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『思想、サブカルチャー、1001円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~15件目/全15件

  • クィア・シネマという「可能性の地平」に向かって−−−−−−

    ジェンダーやセクシュアリティ、人種に対する規範や制度を問い直し、家族主義や都会主義に抗い、直線的な時間に逆らって歴史を書き直す、気鋭の研究者が照らし出すクィア・シネマの重層性

    アルフレッド・ヒッチコック、オードリー・ヘプバーン、ジュディ・ガーランド、グザヴィエ・ドラン、セリーヌ・シアマ、田中絹代、三池崇史、美輪明宏、原節子、高倉健……作家、スター、作品のみならず観客やコミュニティを縦横に論じる「雑種」で「不純」な映画論

    ジェンダーやセクシュアリティ、人種、コミュニティの規範や理想を強化し、教え込む教育的な役割も担ってきたシネマ(映画)。そこで生まれた「常識」や「当然」を疑うことによって、慣れ親しんできたアイデンティティやカテゴリーを問い直し、「異なる」欲望や「非規範」的な関係の可能性へと導くものこそがクィア・シネマである。直線的な時間に抗い歴史を書き直すその試みは、現在や現状を肯定することなく、可能性として存在し続ける「地平」だと言える。

    4部構成による本書は、常識や当然に抗うクィア・シネマの「雑種」で「不純」なあり方を体現する。クィア・シネマの歴史や横断性、クィアの理論と歴史を俯瞰する第1部。ジュディ・ガーランドといった黄金期ハリウッドのスターから、グザヴィエ・ドランやセリーヌ・シアマといった近年の注目監督まで、アメリカおよびフランスのスターや映画作家、映画作品のわたしたちが知っているあり方とは「別」のあり方を提示する第2部。美輪明宏や原節子、高倉健といった映画スターたちと、そのファンやファンたちのコミュニティを取り上げ、雑種性が強く表れた日本映画を扱う第3部。そして、1970年代のフェミニスト映画運動や日本で開催されるクィア・LGTB映画祭を深く掘り下げ、映画とコミュニティの関係を地域性を絡めつつ論じる第4部が最後を飾る。作家論やスター論、作品論のみならず、観客論やコミュニティ論も入り混じり、クィア・シネマの射影の広さが感じられる構成になっている。

    編著や共著、雑誌などでクィア・シネマの可能性を日本に紹介してきた気鋭の映画研究者による待望の単著デビュー作。
  • 中世の稚児物語,近世の浮世草子,近代の幸田露伴や福永武彦など,男たちの絆の結びつきは,日本文学において連綿と描き続かれてきたモチーフである.古典文学から近現代の小説,映画,漫画,海外文学に至るまで,男同士の絆の表象の系譜を幅広くたどり,その背後にある社会的メカニズム,ジェンダーの機能を鮮やかに読み解く.
  • たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる人こそが、世界を面白くできる――他人の見方や他人からの評価などを気にせず、純粋に、自分が触れたものに喜びを感じる方法を学ぶ。

    他の人の反応なんか気にならないくらい、「あそび」に夢中になっていい。
    ランニング、虫採り、旅、コレクション、模型、ゲーム、映画……
    「みんな」ですることじゃ「ない」楽しいことが、この世界にはたくさんある。
    そのことを覚えよう。
  • “みんな”でいたくない“みんな”のために

    「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。
    「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を
    行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。
    ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望に――。

    性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来――
    バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、
    すべての「普通」と「規範」を問い直す。

    「『普通』や『みんな』という言葉に己を託したり託さなかったり、託せたり託せなかったりする読者のみなさんを、風通しのよい、というよりは強風吹きすさぶ場所へと連れて行ってしまおうというのが私たちの企みです。どうぞ、遠くまで吹き飛ばされてください」(森山至貴「はじめに」より)

    「ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。逆に、全然言い足りてないぞ、と思うこともあるかもしれません。そのくらいのほうが普通じゃないかと思います。そのくらいでないと、私たちも語った甲斐がありません」(能町みね子「おわりに」より)
  • 15世紀半ば、タロットカードの原型はイタリアの貴族社会で生まれた。
    当時は、貴族たちが絵柄に隠された神話や箴言などの「寓意」を読み解く、
    教養と想像力の試金石として使われていたという。
    以来、現代に至るまで世界各地で、その時々の社会情勢を反映しながら
    様々なタイプのカードが生まれてきた。
    本書は、東京タロット美術館が所蔵するカードの中から選りすぐりのものを取り上げ、
    図像に込められた意味を探るもの。
    大アルカナの0番「愚者」の成長物語として読み解く世界は、まさに人生の縮図でもある。
    神話や哲学、数秘術といった人類の叡智と出会いながら、
    自分の内面に目を向け「愚者」とともに成長してほしい。
    巻末には漫画家・魔夜峰央先生と図案作家のイズモアリタ氏による特別対談を掲載!
  • 氷河期到来説、匿名の賛否、トロッコ問題、反日レッテル……
    あなたの憑きもの、クリティカルシンキングで落とせます。

    クリティカルシンキングは、正しくぶれるための技術

    〝ぶれない〟って言葉がいつのまにか美徳として使われるようになったことに違和感をおぼえます。自分はぶれない、と威張ってる人間は、自分は絶対に正しいと信じているわけです。その信念が偏見や誤解にすぎなかったら、とは考えないんですかね。極度のナルシストなんですかね。
     本当に知的なひと――少なくとも知的であろうと努力してるひとは、自分が間違っている可能性をつねに認めてます。正しい方向へぶれることを厭わない勇気も知性のうちです。知的レベルの低さを野蛮な精神力でごまかそうとしないように。
    (「パオロ流クリティカルシンキング論」より)
  • 妖怪マンガで有名な水木しげるだが、これは水木作品のほんの一側面にしかすぎない。水木マンガの真髄は、本質をえぐる鋭い人間観察と、時には非情なほどシビアなリアリズムにある。小学4年生以来、半世紀にわたって水木マンガを愛読する著者が、マンガ的なおかしみに包まれつつも、マンガの枠を超えて哲学的な域にさえ達している水木作品の名言・箴言を、厳選しお届けする。大人になったからこそわかる、刺さるセリフがある。
  • 日本を見れば、世界がわかる。
    『君の名は。』『この世界の片隅に』『聲の形』、そして『夜明け告げるルーのうた』……。
    2016年から2017年の日本の長編アニメを、世界のアニメーションの文脈から読み解くと、アニメーションの(そして私たちの人間の)分岐点が見えてくる。
    いま、アニメーションの何が私たちの心を掻き立てるのだろうか?

    世界のアニメーションを知り尽くした気鋭の論客・土居伸彰が放つ、現代アニメーションの見方をアップデートする、まったく新しいアニメーション入門!

    空洞化したアニメーションは、
    埋められるためのなにかを待っている。
    まだ見ぬ未知の、名前も知らないなにかを。

    2010年代、ディズニーはアップデートされた?
    新海誠はセカイ系ではなかった?
    アニメーションの「伝統」は消えた?
    アニメーション表現は空洞化している?
    CGアニメーションは私たちを「ゾンビ化」する?
    『君の名は。』『この世界の片隅に』『聲の形』の3本は、なぜすごい?
    『夜明け告げるルーのうた』のフラッシュ・アニメーションは何が新しい?

    21世紀のアニメーション表現の変化は、
    私たちのあり方や、人間のあり方、世界との関わり方の変化である。
    アニメーションはいかに俊敏に、繊細に、そして強力に、「私たち」を映し出しているのか。

    現在進行形のアニメーションの性質の変容を分解し、いま起こりつつある変化をとらえ、旧態依然としたアニメーション史のアップデートを図る、挑戦的かつ画期的な入門書の登場。
    この1冊で、21世紀のアニメーションの見方がわかる/見方がかわる!

    これまで見えてこなかった、あたらしいアニメーションの地平が、この本の向こう側に見えてくる──。
  • 映画、ゲーム、アニメ、PV、アート、CG、マンガ……
    本書が初の著書となる石岡良治がその博覧強記ぶりを存分に発揮し、ハイカルチャー/ポップカルチャーの枠組みを超えて視覚文化を語る!

    写真や映画の発明とともに大きく変貌した近代から、デジタル画像や動画に至るまで様々な「視覚イメージの記録可能性」が増大し続けている。制作や操作も身近になって、視覚文化そのものが大きな変貌を遂げている。本書は、ありえないほど情報過多な現代の状況を踏まえ、個別領域の知の体系的な密度より、時代と対象領域の広がりと歴史性を重視し、分野間の横断性を強く意識した構成となっている。消費社会における様々な「カルチャー」としての視覚文化を分析することを目指すため「視覚文化」をあえて輪郭を曖昧にすることで考察しようとする。

    現代の視覚文化を捉えるには、複数の速度、複数の歴史を「アクセルとブレーキ」ではなく「ギアチェンジ」していくモデルが求められるのではないか、と石岡は言う。わたしたちは消費ではないかたちで視覚文化とつき合うことは可能だろうか。文化のめまぐるしい速度変化にどのように対応すればよいのか?

    動画以降の世紀を生きるための、ポピュラー文化のタイム・トラベル。石岡の圧倒的な知識を支える巻末の参考文献リストも圧巻!

    「文化の民主化」が徹底されつつある今、まさに必読の書が現れた。
    ── 國分功一郎(巻末特別対談より)

    伝説の男が、「日本最強の自宅警備員」と呼ばれるあの男がついにその重い腰を上げた……!
    本書をもって世界は知ることになるだろう、本物の知性と本物の情熱の存在を。そして、石岡良治氏だけが両者をあわせもつことを。
    ── 宇野常寛

    万事に賛否両方の論を用意して丁寧に論じていく、多分著者の身についたバランス感覚で、知らない人間を置き去りに自分の好みばかりに熱中して語る「サブカル」論者に通有の一人よがりとは無縁。さわやかだ。
    ── 高山宏
  • 多年、聖地巡礼を実践してきた内田樹と釈徹宗が、3名の碩学と争った聖地論争。
    脳科学、歴史学、宗教人類学の視点から「日本人と聖地」の関係性を探る!
    ◎内容
    第I部 VS茂木健一郎
    「日本人における聖地とは?」
    第II部 VS高島幸次
    「大阪の霊的復興」
    第III部 VS植島啓司
    「日本の聖地の痕跡」
  • 「安全・安心」論のループを超えて

    日本の反原発運動は、毛沢東理論の「誤読」による近代科学批判が大きな転機となった。それが「1968年」を媒介にニューエイジ・サイエンスやエコロジーと結びつき、工作舎や「宝島文化」を背景にしたサブカルチャーの浸透によって次第に大衆的な基盤をもつようになったのである。複雑に交差する反核運動や「原子力の平和利用」などの論点から戦後の思想と運動を俯瞰し、「後退りしながら未来へ進む」道筋を考える。
  • きっとあなたも持っていたはず!

    バブル期の日本には「ファンシー」があふれていた……。
    当時観光地やスキー場などで大量に販売されていた、ある種の独特なお土産たち。

    それらを「ファンシー絵みやげ」と命名して保護活動に勤しむ山下メロ院長が、
    ダサかわいいアイテム群の魅力と文化的意義を解説。

    誕生から発展、衰退の歴史、数万点もの多様性を生んだ時代背景などを、
    貴重な600点以上のカラー写真と共に読み解いていく!
  • 「成功したければ、いい女をつくればいい――」
    作家であり、女優・アイドルを育ててきた芸能事務所社長が教える女の取扱法とは
    デキる男は女の扱いがうまい!

    芸能事務所社長として女優・アイドルを実際に育てた中で培ってきた「女性の上手な取り扱い方」、
    考え方から心構え、テクニックなどを、
    様々なシチュエーションで「男性が女性をうまく取り扱う方法」、
    そして「いい女をつくるコツ」を一挙大公開!

    女性とうまくやっていきたい男性、必読の書!
    「タイプ別・女の取扱マニュアル15」付き

    ■目次

    「いい女」と出会える男、出会えない男

    ●第1章 女の「真実」を知る
    ・男と女は違う
    ・男の役割、女の役割
    ・女性はみんなお姫様願望を持っている
    ・女性は感情の生き物である
    ・女性が求める男性像
    ・「安心感」は女性の栄養剤
    ・無償の愛とは
    ・「新堂さんのために頑張る」
    ・女は男の鏡
    【コラム】タイプ別・女の取扱マニュアル15 VOL1

    ●第2章 女性ウケを高めるテクニック10
    ・女性に受け入れられる男になる
    ・逃げないで向かい合う
    ・清潔感は徹底的に
    ・キレない
    ・屁理屈を言わない
    ・ため息をつかない
    ・上から目線にならない
    ・悲劇のヒーローにならない
    ・責任転嫁・開き直りをしない
    ・ごまかさない
    ・下品なことはしない
    【コラム】タイプ別・女の取扱マニュアル15 VOL2

    ●第3章 女性から信頼されるテクニック10
    ・女性に信頼される男になる
    ・呼び方には気をつける
    ・見え透いたウソはつかない
    ・交換条件を設定しない
    ・女性の第六感を侮らない
    ・不満を読み取る
    ・ワガママは受け止める
    ・肩書を振りかざさない
    ・素敵な世界へ連れ出す
    ・叱る時は「相手のために」
    ・女性の話を聞く
    【コラム】タイプ別・女の取扱マニュアル15 VOL3

    ●第4章 女性を味方にするテクニック10

    ■著者 新堂冬樹
     コンサルタント業務を営む傍ら、執筆活動を開始。
    98年『血塗られた神話』で作家デビュー(第七回メフィスト賞を受賞)。
    『カリスマ』『無間地獄』など衝撃的な描写を含む小説を次々にヒットさせ、熱狂的な支持を受ける。
    2003年にはそれまでの作風と対極をなす純愛小説『忘れ雪』を刊行し、
    大ベストセラーを記録。その後も人間の本性をベースに、黒新堂と呼ばれる
    ノワール作品および白新堂と呼ばれる感動的な文芸作品を描きわけ、
    世界にも類をみない独自の世界観を切り開き続けている。
    また、07年に芸能プロダクション「新堂プロ」を設立。
    事務所社長として多くの女優、歌手、タレントの育成、プロデュースを行っている。
  • 現代人にとって、宗教についての知識・教養は不可欠なものになりつつある。そしてその本質に迫るには、宗教のもつスキャンダラスな側面を無視することはできない。仏教伝来、大仏開眼、空海VS最澄、末法思想の広がり、信長の蛮行、お蔭参り、大本事件、天皇の人間宣言、踊る宗教、宗教の「お一人様化」…さまざまな意味で対立を引き起こしたもの、一般の宗教史ではあまり触れられないものを中心に、24の事件を現代と通じるかたちで取り上げながら、日本人と宗教の歴史をダイナミックに描く。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ゴシック小説の登場以来200年のホラーの歴史は、「恐怖・脅威にさらされた人間」=「犠牲者」という表象をとおして、個人・身体・社会生活に対する権力作用を浮き彫りにした──。恐怖と快楽、欲望と抑圧の理論的臨界点をさぐる。

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