悠季 ―― 「機動戦士ガンダム」の挑戦
    山浦栄二 ―― リアルロボットもので熱狂を生む「サンライズ」を創業 
    安彦良和×辻真先 ―― ロボットアニメとは何か 
    松崎健一 ―― SFマニア視点で、設定に奥行きを 
    高橋良輔 ―― 演出経験が「装甲騎兵ボトムズ」に結実 
    石黒昇 ―― 「アートランド」を設立し、若い才能を輩出 
    田代敦巳 ―― 音響監督として名作を彩る 
    芝山努 ―― 「ど根性ガエル」「ドラえもん」の美しい絵コンテ 
    岡崎稔 ―― 鳥山明原作アニメが世界的な大ヒット 
    香西隆男 ―― 苦労しながら歩んだアニメーター人生 
    湯山邦彦 ―― 「ポケットモンスター」はゲームから世界的アニメに
    原恵一 ―― 「クレヨンしんちゃん」の演出からオリジナルアニメ監督へ 
    辻真先 ―― 脚本家よ、未知の領域へ踏み出せ

    解説 中川右介

    コラム1 リミテッドアニメは議論の的
    コラム2 分業体制の光と影
    コラム3 過酷なアニメ制作環境
    コラム4 マーチャンダイジングの功罪
  • 恋バナ×ジェンダー。

    隣にいるのに遠くに感じるのはなぜ?

    ホモソ問題、セックスのサイン、別れない理由、クソLINE、恋人の裏アカ、生理、
    これまで語られてこなかった恋愛にまつわるアレコレを語り尽くすNEO恋バナ。

    社会学者・富永京子さん、臨床心理学者・東畑開人さんとの対談も収録。


    宇垣美里さん(フリーアナウンサー)推薦!
    「昔傷つけられたあれやこれや、
    その背景にあったものが少し、わかりました。
    許してなんて、やらねえけどな」


    【目次】
    1 恋愛のサイン
    2 秘密と嘘
    3 恋人の友達
    4 恋愛と軽率
    5 男らしさクライシス――ダサいをめぐって
    6 男が知らない生理のハナシ
    7 恋愛とわがまま with 富永京子
    8 恋愛と貸し借り
    9 隣にいるのに遠くに感じる
    10 別れない理由
    11 恋愛とコスパ with 東畑開人
    12 #stayhomeの恋愛事変
  • 官能小説にはない「リアル」。
    夕刊フジの人気連載から厳選収録。

    先に湯船に浸かっていると、彼女が恥ずかしそうに片手で股間を隠しながら浴槽の縁をまたいで入ってきた。さっそく彼女の尻を両手で引き寄せ、対面するかたちで俺の膝の上に座らせる。黒い小豆のような乳首を舌の先でチロチロと転がすと、真知子は上気した顔で背を反り、おっぱいを顔に押しつけてきた。かなり敏感な肉体のようで、俺は大満足。湯船からあがり、ボディシャンプーをつけたスポンジで彼女を洗ってやる。──(「旅びとの終点地」より)

    【目次】
    箱入り娘の過去
    相互オナニー鑑賞
    旅びとの終点地
    人妻の深い闇
    船長さんの奥さん
    ロシアより汁をこめて
    私とやりたい?
    白衣のお姉さん
    誕生日の巨乳女
    コンパニオンに恋して
    黒髪のS嬢
    ハメ撮りに燃えて
    ご近所の奥さんと
    女郎蜘蛛の罠
    寮母はお多福さま
    私を抱いてください
    わが懺悔録
  • いつ、どの部分を遺書として 切り取ってくれても構わない。


    あなたがあなた自身である限り、誰にも負けることはない。


    オリジナルでもフェイクでもいい。ただわたしであればそれだけでいい。


    GEZANマヒト、時代のフロントマン。眩しいだけじゃない光の記録。

    <写真 佐内正史>


    八月の盆踊り、桜の咲くアメリカ、厄が落ちたフジロック、辺野古の黒い煙、躊躇ないハギビス、溢れる渋谷、破壊の日。ギターを背負って手を振って別れた道。たくさんの好きな人たちーー。

    できるだけたくさん光を集める。絶望に追いつかれないように。


    【目次】
    眩しがりやが見た光
    晴れた日に石を見る
    おばけ
    唾ではなく翼で
    今日もわたしがわたしであり、あなたがあなたである限り
    政治の話は人々の血でできている
    今日のヒーロー
    光葬
    走馬灯とする雨宿り
    夕ひばり
    祭りの準備
    真夏のアウトライン
    プロジェクトFUKUSHIMA! 盆踊り
    糖分 of LOVE
    きみの鳥はうたえる ぼくの鳥は?
    静寂は語るだろう
    泉なるわれ混乱を主宰して
    降参
    明星
    ひらかざる蘭
    QUIET RED
    白紙が微笑む
    HOLY DAY
    この世界が何もわからなくても、うたってもいい
    三月の君はちゃんと目をこすって
    でるお監督
    純喫茶ローレンス
    銀河で一番静かな革命
    宝石のたそがれ
    捏造された肘
    フジロック
    即興
    全感覚祭2019
    言葉が飛ぶための滑走路
    爛々と灯る
    自主隔離1
    ねえ、歌舞伎町
    自主隔離2
    それぞれの怒り それぞれの祈り
    水の中、自ら
    見えなくなったものたちの
    ひかりぼっち
  • 『こち亀』は現代の「浮世絵」だ!

    庶民の金回り、地価変動と田舎ディス、テクノロジー信奉とガジェットの変遷、サブカルチャーの地位と文化系ヒエラルキー、ビジネス・アイデアとハック思考、漫画的表現とポリティカル・コレクトネス
    ……大衆社会を定点観測し続けた連載40年、全200巻の偉業から昭和~平成日本の歩みを追う。

    **********

    『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とは?
    ◎秋本治による国民的漫画
    ◎「週刊少年ジャンプ」1976年42号から2016年42号まで連載
    ◎コミックス全200巻はギネス世界記録

    **********

     浮世絵の特徴は大きく3つ。上から目線の芸術ではなく大衆・庶民のための娯楽であったこと、「時代の今」「大衆のニーズ」を素早く取り入れていたこと、精緻な描き込みによる史料的価値があること――だ。
     『こち亀』は、この3点を完全に満たしている。世俗を非エスタブリッシュメント、すなわち生活者の目線で描き、社会や人々の生活・気分・好奇心を、濃厚なまま、希釈することなく、過剰な装飾で見栄え良く整えることなく、できるだけその時代の空気をとじこめる形で、そのまま史料保存した漫画作品。それが『こち亀』だ。
    <略>
     『こち亀』はバイオレンスポリスアクションであり、マニアックな男の子ホビーやサブカルの啓蒙書であり、ブームやトレンドや新製品をいち早く紹介する情報漫画であり、さまざまな職業を疑似体験させてくれる体験レポートであり、社会や経済やビジネスの仕組みを子供にもわかるよう噛み砕いて説明する解説本であり、あらゆる知識の教養書であり、雑学書であり、下町文化の広報メディアであり、下町人情物語であり、東京の都市論だ。そして、以上の要素のかなり多くが、その時代ごとの世相を完璧に──すべて大衆目線という完全定点観測という手法をもって──反映された形で作品に盛り込まれている。
    <「第0章 「浮世絵」としての『こち亀』」より>

    **********

     『こち亀』が何より大事にしているのは、常に、「昔」より「今」だ。描かれた時点が、『こち亀』にとっては常に最高の今。時に昔を懐かしんだり、ノスタルジーに耽ったりしても、両津は「昔と違って今は苦痛」だとは言わない。今を憂えて鬱に沈んだりもしない。
     もし、この時代に不満があるなら、両津は変えようとする。変えようとしてきた。世の中の仕組みを、古臭い慣習を。そのためにビジネスを興し、街ごと作り変え、国政に出ようとまでした。両津は時代を精いっぱい肯定する。否、肯定できる世の中に変える努力をしてきた。両津は世捨て人や孤高の隠居生活を善 しとしない。
     時代にコミットすることに苦痛を感じるどころか大きな喜びを感じる両津は、最新のものに飛びつき(初物好きであり)、今を享楽的に生きる(宵越しの銭を持たない)。それは両津が生粋の江戸っ子であると同時に、圧倒的に現在を肯定している証左でもある。
    <「第8章 『こち亀』とはなんだったのか」より>

    【目次】
    第0章 「浮世絵」としての『こち亀』
    第1章 庶民目線の生活と経済
    第2章 住宅と都市論からみる東京の昭和・平成史
    第3章 『こち亀』が添い寝した技術立国ニッポン
    第4章 逸脱者を嗤え
    第5章 文化教養リテラシー植え付け装置
    第6章 ビジネスの教科書
    第7章 ポリティカル・コレクトネス考
    第8章 『こち亀』とはなんだったのか
    あとがき
  • 官能小説にはない「リアル」。
    夕刊フジの人気連載から厳選収録。

    吐息にまじったワインの香りが、私の欲望の火をさらに燃えたたせる。唇を重ねたまま、泰子を抱きあげて隣の部屋へ移動。ベッドの上にそっとおろした。均整のとれた肢体と真っ白な肌……。「あっ、ああ、あぁ……」舌先で転がしているうちに、少しずつ乳首がとがりはじめた。つづいて乳房の裾から下腹部へと、なめらかな肌に舌先をはわせてゆくと、観念したのか、私の舌の動きに泰子の肉体が応じはじめる──(「人妻の白い肌」より)

    【目次】
    主婦が股間を濡らすとき
    セックス依存症の人妻
    ボツイチとバツイチ
    おばちゃんとの約束
    バスケ部の則ちゃん
    下宿屋の若奥さん
    かわいい恥丘
    鬼灯のおんな
    義理の娘
    十本十色
    触覚デッサン
    人妻の白い肌
    生徒のお母さんと
    赤い外車の女
    大阪のオバチャン
    同僚の美人妻
    夜勤で特訓
  • アニメに憧れたマンガの神様の“功”と“罪”
    宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで――その10年にわたる黎明史を描く。日本テレビアニメ史の決定版!
    過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。


    マンガ×SF×週刊誌×テレビ――メディアミックスで「アニメ」が生まれる軌跡!

     テレビアニメの歴史が、間もなく六〇年になろうとしている。
     最初の国産連続テレビアニメは、一九六三年一月一日放映開始の『鉄腕アトム』であり、この年が「テレビアニメ元年」となる。『アトム』が大ヒットすると、早くもその年の一〇月に『鉄人28号』、一一月に『エイトマン』と『狼少年ケン』が始まった。
     『鉄腕アトム』は手塚治虫のマンガを原作とし、手塚治虫が創立した虫プロダクションが制作したテレビアニメである。手塚治虫は戦後のストーリーマンガの始祖であると同時に、日本のテレビアニメの創始者でもあった。
     テレビアニメ『鉄腕アトム』放映開始四年前の一九五九年春、小学館の「週刊少年サンデー」と講談社の「週刊少年マガジン」が同時に創刊された。「サンデー」「マガジン」創刊により、「少年雑誌」は週刊誌時代を迎えた。この二誌の創刊号の発売は一九五九年三月一七日で、四月一〇日に「皇太子(平成時代の天皇)ご成婚」があり、そのパレードを見るために、多くの人がテレビを買った。
     一九五九年の「ご成婚」から六四年の東京オリンピックまでの五年で、ほとんどの家庭がテレビを持つようになった。テレビの普及は人びとの生活を、「月」単位から「週」単位へと変え、出版社はそれに合わせて週刊誌を次々と創刊した。
     そのテレビ・週刊誌時代に勃興した新しい文藝ジャンルが、週刊誌の連載マンガであり、テレビアニメだった。
     日本のテレビアニメは、創始者である手塚治虫がマンガ家だったこともあり、マンガと密接な関係を持ちながら発展していく。テレビアニメの大半はマンガを原作にしており、オリジナル作品であっても、マンガ家によるコミカライズが雑誌に連載されるケースが多く、最初期からメディアミックスがなされていた。
     この本はそのテレビアニメの黎明期を歴史として描くものである。
     約六〇年の歴史を持つテレビアニメの「黎明期」とはいつまでなのか。本書では、虫プロダクション倒産の一九七三年を黎明期の終わりと定義する。そして、直接の後日譚として、『宇宙戦艦ヤマト』までを描き、黎明期から拡大期への移行を確認して終える。
     黎明期のさらに前、敗戦直前の映画館から物語は始まる。群像劇となるので主人公はいないが、しいて挙げれば、手塚治虫が中心になる。〈「はじめに」より〉


    【目次】
    第1章  手塚治虫が見たアニメ史
    第2章  テレビ時代到来
    第3章  最初の手塚アニメ『西遊記』
    第4章  「虫プロ」への道
    第5章  『鉄腕アトム』革命前夜
    第6章  トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」
    第7章  「TCJ」と若きSF作家たち
    第8章  出遅れた「東映動画」
    第9章  「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立
    第10章 〈宇宙SFブーム〉と「タツノコプロ」
    第11章 ライバルは〈怪獣ブーム〉
    第12章 『オバQ』から『パーマン』へ
    第13章 『009』の孤独な闘い
    第14章 海外児童文学のアニメ化『ムーミン』
    第15章 〈スポ根〉の熱狂
    第16章 『ルパン三世』で始まる新時代
    第17章 『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月
    第18章 〈建国の英雄〉の退場
  • マネしたくてもマネできない!

    エロをテーマに世界100か国超を旅する人気ブロガー・YouTuberが、日本人が足を踏み入れないローカル風俗に突撃! 

    世界中のエロ、口説き文句、金銭事情が学べる良本! 
    しみけん(AV男優)

    これぞ男のロマン!
    丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
    旅して恋した55のエロい国

    【ヨーロッパ】
    1 ドイツ
    2 スペイン
    3 ウクライナ
    4 沿ドニエストル共和国
    5 ベラルーシ
    6 フランス
    7 ハンガリー
    8 チェコ
    9 スロバキア
    10 ルーマニア
    11 モルドバ
    12 オランダ
    13 ベルギー
    14 スイス
    15 オーストリア
    16 ポーランド
    17 ブルガリア
    18 ポルトガル
    19 ロシア

    【アフリカ】 
    20 マダガスカル
    21 エチオピア
    22 モザンビーク
    23 南アフリカ
    24 スーダン
    25 ソマリランド
    26 スワジランド(現在エスワティニ)

    【北中米カリブ海】
    27 アメリカ
    28 キューバ
    29 メキシコ
    30 ドミニカ共和国

    【南米】
    31 ブラジル
    32 コロンビア
    33 エクアドル
    34 チリ
    35 アルゼンチン
    36 ペルー
    37 ボリビア
    38 ベネズエラ

    【中東】
    39 イラン
    40 トルコ

    【アジア】
    41 アゼルバイジャン
    42 タイ
    43 キルギス
    44 インドネシア
    45 フィリピン
    46 ブルネイ
    47 中国
    48 マレーシア
    49 マカオ
    50 韓国
    51 香港
    52 シンガポール
    53 カンボジア
    54 ジョージア
    55 パキスタン


    【目次】
    「海外風俗2.0」の新時代がやってきた
    【ヨーロッパ】
    【アフリカ】
    【北中米カリブ海】
    【南米】
    【中東】
    【アジア】
    おわりに
  • “逆転の内藤哲也”完結! 待望の自伝、第3弾!

    新日本プロレスの主役は俺だ!
    L・I・J始動、待望のIWGPヘビー初戴冠、そして史上初の二冠王へ!


    プロレス界の内藤&ロス・インゴ旋風はデスティーノ(運命)だった。


    【目次】
    TETSUYA NAITO FOTO HISTORIA

    CAPITULO 1 L・I・J始動
    CAPITULO 2 IWGPヘビー初戴冠
    CAPITULO 3 セコいベルト
    CAPITULO 4 逸材への引導
    CAPITULO 5 『G1』2度目の制覇
    CAPITULO 6 夢に見た東京ドームのメイン
    CAPITULO 7 怨敵ジェリコと初対決
    CAPITULO 8 ヒロムのいないL・I・J
    CAPITULO 9 二冠への野望
    CAPITULO 10 飯伏との抗争
    CAPITULO 11 逆転の内藤哲也

    EPILOGO

    TETSUYA NAITO HISTORIA 2015-2020
  • 「こんな旅人になっちゃいけない!」過激で怖いもの知らず。旅人界のはぐれ者集団「海外ブラックロード」。バンコク、サンパウロ、NY、ヨハネス、プノンペン、バックパッカー、日本人宿、スラム、メシ、夜遊び。ガイドブックには載せられない旅を、くせ者揃いの旅の仲間と語り尽くす!大人気ポッドキャスト「海外ブラックロード」10周年記念!

    海外ブラックロードpodcast
    2010年に放送を開始した「海外」「旅」をテーマにしたポッドキャスト。毎週配信。嵐、丸ゴン、虫象がパーソナリティーを務め、2020年で10周年、600回を迎えた。
    http://www.blackroad.net/blackroad/


    【目次】
    はじめに
    10年間の旅の軌跡
    PART1 俺たちの街
     タイ・バンコク
     ブラジル・サンパウロ
     アメリカ・ニューヨーク
     南アフリカ・ヨハネスブルグ
     カンボジア・プノンペン、シェムリアップ
    PART2 懐かしい話
     日本人宿
     地球の歩き方
     バックパッカー
     ジェネレーションギャップ
     JBL向井さんを偲ぶ
    PART3 ガイドブックには載らない旅の知恵
    PART4 失われゆく世界の1000円以下風俗を求めて
    「海外ブラックロード」ポッドキャスト傑作選
     (1)嵐よういちとは何者なのか? 伝説の第1回放送
     (2)2010年のエジプト旅
     (3)嵐よういちとの旅
     (4)世界の風俗の底辺を攻める
     (5)旅人たちに物申す
     (6)ブータンの話
     (7)ミャンマー留学の話
     (8)バンコクで待ち合わせ(バンコク収録)
     (9)ブルガリアdeヨーグルト(ソフィア収録)
     (10)ピースボートなんて誰が行くんだ?
     (11)虫象の韓国旅
     海外ブラックロード・ファミリー紹介
  • なぜ、ある時代、ある場所に、世紀の天才たちは集うのか?

    漫画の歴史を生んだトキワ荘、大泉サロン、ネットワークを築いたポプコン、PFF、
    クリエイターがオフィスを連ねたセントラルアパート、文化人のたまり場となった音楽喫茶……。
    日本のカルチャーを創り上げた「場」の磁力とは、なんだったのか?
    集住、同好の士、上京行動、ローカル・ネットワーク、セレンディピティ……。
    伝説となったサロンから、現代のコワーキングスぺースやオンラインサロンまで、
    ポップ・カルチャーを通して解き明かすクリエイティブ・コミュニティ論。

    【目次】
    第一章 「サロンの磁力」と「人的ネットワーク」
      伝説となった「トキワ荘」「大泉サロン」
      コミックマーケットを生んだサークル「迷宮」
      ヤマハが創ったローカル基盤と「ポプコン」
      「芸大」という場と映画監督の登竜門「PFF」
    第二章 「都市」が育む文化コミュニティ
       喫茶店「風月堂」「青蛾」を生み出す新宿文化
      「中央線文化」とサブカルチャー
      「セントラルアパート」と文化のたまり場
    第三章 現代の「サロン」のゆくえ
      「コワーキングスペース」で協創は生まれるか
      「オンラインサロン」は現代のサロンとなるか
  • 恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。
    「逢魔が時物語」怪奇選第8弾!!

    都市伝説として有名な「首なしライダー」が本当にいるのか冷やしにいった友人たち。その後に聞いた話は噂とは違ったものだったというが……(「幽霊バイク」)。誰もいない病院の個室からなり続けるコール音に看護師の私がとった行動とは(「ナースコール」)。小学校の行事で「出る」と噂の施設での三日間。あるグループだけが体感した地震を皮切りに怪異が次々と起こる(「宿泊訓練」)──怪談サイト「逢魔が時物語」に届けられた恐怖体験の数々。

    【目次】
    【視】
    赤灯台/幽霊の噂/影/青いマントの男/夜桜見物/幽霊バイク/百鬼夜行/モノクロ/緑色のパパ/魔界バスツアー/廃露天風呂

    【聴】
    やめた理由/磯釣り/ナースコール/オルガン/職場の異変/MDプレイヤー/窓の異物/満員電車/柱鳴り/案内所/カココココ/間違い電話

    【縛】
    奇跡の町/ヘンな我が家/鈴の音/思い出話/起きて!/細長い部屋

    【感】
    隙間/中国留学生寮/兄の異変/視線/女の依頼/激痛/右側の壁/お骨堂

    【異】
    宿泊訓練〈初日〉/宿泊訓練〈二日目〉/宿泊訓練〈三日目〉/入店拒否/アイドルポスター異聞/岬の先端/喧嘩/黒猫/大凶の家/陰気な店/石碑の意志/壇ノ浦/ルーツ

    【特別寄稿】
    祖父母の家/再会/見ないで/籠の鳥/釣り人
  • 私は苦しくなるほど強く口づけされ、貪欲に舌をからめられると、彼の両手が私の頬をスルリとなでる。これは合図だ。彼のおねだりは日を追うごとに上手になり、頬を両手でなぞれば、舐めてもらえると覚えたらしい。(「濡れる夜勤」より)

    ――人生を彩る性愛の記録。
    第20回サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作を一挙収録!!
  • エロからテロまで!
    バンコクに編集部を置き、「日本の恥!」と駐妻たちに目の敵にされた伝説の雑誌「Gダイアリー」。
    その編集部員が綴るウソのような舞台裏。あの熱量はなんだったのか?


    男たちの夢を偏執的に詰め込んだ夢の雑誌。
    俺も「Gダイの編集部で働きてえな」と思っていた読者でした。
    丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)

    Gダイアリーは天使の顔をした怪物だった。誰の手にも負えなかった。
    日本に負けた男たちがつくりあげた桃源郷──その蠱惑(こわく)な空間が本書で蘇る。
    下川裕治(旅行作家)

    エロ、旅、冒険、エロ、エロ、グルメ、エロ、比較文化、エロ、戦争、クーデター、エロ、そして青春…。
    本書はアジアで最もお下劣にして純情な魂の記録である。
    高野秀行(ノンフィクション作家)


    【目次】
    はじめに | 夢と冒険の書Gダイ

    第1章 GダイのGは「ジェントルマン」のG!?
    第2章 僕のドリームはバンコクにある、はず
    第3章 Gダイはエロ本か旅雑誌か
    第4章 タイの政変に翻弄される
    第5章 Gダイに集う奇人たち 
    第6章 Gダイ絶頂! アジアの伝説となる
    第7章 バンコクのいちばん長い日
    第8章 さらばGダイ、さらばバンコク

    あとがき | Gダイアリーは死なず

    タイとGダイアリーの歴史
    Gダイアリー 特集とおもな連載
  • 官能小説では味わえない〈リアル〉。
    夕刊フジの人気連載から厳選収録。

    「白々しいこと言わないでよ。私、いろんな女と関係を結ぶ男って本当に許せないの」口ではそう言いながらも、酔って気が大きくなっているのか、千明は私に体を寄せてキスしてきた。これでは言っていることと、やっていることが違うではないか、と内心おかしくなったが、ここぞとばかりに私も千明の体を抱きしめ、唇を貪った。助手席側に身を乗り出して背もたれを倒し、千明に覆いかぶさるようにしながらキスを続ける(「酔った人妻を」より)

    【目次】
    豆腐のごとき乳房
    青い鳥逃げた
    船長さんの奥さん
    酔った人妻を
    人妻狩り
    この歳で義妹と
    私の痴漢遭遇記
    上司の女を寝取る
    深夜のネットカフェ
    誘ってほしいの
    性再生業の女
    M女の素質
    婚活パーティーの熟女
    離婚妻の復讐
    盆踊りの夜
    村人たちの宴
    京都七夕不倫
    調教志願の女
  • 1,540(税込)
    著者:
    パリッコ
    著者:
    スズキナオ
    レーベル: ――

    これは世界一役に立たない“お酒”の本です。
    でも、読むと人生が少しだけラクになる…かも。


    cakes連載『パリッコ、スズキナオののんだ?のんだ!』を書籍化

    酒にまつわるあれこれをゆるーく、ぬるーく、たまに真剣に書き綴る。
    人気酒場ライター2人による酒飲みユニット「酒の穴」による初エッセイ集!

    ナオ 最近の酒はどうですか? どんな酒ですか?
    パリ どうもこうも、なんていうか、「どうでもいい酒」って感じです。
    ナオ はは! 俺もだなー。つまり、日常的で、平凡な。<中略>
    パリ そうそう、でも「どうでもいい」って、こだわりを捨てたから自暴自棄にしか飲まないとかじゃなくて、どこで飲んでても楽しいし美味しい。
    ナオ まさに!
    (本文箸休め対談より)


    <プロフィール>
    酒の穴
    パリッコ、スズキナオの二人によって結成された、お酒の可能性追求ユニット。川面を眺めて酒を飲んだり、住宅街を散策したりするといった活動が中心。著書に『酒の穴』(シカク出版)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(Pヴァイン) がある。

    パリッコ
    東京生まれ。酒場ライター、DJ/トラックメイカー、漫画家/イラストレーター。著書に『酒場っ子』(スタンド・ブックス)、『晩酌百景』(シンコーミュージック) 『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(少年画報社)などがある。

    スズキナオ
    東京生まれ。大阪在住。フリーライター。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。「デイリーポータルZ」「メシ通」等のWEBメディアで記事を執筆。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)がある。


    人気酒場ライター、スズキナオ、パリッコによる、酒にまつわるアレコレをゆるーく、ぬるーく書いた“初”のエッセイ集。


    【“よむ”お酒 お品書き】

    はじめに

    ポイントカードのポイントを使ってまで飲む
    会社の飲み会
    酒場のおつまみシェア問題
    酒のシメ問題
    酒と親族 泥酔した自分たちを見せあう謎
    酒の席の会話
    気になるあの店員さん
    酒場で出会った不快イ話
    ずっとほどほどに酔っていたい
    酒と睡眠

    箸休め対談1
    飲んで書いてれば酒エッセイ?

    高い酒と安い酒
    終電逃し
    酒と地面 私の失敗
    平成おじさん
    終電逃し その二
    酔描 ~初夏の公園にて~
    新幹線でどう飲むか
    素面面
    新しい酒のことわざ
    老舗酒場

    箸休め対談2
    あらゆる店がスタンド割烹?

    酒場のカオス
    仕事酒
    ノンアルコール飲料という存在
    酒としらたき
    酒場のマドンナ
    都市の隙間で飲む
    酒とバイキング
    ベビーチーズはまだやれる
    居酒屋の名前
    常連考

    箸休め対談3
    ノンアル道

    注文のタイミング
    「混ざらない」問題
    酒とかくれんぼ
    必要ないのにやめられない「前飲み」の世界
    あらためて、チェアリングが楽しい
    酒と奇跡
    台所に立って鍋をしながら飲むのはどうか
    焼酎のタピオカ割り
    究極の酒のつまみは粒子系
    粋な飲み方

    箸休め対談4
    カレーは飲み物、唐揚げは粒子

    フェリーで飲む際に気をつけて欲しいこと
    にんげんこわい
    二日酔いについて
    酒と幼なじみ
    ひとり酒、みんな酒
    今すぐ飲みたい!
    酒と生きる
    酒と劣等感
    酒とエッセイ(スズキナオ)
    酒とエッセイ(パリッコ)

    おわりに
  • 1,485(税込)
    著者:
    ナ月
    イラストレータ:
    阿部洋一
    レーベル: ――

    男子の数だけ、ドラマがある。

    投稿で集まった「精通=はじめての射精」のエピソードが驚異の書籍化。
    笑いあり、涙あり、驚きあり、友情あり、恋心あり、ノスタルジーあり。
    みんながずっと秘密にしてきた青春のひと幕を一挙公開!
    漫画『それはただの先輩のチンコ』が話題沸騰の阿部洋一によるイラストも多数収録。

    「お風呂のシャンプーボトルで遊んでいて、この吸引力ならおしっこを任意の時間に出せるのではと考え…」《吸引力》
    「これでおっぱいを拡大すれば、もっと大きいおっぱいになるのではないか…?」《虫眼鏡》
    「チンコを見ると、しごけそうなところが2ヶ所あった」《ふたつの選択肢》
    「車通りの多い歩道を歩いていると、側溝にタンポポの綿毛が咲いているのが見えました」《ど根性タンポポ》
    「小学校6年生の頃、僕は電気あんまマスターとしてみんなから恐れられていました」《電気あんまマスター》
    「お前、なんか難しく考えすぎなんじゃね? もっと楽しめよ」《フレンズ・フォーエヴァー》

    どんなに特殊なエピソードが来ても100%信じる。
    (勇気を出して初めての射精エピソードを語ったのに嘘だと言われたら悲しいので)
    これは読み手のあなたにもお願いしたい。全部信じよう。
    だから投稿する人も嘘だけはつかないでくれ。これは男同士の約束だ。
    匿名でいい。面白くなくてもいい。ありのままの精通エピソードを聞かせてほしい。
    (編者のことば)

    【目次】
    編者のことば
    突然の精通
    好奇心と試行錯誤の精通
    恋と友情と欲望の精通
  • 汗ばむふたり、
    濃厚なひととき……。
    人生を彩る性愛の記録。

    「じゃあ童貞君、そこに立ってみようか」――カメラマンに背を向けて、後ろ向きに立つよう命じられた。私の背中に仁美がぴたりと体を重ねる。柔らかい胸と乳首の突起を背中に感じ、濃い陰毛が尻に当たる。長い両腕を私にまわして、仁美の右手が胸に、左手が股間に触れる。右の手の爪が私の乳首を突いて、左手の爪が下着の上から亀頭のふちをなぞった。体は興奮しているのに、頭がそれを認めるのを拒否した。(「ヌードの季節」より)――サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作から厳選12篇収録。

    【目次】
    妖しい誘惑
    輪姦願望の女
    ヌードの季節
    個別指導
    ミュンヘンの処女
    女医に品定めされて
    日帰り温泉で
    徒花
    陶器店の娘
    馬ガール
    クレームの女
    魅惑の臭気
  • 恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。
    「逢魔が時物語」怪奇選第7弾!!

    漁業が盛んなとある村では、数年に一度は漁師が戻らなくなることがあるという。そこには呪われたふたつの言い伝えがあった(「海のもの山のもの」)。廃品回収置き場から持ち帰った乳母車。ひとりでに動き出す怪異を目の当たりにし、夜中にこっそり元の場所に戻そうとしたが……(「乳母車」)――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。前作収録「三人塚」の後日談や、怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。

    【目次】
    【視】
    ロビーの階段/終電の駅/手術/遭遇/はじまり/第一発見者/幻の四階/海のもの山のもの
    【聴】
    お泊まり会/訪問者/キャンプサイト/恐怖のCD/霧の中/格安家賃/行商の宿/魔界バス
    【縛】
    盛り塩/手の感触/仮眠/異音/入院生活(1)/入院生活(2)/シーツ
    【感】
    ボロ自転車/坂道/受胎告知/事件現場/知らせ/ベッドの下/角膜移植
    【異】
    三人塚―後日談/開かずの間/乳母車/嵐の夜/常宿/マスクメロン/一本杉/石巻のタクシー/教員住宅
    【特別寄稿】
    伝説の男/天井裏にあったモノ/本館へ/幽霊に抱かれた感触/白い手
  • 19年で1200人以上の女性のお悩みを聞いてきた
    「恋バナ収集ユニット」桃山商事による、
    深くて楽しいNEO恋バナ!


    ライムスター宇多丸氏、推薦!

    「(身を切るような自己開示含む)地道で豊富な事例収集。
    そして、誠実な思考と議論の積み重ね。
    爆笑させられ、身につまされているうちに、思わぬ真理が浮かび上がる。
    マジな話これは、恋愛という「人間関係問題」に関する、
    最新にして最高峰の研究成果と言えるんじゃないか?
    桃山商事の皆さんに、嫉妬すら覚えました!」


    「食事」、「お金」、「ケンカ」、「謝罪」など、誰もが経験しているはずなのに、
    誰も注目してこなかった恋愛のトピックについてとことん語り尽くします。
    細かすぎるけど深い“NEO恋バナ”を通して、あなたの恋愛がちょっと違って見えてくるはずです。

    【目次】
    01 恋愛と食事
    02 恋愛とお金
    03 恋愛と遊び
    04 フラート入門
    05 自分史上最高のエロ
    06 恋愛遺産
    07 恋愛と油断
    08 ケンカの火種
    09 カレシの知らない私
    10 恋愛と親子関係
    11 恋愛と謝罪
  • この男、制御不能!
    ついにロス・インゴベルナブレス加入。幾多の挫折を乗り越え、運命を切り拓く!

    NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』出演で大反響!
    いま最も目が離せない男の自伝、待望の第2弾が登場。
    ※EPISODIO 3は2020年発売


    仲間の裏切り、ヒザの手術、大ブーイングをバネに。

    【目次】
    TETSTSUYA NAITO FOTO HISTORIA
    Introduccion
    Capitulo 1 NO LIMIT分裂
    Capitulo 2“真田聖也”との邂逅
    Capitulo 3 念願のIWGPヘビー初挑戦
    Capitulo 4 最初で最後の武藤戦
    Capitulo 5 先行くオカダ、追う内藤
    Capitulo 6 失意の長期欠場
    Capitulo 7 奇跡の『G1』初優勝
    Capitulo 8 鳴り止まないブーイング
    Capitulo 9 ロス・インゴベルナブレス加入
    Capitulo 10 手のひらの上
    TETSUYA NAITO HISTORIA 2011-2015
  • 人生を彩る性愛の記録。
    サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作より12編を収録

    「捕まえていて。ずっと……」半泣きの顔を私の胸にうずめ、彼女は全身でその思いをぶつけてくる。幼い交わりだったと思う。感情と欲情ばかりが先走り、暴走する体を制御することができなかった。私の性技は下手で、早紀子はそれ以上に未熟だった。股間はおびただしく濡れているのに膣孔は狭く硬い。ヴァージンだったのかもしれない。それでも早紀子は、私のすべてを受け入れて優しく包みこむ。(「雪の降る町」より)
  • 3,190(税込)
    著者:
    川野将一
    レーベル: ――

    「何処を切り取っても、今、日本一の珠玉のラジオエッセーだと思います。
    これ以上のラジオ本は誰にも書けないと太鼓判を押します」と水道橋博士も絶賛。
    テレビの放送作家にしてラジオのヘビーリスナーである著者が、久保ミツロウ・能町みね子、
    神田沙也加、オードリー、アルフィー、宇多田ヒカル、aiko、小島慶子、福山雅治、ピース又吉、
    能年玲奈、とんねるず、長渕剛、大槻ケンヂ、星野源、矢口真理などがパーソナリティの
    各ラジオ番組への偏愛を綴った、水道橋博士のメルマガ連載を書籍化。
  • 政府の監視も、グーグルのアルゴリズムも、企業によるターゲティングも、
    さらには法律の手すらも及ばないインターネットの暗部=ダークウェブ。
    「ネットの向こう側」の不道徳な領域を描き出す
    ポスト・トゥルース時代のノンフィクション!!

    知られざるインターネットの暗部――ダークウェブ。
    その領域の住人たちは何よりも「自由」を追い求め、
    不道徳な文化に耽溺しながら、「もう一つの別の世界」を夢想する。

    本書ではアメリカ西海岸文化から生まれたインターネットの思想的背景を振り返りながら、
    ダークウェブという舞台に現れたサイトや人物、そこで起きたドラマの数々を追う。
    「自由」という理念が「オルタナ右翼」を筆頭とした反動的なイデオロギーと結びつき、
    遂には「近代」という枠組みすら逸脱しようとするさまを描き出す。

    【目次】
    序章 もう一つの別の世界
     分断されたインターネット
     フィルターにコントロールされた「自由」…etc.

    第1章 暗号通信というコンセプト
     ダークウェブとは何か
     「数学」という美しく純粋なシステムによる支配…etc.

    第2章 ブラックマーケットの光と闇
     「闇のAmazon」
     思慮深きマーケットの支配者…etc.

    第3章 回遊する都市伝説
     殺人請負サイトQ&A
     人身売買オークション
     スナッフ・ライブストリーミング…etc.

    第4章 ペドファイルたちのコミュニティ
     児童ポルノの爆発的な拡散
     フィリピンのサイバー・セックス・ツーリズム
     おとり捜査…etc.

    補論1 思想をもたない日本のインターネット
     アングラ・サブカルとしての消費
     アメリカのインターネットが反体制的な理由…etc.

    第5章 新反動主義の台頭
     哲学者、ニック・ランド
     暗黒啓蒙(ダーク・エンライトメント)
     恋愛ヒエラルキーの形成と闘争領域の拡大…etc.

    第6章 近代国家を超越する
     ブロックチェーン上のコミュニティ
     バーチャル国家が乱立する未来…etc.

    補論2 現実を侵食するフィクション
     冥界としてのサイバースペース
     現実認識を変容させる…etc.
  • そんなに見ないで。
    恥ずかしいわ……

    なまめかしい照明に照らされたベッドの淫猥な雰囲気に気圧されたか、啓子は今入ってきたドアのほうへとまわれ右をした。だが、それは私と至近距離で向かい合うことになる。私はすばやく啓子の頬を両手ではさみ、おもむろにキスをした。とっさのことに面食らったのか抵抗はなかった。しばらくそのまま啓子の唇を貪る。そろそろとお尻に手をまわしたとたん、啓子が唇を離して眉をひそめた。「何もしないって、さっき言ったよね」(「貞淑な人妻を」より)

    官能小説では味わえない〈リアル〉。
    夕刊フジの人気連載から厳選収録。
  • 「常識を壊して新たな価値観を生み出していく
    開拓者たちの志は決して低くなんかない!……多分」(三浦大知)

    三浦大知さん大推薦! しまおまほさんも登場!

    「このコーナーだけは本にしたくなかった」――宇多丸

    TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の人気コーナーがまさかの書籍化! 誰にも迷惑はかけていない。犯罪でもなければ、マナー違反になるかもわからない。ただし、確実に、人間として、何かが“低い”……。そんな、身に覚えはあるが、いまだかつて呼び名がついていない、まったく新しい概念「低み」。ポスト平成目前、“意識高い系”の人々が幅を利かす社会を底辺から撃ち抜く攻撃的(アサルト)思考のススメ!

    まったく新しい概念「低み」を実践できる66の自己低発。
  • 荒々しく和子を押し倒し、両脚を開いて、女陰に男根を持っていった。いきり勃った男根の先を陰裂にこすりつける。そこにあるのは、かつて子ども時代に見たものとは似ても似つかない女性の恥部だった。あのときは、白くて柔らかく、滑らかなモモの実が、中にあるものをおおい隠していた。未熟だったが、清純さがあった。しかし今、目の前にあるものは、陰毛に囲まれ、派手な花びらのように赤く口を開いている。――(「モモとザクロ」より)
  • 周りには乗客がいなかった。ずっと離れた席に老夫婦が二組いたが、席が向こう向きだった。私たちを見ることができない場所だった。萌子は出航のドラの合図とともに、私の手をとり大胆にも両腕を私の首に巻き、引き寄せた。そして私にブラウスの上から胸を触らせ、接吻をしてきた。接吻は荒々しく情熱がこめられ、舌と舌とが口の中で絡み、吸い込み合った。イチモツは一挙に大きく勃起して、脈を打ちはじめた。――(「人目をはばからず」より)
  • とんねるずの危機、ナイナイの苦悩、ダウンタウンの奮闘……

    テレビを変えるキーマンの発想に迫る画期的論考

    テレビバラエティの遺伝子は消えない
    ◎「保毛尾田保毛男騒動」が浮き彫りにしたこと
    ◎フジテレビが凋落した「六つの理由」
    ◎お笑いBIG3、それぞれの「終活」
    ◎松本人志が『ワイドナショー』に出演する意味
    ◎有吉弘行とマツコ・デラックスの「テレビへの違和感」
    ◎インターネットはテレビを滅ぼさない

    ■インターネット時代に生き残る笑いとは
    なぜ、『みなさん』『めちゃイケ』の時代は終わったのか。なぜ、フジテレビは低迷しているのか。なぜ、ダウンタウンはひとり勝ちしているのか。なぜ、『アメトーーク!』『ゴッドタン』『水曜日のダウンタウン』はウケているのか。なぜ、視聴者は有吉弘行とマツコ・デラックスから目を離せないのか。なぜ、大物芸人はネットで番組を始めるのか。平成が終わろうとしている現在、テレビ業界とお笑い界で巻き起こっている地殻変動を、膨大な資料をもとに徹底分析する。
  • 第18回サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作から厳選収録。

    十年前、あこがれだった曜子とばったり会い、同じ街に住んでいることを知って感激した。そして、同窓会の準備をきっかけに体を合わせるようになった。人の縁とはつくづく不思議なものだ。「ねえ、寝よ」曜子が私の手を引いて寝室へいざなった。真んなかにキングサイズのダブルベッドがデンとすえられていた。ふっと、仏壇わきの壁にかけられていたご主人の遺影が思い浮かんだ。いいのか、こんなところで……。(「あこがれの娘は未亡人」より)
  • 私は興奮しながらも、いったん唇を離し、自分の布団に戻って考えた。これ以上してもいいのか? だが、心配は無用と考えた。だって、向こうから舌を絡めてきたのだから……。決心した私はランニングを脱ぎ、パンツ一枚の姿で八重子さんの唇に吸いついた。再び、八重子さんが舌を絡めてくる。甘酸っぱい唾液を存分に味わったあと、私は八重子さんの掛け布団をはがした。――(「よばい」より)「性ノンフィクション大賞」受賞作の中から11篇を収録。
  • 中沢さんのあえぎとともに、私はゆっくりと腰を使いはじめる。彼女の心にある性交の原風景を私色に染め直したい……そう思いながら静かに抜いては、また一気に貫いてゆく。この腰遣いには、祈りにも似た私の願いが込められていた。「いいっ、いいわ、ステキよ。もっともっと、いっぱい愛して」――(「ささやかな残照」より)「性ノンフィクション大賞」入選作の中から11篇を収録。また、巻末に最新第17回選考会の模様を一部収録。
  • 兄嫁とはいえ、女だ。湯上がりの体から甘い体臭を漂わせていて、私は眠れずに何度も寝返りを打った。すると、兄嫁の手が私の胸に伸びてきて、「……明彦さん、眠れねぇだか? おらみてぇな女でもいいなら……おらはいいだよ」やさしく私の背中を抱いた。私はたまらず、兄嫁の巨乳をわしづかみにすると、その股間を割ってゆく。そこは、熱い淫液をあふれかえらせていた。(「二人の兄嫁」より)
    「性ノンフィクション大賞」歴代金賞受賞作から11篇収録。
  • 「やん……恥ずかしい…」ぴったりととじ合せた太腿のつけ根で、白く小さな逆三角形が陰毛の丘を覆っていた。大人の女性が身に着けるには幼すぎると思える下着。おしゃれでもセクシーでもない、女子高生がはくような、なんの飾りもないただの木綿のパンティーだった。だが、私はなぜか激しく欲情した。その単純な白さがまぶしかった。太腿を押し開く。すでに尋常ではない蜜液の染みが舟底に拡がっている。──表題作「女の隙間」など11篇を収録。
  • 官能小説では味わえない〈リアル〉。
    夕刊フジの人気連載から16篇を厳選収録。

    背中のホックをはずし、ブラジャーをはずすと、やや小さめではあるが形のよいおっぱいが目の前にあらわになった。四十代半ばとは思えない、スリムな体形を維持している。俺も服を脱ぎ、素っ裸になってから涼子のスカートを脱がし、パンストを剥ぎ取る。そして最後の一枚も脱がしてしまうと、涼子も丸裸になった。これまでは車の後部座席で下だけ脱いでセックスしていたから、全裸の涼子を見るのは、このときがはじめてだった。(「年上の人妻」より)
  • 「逢魔が時物語」怪奇選第6弾!!

    深夜、高熱で意識朦朧の入院患者のもとに訪れた看護師は切羽詰まった声で強引に“検査”に連れ出そうとする。その先にあったのは……(「四階の先生」)。とある田舎町、小学校の同級生4人が林の奥で見つけたのは小石が積まれた奇妙な盛り土。その後20年にもわたって次々と起きる怪異……(「三人塚」)――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々から厳選された48篇。怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。
  • きっとあなたも持っていたはず!

    バブル期の日本には「ファンシー」があふれていた……。
    当時観光地やスキー場などで大量に販売されていた、ある種の独特なお土産たち。

    それらを「ファンシー絵みやげ」と命名して保護活動に勤しむ山下メロ院長が、
    ダサかわいいアイテム群の魅力と文化的意義を解説。

    誕生から発展、衰退の歴史、数万点もの多様性を生んだ時代背景などを、
    貴重な600点以上のカラー写真と共に読み解いていく!
  • こぼれる吐息、あふれる蜜汁……
    第18回サンスポ・性ノンフィクション大賞入選作から12編を収録。

    私の肉棒を挟みこんでしっかりと抱き合い、ときどき唇を重ねながらゆっくりと真由美が腰をくねらせる。深くつながったまま揉むような、スローな動きがたまらなく心地いい。年下の男を好きなようにオモチャにしているつもりなのかもしれないが、私も年上の人妻が次第に乱れていく姿を見るのが何より快感。心身ともに満足感を与えてくれる。(「PTAの熟女たち」より)
  • SM、放尿、逆レイプ……10年前なら珍しかったマニアックなプレイも、気軽に楽しめちゃう時代。そのせいで、いまや風俗店には、とんでもないお客が増えているんです! やたらとカラダのパーツにこだわる。目の前の女性の体に触れもせずにひたすら目で楽しむ。あり得ない道具を持ち出す――。風俗嬢たちが見た、言われた、プレイした、スゴい性癖の数々。言っときますが、ぜんぶホントにあった話です。笑う? 引く? それとも思わずうなずいちゃう?
  • 絶対、秘密にしてくださいね。
    若くもない。巧みなテクニックがあるわけでもない…でも成熟した色気とやさしい包容力が彼女たちにはある。――子供がいるので限られた時間でできる仕事が欲しかった。自分本位な夫とのセックスに嫌気がさして。カードローンの返済のため。……きっかけは様々、だけど、みんな本気で濡れてます! 人妻ソープ、熟女デリヘル、回春アロマエステなど…現役人妻風俗嬢20人にディープ取材。その心の内を、エッチな接客の日々を、濃厚に綴った密着ルポ!

    加藤文果(かとう・ふみか)
    現代女性の性愛と風俗業界の取材が専門。加藤文果・FumikaのWネームでスポーツ紙、ケータイなどの電子書籍でルポライター、作家として活躍。主な作品に『妻たちが溺れた婚外セックス』、『満たされない私たち~OL夜のヒミツ箱』(イースト・プレス 文庫ぎんが堂)。ケータイ書籍『試着室で入れられちゃった~エッチな制服採寸~』(モバイルメディアリサーチ)、『セフレ以上、彼氏未満』(イースト・プレス シュガーLOVE文庫)など。三浦誠衛流居合道二段。
  • 官能小説では味わえない〈リアル〉。
    厳選17篇収録!!

    「君も裸になって」命令されるがままに服を脱ぎ捨てると、京子先生に手を引かれて派手な回転ベッドに飛びこんだ。やわらかく、滑らかな肉の感触。これが女体か……。私はまさに、まな板の鯉状態。男根がしゃぶられ、秘部に誘導されてゆく。ゆっくりと京子先生が私の上に腰を下ろした。目の前に形のよい乳房が揺れている。しかし童貞の哀しさ、京子先生が腰を少し揺すっただけで、私はあっけなく果ててしまった。(「指導教官の肌」より)
  • 僕の股間は、さっき彼女に乗りかかられたときからピンピンになっている。僕は左手でジャージとパンツを膝まで下ろすと、勃起を左手で支え、彼女の体内へと突入させた。「い、痛~い」小さな悲鳴とともに、彼女は僕の二の腕に爪を立てる。腕の痛さと、イチモツの気持ちよさとを感じつつ、僕は右手を彼女の背中に廻し、左手でお尻を撫でながら腰を使い始めた。
    ――(「寝台特急の夜」より)
  • 小学校の女子トイレから這い出てきた髪の毛、深夜に突如聞こえてくる子どもたちの声、義母のもとに訪れる姿の見えない客、立ち入り禁止区内に佇んでいる猫、心霊マニアが撮った被写体が動く写真……「逢魔が時」とは黄昏とも呼ばれる薄暗い時間帯、あの世とこの世の境界がゆらゆらと交わる場所――。
    日本最大の怪談メルマガを配信する恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた怪異体験の数々。
  • ガラス越しにこちらを見つめる顔、「首をとられた」と突如喚き出すクラスメイト、誰も知らない内線番号からかかってきた電話、無人の教室で録音されたカセットテープ、人の死を知らせるというフクロウ、廃村の土蔵で過ごした恐ろしい一夜……「逢魔が時」とは黄昏とも呼ばれる薄暗い時間帯、あの世とこの世の境界がゆらゆらと交わる場所――。日本最大の怪談メルマガを配信する恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた60話もの怪異体験の数々。

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