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『俳句・短歌、その他(レーベルなし)(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全337件

  • シリーズ1336冊
    102549(税込)
    著者:
    佐藤さき
    著者:
    MBビジネス研究班
    レーベル: ――

    さっと読めるミニ書籍です(文章量12,000文字以上 13,000文字未満(10分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    悩み事が多い人

    小さなことでも気になってしまう人

    常に何かが気になっている人

    悩んでばかりで気持ちのゆとりがない人

    本書はこのような悩みを抱えている方、改善したいけれども、方法が分からない方に向けた内容になっている。

    私自身がこのような性格であり、対人関係を避けることができない生活の中で、どうにか学びながら練習し、効果があると感じたものを対処法として紹介している。

    簡単にできる方法だからこそ、試してほしい。少なくとも悩み続ける習慣から抜け出す一歩に繋がると信じている。

    この本はタイトルにある通り、小さなことで必要以上に悩むことに注目している。

    悩みを抱えていれば、その悩みの大きさなんて関係ないかもしれない。

    でも、周囲の人が気にしていないのに自分だけが気にしていること、いつまでも気にし続けていることなど、経験ないだろうか。

    このような類の悩みが無くなるのならば、あなたの自由な時間は増えることになる。そして価値ある時間を過ごすことができる。

    私たちが悩んで、存分に考えて、結論を出すことは生きていく上で何度も経験するだろう。

    そしてその時間が必要であることも十分に分かっている。ただ、いつも悩みを抱えていては心も晴れない。

    限られた時間を、ゆとりを持って生活するために、必要以上に悩まない方法をお伝えしたい。あなたの「悩みすぎ」が改善することを願っている。


    【著者紹介】
    佐藤さき(サトウサキ)
    人との付き合い方が苦手、小さいことを気にし、ネガティブ思考になりやすく、ストレスで悩み続ける。
    そこで心理学、哲学と出会い、心理カウンセラーの資格を取得。現在は理学療法士として仕事をしながら、学び続け、明るく楽しい生活へとシフトチェンジ。
    さらなる生きやすい世界を目指している。
  • “私たちは 無力じゃない
    どんなに隔たっていても 無力じゃない 
    相手がだれであろうと 無力じゃない 
    「無力じゃない」の塊が あちこちで国境を越え始めている 
    少しずつ大きくなりながら”
    ―「無力じゃない」より 
    一刻も早い和平の訪れを願いながら--
    世界7カ国で翻訳された詩を含む、
    藤井克徳による初めての詩集。
  • 新たな地での生活から生まれた「第二のふるさと」への郷土愛と魅力を綴った、前作「埼玉版」に続き、愛知県を中心とした文章を組み合わせ構成した作品集第2弾。

    「のぼりまつりと鉄砲隊、鯉のぼりが覗いたよ」。五七五や季語にとらわれることなく、思ったことや考えたことを広大なカンバスに描くよう詠み上げた「自由律俳句」。さあ、あなたも新たな扉を開いてみよう! 新たな地での生活から生まれた「第二のふるさと」への郷土愛と魅力を綴った、前作「埼玉版」に続き、愛知県を中心とした文章を組み合わせ構成した作品集第2弾。
  • 693(税込)
    著者:
    石井彩子
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    「見上げると銀の涙が頬つたう/冴え冴え輝く白銀の月」豊かな感性は時に精神を傷つける。うつ病と闘った筆者は、父とも最後まで分かり合うことができなかった。「移ろう四季」「痛く甘い恋愛」「過ぎゆく日常」「父の死」の四章からなる短歌は繊細に揺れながら、確かな言葉として息づいている。

    「見上げると銀の涙が頬つたう/冴え冴え輝く白銀の月」豊かな感性は時に精神を傷つける。うつ病と闘った筆者は、父とも最後まで分かり合うことができなかった。「移ろう四季」「痛く甘い恋愛」「過ぎゆく日常」「父の死」の四章からなる短歌は繊細に揺れながら、確かな言葉として息づいている。「青空が弧を描いて消えていく/神が創った天球儀の様に」──
  • 俳句は五七五で短いから、とっつきやすそう。そう思って俳句を始めてみたものの、なんだか勝手が違うみたい……と心が離れつつあるかたへ。一見難しく、現代の感覚とは違っているようにみえる「季語」こそが、俳句を作り、読むうえで大きな味方になります。季語は、その句に込められた豊かな内容を「解凍」し、ふくらませるためのパスワード。季語の意味を理解し使い方を知るほど、俳句は味わい深く、楽しくなってきます。
    「朝寝」(春)、「夏痩」(夏)など現代の私たちにも実感が持てる季語も、「花」(春)、「松落葉」(夏)、「後の月」(秋)などの伝統的な詩歌らしい古風な季語も紹介。それぞれ、その季語を用いた名句や著者自身の句を例として挙げています。
    俳句に親しむためのガイドブックとして、また季語を通して四季の繊細な変化を感じ、日常に彩りを与えるヒントとしてもおすすめの本。
  • 四季折々の、わたしのカケラ

    詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。

    目次

    プロローグ

    四季折々、わたしのカケラ
    地球の恵みを味わって
    あの頃の憧憬
    僕と彼女と世界のきらきら
    心の刻印、色とりどりの記憶
    夜の淵にたたずんで
    未来を見据える時
    人生の景色
    祈り、敬愛

    短歌
    愛の歌
    彩の歌
    生の歌
    影の歌
    時の歌
    心の歌
    夢の歌
    幸の歌

    小説
    雫くんの旅
    未来への扉

    エッセイ
    モノローグ
    絵画
    コーヒーカップと小旅行
    ピアノ
    翼がほしい
    終わらない白昼夢
    受け取るだけの時間
    クラシック音楽
    階段を上るように
    書きたい熱

    エピローグ ~人生のマリアージュ~
  • ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ

    ◆第五句集
    2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。

    句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められている。

    ◆自選一二句より
    妻来たる一泊二日石蕗の花
    雪降るや雪降る前のこと古し
    葬送の鈸や太鼓や山笑ふ
    夕空は宇宙の麓春祭
    レタス買へば毎朝レタスわが四月
    飯蛸やわが老い先に子の未来
    松蝉の声古釘を抜くごとし
    月涼し配管老いし雑居ビル
    めらめらと氷にそそぐ梅酒かな
    ひぐらしや木の家に死に石の墓
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    約束をすべて果たして水になる今ほんとうにあなたに会えた
    『ビッグ・フィッシュ』より

    忘れられないとびきりの映画とドラマについて、歌人・東直子が短歌と絵を添えて心で観た世界を綴るエッセイ集。
    33本の映像作品、22点のイラスト、41首の短歌を収録!

    花を掬うように魚を手のひらに ひとときの芯したたるばかり
    『火の魚』より

    風がふいてふりかえったらもういない君は花びらそのものだから
    『パリ・テキサス』より

    うつくしい一瞬だけでよかったの 川を流れてゆく柩たち
    『いつか読書する日』より

    映画やドラマに触発されて作った短歌は、その細部を新しく記憶でき、自分の感覚をまじえてその世界を胸にしまっておけるような気がします。さらに、映像として体験した世界を、そこに生きている人をいとおしく思い、讃えるような気持ちで絵を描きました。
    ――「はじめに」より

    目次より
    はじめに
    『火の魚』         本のめぐりを生きる緋
    『2001年宇宙の旅』     未来を見る未来
    『アンという名の少女』   フェミニストとしてのアン
    『耳に残るは君の歌声』   忘れないで、でも、忘れて
    『野のなななのか』    「やさしさ」のための遺言
    『ビッグ・フィッシュ』   ありったけの愉快な嘘を
    『山の郵便配達』      見たことのない懐かしい道
    『すいか』         居てもいい場所で、生きる
    『はちどり』        14歳、意志の火をともす。
    『平清盛』          ひたむきに夢みた海の都
    『パリ、テキサス』     砂地をつらぬく長い道
    『トニー滝谷』       あなたに足りないものはなに?
    『過去のない男』      人生は後ろには進まない
    『あのこは貴族』      窓を見る、ドアを開く
    『リリーのすべて』     身体の奥から生まれた願い
    『あまちゃん』       一人残らず好きになる
    『サイダーハウス・ルール』 生きていくための儀式
    『スナック キズツキ』    ノンアルコールスナックの自由
    『友だちのうちはどこ?』   ジグザグ道に希望を託して
    『歩いても 歩いても』    確かに生きていた
    『いつか読書する日』    長い長い階段と恋

    光の名前 ~映画短歌~
    『81/2』  
    『地球は女で回ってる』
    『あ、春』
    『富江』
    『夢』 
    『日の名残り』
    『火火』
    『ミス・ポター』
    『転々』  
    『アダムス・ファミリー2』  
    『オアシス』 
    『バベットの晩餐会』

    著者紹介
    東直子(ひがし・なおこ)著
    歌人・作家・イラストレーター。1996年歌壇賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。
  • 4,396(税込)
    著:
    川田順
    レーベル: ――
    出版社: 土曜社

    新羅の城砦に立って日本へ向い領巾を振った烈婦の歌から、明治の大君の御あと慕いて自刃した軍神の辞世まで、忠君愛国の短歌一百首を選び、仮りに「愛国百人一首」と名づく。日本精神の言葉の花は、その背景なる歴史的事件と相まって、一巻の絵巻の如く繰り展げられるであろう。日本歴史の一冊を座右に置きながら、この「百人一首」を読んでいただきたい。1941年(昭和16)の名著復刊。
  • シリーズ21冊
    499(税込)
    著:
    若松英輔
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    プラトンから吉本隆明まで。あの哲学者たちが遺した言葉を読み解く秘義とは。「対話する」「考える」「働く」「信じる」という身近なテーマから、あなたの中にある「私の哲学」を見つけていく。人生にとって一番重要な「問い」とは何か。いま最も注目される批評家が贈る、生きるために本当に必要な哲学の教室。
  • シリーズ14冊
    220880(税込)

    ◆第一回田中裕明賞選考結果報告 候補作品/選考経過報告/選考会/受賞記念句会/授賞式/発表 2004年に45歳で夭折した田中裕明を顕彰するとともに、これからの俳句の未来をになう若い俳人を育てるための一助となればと願いつつ創設した「田中裕明賞」の第一回の選考経過報告が出来上がりました! 俳句史における貴重な資料とするべく、毎回冊子にして田中裕明賞の記録を残していきます。 選考経過を録音しそれをもとに構成された読み応えのある一冊になっています。
  • 1,980(税込)
    著者:
    宋恵媛
    著者:
    望月優大
    撮影:
    田川基成
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
    ――斎藤真理子さん(翻訳者)

    本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
    ――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)

    【本書の内容】
    1946年夏。朝鮮から日本へ、
    男は「密航」で海を渡った。
    日本人から朝鮮人へ、
    女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
    貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。

    朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。

    1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。

    「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」

    「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」

    植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。

    この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。

    蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
    ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。

    【洗濯屋の家族】
    [父]尹紫遠 ユン ジャウォン
    1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。

    [母]大津登志子 おおつ としこ
    1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。

    [長男]泰玄 テヒョン/たいげん
    1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。

    [長女]逸己 いつこ/イルギ
    1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。

    [次男]泰眞 テジン/たいしん
    1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。
  • シリーズ3冊
    1,430(税込)
    編:
    北海道新聞社
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2021年の北海道新聞文学賞などの受賞作をまとめた1冊。創作・評論部門の佳作小説「白鹿」(原雪絵さん)、詩部門の佳作「亡骸のクロニクル」(二条千河さん)と「芭露の森」(本田初美さん)、短歌賞の受賞歌集「崖にて」(北山あさひさん))、佳作作品集「父の言伝」(高取剛さん)、俳句賞の佳作句集「露浄土」(生出紅南さん)「佳作作品集「黙契」(齊藤まさしさん)を収録。選評や受賞者のインタビューも掲載しています。今回から電子書籍とオンデマンド印刷本のみとしました。
  • 本書は「食べる」ことに関連した100の季語に注目し、地球科学者としての視点から、食材となる動植物の生態、産地・生息の風土、生命の元となる海や土壌の地球規模の循環をはじめ、食物史、健康への効能、地元に根ざした企業、調理の様子、ときに原産の異国事情にまで筆を走らせる、文理の枠を超えた異色のエッセイです。句作に新鮮な視点を提供するほか、四季の移ろいを感じ、日本の食文化を考えたい方におすすめ。各項目末に掲載する秀句で余韻を味わってください。
  • 心きらめく瞬間を、あなただけの31音に。ようこそ短歌ライフへ!

    三十一年の短歌歴で、これだけは伝えておきたいという大事なことは、
    ほとんど詰め込むことができたと思っています。――笹 公人「はじめに」より

    「歌を作るには何から始めたらいいですか?」
    「初心者が覚えるべき型のようなものはありますか?」
    「インパクトがある展開にしたいのですが…。」
    短歌アイドル「明星コトハ」と、プロデューサーの「笹先生」が、短歌作りのお悩みをズバッと解決!
    あなたの短歌ライフを徹底サポートします。

    「NHK短歌」テキストの人気連載「念力短歌入門」がパワーアップして書籍化されました。
    「NHK短歌」番組講師や、「アイドル歌会」選者としておなじみの笹公人による、短歌入門の新しい必携書。
    豊富なQ&Aと穴埋め問題ドリルで、ステップアップしながら作歌のコツを体得できます。
    自選40首、エッセイの他、投稿前に役立つ「推敲10のチェックリスト」も収載。
    最初の一首を作ってみたい方にも、スランプ中の短歌迷子も、役立つヒントが満載です。
    北村みなみによる可愛いイラストも必見!
  • 1,980(税込)
    著:
    町田康
    レーベル: ――

    ただの酒飲みか、偉大なる俳人か
    流浪する民か、真実の僧か

    作家・町田康が自由律の俳人・種田山頭火に向き合う。
    その生涯と俳句をめぐる文芸エッセイ。
    これまでの評伝と一線を画す。
  • 日本各地には,おしら遊び,つるし雛,うりずん,蝦夷梅雨,青味返り,いぶりがっこ,小夏日和など,その土地の貌を映し出す季節のことばがある.これらのことばを「地貌季語」と称して,その発掘に努めてきた著者が,例句を挙げながら,ゆるやかな「いくつもの日本」を描きだす.従来の季語体系の見直しを迫る一冊.

    ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • ◆必読入門書
    俳句はこうして生まれる。
    欲しかった一冊。

    初句索引に加え、「私を育ててくれた人々」を書きおろしています。
    入門書としては必須アイテムのシリーズです。


    ◆001
    晩夏光もの言ふごとに言葉褪せ
    昭和四十一年、大学入学と同時に「慶大俳句」に入会した。クラブ活動は短歌か俳句と心に決めていたが、当時短歌研究会はなかったので、おのずから俳句研究会へ導かれた。新入生歓迎会は明治神宮吟行。近くの喫茶店で生まれて初めて句会というものに参加した。現役よりOBの方が多い句会だったが、何句か先輩達の選に入った。それでやみつきになったが、やがて自分の言葉の貧しさにも気づかされた。
    (『夏帽子』昭和四一年)
  • 4,455(税込)
    著:
    有本雄美
    レーベル: ――
    出版社: 平凡社

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    『おくの細道』は、連歌の形式である「百韻」で構成されている。これまでの研究では示されなかった、新しい松尾芭蕉の読み方。
  • 2,200(税込)
    編:
    向瀬美音
    レーベル: ――

    私がHaiku Column を運営して4 年目になる。
    毎日365 日休まずに運営してきた。その結果最近になって結論らしきものが見えてきた。
    まず、最初に、Haiku Column は国際俳句交流の「一つ」のグループである。
    初めは切れ、取り合わせに拘って、二行詩を提唱してきた。
    そして、永田氏が七つのルールを提案した。
    その結果、メンバーの間に、俳句は二つの部分からできている、と言うことが浸透し、そして七つのルールによって省略が効いてきた。
    説明的な句がなくなってきた。具体的な物に語らせる、瞬間を切り取って詠むと言うことが浸透してきた。
    次に大きな発見であるが、季語を紹介し始めてから、季語の欄が勢いづいてきた。
    今現在、一つの季節に70 位季語を紹介しているが、季語の欄はどんどん秀句が貯まっていく。今回は歳時記、「春」 を出版したが、それぞれの季節に70 個季語を載せているので 今後、夏、秋、冬、新年を出す予定である。現在10000 以上の句が貯まっている。
    一行目に季語、二行目に季語と良い距離感を持った季語とは別の言葉、また反対に、二行目に季語、一行目に季語と程よい距離を持った言葉というパターンを示してから、メンバーの俳句が日本の俳句に近くなってきた。シラブルも10 から15 の間で、そのまま日本の17 音俳句に訳すことが可能になってきた。
    日本の俳人と交流するためにも、17 音に訳されたHAIKU は貴重なものだと思う。
    今後できる限り、この方法でいきたいと思う。
    私たちはここで有季定型グループとして進めていきたいと思う。
    同じものを見て、同じように感動し、同じ気候の中で同じ感覚を持つことは、素晴らしいと思う。これこそ国際俳句交流の姿だと確信する。
    (巻頭言より)
  • ◆世界21カ国の俳人による冬・新年の歳時記
    21カ国から集結した俳人たちが織りなす季語の世界

    ここ二年近いコロナ禍の日々にもめげず、この歳時記を世に問うことを決めた向瀬美音に対し、感嘆の念を禁じ得ない。皆が疲弊した、行く先が見えず、心がささくれた。しかしながら、彼女は俳句を、そして季語を通して、たしかなる一冊をもってわれわれに十七音の存在を知らしめようとしている。
    (序より・櫂未知子)

    ◆収録季語126語
  • 1,100(税込)
    著:
    向瀬美音
    レーベル: ――

    ◆第二句集

    香水を一滴をんな取り戻す

    美音さんの句はかなり大胆な試みのもとにあることがわかる。
    いままでの美音さんの句全体を見渡してみると必ずしも試みが成功しているとは言えないものもあるのだが、そうした不成功を怖れないところが美音さんの特徴とも言える。
    むしろ、ここからまた何か新しいものが生まれるのではないかという期待が生じてくるのである。
    序より・大輪靖宏

    ◆自選十二句
    連山を統べ大阿蘇の野火走る
    この先は獣道かや山桜
    荷風忌やソーヌゆつくり蛇行して
    ときめきは晩年に来よ桃の花
    国境は青き海なりつばくらめ
    もう少しで星を摑めるハンモック
    美しき刻を重ねて滴りぬ
    あるがまま溺れてみたき芒かな
    十六夜のしづかに潮の引きにけり
    アサギマダラ色なき風に抗はず
    家系図に一人加ふる春隣
    初夢や手には届かぬ北極星
  • 1,320(税込)
    著・イラスト:
    すとうけんたろう
    監:
    左巻健男
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

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    SNSで大反響!
    『5文字で百人一首』、『5文字で四字熟語』に続く、「5文字で」シリーズ第3弾!

    〇内容紹介
    夜空に浮かぶ星座と神話。すべて5文字にしてみたら……!?
    とっても楽しくわかりやすい、新たな星座のお勉強BOOK!
    たとえなどにたまに出てくる、知っておくと自慢できる星座の豆知識と神話を、現代風に、くすりと笑える「5文字」にしてみました……!

    星座の基本情報と直感的にわかるイラストで、どの時期に見れるのか想像しつつ、
    かわいいネコちゃんが、話したくなる神話を、豆知識とともにゆる~く解説!
    気がついたらまわりから一目置かれていることまちがいなし!

    「星座ってだれが決めてるの?」「12星座ってどうして12月下旬に見える”おひつじ座”からはじまるの?」など、知識コラムもあって、今まで聞けなかった疑問もスッキリ解決!

    *たとえば、12星座の神話を5文字であらわすと……?
    助けてくれたはずなのに……。「おひつじ座」→「恩人を献上」
    王女がだまされた!?「おうし座」→「牡牛は大神」
    悲しい双子の物語。「ふたご座」→「命を半分こ」
    戦力外通告!?「かに座」→「何か踏んだ」
    剣も弓矢も効かない人食いライオンの退治法とは……?「しし座」→「弱点絞め技」
    娘の取り合いで世界がめちゃくちゃに……。「おとめ座」→「娘離れ失敗」
    神にも見離されました。「てんびん座」→「もう知らん」
    オリオンはサソリがトラウマで逃げ続け……。「さそり座」→「まさに天敵」
    不死身の体に毒矢を受けてしまい、死ねずに苦しんだケンタウルスが出した結論は……。「いて座」→「奇特な馬人」
    大きな怪物に驚き、笑い者になってしまった神様。「やぎ座」→「マーメェド」
    美少年の息子と引き換えに夫婦が受け取ったのは……。「みずがめ座」→「天国の息子」
    逃げまどう神々の姿がおもしろいから星座に!?「うお座」→「逃がした魚」

    ちょっとむずかしい神話も、聞いたことのない星座も、5文字におきかえれば意味が楽しく頭に入ってくるよ!
    爆笑まちがいなしの5文字で、キミも星座マスターになろう!!
  • 俳句は平易に愉しむもの.身近なことばを広げるもの.お金をかけずにつくるもの.仲間といっしょに笑うもの.不真面目に遊んですますもの.気軽なモーロク程度がちょうどいい! 俳句作法,俳句の歴史,今日的俳句まで,ネンテン先生が,俳句について来し方を振りかえり,行く末を喝破する,軽妙ナルホド評論・エッセー集.
  • 和歌が獲得してゆく主題の深まり,俳句の七五の型の中での成熟,この七五調の制約が近代詩歌のリズムにもたらした宿命.日本の古典詩歌の伝統を大きな枠組みの中で,斬新な角度から精彩に論じた新しい日本詩歌入門.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 2,860(税込)
    著:
    舩橋晴雄
    レーベル: ――

    目 次

     第一章    神楽 神も笑い人も笑う   
     第二章    言の葉  言霊の幸はふ国   
     第三章    物語 異界からの来訪者   
     第四章    仮名 日本語の成立   
     第五章    国風 日本人の美意識   
     第六章    今様 「日本第一の大天狗」の秘密  
     第七章    誑惑 だましだまされる   
     第八章    戯画 宗教画として見る   
     第九章    凡俗 「達人」と「くらき人」    
     第十章    御伽噺  浦島説話の変遷   
     第十一章   禅画 瓢箪ナマズの禅問答   
     第十二章   同朋衆   笑いを生む社交の場   
     第十三章   頓智 風狂と栄衒の大喧嘩   
     第十四章   狂言 救済劇として観る   
     第十五章   俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝 
     第十六章   寓話 動物に仮託した人間の性(さが)   
     第十七章   笑話 笑いで教化する   
     第十八章   浮世 虚の笑いと実の笑い   
     第十九章   軽口 落語家の三人の祖   
     第二十章   気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ)   
     第二十一章  遊里 誰もが知りたい「手練手管」
     第二十二章  非常 中国笑話の流行   
     第二十三章  川柳 笑いのシステム化   
     第二十四章  遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌 
     第二十五章  諷刺 自嘲の笑いが諷するもの   
     第二十六章  俳画 画俳両道の人   
     第二十七章  論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの)   
     第二十八章  半可通  色男、金あり、力なし   
     第二十九章  化物 虚を虚として楽しむ   
     第三十章   捷才 笑いのない笑い   
     第三十一章  滑稽 卑俗コンビの人気   
     第三十二章  漫画 「笑門来福」の教え   
     第三十三章  日本の笑い
  • 「至極の優美」を三十一文字に込めて

    ふと手にした「更科日記」の一節。それが平安文学への憧れと学びの入り口だった――。
    ときに菅原孝標女、清少納言、紫式部に身をなぞらえて、ときに現代に生きる自分自身として、古えのことばで詠じた全122首の短歌集。
  • 俳句が好きなすべての方へ、上達の極意をわかりやすく解説

    季語を生かす方法、感情表現、余韻の残し方、人と差がつくテクニックなど、俳句上達のための極意を紹介。
    「NHK俳句」テキストで取り上げた豊富な添削例のほか、芭蕉や一茶、高浜虚子など著名な俳人の添削例で極意を具体的に学ぶことができる。
    推敲力を身につけたい、自分らしい俳句を読みたい、もっと上達したい、という方への道標となる1冊。
    表紙画は絵本作家・五味太郎。

    「この本を手にとってくださったみなさんは、それぞれ、理想とする俳句があると思います。そこにたどりつくために、孤独である必要はありません。過去の偉大な先人たちが、みなさんの手を取り、俳句の極意へ至る道を、ともに歩んでくれるはずです」(「はじめに」より)

    【内容】
    第一章 基礎をおそろかにしない
    五七五という俳句の型/助詞の選び方/切れを大切に/説明をしない
    添削例(久保田万太郎、飯田蛇笏、石田波郷、高浜虚子、飴山實)

    第二章 感情を「もの」に託す
    思いの表し方
    添削例(加藤楸邨)

    第三章 季語を最大限に生かす
    季語の工夫
    添削例(松尾芭蕉)

    第四章 個性を出す
    何を詠むか/凡人的発想を避ける/取り合わせに挑戦する/ふさわしい語順
    添削例(松尾芭蕉、池田澄子、中村草田男)

    第五章 瞬間を切り取る
    一瞬の映像を詠む
    添削例(芥川龍之介)

    第六章 余韻を残す
    自分を主役に/手離す言葉/想像を広げる引き算
    添削例(小林一茶、久保田万太郎、高浜虚子、松尾芭蕉、西東三鬼、与謝蕪村)

    第七章 表現力に磨きをかける
    表現のテクニック/声に出して読む
    添削例(正岡子規、向井去来、松尾芭蕉)

    添削なし!佳句
    特別編 旧かな文語活用一覧表
  • 和文学にとって,漢文学は常に憧憬の対象であり,新たな思想の源泉であり続けた.和文学は漢文学をどのように受容し,変容させて,自らの表現を育んできたのか.萬葉集から幕末の漢詩人までを視野にいれて,多様な古典作品の精緻な読解から,和語表現と漢語表現の比較考究を続けてきた著者の積年の論考を集成する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    おかげさまで刊行10周年、累計92万部を突破した大人気シリーズの傑作選! 全国有料老人ホーム協会主催の「シルバー川柳」公募も20周年、これまでの入選作の中から選りすぐりの100句を掲載しました。時代が移り変わっても「シニアあるある」は変わらない!? 「見くびるな賞味期限は切れとらん」「聞くたびに話が違う若い頃」「足腰を鍛えりゃ徘徊おそれられ」など名句がたっぷり。プレゼントにも!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    授業や長期休みの宿題など、様々な学年で取り組まれる俳句づくり。1巻は、俳句づくりのコツを紹介し、章ごとのワークでコツをつかむ構成。リズムで遊ぶ、俳句を作る、推敲するという流れを丁寧に解説し、ワークシートつきで低学年から本格的な俳句づくりに挑戦できます。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    いのちの名 あなたにキミに 願い込め パパママ祈る 幸多かれと

    「両親の愛」と「自分の成長」をテーマに、あたたかく、ときにおちゃめな言葉で紡ぐ、二つのエッセイと九十の短歌。
  • 3,960(税込)
    著:
    加藤郁乎
    レーベル: ――
    出版社: 岩波書店

    俳諧,狂歌による言語遊戯・実験の中に「詩」を探り,風流遊蕩に徹し粋に生きた江戸の俳人達.古典を読む楽しみを味わいつつ,随所に綿密にして冷徹な考証の成果がさりげなく語られる.芭蕉,其角,太祇,鬼貫,南畝,名も知られぬ遊女から,荷風,碧梧桐,吉井勇,梓月,一穂,順三郎まで詩精神のエッセンスを語る.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 「こくどうにぞうきんみたいなたぬきかな」――小学一年生で俳句を始め、新聞の俳壇の“常連”となった小学生四年生の女の子がいます。これまでに作った句は500超。今や学校でもテレビでも俳句ブーム。「うちの子には難しい?」――いえいえ、子供は皆、俳句の素質を持っているのです。小学生になり句を作り続けてきた孫娘の「十七音の記録」です。読めば勇気とやる気が湧くはず。
  • シリーズ13冊
    1,0471,210(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「恋かなと思っていたら不整脈」「万歩計半分以上探しもの」――「シルバー川柳」は、シニア世代を中心とした、まさに人生の達人たちによる川柳傑作選です。社団法人全国有料老人ホーム協会が主催し、毎年1万を越える応募作のなかから、敬老の日にあたり、ユニークな作品が選ばれてきました。本書は、2012年夏の入選作を含む傑作川柳を、イラストとともに紹介。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することなど文字についての機能が使用できません。

    なぞり書き&音読で、脳にうれしい効果!

    本書では昔懐かしい「百人一首」をなぞって、口に出すことで、脳を鍛えることができます。なぞり書きを行っているときに、脳の前頭前野が活発に働くことが研究で明らかになっています。実際にえんぴつを持ち、手を動かしなぞるという動きは、脳の血液量が多くなり、認知症予防やもの忘れ予防の効果があります。なぞり書きの動きには、手を動かすように命令する運動野、場所や位置関係を教える頭頂連合野、文字の知識がしまわれている下側頭回、左右の前頭前野などが広範囲にわたって活発に働いています。
    音読もまた、脳の前頭前野を効果的に刺激してくれます。「百人一首」の歌の背景や詠み手の心情に思いをはせながら声に出すことで、脳の側頭頭頂接合部(角回)という部分の活動が高まります。ここは想像力をつかさどる領域で、側頭頭頂接合部を刺激することで想像力の向上につながります。
    そして、なぞり書きと音読を同時に行うなど、2つ以上のことを同時に行うことを「デュアルタスク」といいます。私たちは日常生活でもさまざまな場面でデュアルタスクを行っています。例えば、電話をしながらメモを取る、音楽を聴きながら料理をするなどです。年を重ねると、若い頃はできていたデュアルタスクが脳の変化に伴い、やりづらく感じることが多くなると思います。本書のなぞり書きと音読を意識的に一緒に行うことで、普段なかなか使わない脳の領域も刺激してくれます。最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、慣れないことをすること自体が脳へのいい刺激になるので、ぜひチャレンジしてみてください。

    本書の特長
    ・一首、見開き1ページでたっぷり練習ができる
    ・開きやすく、書きやすい特別製本
    ・「百人一首まめ知識」で教養も身につく
    ・中山佳子先生による美しいお手本
  • 幻冬舎グループ主催 『短歌・俳句コンテスト』大賞受賞作品
    日本の四季を彩った、“今”を表現する一冊

    コロナ禍以降、読書を楽しむ機会が増えた人も多いのではないでしょうか?
    本書は、その間に編まれた句集です。

    抜粋句
    ひとしきり口を閉ざして薄氷
    鳥曇バーの二階で読書会(表題句)
    恋すてふひとを横目にサングラス
    三伏に理髪師の指光りけり
    柘榴もぎ取るやうに君僕は撓る

    【著者紹介】
    田中 龍太(たなか りゅうた)
    平成三年五月十五日生まれ。長崎県出身、在住。
    第三十回伊藤園お~いお茶新俳句大賞文部科学大臣賞。
    母方の親族に生物学者の神田左京
  • ◆伝説の俳人・杉山赤冨士を繙く――
    総数七千句に及ぶ赤冨士全句集『権兵衛と黒い眷族』所収の句と
    娘であり、元「狩」同人・八染藍子の記憶を織り交ぜ、赤冨士の生涯に迫る。

    ◆収録作品紹介
    亀鳴くや宮殿(くでん)のうちに五百歳(大正10年16歳)

    日本は亀が鳴くという不思議な国であるが、句集『権兵衞と黒い眷族』の著者・杉山赤冨士は十六歳の第一作でこの季語を使っている。安芸の宮島を望む土地に生れ、宮島を我が庭として育った赤冨士に、茫洋としたこの季語も「宮殿」という語彙も既に掌中にあったものか。美術家と俳人との二刀流を以って戦後の広島に文芸の太い根を下ろした。
    ――「戦前篇(大正十年~昭和十六年)」より
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    歌人・東直子が、今の言葉で百人一首をすべて詠み直し、より身近に感じられるようになりました! 
    自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。

    ◎花々は色あせるのね長い雨ながめて時は過ぎゆくばかり
     (花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに  小野小町)
    ◎マイホームは都心の東南いい感じ憂鬱山と人は言うけど
     (わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり  喜撰法師)
    ◎死んでもいいと思ってたけど君のために長く生きたい一緒にいたい
     (君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな  藤原義孝)
    ◎一夜君が鳥の鳴きまねしてきても逢坂の関越えさせません
     (夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ  清少納言)

    百人一首を一気読みすると、そこに確かな時代の流れがあり、人間関係のう ねりがあることに気づく。のどかな景色から始まり、恋のかけひきなどで生じ た恨み辛み悲しみが蠢く一方、愛を喜び、動植物を愛で、景色の美しさに感嘆 する。遠い遠い昔の和歌の中の人の心が、生々しく胸に浮かび上がってくる。 交響曲のようにそれらが響き合う醍醐味に、深く感動した。小倉百人一首を編 纂したとされる藤原定家の手腕にしみじみと感じ入る。
    (あとがきより)
  • 食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい――会社員、パート、教師、保育士、精神科医……いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ!
    俵万智×吉澤嘉代子の対談「短歌が変える女たちの現実」も収録。

    ◆辞めようと思うよなんてそんなことラーメン二郎の前で言うなよ
    ◆業界の未来を語るおじいさんおじさんおじさんおじいさんおじ
    ◆軍手には引っかからないデザインを選んで買ったマリッジリング
    ◆食堂は嵐の前の静けさで、来た、来た、嵐「そば」「うどん」「うどん」
    ◆日銀を白銀と読み間違えてほのあかるいな今朝の紙面は 

    ◆歌人一覧
    浅田瑠衣/飯田有子/石川美南/稲本ゆかり/乾 遥香/井上法子/上坂あゆ美/遠藤 翠/岡本真帆/奥村知世/川島結佳子/北山あさひ/鯨井可菜子/佐伯 紺/櫻井朋子/田口綾子/竹中優子/谷じゃこ/田丸まひる/千原こはぎ/塚田千束/手塚美楽/寺井奈緒美/道券はな/戸田響子/十和田 有(ひらりさ)/西村 曜/野口あや子/橋爪志保/初谷むい/ 花山周子/平岡直子/本多真弓/水野しず/山木礼子/山崎聡子
  • シリーズ4冊
    3,740(税込)
    著:
    佐々木浩雄
    レーベル: ――
    出版社: 青弓社

    「国民よ、体操せよ」――1930年代、野球人気や民間のスポーツ熱、オリンピックへの熱狂が起こる一方で、国民全体への体育の必要性が議論され、娯楽・健康・鍛錬などさまざまな目的で集団体操が考案された。ラジオ体操を筆頭として、建国体操、日本産業体操、大日本国民体操、国鉄体操などが、全国の学校・工場・地域で実践されたのである。
    その後、東京オリンピックの中止、紀元二千六百年の各種イベントに呼応して体操をめぐる議論も活発化し、アジア・太平洋戦争に突入して以降、敗戦までは国民錬成・体力向上の旗を掲げた国家の管理政策に体操は組み込まれていく。そして、「敵性スポーツ」への批判と反比例して、武道とともに体操は国民生活へと広がり、総力戦体制下の日本に根づいていった。
    戦中から敗戦までの体操の実態を膨大な史料を渉猟してあぶり出し、GHQによる体操の「戦争責任」追及や戦後の「復活」までをも見通す。「体操の時代」としての近代日本とナショナリズムを問う労作。
  • 1,100(税込)
    著:
    岡田由季
    レーベル: ――

    ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ


    ◆第二句集
    水鳥に会ふときいつも同じ靴

    三十代までに十数回の転居をしましたが、
    気が付くと、今の住居での暮らしが十九年ほどにもなります。
    都会でもなく、本当の田舎でもない、
    当地での生活にいつしか馴染んだようです。
    (あとがきより)

    ◆作品紹介
    一〇〇〇トンの水槽の前西行忌
    自宅から土筆の範囲にて暮らす
    雉の駆け込みし玉ねぎ小屋の裏
    県庁と噴水おなじ古さかな
    甘藍に囲まれ天使幼稚園
    歌仙巻く女たちみな素足かな
    集まらぬ日の椋鳥の楽しさう
    初鴨の油の抜けしやうな顔
    かいつぶり毎日無理をしてゐたり
    水鳥に会ふときいつも同じ靴
    水仙の先へ廊下を継ぎ足せる
    法螺貝の素の音の出る春隣
  • 1,980(税込)
    著者:
    小津夜景
    レーベル: ――
    出版社: 素粒社

    池澤夏樹さん推薦!

    「この人、何者?
    極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。
    世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。」
    (本書帯文より)

    フランス在住の俳人・小津夜景さんがつづる、漢詩のある日々の暮らし--

    杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たちの作品も多めに入っていて、中国近代の詩人である王国維や徐志摩も出てきます。

    巻末には本書に登場する漢詩人の略歴付。
  • 2,090(税込)
    著者:
    堀田季何
    レーベル: ――
    出版社: 笠間書院

    俳人であり歌人でもある著者による、俳句と短歌の両方をより深く、より自由に味わうためのガイド。
    俳句と短歌の歴史やそれぞれの特徴、鑑賞する際の目の付けどころ、作句・作歌の考え方などの基本から、自由律、外国語やAIによる作品まで、様々な句・歌を例に挙げながら一般向けにわかりやすく解説します。

    「俳句は五七五、短歌は五七五七七の字数を守って、季語を入れればいい?」
    →どちらもなくても成り立つ作品あり
    「内容は自分が実際に経験したことでないとだめ?」
    →想像上の出来事でOK!
    ……などなど、気になる疑問に答えながら、柔軟な楽しみ方を紹介。
    俳句や短歌の鑑賞をしたい人にも、自分で作ってみたい/実際に作っている人にも、新しい世界を広げてくれる一冊です。
  • シリーズ2冊
    1,210(税込)
    著:
    小澤正邦
    レーベル: ――
    出版社: 三恵社

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    短歌を扱った、鑑賞と思考のこころみである。
    本書Ⅰは、⼩論、鑑賞、雑⽂を収録した。
  • シリーズ8冊
    3,5203,960(税込)
    著者:
    種田山頭火
    レーベル: ――

    山頭火研究の第一人者である村上護氏が監修・校訂した全集を基に、山頭火の俳句 、日記 を全て収録。俳人であり、研究者でもある坪内稔典氏による全巻解説を附す。全8巻のセット函、各巻に巻頭口絵、月報 あり。また山頭火がやって来る!!(坪内稔典氏推薦文より)
  • 550(税込)
    著:
    奇貫紀
    レーベル: ――
    出版社: 東洋出版

    「狂歌」を通じた、現代日本への風刺と金言。わたしたちの生きがいとは何か、今後の日本の行き先はなど、考えさせられる。
  • 時代をビビッドに捉えた鋭い感性

    第18回全国高校生俳句大賞結果発表! 宇多喜代子、大串章、金子兜太、長谷川櫂、復本一郎、黛まどから俳壇を牽引する俳人が、熱い議論を闘わせた選考座談会を完全収録。鋭い感性の力作が350句!
    *本書にある募集要項は、2016年9月5日(必着)締め切りです。あらかじめご了承ください。
  • 2,750(税込)
    著者:
    坂崎重盛
    レーベル: ――

    THE ALFEE・坂崎幸之助の叔父にして粋と酒場を愛する不良隠居は俳人(俳号・露骨)でもあり、比類なき「歳時記」本の蒐集家だった! 正統派も個性派も、集めに集めた「歳時記」と季語の世界を軽妙なエッセイで味わい尽くす、俳句ファン悶絶の一冊。
  • 〈電子書籍版について〉
    本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。

    【猫歌人・仁尾智、待望の猫短歌集!】

    「57577」のリズムに乗せて、猫の愛しさ、やるせなさ、そして切なさを詠みこんだ短歌集です。
    猫たちとの日々の中で、生まれてきた短歌の中から厳選した作品を五十音順に並べて掲載しています。
    著者と時を過ごす(過ごした)猫たちのエピソードを写真とともに綴ったコラムエッセイも収録。

    〈収録歌より〉
    いい人と思われそうでも まあいいや いまから猫のはなしをします

    なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない

    幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる

    〈出版社 編集担当より〉
    猫を保護したり、預かったり、譲渡したり、看取ったり、をくり返し、たくさんの猫と関わってきた著者だからこそ生まれた愛おしい歌がつまった「宝物」のような一冊です。

    〈プロフィール〉
    仁尾 智(にお・さとる)
    1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫 枡野浩一編)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。著書に五行歌歌集『ストライプ』(市井社 共著)、『猫のいる家に帰りたい』、『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』(ともに辰巳出版 絵/小泉さよ)。
  • 見て愉しく、読んで使える歳時記第3弾。
    年中行事、自然、食など、1年を彩る「暮らし」の風景を詠んだ名句・秀句を美しい写真とともに味わう、やすらぎの俳句入門です。
    365日を1日ごとに区切り、古典から現代までのさまざなま俳句をやさしくガイドします。
  • シリーズ4冊
    1,4301,980(税込)
    著:
    大川隆法
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    世界中の人びとが
    待っている
    たとえ何が
    起こっても、前へ。


    宗教家の日常とは、
    どんなものなのか。
    幸福の科学総裁の
    霊的秘密とは――。

    妻や家族とのひと時から、
    生霊や悪魔との戦い、
    そして弟子への叱咤激励、
    さらに、日本政治や
    世界情勢に対する本音まで。

    著者の本心がズバッと
    詠まれた貴重な句集。

    ネットでは味わえない
    新しい発見や感動がある
    ◇2021年9月末から
     2022年1月初めまでの
     出来事を詠んだ219句
    ◇五・七・五の定型に
     こだわらず思いを
     言い切る『格はいく』
    【◇著作2950書突破!】
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    パリで、好きなことをする
    歌人・水原紫苑が長年の夢だった旅へ。オペラ座や美術館、ジェラール・フィリップゆかりの地や、大好きなカテドラル巡り、カフェ通い、ソルボンヌ大学文明講座への留学。帰りたくない日々を写真と短歌で綴る80日の旅日記エッセイ。
    「人生は楽しまないと」という友人アンリアンヌからの本文の言葉のように、大好きなことを追い続ける意欲と著者の楽しそうな様子に、背中が軽くなるような、旅をしたくなる一冊です。

    著者紹介
    水原 紫苑 みずはら しおん
    1959年、神奈川県生まれ。歌人。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。春日井建に師事。歌集に『びあんか』(現代歌人協会賞)『うたうら』『客人』『くわんおん(観音)』(河野愛子賞)『あかるたへ』(山本健吉文学賞・若山牧水賞)『えぴすとれー』(紫式部文学賞)『如何なる花束にも無き花を』(毎日芸術賞)近刊『快樂(けらく)』ほか。エッセイに『桜は本当に美しいのか 欲望が生んだ文化装置』『百人一首 うたものがたり』など。編著に『大岡信「折々のうた」選 短歌』『女性とジェンダーと短歌』『山中智恵子歌集』など。毎日歌壇選者。
  • シリーズ11冊
    501(税込)
    著:
    堀江敏幸
    著:
    小池光
    著:
    酒井順子
    著:
    特集編集班
    著:
    三角みづ紀
    著:
    藤沢周
    他10名
    レーベル: ――

    <特集>『新・日常考―きのうまでと違うこと』
    「非日常」が私たちの「日常」を覆いつくしてから、二年余りが過ぎました。いままた恐ろしい「非日常」を告げるニュースが途切れず、不安な日々が重ねられていきます。それでも、きのうより今日を、明日こそはと願う気持ちは万国共通のはず。新・日常考―きのうまでと違うこと。「日常」を問い直し、新たな日々を編むための試みです。

    【目次】噓でもいいから/堀江敏幸、斎藤茂吉の危機と再生/小池光、離れて働く、みんなと働く/酒井順子、特集とりとめな記/   特集編集班、週末のアルペジオ/三角みづ紀、藤沢周・連作小説館⑥/藤沢周、猛獣ども/井上荒野、町田康の読み解き山頭火/町田康、しおり物語/岡もみじ、アマネク ハイク/神野紗希、兼好のつれづれ絵草紙/三遊亭兼好、漱石クロニクル―絵で読む夏目漱石の生涯―/大高郁子、楸邨山脈の巨人たち/北大路翼、Dr.よねやまの芸脳生活芸術家の生き様を医学で考える/米山公啓、江戸の愛猫/宮川匡司、気まぐれ編集後記/万年editor
  • 松尾芭蕉、正岡子規、高浜虚子、中村草田男……古今の名句をねんてん先生の軽妙な解説ともに。
    「俳句は作者を離れて鑑賞すべき文芸である」――
    自由に、口ずさんで、想像力豊かに。

    第1章 春
    第2章 夏
    第3章 秋
    第4章 冬
  • 「百人一首 ラブ」は、第一章の「百人一首 ラブ」と第二章「祖母の諺聞き語り」に分かれています。
     第一章の「百人一首 ラブ」は「小倉百人一首」の和歌を本歌とした初の本歌取りの歌集です。「小倉百人一首」の時代より前、すでにあった本歌取りの修辞法で現代短歌を百首詠んだものです。また、本歌取りの歌とは「新古今和歌集」などによく使われていた和歌の修辞法の一つです。本歌取りは、古歌の特徴的な語句を使ったり、古典の一部、たとえば物語などを下敷きにしたり、また漢詩文の発想を踏まえる修辞法です。それを使うことで、古歌などの持っている世界の上にさらに新たな世界を展開させ、歌に重層的世界を生み出してゆくものです。「百人一首 ラブ」は、短歌の詠み方の一つと考えて頂ければ良いのです。和歌の修辞法は、古くは「万葉集」の時代からあり、現在見る形になってきました。この歴史の中で磨かれてきた修辞法を使わないのは、あまりにももったいなく、残念です。この修辞法を使うことで短歌の世界がさらに広がり、奥深さや面白さが増したらどんなにいいでしょう。この本を手にされた方がこの昔からの修辞法の魅力を知って、さらに意識が広がったり、本歌取りの短歌を詠んでみようと思われたり、また、拙歌から「小倉百人一首」の本歌の何番かを当ててみるのも楽しい一つの読み方かと思います。第二章は「祖母の諺聞き覚え」です。主に子供の頃から祖父や祖母、母を中心とした周りの人たちからよく聞いていた独特な諺、言葉などで、その多くは祖母からです。あわせてお読みください。きっと新鮮な驚きで昔の人の知恵に触れることになるでしょう。
  • 『ミッドナイト短歌―ゆらめく卵子―』は、大人向けの短歌と二編の随筆の本です。本の題名の短歌の前に「ミッドナイト」の言葉を付けたのは、名前の通り、真夜中に大人が日常をすっかり忘れ、夜の妄想の言葉の世界に一時遊んでいただけたらという思いを込めました。本の内容は第一章ミッドナイト短歌で、第一節 「季(とき)」は自然の時の流れの中の風景をシュールに自分の目に写ったままに詠んでいます。第二節 「雑(ぞう)」は「季(とき)」にも「恋」にも入らない短歌です。第三節 「恋」の内容ですが、妄想の世界ですから、女性の立場だけでなく、男性の立場からも詠んでいます。そして、詠んで頂ければわかりますが、異性間恋愛だけでなく、妄想ですから、もっと広げて同性間恋愛も少数ですが、詠んでいます。このようなミッドナイト短歌はこれで終わり、第二章 随筆 に続きますが、二編あります。
     以上の内容の本ですが、余裕のある大人が妄想の言葉の世界で気ままに自由に日常と又違った時間を楽しむことも人生を豊かにしてゆく一つとなるでしょう。狭い世界より広い世界、意識が広がっていった方がいつもの日常が生きやすいものとなるはずです。それこそが大人の成熟した余裕ではないでしょうか。このミッドナイト短歌の世界の中で、時にはスリリングに、時には純粋に、時には狡猾に、時には妖艶に、時にはまだ見ぬ自分に出逢うというように、様々な感情を味わい尽くしてみるのも新鮮な驚きがあることではないでしょうか。真夜中のこの妄想の森への一人旅を終えて、目覚めた翌朝はきっとどこかが変わっているかもしれません。そんな今までにあまりない不思議な魅力的な旅をしてみませんか。今からご案内しましょう。さあ、どうぞ・・・・。
  • 1,320(税込)
    著:
    高橋春男
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    心にしみいる高橋春男流、折々の迷句1000! 「いわゆるチョ-さん主義」「このバカを見よ」で有名な高橋春男がおくる、爆笑連発の俳句の世界。名句、珍句、駄句、禁句……よくもつくった1000の俳句が、あなたを抱腹絶到の世界に誘います。

    ●……駄句とは文字どおり、とるに足らない句のことである。くだらない句、バカな句、ふざけた句、下手な句、不真面目な句、ヒワイな句であり、いわゆる句会で選んでいただけない句である。この本の中には、昔懐かしい駄菓子屋の駄菓子のように駄句があふれている。どうか諸君には心ゆくまで駄句を味わって、腹の底からバカになっていただきたい。(あとがきより)
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    ありそうでなかったコンパクトな歳時記の登場。俳句の季語のなかでもっとも多用され、人気のある植物や花の季語のみを厳選し、およそ1400(傍題含む)語収録。植物の分類や花期、例句だけでなく、各題に植物・花の特徴や俳句作りに役立つ情報を付し、コラムとして監修者によるさまざまなシーンでのアドバイス「実作ワンポイント」も随所に挿入。吟行にも嵩張らず、俳句入門者にぴったりです。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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