『文化、1週間以内(実用)』の電子書籍一覧
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絵画、舞踊、演劇、武術、茶、花、刀剣鍛造・鑑定……体を使って文化価値を創造する「芸」は、いかに習得し、創造していくものなのか。師匠から弟子への相伝作法から見る日本人の精神構造。家元制度というシステムの背景。千利休や芭蕉、世阿弥の芸術論や「秘伝」の哲学と社会的役割など、「芸道」という独特の文化社会を考察する!
目次)
第一章 芸道の成立 芸と芸道/「型」の理論/芸道成立の実例
第二章 芸道の系譜 遊芸の系譜/武芸の系譜/大衆芸能の系譜
第三章 秘伝の相伝 秘伝伝授の歴史/家元制度と相伝
第四章 芸の習得 一生修行の世界/仏道の行/遊芸の行/芸の習得と想像
第五章 至芸の境 守・破・離/名人と天才
解説「芸」における弟子の効用 内田 樹(神戸女学院大学名誉教授・武道家)
本書は『芸の世界 ――その秘伝伝授』(1980年刊 講談社)を改題したものです -
これまで言語研究で取り上げられることのなかった従軍記、回顧録、部隊史などから片々たる記述を拾い、当時の言語接触のあり様や日中語ピジン(「協和語」「兵隊支那御」など)を再構築することを試みる 。
[目次]
序章 ピジン研究における英語とアカデミズムの桎梏 001
第1章 日中語ピジン――「協和語」「兵隊支那語」の源 007
第2章 「満洲国」のピジン中国語 039
第3章 「満州」ピジン中国語と「協和語」 081
補章1 「満語カナ」という名称 131
補章2 絵葉書資料 139
第4章 「在満日本語」 152
補章3 中国語への影響 184
補章4 多言語社会「満州」のさまざまな言語接触 194
第5章 「兵隊支那語」 202
第6章 「兵隊支那語」の広がり 235
第7章 『分隊長の手記』(正・続)に見る
第8章 各地居留民のピジン――大陸ピジン中国語 287
補章5 ピジン使用の背景――日本人・中国人の言語意識 306
補章6 性的卑語 317
補章7 筆談 330
第9章 ピジン中国語の残存語彙 338
第10章 虚妄のアルヨ言葉と直訳的アルヨ言葉 365
補章8 候文――変体漢文 387
第11章 戦時ピジン中国語の言語的特徴 403
終章 日本植民地ピジン研究の今後 446
資料編
引用文献 551
あとがき 578 -
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大河ドラマや、鬼滅などの和風アニメ、ミュージシャンなどクリエーターの影響もあり、日本のノスラルジックな景色や言い回し、ふるまいが、「エモい」(心に響く、ほっこりする)と若い世代を中心に人気が高まっています。
SNSの中でも、古典的なものを引用したりオマージュしたりすることが、表現の1つのファクターともなっています。
その一方で、昭和世代までは理解できていたような和の生活言葉が消えつつ、世代間で伝わらないことも増えているようです。
現在、同志社大学をはじめ教育機関で、着物を通じて日本文化を伝える講師として活躍する著者・柾木さんによると、
「紐をからげて」の「からげる」「裾を引く」がどういう所作なのか?、「丹田に力を入れて」はどこの位置なのか?、「上着がはだけてる」の「はだける」がどういう状態なのか? 「にじる」はどんな動きなのか?、等々
言葉だけでは通じにくいことが多々あるのだそう。
今回は、所作や態度や様子にまつわる「ふるまいことば編」というカテゴリーでもって、立ち振る舞いの基本動作、おしゃれ装い、生活動作、人間関係などの章テーマごとに、300語余を厳選。英訳、文豪の引用文に、マナー的に役立つ所作アドバイスを随所に添え、ことばのニュアンスが理解しやすいイラスト100点越えで紹介しています。 -
ヘーゲルは、『法の哲学』の主題を「自由」であると語っている。国家、社会を哲学の立場から論ずるということは、国家、社会、そして文化一般を、人間とはいかなるものか、とりわけ人間の考える能力というものはどのようなものかという所にまで引きつけて検討することである。 本書は、 四角四面に構えて、国家、社会を論ずるということを逸脱した、読者の微苦笑を誘うような「人間通」ヘーゲルという側面を表面に取り出しつつ、 難解きわめるヘーゲル『法の哲学』をときほぐし、その全体像を 分かり易く解説し、本棚の奥で埃のなかに埋もれさせておくには余りにも惜しいと言うべき、豊穣かつ新鮮な知を提示する。
[目次]
第1部 近代国家の現実と哲学――ヘーゲル『法の哲学』を手引きとして 1
I. なぜ、今、ヘーゲル『法の哲学』か 2
A. 国家哲学 2
B. 生哲学としての『法の哲学』 7
C. 法と自由 10
II. 『法の哲学』の基本 14
III. 自然法と実定法 19
A. 自然法思想 19
B. 実定法思想 22
C. 法の歴史的性格 25
第2部 ヘーゲル『法の哲学』 31
I. 抽象法 32
A. 所有 32
II. 道徳 45
A. 道徳と自由 45
B. 道徳の三段階 49
III. 人倫 54
A. 家族 55
B. 市民社会 70
C. 国家 96
A. 国内法 101
B. 国際法 124
C. 世界史 128
その後のヘーゲル『法の哲学』 135
あとがき 139 -
コミュニケーション観の探究が社会全体を見る鍵となるのは、なぜか?──
「コミュニケーション論のまなざし」は、個人や社会をどのように捉えようとしているのか。社会で言われていること、コミュニケーションを通して為されていることを、この「まなざし」はどのように捉えるのか。どのようにして、コミュニケーションは、単なる情報伝達ではなく、歴史、文化、社会の中で起こる出来事だということを、この「まなざし」は示していくのだろうか。
[目次]
1. コミュニケーション論のまなざし 1
まなざし(1) 大学で学ぶということ 1
まなざし(2) コミュニケーション論の地平 11
2. コミュニケーション論のための言語学の「知の枠組み」
「言語学」を具体例として見る学問の構成のされ方 31
枠組み(1) コミュニケーション論と心理学、メタ語用論、そして言語学へ 31
枠組み(2) 言語学とは何か:導入 37
枠組み(3) 語用論とは何か 44
枠組み(4) 文化的意味範疇とは何か 53
枠組み(5) 文化的意味範疇とコミュニケーション 59
枠組み(6) 語用論の世界:直示(ダイクシス)と視点 67
枠組み(7) 言語と方言 79
枠組み(8) 言語の全体:コミュニケーション、方言、言語構造、普遍文法 88
枠組み(9) 言語構造の構成と言語変化 104
枠組み(10) 言語の全体への〈まなざし〉としての言語学:総括 119
3. コミュニケーション論の「知の回路」
コミュニケーション・モデルと言語学とをつなぐ 129
回路(1) コミュニケーションの3つのモデル:視点とメタ語用 129
回路(2) 情報伝達モデル 131
回路(3) 6機能モデル 141
回路(4) 出来事モデル 162
回路(5) 出来事の視点から見た文法、意味論、語用論:コミュニケーション出来事と普遍文法、再訪 174
回路(6) コミュニケーションと視点:参加者の視点、観察者の視点、相互行為の基点 182
回路(7) コミュニケーションの変容とオリゴ 188
回路(8) コミュニケーション空間の編成、オリゴの転移、主観と客観 192
回路(9) コミュニケーション論の視点/まなざし:結語 195
4. 知の枠組みと回路のための15冊 201
知の枠組みのための10冊 201
知の回路のための5冊 205 -
フィールドワークにもとづいた「接客言語ストラテジー」の実証研究。カウンター越しの接客が原則となるスナックにおいて、人びとがどのような言語コミュニケーションの方法で「接客者」と「客」としての良好かつ適切な関係を構築しているのか、また、それぞれの意図がどのような言語行動に反映されているのかを明らかにする。なかでも特に接客者にみられるものを「接客言語ストラテジー」として、そのありようを、ポライトネス理論にもとづいて分析していく。
第1章 序論
第2章 会話の場としてのスナック
第3章 スナックAの接客場面における会話分析
第4章 スナックにおける接客言語ストラテジー
第5章 実験観察による検証
第6章 結論
第7章 参考文献
第8章 補遺データ -
台湾では、なぜ旧植民地支配者である日本の大衆文化が好感を持たれ、爆発的ブーム(「哈日現象」)を引き起こすことになったのか。台湾-日本-中国間の関係における「日本」イメージ、「中国」イメージの変化を、「脱日本化」と「中国化」、台湾人の集合的記憶やハビトゥスなど、歴史的文脈の複雑なもつれを解きほぐし、その実態を明らかにする。
[目次]
第1章 序論――反日、親日、あるいは哈日 001
第1節 哈日現象に関する先行研究の考察 002
第2節 問題提起:台湾における哈日現象の特殊性 012
第3節 章節の構成 021
第2章 台湾における日本大衆文化の発展史についての一考察 033
第1節 日本植民地時代 036
第2節 台湾における日本大衆文化のアンダーグラウンド時代 041
第3節 日本文化の解禁と哈日ブーム 100
第4節 結びに代えて 167
第3章 「祖国」、中国化と「日本」イメージの変化 175
第1節 日本植民地時代における「日本」イメージと「祖国イメージ」の弁証 179
第2節 終戦直後、「日本」イメージの再変化 194
第3節 二つの集合的記憶の闘争、および日本に関する記憶の変容 220
第4節 結びに代えて 263
第4章 消費と大衆文化によって構築された「日本」イメージ 269
第1節 日本文化禁止令の時代における日本大衆文化の発展 274
第2節 日本大衆文化が表現した日本イメージ 296
第3節 「日本」が一種のブラントになる意義とその維持 359
第4節 結びに代えて 397
第5章 結論――虚像と実像の間 405
参考文献 425
あとがき 439 -
「社会」を読みとくための社会学入門
「社会学のまなざし」は、何をみようとし、何をてらしだそうとするのか。そこから、「社会」は、どのようにみえてくるのだろうか。本書は、「社会学のまなざし」の基本構造を紹介するとともに、「まなざし」が映し出すあらたな社会像を具体的に示していく。
1 社会学のまなざし(「近現代の特殊な時空としてみる」;「自由は不自由」;かわらない社会がなぜかわる ほか)
2 社会学という「知のわくぐみ」(社会変動論:「現代社会」という、流動しつづける時空;役割論/ライフコース論:「現代社会」のなかで激動する人生;社会学的身体論:「現代社会」のなかで激変する心身)
3 知の回路(自由と平等をめぐる社会現象:自由主義/資本主義/福祉社会;産業社会の動態:産業革命/グローバリゼーション/マクドナルド化;優生思想とその周辺:血統意識/民族意識/国民意識 ほか)
4 社会学という「知の回路」のための10冊 -
■シャーマンとは何か? 祝女(のろ)とはなにか?
「精神世界は崇高にして神聖であり、しかも理性的な世界である」
誰も知り得なかった天性の「シャーマン」松堂玖邇が神女となる過程を語る。
●もくじ
お七夜
琉球の血
薩摩侵略
カミウマレ
一族の死
漂 流
巫 病
捜 神
成 巫
巫業開始
三輪山へ
●編集担当者より一言
琉球王朝時代から受け継がれる祝女に使命された松堂玖邇先生の自伝ともいえる本書は、
女性ならではのやさしい口調でシャーマニズムの世界をわかりやすく表現しているので、
とても読みやすく仕上がりました。
読み終えたときに、「ホッ」とできる、心あたたまる1冊です。 -
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●〔対談〕ハラスメントは減ったかもしれないが……
職場の環境はよくなったのか?
河合 薫×常見陽平
●令和の若者にウケるわけ
昭和レトロはどこに向かう
高野光平
●田中角栄、山口百恵はもう現れない
カリスマなき時代政治も歌もチームで勝負
枝野幸男
●〔対談〕暴言もあれば共感もあった
令和の政治家は言葉の力を取り戻せるか
御厨 貴×東 照二
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