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『思想、社会、晶文社(実用)』の電子書籍一覧

1 ~14件目/全14件

  • 1,980(税込)
    編著:
    村上陽一郎
    著:
    藤垣裕子
    著:
    隠岐さや香
    著:
    佐藤卓己
    著:
    瀬川至朗
    著:
    神里達博
    他3名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    わたしたちは何を信じればいいのか?
    不信をぬぐい、対立を越えて――
    激しく揺れ動く社会で求められる知のありかたに
    9 つの観点から迫っていく

    危機が訪れればたちまち、さまざまな「専門家」が現れ、種々の「専門知」が入り乱れる。
    多くの人たちは翻弄され右往左往させられることが世の常となっている。
    それは新型コロナウイルス禍でいっそう明らかとなった。
    これまでも起きてきた、これからも起きるだろう。

    わたしたちは誰を信じればいいのか?
    何を指針とすればいいのか?
    科学、テクノロジー、歴史、メディア……
    多彩な分野から執筆陣を招き、専門知のあり方を問いなおす論考集。
    求められる知の実体を探り、どのように社会に生かすことができるかを考える。

    【目次より】

    ◆専門家とは何か――村上陽一郎
    ◆隣の領域に口出しするということ: 専門家のためのリベラルアーツ――藤垣裕子
    ◆科学と「専門家」をめぐる諸概念の歴史――隠岐さや香
    ◆「ネガティブ・リテラシー」の時代へ――佐藤卓己
    ◆ジャーナリストと専門家は協働できるか――瀬川至朗
    ◆リスク時代における行政と専門家: 英国BSE問題から――神里達博
    ◆女子教育と男子教育からみる「教養」と「専門」――佐伯順子
    ◆社会と科学をつなぐ新しい「専門家」――小林傳司
    ◆運動としての専門知: 対話型専門知と2061年の子どもたちのために――鈴木哲也
  • 1,870(税込)
    編著:
    内田樹
    著:
    平田オリザ
    著:
    白井聡
    著:
    渡邊隆
    著:
    中田考
    著:
    小田嶋隆
    他5名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    아이고(アイゴー)、困っています。
    もつれた結び目を解くために、みなさんの知恵を貸してください。

    荒れるネット言説、政治のねじれ、歴史修正主義……
    日韓をめぐるさまざまな事象は、「問題」ではなく「答え」である。
    11人の寄稿者が考える、日韓相互理解への道すじ。

    K-POPや韓国コスメ、文学作品の翻訳などカルチャー面での交流が活発な一方、 泥沼化した政治情況につられてヘイトや嫌韓本が幅をきかせる日韓関係をめぐる言説。 「戦後最悪」とも言われるターニングポイントで、もつれた関係を解きほぐす糸口をどう見つけるか? 韓国での講演や著書刊行が続いている内田樹先生を編者に、思想、歴史、安全保障、文化などの観点から、 11名の執筆者が両国関係のこれからを考えるアンソロジー。 「軽々には解けそうもない問題」を前にして、日韓相互理解の道を探る試み。

    いまの日韓関係については、誰か賢い人に「正解を示してください」とお願いするよりも、忍耐づよく終わりなく対話を続けることのできる環境を整えることの方がむしろ優先するのではないでしょうか。クリアーカットであることを断念しても、立場を異にする人たちにも「取り付く島」を提供できるような言葉をこそ選択的に語るべきではないのか、僕はそんなふうに考えています。(まえがきより)

    【目次】
    内田樹「二人の朴先生のこと」
    平田オリザ「私が大学で教えている事柄の断片」
    白井聡「歴史意識の衝突とその超克」
    渡邊隆「韓国は信頼できる友好国となりえるか」
    中田考「隣国を見る視点」
    小田嶋隆「炎上案件に手を出す者は、必ずや己の身を焦がすことになる」
    鳩山友紀夫「東アジア共同体をめぐる、ひとつの提言」
    山崎雅弘「韓国のことを知らない日本人とその理由」
    松竹伸幸「植民地支配の違法性を考える」
    伊地知紀子「卵はすでに温められている」
    平川克美「見えない関係が見え始めたとき」
  • 1,760(税込)
    編著:
    内田樹
    著:
    小田嶋隆
    著:
    釈徹宗
    著:
    白井聡
    著:
    仲野徹
    著:
    平川克美
    他3名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    どうしてこんな時代になったのか?
    「丈夫な頭」を持つ9名の論者による平成30年大総括

    平成の30年は、日本の国運が「隆盛」から「衰退」へと切り替わる転換期だった。
    なぜ30年前に期待されていた「あのこと」は起こらずに、
    起きなくてもよかった「このこと」ばかり現実になったのか?
    平成という時代の終わりに向けて、この間に生まれた絶望の面と希望の面を、
    政治・社会・宗教・自然科学など9つの観点から回想するアンソロジー。

    【目次】
    まえがき ――内田樹
    戦後史五段階区分説 ――内田樹
    紆余曲折の日韓平成史 ――平田オリザ
    シスターフッドと原初の怒り ――ブレイディみかこ
    ポスト・ヒストリーとしての平成時代 ――白井聡
    「消費者」主権国家まで ――平川克美
    個人から「群れ」へと進化した日本人 ――小田嶋隆
    生命科学の未来は予測できたか? ――仲野徹
    平成期の宗教問題 ――釈徹宗
    小さな肯定 ――鷲田清一
  • 1,540(税込)
    編著:
    内田樹
    著:
    岡田憲治
    著:
    小田嶋隆
    著:
    加藤典洋
    著:
    白井聡
    著:
    想田和弘
    他5名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    世の中の枠組みが大きく変化し、既存の考え方が通用しない歴史の転換期に、
    中高生に向けて「これだけは伝えておきたい」という知見を集めたアンソロジー。
    言葉の力について、憲法について、愛国心について、科学的態度について、
    弱さや不便さに基づいた生き方について……。
    若者たちがこれからの時代を生き延びるための知恵と技術がつまった、
    未来へ向けた11のメッセージ。

    タイトルにある「転換期」というのは、世の中の枠組みが大きく変化する時代のことです。(…)大人たちの大半が今何が起きているのかを実は理解できていない状況のことです。だから、大人たちが「こうしなさい」「こうすれば大丈夫」と言うことについても、とりあえず全部疑ってかかる必要がある。今は「マジョリティについて行けばとりあえず安心」という時代ではないからです。(「はじめに」より)

    【目次】
    身体に訊く──言葉を伝えるとはどういうことか 内田樹
    僕の夢――中高生のための「戦後入門」 加藤典洋
    表と裏と表――政治のことばについて考えてみる 高橋源一郎
    人口減少社会について根源的に考えてみる 平川克美
    13歳のハードワーク 小田嶋隆
    空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて 岡田憲治
    科学者の考え方――生命科学からの私見 仲野徹
    消費社会とは何か――「お買い物」の論理を超えて 白井聡
    「国を愛する」ってなんだろう? 山崎雅弘
    「中年の危機」にある国で生き延びるために 想田和弘
    社会に力がついたと言えるとき 鷲田清一
  • 1,870(税込)
    編著:
    内田樹
    著:
    堀田新五郎
    著:
    斎藤幸平
    著:
    白井聡
    著:
    中田考
    著:
    岩田健太郎
    他10名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    少子化・人口減、気候変動、パンデミック……。国力が衰微し、手持ちの国民資源が目減りしてきている現在において「撤退」は喫緊の論件。にもかかわらず、多くの人々はこれを論じることを忌避している。
    名著『失敗の本質』で言われた、適切に撤退することができずに被害を拡大させた旧・日本陸軍と同じ轍をまた踏むことになるのか?
    「子どもが生まれず、老人ばかりの国」において、人々がそれなりに豊かで幸福に暮らせるためにどういう制度を設計すべきか、「撤退する日本はどうあるべきか」について衆知を集めて論じるアンソロジー。

    目次

    まえがき 内田樹

    ■1 歴史の分岐点で
    撤退は知性の証である──撤退学の試み 堀田新五郎
    撤退のための二つのシナリオ 内田樹
    撤退戦としてのコミュニズム 斎藤幸平
    民主主義からの撤退が不可能だとするならば 白井聡
    撤退戦と敗戦処理 中田考

    ■2 撤退の諸相
    撤退という考え方──ある感染症屋のノート 岩田健太郎
    下野の倫理とエンパワメント 青木真兵
    音楽の新しさはドレミの外側にだって広がっている 後藤正文
    文明の時間から撤退し、自然の時間を生きる 想田和弘
    撤退のマーチ 渡邉格
    撤退女子奮闘記 渡邉麻里子

    ■3 パラダイム転換へ
    『桜の園』の国から 平田オリザ
    ある理系研究者の経験的撤退論 仲野徹
    Withdrawalについて──最も根っこのところからの撤退 三砂ちづる
    個人の選択肢を増やす「プランB」とは何か 兪炳匡
    極私的撤退論 平川克美
  • 1,980(税込)
    著:
    稲垣諭
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    「そろそろ滅びるそこのあなたへ」
    成田悠輔[イェール大学助教授、半熟仮想株式会社代表取締役]
    「機械の僕(しもべ)のように、家畜のように暮らしたっていいじゃないか。
    だってもう、“人間"は終わっているんだから」
    磯野真穂[人類学者]、推薦!

    完新世絶滅期(Holocene extinction)、あるいは、第六次の大絶滅期に
    私たちがなすべきこととは? 全人類に問う「生の哲学」。

    【すべてが「終わった」状態から考えるとすると、何が見えてくるだろうか】
    人間の視点を越えた視座、億年単位の宇宙を問題とする
    (当然すでに人類などというものもいない)、ある種「至高的な空間」から、
    「絶滅」を考えたとき見えてくるものとは。
    荒川修作の思想を系譜する気鋭の哲学者が「総合知としての哲学」を武器に、
    人類の未来を探究する。

    【目次】
    手引きのようなもの――視野を途方もなく拡張する
    1 絶滅へようこそ
    2 「まだ始まっていない」と「もう終わっている」の隙間を生きてみる
    3 機械のやさしさ
    4 食べられたい欲望
    5 神はまだ必要なのだろうか
    6 人間はツルツルになっていく
    7 苦しめば報われるのか?
    8 大人しい人間と裁きたい人間
    9 暴力と寛容
    10 風景なきiPhoneは空虚で、iPhoneなき風景は盲目である
    11 自己家畜化とどう向き合うか
    12 歴史の終わりとは何だったのか?(過去からの終わり1)
    13 村上春樹とピンボール・マシーン(過去からの終わり2)
    終わりが始まるまでに――人間の行方
  • 1,980(税込)
    著:
    青木真兵
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    青木君たち、やっていることは「けっこう極端」なんだけれど、言葉の手ざわりがとてもやさしい。
    だから話をずっと聴いていられる。──内田樹

    注目の在野研究者・移住者・図書館主宰者による土着人類学宣言! あたらしい人文知はここからはじまる。

    市場原理主義や、社会に浸透する高度なテクノロジーによる管理化に飲み込まれず、地に足がついたまっとうな生き方をするためには、社会のなかでの「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することが必要ではないか。
    ・スピードが最優先される「スマート化」にどう抗うか?
    ・これからの「はたらく」のかたちとは?
    ・研究と生活をどう一致させるか?……
    奈良の東吉野村で自宅兼・人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する著者が、志を同じくする若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。あたらしい人文知はここからはじまる。

    ぼくらの直感は合っていました。合っていたからと言って世界が劇的には変わるわけではないのだけれど、でももうちょっと、この「土着の知」とも言うべき人間の生き物としての部分を認めないと、ぼくたちは生き残ることができないのではないか。社会を維持することだってできないのではないか。本書は『彼岸の図書館』で言語化でき始めたこの直感を、同年代の研究者と共有し、意見交換した記録です。(「はじめに」より)

    【目次】
    「闘う」ために逃げるのだ──二つの原理を取り戻す
    対話1 逃げ延びるという選択 栢木清吾×青木真兵×青木海青子
    対話2 これからの「働く」を考える 百木漠×青木真兵
    「最強」とはなにか──山村で自宅を開くこと
    対話3 「スマート」と闘う 藤原辰史×青木真兵
    対話4 土着の楽観主義 竹端寛×青木真兵
    手づくりのアジール──「自分のために」生きていく
    対話5 生活と研究 磯野真穂×青木真兵
    対話6 ぼくらのVita Activa——マルクス・アーレント・網野善彦 百木漠×青木真兵
    山村デモクラシーII
  • 1,870(税込)
    著:
    松竹伸幸
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    九条の現実性と自衛隊の現実性にひとしく目配りをして、その共存の道を探る松竹さんのような人のことを、真のリアリストと呼ぶのだと思う。
    ──帯文・内田樹
    世界中で分断と排外主義がはびこるいま、必要なのは、異論を認めたうえで対話を重ねる態度! 憲法九条を守りつつ、自衛隊の存在も肯定するという自身の立場から、歴史認識、自衛隊の海外派遣、慰安婦問題、拉致問題、核の抑止力……など意見が対立する数々の難題に対して、保守・リベラル双方の対話の場をつくってきた自称「超左翼おじさん」の著者が説く、共存の作法。

    九条を大事だと思っている人も、自衛隊をリスペクトしている人も、あるいは改憲を求める人も、日本が平和な国であってほしいということは共通しているのである。『我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る』が出版された当時、日本と世界の現実が変化するなかで、これらの異なった考え方を結びつける条件、可能性が生まれていた。ところが現実は、お互いが相手を憎んでいるように見える。もっとお互いをよく知ろうではないか、異論は共存できるのだ、日本戦後史で最大の分断を乗りこえようと、私は訴えたかったのだ。(まえがきより)

    【目次】
    まえがき

    第一章 九条と自衛隊が共存する時代 改憲論議は終わった
    1 安倍「加憲」案が頓挫したことの意味
    2 専守防衛と九条が響きあう理由と背景
    3 自衛隊の海外派遣も九条と合致する場合がある

    第二章 左右が一致する防衛問題の政策と法律をつくる
    1 「自衛隊を活かす会」の結成とその問題意識
    2 新時代の専守防衛の神髄は核兵器抜きの抑止
    3 国際刑事法典を日本で制定すべきである

    第三章 歴史認識でも左右の対話と合意が不可欠な理由
    1 慰安婦問題での左右の対話の経験と教訓
    2 「日本会議」も対話の相手になるのではないか
    3 大館市が保革ともに中国人犠牲者を慰霊する理由

    終章 立場の違う人びとが対話するということ
    1 拉致問題や福島の問題でも同じ試み
    2 立場への共感以前に「心」の通い合いが大事だ

    補章 産経新聞デジタルiRONNAへの投稿から
    1 百田尚樹『日本国紀』を読む
    2 共産主義国に生まれたら、「コミューン革命」をめざしていた
    3 北朝鮮の核・ミサイル問題を解決する「最適解」は何か

    あとがき
  • バカ(認知バイアス)とバカ(政治的無知)の「バカの二乗」によってこんな世界ができあがった。私もあなたもみんなバカなら、いったいどうすればいいのか?
    ──橘玲

    怒りは必要だが、それだけでは誤る。本書はいま、「理性」のありかを問う。
    ──千葉雅也

    分断・ヘイト・陰謀論が絶えないのはなぜか?
    進化心理学、認知科学から導かれる、道徳感情をめぐる考察。

    トランプ当選をいまだに信じるひとに、Qアノン信者。世界を操るのはディープステートで、コロナワクチンにはマイクロチップが……。なぜかくもフェイクニュースや陰謀論が後を絶たないのか? それは私たちが「バカ」だから! 人間の脳内には「直観システム」と「推論システム」という異なる認知システムがある。この認知科学の「二重過程理論」をもとに、今世界で起きている政治的な分断と対立と混乱の図式を描き出す。我々が囚われている「バカの連鎖」から抜け出すにはどうしたらよいのか? 最新の進化心理学、認知科学の知見に基づいてその脱出口を探る長編評論。新しい人間像を構築せよ!

    本書のタイトルは「みんな政治でバカになる」である。「バカなんて許せない!」とイラッとした人も多いかもしれない。しかし、ちょっと待って欲しい。本は読まれなければ、意味がない。人間は「理性」よりもまず「感情」が反応することがわかっている。「バカ」という乱暴な物言いで、あなたの「道徳感情」に訴えかけて、本書を手に取ってもらったわけである。(……)私たちは人間本性上バカな言動をとってしまう。くわえて、ほとんどの人が政治について無知=バカである。いわば、「人間本性による」バカ(認知バイアス)と「環境による」バカ(政治的無知)とがかけ合わさった「バカの二乗」である。これがフェイクニュースや陰謀論が後を絶たない理由である。(「はじめに」より)

    第1章・大衆は直観や感情で反応する
    第2章・幸福をあたえる管理監視社会
    第3章・よき市民の討議はすでに腐敗している
    第4章・ポピュリズムは道徳感情を動員する
    第5章・もはや勉強しない亜インテリ
    第6章・部族から自由になるために
  • 1,870(税込)
    著:
    佐藤学
    著:
    上野千鶴子
    著:
    内田樹
    著:
    長谷部恭男
    著:
    杉田敦
    著:
    髙山佳奈子
    他7名
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    これはもはや、学問の自由のみならず、民主主義の危機!

    菅義偉首相による日本学術会議会員への被推薦者6名の任命拒否は、学問の自由と独立性を侵害する重大な危機につながる行為。日本学術会議はじめさまざまな学協会から強い抗議の意が表明される一方、政権は様々な論点ずらしをもってこの問題を矮小化し、議論は長期化の様相を呈している。この問題の背景に何があるか、学術会議はなぜ必要か、さらに学問の自由とはなにか、それがなぜ重要であるかについて、市民の理解を求め、世論を喚起するべく編まれた緊急出版。佐藤学・上野千鶴子・内田樹の3名が編者となり、多彩な執筆陣が繰り広げる、学問の自由と民主主義をめぐる白熱の論考集。任命拒否を受けた6名のメッセージも収録。

    「いったい何が壊されたのか。人々が震撼した危機は何なのか。そして、この事件は何の始まりなのか。本書は、この衝撃的な出来事を多角的に照らし出し、その深層を解明する趣旨で編集された」──佐藤学
    「これは日本の民主制を深く傷つけ、国際社会における日本の学術の信頼性と威信を著しく損なう行為です」──内田樹
    「菅政権に学者を屈服させることはできない。この戦端を開いたことを、政権は後悔することになるだろう」──上野千鶴子

    【目次】
    はじめに 佐藤学

    1 学術総動員体制への布石 上野千鶴子
    2 日本学術会議における「学問の自由」とその危機 佐藤学
    3 政府が学問の世界に介入してきた 長谷部恭男+杉田敦
    4 任命拒否の違法性・違憲性と日本学術会議の立場 髙山佳奈子
    5 学問の自律と憲法 木村草太
    6 日本学術会議とジェンダー平等 後藤弘子
    7 日本学術会議と軍事研究 池内了
    8 酔生夢死の国で 内田樹
    9 学術会議だけの問題ではない三つの側面 三島憲一
    10 「学問の自由」どころか「学問」そのものの否定だ 永田和宏
    11 文化的適応としての科学と日本学術会議 鷲谷いづみ
    12 1000を超える学協会の抗議声明から読み取れること 津田大介

    ■資料編
    任命拒否を受けた6人のメッセージ(芦名定道、宇野重規、岡田正則、小澤隆一、加藤陽子、松宮孝明)
    公表された声明文から(法政大学総長、日本ペンクラブ、現代歌人協会・日本歌人クラブ、映画人有志)
    日本学術会議による「要望書」
    日本学術会議法
    声明を公表した学協会一覧
    日本学術会議問題 日録

    あとがき 上野千鶴子・内田樹
  • 1,650(税込)
    著:
    渡辺京二
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    原発に象徴されるのは現代の科学物質文明で、ジャングルに象徴されるのは物質文明に侵されていない民の生活。ジャングルの民は豊かではないが、共同体の信頼のもと朗らかに暮らしている。文明か未開か、進歩か後退か、という二元論ではなくて、便利さや科学の進歩を肯定しながら、真の仲間を作ることが可能か。
    近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、エヴェレット『ピダハン』、カルロ・レーヴィ『キリストはエボリに止まりぬ』、ハンナ・アーレント『人間の条件』など、さまざまな書物をひもときながら、近代の普遍的な問題を問う。
  • 1,430(税込)
    著:
    藤井聡
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    「思考停止」した「凡庸」な人々の増殖が、巨大な悪魔=「全体主義」を生む。21世紀の全体主義は、ヒトラーのナチス・ドイツの時代と違い、目に見えない「空気」の形で社会を蝕む。ハンナ・アーレント『全体主義の起原』の成果を援用しつつ、現代日本社会の様々な局面で顔をのぞかせる、「凡庸という悪」のもたらす病理の構造を鋭く抉る書き下ろし論考。思考停止が蔓延する危機の時代に読まれるべきテキスト。
  • 1,496(税込)
    著:
    内田樹
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    グローバリズムに翳りがみえてきた資本主義末期に国民国家はどこへ向かうのか?
    これからの時代に宗教が担う役割は? ことばの持つ力をどう子どもたちに伝えるか?
    戦中派世代の経験から学ぶべき批評精神とは? 憲法をめぐる議論から
    浮かび上がる政権劣化の諸相……日本をとりまく喫緊の課題について、
    情理を尽くして語った著者渾身の講演集。
    沈みゆくこの国に残された希望の在り処とは?
  • 1,496(税込)
    著:
    内田樹
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    行き過ぎた市場原理主義、国民を過酷な競争に駆り立てるグローバル化の波、
    排外的なナショナリストたちの跋扈、改憲派の危険な動き……
    未曾有の国難に対し、わたしたちはどう処すべきなのか?
    脱グローバリズム、贈与経済への回帰、
    連帯の作法から「廃県置藩」論まで、
    日本の未来を憂うウチダ先生が説く、国を揺るがす危機への備え方。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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