『宗教、思想、401円~500円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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心の田んぼを耕して、幸せの種をまく。
全国各地で法話をする薬師寺執事長の著者に寄せられる演題の依頼で多いのが、「心のことを教えて下さい」「心のことを学びたいんです」。
その要請に応えて全国をまわっている著者が気がづいたことがある。「心が大事だ、心が大事だと言っているわりには、自分の心の在りかもわからないで心を勉強しようという人が多いのではないか」と。
〈それではまず最初に、一緒に確認をしてみましょう。みなさん、指を出して。指を出して頂いたら、私がこれから、「あなたの心はどこにありますか」とお尋ねしますから、はっきりと自分の指で自分の心の在りかを指さしてください。(略)あなたの心はどこにありますか? はいどうぞ、指さして!〉
「心のしくみ」「幸せの法則」をじっくり考える特別講義は、「体験・経験」「価値観」「生き方・考え方」から「我」「独善」「孤立」「傲慢」「共和」「謙虚」「調和」「聴話」という言葉を通じて、じっくりとじっくりと心の田んぼを耕していきます。 -
「何か面白いことないかな~、退屈だなぁ」「大きな会社の重役になって、すごい出世だね」「あっ、茶柱が立っている。縁起がいいな」。
日頃使っているこれらの言葉のルーツをたずねていくと、実はその源の多くが仏教にあるってご存知でしたか?
ほかにも「有頂天」「微妙」「有り難う」「世界」など「48語」を手がかりに、仏さまからのメッセージと、今まで知らなかった言葉の世界を説き開きます。
【もくじ】
(1)退屈 (2)出世 (3)我慢 (4)分別 (5)微妙 (6)無学 (7)他力 (8)不退転 (9)有頂天 (10)唯我独尊 (11)有り難う (12)阿修羅 (13)流通 (14)悲願 (15)お彼岸 (16)凡夫 (17)荘厳 (18)遊戯 (19)歓喜 (20)方便 (21)魔 (22)真実 (23)畜生 (24)餓鬼 (25)地獄 (26)善哉 (27)世間 (28)外道 (29)極楽 (30)有為 (31)縁起 (32)迷惑 (33)四苦八苦 (34)煩悩 (35)流転 (36)意地 (37)三昧 (38)世界 (39)平等 (40)自業自得 (41)一味 (42)愚痴 (43)因縁 (44)自然 (45)無上 (46)実際 (47)人間 (48)往生 /あとがき -
楽しいこと、幸せなこと、悲しいこと、苦しいこと…。生きている限り誰もが出会う、さまざまな出来事や感情。
その「すべて」が決して消すことのできない大事な大事な足あとだから―。そう、悲しみさえも…。
幼い頃に父親と死別、母親とも生き別れとなった経験をもつ著者の人生を、「起承転結」にあてはめ、「起=幼少期」「承=青年期」「転=中年期」「結=老年期」と整理して物語を展開させていきます。その物語のテーマは「喪失」。
「喪失」から始まった人生でしたが、いつしか、仏教や親鸞の教え、そして人との出会いから、「悲しみを味わう」ということに出会い…。
「悲しみ」と「不安」ばかりで生きてきた著者だからこそ伝えたい、悩めるすべての人に向けたやさしいメッセージと生き方のヒント。
【第一部】
人生の物語〔佐賀枝氏の人生の物語〕
「起」の物語
「承」の物語
「転」の物語
「結」の物語
【第二部】
ボクのおしゃべり〔コラム〕
悲しい気持ちのあなたへ(9編)
迷っているあなたへ(4編)
怒っているあなたへ(3編)
苦しいと感じているあなたへ(4編)
「いのち」についてのおはなし(2編)
仏教についてのおはなし(4編) -
1951年から2015年まで放送されていたラジオ番組「東本願寺の時間」で放送された法話から、31話を選出しました。
31人の僧侶がそれぞれの生活の中での出来事をとおして、仏さまの教えを語る短編法話集です。
「生きるとはなんだろう」「供養することの意味は」「南無阿弥陀仏って
どういうこと?」…など、日ごろあらためて考えることの少ない事柄について、一歩一歩足を止めてみる、そんなお話がつまっています。
どのお話も難しい仏教用語はほとんど使わずに、やさしい語り口で書いてあるので、はじめて仏教にふれる方にもおすすめの一冊。
1話が4~5頁と短く、また持ち運びのしやすい文庫サイズなので、移動時間やちょっとした待ち時間などに手軽に読むことができます。
<目次>
黒田 進「呼びかけを聞く」/ 能邨勇樹「悩むは大事」/ 渡邊 学「お経は鏡」/ 酒井義一「もうひとつの物語」/ 荒山 信「南無阿弥陀仏のいのち」/ つる見美智子「生きる姿」/ 片山寛隆「仏さまのはたらきに遇う」/ 寺本 温「「今」尊し」/ 園村義誠「供養するとは」/ 四衢 亮「現代の眼のあやうさ」/ 藤井理統「いのちの宿題」/ 木ノ下秀俊「地獄の底」/ 平原晃宗「仏さまの大悲」/ 二階堂行壽「真のよりどころを求めて」/ 今泉温資「遺産相続と仏法相続」/ 渡邉尚子「いのちとは何だろう?」/ 伊奈祐諦「本当に尊いこと」/ 望月慶子「救いとは」/ 保々眞量「人間の〈ものさし〉」/ 楠 信生「呼びかける言葉」/ 池田 徹「生きる“意欲”」/ 宮部 渡「死とはなにか」/ 木戸尚志「ご命日」/ 本多雅人「「問い」に生きる」/ 五辻文昭「生きる意味」/ 高名和丸「出遇わずにおれないいのち」/ 河野通成「世を捨てないで、世を生き尽くす」/ 藤井善隆「悲しみから見えてくるもの」/ 直林 真「闇と光」/ 藤場芳子「幻の子ども像」/ 海 法龍「深い促し」 -
「いま、なぜ仏教なのか?」という問いを念頭に、釈尊からはじまり、インド、中国を経て親鸞聖人の教えに至る仏教の真髄をわかりやすくひもといた、仏教を初めて学ぶ人のための入門書。
【目次】
序章 現代と仏教
いま、なぜ仏教なのか?
第1章 釈尊
お釈迦さまはどういう人だったのか
お釈迦さまが説かれた法・経典
第2章 釈尊の教説
すべては縁起によって成り立つという教え
縁起説の展開
仏教の基本的な旗印
真理を知らせる四諦の教え
涅槃にいたるための三学の教え
第3章 大乗の教え
自利利他円満
菩薩道
空の観察
大乗のお経
第4章 釈尊の教えの継承
龍樹菩薩
天親菩薩
第5章 中国の仏教
受容と定着
発展と衰退
第6章 浄土の教え
曇鸞大師
道綽禅師
善導大師
源信僧都
源空上人(法然上人)
第7章 仏教の真の宗
親鸞聖人
あとがき -
鎌倉時代に親鸞が明らかにされた浄土真宗の教えは、現代の私たちに何を伝えようとしているのか。
その教えを聞くことで、私たちの生活がどう変わっていくのか…。
浄土とは、念仏とは、往生とは…、何度聞いてもわからなかったことばが鮮明に輝きだす、基本を確かめたい人から、より深く学びたい人まで全ての人に向けて解き明かす決定版。
序章 「入門」を問う
◆わかっていたはずの人生がわからなくなる、
この歩みこそ真宗入門の歩みでありましょう。
第1章 「浄土」 とは
◆浄土とは、私たちを離れて、どこかに思い描かれるような世界ではない。
◆地獄も浄土も「造ったからある」。造らなければないのです。
◆「死んだらどうなるのか」と問わずにいられない私たち。
第2章 「往生」 とは
◆自分にとって「浄土に生まれる」とはいかなる体験なのか?
◆「往生の生活」とはどのような歩みなのか?
第3章 「本願」 とは
◆真宗仏教の「救い」は「本願」にもとづく救いである。
◆自分のことでありながら、自分でわからない。はてさて?
第4章 「他力」 とは
◆「他力がわからん」とは、自力がわからんということです。
◆「他力」の「他」とは、「自力の心」の他なのです。
第5章 「念仏」 とは
◆「南無阿弥陀仏」は言葉となった仏です。
◆「念仏は、声に出さなきゃならんものなんですか?」
第6章 「信心」 とは
◆「信じる」とはどんな出来ごとだろうか?
◆私たちにとって、「回心」とはどんな体験か?
第7章 「聞法」 とは
◆「法を聞く」とはいったいどのような歩みなのか?
◆なにを聞くのか、なぜ聞くのか、どう聞くのか?
第8章 「回向」 とは
◆他者との絆が問われるいま、「回向」の意味を改めて考える。
◆なぜ往相と還相の、二種回向が説かれるのか?
第9章 「諸仏」 とは
◆「諸仏」のひと言にこめられた、私たちの人生の一大事。
◆阿弥陀仏と諸仏と私たちはどういう関係にあるのか?
第10章 「生活」 とは
◆真宗の教えと「生活」はどのような関係にあるのか?
◆真宗の教えを生きるとはどのような生活なのか?
第11章 「教化」 とは
◆教化という課題は、私たちにとってどういうものか?
◆「自信教人信」とはいったいどういうことなのか?
あとがき -
いまや“人類の古典”と言える『歎異抄』。
「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」というフレーズに代表される、我々の常識では納得できないような言葉が記された書が、なぜこんなにも世に広まったのか。
「なぜ悪人こそが救われる?」「なぜ故人の供養のために念仏しないの?」これらの「なぜ」に一つ一つ立ち止まり、『歎異抄』が書き表された願いを訪ねていきましょう。そこには古典を古典として終わらせない、現代を生きる私たちの道標となる真実があります。
「この世で救われない人は一人もいない」と親鸞に言わしめた教えが書き表された『歎異抄』の願いを、「なぜ?」という素朴な視点に立ち丁寧に書き表した一冊。
≪もくじ≫
序 誤解こそ理解の入り口
第一条 信じるってなに?
第二条 前編 往生ってなに?
第二条 後編 念仏ってなに?
第三条 なぜ悪人が救われるの?
第四条 愛ってなに?
第五条 供養ってなに?
第六条 無碍ってなに?
第七条 「はからい」ってなに?
第八条 信仰のマンネリズムとは?
第九条 義ってなに?
第十条 二つに分ける罪
第十一条 知と信の関係
第十三条 前編 宿業と運命論の違い
第十三条 後編 「本願ぼこり」ってなに?
第十四条 罪滅ぼしとは?
第十五条 さとりと信心の関係
第十六条 回心ってなに?
第十七条 信仰に結論なし
第十八条 お布施と信心?
後序(一) 救いの平等性とは?
後序(二) ふたつのおおせ
後序(三) 親鸞を弾圧した〈常識〉 -
「苦難に遭っている人に、慰めとなれば」との思いで綴られた日記形式の愛と信仰のエッセイ集。
「一人一人の命は限りなく貴重なものである。私の難病など取るに足りないものと思うが、苦難に遭っている人に、本書がいくらかでも慰めとなれば幸いである」(「あとがき」)。足がしびれ、硬直するなど難病・パーキンソン病との闘いを基調に、しかしその中でも多くの喜びを見つけ、感謝する日々を日記形式で綴った愛と信仰のエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、立松和平氏が編んだ「こころに響く日記」に収められた綾子氏の日記の一部を収録! -
さまざまな苦難を乗り越えてきた著者が、すべての人の胸に希望の灯が点されるようにと願って書かれた愛のメッセージ。
「私が絶望しないで生きて来ることができたのは、『それでも明日は来る』という希望があったからだ」(あとがき)。いろいろな病気もし、さまざまな人にも会い、抗しがたい悲しい事件にも遭遇など、幾山河を越えてきた著者が、すべての悩める人に贈るエッセイ集。1977年から1988年に書かれた随筆をまとめた読者の胸に希望の灯が点されることを願った愛のメッセージ。
「三浦綾子電子全集」付録として、北海道新聞の読者欄に投稿した一文を収録! -
作家としてものを書く姿勢、自作に寄せる思いなどを綴ったエッセイ集。
「私は精一杯力をこめて書いた。その災難に死んで行った人のことを思い、後に残された人の辛さを思い、時には声を詰まらせながら口述した。筆記する三浦も涙をぬぐいながら筆記した。」(「小説『泥流地帯』を回顧して」)。自作を書き終わっての感想などを綴った「作品と私」、小説のタネ、登場人物の名前など執筆時の裏話などを綴った「私にとって書くということ」、文学者論などを集めたエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「戦後六十年と企画展」を収録! -
妻から夫への感謝の言葉を中心に、著者没後に編まれた心打たれる遺された言葉の数々。
本が出るたびに、必ず執筆を支えてくれた夫・光世氏に献辞を添えた署名本を贈呈したという著者。それらの言葉を集めた「妻から夫へ 遺された言葉」を中心に、出会った人の心に残る言葉を集めた「忘れ得ぬ人 忘れえぬ言葉」、単行本未収録の小説やエッセイを集めた「初めての小説 遺されたエッセイ」を収録した慈愛に満ちた作品集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「大学生との座談会」を収録! -
読者の実人生を支え、慰め、励ますであろう言葉の数々を著作から集めた語録集。
「今の君にぼくが贈るのは、<われわれ人間はすべて、弱さと過ちからつくられている。われわれの愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である>という言葉です。この言葉を、真剣に考えてください。」(「帰りこぬ風」)。著者の全小説・随筆(約90冊)の中から人生への慰め、励ます長めの言葉を選んで構成された語録集。読者一人ひとりがどこかでフィットする心に響く言葉が満載。
「三浦綾子電子全集」付録として、工藤正廣氏(三浦綾子記念文学館副館長・北海道大学名誉教授)のエッセイ「魂の結納」を収録! -
誰かを力づけ、慰めることができればと祈って60余の著作から拾い集めた名言集。
「人生には確かに耐えがたい苦難がある。しかしそれだけに尚のこと、感謝の種を数えて生きぬく者でありたいと思う」(「忘れえぬ言葉 私の赤い手帖から」)。
「素直とはね、人のいうことをハイハイとうなずくことではないんだ。わたしがいうのは、心理に素直であるということだよ」(「積木の箱(上)」)。
自身が書いた60余冊の小説・随筆の中から、誰かを力づけ、慰めることができればと祈って拾い集めた名言集。
「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子の人生の方向付けをした前川正の人柄と言葉について、初代館長・高野斗志美氏が書いたエッセイを収録! -
人生のさまざまな場面をとらえ、生きることとは何かを綴る好エッセイ集。
「私たちがもし良心というものを自分の全生活の中において、最も重要なものだとして生きるならば、良心に従って宣誓することなど、そう簡単になし得ないのではないだろうか」(「良心に従って」)。「自分で自分の人生に見切りをつけた時、その人生は貧しくなる。しかし希望を持った時、実に豊かに生き得るのだ」(「希望は失望に終らない」)。街路樹・ナナカマドの街・旭川から贈る生きることへの好エッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、旭川を紹介したエッセイ「わたしの好きな旭川」を収録! -
平凡な生活の繰り返しが、「生きることの尊さ」を知ることだと説く、日記形式のエッセイ集。
「生きるということは、私は悲しみや苦しみに耐えることであると同時に、平凡な日常を切り捨てずに、深く大切に生きることであるとも思う」(あとがき)。
「平々凡々な一人の女にすぎない」著者が、人との出会い、仕事のことを中心に書いた日記。心にしみる言葉がちりばめられた珠玉のエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、帯状疱疹療養のために訪れた大島のことを記したエッセイを収録! -
さまざまな新聞や雑誌に掲載されたエッセイの中から選び抜かれた珠玉の21編。
「対話が成立しないのは、必ず自分の立場に固執し、耳をふさぎ、頑迷になっている人間たちに多いに違いない。つまり、おのが立場にしがみついて、動きの取れなくなった不自由な人間が対話を失うのだ。」(「対話し得るものは誰か」)。『氷点』『塩狩峠』などの作品が生まれた背景や執筆の動機、夫・光世氏や家族のこと、出会った人々への感銘など、著者の初期のころのエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「韓国旅行を終えて」を収録! -
聖書の中に示される罪深い人間の姿を記しながら、その意味を探る聖書の入門書。
「神の前に露わにされた人間の罪の姿に注目して書きすすめた。聖書に現われたスキャンダル、もしくは人間の底に流れるどすぐろい姿を記した。なぜなら、人間の罪深い姿を知ることは、神の高い清い愛を知ることでもあるからである」(「まえがき」)。人間の暗部から読み解いた聖書の入門書でもある。
「三浦綾子電子全集」付録として、朝日新聞夕刊(1982年7月27日)に載せた転機についてのエッセイを収録! -
夫婦や親子の悩みを共に考える愛のエッセイ集。
ひとは、あなたは、どのような悩みを抱き、それにどのように対処しているのか。日々、生きてゆくなかで、決して離れることのないさまざまな「悩み」―。
悩みとは何か。誰もが自己中心に生きて行きがちな病める現代への警告をこめ、手紙の形式を借りて綴ったエッセイ集。夫婦や親子の愛のあり方、あるいは真実に生きることの大切さについて、心に迫るいくつもの挿話を織り込んだ、珠玉の一冊。
「三浦綾子電子全集」付録として、旭川市長を務めた五十嵐広三氏とのあたたかい交流が垣間見えるエッセイを収録! -
幸せとは何か、人のためとはどういうことか。やさしく誠実に語りかけるエッセイ集。
「どんなに忙しくても、1日に10分の時間を誰かのために割くことはできないか。電話でもいい、葉書でもいい、その人のために祈るだけでもいい。要は小さな一歩から始め得るのではなかろうか」。
日々のさまざまな出来事や人との出会い、自然の姿から、幸せの意味を考える、誠実でやさしいエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による結婚後すぐの様子を記したエッセイ「九畳ひと間の幸せ」を収録! -
生きることへの指針は「許す」ことだと説く心温まるエッセイ集。
「自分自身の身に起きたことなら嗤(わら)えぬことを、他人事なら嗤うという冷たさは、決して許されることではあるまい。嗤うべきことは、他人の失敗や不幸を見て嗤うおのれ自身の姿ではないだろうか。人を嗤った時、その時の自分こそ嗤われる人間なのだ。わたしたちは何を嗤うべきかを知らねばならぬ」。
生きるとは、愛とは、罪とは何か、そして淋しさから立ち上がるための心のあり方を説く温かいエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「氷点」執筆前後のことを記したエッセイ「わたし、小説家になれる?」を収録! -
さまざまな悩みや不安への、生きる希望と力を与える真摯で、温かいメッセージ集。
「こんな頼りのない人間が、どうして人生相談の回答者などになれるだろうか」と考えていた著者が、「他人の目、他人の視点は、時には人生の問題を解くいとぐちを与えてくれるのかも知れない」と思い直し、著者のもとに寄せられた子供のこと、夫のこと、性格のこと、将来のことなど、14の悩みへ著者なりの考えを綴った回答集。「生きる希望と力が持てますように」と願いながら綴った真摯で、温かいメッセージ。
「三浦綾子電子全集」付録として、家族の中での父親の存在についてを考えるエッセイを収録! -
神によって生かされている著者が、日々の生活への思いをやさしく綴ったエッセイ集。
「目が覚めると、外が死んだように静まりかえっていたとする。(中略)その静けさが無気味に深まるばかりだとしたらどうだろう。そう思うと、どこかの玄関の戸を開く音、子供の泣き声、自転車のベルの音、何か言う若者の声、車の走り去る音などの聞こえることが、ひどく貴重に思われた」―。
「神の恵み」によって生かされているとする著者による、「生」を底流にした日々の生活への思いを綴った、日記形式のエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、キリスト教系冊子に牧師が書いた三浦綾子への謝辞を収録! -
日常風景から人生を語りながら、癌と闘う姿を日記風に綴ったエッセイ。
「私の日記のテーマ、というより生きるテーマは、『死』である。『死』を考えることによって私は『生』を考える。つまり『死』について思いを深めることが、私には『生』を深めることになる。」(「おわりに」より)。
人間関係を日録ふうに綴りながら、一方では癌発病におびえ、生と死の葛藤がめぐる。さまざまな日常風景を、透明で明るい筆致で著した、感動のエッセイ。
「三浦綾子電子全集」付録として、「小説すばる」に執筆した本書の紹介エッセイを収録! -
心に残るさまざまな言葉を思い出とともに綴った愛のエッセイ集。
毎日の平凡な生活の中で、ふと聞いた言葉や面と向かって言われた言葉が、心に残って消えない時、その言葉もまた肉体に刻まれた傷跡と同じように、その時の状況が瞬時に甦ってくる・・・。感動した言葉、おりにふれて思い出す言葉、自らを戒めるものとして受け入れた言葉、力と希望を与えてくれた言葉、愛の言葉などをまとめた心に残るエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏によるエッセイ「妻を語る」を収録! -
さまざまな苦難を乗り越え、ひたむきに生きる著者からの力強いエッセイ集。
「わたしたちはけっして、今日のこの日が、自分の一生にとって、絶対なくてはならぬ日だなどと思いはしない。あってもなくてもいいような、時には忘れてしまいたいような一日として、今日の日を使い捨てていることが多い。」(「命の使い捨てをやめよう」)。人との出会いと別れ、病気との闘い、聖書について、夫との生活など、ひたむきな生き方を綴ったエッセイ集。タイトルの「ひかりと愛といのち」は、北海道・旭川市にある三浦綾子記念文学館のテーマでもある。
「三浦綾子電子全集」付録として、「三浦綾子 没後一周年追悼講演会」の取材記事を収録! -
半生を振り返りながら、若い人へ生きること、愛することを熱く語った自伝的メッセージ集。
「どんなに頭が悪くても、どんなに体が虚弱でも、足がなくても手がなくても、耳が聞こえなくても、口がきけなくても、目が見えなくても、(中略)神にとって、廃物的存在の人間は一人もいない。みんな何らかの尊い使命が与えられているのです」(「第二章 生きる」)。敗戦後の自暴自棄の生活、繰り返す闘病生活、そして信仰・・・。波瀾万丈の体験から生きること、愛することを熱く語った自伝的メッセージ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、幸福な結婚というと思い出すあるひと組の夫婦のことを記したエッセイを収録! -
8本の講演テープを元に再構成された、人生のヒントとなるエッセイ集。
「私たちはずいぶん気をつけているつもりでも、自分でも気がつかなくて、いろいろな人の心を傷つけていると思います。人の肉体を傷つけたら刑務所に入りますが、人の心を傷つけても刑務所に入るということはありません。しかし、それだからといって、人の心のほうが体よりも値がないということではないと思います」(「生きるということ」)。数々の講演を行った著者が、8本のテープに残された講演を元に、人生を考える上でのヒントになればとまとめたエッセイ集。
「三浦綾子電子全集」付録として、自戒の言葉であり、サインを頼まれるとよく書く「なくてならぬもの」についてのエッセイを収録! -
没後9年後に刊行された読者に人生への気づきを教える宝物エッセイ集。
長い闘病生活、夫・光世氏と結婚してからの一生、人生の出会いが人をつくるという哲学・・・。著者の人柄と信仰そのままに、温かく真摯な視点で語られるエッセイ集。よりよい人生への気づきメッセージ。2012年著者の生誕90周年を記念して発刊された書籍の電子化。
小学館 創業90周年記念企画。
「三浦綾子電子全集」付録として、亡くなる前年(1998年)6月13日、三浦綾子記念文学館オープニングセレモニーで挨拶する綾子の写真、2012年9月11日、「三浦綾子電子全集」の記者発表会で挨拶する夫・光世氏の写真、綾子が小学校4年の時に書いた詩を収録! -
無意識が時折、姿を現す夢の世界。「わたしの知りたい素の自分」を探る夢日記。
「夢を研究する学者が、そのまま研究材料に使ってくれてもいいほどに、粉飾せずに」実際に見た夢を淡々と紹介していく不思議な短文集。「無意識の自分」の本音、自分の素の姿を知りたいために書いたという夢日記。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による綾子氏逝去前後のことを記したエッセイ「十月十二日のこと」を収録!
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