『思想、学問、サブカルチャー、0~10冊(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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未知の世界へようこそ!
哲学なんて面白くないと思っているアナタのためのテツガク入門、改訂版!
哲学というものは、実生活において、まったく役に立ちません。
いや、それどころか邪魔になるとすら言ってもいいでしょう。
では、なぜ、哲学をするのでしょうか?
それは単純に、哲学が面白いからです。
では、なぜ、みんなは(あなたは)哲学をしないのでしょうか?
それは単純に、哲学の面白さを知らないからです。
私は、哲学の面白さを伝えたくてこの本を書きました。
(「あとがき」より) -
ジェンダー、人種、階級、ジャンル、法、アニメ、シティ、アマチュアリズム……
ポピュラー音楽研究の基礎から最前線まで、28の多面的なキーワードと現代的な事例で音楽文化を考え常識を問い直す!
近年、学術的な研究領域としての地位を確立しつつある「ポピュラー音楽」研究に関する基礎的な知識を解説しつつ、最新の動向を初学者にも分かりやすく紹介した本邦初の入門書。
本書は3部構成になっており、「第1部 基礎編」では、ポピュラー音楽研究の基底を支える概念として8つを取り上げ、それぞれのキーワードからポピュラー音楽を概観する。
「第2部 事例編」では、ポピュラー音楽研究のなかでも比較的蓄積の多いトピックを照射する。各項目はそれぞれの学術的議論を概観した上で、ポピュラー音楽研究全体、そして、他分野と横断・接続し、新しい学術領域を開拓する、発展的な学術的問いも示唆する。
「第3部 拡張編」では、近年の音楽文化を領域横断的に語る上で欠かせないキーワードを掲げて、ポピュラー音楽それ自体とそのコンテクストを扱ってきた従来の研究から一歩外に踏み出し、新鮮な空気を吸うための論考を集めた。
これまで日本語で読むことのできなかった重要トピックや論点も多数収録し、研究者や学生だけでなく、音楽を「分析したい人」、「語りたい人」にとっての手引きとしても有用な一冊となっている。
◆シリーズ[クリティカル・ワード]
現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を、[重要用語]から読み解き学ぶことを目指したコンパクトな入門シリーズ。
基本的かつ重要な事項や人物、思想と理論を網羅的に取り上げ、歴史的な文脈と現在的な論点を整理します。もっと深く理解し、もっと面白く学ぶために必要な基礎知識を養い、自分の力で論じ言葉にしていくためのヒントを提供します。 -
ありふれた常識とありがちな直感を疑え!
哲学・論理学の問題を使って、徹底的にロジカルセンスを鍛える最強のテキスト!
【問題】
コーヒーを飲むことが健康にいいかどうか、ある町で調査が行なわれた。1日1杯以上コーヒーを飲むグループと、コーヒーを飲まないグループとを10年間調べた結果、コーヒーを飲むグループのほうが飲まないグループよりも約2倍の割合で癌になる率が高いことが判明した。
にもかかわらず、調査班は、この調査に基づいて、「コーヒーは癌を防ぎ、癌になる率を約半分に減らす」と結論したのである。そしてそれは学界で正しい推論だと認められた。どうしてだろうか?
(【シンプソンのパラドクス】より)
※『論理パラドクス 論証力を磨く99問』(2002年・二見書房刊)改訂文庫版。 -
「安全・安心」論のループを超えて
日本の反原発運動は、毛沢東理論の「誤読」による近代科学批判が大きな転機となった。それが「1968年」を媒介にニューエイジ・サイエンスやエコロジーと結びつき、工作舎や「宝島文化」を背景にしたサブカルチャーの浸透によって次第に大衆的な基盤をもつようになったのである。複雑に交差する反核運動や「原子力の平和利用」などの論点から戦後の思想と運動を俯瞰し、「後退りしながら未来へ進む」道筋を考える。 -
私たちは本を読むとき、さまざまなことを期待している。その期待は満たされたり、裏切られたり、覆されたりする。そのとき、私たちはどういう読者なのか、どういう感性を持っているのか、そして、どこにいるのか―近代読者の誕生から百年。作品論・作家論、テクスト論、構造主義、ニュー・アカデミズム、カルチュラル・スタディーズ…文学研究と現代思想のトレンドの変遷を跡づけ、「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営為の奥深き世界へと読者をいざなう。
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