『文化、辰巳出版(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「性」の有り様を知ることで、私たちはもっと自由になる。
伝えたいのは「違いがあってもいいんだよ」――
トランスジェンダー研究者による10年以上続く明治大学での講義、待望の書籍化!
【内容】
本書は、2012年の開始以来、毎年300人以上の学生が受講する明治大学文学部の『ジェンダー論』の講義録を基に執筆されたジェンダー&セクシュアリティ論の入門書です。
自らの「性」と社会的な「性」のしくみについて真剣に考え、多様な「性の有り様」を知ることは、もはや、すべての人々にとって避けて通ることのできない今日的な課題と思われます。
LGBTQ+、同性婚、トランスジェンダー、ジェンダー・アイデンティティ…といった最近よく耳にする言葉についても分かりやすく解説していき、さらに性的マイノリティとして社会を生き抜いてきた著者が、実際に体験してきたこと、考えてきたことも多く反映された一冊となっています。 -
「人新世」というかつてない時代を生きるには、《文化人類学》という羅針盤が必要だ。
ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」と行動をともにしてきた人類学者による、“あたりまえ”を今一度考え直す文化人類学講義、開講!!
【内容】
本書は、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」との日々を描いたエッセイ『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』が話題となった人類学者・奥野克巳による、私たちの社会の“あたりまえ”を考え直す文化人類学の入門書になります。
シェアリング、多様性、ジェンダー、LGBTQ、マルチスピーシーズ…といったホットワードを文化人類学の視点で取り上げ、《人新世》と呼ばれる現代を生き抜くためのヒントを、文化人類を通して学んでいく一冊です。
【構成】
◆第1章 文化人類学とは何か
地球規模の時間で人類を考える/「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」/ここではないどこかへ――外の世界を知り、己を知るための学問/異文化への関心と旅の時代――文化人類学はいかにして誕生したのか/現地調査と系図法の発明/人類学者マリノフスキとインディ・ジョーンズの知られざる出会い/フィールドワークによって描かれた『西太平洋の遠洋航海者』/藪の中のシェイクスピア/「自分に近いものはよく見えるが、遠く離れたものはよく見えない」/結婚と離婚を繰り返すプナン/多種多様な家族のあり方/近親相姦の禁止が「家族」と「社会」を作った!?/人間生活の現実を描く/人間の生そのものと会話する
◆第2章 性とは何か
自然としての性、文化としての性/さまざまな生き物たちの多様な性/正直者とこそこそする者の生存戦略/子殺しをするラングール/ボノボの全方位セックスは「子殺し」回避のため?/霊長類における発情徴候の有無/なぜ、ヒトには発情徴候はないのか?/生物進化の産物としてのホモセクシュアル/精液を体内に注入し男になるサンビア社会/複数の父親がいるベネズエラのバリ社会/セックスでは子どもはできないと考える人々/「性肯定社会」と「性否定社会」/「性の楽園」ミクロネシア/性を忌避するグシイ社会/女性の性器変工の是非/男性の性器変工に見る民主的快楽/死者と交わる儀礼的セックス/五つもジェンダーがあるブギス社会/近未来のセックス――宇宙でセックスすることは可能か?
◆第3章 経済と共同体
贈与と交換から人間の生き方を考える/狩猟採集民プナンの暮らしから/ランプの下で神話を聞く/歩く小屋の神話の謎/富を生み出すフンコロガシの神話/惜しみなく与えるマレーグマの神話/プナンの気前のよさはどこから来るのか/気前のよさと所有欲との葛藤/「ありがとう」という言葉を持たないプナンの人たち/プナンは平等であることに執拗にこだわる/喜びや悲しみもみんなで分かち合う/所有することの是非/気前のよいビッグマンがプナンのリーダー/ものを常に循環させる「贈与」/キエリテンの神話が語るリーダーの資質/糞便の美学/「ない」ことをめぐって/「贈与の霊」の精神が生み出すプナン流アナキズム/循環型社会の未来を考えてみよう
◆第4章 宗教とは何か
人間が人間であるために欠かせない「宗教」/なぜ卒業式をしなければいけないのか/挨拶という儀礼的行為/時間はどのように経験されるのか/時間は本来、区切りのない連続体だった/儀礼によって私たちは人生を生きる/時間の感覚に乏しいプナン/文化人類学の理論「通過儀礼」/東ウガンダの農耕民ギスの苛酷な成人儀礼/ボルネオ島先住民ブラワンは二度死体処理をする/バリ島民は海で泳がない/人間が人間であるためには/無礼講のコミュニタスが日常を活性化する/ヨーロッパ人の関心を掻き立てたシャーマニズム/脱魂と憑霊のシャーマニズム/世界各地に存在するシャーマニズム/シャーマニズムの弾圧と再評価/現代の都市住民のためのネオシャーマニズム/自閉症の少年を癒すシャーマニズム/二つの世界が往還するアニミズムの世界観/人とカムイと熊が一体となるアイヌのアニミズム/知られざる呪術の世界を分類してみる/邪術師は誰だ!?――邪術告発の事件/妖術は不幸を説明する/現代にも息づく呪術の世界/別の仕方で世界に気づく術
◆第5章 人新世と文化人類学
文化人類学は自然をどう捉えてきたのか?/動物は「考えるのに適している」/動物は「食べるのに適している」/動物は「ともに生きるのに適している」/多種が絡まり合う世界へのまなざし/オオコウモリ、果樹、人間の絡まり合い/ハゲワシ、牛、病原体、人間の絡まり合い/人新世の時代に多種から考える/人間中心主義を問い直す――人類学の存在論的転回/存在論的デザインとは何か/「デザインしたモノによって、デザインし返される」/多種が作り上げる未来に向けて開いていく
◆第6章 私と旅と文化人類学
自らを野に解き放つ「旅」としての文化人類学/Mさんとの出会いと「日本脱出」の野望/メキシコ・シエラマドレ山中のテペワノへの旅/バングラデシュで出家して仏僧となり、クルディスタンを歩く/インドネシアでの一年間の放浪/二つの文化人類学のフィールドワーク/旅の経験は、自分も他者も変える
奥野克巳(おくの・かつみ)
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962 年生まれ。
82 年メキシコ先住民の村に滞在、83 年バングラデシュで上座部仏教僧、84年トルコを旅し、88 ~ 89 年インドネシアを一年間放浪。
94 ~ 95 年ボルネオ島焼畑民カリス、06 年以降同島狩猟民プナンのフィールドワーク。
単著に『絡まり合う生命』『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(どちらも亜紀書房)など。
共著・共編著に『マンガ人類学講義』(日本実業出版社)、『今日のアニミズム』『モア・ザン・ヒューマン』(どちらも以文社)など。
共訳書にエドゥアルド・コーン著『森は考える』、ティム・インゴルド著『人類学とは何か』(どちらも亜紀書房)など。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
現在「呪術」に興味を持っている方のために、初心者でも手に取りやすい呪術の取り扱い説明書を制作しました。
呪術の歴史やごく身近な呪術、呪術の作法、呪具や呪術前の禊など、意外と奥が深い「呪術」について、この1冊で知識を得ることができます。
呪術をかけたい! と言う方だけでなく最近調子が悪いな……もしかして呪われているのかも?という時のために「自分に呪術がかけられているか
調べる呪術」「呪術祓い」の方法も紹介。携帯し、御守りとしても使用できる、「祓い袋」の作り方も掲載予定です。また、基本的な呪術だけでなく、
人に憎しみや呪いの気持ちを持たないための「人を許す呪術」など、少し変わった呪術も紹介する予定です。
【主な予定内容】
■第1章 呪術とは
■第2章 呪術の作法
■第3章 呪術大全
■第4章 呪符大全
■第5章 呪術の祓い方
■コラム 呪いの実話
【著者プロフィール】
LUA(ルア)
幼少期より、オカルトや神秘など未知の世界に関心を抱き、長年のコンピュータ・グラフィックスのデザイナーを経て2004年に占術家に転身。
西洋占星術、タロット、ルーン、ダウジング、数秘術などを習得。雑誌・書籍・WEBなどの各メディアの占い関連原稿の執筆と監修、心理テストの
作成や、おまじないの監修などを行う。シリーズ累計10万部を突破した『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』『リーディングがもっと
楽しくなる78枚で占うタロット読み解きBOOK』など著書共著、多数。 -
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スゴすぎ! イガイすぎ! オモシロすぎ!
きみの知らない超ふしぎ世界
○○すぎる妖怪たち100種のひみつがすべてわかる!
有名妖怪からあまり知られていない妖怪まで、全国各地の妖怪をバラエティ豊かに、
イラストをメインに多数紹介するビジュアル図鑑です。
“○○すぎる妖怪”という切り口で10カテゴリーに分類して構成、
トータル100体収録しています。
また、子どもたちが大好きなゲームの“カード”風の見せ方により、
各妖怪のスペックなどのデータも掲載。
さらに、著者による「妖怪取材ノート」「妖怪なんでも相談室」といった記事も
織り交ぜています。
子どもたちが妖怪について知るだけでなく、本書を通じて日本の地理や歴史、
文化にも親しめるような一冊です(総ルビ仕様)。
【主な内容】
◎妖怪ってなに?
◎第1章 コワすぎる妖怪たち
一本ダタラ/コワイ/朱の盤/清姫/火車/ガゴゼ/ノヅチ/猫股/羽犬/山姥/サトリ/
トモカヅキ/くねくね/衣蛸/人魚
◎第2章 ナゾすぎる妖怪たち
うわん/麻桶の毛/ナカネコゾウ/小豆洗い/夜行さん/くだん/ヒトクサイ/
ちんちん小袴/おとろし/尻はぐり/千年もぐら/カシャンポ/枕返し/チンチロリ/
ぺろり太郎/ぬらりひょん/カラスおじさん/座敷童/油すまし
◎第3章 ツヨすぎる妖怪たち
ヤマタノオロチ/牛鬼/アカラガシラ/金長狸/酒呑童子/土蜘蛛/玉藻前/天狗
◎第4章 ブキミすぎる妖怪たち
手長足長/手の目/カイナデ/ぬっぺっぽう/オウテクレババ/毛羽毛現/納戸婆/
チラ見小僧
◎第5章 カワイすぎる妖怪たち
べとべとさん/クサビラ/のた坊主/スネコスリ/袖引き小僧/キジムナー
◎第6章 ジミすぎる妖怪たち
スミツケ/ヌリカベ/赤子/青女房/白粉婆/家鳴/夜雀/煙々羅/頬撫で/カマイタチ
◎第7章 セツナすぎる妖怪たち
鵺/加牟波理入道/ジャンジャン火/お菊虫/モクリコクリ/たたりもっけ/岩魚坊主/
算盤坊主/ウブメ/三の丸蛙
◎第8章 アリガタすぎる妖怪たち
白澤/髪切/垢なめ/センポクカンポク/静か餅/送り狼/金玉/獏
◎第9章 ワルすぎる妖怪たち
蟹坊主/ダル/パウチカムイ/蛤女房/肉吸い/貧乏神/シングリマクリ
◎第10章 マヌケすぎる妖怪たち
びろーん/タンタンコロリン/泥田坊/寝肥り/臼負い婆/付紐小僧/豆腐小僧/
オッケルイベ/河童
◎妖怪取材ノート
no.1 ナカネコゾウが出没する峠
no.2 「天狗の詫び状」が届いた寺
no.3 鵺の退治に力を貸した神社
no.4 鬼のエピソード満載の神社
no.5 河童の手を今に伝える寺院
◎妖怪なんでも相談室
相談1 妖怪に会ってみたいのですが、どうすればいいでしょうか?
相談2 この間、テレビで妖怪を見ました。あれって本物が映っているんですか?
相談3 コワい妖怪やブキミな妖怪には、正直会いたくありません。
絶対に会わない方法を教えてください。
相談4 コワい妖怪やワルい妖怪が出てきたら、自分でやっつけてやりたいと思います。
いい方法はありますか?
相談5 学校で怖い話がはやっています。学校の怪談に出てくるオバケも妖怪なんですか?
相談6 宿題をやろうと思っても、すぐにほかのことに気が散ってしまって、
気づいたら時間がたっています。たぶん、妖怪のせいだと思います。
どうすればいいでしょうか?
……etc. -
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生まれも育ちもバリバリ大阪の著者・千秋育子が、関西人と東京人の見えないふか~い溝を埋めるべく立ち上がった!関西人が放ったギャグ(それが例え面白くなくても!)に東京の人間はどう対応すればその場が丸く収まるのか、また、関西人である著者が感じた東京人の「あかん」所などを、胸のすくような文章とパワフルなイラストでお届けする1冊。これを読めば、関西人が好きになること、間違いなし!
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