『宗教、思想、哲学、メイツ出版(実用)』の電子書籍一覧
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★ 詩人たちが生きた時代を知り、心の動きを追う。
★ 覚えておきたい読解のルールに加え、
『時代背景の遷り変わり』や『詩人たちの人生』を
深堀りして解説!
★ 三国六朝時代から唐・宋・明以降まで。
★ 陶潜・王勃・杜甫・王安石・高啓 ほか
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
漢詩漢文を学ぶ機会が少なくなり、
漢詩漢文不要論も一部に声高に叫ばれていますが、
一方で、ひそかに漢詩漢文を愛好する人がいて、
詩を身近に感じ味わっている人が
多くいることを知り、嬉しくなりました。
唐代では詩人は約三千人、作品は約五万首、
宋代では詩人は約一万人、
作品は約三〇万首残っています。
時代が降ればさらに詩人の数も作品の数も増えます。
日本でも近江朝から詩が作られ、
今日に至るまで多くの作品が残っています。
古今東西の漢詩人・漢詩作品は
どれほどあることでしょうか。
名作と言われる詩を読まずにいるのは
もったいないと思います。
何やら閉塞感の漂う昨今、
人が生きた証の詩や古典を読めば、
新たな発見があり、活力も湧くはずです。
詩を読んだり、古典に親しんだりと、
心に余裕を持ち続け、
潤いのある人生を送りたいものです。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 第1部
漢詩とは
* 詩は情を詠うもの。
感動が無いところに詩は生まれない
* 漢詩の歴史を知りましょう
* 漢詩の種類を確認しましょう
~詩形について(古体詩と近体詩)~
* 古体詩とはどのような詩かを知りましょう
* 近体詩・絶句の規則を確認しましょう
・・・など
☆ 第2部
各時代の代表的な詩人の生涯とその詩の味わい方
【三国六朝時代】
≪隠者の生活を愉しむ陶潜の詩≫
* 理想の生き方を詠う詩を鑑賞する
・・・など
【唐王朝時代】
≪自分に正直すぎて人生を誤った天才・王勃の詩≫
* 望郷の念を詠う詩を鑑賞する
・・・など
【宋王朝時代】
≪表現力に優れる哲学者朱熹の詩≫
* 酔って豪快な気分を詠う詩を鑑賞する
・・・など
【明王朝時代】
≪江南の風景を愛した平易明快な高啓の詩≫
* 楽しい散歩を詠う詩を鑑賞する
【現代】
≪レトリックを駆使した魯迅の詩≫
* 教え子を失った悲しみを詠う詩を鑑賞する
・・・など -
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★ これだけはおさえておきたい!
漢詩の種類やルールなどの
基本をしっかりマスター!
★ テーマ別の鑑賞のポイントや
理解が広がる豆知識で
作品をもっと深く楽しむ!
★ 感情が動かないところに
詩は生まれない…。
「自然」「四季」「旅情」
「人生」「別れ」「悲哀」
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
漢詩は日本人の感情に合うようで、
漢詩に親しむ人は今なお多く、
ついでに漢詩を作ってみようという人も結構います。<br.漢詩は読むほどに味わいが深まり、
新しい発見があります。
漢詩に馴染みのない人は、
感じだけの詩は難しいのではと思う人もいますが、
そういう人は騙されたと思って、
短い詩でいいですから、
まずやさしい漢字だけの詩を、
読み下しの文を声を出して読んでみるとよいでしょう。
リズムがよく、
意味もすんなり理解できるはずです。
詩はどんな詩でもそうですが、
まず意味を捉えたら、
その言葉がその場所に使われているのはどうしてなのか、
言葉と言葉がどのように連携しているか、
全体がどう構成されているか、
を考えると格段に面白くなります。
作者の生い立ちや作詩の背景を知ると、
さらに面白さが増します。
漢詩の本は、
とかく難しくなりがちですが、
本書は、できるだけ親しみやすく
かみ砕いた内容になっています。
この書を入門書として
さらに漢詩の世界に分け入っていただければ幸いです。
鷲野 正明
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第1章 漢詩とは
漢詩とは何か
この章では、漢詩の歴史と基本的なルールを
わかりやすい例詩とともに解説し、
漢詩とは何かを紹介します。
◎ 鑑賞のコツ
*コツ1 漢詩は感情を詠むもの。
感情が動かないところに詩は生まれない
*コツ2 漢詩の歴史を知りましょう
*コツ3 代表的な詩人を知りましょう
・・・など全10項目
☆第2章 漢詩がきちんとわかるコツその1
~ 自然風景 ・ 四季 ・ 旅情詩編 ~
◎ きちんとわかるコツ その1
*コツ11 旅のわびしさを詠んだ詩を鑑賞する
*コツ12 黄河一帯の雄大な景色を詠んだ詩を鑑賞する
*コツ13 人里離れた山の中の静寂と
夕方の趣を詠んだ詩を鑑賞する
・・・など全17項目
☆第3章 漢詩がきちんとわかるコツその2
~ 人生 ( 別れ ・ 感傷 ・ 悲哀 ) 詩編 ~
◎ きちんとわかるコツ その2
*コツ28 敬亭山の景観を楽しみ、
その自然と一体となった心境を詠った詩を鑑賞する
*コツ29 成就しなかった恋への思いを
詠った詩を鑑賞する
*コツ30 遥か彼方の故郷のことを思い、
しみじみと感慨にふける心情を詠った詩を鑑賞する
・・・など全18項目
◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆
鷲野 正明
長岡高専(工業化学科)を卒業後、
大東文化大学中国文学科、
筑波大学大学院中国文学専攻を経て
国士舘大学文学部講師に。
現在同大学教授。
明代の徐禎卿、帰有光、他を研究。
論文多数。
大学では漢詩創作も指導。
台湾国立中山大学や中国蘇州大学・山西大学と
作詩交流を行っている。
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