『思想、千夜千冊エディション(角川ソフィア文庫)、配信予定を除く(実用)』の電子書籍一覧
1 ~16件目/全16件
-
原始、人間の性は無数にあった。人よ皆、クィアたれ。
人間にとって「性別」とは何か? 生物としての性差がどのように成立しているかの科学的な問いから始まり、女性が母としての役割を担いながらも差別された歴史とそれに対するアンチテーゼとしてのフェミニズムについて、ゲイであることの真摯な葛藤と彼らが築いてきた文化的豊かさについて、そして、人間の根源的なエロスに基づいてLGBTQ+をどのように考えてゆくのかについて。生物学から神学へ。無性生殖から有性の交換へ。人間がありのままの生/性を謳歌しようとする現代を言祝ぐ、松岡正剛渾身のセクシャリティ論。 -
「源氏」と「漱石」を結んで浮かび上がる、日本の近代化と伝統
平安の『源氏物語』から明治の近代化を経て『夜明け前』に至るまで、日本文学はどのような伝統を引き継ぎ、いかに近代化してきたか。「源氏」という構想の妙を紐解き、古典と近代を繋ぐ、新しい日本文芸史。
「源氏」と「漱石」をつないでみたいと思ってきた。「もののあはれ」と「可哀想だた惚れたってことよ」である。途中には右京大夫、西行、後鳥羽院、連歌、芭蕉、西鶴、井月たちがいて、主人公をあからさまにしないスタイルを試みてきた。しかし「漱石」以降、近代文学は主人公を用意して、その「創(きず)」を描くことにした。何かの「夜明け前」だったのか。 -
大人になって読む、世界の名作文学・古典篇
松岡正剛がこれまで読んできた世界名作文学から24作品を厳選。
むかし読んだ名作古典を大人になって読み返す。
ページをめくれば、物語世界への扉が開かれる。
ホメロスの語りから物語が生まれ、物語を記した言葉は各国語の基礎となり、女の物語を描くことが近代文学を準備した。
ギリシア古典からロシア文学まで世界文学の道しるべとなる名作を辿る。
〈登場する24作品〉
ホメーロス『オデュッセイアー』
ソポクレス 『オイディプス王』
ダンテ・アリギエーリ『神曲』
ジョヴァンニ・ボッカチオ『デカメロン』
フランソワ・ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』
ジェフリー・チョーサー『カンタベリー物語』
ウィリアム・シェイクスピア『リア王』
ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
ダニエル・デフォー『モル・フランダーズ』
ジョナサン・スウィフト『ガリヴァ旅行記』
シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』
アベ・プレヴォー 『マノン・レスコー』
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』
エミリー・ブロンテ 『嵐が丘』
プロスペル・メリメ『カルメン』
ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』
エミール・ゾラ『居酒屋』
ギイ・ド・モーパッサン『女の一生』
スタンダール『赤と黒』
ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』
アレクサンドル・プーシキン『スペードの女王』
ニコライ・ゴーゴリ『外套』
フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
レフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』 -
「私」って誰?「自分」の正体は何?
鬱が蔓延している。社員の17%が鬱と診断された会社もあるという。もはやひとごとではない。意識や精神はどこにあるのか。脳と心は別ものなのか。自分の中に別人がいる感覚や、鏡の中に自分がいる感覚。だれもが持ちうる違和感に焦点をあてる。
子どもの期間が長く、子どもの特徴を残したままゆっくりと成熟することを生物学で「ネオテニー」という。人間やカエルなどもそれにあたる。成長しきれない1つ前の段階、それが何らかのきっかけで解除できず幼児性が出てしまうことも、ひとつの精神現象なのかもしれない。
なにかと生きづらさを感じるこの世の中で、自分の中の道しるべにふと気づける本が満載。 -
本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。これは文庫革命だ!
第一章 省く・縮める
高柳蕗子 『はじめちょろちょろなかぱっぱ』七七九夜
金子兜太・あらきみほ 『小学生の俳句歳時記』三六二夜
蕗谷虹児 『花嫁人形』五六九夜
種田山頭火 『山頭火句集』三三〇夜
石川桂郎 『俳人風狂列伝』一二二夜
寺山修司 『寺山修司全歌集』四一三夜
俵万智 『サラダ記念日』三一二夜
平田俊子 『平田俊子詩集』一九三夜
外山滋比古 『省略の文学』三九九夜
第二章 類で分けて
大野晋・浜西正人 『角川類語新辞典』七七五夜
水庭進編 『現代俳句表記事典』一一八四夜
芳賀綵ほか 『あいまい語辞典』一〇三夜
W・J・ポール『あいづち・つなぎ語辞典』七九七夜
ベルクゼン 『プラスチック・ワード』一六八五夜
ジェローム・デュアメル 『世界毒舌大辞典』二四九夜
大槻ケンヂ 『ボクはこんなことを考えている』一七六夜
松本修『全国アホバカ分布考』七一八夜
尾佐竹猛 『下等百科辞典』三〇三夜
きたやまようこ 『犬のことば辞典』二四二夜
第三章 日本語の謎
小池清治 『日本語はいかにつくられたか』一六九七夜
馬渕和夫 『五十音図の謎』五一一夜
清水真澄 『読経の世界』六一二夜
イ・ヨンスク 『国語という思想』一〇八〇夜
福田恒存 『私の国語教室』五一四夜
水村美苗 『日本語が亡びるとき』一六九九夜
第四章 ことばと背景
ヨン=ロアル・ビョルクヴォル 『内なるミューズ』六二五夜
アンドレ・グロワ=グーラン 『身ぶりと言葉』三八一夜
大室幹雄 『正名と狂言』四二五夜
オリヴィエ・ルブール 『レトリック』一〇二〇夜
ロジャー・シャンク 『人はなぜ話すのか』五三五夜
ダニエル・シャクター 『なぜ「あれ」が思い出せなくなるのか』六〇六夜
など。 -
本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。
知の巨人、松岡正剛の本の読み方がわかる。読書は交際であり、格闘技である!
第一章 世界読書の快楽
道元『正法眼蔵』
ブレーズ・パスカル『パンセ』
滝沢馬琴『南総里見八犬伝』
オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』
エドガア・アラン・ポオ 『ポオ全集』
第二章 書架の森
リュシアン・フェーヴル&アンリ『書物の出現』
デレク・フラワー『知識の灯台』
フランセス・イエイツ『世界劇場』
メアリー・カラザース『記憶術と書物』
ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』
ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』
アルベルト・マングェル『読書の歴史』
小川道明『棚の思想』
第三章 読みかた指南
ウォルター・オング『声の文化と文字の文化』
川島隆太・安達忠夫『脳と音読』
前田勉『江戸の読書会』
上田利男『夜学』
周興嗣『千字文』
前田愛『近代読者の成立』
ゴットフリート・ロスト『司書』
第四章 ビブリオゲーム
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』
アンドルー・ラング『書斎』
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。