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『思想、創文社オンデマンド叢書、1円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全306件

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    1642ー1649年に絶対王政を打倒すべく起こったのが、清教徒(ピューリタン)革命である。その当時の政治的主張は、国王派、議会派、中立派、盟約派、カトリック同盟など、さまざまな主張が入り乱れていた。本書では、革命に思想的バックボーンを与えた思想を明らかにする。
    【目次より】
    目次
    はしがき
    凡例
    序説 ピューリタン革命の経済的背景
    I 反独占運動の発展
    [1] 王室独占の解体
    [2] 自由貿易論の展開
    [3] ギルド民主化運動
    II 農業・土地問題
    [1] 土地所有関係の変革
    [2] 囲込みと農業改良思想
    第一章 左翼民主主意義の成立 ジョン・リルバーンとレヴェラー運動
    I 分析の視角
    II リルバーンの思想的発展とその背景
    III レヴェラー運動の展開とリルバーン
    IV 『人民協約』の成立
    V 『人民協約』の発展
    VI レヴェラー運動の性格
    第二章 社会主義ユートウピアの構想 ジェラード・ウィンスタンリとディガー運動
    I 研究史的展望
    II ウィンスタンリの神学的歴史・社会観の成立
    III ディガー運動の実践へ
    IV ユートウピアの構想とその特質
    第三章 革命的無政府主義の先駆 第五王国思想の発展
    I 問題の所在
    II 「第五王国」思想の展開
    III 第五王国派の成立
    IV ジョン・ロジャーズの社会思想
    V プロテクター政権と第五王国派
    VI 第五王国派の性格
    第四章 不服従運動とその思想 初期クェーカーの社会思想
    I 問題の提起
    II クェーカー主義の成立
    III プロテクター政権とクェーカー運動
    IV 「内なる光」と社会批判
    V 初期クェーカーの社会思想
    第五章 エピローグ 総括と展望
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    18世紀の大哲学者カントが、善、悪、自由意志、義務、人格など、倫理が取り扱うべき需要課題を書いた『道徳形而上学の基礎づけ』。この重要著作をどのように読み解いていくべきなのか?
    【目次】
    はじめに
    第一章 出発点としての「常識」
    第二章 「定言的命法」の根本法式
    第三章 第一導出法式 普遍的自然法則の法式
    第四章 第二導出法式 目的それ自体の法式
    第五章 第三導出法式 意志の自律の法式
    第六章 「目的の王国」 「意志の自律」の「理念」から導かれるところの
    第七章 三つの導出法式の統合と結語
    あとがき

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    永劫回帰とは? 超人とは? 京都学派の巨人による、寓意に溢れるニーチェの主著『ツアラスツストラ』を読む人のための手引き。
    京都学派の巨人の一人である著者が、難解で知られるニーチェの『ツァラトゥストラ』を丁寧に読み解いていく。わかる人も、わからない人にとっても、有益な入門書。日々生きていく中の課題に新鮮な見方を与えてくれる一冊です。
    【目次より】

    緒言
    第一章 ツァラツストラとニーチェ
    第二章 ツァラツストラの誕生
    第一節 「悦しき科学」との関係
    第二節 ツァラツストラの成立過程
    第三章 ツァラツストラの構造
    第一節 序説について
    第二節 「彩られし牛」と呼ばれる町での説教 第一篇
    第三節 「幸福なる島々」における説教 第二篇
    第四節 漂泊者の言葉と快癒者の言葉 第三篇
    第五節 ツァラツストラの誘惑 第四篇
    第六節 大なる正午とツァラツストラの死 書かれざりし第五篇と第六篇
    第四章 教説としての超人
    第一節 歴史的未来としての超人
    第二節 歴史的批判者及び創造者としての超人
    第三節 生の肯定者としての超人
    第五章 実存としての超人
    第一節 重力の精とは何か
    第二節 嘔吐としての生 ワグネル、レー・ルー
    第三節 ニヒリズムの最も極端な形式としての永劫回帰
    第四節 肯定の最高方式としての永劫回帰
    再刊にあたって   久山康
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    「ヘブル書」とは、『新約聖書』の中でももっとも文学的とされる書である。書かれた時期は、80から90年ごろとされ、迫害の時代のものとされている。宛先人も差出人も明記されていない書簡の形式をとっている。キリストを大司祭とし、教会を神の民とするなど独特の神学的ドグマが展開されている。
    【目次より】
    序言
    第一章 序論
    第二章 この手紙における旧約聖書釈義の方法
    第三章 神の子(一) 一章一節――二章四節釈義
    第四章 神の子(二) 二章五――一八節釈義
    第五章 大祭司としてのキリスト(一)
    第六章 大祭司としてのキリスト(二)
    第七章 新しい契約の仲保者としてのキリスト
    結論
    略語表・参考文献
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    初期のハイデガーの著作『存在と時間』は、序論に記された計画の3分の1だけで刊行された。その後、中期にあって自ら「転回(ケーレ)」を公にしたのが、1947年の『「ヒューマニズムについて」の書簡』である。後期のハイデガーに至る過程に焦点を当てて論じる。
    【目次より】
    まえがき
    主要著作とその引用記号
    I ハイデガーと形而上学
    II ハイデガーにおける思索の転回の端初 一九二〇年代後半の〈無〉〈世界〉〈存在〉をめぐって
    III ハイデガーにおける思索の旋回 一九三〇年代における〈自然〉〈人間〉〈神〉をめぐる十五の問い
    IV 一九三〇年代におけるハイデガーの思索の意味
    V ハイデガーとニーチェ
    1 ニーチェの「力への意志」とハイデガーの思索
    2 ハイデガーのニーチェ批判 『ニーチェ』第一巻に即して
    VI 一九四〇年代におけるハイデガー その思索の意味
    付編
    I ハイデガーから見たサルトル 実存主義・ヒューマニズム・現象学批判
    II ハイデガーの大学論
    III 『デア・シュピーゲル』誌記者との対話 一九六六年九月二十三日
    IV ハイデガーと現代の哲学
    初出一覧

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    京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。
    【目次より」
    第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法
    哲学の方法としての対話
    第二章 物質とはなにか 自然哲学
    問題への展望 下村寅太郎
    第三章 生命とはなにか 生の哲学
    問題への展望 三宅剛一
    第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観
    問題への展望 高坂正顕
    ヤ革命観
    二つの終末観の総合
    第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学
    問題への展望 西谷啓治
    ハイデッガーのニヒリズム
    死の問題
    第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム
    道徳的危機の問題
    編集後記
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    「本質的存在」と「現実的存在(実存)」は、ギリシア哲学者プラトンのイデア論以来、哲学上の大きなテーマであり続けています。近代に入り、19世紀にはキルケゴールが改めて「実存」を問い直し、20世紀にはハイデガー、ヤスパース、サルトルとその系譜が引き継がれました。ヤスパースの実存哲学の専門家である著者が、「実存」を徹底的に問い直します。
    【目次より】
    まえがき
    第一章 まことを求めて
    一 本物の音色 二 真理と自由 三 現代の反省 四 母性について
    第二章 アメリカ文化とドイツ精神
    第三章 道徳教育の反省
    第四章 ヤスパースの教育観
    第五章 ヤスパースの歴史観
    第六章 追憶
    一 ヤスパース 二 ハイデッガー
    第七章 カール・ヤスパース 生涯と思想
    第八章 シェーラーにおける人間の地位
    第九章 ヤスパース 『真理について』以後
    第十章 ヤスパースの時代批判
    第十一章 実存哲学の実践的性格
    第十二章 ハイデッガーにおける存在と実存
    第十三章 [附録]生きる力(カール・ヤスパース 斎藤武雄訳)
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    京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。
    【目次より】
    第一論文
    一、本題名中の『歴史的境位』について
    二、本題名中の『実存倫理』について
    三、副題名『神人と人神』について
    四、収録論文とその成立過程について
    五、主体的現象学について
    六、全文を反省して
    第二論文
    第一節 行為的人間
    第二節 悲劇の誕生
    第三節 悲劇の性格
    第四節 悲劇的個体
    第五節 悲劇的行為
    第六節 ヒュブリスとネメシス
    第七節 善悪と運命
    第八節 和解とカタルシス
    第九節 歴史の悲劇性
    第三論文
    第一節 黄金時代の想起
    第二節 ユートピアの期待
    第三節 ゼーノーンの反復
    第四節 エピクテートスの克己の倫理
    第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理
    第六節 倫理と歴史的現実
    第四論文
    第一節 苦難の根本義
    第二節 倫理と宗教の相剋
    第三節 自主性のパラドックス
    第四節 苦難の反復
    第五節 苦難の超剋
    第六節 神人と人神の相即の課題
    第五論文
    第一節 問題提起
    第二節 カントの宗教論の主体的必然性
    第三節 敬虔主義と啓蒙主義
    第四節 理性的道徳宗教の第一歩
    第五節 善悪の主体的相剋とその宿命
    第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化
    第七節 心術の変革
    第八節 自由の具現の現実的媒体
    第九節 近代的理念の実存的限界
    第六論文
    第一節 ニヒリズムの到來
    第二節 ニヒリズムの道徳的背景
    第三節 クリスト教とニヒリズム
    第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合
    第五節 近代科学とニヒリズム
    第六節 道徳と宗教の亀裂
    第七節 人神のニヒリズム
    第八節 虚無への虚無
    終論
    第一節 イエスの弁証
    第二節 自由の実存
    第三節 愛の弁証法
    第四節 受難と悔改の倫理
    第五節 使徒対天才
    第六節 イエスを師として
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    宇宙の誕生から、生命の出現、人類の起源、進化、そして人類の歴史「人類史」の登場と発展について、弁証法的世界観により壮大に描いたエキサイティングな「世界の歴史」を読む。
    【目次より】
    目次
    総説
    第一章 宇宙のはじめ
    一 動的宇宙観
    二 宇宙の起原
    三 銀河系と太陽系
    四 地球の科学
    第二章 生命の起原
    一 生命の本質
    二 生命の誕生
    三 生命の発展
    第三章 人類の起原
    一 自然史の総括
    二 生物進化の法則――競争と共存
    三 労働が人間をつくった
    四 人類史のあけぼの
    五 氷河期について
    六 遺存種について
    第四章 弁証法的世界
    一 自然の発展における非連続の連続
    二 サルとヒトとの非連続の連続
    三 価値理念の発展
    四 弁証法的世界 その一
    五 弁証法的世界 その二
    六 弁証法的世界 その三
    七 叡智的自然
    第五章 生産労働の発展と社会の進歩
    一 物質的自然の発展法則
    二 生物的生命の発展法則
    三 生物の社会と人間の社会
    四 生産労働の発展と社会の階級化
    五 階級的社会の一典型としての奴隷制
    六 本章のまとめ
    第六章 生産労働と知性の進歩
    一 カントの「純粋理性批判」
    二 ヘーゲルの「世界理性」
    三 反映と反応、認識と実践
    四 構造と機能
    五 生産の発展と知性の進歩
    六 観念論的認識論から弁証法的認識論へ
    七 自然と理性の弁証法的統一
    八 社会発展のバロメーターとしての科学的知性
    第七章 生産労働の発展と民主主義
    一 社会発展の三要因
    二 分業の発展にともなう個の自覚と社会的連携の自覚
    三 社会圏の拡大とヒューマニズムの成長
    四 奴隷制から封建制への自由の進歩
    五 資本主義的自由と利己的個人主義
    六 貨幣の物神化と人間性の荒廃
    七 階級闘争とプロレタリア民主主義
    第八章 社会主義とプロレタリア民主主義
    一 社会主義の必然性と現代社会主義のゆがみ
    二 ゆがみの原因をたずねて
    三 人類の未来について

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    政治において「ロゴス(理念)」はどうあるべきなのか。パトス(熱情)に突き動かされがちな政治を改めて問い直す。
    【目次】
    目次
    はじめに
    第一部
    政治のロゴス(その一) 魂と国家
    政治のロゴス(その二) 「へつらい」の構造
    政治のロゴス(その三) イデオロギーの系譜
    第二部
    「承認」の問題 『精神現象学』をめぐって 
    「認識」と「承認」 「承認」の現象学のためのノート
    「承認」の構造
    はじめに
    I 「認識の終り」としての「承認」 ac-knowledgeという語の解釈学的構造分析 
    II 「認識の繰り返し」としての「承認」 re-cognizeという語の解釈学的構造分析 
    終りに
    あとがき

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    法思想とは、さまざまな人や団体が法に対して持つ考え方を知的に検討したもので、時代によって変遷する。日本近代の法思想を探究する。
    明治以降、西洋の法体系に出会い、日本の近代的な法律が誕生した。法はどうあるべきなのか、どのような思想に基づいているのかの歴史を解き明かす。
    【目次】
    I 啓蒙思想家たち
    1 西周における人間と社会
    一 朱子学と徂徠学
    二 『性法略』序
    三 『百一新論』
    四 『生性発蘊』
    五 『人世三宝説』
    六 『燈影問答』
    七 『兵賦論』
    八 続『兵賦論』
    九 『原法提綱』
    一〇 結語
    2 文久元年の津田真道
    3 穂積陳重の法進化論
    一 儒学・国学から進化論へ
    二 適者生存
    三 発展段階説
    四 祖先崇拝
    五 法理学と法哲学
    II 憲法学者たち
    1 日本憲法学の国家論
    一 穂積八束の国家論
    二 一木喜徳郎の国家論
    三 美濃部達吉の国家論
    四 美濃部・上杉論争
    五 宮沢俊義の国家論
    2 穂積八束伝ノート
    一 家系
    二 勉学
    三 留学
    四 栄光の座
    五 生活態度
    六 最後の年
    3 穂積憲法学
    一 家と国
    二 国体と政体
    三 立法事項と大権事項
    四 「立憲ノ美果」と「民衆専制」
    五 「一種の風潮」
    4 リチャード・H・マイニア『西洋法思想の継受』について
    5 美濃部達吉の法哲学
    6 上杉慎吉伝
    一 生い立ち
    二 初期の「機関説」
    三 留学中の「回心」
    四 大戦前の時代認識
    五 国体論争
    六 藩閥・政党・天皇
    七 普通選挙
    八 国家主義運動
    九 大正一五年秋
    一〇 国家形而上学
    一一 最晩年の上杉
    III 戦後法思想の諸問題
    1 敗戦史の法哲学
    2 国民主義と天皇制
    一 ポツダム宣言と「国体」
    二 美濃部達吉の「国体」護持論
    三 宮沢俊義の「八月革命説」
    四 尾高朝雄の「ノモス主権論」
    五 和辻哲郎の文化的天皇論
    六 何が残ったか?
    3 二つの憲法と宮沢憲法学
    4 マッカーサーと戦後民主主義
    一 一九四五年の世界
    二 マッカーサーの「正義」
    三 マッカーサー崇拝
    四 終末論的平和論
    五 マッカーサー父子とリンカン
    あとがき

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    西田幾多郎に師事した哲学者だったが、戦後マルクス主義唯物論者に転向した著者の著作集。全8巻。第一巻は、「自叙伝」である。
    【目次より】
    目次

    わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   エリ・シャフナザロワ
    わが思想の遍歴
    唯物論十年 続わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   ペー・フェドセーエフ
    唯物論十年
    私の人間変革
    まえがき
    前編 天空にあこがれて
    後編 大地に立つ 
    入党のことば
    わが入党の動機
    奇跡の友情 モスクワの女性からの手紙
    日本のみなさんへ   エリ・シャフナザロワ
    まえがき
    奇跡の友情
    柳田謙十郎略歴年譜
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    なぜ、人間が作った事や物が、逆に人間を支配するようなことが起こるのだろうか。あらためて、疎外が生み出す問題を哲学的に追究する。
    【目次】
    はじめに
    一 『精神現象学』における「自意識」の研究序説
    一 「欲求」の構造
    二 「承認」の概念
    三 「承認」をめぐる「生死の闘い」
    四 「主と奴」(一方的承認)の弁証法
    五 「支配と隷属」と現代の問題
    二 『精神現象学』における疎外の問題
    三 言葉と疎外(その一) マルティン・ブーバーの言語論をめぐって
    四 言葉と疎外(その二) ヘーゲルと現代の問題
    五 カント哲学の構造と疎外の問題
    あとがき

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    「知識学」とは、ドイツの哲学者フィヒテが提唱した学問。「知識」に基礎を与える「知」の形而上学として、「真の哲学」として構想された。本書はその全貌を知るための必読書である。
    【目次より】

    訳者覚え書き
    第一部
    序論 知識学の概念
    第一章 絶対知について
    第二部
    [序論]
    [第一章 感性界]
    [第二章 道徳的世界]
    [第三章 両世界の結合]
    訳注

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    哲学者であり、キリスト教神学者でもある著者による、新約聖書、原始キリスト教、科学、儀礼や鈴木大拙などについての論集。
    【目次より】

    第一部
    一 新約聖書のキリスト論
    二 コロサイ人への手紙一・一五―二〇におけるキリスト論について
    三 平和の君キリスト エペソ人への手紙二・一四―一八解釈の試み
    四 新約聖書における神義論
    五 新約聖書における死の理解
    六 原始キリスト教における黙示思想 E・ケーゼマンの提題をめぐって
    第二部
    七 神の知恵と人間の知恵
    八 死生観 無常観と被造物感
    九 祈りと沈黙
    一〇 生と死の彼方へ
    一一 科学とヒューマニズム
    第三部 
    一二 日本における福音の理解の可能性
    一三 日本におけるキリスト教の将来
    一四 インマヌエルの原事実
    一五 キリスト教の本質を求めて 石原謙博士におけるキリスト教史学の成立
    一六 宗教と儀礼
    第四部
    一七 カール・レーヴィット先生
    一八 石原謙先生の追想
    一九 石津照〓博士を追想して
    二〇 鈴木大拙先生とキリスト教
    二一 真実を求めて歩むキリスト教 小田切信男博士
    二二 前田護郎博士 『ことばと聖書』
    二三 神田盾夫先生の学風
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    文学研究の大家が、日本文学における「男と女の間」について問題史的に考究したのが本書である。神話の「性」、古事記の男と女、万葉の恋歌ノート、伊勢物語と色好み、源氏物語の好色性、兼好の「色好み」論の6章で構成される。
    【目次】
    目次

    一 神話の「性」 伊邪那岐・伊邪那美の二神をめぐって
    二 古事記の男と女 集団的なものから個人的なものへ
    (1) 伊邪那岐命と伊邪那美命、あるいは国生みについて
    (2) 大国主神の婚姻、あるいは国覓ぎについて
    (3) 大雀命と石之日売命、あるいは嫉妬について
    三 万葉の恋歌ノート 「恋ひ死ぬ」「恋ひわたる」「恋ひわぶ」考
    四 伊勢物語と色好み 男と女の人格的平等性について
    (1) 閑暇と色好み
    (2) 色好みと「昔男」
    五 源氏物語の好色性 犯しと贖罪
    (1) 一条天皇と道長
    (2) 紫式部と光源氏
    六 兼好の「色好み」論 情趣としての恋

    あとがき
    索引(人名・書名・事項)

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    哲学者にして宗教学者の著者によるポール・リクールについての研究をまとめた博士論文を刊行したもの。フランス・スピリチュアリスムなどフランスの思想を踏まえ、「自由」や「悪」といった実存的問題も扱う。シモーヌ・ヴェイユの思想もその射程に入れる。
    【目次】
    序文
    第一章 宗教の両義性と宗教的行
    一 見えない世界と深さの次元
    二 宗教の両義性
    三 宗教的行について
    第二章 象徴と生の宗教的次元
    一 「失われた次元」と象徴の問題
    二 象徴の規準
    三 象徴と言葉
    四 象徴と生
    第三章 宗教的言語の特性
    緒論
    一 宗教的言語と非神話化
    二 言語における指示の問題と宗教的言語
    三 啓示と原初的宗教言述
    四 譬
    五 想像力と超越の問題
    第四章 想像力と超越の問題
    緒論
    一 知覚と想像力
    二 想像力の超越作用
    三 想像力と悪
    四 悪と超越の問題
    第五章 宗教現象学と解釈学
    一 現象学と解釈学
    二 宗教現象学
    三 象徴の解釈と宗教現象学
    四 象徴の非神話化
    五 象徴と非神秘化としての解釈
    結語 問われてくる幾つかの問題
    第六章 諸解釈の葛藤
    一 言語の危機と対立する二つの解釈
    二 意味の回復としての解釈
    三 非神秘化としての解釈
    四 解釈と反省
    第七章 象徴と自由 「隷属的でない労働の第一条件」について
    一 善と必然性の間
    二 虚無と想像力と宗教
    三 象徴と注意力
    第八章 同意の地平
    一 情念と隷属意志の構造
    二 有限性の哲学的人間学
    三 道徳的意識のパトロジー
    四 「同意」の地平
    第九章 悪の象徴論
    一 悪の原初的表現
    二 悪の基底的現象としての穢れ
    三 悪の二つの側面 悪の神話
    四 悪における自由とデモーニッシュなもの
    第十章 心身関係における想像力の位置と自由の問題
    一 心身の繋がりとその媒介者
    二 決断の構造
    三 動機としての欲望と想像力
    四 決断における注意力と自由の問題
    索引

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    丸山眞男に師事した著者の専門分野である近代日本政治思想史についての著作である。特に近世国学から明治期における政治思想と人間観について論じる。
    【目次より】
    一 明治思想における政治と人間
    二 啓蒙期知識人の役割
    三 加藤弘之の転向
    四 明治前期の保守主義思想
    五 「民本主義」の構造と機能 吉野作造を中心として
    六 大山郁夫の政治思想 大正デモクラシー期における思想と言論
    七 国民的使命観の歴史的変遷
    あとがき
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書はルネサンス市民社会に新しい「人間教養」として生まれたヒューマニズム思想を歴史的に究明し、当時の活動生活と瞑想生活をめぐる市民の会話を通して、人間思想の生きた姿を伝えようとする名著である。著者ガレンはこの人間中心の思想を、豊富な資料を通してみごとに浮き彫りにし、現代のメカニズムによって喪失されつつある人間性への反省を強くうながすとともに、従来、美術や文学を介してのみ知らされたルネサンスの人々の人生観、人間思想を明らかにする。

    【目次より】
    序論
    ヒューマニズムと哲学と歴史とプラトニズム 新しい言語文献学の必要 ヒューマニズムの起源 ヒューマニズムと古典的古代
    第一章 ヒューマニズムの起源 フランチェスコ・ペトラルカからコルッチオ・サルターティへ
    内面生活の分析 自然科学にたいする攻撃 コルッチオ・サルターティ コルッチオ・サルターティにおける意志の優位
    第二章 市民生活
    サルターティ学派とベルナルディーノ・ダ・シエナ レオナルド・ブルーニ ポッジオ・ブラッチョリーニと地上の富の価値   ヴァッラと道徳科学 ジャンノッツオ・マネッティと人間の尊厳性の問題の始めての提出 レオン・バッティスタ・アルベルティ マッテオ・パルミエーリとプラトニズムへの移行 ポリツィアーノとバルバロの言語文献学 ガラテオとポンターノ 教育学に関する補足
    第三章 プラトニズムと人間の価値
    「自由」の危機とリヌッチーニの「自由論」対話  クリストフォロ・ランディーノにおける活動生活 マルスィリオ・フィチーノと「博識なる敬虔」の観念 プラトン神学 ピコ・デッラ・ミランドラと反修辞学論争 反占星学論争 プラトン的護教論の補足
    第四章 プラトニズムと愛の哲学
    フランチェスコ・カッターニ・ダ・ディアッチェートとフィチーノの正統 愛の形而上学 プラトンとアリストテレスの融合 ジャン・フランチェスコ・ピコの懐疑主義
    第五章 アリストテリスムと霊魂の問題
    ピエトロ・ポムポナッツィ ヤコポ・ザバレッラ アリストテリスムにおける宗教の問題
    第六章 論理学、修辞学、詩学
    論理学と方法論の問題 ザバレッラとパドヴァ論争 マリオ・ニゾリオ ジロラモ・フラカストロの「ナウゲリウス」
    第七章 道徳の探求
    アリストテレスの影響と「ニコマコス倫理学」への註解
    第八章 自然探究
    レオナルド・ダ・ヴィンチ ジロラモ・カルダーノ ジロラモ・フラカストロとデッラ・ポルタ アンドレア・チェザルピーノ ベルナルディーノ・テレジオ
    第九章 ジョルダーノ・ブルーノからトマーゾ・カムパネッラへ
    宗教改革 ブルーノにおける宗教と哲学 ブルーノの宇宙概念 トマーゾ・カムパネッラにおける新しい問題

    ガレン、エウジェニオ
    1909~2004年。。イタリアの哲学者、ルネサンス期の歴史研究家。フィレンツェ大学に学ぶ。専門は、ルネッサンス文化史。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    前3世紀に、ゼノンが創始したとされるストア哲学は、その後も長い命脈を保つ。苛烈な運命に対して、知性で対処し、行動に重きを置く。
    ストア派は形式論理学、非二元論的自然学、自然主義的倫理学による世界観を打ち立て、初期は倫理学を最重要視したが、後にはストア派の論理学理論が発展することになる。ストア派は自制心と忍耐力を重んじた(ストイシズム)。


    【目次】
    第一部
    一 ストア哲学に於ける質料について
    二 運命というもの
    三 ストアの自然と自由
    四 ストアの認識論
    五 ストア哲学と禅
    六 ストア哲学批判
    七 インドとの関係――アレクサンドロスの東征以前――
    第二部
    一 エピクテートス哲学の根本問題 
    (イ) 人間の本質とロゴス(彼の哲学と区分、人間的存在とロゴス、ロゴスと他の能力との関係)
    (ロ) 宇宙的ロゴスと個的ロゴス(宇宙とロゴス、ロゴスの呼応と社会性、ロゴスの帰一と解説)
    (ハ) ロゴスと実践(教育、訓練、死、自殺、悟道的死、ソークラテースとエピクテートス)
    (ニ) 種々なるロゴス(ストア、ヘーラクレイトス、フィローン、プロ―ティーノス、キリスト教、デカルト等のロゴス)
    (ホ) 結語
    二 『ディアトリバイ』その他について
    (イ) エピクテートスとその師
    (ロ) ムーソーニウス・ルーフスの思想
    (ハ) ディオゲネースのこと
    あとがき

    鹿野 治助
    1901~1991年。哲学者。元大阪医科大学教授。京都帝国大学文学部哲学科卒業。西田幾多郎に師事。
    著書に、『エピクテートス ストア哲学入門』『人生談義 上下』『宗教的真理』『ストア哲学の研究』など、
    訳書に、エピクテトス『語録 要録』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ゲーテ、ニーチェなどドイツを代表する文学者・思想家が、なぜ東方に憧れをたのか? 東欧みならず、仏教まで、東との邂逅を読み解く。


    【目次より】
    一 ドイツ文学における「東方的」要素――一つの断層的試論
    二 一なるがまま二――ハーテム・ゲーテとズライカ・マリアンネ
    三 西と東の出会い――『西東詩集』に関する一つの覚え書き
    四 ニーチェと仏教
    序章
    第一章 ニーチェの哲学
    第二章 ニーチェと宗教
    第三章 ニーチェと仏教
    結章 自然法爾と創造
    五 シュレーゲル兄弟のインド研究について
    六 わが老いの歌――ゲーテの『ファウスト』をめぐって
    あとがき

    薗田 香勲
    1905~1969年。ドイツ文学者・仏教学者、浄土真宗本願寺派の僧侶。もと、大阪府立大学教授。京都帝国大学文学部独文科卒。ゲーテ、親鸞を研究した。
    著書に、『ニイチエと仏教』『ゲーテ的人間』『ゲーテと東洋精神』『ゲーテ断想』『東洋的詩人としてのゲーテ』『聞法の生活』『東洋の叡智 仏教の否定と肯定』『無量寿経諸異本の研究 』『有と無 東と西の出会い』『真宗へのすすめ』『仏教の日本的受容 日本的宗教心と仏教 』『ドイツ文学における東方憧憬』『酔蟹夜話 ある住職の焼跡日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    カント以後発生し、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルへとつながる18世紀末から19世紀半ばにといたる哲学の一大潮流を読み解く。

    【目次より】
    まえがき
    第一章 カントにおける人間の自由の問題――有限な理性とその自由
    はじめに 感情・直覚・道徳 悟性・自由・道徳 統覚・自我・人格 行為・格率・道徳法則 世界・神・人間
    第二章 初期フィヒテの知識学と自我の問題――絶対的自我と理念としての自我
    全体の見通し シュルツェ批評における純粋自我と知性としての自我 『学者の使命』における目標としての純粋自我 人間的自我の理念としての純粋絶対的自我 知識学の出発点としての自我と終点としての自我 自我の理念から理念としての自我へ 自我の特性と知識学の課題
    第三章 シェリング初期の思索とドイツ観念論の展開――所謂「ドイツ観念論最古の体系計画」の解釈
    「ドイツ観念論最古の体系計画」――その解釈への試案 「ドイツ観念論最古の体系計画」――本文並びに注釈 シェリング初期の思索と当該体系計画
    第四章 ヘーゲルにおける『精神現象学』以前の問題――一八〇〇年体系断片の背景とその射程
    『精神現象学』の特性 本章の意図 有限な生から無限な生への昂揚 無限なものの反照としての有限なもの 人間の宗教性と宗教の実定性 六 有限なものの無限なものへの関係の形而上学的考察
    第五章 イェーナ時代のヘーゲルに関する一考察――『フィヒテの哲学体系とシェリングの哲学体系との差別』をめぐって
    本章のねらい 反省形式の問題 『一八〇〇年体系断片』 『ドイツ観念論最古の体系計画』の最近の解釈 反省形式へ 同一性と非同一性との同一性 理性・反省・悟性 哲学的反省 分裂と両断
    第六章 ヘーゲルの哲学史と歴史哲学
    一 ヘーゲルにおける哲学史の成立 二 イェーナ時代の哲学と哲学史 三 啓蒙思想とヘーゲル 四 イェーナ時代の精神の哲学と歴史 五 精神の世界 六 理念の展開と哲学史 七 精神の展開と世界史 八 時代精神と哲学 九 哲学史と世界史 十 残された問題
    第七章 ヘーゲルの歴史観
    見通し 主観的歴史と客観的歴史 哲学的世界史 世界精神の自己認識 世界精神と絶対的精神 絶対的過程の完結 絶対的過程と歴史主義
    第八章 絶対知と絶対的なもの――フィヒテとイェーナ時代のシェリングとの裂け目
    ドイツ観念論の哲学史的位置 絶対知の所在 フィヒテ・シェリング往復書翰から

    茅野 良男
    1925~2016年。大阪大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、ハイデッガー、ドイツ哲学。
    著書に、『ディルタイ』『歴史のみかた』『実存主義入門』『弁証法入門』『哲学的人間学』『初期ハイデガーの哲学形』『認識論入門 こころを考える』『ドイツ観念論の研究』『ハイデガーにおける世界・時間・真理』『人類の知的遺産 75 ハイデッガー』『中期ハイデガーの思索と転回』など、
    訳書に『現代ヨーロッパの精神的課題』ヤスパース(共訳)『曙光 ニーチェ全集 第7巻』 『ブルーノ シェリング 世界の名著 続9』『意志と表象としての世界 正編 3 ショーペンハウアー全集4』『生の哲学 ジンメル著作集 9』『講座現代の人間学 7 ガーダマー/フォーグラー編(共訳)『杣径ハイデッガー全集 第5巻』(共訳)『哲学入門 ハイデッガー全集 第27巻』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀最大の哲学者・マルチン・ハイデッガー(1889-1976)の哲学に潜む魅力の源泉に迫る。「真」「神」「技術」を読む。

    【目次】
    序文
    第一部 理解と解釋
    一 思ひ
    二 『思索の經驗より』についての所見
    三 告別
    四 最後の神
    第二部 解釋と批判
    五 眞性と非眞性
    六 靜けさの響
    七 ハイデッガーと技術の問題 ――或る一つの批判的所見――
    八 或る一つの東アジア的見地から見たハイデッガーの世界の問――集-立と四方界


    辻村 公一
    1922~2010年。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。
    著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、
    訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀最大の哲学者・マルチン・ハイデッガー(1889-1976)の哲学の真髄に迫る。「有」「無」「世界」「歴史」などを解明する。

    【目次より】

    一 有の問と絶対無
    序言
    一 有の問の由来
    二 有の問の展開
    三 有の眞性絶対無
    二 ハイデッガーに於ける世界の問題――『有と時』の時期に於ける――
    序言
    一 世界分析と世界の指示性
    二 世界経験と世界の非指示性
    三 指示性と非指示性との関係
    四 その関係の根拠としての「彼のために」
    五 「彼のために」の根としての超越論的「意思」
    六 「意思」の所在としての関心と絶対無の場所
    七 結語。世界性Aと世界性B
    三 ハイデッガーの根本経験
    四 ハイデッガーに於ける歴史の問題――『有と時』に至るまで――
    序言
    一 摸索期に於ける歴史の問題
    二 『有と時』の時期に於ける歴史の問題
    付録一 ブルトマンとハイデッガー――信仰と思惟――
    一 序言。問題の説明
    二 出会の時
    三 出会の前
    四 ブルトマンとハイデッガーとの相違と相応
    五 結語。信仰と思惟
    付録二 カントとハイデッガー
    付録三 ビンスワンガーとハイデッガー

    辻村 公一
    1922~2010年。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。
    著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、
    訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ユダヤ系宗教学者・社会学者マルチン・ブーバー(1878-1965)のシオニズム思想とその後の軌跡を生涯に重ねて読み解く「ブーバー」研究の決定版です。


    【目次より】
    まえがき
    第一部 『わたくしとあなた』(一九二三)の成立過程
    第一章 シオニズム
    一 モーゼス・ヘス
    二 テオドール・ヘルツル
    三 アハド・ハーアム
    第二章 神秘主義
    一 ウィルヘルム・ディルタイ
    二 神秘主義の研究 
    第三章 ランダウアーの社会主義
    第四章 ハシディズム
    第五章 ローゼンシュトックとローゼンツヴァイクにおける創造と啓示と救済の思想
    一 問題
    二 ローゼンツヴァイクの問題意識
    三 ローゼンシュトックの『応用心理学』(一九一六)
    四 ローゼンツヴァイクの『救いの星』(一九二一)
    A-一 普遍的思惟の対象としての「神」 A-二 普遍的思惟の対象としての「世界」 A-三 普遍的思惟における「人間」 B-一 実存的対話における「神」 B-二 実存的対話における「人間と人間」 C 終末論的希望に生きる共同体
    五 ローゼンツヴァイクとブーバー
    第六章 総合の経過
    第七章 完成された内容
    一 人間と世界との関係
    二 人間と人間との関係
    三 人間と神との関係
    第二部 神と人間との間の霊的現実――一九二四~三八における思想の深化
    第一章 新たなる展開の基本方向(一九二四~三〇)
    第二章 ナチズムによるユダヤ人迫害(一九三三~三八)
    第三章 迫害の中での信仰告白
    第四章 迫害の中での成人教育活動
    第三部 ブーバーにおけるイスラエルの信仰

    第一章 モーセ
    第二章 ヨシュア デボラ サムエル
    第三章 アモス
    第四章 ホセア
    第五章 第一イザヤ
    第六章 エレミヤ
    第七章 ヨブ記と詩篇七三
    第八章 第二イザヤ
    結論
    第四部 理想のシオンと現実のイスラエル――一九三八~六五におけるブーバーの生活状況
    第五部 哲学的人間学の基礎づけ

    第一章 基本構想
    第二章 「間」の構想
    第三章 「神の僕」の信仰
    参考文献

    小林 政吉
    1923年生まれ。宗教学者。東北大学名誉教授。東北大学法文学部文科(教育学専攻)卒業。文学博士。
    著書に『宗教改革の教育史的意義』『西ドイツの諸大学における一般教育』『教養と実存と愛 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『キリスト教的実存主義の系譜 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『ブーバー研究 思想の成立過程と情熱』『人間教育の地平を求めて』『人間教育の深い層 古典としての聖書に学ぶ』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ロシアの哲学者ベルジャエフ(1874~1948)は、マルキストであったが、ロシア革命後転向し、反共産主義者となり、十月革命後にパリに亡命した。神秘主義に則って文化や歴史を考察した。その中心的な思想には、「反共産主義」(共産主義がユダヤ教の選民思想に基づいていると批判)、「歴史哲学」(伝統と記憶を重視する)、「進歩主義批判」「人権、国民主権批判」などがその思想の中心にある。特異な思想家の全貌に迫る。

    【目次より】
    序文
    〔I〕生涯
    一 幼年時代
    おいたちと、家族
    幼年学校生活
    二 大学生時代
    革命運動
    ヴォログダ追放期
    三 壮年時代
    キエフ在住の頃
    ペテルブルク在住の頃
    破局の予感
    革命の嵐の中で
    四 亡命時代
    〔II〕思想
    一 思想概説
    思想の要旨
    思想の特色
    思想の形成
    二 社会論
    人格と社会
    社会批判
    イデオロギイ批判
    マルキシズムとキリスト教
    三 歴史哲学
    歴史批判
    超歴史
    時間論
    他歴史観との比較
    四 人間論
    対象化
    自由

    倫理
    新しさ
    不死
    人格主義
    五 キリスト教思想
    キリスト教入信
    神人論
    「ソボルノスト」
    終末論
    六 ベルジャエフとロシア思想
    ロシア宗教思想〔ホミヤコフ、フョードロフ、ソロヴィヨーフ、シェストフ〕
    ロシア社会思想〔虚無主義、無政府主義、社会主義〕
    ロシア文学〔トルストイ、ドストエーフスキイ〕
    ベルジャエフ著書目録
    ベルジャエフに関する著作
    あとがき



    田口 貞夫
    1922~ 2020年。宗教学者、思想家。東京大学図書館、上智大学外国語学部ロシア学科講師。東京大学文学部宗教学科卒業。専門は、ロシア思想史。
    著書に、『ベルジヤエフ 生涯と思想』『ロシア革命と正教 社会主義国における土着信仰の諸相』『ロシア宗教思想史』『解放神学』(共著)、
    訳書に、ベルジャーエフ『ロシヤ思想史』などがある。


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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    現代フランスを代表する哲学者ポール・リクールの思想の核心に迫る。〈行為し受苦する人間〉と〈意味を贈与する言葉〉をキーワードに、難解なリクール哲学の全体像を、その根本的な問題関心から描き出す試み。

    【目次より】
    凡例
    序論 リクールの思想の統合的理解のために
    (a) リクールの思想の遍歴
    (b) 統合的理解の試み
    (c) 現代思想における意義
    第一章 行為し受苦する人間――反省哲学と悪の問題
    第一節 行為する人間の自己了解
    第二節 悪の経験と反省哲学
    (a) 悪の問題――行為し受苦する人間
    (b) 自己の自己に対する不均衡
    (c) 悪の経験と言葉
    第三節 リクールとナベール
    第二章 意味を贈与する言葉――解釈学
    第一節 言葉の<詩的な>働き
    (a) 言述――出来事からの意味へ
    (b) テクスト――世界の開示
    第二節 テクストからの行為へ
    (a) 行為のミメーシス
    (b) 歴史とフィクションの交差
    第三節 自己の解釈学
    (a) 言語的想像力
    (b) 自己の証し
    第三章 <よき生>を求めて――倫理思想
    第一節 自己、他者、制度――リクールの倫理思想の三極
    第二節 『他としての自己-自身』の倫理思想
    第四章 <はたらき>としての存在――存在論
    第一節 はたらきの存在論
    第二節 存在論と<他>
    第五章 リクールの哲学とキリスト教――詩学
    第一節 満ち溢れの論理
    第二節 神の<名>の啓示
    あとがき

    文献表
    索引
    仏文概要
    仏文目次

    杉村 靖彦
    1965年生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学文学部哲学科卒業、京都大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程単位取得退学。
    京都大学文学博士。専門は、フランス哲学、宗教哲学。
    著書に、『ポール・リクールの思想』Philosophie japonaise. Le neant, le monde et le corps(共編著)Mecanique et mystique. Sur le quatreeme chapitre des Deux Sources de la morale et de la religion de Bergson(共編著)『渦動する象徴――田辺哲学のダイナミズム』(共編著)など、
    訳書に、ドミニク フォルシェー『年表で読む 哲学・思想小事典』(共訳)ジャン グレーシュ『『存在と時間』講義』(共訳)ジャン・グロンダン『ポール・リクール』ジャン・ナベール『悪についての試論』ダニエル・エルヴュー=レジェ他編『宗教事象事典』(共編訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    19世紀末から20世紀前半にかけて、西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者マックス・ウェーバーへの、格好の入門書。ウェーバーは代表作として『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などを残し、現代においても重要な社会学者として参照される。

    【目次】
    編者まえがき
    略記法および訳者補遺
    序章
    第一章 合理的資本主義、資本主義的精神およびその宗教的前提についての比較構造分析
    第一節 禁欲的プロテスタンティズムと資本主義的精神
    余論:マックス・ウェーバーのプロテスタンティズム=資本主義=命題の批判に関連して
    第二節 アジアの諸宗教とアジアの伝統主義
    第三節 西洋の合理化過程にたいするイスラエルの予言の意義
    第四節 後期ユダヤ教とイスラエル教の経済倫理
    第二章 ヨーロッパの都市とヨーロッパの市民層の歴史についての比較構造分析
    第一節 西洋の都市とアジアの都市
    第二節 古代の都市と中世の都市
    第三章 合理的国家の比較構造理論 官僚制化の普遍的傾向
    第一節 カリスマ的支配のその「日常化」
    第二節 伝統的な型の支配――家産制と封建制――
    第三節 合法的官僚制的支配の類型の代表としての近代国家
    第四節 政党の官僚制化
    第四章 マックス・ウェーバーの世界史的研究に有する現代的な展望と倫理的な動機
    第一節 合理的装置の「外殻」のうちにおける人格的自由の問題
    第二節 「魔術から解放された」世界における意味ある生き方の問題 合理的科学と責任倫理的行為
    文献目録
    訳者あとがき

    アブラモフスキー、G
    著書に、『マックス・ウェーバー入門』など。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    19~20世紀前半に社会学を大きく発展させた知の巨人の思想の全貌を解き明かすべく、ウェーバーの基礎から応用までを具体的に検証する。

    【目次】
    まえがき
    序論 社会学の成立
    一 問題
    ニ ウェーバーの学間研究における二つの時期
    三 比較研究としての社会学の成立
    第一章 社会学の方法的基礎
    一 問題
    ニ 理念型
    三 因果帰属と比較
    1 概観
    2 因果観の歴史的展望
    3 客観的可能性の判断と因果帰属
    4 因果適合性の程度と確率の問題
    5 比較
    四 理解 諸領域の関連付けの問題
    1理解社会学の綜合的性格
    2「理解」の論理的構造
    3 目的合理性の範疇による理解
    4「心理学的」理解
    第二章 社会学の内容的構造
    一 ヨーロッパ的エトスの系譜
    ニ 「宗教社会学」のカズイティク
    三 世界宗教の経済倫理
    1 儒教と道教
    2 ヒンズー教と仏教
    3 古代ユダヤ教
    4 宗教社会学における「世界諸宗教の経済倫理」
    第三章 社会学の実践的意味
    一 問題
    ニ 責任倫理の立場
    1 実践的判断の構造
    2 目的合理性と責任論
    3 自由と人格
    4 責任倫理と近代ヨーロッパ
    三 政治的実践
    附録
    ウェーバーとヤスパース 世界史における宗教の意味
    1 序論
    2 ウェーバー
    3 ヤスパース
    4 むすび
    文献目録

    金子 栄一
    著書に、『マックス・ウェバー研究』『ウェーバーとヤスパース』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    マルクス(1818-83)の思想はロシア革命を経てソビエト連邦、そして多くの社会主義国家を生んだ。現代においても思想的・政治的にも大きな意味を持っている社会主義・共産主義を問い直す。

    【目次】
    はじめに
    第一章 世界史の過程に関するマルクスの構想
    第二章 二十世紀後半の世界
    第三章 アメリカ合衆国の資本主義的発展に関する覚書
    第四章 来るべき恐慌の意義と危険 ロシヤに対するマルクス主義的分析への寄与
    第五章 十月革命から第二次大戦に到るまで
    第六章 ロシヤはいかにして二十世紀の後半に進むか
    第七章 ロシヤのヨーロッパ内帝国
    第八章 ロシヤ国家の性格に関する覚書
    第九章 ヨーロッパの没落とヨーロッパの変形
    第十章 アジアにおける諸改革は新しい社会体制を作り出す
    第十一章 多種多様な社会体制の衝突
    第十二章 マルクス主義の古くして新しい問題
    エピローグ
    註及び原典
    訳者あとがき

    シュテルンベルク,フリッツ
    1895~1963年。ドイツの経済学者、社会学者、マルクス主義理論家、社会主義政治家。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ブーバー(1878~1965)は、ユダヤ系の宗教哲学者、社会学者である。ユダヤ教の教義に則った、対話によって世界が拓けていくという「対話の哲学」を説いた。本書は、ブーバーの生涯とその思想をまとめたブーバーの格好の入門書である。

    【目次より】
    第一部 ブーバー 人と思想
    はじめに
    I 生涯 狭い尾根の道
    一 時代的背景
    二 少年時代
    三 哲学的懐疑
    四 大学時代前後
    五 フランクフルト時代
    六 エルサレム時代
    七 使命
    II ハシディズム ブーバーの思想的源泉
    一 「ハシディズム」への道
    二 「ハシディズム」の由来
    三 「カッバーラー」との関係
    四 「ハシディズム」の特質
    五 「ハシディズム」と禅
    III われとなんじ 対話の世界
    一 対話的思惟の形成
    二 根源語
    三 人格の問題
    四 「われ - なんじ」
    五 「われ - それ」
    六 「われ - 永遠のなんじ」
    IV ユートピアの道 宗教と社会
    一 社会的関心
    二 政治的原理と社会的原理
    三 ユートピア社会主義
    四 キブツ
    V 神の蝕 宗教と文化
    一 文化の問題
    二 宗教と現代的思惟
    三 悪の様相
    四 哲学・倫理
    五 教育・精神療法
    六 芸術
    VI 信仰の二形態 ユダヤ教とキリスト教
    一 聖書研究
    二 預言者の信仰
    三 イエスとパウロ
    四 キリスト教との対話
    むすび
    第二部 ブーバーの精神的背景
    I ブーバーとユダヤ精神
    II ブーバーとハシディズム
    III ブーバーと東洋精神
    IV 日本思想とブーバー
    付I ユダヤ教におけるメシア理念
    付II ボンヘッファー(解説)
    略年譜
    著書・研究書
    あとがき

    平石 善司
    1912~2006年。哲学研究者。同志社大学名誉教授。 同志社大学文学部神学科卒業、広島文理科大学哲学科卒業。広島大学文学博士。
    著書に、『ブーバー』『マルチン・ブーバー 人と思想』『フィロン研究』『キリスト教を学ぶ人のために』(共編)『ブーバーを学ぶ人のために』(共編)など、
    訳書に、『ハシディズム ブーバー著作集 3』 『共に生きること 抵抗と服従-獄中書簡(抄)(ボンヘッファー 現代キリスト教思想叢書 6)』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者・宗教学者ならではの視点から、ヨーロッパのイギリス、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、スイス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ギリシャ、トルコ、ソヴィエトの各国をめぐり、思索し、名文で綴る。

    【目次より】
    目次
    旅立ち 序にかえて
    イギリスにて シベリヤの広野を越えて
    ロンドンの街角で
    マルクスの墓とキューガーデン
    オックスフォード大学とシェークスピアの生地
    ワーズワースと湖畔地方
    エジンバラ城
    シェリフ夫人の高山植物園
    エジンバラからニューカッスル港へ
    北欧にて
    ベルゲンの町とフヨルド(ノールウェー)
    ヨーテボリの日本庭園(スエーテン)
    デンマークにて
    キェルケゴールの墓を訪ねて
    コペンハーゲンの風物
    アンデルセンの故郷
    ジュットランドの丘 キェルケゴールの父の故郷
    西ドイツにて
    シュトルムの故郷フーズムからハンブルグへ
    アムステルダムからデルフトへ(オランダ)
    デュッセルドルフ、ケルンからライン河畔へ
    ハイデルベルグの哲学者の道
    ス イス、オーストリアにて
    ハンス・ホルバインの「墓の中のキリスト」(スイス)
    スイスの山々
    チロルの谷(オーストリア)
    ザルツブルクのモーツァルトの生家
    ウィーンの宮殿と森
    ウィーンの音楽家の墓地
    イタリアにて
    ヴェニスのゴンドラ
    フィレンツェのドゥオーモ
    フィレンツェの美術館
    アッシジのフランシスの聖堂
    ローマの聖ペテロ教会
    古代ローマの遺跡
    ローマからナポリへ、そしてソレントの夜
    ポンペイからアドリア海岸へ
    ギリシャ、トルコにて
    オリンピアからスパルタへ(ギリシャ)
    ミュケナイの遺跡に立つ
    アテネのアクロポリスの丘
    アルフォイの神殿とオリンポスの山
    デルフォイの神殿とオリンポスの山々
    ピリピの遺跡
    古都イスタンブール(トルコ)
    ソヴィエットにて
    林の中のトルストイの墓
    レニングラードの史跡
    ドストイエフスキイの墓の前で
    モスクワ風景
    トルストイ、ドストイエフスキイの記念館
    帰国
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ロシアの哲学者ベルジャエフは、反共に転向した後、神秘主義的哲学者として活躍したパリで、ロシヤの思想の特徴と歴史を纏め上げた。

    【目次】
    訳者序文
    第一章 近代ロシヤ思想の淵源
    ロシヤ国民類型の規定。東洋と西洋。第三ローマ・モスクワ。十七世紀の教会分裂。ピョートル大帝の改革。ロシヤ・インテリゲンチャの興隆。
    第二章 スラヴ派と西欧派
    歴史哲学の問題の決定的重要性。東と西。ロシヤとヨーロッパ。スラヴ派と西欧派。ロシヤ思想の二面性。ロシヤの普遍主義。国家と人民。ロシヤの歴史哲学。など
    第三章 人格と社会
    人格と世界調和との衝突の問題。ロシヤ思想史におけるヘーゲルの意義。その「現実」との関係。ドストエーフスキイの予言者的熱狂。など
    第四章 ロシヤ人間主義
    ロシヤには文芸復興的人間主義はなかった。ロシヤ文学の人間味。人間主義の危機。ドストエーフスキイにおける人間主義の弁証法。など
    第五章 ロシヤ社会思潮
    "ロシヤ思想の社会的色彩。ロシヤには資本主義的発達段階はない。サン・シモンとフーリエの主な影響。「何をなすべきか」。など
    第六章 ロシヤ虚無主義
    文化の正当性の擁護問題。完全な文化と完全な生活との矛盾。単純化。ロシヤ虚無主義。ラヴロフ。L・トルストイ。文明の不正と神的自然の正しさ。トルストイとルソー。無抵抗の意味。など
    第七章 ロシヤ無政府主義
    権威と国家。権威に対するロシヤ人の態度。。K・アクサーコフの無政府主義。スラヴ・メシヤ主義。クロポトキン。L・トルストイの宗教的無政府主義。無抵抗主義。ドストエーフスキイにおける無政府主義的要素。など
    第八章 ロシヤ思想の宗教的性格
    宗教的主題の決定的意義。思惟の全体主義的性格。理解力は精神諸力の調整であり、単に理性ではない。弁神論の問題。西欧合理主義批判。I・キレエーフスキイとホミャコフの哲学思想。ヘーゲル批判。ソフィア論。形而上学者としてのドストエーフスキイ。L・トルストイの宗教哲学。インノケント大主教。ブハレフ。ネスメロフの宗教的人間論。など
    第九章 ロシヤ思想の終末論的要素
    ロシヤ思想の終末論的予言者的性格。ドストエーフスキイにおける終末論とメシア主義。終末論的予言の条件付の性質に関するフョードロフの天才的観念。ソロヴィヨーフ、ロザノフとフョードロフにおける誕生と死の問題。正教における三つの流れ。など
    第十章 二十世紀文化ルネサンス
    二十世紀初頭の文化的文芸復興。インテリゲンチャの思想の変化。美意識の変化。哲学的関心。批判的マルクス主義と観念論。メレジュコーフスキイ。ロシヤ象徴主義とロシヤ詩の開花。神秘的なもの心霊学的なものへの関心。など

    ベルジャエフ
    1874~1948年。ロシアの哲学者。専門は、神秘主義的な文化・歴史研究。
    著書に、『ドストイェフスキイの世界観』『歴史の意味』
    『近代世界に於ける人間の運命』『マルクス主義と宗教』『ドストイェーフスキイの世界観』『マルクス主義と宗教』『現代の終末』『愛と実存 霊の国とカイザルの国』『孤独と愛と社会』『現代の終末』『キリスト教と階級闘争』『ドストイェフスキイの世界観』『新しい時代の転機に立ちて 現代世界の危機とロシアの使命』『現代における人間の運命』『現代の終末』『真理とは何か 真理と啓示』『ドストエフスキーの世界観』『ロシヤ思想史』『ドストエフスキーの世界観』『ロシヤ思想史』『孤独と愛と社会』『霊的終末論』『ドストイェフスキイの世界観』『歴史の意味』『ドストエフスキーの世界観』などがある。


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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学の祖ソクラテス、踊り念仏・時宗の創始者一遍、他者論の思想家レヴィナスという3人の求道者の生き方と思想をわかりやすく語る。

    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    目次
    第一章 ソクラテスの神 反駁的対話と無知の知
    はじめに
    一 敬虔
    二 ダイモニオン
    三 生き方の吟味
    四 反駁的対話
    五 無知の知
    質疑応答
    第二章 一遍上人の信
    一 浄土教の基本原理
    二 一切を捨てる
    三 信不信をえらばず
    四 名号即往生
    五 能所一体
    質疑応答
    第三章 レヴィナスにおける超越 苦しみと交わり
    序論 ハイデガーとレヴィナスの問題
    一 カントにおける要請としての神
    二 悪
    三 汝
    四 神の顕現
    五 無益な苦しみ
    六 弁神論の終焉
    七 対話
    八 人間のうちなる神
    九 さよなら 神に向かって、ア・デュー
    質疑応答
    あとがき

    岩田 靖夫
    1932~2015年。哲学研究者。東北大学名誉教授、仙台白百合女子大学名誉教授。文化功労者。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。文学博士(東京大学)。専門は、古代ギリシャ哲学。
    著書に、『アリストテレスの倫理思想』『神の痕跡 ハイデガーとレヴィナス』『倫理の復権 ロールズ・ソクラテス・レヴィナス』『ソクラテス』『神なき時代の神 』 『ヨーロッパ思想入門』『よく生きる』『三人の求道者』『いま哲学とはなにか』『アリストテレスの政治思想』『ギリシア哲学入門』『ギリシア思想入門 = Introduction to Greek Thought』『人生と信仰についての覚え書き』『極限の事態と人間の生の意味 大災害の体験から』など、
    訳書に、『アリストテレス全集 16』(共訳)E・R・ドッズ 『ギリシァ人と非理性』(共訳)W・K・Cガスリー『ギリシア人の人間観 生命の起源から文化の萌芽へ』『ハイデッガー全集 33 アリストテレス『形而上学』第9巻1-3 力の本質と現実性について』『ハイデッガー全集 40 形而上学入門』(共訳)、プラトン『パイドン』など。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    中国古典の重要書(詩経、尚書、左傳、論語、老子、荘子)などにある、人間が天より授かった命と素質についての思想を読み解く。紀元前から漢代に至るまでの中国思想の古典のなかにある、「性命」についての記述を探り、その思想を解明する。

    【目次】
    序説
    一 詩経
    二 尚書
    三 左傳
    四 論語
    五 孟子
    六 荀子
    七 墨子
    八 老子
    九 莊子
    十 列子
    十一 呂氏春秋
    十二 淮南子
    十三 周易
    十四 礼記・大戴礼・逸周書
    十五 孝経
    十六 史記
    十七 陸賈新語
    十八 賈誼新書
    十九 春秋繁露
    二十 説苑
    二十一 韓詩外傳
    二十二 法言
    二十三 漢書・後漢書・緯書・白虎通・風俗通・桓譚新論
    二十四 論衡
    二十五 潛夫論
    二十六 申鑒
    二十七 中論
    結語
    音順索引・事項別索引

    森 三樹三郎
    1909~1986年。中国思想研究者。大阪大学名誉教授、佛教大学文学部教授。京都帝国大学文学部支那哲学科卒業。文学博士(大阪大学)。専門は、仏教と老荘思想、中国哲学史。
    著書に、『中国古代神話』『梁の武帝 仏教王朝の悲劇』『上古より漢代に至る性命観の展開 人生論と運命観の歴史』『中国思想史(上下)』『無の思想 老荘思想の系譜』『名と恥の文化 中国人と日本人』『神なき時代』『人類の知的遺産 5 老子・荘子』『老荘と仏教』『六朝士大夫の精神』『中国文化と日本文化』『生と死の思想』『無為自然の思想 老荘と道教・仏教』、
    訳書に、『荘子』『墨子』劉義慶『世説新語』『浄土三部経』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    愛とは? 幸福とは? 死とは? 自然とは? 芸術とは? 文学の主題となる哲学的テーマを、芭蕉、漱石から大江健三郎を通して読む。

    【目次より】
    愛について
    一 愛の可能性
    二 愛する苦悩、愛しえぬ苦悩
    三 罪と蘇生
    青春におけるデカダンスとモラル
    一 モラルからデカダンスへ
    二 倫理意識と人問失格
    三 虚無との対決
    四 懐疑と信仰
    恋愛と幸福と倫理
    一 恋愛と幸福
    二 恋愛と倫理の形成
    三 恋愛と性の問題
    四 愛情の持続と倫理
    文学における愛の諸相
    一 愛の喪失と性 大江健三郎『われらの時代』
    二 性による霊肉合一への試み ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
    三 疑似宗教的生と性の純化 三島由紀夫『憂国』
    四 芸術に支えられた純愛 高村光太郎『智恵子抄』
    五 愛の至福 良寛と貞心尼
    自然讃歌
    一 自然との対話
    二 自然と童心
    三 自然のなかの良寛
    いのちの泉・読書
    一 読書の楽しみ
    二 人間の成長と読書
    三 短歌の伝統と教養
    四 読書による邂逅
    死について
    一 死について
    二 死と詩魂
    三 神の創造の極致・人間
    四 漱石の自然への道
    五 俳聖芭蕉
    六 桃の花と霊雲の開悟
    戦後派作家の愛の理解の変遷 椎名麟三から大江健三郎まで
    一 敗戦への歩み
    二 第一次戦後旅文学 椎名、武田、野問
    三 第二次戦後脈文学 石原、三島
    四 第三次戦後派文学 大江健三郎
    人に会う自己に会う
    一 川本臥風
    二 田辺 元
    三 唐木順三
    四 橋本 鑑
    五 亀井勝一郎
    六 西谷啓治
    あとがきに代えて(佐々木 徹)

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    人間・心・世界とは?科学哲学者である著者が、人間と世界認識を心理学・精神分析的な視点から分析し、その根源的な理解へと誘う。

    【目次】

    序論
    第一章 意識の問題
    1 直接に与えられたもの
    2 自己=世界了解
    3 知識の現実的条件
    第二章 無意識の実在性
    4 ソクラテスの夢
    5 夢思想と無意識
    6 無意識と自由
    第三章 深層心理学的世界像
    7 無意識の集団性
    8 心の創造性 
    9 科学的合理主義と神秘
    第四章 世界の分節化と多重性
    10 不確定性と実在
    11 交点としての人間
    12 個体の現実性と習慣
    第五章 世界の根源性と意識の変動
    13 実践的主体と想像力
    14 発見の論理
    15 情動と悟性の適合
    第六章 連合場としての宇宙
    16 連続と飛躍
    17 隠れた質量
    18 個体とテレオノミー
    第七章 個体の構造と身心問題
    19 刺戟と感受性
    20 生理と心理
    21 身心問題と同一性
    第八章 人格と意志
    22 個体の人格性
    23 人格的同一性と記憶
    24 選択意志の根源性
    第九章 全体的人間と宇宙
    25 人間の尊厳
    26 人間の自己選択と地球外文明
    27 人間原理
    第十章 宇宙論の形而上学
    28 宇宙の始源と世界原理
    29 宇宙の終焉
    30 実践的人間と実在
    結語 メタフィロソフィー
    事項・人名索引

    永井 博
    1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。
    東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    国家こそ人間のために! 本書は理想と現実との間の深いつながりを絶えずはかりながら、人間のために国家をその本来あるべき位置に据えて、新たなデモクラシーの歴史的・具体的理想をわれわれに示したものである。人間・デモクラシー・世界平和がきわめて深刻な危機にさらされている時代に、本書をあらゆる人々におすすめする。

    【目次より】
    感謝の言葉
    目次
    第一章 人民と国家
    民族、政治団体、国家
    協同体と社会
    民族
    政治団体
    国家
    正常な発展とそれに伴う倒錯の過程
    人民
    第二章 主権の概念
    問題点
    ジャン・ポダンの主権君主
    根源的誤謬
    主権とはなにを意味するか。ホッブスの「可死的な神」
    政治団体も国家も主権者でない
    人民も主権者でない。ルソーの主権的国家
    結論
    第三章 手段の問題
    目的と手段
    政治生活の技術的合理化
    政治生活の倫理的合理化
    人民の有するコントロールの手段と民主主義的国家
    退歩的もしくは野蛮的社会における手段の問題
    第四章 人権
    理論的な考え方において対立している人々も人権のリストに関して純粋に実践的な合意に到達することができる
    哲学的論点 人権の合理的基礎
    自然法
    自然法における第一の(存在論的)要素
    自然法における第二の(認識論的)要素
    人権と自然法
    人権一般について
    人権の個別的考察
    第五章 民主主義的憲章
    民主主義的・世俗的信仰
    政治的異端者
    教育と民主主義的憲章
    権威に関する諸問題
    予言者的・警世的少数派
    第六章 教会と国家
    序言 一般的・不変的原理
    一般的・不変的原理
    (1)人間人格と政治団体
    (2)教会の自由
    (3)教会と政治団体
    現実の歴史的実存における不可変的諸原理の適用
    (1)テーシスとヒボテーシス、歴史的風土と具体的な歴史的理想
    (2)近代文明の歴史的風土
    (3)教会の優越性の原理
    (4)協力の原理
    最も一般的かつ間接的な協力形態
    神の存在を公けに認識すること
    相互援助の特殊的形態
    いくつかの実際的結論
    第七章 世界政府の問題
    二者択一
    いわゆる国家主権の放棄
    世界的政治社会の必然性
    まったくの政治理論対たんなる行政理論
    超民族的勧告機関
    訳者あとがき

    マリタン、ジャック
    1882~1973年。フランスの哲学者。パリ・カトリック大学教授。新トマス主義者。
    ソルボンヌ大学卒業。
    著書に、『三人の改革者 - ルター.デカルト.ルソー』(麻生宗由訳)『宗教と文化』(吉満義彦訳)『詩とは何か - その位置について』(共著、倉田清訳)『人間教育論 岐路に立つ教育』(溝上茂夫訳)『岐路に立つ教育』(荒木慎一郎訳)『人間と国家』(久保正幡・稲垣良典訳)『典礼と観想』(共著、須賀敦子訳)『芸術家の責任』(浜田ひろ子訳)『フランス哲学者の見たアメリカ』(小林珍雄訳)『人間の教育 - ジャック・マリタンの教育哲学』(ドナルド・A・ギャラガー、アイデラ・J・ギャラガー編、稲垣良典監修、梅村敏郎訳)などがある。

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    【内容紹介・目次】
    近代的人間は、主客が分化していない「直接経験」を失ってしまったのではないか。われわれは、生の全体性を了解することができなくなってしまったのではないか。カントによる、合理主義と経験主義のの綜合によって、「個」が崩壊したと主張する著者が、あらためて「個体論」の可能性を追求する。

    【目次】
    はじめに
    前編 カントの個体論ーー伝統的個体論の崩壊
    第一章 序論
    第一節 なぜ個体なのか
    第二節 なぜカントなのか
    第二章 物自体と個物
    第一節 序説
    第二節 物自体と現象
    第三節 物自体と自我自体
    第三章 〈現象的個体〉の成立
    第一節 個別化原理としての直観
    第二節 個別化原理としての概念
    第三節 知覚判断より経験判断へ
    第四章 個体と無限分割ーーカントの第二アンティノミーについて
    第一節 仮象の論理としての個体論
    第二節 第二アンティノミーの主張
    第五章 純粋理性の理想としての個体
    第一節 ヴォルフの個体論
    第二節 カントにおける汎道的限定の問題
    第三節 統制的原理による個体把握
    第六章 他人有機体の問題
    第一節 第一批判より第三批判へ
    第二節 論理的合目的性について
    第三節 趣味判断の問題
    第四節 有機体について
    第五節 歴史的個体への推移
    後編 カント以後の個体論の形成
    第七章 個体論をめぐってーーカントとヘーゲル
    第一節 個体論としてのヘーゲル哲学
    第二節 生命の問題
    第三節 無限判断
    第四節 推理論
    第五節 精神と時間
    第八章 個体と非存在ーーシェリング
    第一節 関係のない財政をめぐって
    第二節 個体と非存在
    第三節 個体と自由
    第九章 現象学的個体ーーフッサール
    第一節 個体のスペチエス的単一体
    第二節 個体と時間
    第三節 個物の構成
    第十章 個体と超越ーーハイデッガー
    第一節 〈現象的個体〉の存在論的性格
    第二節 事実性の問題
    第三節 〈物自体〉の見える風景
    あとがき
    索引

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。

    【目次】 
    凡例
    第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神
    一 貨幣制度
    二 都市とギルド
    三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念
    四 中央君主のカリスマ的司祭的地位
    第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家
    一 レーエン制の世襲カリスマ的性格
    二 官僚制統一国家の復興
    三 中央政府と地方官吏
    四 公共の負担――徭役国家と租税国家
    五 官吏階級の徴税の一括化
    第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度
    一 封建制度と財政制度
    二 軍隊制度と王安石の改革の試み
    三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果
    第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義
    一 資本主義的依存関係の欠如
    二 氏族組織
    三 村落の自治
    四 経済関係の氏族的拘束
    五 法の家産性的構造
    第五章 読書人身分
    一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化
    二 孔子
    三 試験制度の発展
    四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位
    五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉
    六 君子理想
    七 官吏の威信
    八 経済政策的見解
    九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官
    第六章 儒教的生活指針
    一 官僚制と教権制
    二 自然法と形式的法論理との欠如
    三 自然科学的思惟の欠如
    四 儒教の本質 
    五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格
    六 『礼節』の中央概念
    七 恭順の念(孝)
    八 経済心情と、専門家精神の拒否
    九 君子理想
    十 古典の意味
    十一 正統説の史的展開
    十二 初期の儒教の悲壮
    十三 儒教の平和主義的傾向
    第七章 正統と異端(道教)
    一 中国における教義と儀礼
    二 隠逸と老子
    三 道と神秘主義
    四 神秘主義の実際的帰結
    五 正統と異端との学派対立
    六 道教的長寿法
    七 道教の教権制
    八 中国における仏教の一般的地位
    九 呪術の合理的体系化
    十 道教の倫理
    十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格
    十二 中国における宗派と異端迫害
    十三 太平[天国]の乱
    十四 発展の結果
    第八章 結論――儒教とピューリタニズム
    世界宗教の経済倫理 序言
    あとがき

    ウェーバー、M
    1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】

    19世紀ロシアの大文豪にして思想家ドストエフスキーの哲学的な意味を、和辻、高坂、唐木、西谷、森の5人が徹底的に読み解いた快著。

    【目次】
    第一章 ドストエフスキーとその時代  唐木順三
    ドストエフスキーの哲学的意味
    将来の哲学への示唆
    ドストエフスキーの思想的境位
    ドストエフスキーの生涯
    ドストエフスキーの芸術
    ドストエフスキーの思想
    『おとなしい女』
    ドストエフスキーにおける芸術と哲学の葛藤 リアリティの問題
    ドストエフスキーにおける主体的リアリズム
    第二章 ドストエフスキーにおける「人間」の問題  西谷啓治
    ドストエフスキーの人間観
    ドストエフスキーの人間観と人間としてのドストエフスキー
    ドストエフスキーの人間理念
    ドストエフスキーにおける美の問題
    ドストエフスキーの自由観
    美と愛の問題
    ニーチェとドストエフスキー
    悪魔の問題 スタヴローギンの解釈
    自由と自殺について
    ドストエフスキーと哲学者たち
    第三章 ドストエフスキーにおける「革命」の問題  高坂正顕
    人間とロシア的なるもの
    ロシアと西欧
    社会主義と革命
    ドストエフスキーと西欧精神
    ドストエフスキーと社会主義
    スラヴォフィールとインテリゲンチャ
    予言者ドストエフスキー
    第四章 ドストエフスキーにおける「神」の問題  森 有正
    神の問題
    罪悪の問題
    キリストの問題
    信仰の基礎としての共同存在
    罪と共同存在
    世界悪と復活
    ロシア的宗教性の特質

    第五章 ドストエフスキーと現代  和辻哲郎
    ドストエフスキーの残した問題
    倫理の世界と合理主義
    倫理と宗教
    知性と宗教
    絶対の立場と相対の立場
    ドストエフスキー受容の問題
    ドストエフスキーと新しき哲学
    参考文献


    和辻 哲郎
    1889-1960年。哲学者、倫理学者、文化史家。 東京帝国大学文科大学哲学科卒業。法政大学教授、京都帝国大学教授、東京帝国大学教授を歴任。日本倫理学会会員。文化勲章受章。
    著書に、『ニイチェ研究』『ゼエレン・キエルケゴオル』『偶像再興』『古寺巡礼』『日本古代文化』『日本精神史研究』『原始基督教の文化史的意義』改版『原始キリスト教の文化史的意義』『原始仏教の実践哲学』『人間の学としての倫理学』『続 日本精神史研究』『風土 人間学的考察』『カント 実践理性批判』『面とペルソナ』『倫理学』『人格と人類性』『孔子』『尊皇思想とその傳統』『日本の臣道 アメリカの國民性』『ホメーロス批判』『國民統合の象徴』『ポリス的人間の倫理学』『ギリシア倫理学史』『ケーベル先生』『イタリア古寺巡礼』『鎖國 日本の悲劇』『近代歴史哲学の先駆者』『埋もれた日本』『日本倫理思想史』『日本芸術史研究』『桂離宮』『自叙傳の試み』『故国の妻へ』『妻 和辻照への手紙』『黄道』『初旅の記』『仏教倫理思想史』『沙門道元』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    まえがき
    第一日 経験と神
    はじめに 神は「問題」となりうるか
    哲学と神
    現代思想と神
    「反哲学」
    「少数派」の見解?
    「経験」と「存在」
    神を問題とすることへの異論
    「神について考える暇はない」
    スコラ学的「討論」
    異論
    「反対異論」
    「神の死」
    「神の死」は自明のことであるか
    哲学と神学の分離?
    「神の死」をひきおこしたもの
    近代は人間を解放したのか?
    「経験」の意味
    「存在」の意味
    経験と「経験主義」
    経験の「経験的」理解
    「開かれた」経験
    質疑応答
    第二日 神と存在
    「存在」の捉えにくさ
    経験は神の探求を排除しない
    神の探求と存在論
    「否定神学」
    「神秘主義」
    「不可知」と「測り尽くしえない」
    「人間中心主義」
    「存在」をめぐる通念的理解
    「存在忘却」
    「存在」にたいする問い
    「存在」への問いと「人間的」思考
    「西洋的」思考?
    人間の認識における「神的」要素
    神的創造の視点
    形而上学と偶像礼拝
    「存在の類比」の問題
    「存在」と「愛」 ペルソナの存在論
    質疑応答
    第三日 理性と信仰
    はじめに 理性と信仰の問題
    自由 真理 信仰
    「哲学者の神」
    パスカルと「哲学者の神」
    デカルトと「哲学者の神」
    パスカルにおける理性と信仰
    理性と信仰 総合の試みとその破綻
    トマスにおける理性と信仰の総合
    「学」としての神学の問題
    「存在」の神と「愛」の神
    『神学大全』の構造
    近代における理性と信仰との分離
    回勅「信仰と理性」
    神を「問題」にすることは可能か
    神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか
    「神のかたどり」としての人間
    質疑応答
    資料
    第一日
    第二日
    第三日

    あとがき


    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学するとは「わたし」について考えることである、という問題意識はアウグスティヌスに始まる。新たな視点から考察することにより、アウグスティヌスの西洋哲学史上における決定的な意義を明らかにする。
    古代から中世への転換期にギリシアに始まる哲学に何が起こったのか。近世哲学はギリシア哲学から何を受け継いだのか。これらの問題を考えるとき、アウグスティヌスの果たした役割は計り知れなく大きい。地中海世界にキリスト教西欧が誕生しつつあった時代、アウグスティヌスは、ひとりの人間として世界を見、自分を考えた。本書は「幸福とは何か」という古代世界に共通な問題関心から解き起こし、「存在」や「知識」に関わる哲学の基本概念を、アウグスティヌスがどのように捉え直し変貌させていったのかを、プロティノスの思想を踏まえて明らかにする。

    【目次】
    まえがき
    目的と意志
    第一章 生の目的
    第二章 幸福への意志
    知の確実性
    第三章 認識の確実性
    第四章 ことばと真理
    第五章 信ずることと知ること
    存在と知
    第六章 知の永遠性と魂の不死
    第七章 精神の実体性
    内在と超越
    第八章 観念としてのイデア
    第九章 内在としての存在
    あとがき
    引用文献

    中川 純男
    1948~2010年。哲学研究者。慶應義塾大学文学部長。京都大学文学部哲学科卒、同大学院文学研究科博士課程満期退学。
    著書に、『存在と知 アウグスティヌス研究』など、
    訳書に、『初期ストア派断片集 1』『初期ストア派断片集 4・5 クリュシッポス』(共訳)『アウグスティヌス著作集 20/1 詩編注解 5』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。

    【目次】
    はしがき
    1 哲学と人間存在
    2 「ないものから何ものも生じない」
    3 フェシスとノモス
    4 人間は万物の尺度か
    5 「汝自らを知れ」
    6 正義の本質
    7 正義と幸福
    8 死後への希望とその根拠
    9 愛に関する最古の哲学
    10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題
    11 「学ぶ」ことの可能根拠
    12 哲学の使命
    あとがき
    文献目録

    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。

    【目次】

    第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ
    第一章 意識と物質の存在論
    第二章 心粒子と「思考の流れ」
    第三章 純粋経験の特徴と問えない領域
    第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題
    第一章 自我の内なる視線と意識流
    第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線
    第三章 機能から経験の実在論へ
    第四章 内的特性の位置
    第五章 「新しさ」の形而上学
    第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか
    第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」
    第八章 「この私」の唯一性とその消去
    第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題
    第一章 超越的経験とその理解
    第二章 心の存在と真理概念
    第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ
    第四章 純粋経験と空の経験
    第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件
    第六章 純粋経験と空の理解

    冲永 宜司
    1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。
    著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。

    【目次より】
    第二版に際して
    はしがき
    序論
    第一部 予備的考察
    一章 問題提起
    二章 一般的な疑問
    一 哲学的検討の正当性
    二 エピクロスのジレンマ
    三 神と人間の道徳律
    四 積極的な理解の探求
    五 神の全能について
    六 ありうべき最善の世界
    三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合
    第二部 生物の諸種の悪とその存在理由
    四章 動植物の自然的悪
    五章 人間の被る自然的悪
    六章 他人の不正による不必要な悪
    第三部 罪悪とその存在理由
    七章 罪悪の本質
    八章 罪悪の存在理由
    九章 決定的悪の可能性
    十章 決定的悪の存在理由
    むすび
    付録一 戦争という悪について
    付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違
    文献目録


    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    たくましい生活力に内的規律を! 原水爆という形で尖端的に現れた科学主義による野蛮化の危機がひしひしと世界に迫っている今日、われわれは深い反省をもって「現代の賢者」オルテガの所論に耳を傾けるべきであろう。文化的荒廃のなかで若き世代の人たちは、オルテガのうちにこそ生の方向決定に、己がよき助言者と導師を見出すに違いない。

    『目次』
    1 テーマとの最初の小競合い
    2 「在る」ことと「よく在る」こと/陶酔の「必要性」/必要としての過剰/技術の相対性
    3 努力を節約するための力は努力である/節約された力の問題 創作された生
    4 技術の深層地帯をパトロールする
    5 自己を製造することとしての生/技術と願望
    6 人間の超自然的運命/人間を導いてきた存在の諸プラン/チベットにおける国家の起源
    7 「ゼントルマン」という類型/その技術的要求/「ゼントルマン」と「ヒダルゴー」
    8 事物とその存在/物以前/人間・動物・道具/技術の発展
    9 技術の諸段階
    10 手仕事としての技術/技術者の技術
    11 人間と技術はいかなる関係にあるか/古代の技術者
    12 近代のテクニシズム/科学と仕事場/現代の奇蹟
    知識人と他者
    訳注
    あとがき


    オルテガ
    1883~1955年。スペインの哲学者。マドリード大学で学士号、博士号取得。「生の理性」の思想を提唱。主著に、『ドン・キホーテをめぐる思索』『大衆の反逆』がある。
    著書に、『オルテガ著作集(全8巻)』など多数ある。


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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ディルタイ、フッサールの専門家による教育哲学の入門書。人間形成、世界観、倫理、権威と責任など、教育をめぐって深く考察を加えた力作である。

    【目次】

    序論 課題と方法
    第一章 人間形成の哲学と古典的教育哲学
    第二章 人間形成の場としての教育的現実
    第三章 哲学的態度
    第四章 研究方法とその問題領域
    本論 
    序篇 教育概念の解釈
    第一章 教育の日常的意味
    第二章 教育の専門的意味
    第一篇 教育的存在論
    第一章 方法論的前提
    第二章 教育的人間論(個としての人間形成)
    I 本能的行為様式
    II 習慣的行為様式
    III 知性的行為様式
    IV 理性的行為様式(生を超えるもの)
    第三章 教育的環境論
    I 自然的環境(風土)
    II 精神的環境(文化)
    III 人間的交渉
    IV 教育的交渉
    第四章 人間形成の場としての学校
    第二篇 教育的世界観論
    第一章 教育的世界観論の意義と方法
    第二章 教育的世界観の構造
    第三章 教育的世界観の類型
    I 類型設定の方法 
    II 教育的世界観の三つの類型
    第四章 教育的世界観の評価(教育的価値論)
    第三篇 教育的行為論
    第一章 教育的現実における教育的行為の位置
    第二章 教育的行為の特性
    I 政治的行為と教育的行為
    II 行政的行為と教育的行為
    III 研究的行為と教育的行為
    第三章 教育的行為の論理
    第四章 教育的行為における権威と責任
    I 権威の問題
    II 責任の問題
    終章 方法論的回顧

    細谷 恒夫
    1904~1970年。教育哲学者。東北大学名誉教授。東京帝国大学文学部教育学科卒業。専門は、ディルタイ、フッサール。
    著書に、『ディルタイ ナートルプ 大教育家文庫』『認識現象学序説』『世論と教育』『教育の哲学 人間形成の基礎理論』『教師の社会的地位』(編著)『哲学史要説』(編著)など、
    訳書に、ナトルプ『フッセルの「純粋現象学考案」』フッサール『ヨーロッパの学問の危機と先験的現象学』『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    旧著『近代科学哲学の形成』では、哲学と科学の乖離を問題とし、その交流の可能性を探った。
    本書はその続編として、数学と哲学の関係をめぐって、存在論的探究を試みる。

    「すなわち「数理の存在論的基礎」の考察は、究極的には、存在の原型と思惟の原型との統一体から数学的存在と数学的思惟との相関関係をいかなるものとして説明するか、また逆に後者を手引きとして前者をいかなるものとして把握するかにあるといってよいであろう。このようにして本書はまた、数学基礎論から区別された意味での「数理哲学への新しい試論」でもある。」(本文より)

    【目次】
    目次

    第一章 数概念の成立
    §1 経験と数概念
    §2 自然数・ゼロ・負数
    §3 有理数
    §4 体系としての有理数
    第二章 数概念の展開
    §5 無理数の発見
    §6 無限小数
    §7 切断と連続
    第三章 集合論の成立
    §8 n次元連続体
    §9 現実的無限
    §10 逆理の由来
    第四章 集合論の存在論的基礎
    §11 対応と濃度
    §12 可附番と非可附番
    §13 連続体の構造
    §14 整列
    第五章 直観主義の立場
    §15 自由選列
    §16 生成的無限と構造
    §17 主体性と時間
    第六章 形式主義の課題と方法
    §18 形式の体系
    §19 有限の立場
    §20 無矛盾性
    第七章 超限帰納法の存在論的基礎
    §21 記号・図形の直観
    §22 否定の意味
    §23 形式化の基礎
    第八章 超数学の存在論的超越
    §24 純粋思惟
    §25 数学的直観
    §26 形式的体系と非決定性・不完全性
    §27 超数学の超越
    第九章 数理と実在の世界
    §28 数学的抽象
    §29 実在の世界
    §30 数学的存在と人間存在
    後記
    人名索引
    事項索引

    永井 博
    1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。
    東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』
    『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    キリスト教は日本の近代文学にどのような影響を与えたのか? 小林秀雄、宮澤賢治、島崎藤村、北村透谷、徳冨蘆花、堀辰雄を読み解く。

    【目次より】

    小林秀雄
    小林秀雄とドストエフスキイ そのキリスト論を中心として
    「芥川論」をめぐって
    「パスカル論」をめぐって
    宮沢賢治
    宮沢賢治 その一側面 手帳をめぐって
    「銀河鉄道の夜」をめぐって
    島崎藤村
    島崎藤村 その一側面 「新生」をめぐって
    藤村 「若菜集」以前
    II
    透谷とキリスト教 評論とキリスト教に関する一試論
    蘆花とキリスト教 「日本から日本へ」をめぐって
    堀辰雄覚書 「聖家族」より「菜穂子」へ
    太宰治と聖書
    III
    文学者のなかの神
    二つの「沈黙」
    漱石と宮沢賢治
    植村正久と近代日本文学
    濃情 透谷にふれて
    八木重吉と草野天平 近代詩における求道的詩人の系譜
    IV
    大岡昇平 人と文学
    佐古純一郎の芥川論をめぐって
    小林秀雄 そのキリスト論
    あとがき


    佐藤 泰正
    1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
    著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    善とは、人はどう行動すべきかを示すのが倫理である。宗教は権威を失い、道徳が廃れている現代社会で、新たな倫理を模索するために。

    【目次より】
    新しい倫理のために 序にかえて
    道徳の危機
    道徳の本質
    道徳と宗教
    自由とは何か
    政治と倫理
    世界政府の倫理
    政治的ニヒリズムの克服
    無神論的宗教と背徳の倫理
    「家」の問題
    家族国家観と社会意識
    あとがき


    大島 康正
    1917~1989年。倫理学者、評論家。筑波大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒業。
    著書に、『新しき人間像』『時代区分の成立根拠』『これからの倫理』『実存倫理の歴史的境位』『神人と人神』『新しい倫理のために』『道徳教育をめぐって』『ソビエトの今日と明日 私の旅行体験から』『花に思想があるか』『整風下の中共探検記』『時代区分の成立根拠・実存倫理』(大橋良介編)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。

    【目次より】
    はしがき
    序説 宗教哲学の立場
    第一章 宗教哲学の成立
    第二章 西田幾多郎の宗教哲学
    第三章 波多野精一の宗教哲学
    第四章 実証的研究の成立と展開
    第五章 田辺元の宗教哲学
    第六章 西谷啓治の宗教哲学
    第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題
    宗教研究関係著作年表
    あとがき


    石田 慶和
    1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。
    著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    江戸時代の水戸学、国学から説き起こし、第二次大戦後の「日本国憲法」成立後の現代まで、法学の泰斗が日本人の国家観を精査する。

    【目次より】
    I 法思想における「国体論」
    1 法思想における「国体論」
    一 「国体論」の生成と終焉
    二 水戸学と国学
    三 明治維新と「国体論」
    四 国体と政体
    五 上杉慎吉と筧克彦
    六 「国体明徴」
    七 「一億玉砕」
    2  騎馬民族説と「国体論」
    一 英雄・非常時・神話
    二 政治神話としての「国体論」
    三 「国体論」と記紀神話
    四 騎馬民族説と国学
    五 騎馬民族説と天皇機関説
    3 日本社会と法
    一 日本人の訴訟嫌い
    二 中国人の訴訟嫌い
    三 不足主義と最悪事態観
    四 清く明き心
    五 「タテ社会」論
    六 縁社会
    七 結び
    II 政治の中の憲法
    1 昭和前期の法と政治
    一 概観
    二 「満蒙の危機」(一)
    三 「満蒙の危機」(二)
    四 法廷闘争
    五 満洲国における王道・覇道・皇道
    六 「東亜新秩序」
    七 「国防国家」
    八 天皇制と天皇
    九 現代よりの回顧
    2  憲法論争の幕切れ
    一 宮沢俊義の改憲消極論
    二 美濃部達吉の改憲消極論
    三 美濃部の反象徴天皇制論
    四 宮沢の「八月革命説」
    五 最晩年の美濃部
    3 「八月革命説」ノート
    一 ポツダム宜言
    二 八月―一日連合国回答
    三 「権限通達」
    四 日本国憲法
    五 日本側の対応
    六 「八月革命説」
    4 ワイマール体制と戦後民主主義
    一 昭和二十一年の危惧
    二 ヴニルサイユとポツダム
    三 小党分立
    四 ワイマールの轍?
    五 ファシズム 情念の支配
    III 国学研究覚書き
    1 『国意考』ノート
    2 宜長考
    3 国学と上代日本
    あとがき

    長尾 龍一
    1938年生まれ。東京大学名誉教授。法学者。東京大学法学部卒業。専門は、法哲学・政治思想史・憲法思想史。
    著書に、『ケルゼンの周辺』『日本法思想史研究』『思想史斜断』『遠景の法学』『法哲学入門』『日本国家思想史研究』『アメリカ知的冒険旅行』『アメリカ知識人と極東』『大道廃れて』『カール・シュミットの死』『政治的殺人』『神と国家と人間と』『法学に遊ぶ』『リヴァイアサン』『日本憲法思想史』『思想としての日本憲法史』『憲法問題入門』『法学ことはじめ』『西洋思想家のアジア』『文学の中の法』『争う神々』『純粋雑学』『されど、アメリカ』『法哲学批判』『ケルゼン研究』『古代中国思想ノート』『オーウェン・ラティモア伝』『ケルゼン研究II』『ケルゼン研究III』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    トロツキーによる反ファシズム論パンフレット。トロツキーは、ドイツで台頭しつつあったファシズムの危険性と問題点を解明し、コミンテルンとドイツ共産党による政策の誤りを暴き出した。

    【目次より】
    一 次は何か?
    序文
    1 社会民主主義
    2 民主主義とファシズム
    3 官僚的最後通牒主義
    4 統一戦線の問題に関するスターリニスト的ジグザグ
    5 統一戦線の歴史
    6 ロシアの経験の教訓
    7 イタリーの経験の教訓
    8 統一戦線をとおして統一戦線の最高機関としてのソヴィエトヘ
    9  SAP(ドイツ社会主義労働者党)
    10 中間主義『一般』とスターリニスト的官僚主義の中間主義
    11 ソ連の経済的成功と制度の官僚化の矛盾
    12 ブランドラー派(CPD)とスターリニスト的官僚
    13 ストライキ戦術
    14 労働者管理とソ連との協力
    15 情勢は絶望か
    結語
    二 唯一の道
    序文
    1 ポナパーティズムとファシズム
    2 ブルジョアジー、プチ・ブルジョアジー、プロレタリアート
    3  社会民主党とファシズムの同盟か、ないしは闘争か
    4 テールマンの二十一の誤謬
    5 スターリン・テールマンの政策を彼ら自身の経験によって検討す
    6 プラーグでは統一戦についてなんというか
    7 景気循環の光に照らして見た階級闘争
    8 社会主義への道
    9 唯一の道
    結語
    三 ドイツ労働者への手紙
    1 ヒットラーの戦略の背後に何が隠されているか?
    2 われわれはいまファシズムを撃退することができるか?
    3 ボルシェヴィキと一九一七年の統一戦線
    4 ブリューニングは「より小さな悪」であるか?
    5  反ファシスト戦線
    6 別個に進み、いっしょに撃て
    7 コルニロフとケレンスキーにたいするレーニンの見解
    四 ドイツ・プロレクリアートの悲劇
    1 スターリンのコミンターン
    2 テールマンの愚論
    3 政策のジグザグ
    4 ドイツを取巻く鉄環
    5 オーストリアの役割
    6 「相互不可侵」
    7 猿轡をはまされた党員
    8 スターリンの八月四日
    五 ヒットラーはいつまでつづくか?
    1 情勢は朋白である
    2 卑俗な唯物論
    3 露骨な誤謬

    トロツキー
    1879~1940年。ウクライナ生まれのソビエト連邦の政治家、ボリシェヴィキの革命家、思想家。
    著書に、『レーニン』『バルカン戦争』『ロシア革命史』『永続革命論』『わが生涯』『裏切られた革命』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    自然哲学とは、自然現象を統一的に理解・説明しようとする形而上学であり、現代においては自然科学とほぼ同義。量子力学的哲学を探る。力学、相対論を経て、量子力学の時代にあって、自然とはどのような統一的理論によって説明しうるのかを探究する。

    【目次】

    第一章 物理的自然の特性
    1 物理的自然と感覚 
    2 物質概念の諸相
    3 計量と数学的記号
    第二章 力学的自然観の凋落
    4 古典力学の基礎概念
    5 物質とエネルギー
    6 熱学とエントロピー
    7 光の本性
    8 電磁気学
    第三章 相対論と物理的実在
    9 時間と空間
    10 エーテルの存在
    11 局所時と光速度
    12 質量とエネルギーの同値
    13 時空連続体・世界
    第四章 科学的宇宙論
    14 同値原理
    15 一般相対論的宇宙
    16 仮想的宇宙と計量的存在
    第五章 量子論の成立
    17 原子概念の由来
    18 素粒子と実体概念
    19 不確定性関係
    20 実験と理論
    第六章 量子論解釈の問題
    21 不確定性の意味
    22 確率統計と自然法則
    23 コペンハーゲン解釈
    第七章 量子論と物理的実在
    24 量子論における「現実的なもの」
    25 量子論解釈の哲学
    26 二元論と一元論
    27 物理学的認識
    第八章 物理的自然と人間
    28 物理的存在と物理学的思考
    29 決定論と非決定論
    30 宇宙における人間の位置
    後記
    人名索引

    永井 博
    1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。
    東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』
    『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    紀元前6世紀に登場した思想家老子の思想を、荘子、荀子、韓非子などと比較して検討する。『道徳教』を詳細に読み、「道」に肉迫する。

    【目次】
    自序
    序説
    第一篇 老子についての私見の出發點
    第一章 史記老子傳及び老子道徳經を讀んで與へられる印象について
    第二章 原始道家思想と老子道徳經
    第三章 老子とは何者か
    第二篇 老子の成立
    第一章 老子の成立と先秦・漢初の古書
    一 序説
    二 莊子の書と老子
    三 荀子の書と老子
    四 呂氏春秋と老子
    五 韓非子の書と老子
    六 管氏の書と老子
    七 戰國策と老子
    八 概括
    第二章 道徳經の構成から見た老子及び老子の書
    第三篇 道徳經の原形
    序説
    第一章 道徳經のテキストの變遷について
    第二章 道徳經の構成要素の分析について
    第三章 道徳經の正文とその國譯
    第四篇 道徳經の思想
    序説
    第一章 道徳經そのものの説いてゐる思想のあるがままの姿について
    第一節 道徳經に於ける説述のしかたとそれの説かうとするものとについて
    第二節 「道」とは何か
    第三節 「道」は如何にして確認されるか
    第四節 「道」は如何にして萬物を發生するか
    第五節 人間は如何にして「道」を體得して聖人となり得るか
    第六節 道徳經の價値論
    第二章 道徳經の思想の示唆的な意味について
    附録 黄老から老莊及び道教へ――兩漢時代に於ける老子の學――
    索引

    木村 英一
    1906~1981年。中国哲学研究者。大阪大学名誉教授。京都帝国大学文学部支那哲学史卒。文学博士。
    著書に、『法家思想の研究』『中国民衆の思想と文化』『中国的実在観の研究』『老子の新研究』『孔子と論語』『中国哲学の探究』など、
    訳書に、『世界の大思想 第2期 第1 老子』(共訳)『中国古典文学大系 3 論語』(共訳)『論語 全訳注』『老子』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    美学者による、芸術の本質をめぐる哲学的思考。人間にとって美とは? 美と芸術の関係とは? 創造と伝統とは? 超越と内在とは? 

    【目次より】
    芸術とは何か
    一 美と芸術
    二 人間と美
    三 芸術と世界観
    芸術の内容
    芸術の歴史性について
    芸術における創造と伝統
    芸術制作における内在・超越の問題
    あとがき

    井島 勉
    1908~1978年。美学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。専門は、西洋芸術哲学・芸術史。
    著書に、『ヴィンケルマン』『芸術史の哲学』『ヨーロッパ芸術』『芸術とは何か』『美学』『美術教育の理念』『芸術とは何か』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ドイツ観念論の巨人ヘーゲル(1770~1831)は、啓蒙主義の時代にあって、テュービンゲン時代の草稿に「主観的宗教」について執筆している。大哲学者は、そこに自らの理想に具体的形式を与えたとした。悟性によって、思い込みによる迷信や、感性、ファンタジーによる誤謬を乗り越えられると考えていた。
    若き日のヘーゲルの思想を読み解く。

    【目次】
    目次 
    まえがき
    序論
    第一部 主観性の復権――テュービンゲンからベルンへ 一七八八―一七九六――
    第一章 頭脳と心胸
    一 主観的宗教
    二 理性宗教
    三 民族宗教
    第二章 カント実践哲学の受容と実定性批判
    一 理性の優位
    二 民族教育の課題とイエスの歴史
    三 宗教の実定性
    第三章 哲学への接近――シェリングのカント批判と出合い――
    一 若きシェリングと若きヘーデルにおける神の概念
    (a)  絶対的自我
    (b) 「秘教的」哲学
    二 シェリングの「自我」の哲学と最高善の問題
    (a)  実体としての絶対的自我
    (b) カント哲学の「成果」に対するヘーゲルの態度の変化
    三 神性あるいは「われわれのうちにおける永遠なるもの」
    (a) 「われわれのうちにおける永遠なるもの」の知的直観
    (b) 人間における「永遠なるもの」としての道徳性、および道徳性の顛倒
    第二部 哲学と宗教――フランクフルト 一七九七―一八〇〇――
    第一章 宗教の新たな基礎づけ
    一 合一哲学との出合い
    二 有
    三 「美しき宗教」の構想とカント批判
    四 生
    第二章 シェリング自然哲学の成立と「生」の概念
    一 自然哲学の成立
    二 個体性と生
    三 世界魂と生
    第三章 反省と宗教(一八〇〇年の「体系」断片)
    一 反省によって固定化された生
    二 無限な生と宗教
    第四章 形而上学への道
    第三部 反省と思弁――イェーナ 一八〇一――
    第一章 シェリング同一哲学の成立
    一 同一哲学への道
    二 絶対的同一性の思弁的認識
    第二章 ヘーデルによる思弁的哲学の構想およびシェリングとの論争
    一 哲学の必要
    二 反省と直観の綜合としての思弁
    三 同一性と非同一性の同一性
    終章
    文献
    索引(人名・事項)

    藤田 正勝
    1949年生まれ。1978年、京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1982年、ボーフム大学(西ドイツ)大学院博士課程修了。博士(文学)。京都大学文学部教授を経て、現在、京都大学総合生存学館名誉教授。専門は、ドイツ哲学・日本哲学。著書に、『現代思想としての西田幾多郎』(講談社選書メチエ)、『西田幾多郎』(岩波新書)、『西田幾多郎の思索世界』(岩波書店)、『哲学のヒント』(岩波新書)など。編著に、『シェリング読本』(共編、法政大学出版局)など。注釈・翻訳に、九鬼周造『「いき」の構造』全注釈(講談社学術文庫)、『シェリング著作集』第4a巻(燈影舎)など。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    人間は白紙(タブラ・ラサ)で生まれ、あらゆる知識は私たちの経験によっているとする立場が、経験論である。特に、英国ではジョン・ロックがその代表的な思想家になる。17~18世紀に、近代哲学の認識論において、経験論と合理論の二大潮流が生まれた。本書は、その経験論をロックの哲学とともに解明する。

    【目次】

    第一章 英国経験論の性格と市民社会の原理
    一 英国経験論の性格
    二 英国経験論と市民社会の成立
    三 市民社会の原理
    第二章 近代革命における「自由」と「平等」――その系譜と性格――
    一 序
    二 ロックの政治思想
    三 独立革命「独立宣言」
    四 フランス革命と「人権宣言」
    第三章 ジョン・ロックにおける認識の問題――その体系の統一的把握について――
    一 序
    二 『自然法論』における認識の問題
    三 『政府二論』の基本問題
    四 『人間悟性論』の問題性
    五 「自然的啓示」と「直接的啓示」
    第四章 『寛容に関する書簡』の考察

    人名索引


    服部 知文
    哲学者。専門は、英国経験主義哲学。
    著書に、『英国経験論とロック哲学』『青春の虚像』など、
    訳書に、J・ロック『教育の関する考察』J・ロック『キリスト教の合理性・奇跡論』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治以降、西欧の近代哲学と邂逅した日本の思想はどのように形成されたのか? 京都学派をはじめ、近代日本哲学の画期を探究する。元々あった儒教・仏教思想の根幹やハイデガーの実存思想などの影響を改めて読み直す。

    【目次】
    再版への序
    序論 視点と問題提起
    第一章 近代日本哲学の思考様式
    一 近代日本思想史における自我の問題
    二 西田幾多郎――みずから立つ自我――
    三 田辺 元――自我のたたかい――
    四 波多野精一――内をみる自我――
    五 和辻哲郎――かくれたる自我――
    六 三木 清――自我の底への問いかけ――
    第二章 近代日本哲学における東西の出会い
    一 伝統的思考様式との関連 I儒教
    二 伝統的思考様式との関連 II仏教
    三 近代哲学としての問題 I合理主義と非合理主義
    四 近代哲学としての問題 II身体性と直接経験論
    第三章 実存思想と存在論の復位
    一 実存思想はなぜ存在論を必要とするのか
    二 存在論的思考様式とその解体
    三 認識論的思考様式の問題点
    四 フッサール、ベルグゾン、西田
    五 ハイデガー存在論の批判的検討
    六 存在論における実存と本質の問題

    湯浅 泰雄
    1925年生まれ。東京大学文学部(倫理学科)卒業。文学博士。山梨大学・大阪大学・筑波大学教授、桜美林大学国際学部教授を歴任。
    著書に『近代日本の哲学と実存思想』『和辻哲郎 近代日本哲学の運命』『日本人の宗教意識』『東洋文化の深層』『宗教経験と深層心理』『古代日本の精神世界』『ユングと東洋』『気・修行・身体』など。講談社学術文庫に『ユングとキリスト教』などがある。

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