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『宗教、文化、501円~800円(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~21件目/全21件

  • 660(税込) 2024/5/30(木)23:59まで
    著:
    松村一男
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    太古の「大女神」、「大母神」から、処女であり母でもある「処女母神」へ――。普遍的な女神の変質は何を意味するのか。そして処女母神アマテラス、アテナ、マリアは、なぜ至高女神の地位を得たのか。時代も地域も異なる神話の共通点から、人類社会の原像を見出し、神話の新たな可能性を探る比較宗教学の試み!

    スサノオとの宇気比によって生じた男神の母となったアマテラス、脚にかけられた精液を羊毛で拭き取り、それを捨てた大地から生まれた子の母となったアテナ、そして「主の言葉によって」母となったマリア。処女懐胎神話はほかにもギリシア神話のダナエや釈迦の母マーヤー、『マハーバーラタ』のクンティなど枚挙にいとまがない。しかし、それらの母の多くが、子の誕生時に亡くなるか、あるいはその後の場面から姿を消してしまうのに対し、至高女神として君臨するアマテラスをはじめ、アテナもマリアも、それぞれの宗教のなかで主導的立場を占めつづける。
    時間的にも空間的にも異なる信仰にあって、なぜ、彼女たちは「処女にして母」という超越性とともに、それぞれの宗教のなかで燦然と輝く存在となったのか。
    また、「処女母神」は、農耕や牧畜が始まった社会で生まれた新たな女神であり、それ以前には旧石器時代の石像に象徴される、自然の富の授与者としての「大女神」や「大母神」が広く存在していた。そんな「大女神」の系譜をひく処女女神アルテミスは、いかにして現代の優美な「ダイアナ」に変容していったのだろうか。
     比較神話学の手法によって、男性が生み出した神話の向こうに遠く浮かび上がる女性の姿を繊細にとらえ、単純な二項対立を超えた社会における男女の在り方を多彩な視点から描き出す、唯一無二の試み。
    (原本:『女神の神話学――処女母神の誕生』平凡社(平凡社選書)、1999年)

    序章 女神とは何か

    第1部 「大母神」と「処女母神」
    第一章 大母神から職能女神へ――旧石器時代の洞窟女神から考える
    第二章 女性の神話学
    第三章 処女母神の神(話)学

    第2部 日本の女神と女性
    第四章 女性のなかでただ一人――アマテラス神学生成の比較神話学的考察
    第五章 なぜ「妹の力」だったのか

    第3部 ギリシアの女神と女性
    第六章 女神とポリス――アテナとアテナイ
    第七章 アルテミスからダイアナへ――西洋における山野の女神像の変遷
    第八章 女による暴力と女への暴力――ギリシア悲劇の暴力性と女性像
    第九章 女たちを笑う男たち――ギリシア喜劇の女性像


    文献一覧
    初出一覧
    あとがき
    学術文庫版あとがき
  • 独断専行のリーダーを嫌う。過ちや恨みを水に流す――外国人には理解できない日本固有の行動原理の原点を日本史から解き明かす。

    罰則がないコロナ対策、敵国だったアメリカとの日米安保条約、一度も改正されたことがない日本国憲法……外国人から見ると驚くことが多い日本人の考え方。その行動原理の原点は歴史にあった! 日本人も気づいていない日本特有の思想の歴史的な背景を井沢史観で徹底解説。穢れ、水に流す、尊い犠牲……これらの感覚の正体とは? 憲法改正と言うといまだに「改悪でしかない」と血相変えて反対をする人がいます。それは日本人に「多くの人間の犠牲の上に成立したことは絶対に守らなければいけない」という宗教があるからです。その結果成立した日本国憲法は絶対変えてはいけないということになりました。(本書「あとがき」より) ●日本には話し合い絶対主義という宗教がある ●偉大な人間が不幸な死に方をすると怨霊になる ●日本人が考える理想的なリーダーは談合調整型 ●遷都するほど恐ろしい「死穢」 ●“きれい”と“正しい”はイコールになる
  • なぜ小田急江ノ島線沿線にはカトリック教会や女学校が多いのか。JR阪和線沿線にはなぜ古代から現代までの歴代天皇の足跡が豊かに残るのか。JR山陽本線沿線の内陸部に多くの新宗教が発生したのはなぜなのか――。鉄路という「線」に沿い、地を這うように移動し、考えることで、歴史の死角に隠された地下水脈が発掘される。旅情をそそり、知的興奮のとまらない歴史紀行ミステリー・ツアー。(解説・山本理顕)
  • 日本書紀とともに神代から大和朝廷の始まりを雄大に語るわが国最古の書『古事記』。国文学の泰斗・武田祐吉博士による書き下し文、現代語訳、訳注を、新字新仮名遣い・ルビ付きで新編集。さらに、児童文学者鈴木三重吉が著した、子どもでも読めて大人でも楽しめる『古事記物語』を合本。イザナギ・イザナミ、天岩戸開き、ヤマタノオロチ、因幡の白兎、海幸彦・山幸彦、ヤマトタケルから神武天皇まで、日本神話のすべてがわかる決定版。便利な全歌謡索引と語句索引付き。
    ●目次
    ■『古事記』(原文・訳注・現代語訳)武田祐吉
    上つ巻
     序文
      過去の時代
      古事記の企画
      古事記の成立
     一、伊耶那岐の命と伊耶那美の命
      天地のはじめ
      島々の生成
      神々の生成
      黄泉の国
      身禊
     二、天照らす大神と須佐の男の命
      誓約(うけひ)
      天の岩戸
     三、須佐の男の命
      穀物の種
      八俣の大蛇
      系譜
     四、大国主の神
      菟と鰐
      討貝比売と蛤貝比売
      根の堅州国
      八千矛の神の歌物語
      系譜
      少名毘古那の神
      御諸の山の神
      大年の神の系譜
     五、天照らす大御神と大国主の神
      天若日子
      国譲り
     六、邇邇芸の命
      天降
      猿女の君
      木の花の佐久夜毘売
     七、日子穂穂出見の命
      海幸と山幸
      豊玉毘売の命
     八、鵜葺草葺合へずの命
    中つ巻
     一、神武天皇
      東征
      速吸の門
      五瀬の命
      熊野より大和へ
      久米歌
      大物主の神の御子
      当芸志美美の命の変
     二、綏靖天皇以後八代
      綏靖天皇
      安寧天皇
      懿徳天皇
      孝昭天皇
      孝安天皇
      孝霊天皇
      孝元天皇
      開化天皇
     三、崇神天皇
      后妃と皇子女
      美和の大物主
      四道将軍の派遣
     四、垂仁天皇
      后妃と皇子女
      沙本毘古の叛乱
      本牟智和気の御子
      丹波の四女王
      時じくの香の木の実
     五、景行天皇・成務天皇
      后妃と皇子女
      倭建の命の西征
      出雲建
      倭建の命の東征
      思国歌
      白鳥の陵
      倭建の命の系譜
      成務天皇
     六、仲哀天皇
      后妃と皇子女
      神功皇后
      鎮懐石と釣魚
      香坂の王と忍熊の王
      気比の大神
      酒楽の歌曲
     七、応神天皇
      后妃と皇子女
      大山守の命と大雀の命
      葛野の歌
      蟹の歌
      髪長比売
      国主歌
      文化の渡来
      大山守の命と宇遅の和紀郎子
      天の日矛
      秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫
      系譜
    下つ巻
     一、仁徳天皇
      后妃と皇子女
      聖の御世
      吉備の黒日売
      皇后石の比売の命
      八田の若郎女
      速総別の王と女鳥の王
      雁の卵
      枯野という船
     二、履中天皇・反正天皇
      履中天皇と墨江の中つ王
      反正天皇
     三、允恭天皇
      后妃と皇子女
      八十伴の緒の氏姓
      木梨の軽の太子
     四、安康天皇
      目弱の王の変
      市の辺の押歯の王
     五、雄略天皇
      后妃と皇子女
      若日下部の王
      引田部の赤猪子
      吉野の宮
      葛城山
      春日の袁杼比売と三重の采女
     六、清寧天皇・顕宗天皇・仁賢天皇
      清寧天皇
      志自牟の新室楽
      歌垣
      顕宗天皇
      仁賢天皇
     七、武烈天皇以後九代
      武烈天皇
      継体天皇
      安閑天皇
      宣化天皇
      欽明天皇
      敏達天皇
      用明天皇
      崇峻天皇
      推古天皇
    歌謡各句索引
    語句索引

    ■『古事記物語』鈴木三重吉
     女神の死
     天の岩屋
     八俣の大蛇
     むかでの室、へびの室
     きじのお使い
     笠沙のお宮
     満潮の玉、干潮の玉
     八咫烏
     赤い盾、黒い盾
     おしの皇子
     白い鳥
     朝鮮征伐
     赤い玉
     宇治の渡し
     難波のお宮
     大鈴小鈴
     しかの群、ししの群
     とんぼのお歌
     うし飼、うま飼
  • 仏像に手を合わせると、ほとけさまの声が聞こえてくる――如来像、菩薩像、明王像などの仏像を、どう拝めば祈りは通じるのか。さまざまな「仏像の約束事」を知り、仏像を拝むことから、仏教の教えに入っていけるようになる!

    ●野球で監督やコーチ、選手たちがさまざまなサインを出しているように、仏像もまた、さまざまなサインを出しています。仏像の手の指を見れば、「(略)説法をしておられるのだ」「坐禅をしておられる」(略)というようなことがわかります。手の指だけではありません。着ておられるもの、身につけておられる装身具のある・なしによって、そのほとけさまが出家された方であるか、在家の人間なのかがわかります。そうなんです、仏像にはさまざまな約束事があります。(略)仏像に手を合わせて拝むときにも、わたしたちは仏像の約束事を知っておいたほうがよいのです。仏像の約束事を知って仏像を拝んでいると、「仏像が語りかける声」が聞こえてきます。そしてその声を手がかり・足がかりにして、わたしたちは仏教の教えに入っていけるのです。

    ●仏像に関する1つの伝説
    ●原始仏教と大乗仏教の仏陀観
    ●偶像崇拝の禁止と仏像との関係
    ●仏像はほとけの最高の美を凍結
    ●請求書の祈り、領収書の祈り
    ●立体曼荼羅が持つエネルギー
    ●お寺が持っている3つの機能
    ●仏像の5分類
    ●お釈迦さまの3つの基本印相
    ●あなたのために語りかける説法
  • 民間信仰がもっとも盛んなのは江戸時代ですが、その後、忘れられたように、衰退の一途をたどってきています。しかし路傍の御仏に献花されているのを目にするとホッとします。なぜ民間信仰が失われてきたのか、またどのようなものがあり、現在残されてきたのかを山口県光市に限って調査したのが、この本です。
    この本は自費出版し光市図書館や関係先に配布させて貰いました。
    しかし表題に「日本の原風景 路傍の御仏」とありますように、日本全国に仏さまはおられます。各地でまだ調査されていないところがあれば、僭越ながら、少しでもこの本が役に立つのではないかと思い出版させて頂きました。
    「いま、ここに」という仏教用語ではありませんが、行動を起こす最後の時だと思っています。
  • 792(税込)
    著:
    小山靖憲
    レーベル: 岩波新書
    出版社: 岩波書店

    ゆたかな自然に懐深く抱かれた聖地、熊野。「蟻の熊野参り」という言葉どおり、人々は何かに引きつけられるように苦しい巡礼の旅を続けた。中世の記録から、上皇の御幸や一般庶民の参詣のようす、さらに熊野信仰の本質、王子社成立の謎等にせまり、長年の踏査経験をふまえて、この日本随一の古道の魅力を語り尽くす。
  • 出身地中国でさほど有名でなかったこの禅書が、日本でなぜかくも尊重されるようになったか。そもそも禅書とは何かから、嚙んで含める丁寧さで禅の聖典への道行を物語る。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    本書では、風水でよくある実現が難しい方法を取り除き、間取りを気にせず、大金をかけなくてもできる『やったほうがイイ風水』として紹介。家にあるものだけで開運できるんだから、やらないよりもやったほうがイイに決まってます!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    すべてが「思い通り」にうまくいく! 1日1つの引き寄せ習慣で誰よりも運がよくなる!自宅でカンタンに運気UP! 1日5分の簡単な開運プログラムで、28日後のあなたは「開運体質」に!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    本書は「陰謀論やオカルトガイドのまゆつば話に登場する秘密結社や大計画をフィクションのガジェットとして使おう!」「そしてその構造から人の耳目を集める物語の秘密を学ぼう!」という本です。世間でとりざたされる「陰謀論」や「オカルト」話には魅力的なストーリーを作る方法と共通するものがある。ヒット作品の多くはそうした「陰謀論」や「オカルト」から着想を得たりそれらが内包しているストーリーやガジェットの魅力を取り入れて作られている。具体的なタイトルと元ネタの例示から、人間が欲望し抗えない物語作りのコツを教えます!
    【ご利用前に必ずお読みください】■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。
    ●表紙●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリープロローグ●第1章「世界観」陰謀論とオカルトが支配するこの世界●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリー第1話●第2章「組織」陰謀論とオカルトの主役●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリー第2話●第3章「人物と生物」陰謀論とオカルトを支える存在●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリー第3話●第4章「計画と事件」陰謀論とオカルトによって起こること●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリー第4話●第5章「技法と道具」陰謀論とオカルトを盛り上げるガジェット●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリー第5話●「まんが」陰謀論とオカルトの思考法で創作しちゃうガールズダイアリープロローグ
  • 移民、難民、驚異の人口増加率で2030年、22億人に
    なぜイスラーム教徒だけが増え続けるのか?

    近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。比較宗教学の島田裕巳が、世界屈指のイスラーム学者かつムスリムの中田考と激論。日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。

    「Yes, イスラーム!」 世界はキリスト教の嘘と欺瞞に、もうウンザリ

    ■ 雪崩を打ったように欧州へ押しかけるシリア他からのムスリム移民・難民
    ■ 移民に対して不満が募る一方で、ドイツ、イギリス、北欧では、教会税を払いたくないと教会を離れる人が続出
    ■ イギリスでは、日曜日に教会へ通うキリスト教徒は1割以下に
    ■ 人手不足で、ムスリム移民労働者に頼りつつある欧米諸国
    ■ ムスリムになるには「アッラー(神)以外のものに従わない」と誓うだけでいいという意外な手軽さ
    ■ イスラーム女性との結婚で、改宗・入信する男性が増加
    ■ イスラームの魅力は、「合理的」「嘘がない」「上下関係がない」
  • 人は死んだらどうなるのか……。
    前世・来世はあるの? 極楽に行く人、地獄におちる人。初七日、四十九日はなんのため?
    誰しもが気になる難解な疑問を、漫画家兼千葉大学非常勤講師のさとう有作氏が絵で易しく教えます!
    本格的な仏教の知識と、さとう氏の味のあるカラフルな絵が見事に融合。死後の世界にみるみる引き込まれていきます。
    この本を読めば、『あの世のルール』は完全マスター!

    もくじ
    輪廻転生/因果応報/六道輪廻/仏陀/死後の世界/五戒/十王裁判/須弥山/有頂天/仏国土/極楽浄土 ほか
  • かつて漢文は政治・外交にも利用された日本人の教養の大動脈だった。古代からの日本をその「漢文」からひもとき、この国のかたちがどのように築かれてきたのかを明らかにする。
  • それは、はるか彼方の世界の物語―。「ギリシア神話」とともに、文学・美術・演劇・音楽におけるヨーロッパ文化の源流をなす北欧神話。アース族の神々を率いる最高神オージン、凄まじい怪力を持つ雷神トール、ずる賢さでは右に出る者のいない悪神ロキ、超弩級の美男子として名を馳せる豊穣神フレイ、性愛を司る絶世の美女フレイヤなど個性的な神々の活躍と、邪悪な巨人族との戦いを謳う。雄壮豪快な物語の数々をわかりやすく解説!
  • 世界中の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている「ギリシア神話」。*“やりたい放題に”女神たちに手を出すゼウス*男に抱かれるのを嫌がって「月桂樹」になったニンフ*五十人の子の父となった英雄ヘラクレスと「十二の難業」*スピンクスの謎とオイディプス王の悲劇*争いの女神エリスによって引き起こされた「パリスの審判」*トロヤ戦争と英雄たちの時代の終わり…美しく壮大なギリシア神話を代表する神々の顔ぶれと系譜、世界中で語り継がれる多彩豊富な物語の数々を、わかりやすく解説!
  • バビロン捕囚の苦難の中、世界に唯一の神を仮構したユダヤ教徒、律法主義を批判しながら福音書の権威に頼ったキリスト教徒、礼拝方向をエルサレムの方角からメッカの方角へと変更し、当初は益もあるとしていた酒の全面禁止へと転じたイスラーム教徒。中東発祥の同根の一神教でありながら、むしろ違いが強調され、広汎な共通点があまり注目されることのなかったユダヤ教、キリスト教、イスラーム。 崇拝の対象は唯一の神でなければならないにもかかわらず、なぜマリアは崇敬されるのか。なぜイスラームはその過激性が強調されるのか。 信仰の裏に潜む優れて人間的な情念を、聖典の成立からその解釈へと至る過程を比較することによって浮き彫りにした一神教の政治学。目次本書の目的第一部 イスラームは特別なのか第一章 イスラームはテロの温床なのか第二章 イスラームは民主主義と相容れないのか第三章 環境適応への営為として第二部 人間行動としての一神教第四章 一神教とはなにか第五章 ユダヤ・キリスト教聖書からクルアーンへ第六章 啓示内容の変化と状況対応第七章 最後の一神教の行方あとがき主要参考文献索引注立花亨(たちばな とおる)拓殖大学政経学部教授・学部長。財団法人中東経済研究所研究主幹、財団法人日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事等を経て現職。専門は微視政治学、比較宗教社会学。
  • 星や星座の神話伝説には、人類の遠い祖先の宇宙観や夢が反映されている。ギリシャ神話はもちろん、世界各地に伝えられないところはない。地域別、星座別、太陽系の神々とに蒐集集約した本書は、ファンタジーの祖型事典の観がある。
  • 知っていますか?日本の“いいところ”。伝統と文化の魅力がわかる14話。「和歌」「わび・さび」「もののあわれ」「老舗」などユニークな伝統と文化を生んだ日本の魅力を、美術史の国際的権威が、通史のかたちでわかりやすく説き明かす好著。
  • キリスト教が伝播・普及してゆく過程で、ヨーロッパ各地の民間信仰は、守護聖者というものを新たに生み出していった。それらは今も、造形物として、また祭りとなって人々の心に深く根を下ろしている。本書は、膨大な数の聖者のうち、日本でも親しまれている、聖ヴァレンタイン、聖ニコラウス(サンタ・クロース)などから聖家族まで特徴的な聖者を取り上げて、ヨーロッパ文化の中に「聖者文化」を再発見しようとするものである。
  • 近松も北斎も本当はイエスを信仰していた!江戸幕府が闇に葬ったキリシタンたちの真実。歌舞伎、浮世絵、稲荷信仰――。江戸文化に与えた意外な影響とは。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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