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『政治、文藝春秋(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全84件

  • 日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ?
    前駐オーストラリア大使が40年間の外交官人生を懸けた覚悟の手記!

    「本書は、外交官としての私の遺言である。
    遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して
    行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。
    むしろ、今後の日本外交のために、
    歯に衣着せずに、敬称を略して語ることとした。
    劣化の深刻さは、待ったなしだからだ」

    日本外交はなぜここまで劣化したのか?
    *ロビイング力の決定的不足
    *惨憺たる対外発信力
    *歴史問題での事なかれ主義
    *日の丸を背負う気概の弱さ
    *永田町・霞が関での外務省の地盤沈下
    *内向き志向といびつな人事
  • 激動する国際情勢を“最強コンビ”が徹底解説

    怒りが世界を覆す。
    今後の世界のカギを握るのが、「グローバルサウス」だ!
    かつて「第三世界」といわれた南半球に多い途上国・新興国は
    名目GDPの総計がG7を上回った。

    アメリカはトランプが勝っても負けても内戦危機。
    「ハマス後」はアメリカ抜きで中東諸国が決める。
    日本がGDPでインド、インドネシアに抜かれる。

    衰退する日本はどう生き抜くべきか。

    第二次大戦後以上の大混乱が起きる前に必読の一冊。

    【目次】
    プロローグ グローバルサウスの逆襲が始まった
     
    第一章 中東情勢から動向を読み解く
    第二章 アジアの均衡が崩れるとき
    第三章 ロシアと結びつくアフリカ
    第四章 アメリカ大統領選が世界最大のリスク
     
    エピローグ グローバルサウスは福音か、混沌か
  • リーダーたちの頭の中の地図を読む!

    戦略を考える人たちが頭の中に持っている世界地図。それを読み解くのが地政学だ。六つのキーワードで戦略的発想を分かりやすく解説。
  • 日本外交よ、中国の恫喝に屈するな!

    櫻井よしこ氏絶賛!
    「国益の前に立ちはだかる勢力と果敢に闘った、あっぱれな外交官の血風録」

    かつて毛沢東は「政権は銃口から生まれる」との名言を残した。
    中国共産党は「力」の信奉者であり、「民主」「平和」といった理念は通じない。
    とりわけ習近平政権では、外交にかかわる党幹部が公式の席で日本を含む西側陣営を罵倒、攻撃することが常態化している。
    それに対して、日本政府は何ら手を打てずにいた。
    いわゆる「チャイナスクール」と呼ばれる親中派外交官らは、逆に中国におもねるような行動をしていたほどだ。

    だが、2023年までオーストラリア大使を務めた山上信吾氏は、中国からの恫喝に敢然と立ち向かった。
    日米豪を結束させ、中国に対抗する安全保障枠組み(クアッド・日米豪印戦略対話)のために奔走する。
    中国は山上大使にありとあらゆる攻撃を仕掛ける。
    発言の揚げ足取りや人格攻撃、いわゆる「歴史カード」を持ち出した牽制、さらには親中派ジャーナリストを使ってのネガティブキャンペーン……。

    だが、山上大使は売られたケンカには「倍返し」で応じる。
    反撃の方針は、「冷静かつ客観的な視点からの反論で、オーストラリアの一般国民を味方につける」「相手(中国)と同じレベルの土俵には乗らない」。
    剛毅な姿勢は次第に評価され、豪州政府内に共感が広がっていく。
    最後に、「国際社会で通用する人間であるための心がけ」をわかりやすく提示してくれる。
    政府だけでなく、民間レベルでも中国による圧力や恫喝にたじろいでしまう日本人が多い中、中国に負けないためのお手本ともいえる作品である。
  • 「法の支配」が崩れた世界でできることとは?
    アナ-キーで弱肉強食! 国際社会を生き延びる知恵。

    米中対立、ウクライナ侵攻、イスラエル・ハマス衝突――。
    国際秩序とルール・規範の崩壊によって、
    地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の20年」。
    武力紛争を回避するためには地政学を学び、
    米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。
    そのリテラシーを磨くための一冊。
  • 中国人民解放軍の“実力”を徹底解剖

    中国は本当に台湾に攻め込むのか?
    メディアを賑わせる「台湾侵攻シナリオ」を名物軍事アナリストが一刀両断、数々の疑問に答える!

    「今後6年以内に中国が台湾に侵攻する可能性がある」
    2021年、米インド太平洋軍司令官(当時)のフィリップ・デービッドソンによる発言を契機に、中国による「台湾侵攻」への警戒感が世界的に高まっている。
    日本でも2023年7月、民間のシンクタンクが台湾有事を想定した机上演習を実施し、国会議員や元政府高官らが参加。
    今にも中国が台湾に攻め込むかのごとく、議論が進められているのだ。

    こうした風潮に異議を唱えるのが、軍事アナリストの小川和久氏だ。
    小川氏は「日本国内における台湾有事の議論は多くが的外れなもの」だと指摘し、中国の軍事力を正しく把握したうえで議論を進めるべきだとする。

    「台湾有事は2027年までに起きるのですか?」
    「中国軍が武力行使するのはどんな場合?」
    「中国はなぜ軍拡を進めているの?」

    本書では「台湾有事」を巡る数々の疑問に、小川氏がQ&A方式で分かりやすく解答。
    中国の人民解放軍の“戦争力”を解剖したうえで、今後の日本の安全保障戦略についても考える。

    ●目次
    第1章 台湾侵攻シミュレーションを検証する
    第2章 日米の報告書が描く人民解放軍
    第3章 人民解放軍の実力を解剖する
    第4章 日本はどう備えるか
    第5章 中国の野望をいかに挫くか
  • 1,400(税込)
    著:
    真山仁
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「角栄は本当に有罪だったのか?」

    今日にいたるまでくすぶり続ける
    ロッキード事件の様々な疑問を解明すべく、
    著者は事件の全貌を洗い直す。
    辻褄の合わない検察側の主張、見過ごされた重大証言、
    そして、闇に葬られた〈児玉ルート〉の真相――。
    疑惑の背後に、戦後から現在まで続く日米関係の暗部が見えてくる!
    特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。

    解説=奥山俊宏

    ※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,701(税込)
    著:
    北村滋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    中国、ロシア、北朝鮮……。
    インテリジェンス・マスターが初めて明かすスパイ戦争の最前線!

    海外からの脅威に日本の「外事警察」はいかに対峙してきたのか――。
    北朝鮮による日本人拉致事件、日本赤軍メンバーの追跡、
    オウム真理教「ロシアコネクション」の解明、プーチンのスパイとの攻防、
    山口組マフィア・サミットの阻止、中国スパイのTPP妨害工作の摘発……。
    警察官僚、国家安全保障局長として、
    数々の修羅場をくぐり抜けてきたインテリジェンス・マスターと
    『見えざる敵』との闘いは、外事警察が抉る平成の裏面史でもあった。
    知られざるスパイとの闘い、水面下での極秘任務の数々がいま初めて明かされる!
  • シリーズ8冊
    5091,599(税込)
    著:
    町山智浩
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    2016年アメリカ大統領選を読み解く!

    2016年5月24日に渋谷ユーロライブで行われたトークショーの内容を基に構成・加筆した、電子書籍オリジナル。アメリカ在住の町山氏が、アメリカ現代政治史と大統領選のポイントを解説。映画ネタ、ゴシップネタも満載で、楽しみながらアメリカの今がわかる!

    【主な内容】
    ・元々人種差別主義者ではなかったトランプ。では、一体なぜ、数々の暴言を繰り返すようになったのか?
    ・今回の大統領選の経緯を分析すると、二大政党制の崩壊のきざし、白人人口の減少、宗教票と共和党の結びつきの変化といった、急速に変わりつつあるアメリカの姿が浮かび上がる。
    ・結党時、支持層は正反対だった!? 民主党と共和党のねじくれた歴史に迫る。
    ・トランプだけではない! ポピュリズムによって名を馳せた、歴代のトンデモ政治家をご紹介。
  • 誰にも知られたくなかった素顔

    キャスターから国会議員へ転身、大臣、さらには都知事へと、権力の階段を駆け上ってきた小池百合子。しかしその半生には、数多くの謎が存在する。「芦屋令嬢」時代、父親との複雑な関係、カイロ留学時代の重大疑惑――彼女は一体、何者なのか? 徹底した取材に基づき、権力とメディアの恐るべき共犯関係を暴いた、衝撃のノンフィクション!

    私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う。(「文庫版のためのあとがき」より)

    ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ3冊
    8011,801(税込)
    編:
    文藝春秋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ――未来を先取りするためには、この一冊があればいい。
    いま知っておくべき論点を1テーマにつき見開きで専門家がコンパクトに解説。

    【巻頭言スペシャル】橘玲・宮口幸治、ヤマザキマリ・中野信子、斎藤幸平、養老孟司、中西輝政、奥山真司、川越宗一、辻田真佐憲、ポール・ナース
    【政治】与良正男、田原総一朗、澤章、香取照幸、濱田真里、楠正憲
    【国際関係】藤原帰一、山本忠通、金敬哲、小泉悠、宮本悟、佐藤丙午、永杉豊
    【赤い巨竜を解剖する】川島真、阿南友亮、富坂聰、青木節子、竹内亮
    【経済】片山修、湯之上隆、森川潤、井出武、酒井真弓、橋本卓典、坂本雅信、柴山和久、岡田光信、成田悠輔
    【コロナ後戦略】三神万里子、宮島良明、中島さおり、米村滋人、井上智洋、中山敬一、カタリン・カリココラム
    【社会】櫻井龍子、須田桃子、遠見才希子、白河桃子、相馬直子、北原みのり、高木瑞穂、尾島正洋、青沼陽一郎、鹿間羊市、近藤奈香、大島佑介
    【文化】勝又清和、澤田瞳子、本郷和人、金承福、與那覇潤、神里達博、加山竜司、松本弥
    【生活】三隅良平、伊藤秀倫、山口慎太郎、BUBBLE-B、園都
    【芸能】スージー鈴木、名村さえ、川口晃平、タブレット純、中村竜太郎
    【スポーツ】四竈衛、野口美恵、飯尾篤史、鷲田康、佐藤祥子、後藤逸郎、内田舞
    【皇室】河西秀哉、本郷恵子、片山杜秀、「文春オンライン」編集部、江守敬治、友納尚子
    【教育】汐見稔幸、野本響子、松田悠介、柴山翔太、大塚玲子
    【科学・医療】宮田龍、高口康太、森さやか、糸井隆夫、木村雄弘、長田昭二、天野敦雄、河合蘭
    ●特別企画 10年の「論点」
  • 1,701(税込)
    著:
    岩田明子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    安倍氏に最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版!

    20年にわたり安倍氏を取材してきた元NHK記者が「回顧録」にも書かれていない肉声を記録した膨大な取材メモからその実像を描く。

    はじめに
    第1章 第三次政権への夢
    第2章 雌伏の五年間と歴代最長政権
    第3章 慰安婦問題と靖国参拝
    第4章 トランプと地球儀俯瞰外交
    第5章 拉致問題解決への信念
    第6章 習近平との対決
    第7章 生前退位と未来の皇室像
    第8章 スキャンダルと財務省
    第9章 岸家と安倍家の葛藤
    おわりに
  • 読めば「?」が「!」になる、週刊文春連載最新版

    ウクライナ侵攻後の世界は、今どうなってるの? なぜそうなるの? ニュースの謎を解く“そもそも解説”。
    シリーズ累計25万部の「週刊文春」連載最新版。
    マイケル・サンデル氏、小泉悠氏、柄谷行人氏との特別対談収録!

    第1章「ウクライナ侵攻後の世界」そこからですか!?
    第2章「“不思議の国”アメリカ」そこからですか!?
    第3章「習近平の中国」そこからですか!?
    第4章「岐路に立つイギリスとドイツ」そこからですか!?
    第5章「イスラエルと中東の火種」そこからですか!?
    第6章「日本政治と経済の今」そこからですか!?
  • キープレーヤーはインドだ

    “ポストGゼロ”“ポスト米中対立”の「新グレートゲーム」のキープレーヤーとなるのはインド――。
    2023年中に14億人を突破し人口世界第1位に躍り出るとされ、軍事費では現在世界第3位、きたる2047年に建国100年を迎えるインド。「米中に次ぐ第三の超大国」は、伝統的非同盟を堅持しつつ米中に対して自ら独立した“局”となる戦略的自立で存在感を増している。
    ウクライナ侵攻をめぐる国連安保理でのロシア非難決議案採決を棄権し衝撃を与えたインド。そして各国による経済制裁のさなかにもロシアから石油を爆買いし、普通なら風当たりが強くなりそうなものだが、実際に起きたのは独自の立場を貫くインドへの主要国トップによる“モディ詣で”だった。
    貿易協定、サプライチェーン、エネルギー、半導体、インフラ整備、感染症対策……。あらゆる分野で激しさを増す米中を軸とする覇権争いにおいて、中国主導のAIIB(アジア・インフラ投資銀行)にも非加盟で中国と距離を置きつつ、安全保障上はクアッド(日米豪印戦略対話)の枠組みにある日米とも是々非々の独自路線を採る。

    インドと中国、インドとロシア、そしてインドと日米――。今まさに東半球を舞台に激突する「一帯一路」vs.「自由で開かれたインド太平洋」の2大経済圏構想。この“新たなグレート・ゲーム”の帰趨が21世紀後半のパラダイムを規定する。
  • 人口を制する者が、世界を制してきた──

    ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。

    ・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った
    ・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる
    ・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ
    ・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ
    ・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは
    ・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由
    ・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか

    「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。

    解説・堀内勉

    ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「日本共産党が党首公選を実施すれば日本の政治がマシになる」

    日本の主要政党で党首公選が行われていないのは、共産党と公明党のみである。
    約半世紀にわたり、共産党員として活動し、政策委員会で安保外交部長を務めたこともある著者が、なぜ、党員による投票が可能な党首公選制を訴え、自ら立候補を宣言するのか?
    そして、持論である安保・防衛政策についての転換を公約に掲げる理由とは。

    第一章 なぜ党員投票による党首選挙を求めるのか
    1 政策その他で重要な違いがある
    2 党首公選が共産党にとって必要な理由
    3 党首公選が党の自己改革を促していく

    第二章 私には立候補する資格がある
    1 共産党内の異論の存在を私は体現している
    2 実践を通じて共産党と私の溝は埋まった!?
    3 安保・自衛隊問題で論争のないことが混迷を生んでいる

    第三章 野党共闘を魅力化する安保・防衛政策へ
    1 「核抑止抜きの専守防衛」を共産党の基本政策とする
    2 野党共闘を魅力あるものとするために
    3 台湾有事に日本はどう臨むべきか
    4 政党と個人・市民団体のアプローチは異なる

    第四章 国民との接点を広げるための三つの問題
    1 「人間の顔をした資本主義」を提唱する
    2 「左側の自民党」をめざすべきだ
    3 共産主義とは何かから日本共産党の名前を考える

    終章 共産党の安保・自衛隊・憲法論を深掘りする
    1 私の提案は綱領と大会決議の枠内である
    2 私の提案は綱領の帝国主義規定の延長線上にある
    3 「自衛隊=対米従属軍隊」論をめぐって
    4 共産主義の理想は非軍事だが政策は自衛である
    5 自衛隊をめぐる憲法問題をどう乗り越えるか
  • 太平洋戦争中は大本営作戦参謀、戦後は総合商社のビジネス参謀、中曾根行革では総理の政治参謀。激動の昭和時代を常に背後からリードしてきた実力者の60年の軌跡を検証する。

    陸大を優等な成績で卒業し、太平洋戦下の大本営作戦参謀を務め、戦後は高度経済成長期に商社の企業参謀、さらに中曽根行革で総理の政治参謀として活躍――激動の昭和を常に背後からリードしてきた瀬島龍三。彼の60年の軌跡を巡る数々の伝説を検証し、日本型エリートの功罪と歴史に対する指導者の責任を問うノンフィクション力作。
  • 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏ら第一線のジャーナリスト、論者がいま、教団の実態に迫る!
    信者からの巨額の献金、霊感商法、合同結婚式、政治家との癒着など、多くの社会問題を引き起こしてきた統一教会。文藝春秋は、30年あまりの間、その問題点を追及してきた。
    宗教とカルトの境はどこにあるのか? 政治家と宗教の関係は? 信者家族はどのような被害を受けてきたか? この一冊ですべてがわかる!
  • 悲観論はだいたい間違いです
    人口減少、男女格差、グローバル化……これらはみな日本の「伸びしろ」です!目からウロコ、腹から納得できる出口流「成長への道」。

    日本は衰退している、多くの課題を抱えて打開策が打てなくなっている、と考えている人は多いでしょう。たしかに人口減少、一人当たりGDPの低下、生産性の低さ、向上しない女性の地位など、先行きに不安を感じさせることばかりです。しかし、これらの課題の中にこそ、「日本の伸びしろ」がある。それが出口流の「逆転の発想」です。
     
    資源のない日本が豊かであり続けるためには、モノと人と情報を活発に動かしていくほかありません。本書では、具体的な課題を「伸びしろ」に変える方策を提示します。本書の執筆過程で、脳出血に見舞われた出口さんは、一年のリハビリを経て、学長の職務に復帰しました。本書は復帰後初の日本社会への提言でもあります。

    目次
    はじめに
    第一章 日本の伸びしろはどこにある?
    第二章 好きなことを学ぶ高学歴社会に 
    第三章 人口減少を止めなければ国力は戻らない 
    第四章 働き方を変えれば生産性は上がる
    第五章 移民を迎え入れた日本は強くなる
    第六章 女性が生きやすいと経済は成長する
    第七章 社会保障改革という伸びしろ 
    第八章 最大の伸びしろは「選挙」にあり
  • 「五十五年の歳月を経て、父と同じように国家のために命を懸けようとする晋三の姿を見ていると、宿命のようなものを感じずにはおれませんでした」(本文より)

    A級戦犯容疑から総理大臣に上りつめた父親は、「安保」に殉じた。
    新聞記者から政界に転じた夫は、総理を目前に病に斃れた。
    父親の遺志を継いだ息子は、二度、総理の座に就いた。
    三代にわたる政治家について、娘、妻、母の立場から語る――。

    ※本書は、1992年に刊行された『わたしの安倍晋太郎~岸信介の娘として』に、月刊文藝春秋2016年6月号に掲載されたインタビュー「晋三は『宿命の子』です」を加えたものです。
  • 都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。
    東京都からの転出者数が増える一方で、移住や二拠点生活の希望地に首都圏とその隣接県があがるようになった。
    コロナ後の時代では、「下り列車」に揺られて幸せな未来をつくる生活様式こそが新しい生き方だ。

    人生や働き方を変える/トカイナカで起業する/ローカルプレイヤーになる/よそ者力を発揮する/有機農業をする/パラレルワークする/古民家生活をする――。


    目次
    はじめに 
    第1章 トカイナカで生き方、働き方を変える ─神奈川県鎌倉市、長野県軽井沢町
    第2章 トカイナカでローカルプレイヤーになる─千葉県富津市金谷
    第3章 トカイナカで起業する─埼玉県ときがわ町
    第4章 トカイナカで古民家暮らしをする─千葉県匝瑳市、埼玉県ときがわ町
    第5章 トカイナカでよそ者力を発揮する─千葉県いすみ市
    第6章 トカイナカを六次化する農業─埼玉県小川町・ときがわ町一帯
    終章 この国の再生は地方から
  • ロシアの侵略と戦うウクライナの姿は、日本人に「安全保障」の現実を教えてくれた。

     コロナ危機で米中対立が激化し、ウクライナ危機で"米国ブロック"と"中国・ロシアブロック"の対立へと拡大しつつある。さらに、気候変動に伴うエネルギー危機も重なる。今ほど安全保障の枠組みが根底から揺さぶられている時代はない。
     今こそ日本の「国の形」と「戦後の形」のありようを検証し、安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならない。
     その中でひとつ、確かなことがある。コロナ危機とウクライナ危機を通じて、私たちが突きつけられた厳しい現実である。

     自分たちを守ることができない社会は生き残れない。
     自分の国を自分たちで守れない国は生き残れない。
     天は自ら助くる者を助く。

     明治開国の時、日本の国民は独立自尊の精神を学んだはずだ。その精神を改めて噛みしめねばならない。

    【目次】
    序章 ウクライナ危機とコロナ危機:世界は自ら助ける者を助く
    第1章 ウクライナの悲劇
    第2章 米中「新冷戦」と日本の選択
    第3章 経済安全保障政策の戦略課題
    第4章 “グリーン大動乱”とエネルギー危機
    第5章 「強い社会」が決する国々の興亡
    第6章 「長い平和」のマジックが消える
    第7章 「民間臨調」が総括した「日本モデル」の虚構と真実
    第8章 日本の敗戦:「フクシマ」と「コロナ」
    第9章 「ワクチン暗黒国家」:日本の不作為
    第10章 コロナ危機が問いかけた自由と民主
    第11章 国民安全保障国家論
    終章 時代はわれわれに何を求めているか
  • ”独裁者の取り巻きは、独裁者に忖度して、重要な情報を伝えなくなる。
    これは、決して他人事ではありません。
    日本の政界でも企業の世界でもあることです。” ――「はじめに」より

    本書は、これまで「週刊文春」に連載してきたコラムの中からロシアやウクライナ、中国について取り上げてきた2014年から2022年までのものを再編、加筆修正したものです。今回の事態に至るまで、ロシアに何が起きていたのか。急成長した大国・中国で誕生した”独裁者”とは。激動する世界情勢の中で、日本は、私たちは、これからどうすればいいのか。それを考える一助となる一冊です。

    目次

    I 世界を驚かせたプーチンの暴挙 2022
    ・ウクライナはどんな国?
    ・解決のカギは「ミンスク合意」
    ・ウクライナをめぐる情報戦
    ・ロシアが承認する「国家」とは
    ・ロシアを金融封鎖する制裁
    ・ウクライナ軍、善戦の理由
    ・プーチンを宗教から分析する 他

    II すべてはクリミア併合から始まった 2014~2021
    ・戦争の火種クリミア半島
    ・クリミア半島はいま(前編)
    ・クリミア半島はいま(後編)
    ・「おそロシア」になってしまった
    ・ロシア軍の軍事演習が怪しい
    ・ロシア、またも元スパイ襲撃?
    ・トランプ、ロシアに猶予与え攻撃
    ・北方領土は二島返還?
    ・再び核開発競争へ
    ・究極の恐怖のミサイル爆発事故
    ・プーチン大統領、「院政」狙いか
    ・ロシア、またも毒物で襲撃事件
    ・ベラルーシ、難民を武器にした
    ・ロシア軍、ウクライナ侵攻? 他

    III 独裁者・習近平にどう対峙すべきか 2016~2021 他
  • 2020年7月に刊行した『コロナ後の世界』の続編。
    新型コロナ・パンデミックは2年を経ても収束しそうもない。
    この感染症によって、私たち人類の未来はどのように変わっていくのか?
    世界が誇る知性7人に聞いた。

    第1章 デジタル独裁主義の悪夢を阻むには ユヴァル・ノア・ハラリ
    第2章 mRNAワクチンが切り拓く可能性 カタリン・カリコ
    第3章 生命とは何か? ウイルスとは何か? ポール・ナース
    第4章 コロナ後の働き方はハイブリッドワーク リンダ・グラットン
    第5章 未来の都市は「第三の場所」を求める リチャード・フロリダ
    第6章 GAFAの勝者アマゾンは医療を目指す スコット・ギャロウェイ
    第7章 コロナ後の「Gゼロの世界」 イアン・ブレマー
  • 激震が走った話題のベストセラー
    憂国の研究者グループが、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的研究に基づき検証。韓国に蔓延する「嘘の歴史」を指摘する。

    目次
    日本語版序文
    はじめに
    プロローグ 嘘の国
    ●第1部 種族主義の記憶
    1 荒唐無稽『アリラン』
    2 片手にピストルを、もう片方に測量器を
    3 食糧を収奪したって?
    4 日本の植民地支配の方式
    5 「強制動員」の神話
    6 果たして「強制労働」「奴隷労働」だったのか?
    7 朝鮮人の賃金差別の虚構性
    8 陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか!
    9 もともと請求するものなどなかった――請求権協定の真実
    10 厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対
    ●第2部 種族主義の象徴と幻想
    11 白頭山神話の内幕
    12 独島、反日種族主義の最高象徴
    13 鉄杭神話の真実
    14 旧総督府庁舎の解体――大韓民国の歴史を消す
    15 親日清算という詐欺劇
    16 ネバー・エンディング・ストーリー 「賠償!賠償!賠償!」
    17 反日種族主義の神学
    ●第3部 種族主義の牙城、慰安婦
    18 我々の中の慰安婦
    19 公娼制の成立と文化
    20 日本軍慰安婦問題の真実
    21 解放後の四十余年間、慰安婦問題は存在しなかった
    22 韓日関係が破綻するまで
    エピローグ 反日種族主義の報い
    解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子(産経新聞編集委員)
    文庫版付記

    ※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。
     河井案里。
     参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。
     彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。
     筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。
     あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。
     宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。
     生きづらい女。
     筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。

    「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」

     河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。
  • 今も影響を残す史上最長政権の功罪
    アベノミクス、選挙での圧勝、戦後70年談話、さまざまなスキャンダル、憲法改正をめぐる騒動、TPP……。7年8カ月という例をみない長期政権の評価は、いまも定まっていない。この間、日本の政治をとりまく見方は「反安倍」か、さもなくば「親安倍」かに二分された。この政権は、結局、何をやろうとし、何を残したのか? 『新型コロナ対応民間臨時調査会』『福島原発事故10年検証委員会』など、話題のレポートを次々発表しているシンクタンクが、政権当事者に対する徹底インタビューを軸として、その政権の内幕に迫る。
  • 改革を目指した「政界一の喧嘩屋」はなぜ総理の座を追われたのか――。
    安倍・麻生との確執から、河野・小泉との本当の関係まで、
    担当記者だからこそ書ける菅義偉の実像。

    「歴代総理の中で、菅ほど、その実像が伝わらなかった宰相はいなかったかもしれない。一体、どこで何を誤ったのか。この6年あまり、担当記者として菅の息づかいまでを間近で感じながら取材を続けてきた私だからこそ、その真実を探し出せるのではないかと考えたのが、この本を執筆した理由の一つである」(「はじめに」より)
  • ――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ!

    世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。
    天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。
    新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。
    「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか!

    目次
    まえがき
    第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか
    ・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想
    第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する
    ・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想
    第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか
    ・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・“ぼったくり男爵”バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信
    第4章 結局「国策」の正体は何だったのか
    ・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側
    第5章 利権の宴が終わったあと
    ・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題
    あとがき
  • ベストセラー『官邸官僚』の続編!

    「新型コロナ対策」の迷走が続くのはなぜか?
    五輪、実弟、スポンサー企業…「菅利権」の実態とは?
    「五輪開催」の真の責任者は誰だったのか?
    安倍・菅「強権政治」の「戦犯」たち

    当代随一のジャーナリストが暴く首相官邸の“闇”。
  • 習近平、プーチン、金正恩……独裁の時代の「どうしてこうなった?」を
    を池上さんがやさしく読み解きます。

    米朝首脳会談は北朝鮮の「勝ち」?/習近平への権力集中と中国発展への反作用/
    ロシア軍の軍事演習が怪しい/スウェーデンが徴兵制を復活/世界を揺るがす「世界最貧国」イエメン/
    規制だらけの日本の選挙/「リベラル」とは何か?……

    あらゆることがスピードアップするも政治は追いつかない。状況を一気に引っくり返す英明な指導者が待望されると警鐘を鳴らす一冊。
    過去に学び、未来に備える入門書!佐藤優氏、村上世彰氏との対談も収録。

    ※この電子書籍は2018年11月に文藝春秋より刊行された単行本『ニュースの”そもそも”池上彰の「どうしてこうなった?」』を
    改題、大幅に再編集、加筆修正した文庫版を底本としています。
  • 芸能人や会社経営者の脱税や所得隠しが大きなニュースになっても、その手口の詳細について報じるメディアは少ない。
    税金事件の取材を長年続けているベテラン国税記者が、実際に使われた「脱税の手口」の数々を隅々まで解説する!

    【本書で描かれる脱税事件】
    国税庁批判の末に逮捕された青汁王子
    納税意識ゼロだったチュートリアル徳井の所得隠し
    3億円稼ぐも確定申告を知らなかった人気AV女優
    マルサが手掛けた日本初のFX取引脱税事件
    トランクルームに10億円隠した元ヤンキー経営者
    国税当局を挑発し続けた“ネオン街の大家”丸源の敗北
    脱税資金で顧客に損失補填した元巨人軍投手
    脱税と詐欺を繰り返したペジーコンピューティング社長
    ほか
  • SNS、コロナ、オリンピック……「空気」の圧力が覆う現代日本を読み解く令和版「空気の研究」。

    自由気ままにものを書いて発言する時代は終わったのか?
    日本を動かす「空気」の本質を衝く。

    気鋭の論者による初の評論集。
  • 1,001(税込)
    著:
    牧野愛博
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    佐藤優氏絶賛!「金与正の謎が初めて解き明かされる」

    韓国を「クズ」と罵倒し、連絡事務所を爆破。
    「知的で聡明」な妹は金正恩の後継者なのか?
    兄妹を支える「赤い貴族」の実態とは?
  • 私が総理大臣になったら――。
    立憲民主党代表が、総選挙に向けて提示する、目指すべき社会のあり方。
    自己責任論が壊した、みんなで支え合う社会を取り戻すために。

    「保守本流」を自称する立憲民主党の代表が、その真意と、目指す社会の未来像を提示する。
    明治維新以来の「規格化×大量生産型社会」の限界と、互いに「支え合い、分かち合う」社会の
    必要性を訴え、もう一つの選択肢を指し示す。
  • 韓国がファシズム化している――。
    文在寅の野望は、「反日」を利用して韓国の保守勢力を壊滅させ、北朝鮮と歩調を合わせた「自由なき全体主義国家」を樹立することだ!

    呉善花が迷走する祖国にあえて問う。
    2017年に文在寅政権が成立して以来、韓国の外交は「反日本」「従北朝鮮」に加えて、
    これまでになく「離米国」「合中国」の旗色を鮮明にしてきた。
    内政でも「反日」カードを利用しながら保守派を排除し、全体主義国家を目指している。
    果たして隣国はどこへ行こうとしているのか――。
  • 週刊文春の人気連載が1冊に!
    池上彰によるコロナ時代に必携のキーワード集

    新型コロナの世界的な蔓延により、人類は先の見通せない時代に突入した。
    そんな時代を生き抜くための46個の重要な事実=ファクトを厳選し、池上彰が徹底解説。

    「ワクチンの効果」「WHOの実態」「トランプ退場後の米国」「カマラ・ハリス副大統領」
    「菅首相のブログ」「福島原発の今」「イギリスのEU離脱」「香港国家安全法」
    「ロシアの毒物襲撃事件」「ベネズエラの現状」「イランを巡る問題」……など、
    面白いうえに読んでためになる知識が詰まった珠玉の1冊。

    【本書で明かされるファクト】  
    ■新型コロナは中国発生ではなかった!? 衝撃的な論文の存在
    ■バイデンが大統領執務室から「赤いボタン」を無くした理由
    ■まだまだあった! 菅総理が野党時代に放った問題コメント
    ■イギリス国民の半分が後悔しているEU離脱の実態
    ■裏切者は全員毒殺!? 恐るべきロシアによる暗殺の手口
    ■なぜ金正恩はこのタイミングで「総書記」になったのか 
    ■紛争処理の議論ができない!? WTOが機能停止の状態に …… など
  • 日本人の価値観をのぞき込む。
    三浦瑠麗が独自の価値観調査で明かす、日本人のホンネ。

    政治はなぜ変わらないのか? 「分断の時代」に日本政治が取り組むべき真の争点とは?

    第1章 日本人の価値観と分断
    第2章 野党の政権交代戦略
    第3章 「分を知る」をとるか「進歩」をとるか
    第4章 人びとの本音と建前
    第5章 日本社会の価値観はどのように変わるのか
    第6章 保守と革新の分断を探る
    第7章 日本の分断
  • 映画を見るように、国際ニュースがわかりやすく読みとける。

    ・トランプなき世界を、バイデン新大統領はどう導くのか?
    ・中国の野望はどこまで肥大するのか?
    ・現実味を帯びてきた第3次世界大戦の勃発地は?

    【まえがきより】
     石田「藤原さんとは、あるテレビ局の番組審議会でご一緒していて、みんなでお弁当をたべているとき、今回のきっかけになる話題が出たんですよね。最近、テレビを見ていても世界のニュースが少なくなったし、今の若い子は海外の翻訳小説も読まなくなって、世界に関心を持たなくなってますよって」
     藤原「そうでしたね。それで石田さんが、たとえば映画『アベンジャーズ』一本を見るくらいの気持ちで、手軽に読める本を作れないでしょうか、とおっしゃった。それで私が思わず、それはぜひ作ったらいいですねとポロリと言ってしまった(笑)」
     石田「世界の今のカタチが二時間でわかる初心者向けの本ですから、優秀なガイド役が必要です。若い人がフェイクニュースと闘う力にもなる。もちろん、うってつけの専門家が目の前にいたから、水を向けたんですけどね」
     藤原「うれしかったです。それに、国際情勢に興味を持ちはじめた高校生でも読める本は、意外と少ない。大学に入学する前に、これだけ読んでおけば、後は自分で学ぶことのできる基礎となる新書を作る意味が十分にあると思いました」
  • なぜ放送されないんだ!

    エース記者はなぜNHKをやめたのか。
    官邸からの圧力、巨大組織内で上層部から歪められる報道──
    スクープの裏側を「忖度なし」に書き尽くす。

    社会に衝撃を与えた『安部官邸vs.NHK  森友事件をスクープした私が辞めた理由』を改題し、大幅加筆。
    「文庫化にあたって 『この本には虚偽がある』は虚偽である」をはじめ、単行本刊行後の怒濤の展開も描いた決定版。

    著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。
    次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。
    NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。
    記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。

    この話には続きがある。
    「この単行本が出来上がろうかというタイミングで赤木雅子さんに初めて会えた。
    その後、劇的な展開を見せて、週刊文春での赤木俊夫さんの遺書全文公開、国と佐川氏の提訴に至った。
    森友国有地値引きも公文書改ざんも何一つ古びていないし終わってもいない」(「文庫化にあたって『この本には虚偽がある』は虚偽である」より)

    今、メディア不信は最高潮に達している。
    権力に牙を抜かれ、批判能力を失う一方で、現場の最前線には、真実を伝えるために日夜格闘する記者たちがいる。
    すべてはここから始まった――。
    メディア、公正な報道が危機に瀕する現代、必読の書。

    解説:田村秀男(産経新聞特別編集委員)

    ※この電子書籍は2018年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人事介入の全貌が明らかに!
    11月25日、衝撃のノンフィクション 緊急出版!!

    【内容紹介】
     2016年夏。官邸は検察庁が提示した「人事案」を拒否。かつてない異例の“人事介入”により、検察内には衝撃が走った。以来、4年間にわたり「官邸vs.検察庁」の人事抗争が勃発! 2020年黒川検事長の定年延長問題に至るまで知られざる暗闘が繰り広げられる。
     安倍晋三、菅義偉、杉田和博……政権中枢による人事介入の全貌を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す衝撃のノンフィクション。

    【本書で明かされる新事実】 
    ■「あいつは勘違いしている」菅首相が漏らした検事総長への怒り
    ■ 官邸と検察が結んだ“密約”と“裏切り”の真相
    ■「きっと失敗するだろうな」賭け麻雀で辞職した黒川元検事長の本音
    ■ 突然の追放劇! 検察のプリンスと法務大臣の確執
    ■ 初めて明かされる「定年延長」閣議決定までの舞台裏
    ■「甘利事件」「森友事件」を検察が不起訴にした本当の理由
    ■ 周囲の説得を拒否! 検事総長の椅子にしがみついた男    ……など


    【目次】
    序章 毒が回った政権
    第1章 黒川と林、そして稲田
    第2章 16年夏――事務次官人事への介入
    第3章 17年夏の陣――黒川続投
    第4章 17年冬の陣――3度目の正直を拒んだ上川法相
    第5章 官邸の守護神の実像
    第6章 苦肉の策
    第7章 河井捜査とコロナ禍騒動
    第8章 法務・検察の迷走
    第9章 「決着」と「総括」
    あとがき
  • 880(税込)
    著:
    片山善博
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    リーダーのなすべき仕事とは何か?
    良い知事とダメな知事の見分け方とは?

    新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。
    国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。
    マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。

    第一章 知事たちの虚を突いた感染症
    第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
    第三章 各都道府県知事の閻魔帳
    第四章 問われる全国知事会の役割
    第五章 東京都政と大阪府政を診る
    第六章 ポストコロナ時代の首長と議会
  • 880(税込)
    著:
    菅義偉
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏が掲げるのが、「国民のために働く内閣」だ。
    それを実現するために断行するのが規制改革、縦割り行政の打破である。
    この改革の姿勢は、かつて務めた大臣政務官、副大臣、総務大臣から、
    その後に内閣官房長官の職務を7年8カ月まっとうするまで一貫してきた。
    本書は、2012年3月に刊行された単行本『政治家の覚悟 官僚を動かせ』(文藝春秋企画出版部)を元に、その後の官房長官時代のインタビューなどを収録した、菅総理の唯一の著書。
    政治主導で官僚をどう動かすか。菅総理がこれまで実現させてきた数々の改革から、
    政治家・菅義偉の覚悟が浮き彫りになる。
  • 地方議員って何をしているの?
    NHKが2019年におこない話題になった全国3万2千人の地方議員へのアンケート。議員の本音から見えてきた課題とは。

    議会は何をするところ?/議員報酬は条例で定める/議員が訴える“議会不要論”/首長はなぜ強い?/質問しない、その訳は?/住民投票の未来は/ニュースになった、マズイ議員たち/政務活動費というブラックボックス/“起きていられない”議員たち/議会は“超男社会”/“日本版パリテ法”とは?/定数が埋まらない議会/内田茂と六人の都知事たち/選挙にはお金がかかる?/障害がある議員は特別なのか

    ほか、イメージとは違う、いまの地方議会の本当の姿が見えてくる。
  • 40万部超のベストセラーとなった『反日種族主義』の日本人のための公式副読本。

    韓国で出版された『反日種族主義』の日本での翻訳出版を執筆者たちに薦めた産経新聞編集委員の久保田るり子氏による書き下ろし。『反日種族主義』執筆者6人へのインタビューも収録。

    文在寅政権は韓国の歴代政権の中でも最も「反日」を前面に押し出している。韓国で「反日」がここまで大きくなった背景には、戦後日本の新聞や政治家、左派文化人による言動がある。日韓を離間させようとする北朝鮮や朝鮮総連の思惑を後押ししてきた戦後日本の左派勢力の責任を問う一冊。

    慰安婦問題や徴用工問題で日本の左派勢力がどんな役割を果たしてきたのか、日本人として知っておかなければならない事実を提示する。
  • 801(税込)
    著:
    片山杜秀
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    幕末維新から令和の代替わりまで
    歴史と天皇をめぐる「思想の戦い」が始まる!


    なぜ徳川御三家から尊皇思想が生れたのか?
    「衆」と「番」の論理で幕末維新を読み解く
    タテの儒学、ヨコの国学
    大日本帝国憲法 伊藤博文と井上毅の“暗闘”
    南北朝正閏問題・天皇機関説事件は「大衆の反逆」だった?
    昭和天皇への御進講・平泉澄の挫折
    柳田国男VS.折口信夫 相克する天皇像
    「網野史観」が天皇像をリニューアルした?
    近代天皇制の枠組みが壊れた日 ほか

    迫り来る外からの危機
    「国のかたち」はどうなる?
  • 「米国人は立憲君主をまったく理解していない」「君主は単にゴム印を押す存在ではない」(英外務省内部文書)
    戦後、GHQによって「象徴」とされた天皇のあり方について、立憲君主制の老舗の英国は、そんな表現で、日本の宮内庁に助言をしていた。
    そこで、昭和天皇はどう動いたのか――。

    本書は、近年機密解除された英米の公文書をたんねんに読み解き、奇しき縁で筆者にもたらされた昭和天皇のインタビューテープを繰り返し聞くことで得られた、まったく新しい「象徴」天皇の姿である。

    戦前、政府、軍部の上奏を信頼した結果、未曾有の敗戦を招いてしまったという苦い経験から、戦後の昭和天皇は自ら世界情勢の情報を集め始めた。とくに、国際共産主義に対する警戒心を隠そうともせず、英米の情報機関幹部と情報交換をするさまは、あたかも天皇自身が国際政治のプレイヤーであったかのようだ。
    さらに、次代を担う皇太子には、自分で考え、自分の意思で行動することを教えるため、バイニング夫人の招聘するなど、新しい教育環境を整えた。
    昭和、平成と受け継がれた、新しい天皇像は、海外留学を経験した始めての天皇である令和の御世の新天皇のもとで今、花開こうとしている。

    天皇三代の行動を「インテリジェンス」という側面から再構築すると、「象徴」という言葉だけではとらえられない、本当の君主像が見えてくる。
  • 東条内閣を生み、「聖断」を演出した昭和史のキーパーソン、初の本格的評伝!

    なぜ日本政治は軍部に引きずられたのか?
    昭和史最大の謎を解く鍵を握る人物が木戸幸一だ。
    昭和日本の運命を決する重大な岐路には、必ず彼の姿があった。
    開戦時から終戦時まで内大臣をつとめ、東条内閣の生みの親。
    木戸孝允の子孫、昭和天皇最側近のひとりにして、
    昭和史の基本文献として知られる『木戸日記』を書いた木戸だが、
    彼がいかなる政治認識を持ち、重要な局面で何を行ったか、
    正面から論じた著作は少ない。
    満州事変、二・二六事件から終戦まで、昭和の岐路に立ち続けた木戸を通して、
    昭和前期、日本が直面した難局が浮かび上がる。
    ロングセラー『昭和陸軍全史』をはじめ、永田鉄山、石原莞爾、浜口雄幸などの評伝で
    定評がある著者が描く昭和史のキーパーソン初の本格的評伝。

    【内容】
    満州事変 内大臣秘書官としていち早く陸軍情報を入手
    陸軍最高の戦略家・永田鉄山との交流
    二・二六事件 反乱軍鎮圧を上申
    日中戦争 トラウトマン工作に反対
    「軍部と右翼に厳しすぎる」昭和天皇に抱いた不満
    三国同盟と日米諒解案は両立できると考えていた
    独ソ開戦という大誤算
    日米戦回避のためにあえて東条英機を首相に
    「聖断」の演出者として ほか
  • 乙武洋匡が三浦瑠麗に、その生い立ち、家族、孤独を訊ね、三浦が乙武の不倫騒動、さまざまなチャレンジでぶつかった困難に迫る!

    いじめ、孤立、セクハラ、同調圧力、ネットでの炎上……。生きづらさに立ち向かうには?両者が聞き手と答え手となり、攻守を入れ替えながら、およそ一年にわたって続けた対話の記録です。

    どんな質問にもすべて受け切る。時には政治、社会を論じて、四方八方めった斬り、時には最もプライベートな領域にも踏み込む。話題の二人が包み隠さず語る過激で優しい対話集。

    【本書の内容】
    ○女性として生まれてよかったと思う瞬間
    ○なぜ、結婚に夢を見ないのか
    ○どうして男性は自分より頭のいい女性が嫌い!?
    ○大きな挫折から学んだこと
    ○世間の作ったイメージを意識して生きてきたことへの思い 他
  • 第二次安倍政権誕生後の7年間、日本の防衛費は右肩上がりを続けている。その多くを占めるのが米国製兵器の購入費や維持費だ。対日貿易赤字を減らしたいトランプ大統領が仕掛けるディールに応じ、官邸主導の兵器購入が進む実態を徹底取材で解明する。

    本書の基になった東京新聞の調査報道キャンペーン「税を追う」は2018年10月29日から掲載が始まった。税の流れを追い、無駄づかいや政官財界の利権を明らかにするのが目的で、防衛省の兵器調達予算や沖縄・辺野古の米軍新基地建設工事、東京五輪予算、医療費・薬剤費などのテーマを掘り下げ、2019年11月までに約130本のニュース・連載記事を掲載し継続している。一連の記事は、2019年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞した。本書は第2次安倍政権で増大する防衛費に絞って追加取材し、自動車関税の引き上げを切り札に日本に兵器購入を迫るトランプ米大統領の戦略や、官邸主導で米国製兵器の輸入を拡大させ、再び軍拡の道を進み始めた日本の防衛戦略の内実に迫った。本書の取材・執筆は鷲野史彦、原昌志、中澤誠、望月衣塑子、藤川大樹が担当した。

    【主な内容】
    第1章 自衛隊を席巻する米国兵器~トランプ大統領の兵器ディール
    第2章 アメリカ絶対優位の兵器取引~対外有償軍事援助
    第3章 降って湧いた導入計画~ミサイル防衛のイージス・アショア
    第4章 実は火の車の防衛費~米国兵器爆買いのツケ
    第5章 聖域化する防衛費~兵器輸入拡大で禁じ手連発
  • 伝説の男がついにすべてを語った!
    自民党のプリンスはなぜ逮捕されたのか。

    戦後生まれ初の閣僚で、自民党最盛期の建設族のプリンス、そして田中角栄最後の愛弟子であった男は、ゼネコン汚職で逮捕され、刑務所へと送られる。
    しかし、そこから新たな伝説が始まった。
    検察の取調べに完全黙秘を貫き、検事をして「男の中の男」と言わしめた男は、出所後も当選を重ね、初当選から現在まで14戦無敗。そして、安倍一強の政界を揺るがす仕掛けを次ぐ次と繰り出している。

    中村喜四郎

    30年の沈黙を破って語られた驚愕の事実とは。
    角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを生んだアメリカにもわたり、「選挙に勝つ」ことの意味を掘り下げる。

    この男から目が離せない!
  • 現代日本を形作ったキーパーソン12人を語りつくす!
    田中角栄、渡邉恒雄、ホリエモンに池田大作、上皇陛下まで……、毀誉褒貶ありつつも戦後日本を決定づけた人々を池上解説。

    2018年から文藝春秋西館で行われた「〈夜間授業〉池上彰“戦後”に挑んだ10人の日本人」をもとに構成・編集。講義で実際に出たQ&Aも収録し、改めて基本から現代史の重要人物たちを知ることができます。
    「戦後日本」に対峙し、変革をもたらした型破りな人々の“功罪”で学ぶ現代史講義。

    第1回 田中角栄 今、見直される理由
    第2回 江副浩正 情報社会の開拓者
    第3回 小泉純一郎 断言する“変人”政治家
    第4回 中内功 価格破壊の風雲児
    第5回 渡邉恒雄 読売帝国の支配者
    第6回 堤清二 詩人経営者の血脈
    第7回 村上世彰と堀江貴文 金儲け至上主義と国策捜査
    第8回 石原慎太郎 暴言と思いつきの長期都政
    第9回 池田大作と創価学会 政教分離と自公連立
    第10回 上皇陛下と上皇后・美智子さま 象徴天皇としての試行錯誤
    (目次より)
  • 保守本流の政治とは──均衡と中庸を信条とする政治家が描いた、この国のかたち。
    没後40年、「哲人宰相」の足跡をたどる傑作評伝。

    大平正芳は何を遺したのか。
    外相として成し遂げた韓国との請求権問題解決や、日中国交正常化の断行は大きな功績である。蔵相、自民党幹事長を経て首相に就任、環太平洋連帯構想を模索したが、党内抗争の果て志半ばで逝った。
    日中関係の大平証言を増補し、悲運の宰相の素顔と哲学に迫り、保守政治家の神髄を問う。

    解説・渡邊満子

    【目次】
    序章 遠い記憶
    第1章 「楕円の哲学」──大蔵官僚
    第2章 政界への転身──池田内閣官房長官まで
    第3章 始動する大平外交──池田内閣外務大臣
    第4章 「戦後の総決算」──自民党筆頭副幹事長から宏池会会長へ
    第5章 外交の地平を追う──田中内閣外務大臣
    第6章 内外の危機──田中、三木内閣大蔵大臣、自民党幹事長
    第7章 環太平洋の秩序を求めて──首相
    終章  「永遠の今」
  • 天皇退位か、謝罪か――戦後皇室最大の危機を読み解く

    初代宮内庁長官・田島道治は敗戦からまもない昭和23年、その職に就きます。東京裁判の判決を間近に控え、天皇退位問題に揺れる占領下の皇室。その戦後皇室の「危機の時代」を、田島の日記をもとに描くのが本書です。

    占領下の天皇退位問題、「謝罪詔勅」の真相、マッカーサー解任の衝撃、宰相・吉田茂との連携……。そして皇太子妃選びから美智子妃の苦悩まで、昭和史の新たな地平が見えてきます。
  • 豊穣の海を奪うのは誰か? 日本海を「東海」に変える韓国、豊富な魚介類と鉱物資源をかっさらう中国、年間200隻もの北朝鮮漂着船…略奪の海の惨状を徹底ルポ。領土問題だけじゃない、中国・韓国が脅かす日本の海洋資源!

    日本は竹島、尖閣諸島、北方領土などの海洋安全保障に頭を悩ませてきた。しかし、実は領土問題だけでなく、日本の多くの海洋資源が隣国によって奪われようとしている。海洋学の第一人者が送る「海に守られた日本から、海を守る日本へ」変わるための提言書!

    【本書の内容】
    ・自衛隊の隣接地が韓国企業に買われた
    ・泳いで漂着した北朝鮮人
    ・北西太平洋の支配は鄧小平の野望
    ・戦闘できる中国海警VS戦闘できない日本の海上保安庁
    ・現実的には「歯舞だけ」の可能性
    ・北方領土にバーはあってもキャバクラはない
    ・「逆さ地図」で見えてくる日本の潜在力
    ・離島を守る宮古島・奄美大島 他
  • 内閣調査室は本当に謀略機関だったのか……謎のヴェールを剥がす第一級の歴史史料!

    松本清張は、昭和36年に「文藝春秋」に連載した『深層海流』で、「内調の役目がその辺を逸脱して謀略性を帯びていたとなれば、見逃すわけにはいかない」と書いた。あれから60年たっても、内調については関連する公文書も公開されなければ、組織の正史も作られておらず、依然としてその実態は謎のままだ。

    本書は、昭和27年に吉田茂首相が、旧内務官僚の村井順に命じて内閣調査室が発足したときの、4人のメンバーの1人、志垣民郎氏の手記である。この手記のポイントは、内調は日本を親米反共国家にするための謀略機関だったのか、という問いに明解に答えているところにある。

    志垣氏の主な仕事とは、優秀な学者・研究者に委託費を渡して、レポートを書かせ、それを政策に反映させることだった。これは、結果的に彼らを現実主義者にし、空想的な左翼陣営に行くのを食い止めた。そして本書には、接触した学者・研究者全員の名前と渡した委託費、研究させた内容、さらには会合を開いた日時、場所、食べたもの、会合の後に出かけたバーやクラブの名前……すべてが明記されている。まさに驚きの手記だ。

    100人を超えるリストの面々は豪華の一言に尽きる。時代を牽引した学者はすべて志垣氏の手の内にあった。とくに重要なのが藤原弘達。「時事放談」で知られる政治学者は、東大法学部で丸山真男ゼミに所属した俊才であった。「彼が左翼に行ったら、厄介なことになる」。そこで志垣氏は、彼を保守陣営に引っ張り込むために、あらゆる手立てを尽くす。戦後思想史を塗り替える爆弾的史料である。
  • 1,223(税込)
    著:
    玉木雄一郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    これまでの単なる連続線上には日本の繁栄も幸せもない――政府が隠し続けてきた日本の危機の真相を、国民民主党の若き代表が暴きます。
    これ以上先延ばしできない32の問題について、真実の情報を公開し、チャレンジングな解決策を提示。
    ツイート形式で問題点のヤバさが簡単にわかります。日本の政治がここから変わる!

    代表的な論点は次の通りです。

    ・第3子に1000万円給付「コドモノミクス」の明るい未来
    ・無理な年金政策よりもベーシックインカムが老後を救う
    ・景気がよくなっても生活が楽にならないのはなぜか
    ・お金持ちばかりが得をする税制
    ・愛子天皇を可能に 皇室典範の改正を急げ
    ・「介護離職ゼロ」を本当に実現するには
    ・「原発ゼロ」社会は本当に実現するのか
    ・「高齢者の足」が奪われている 自動運転が地方を救う
    ・池江璃花子さんに再び笑顔を 骨髄移植を簡単に受けられる社会に
    ・WHOが認定 ゲーム依存は病気なのだ
    ・児童虐待は30年で120倍以上! 児童相談所が足りない
    ・経済大国復活へ 突破口は「働き方改革」より「副業の解禁」
    ・日本には理工系人材が少なすぎる
    ・アベノミクスで得をしたのは外国人株主と政府だけ
    ・東京オリンピック いくらかかるか誰も知らない……
    ・沖縄問題は地位協定の見直しこそ独立国家の責務
    ・硫黄島「米軍勝利の碑」の撤去を願う
    ・安倍改憲は「百害あって一利なし」
    ・麻生大臣「報告書受け取り拒否」でこの国のかたちが壊れた!
    ・「移民政策はとらない」という建前をやめよう
    ・このままでは悠仁さま即位のときに皇族がいなくなる
    ・大坂なおみ選手に続け! 国籍を超えたカラフル・ジャパンへ
    ・北方領土交渉は一度白紙に戻したほうがよい
    ・最悪の日韓関係 こればかりは韓国側に自制を求めたい
  • 897(税込)
    著:
    橋下徹
    著:
    三浦瑠麗
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは?
    大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。
    国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか?
    選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!

    主な論点

    ・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない
    ・マーケティング政治のすすめ
    ・「国民投票」はなぜ間違えるのか
    ・消費増税か資産課税か
    ・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源
    ・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている
    ・憲法9条改正の前にやるべきこと
    ・女性問題こそ現状打開の突破口
  • 霞が関でくすぶっていた役人が日本を牛耳っている!
    首相秘書官→総理の分身
    首相補佐官→影の総理の影
    官房副長官→政権の守護神

    森友・加計学園問題に象徴される一連の官僚の不祥事は、官邸の指示の結果なのか忖度の結果なのか。そしてなぜ、安倍政権は数々の不祥事を起こしても磐石でいられるのか。その二つの謎を解くカギが、これまでの政権にはいなかった「官邸官僚」の存在である。首相の分身といわれる今井尚哉首相秘書官、菅官房長官が絶大な信頼を置く和泉洋人首相補佐官、内閣人事局長を務める元警察官僚の杉田和博官房副長官……。出身省庁でトップになれなかった役人が官邸の威光を背景に霞が関を牛耳る異様な実態と不透明な行政の闇を抉り出す。

    第一章 総理を振り付ける「首席秘書官」
    第二章 影の総理の影「首相補佐官」
    第三章 政権の守護神「警察官僚」
    第四章 破壊された日本の頭脳「財務官僚」
    第五章 「文科省」次官候補の裏口入学事件
    第六章 封印された「地検特捜」
    第七章 霞が関を蹂躙する「内閣人事局」
    第八章 官邸外交で蚊帳の外の「外務省」
    第九章 官邸に潜む落とし穴
  • 1,629(税込)
    著:
    栗原康
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    自分の人生を爆破せよ!
    女相撲、安倍政権、奨学金、共謀罪、魔界転生、キムチ、即身仏……いま注目のアナキズム学者は言った。自分の人生を爆破せよ、と。

    目次

    第一章 どすこい貧乏、どすこいセックス――女力士はエイリアン
    第二章 変態は武装であり、武装は変態である――いくぜ、負け犬ど根性
    第三章 自分の人生を爆破せよ――チャハハ!
    第四章 キムチだよ――なんどきいても、こたえはNothing
    第五章 いくぜ犯罪、こいよ非国民――大泥棒、エドワード・スノーデン
    第六章 自殺じゃねえよ、死体だよ――マジやべえ!
    第七章 血まみれのかあちゃん、ケツの穴、ファック――迷惑上等、暴走よし
    第八章 一揆だべ!――鼻の命はノーフューチャー
    第九章 ああ、セックスがしてえ!――山賊、山伏、よかチンチン
    第十章 赤黒つけるぜ!――孤独を喰らえ、腹ペコだい
    第十一章 ひなたぼっこからあげ事件――ヒャッハッハ、またな十兵衛!
    第十二章 ババア一擲―なにがわたしをこうさせたか

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