『俳句・短歌(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧
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さっと読めるミニ書籍です(文章量12,000文字以上 13,000文字未満(10分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
悩み事が多い人
小さなことでも気になってしまう人
常に何かが気になっている人
悩んでばかりで気持ちのゆとりがない人
本書はこのような悩みを抱えている方、改善したいけれども、方法が分からない方に向けた内容になっている。
私自身がこのような性格であり、対人関係を避けることができない生活の中で、どうにか学びながら練習し、効果があると感じたものを対処法として紹介している。
簡単にできる方法だからこそ、試してほしい。少なくとも悩み続ける習慣から抜け出す一歩に繋がると信じている。
この本はタイトルにある通り、小さなことで必要以上に悩むことに注目している。
悩みを抱えていれば、その悩みの大きさなんて関係ないかもしれない。
でも、周囲の人が気にしていないのに自分だけが気にしていること、いつまでも気にし続けていることなど、経験ないだろうか。
このような類の悩みが無くなるのならば、あなたの自由な時間は増えることになる。そして価値ある時間を過ごすことができる。
私たちが悩んで、存分に考えて、結論を出すことは生きていく上で何度も経験するだろう。
そしてその時間が必要であることも十分に分かっている。ただ、いつも悩みを抱えていては心も晴れない。
限られた時間を、ゆとりを持って生活するために、必要以上に悩まない方法をお伝えしたい。あなたの「悩みすぎ」が改善することを願っている。
【著者紹介】
佐藤さき(サトウサキ)
人との付き合い方が苦手、小さいことを気にし、ネガティブ思考になりやすく、ストレスで悩み続ける。
そこで心理学、哲学と出会い、心理カウンセラーの資格を取得。現在は理学療法士として仕事をしながら、学び続け、明るく楽しい生活へとシフトチェンジ。
さらなる生きやすい世界を目指している。 -
もののあはれを知る
【連載カラーグラビア】
傑士の後姿…秋元千惠子
野に咲く花のやうに…高田ほのか 選
【巻頭コラム】うたの名言…佐佐木幸綱
【巻頭作品28首】玉井清弘・高野公彦・松平盟子
【巻頭作品10首】井川京子・御供平佶・藤島秀憲・鍋島恵子・山田 航
【特集1】
声に出して読みたい令和短歌
福島泰樹・河野美砂子・林あまり・魚村晋太郎・辰巳泰子・鈴掛 真・野口あや子
【特集2】
当事者性と批評性
●論考…佐藤通雅・桑原憂太郎・松本典子
●15首+小論…沢口芙美・塚本 諄・山田富士郎・斉藤 梢・松本実穂・高木佳子
【『短歌』創刊七十周年企画 オーラルヒストリー】
『短歌』の裏方たち 第二回 馬場あき子…伊藤一彦・大井 学
第15回角川全国短歌大賞発表
【作品12首】野地安伯・平田利栄・三枝むつみ・上條雅通・高崎淳子・小塩卓哉・田中拓也・富田睦子
【作品7首】渡辺 靖・茅野眞澄・永井正子・篠原節子・小俣はる江・三澤吏佐子・大石直孝・柳澤美晴・砺波 湊・吉田恭大
【連載】
京子の居間…栗木京子
家族の歌…カン・ハンナ
おしゃべりたんか…松田梨子・わこの往復書簡
言霊の短歌史…鎌田東二×笹 公人
かなしみの歌びとたち…坂井修一
ぼくは散文が書けない…山田 航
啄木ごっこ…松村正直
【連載エッセイ】
はるかなる言の葉―珠玉の一首鑑賞…本多 稜
うたよみの水源―現代短歌の先駆者を辿る…安田 茜
一葉の記憶 ―私の公募短歌館―…黒木三千代
嗜好品のささやき…桐山五一
【歌壇時評】
【月評】
【歌集歌書を読む】
【書評】
【角川歌壇】
【題詠】
歌壇掲示板
読者の声
※電子版には「令和俳壇」応募専用はがきがついておりません。あらかじめご了承ください。 -
『百人一首』は,誰によって,何の目的で作られたのか.長らく藤原定家が撰者とされていたが,著者の最新の研究により,後人による改編が明らかとなった.成立の背景やアンソロジーとしての特色を解きほぐし,中世から現代までの受容のあり方を考えることで,和歌にまつわる森羅万象を網羅するかのような求心力の謎に迫る.
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秋・冬・新年の季語と例句が豊富に収録され、俳句を考える際のヒントがぎっしり詰まった歳時記。
コンパクトサイズなので、野外での吟行にも携帯しやすい!
著者は、NHK俳壇や子規のふるさと松山市で毎年行われる「俳句甲子園」などでもおなじみ。
それぞれの季語には江戸時代から最新の例句が3~4つずつ掲載され、必要な内容を簡潔にまとめた解説は、俳句初心者にも経験者にもわかりやすい。
拾い読みするだけでも面白く、俳句作りの参考になること間違いナシ!
索引は主題季語以外の傍題季語もすべて収録されて、さらに、読み方のわからない漢字があって索引から探しづらい場合は、漢字の部首別に探せる「むずかしい漢字季語早見表」が大活躍!
ひと目で季節の区分がわかる「二十四節気」と「新七十二候」の早見表、旧暦/新暦や旧かな/新かなについてなど、俳句を始める際にわかりづらい点もスルスル理解できる解説も必読。 -
日本の美しい四季、豊かな伝統文化を、学び味わう!
「虹始めて見る」「寒蝉鳴く」「菜虫蝶と化る」など、七十二に分かれた歳時記によせて、伝統行事や季節の食べ物、植物、俳句に使える季語や祭りなどを紹介。オールカラーのイラストでわかりやすい手引き。
※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。 -
俳句で人生が10倍楽しくなる!
◆大特集 秀句と凡句の違い
[総論]奥坂まや
[各論]大谷弘至・橋本 直・対中いずみ・仲 寒蝉・稲畑廣太郎・西村麒麟・山田佳乃・田中春生・和田華凜・佐藤文香・今瀬一博
◆日本の俳人100 荻原都美子句集『至恩』特集
◆第18回 角川全国俳句大賞発表
■巻頭作品50句 小澤 實
■作品21句 岩淵喜代子・星野高士
■グラビア
今月の季語 遠藤由樹子
日本の鳥たち 大橋弘一
結社歳時記
俳壇ヘッドライン
■作品
[16句]石 寒太・戸恒東人・藺草慶子
[8句]前川弘明・栗田やすし・深沢暁子・酒井弘司・内海良太・福井隆子
[12句]池内けい吾・波戸岡 旭・大木孝子・小杉伸一路・鈴木章和・津高里永子・才野 洋・ドゥーグル・J・リンズィー
[クローズアップ(7句)]河村正浩・橋本小たか・篠崎央子・岡田一実・矢口 晃・音羽紅子・小林鮎美・横井来季
[俳人スポットライト]安田のぶ子・倉田明彦・西川東久・小口幸子
■好評連載
○虚子の遺産……井上泰至
○近代俳人列伝……岩井英雅
○小林秀雄の眼と俳句……青木亮人
○妄想俳画……田島ハル
○俳句の水脈・血脈……角谷昌子
○昭和の遠景……須藤 功
○俳句の中の虫……奥本大三郎
○現代俳句時評……岡田由季
○蛇笏賞の歴史……坂口昌弘
○「俳句」と「日常」……堀切 実
○合評鼎談……横澤放川・辻村麻乃・抜井諒一
■読者投稿欄
令和俳壇[題詠]夏井いつき
令和俳壇[雑詠]白岩敏秀・櫂 未知子・白濱一羊・成田一子・山田閏子・森田純一郎・星野高士・井上康明・五十嵐秀彦・小林貴子
*電子版には、付録「俳句手帖」および「令和俳壇」応募専用はがきがついておりません。あらかじめご了承ください。 -
〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
――斎藤真理子さん(翻訳者)
本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)
【本書の内容】
1946年夏。朝鮮から日本へ、
男は「密航」で海を渡った。
日本人から朝鮮人へ、
女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。
朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。
1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。
「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」
「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」
植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。
この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。
蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。
【洗濯屋の家族】
[父]尹紫遠 ユン ジャウォン
1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。
[母]大津登志子 おおつ としこ
1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。
[長男]泰玄 テヒョン/たいげん
1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。
[長女]逸己 いつこ/イルギ
1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。
[次男]泰眞 テジン/たいしん
1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。 -
心きらめく瞬間を、あなただけの31音に。ようこそ短歌ライフへ!
三十一年の短歌歴で、これだけは伝えておきたいという大事なことは、
ほとんど詰め込むことができたと思っています。――笹 公人「はじめに」より
「歌を作るには何から始めたらいいですか?」
「初心者が覚えるべき型のようなものはありますか?」
「インパクトがある展開にしたいのですが…。」
短歌アイドル「明星コトハ」と、プロデューサーの「笹先生」が、短歌作りのお悩みをズバッと解決!
あなたの短歌ライフを徹底サポートします。
「NHK短歌」テキストの人気連載「念力短歌入門」がパワーアップして書籍化されました。
「NHK短歌」番組講師や、「アイドル歌会」選者としておなじみの笹公人による、短歌入門の新しい必携書。
豊富なQ&Aと穴埋め問題ドリルで、ステップアップしながら作歌のコツを体得できます。
自選40首、エッセイの他、投稿前に役立つ「推敲10のチェックリスト」も収載。
最初の一首を作ってみたい方にも、スランプ中の短歌迷子も、役立つヒントが満載です。
北村みなみによる可愛いイラストも必見! -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
もしも平安時代の和歌が現代に転生したら――!?
最近冷たくない?とやさぐれる小野小町に、
白髪を気にする紀貫之、
自分だけ出世できないと嘆く大江千里。
1000年以上も昔から、仕事も恋も……
人の悩みは変わらない!
令和の言葉で読む、古今和歌集
むかしむかし、今から1000年以上も前。
時の帝、醍醐天皇からこんな命令が出されました。
――数ある和歌から、後世に残る優れたものを選んで献上するように。
そうして選者に選ばれた紀友則ら4名の
「最高の和歌集を俺たちの手で作ろうぜ!」
「前に出された万葉集を超えるものを!」
というアツイ想いのもと生まれたのが『古今和歌集』。
いったいどんな歌が収められているのかと読み解けば、
意外や意外。1000年以上も前につくられた歌なのに
悩んでいることや考えていることは
令和を生きるわれわれとちっとも変わらない……?
本書では、思わず共感してしまう歌を厳選して現代語に超訳。
令和に生まれ変わった『古今和歌集』の世界へようこそ。 -
承久の変後、孤絶と憂悶の慰めを日々歌に託し、失意の後半生を隠岐に生きた後鳥羽院。同時代の歌人・藤原定家が最初の近代詩人となることによって実は中世を探していたのに対し、後鳥羽院は最後の古代詩人となることによって近代を超えた―歌人であるうえに『新古今和歌集』で批評家としての偉大さも示す後鳥羽院を、自ら作家でもあり批評家でもある著者が論じた秀抜な日本文学史論。宮廷文化=“詩の場”を救うことを夢みた天皇歌人のすがたに迫る。1973年度に読売文学賞を受賞した第一版に三篇を加え、巻末に後鳥羽院年譜と詳細な和歌索引を付した増補決定版。
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日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている.「うつし」とは「移し」.すなわち,あるものを別のものに成り入らせ,その動勢と調和に美を見出す精神の活動である.菅原道真の詩は,その「うつし」が生んだ,最もめざましい古代的実例であった.和歌の詩情を述志の漢詩に詠んだ詩人を論じる.(解説=蜂飼 耳)
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きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい
歌集としては異例のベストセラー。そして、映画化も決定!
いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け
32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。
解説:又吉直樹
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NHKニュースウオッチ9で「“非正規”歌人が残したもの」として紹介され、大反響。
10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。
11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載
11月20日「毎日新聞」特集ワイド掲載。
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2019」、第8位。
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紀貫之は「古今集」の重要な歌人かつ中心的な編者であり、「土左日記」の著者としても知られ、また「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし「下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集」と正岡子規によって痛罵されて以来、つねにその言葉がつきまとい、正当な評価が妨げられてきた。はたしてそうだったのか? 本書は、詩人の魂による繊細な鑑賞によって「子規以来」のイメージを覆し、貫之が「フィクション」として豊かな才能に恵まれていたことや古今集の特徴である象徴と暗示を体現した歌人であったことなどを、精緻に論証していく。貫之の復権を成さしめた画期的歌人論。読売文学賞受賞。
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どうすれば気持ちを正確に伝えることができるのか。短歌上達の秘訣は、優れた先人の作品に触れることと、自作を徹底的に推敲吟味すること。ちょっとした言葉遣いに注意するだけで、世界は飛躍的に広がる。今を代表する歌人・俵万智が、読者からの投稿を元に「こうすればもっと良くなる」を添削指導。この実践編にプラスし、先達の作品鑑賞の面からも、表現の可能性を追究する。短歌だけに留まらない、俵版「文章読本」。
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日本の「季の詞」の豊かさを、歳時記編纂の第一人者が鑑賞し尽くす名随筆!
季節のことばとは、私たちの住むこの風土を認識することば。たとえば「春一番」「青葉潮」「やませ」――季節感だけではなく、喜怒哀楽に満ちた生活の知恵をも感じさせる。古来より世々の歌よみたちが思想や想像力をこめて育んできたそれらの「季の詞(ことば)」を、歳時記編纂の第一人者が名句や名歌とともに鑑賞。生活習慣や気候が変化する現代においてなお、感じることのできる懐かしさや美しさが隅々まで息づいている。
解説・宇多喜代子
(目次)
【春】
春 その一/春 その二/立春/春めく/水温む/春一番/フェーン/東風/霞/末黒の薄/若草/たんぽぽ/黄色い花/夜の梅/椿/桜鯛/魚鳥の季節/春暁・春昼/日永/麗か・長閑/春の蝶/蛙のめかり時/囀/雨の名風の名/花曇/花 その一/花 その二/花 その三/春の暮/三月尽
【夏】
新緑/深山霧島/山時鳥 その一/山時鳥 その二/青葉潮/筍流し/卯の花腐し/雨の文学/薫風/あいの風/やませ/南風/雲の峰/風知草/落し文/麦秋/万緑/底幽霊/泳ぎ/河童/鵜飼/涼し/花火/真夏日/赤富士/夜の秋
【秋】
踊/月/雁/秋がわき/野分/青北風/虫/虫のいろいろ/ごりと鰍/鶉/鵙の草ぐき/うらなり/蔓たぐり/物のあはれ/身に入む/馬・鹿 その他/鹿・猪/猿の親子/高西風/紅葉/秋の暮
【冬(附・新年)】
時雨/狸と貉/虎落笛/冬籠/息白し/雪/味の讃歌/討入りの日/去年今年/初春/雑煮/富士への讃歌/探梅/厄払い
歳時記について
解説『ことばの歳時記』のこと 宇多喜代子 -
俳句の面白さと、実作のヒントを具体的に示す俳句入門書。
「定型」と「季語」そして「切字」「省略」「リズム」が渾然となっている俳句。約束や形式の大切さをしっかり認識した上での実作のヒントを、選評を通して具体的に解説。初心者にもよくわかる俳句表現入門。 -
名句の暗記が新たな名句を生み出す。絶対に覚えたい句をテーマ別に配列。
子規から現代までの名句を、自然・動物・植物・人間・生活・様相・技法などのテーマ別に分類。他に「切れ・切字」「俳句と口語」「新興俳句」「季重なり」「句会の方法」など、実作者必携の知識満載の名句集。 -
王朝文化を彩る華麗な貴族と歌の魅力を伝える評論エッセイ
王朝時代を彩る百人百様の作者たち。親子・恋人・ライバル・師弟などが交差する人間模様を、史実や説話をもとに丹念に解きほぐす。歌だけでは窺い知れない作者の心に触れ、王朝文化の魅力に迫るエッセイ。 -
運命に翻弄されても最期は自分の意思で生きた潔い五人の女たち――。
実際に起こった五つの恋愛事件をもとに、封建的な江戸の世にありながら本能の赴くままに命がけの恋をした、お夏・おせん・おさん・お七・おまんの五人の女の運命を正面から描く。『好色一代男』に続く傑作。 -
◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ
◆第五句集
2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。
句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められている。
◆自選一二句より
妻来たる一泊二日石蕗の花
雪降るや雪降る前のこと古し
葬送の鈸や太鼓や山笑ふ
夕空は宇宙の麓春祭
レタス買へば毎朝レタスわが四月
飯蛸やわが老い先に子の未来
松蝉の声古釘を抜くごとし
月涼し配管老いし雑居ビル
めらめらと氷にそそぐ梅酒かな
ひぐらしや木の家に死に石の墓 -
“私たちは 無力じゃない
どんなに隔たっていても 無力じゃない
相手がだれであろうと 無力じゃない
「無力じゃない」の塊が あちこちで国境を越え始めている
少しずつ大きくなりながら”
―「無力じゃない」より
一刻も早い和平の訪れを願いながら--
世界7カ国で翻訳された詩を含む、
藤井克徳による初めての詩集。 -
和服,和装,和食……,私たちになじみ深い「和」の一字だが,これは一体何を意味しているのだろうか.歴史をさかのぼってこの国の生活や文化を一望すると,海を越えてもたらされる文化を受容・選択し,さらに変容させた力が見えてくる.日本の詩歌もまたその創造力によって育まれた.俳句の実作者が和の核心を読み解く快著.
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新たな地での生活から生まれた「第二のふるさと」への郷土愛と魅力を綴った、前作「埼玉版」に続き、愛知県を中心とした文章を組み合わせ構成した作品集第2弾。
「のぼりまつりと鉄砲隊、鯉のぼりが覗いたよ」。五七五や季語にとらわれることなく、思ったことや考えたことを広大なカンバスに描くよう詠み上げた「自由律俳句」。さあ、あなたも新たな扉を開いてみよう! 新たな地での生活から生まれた「第二のふるさと」への郷土愛と魅力を綴った、前作「埼玉版」に続き、愛知県を中心とした文章を組み合わせ構成した作品集第2弾。 -
「見上げると銀の涙が頬つたう/冴え冴え輝く白銀の月」豊かな感性は時に精神を傷つける。うつ病と闘った筆者は、父とも最後まで分かり合うことができなかった。「移ろう四季」「痛く甘い恋愛」「過ぎゆく日常」「父の死」の四章からなる短歌は繊細に揺れながら、確かな言葉として息づいている。
「見上げると銀の涙が頬つたう/冴え冴え輝く白銀の月」豊かな感性は時に精神を傷つける。うつ病と闘った筆者は、父とも最後まで分かり合うことができなかった。「移ろう四季」「痛く甘い恋愛」「過ぎゆく日常」「父の死」の四章からなる短歌は繊細に揺れながら、確かな言葉として息づいている。「青空が弧を描いて消えていく/神が創った天球儀の様に」── -
俳句は五七五で短いから、とっつきやすそう。そう思って俳句を始めてみたものの、なんだか勝手が違うみたい……と心が離れつつあるかたへ。一見難しく、現代の感覚とは違っているようにみえる「季語」こそが、俳句を作り、読むうえで大きな味方になります。季語は、その句に込められた豊かな内容を「解凍」し、ふくらませるためのパスワード。季語の意味を理解し使い方を知るほど、俳句は味わい深く、楽しくなってきます。
「朝寝」(春)、「夏痩」(夏)など現代の私たちにも実感が持てる季語も、「花」(春)、「松落葉」(夏)、「後の月」(秋)などの伝統的な詩歌らしい古風な季語も紹介。それぞれ、その季語を用いた名句や著者自身の句を例として挙げています。
俳句に親しむためのガイドブックとして、また季語を通して四季の繊細な変化を感じ、日常に彩りを与えるヒントとしてもおすすめの本。 -
昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
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四季折々の、わたしのカケラ
詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。
目次
プロローグ
詩
四季折々、わたしのカケラ
地球の恵みを味わって
あの頃の憧憬
僕と彼女と世界のきらきら
心の刻印、色とりどりの記憶
夜の淵にたたずんで
未来を見据える時
人生の景色
祈り、敬愛
短歌
愛の歌
彩の歌
生の歌
影の歌
時の歌
心の歌
夢の歌
幸の歌
小説
雫くんの旅
未来への扉
エッセイ
モノローグ
絵画
コーヒーカップと小旅行
ピアノ
翼がほしい
終わらない白昼夢
受け取るだけの時間
クラシック音楽
階段を上るように
書きたい熱
エピローグ ~人生のマリアージュ~ -
家を出るお父さんが教えてくれたアンキモの味。引っ越す友達と分け合ったグミ。仕事を辞めて久しぶりに作るキュウリのサラダ。恋人に別れを告げられ、目の前で冷めていくビスマルクピザ。子どもと食べる初めてのフライドポテト。恋、仕事、親との別れ――人生の忘れられない場面には必ず食べものの記憶があった。珠玉のショートストーリー+短歌集。
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約束をすべて果たして水になる今ほんとうにあなたに会えた
『ビッグ・フィッシュ』より
忘れられないとびきりの映画とドラマについて、歌人・東直子が短歌と絵を添えて心で観た世界を綴るエッセイ集。
33本の映像作品、22点のイラスト、41首の短歌を収録!
花を掬うように魚を手のひらに ひとときの芯したたるばかり
『火の魚』より
風がふいてふりかえったらもういない君は花びらそのものだから
『パリ・テキサス』より
うつくしい一瞬だけでよかったの 川を流れてゆく柩たち
『いつか読書する日』より
映画やドラマに触発されて作った短歌は、その細部を新しく記憶でき、自分の感覚をまじえてその世界を胸にしまっておけるような気がします。さらに、映像として体験した世界を、そこに生きている人をいとおしく思い、讃えるような気持ちで絵を描きました。
――「はじめに」より
目次より
はじめに
『火の魚』 本のめぐりを生きる緋
『2001年宇宙の旅』 未来を見る未来
『アンという名の少女』 フェミニストとしてのアン
『耳に残るは君の歌声』 忘れないで、でも、忘れて
『野のなななのか』 「やさしさ」のための遺言
『ビッグ・フィッシュ』 ありったけの愉快な嘘を
『山の郵便配達』 見たことのない懐かしい道
『すいか』 居てもいい場所で、生きる
『はちどり』 14歳、意志の火をともす。
『平清盛』 ひたむきに夢みた海の都
『パリ、テキサス』 砂地をつらぬく長い道
『トニー滝谷』 あなたに足りないものはなに?
『過去のない男』 人生は後ろには進まない
『あのこは貴族』 窓を見る、ドアを開く
『リリーのすべて』 身体の奥から生まれた願い
『あまちゃん』 一人残らず好きになる
『サイダーハウス・ルール』 生きていくための儀式
『スナック キズツキ』 ノンアルコールスナックの自由
『友だちのうちはどこ?』 ジグザグ道に希望を託して
『歩いても 歩いても』 確かに生きていた
『いつか読書する日』 長い長い階段と恋
光の名前 ~映画短歌~
『81/2』
『地球は女で回ってる』
『あ、春』
『富江』
『夢』
『日の名残り』
『火火』
『ミス・ポター』
『転々』
『アダムス・ファミリー2』
『オアシス』
『バベットの晩餐会』
著者紹介
東直子(ひがし・なおこ)著
歌人・作家・イラストレーター。1996年歌壇賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。 -
今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。
不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。
恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。
傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。
僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。
でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。
短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。
□すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる
□注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い
□帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね
□自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日
□ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ
□節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている
□もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった
□短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌
…ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。 -
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2021年の北海道新聞文学賞などの受賞作をまとめた1冊。創作・評論部門の佳作小説「白鹿」(原雪絵さん)、詩部門の佳作「亡骸のクロニクル」(二条千河さん)と「芭露の森」(本田初美さん)、短歌賞の受賞歌集「崖にて」(北山あさひさん))、佳作作品集「父の言伝」(高取剛さん)、俳句賞の佳作句集「露浄土」(生出紅南さん)「佳作作品集「黙契」(齊藤まさしさん)を収録。選評や受賞者のインタビューも掲載しています。今回から電子書籍とオンデマンド印刷本のみとしました。 -
『源氏物語』には795首もの和歌が収められている。その中から100首を厳選。物語の大筋をつかみながら和歌の鑑賞も愉しむ1冊!
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日本各地には,おしら遊び,つるし雛,うりずん,蝦夷梅雨,青味返り,いぶりがっこ,小夏日和など,その土地の貌を映し出す季節のことばがある.これらのことばを「地貌季語」と称して,その発掘に努めてきた著者が,例句を挙げながら,ゆるやかな「いくつもの日本」を描きだす.従来の季語体系の見直しを迫る一冊.
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◆必読入門書
俳句はこうして生まれる。
欲しかった一冊。
初句索引に加え、「私を育ててくれた人々」を書きおろしています。
入門書としては必須アイテムのシリーズです。
◆001
晩夏光もの言ふごとに言葉褪せ
昭和四十一年、大学入学と同時に「慶大俳句」に入会した。クラブ活動は短歌か俳句と心に決めていたが、当時短歌研究会はなかったので、おのずから俳句研究会へ導かれた。新入生歓迎会は明治神宮吟行。近くの喫茶店で生まれて初めて句会というものに参加した。現役よりOBの方が多い句会だったが、何句か先輩達の選に入った。それでやみつきになったが、やがて自分の言葉の貧しさにも気づかされた。
(『夏帽子』昭和四一年) -
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『おくの細道』は、連歌の形式である「百韻」で構成されている。これまでの研究では示されなかった、新しい松尾芭蕉の読み方。
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