『経済、村井章子(実用)』の電子書籍一覧
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日経BPクラシックス 第14弾
アダム・スミス『道徳感情論』新訳である。その冒頭――。
「人間というものをどれほど利己的とみなすとしても、なおその生まれ持った性質の中には
他の人のことを心に懸けずにはいられない何らかの働きがあり、他人の幸福を目にする快さ以外に
何も得るものがなくとも、その人たちの幸福を自分にとってなくてはならないと感じさせる」
スミスといえば、利己心が市場経済を動かすという『国富論』の記述が有名だが、
スミスの『国富論』に先立つ主著である『道徳感情論』では、他者への「共感」が人間行動の根底に置かれる。
本書序文を書いているノーベル経済学賞受賞者アマルティア・センは、こう述べている。
「スミスは、広くは経済のシステム、狭くは市場の機能が利己心以外の動機にいかに大きく依存するかを論じている。
(中略)事実、スミスは『思慮』を『自分にとって最も役立つ徳』とみなす一方で、『他人にとってたいへん有用なのは、
慈悲、正義、寛容、公共心といった資質』だと述べている。これら二点をはっきりと主張しているにもかかわらず、
残念ながら現代の経済学の大半は、スミスの解釈においてどちらも正しく理解していない。」
リーマン・ショック後の世界的な経済危機を経て、新しい資本主義を考える際の必読書といえる。 -
世界10カ国以上で刊行!
フィナンシャル・タイムズ紙「夏に読みたい最新経済書」22年上期選出!
デイリーミラー紙、ガーディアン紙、タイムズ紙など、各紙絶賛!
イングランド銀行公式の経済の入門書。経済は私たちの行動の全てに関わっているにもかかわらず、多くの人は経済についてよくわかっていないという現状を打破すべく、1694年設立、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が立ち上がりました。経済を理解できるようになるための10の平易な質問を題材にしてわかりやすく説明。景気、金利、インフレ・デフレ、GDPなどの経済基本用語や、経済危機、貿易摩擦、気候変動など世界が抱えるさまざまな問題を理解するために役立つ、経済入門書の決定版!!ビジネスパーソンの学び直しにも最適の1冊です。 -
「格差」とは何か? 世界的ベストセラー『21世紀の資本』著者による大注目作!
世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。
「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。
その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。
・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか
・所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は?
・「所得格差」と「資産格差」について
・累進課税制度の衝撃
・世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について
・ジェンダー格差をどう考えるか?
・環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である
・炭素排出制限量において、取り入れるべきアイデア
・「戦争や疫病が平等を生む」という定説は本当か
――「持続可能な格差水準」は、存在するのだろうか? -
フランス最高峰の知性による
コレージュ・ド・フランス連続講義
経済成長論の権威が語る
持続的で平等な成長と繁栄への道
最新の研究成果で描く資本主義の未来とは? 答えは本書に!
持続的で平等な成長に向けて創造的破壊を舵取りするには?
過去のイノベーターが未来のイノベーターの邪魔をするのを防ぐには?
創造的破壊が雇用を破壊し、健康や幸福に及ぼす負の影響を抑えるには?
創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因とは?
私たちの将来について考える際の重要なマイルストーンとなる書
ジャン・ティロール(『良き社会のための経済学』著者、ノーベル経済学賞受賞者)
今日の失速した資本主義が成長を回復するために不可欠な本
アンガス・ディートン(『大脱出』著者、ノーベル経済学賞受賞者)
広範で重要なトピックについて、新しく想像力に富んだことを述べる魔法のような本
ロバート・ゴードン(『アメリカ経済 成長の終焉』著者)
最先端の経済分析に基づき、現代経済のダイナミクスを解剖した本
ジョエル・モキイア(『知識経済の形成』著者) -
2008年のリーマンショックを機に、経済学への信用は失墜した。
経済学は、いつから、どのようにして象牙の塔の学問となったのか?
失われた信用を取り戻すために、経済学はこれからどこへ向かえばいいのか?
チェコ共和国で大統領の経済アドバイザーを務めた気鋭の論客が、
神話、哲学、宗教、経済学の文献を渉猟しながら、21世紀の経済学の進むべき道を示す。
--経済学の歴史を深く知ることは、経済学の可能性を最大限に示してくれる。
--経済学は、その始まりのときと同じように、倫理の問題を取り扱うべきだ。
--経済の研究が、科学の時代から始まったわけではない。
刺激的な主張を繰り出し、経済学のルーツを探る旅に読者を誘う。
・チェコで7万部を超えるベストセラーとなり、15カ国語に翻訳され、2012年にドイツのベスト経済書賞(フルランクフルト・ブックフェア)に輝いた話題作。
・チェコの初代大統領、ヴァーツラフ・ハヴェル氏によるはしがきつき
・チェコを代表する気鋭の経済学者による主流派経済学批判
・主流派経済学へのもやもやした不信感のすべてをずばっと記述!
・専門家がまゆをひそめるような刺激的な主張の数々。
経済学は物語の力を信じるべきだ/経済モデルは虚構、もっといえば神話にすぎない?/
人間はこれだけ好き勝手にやっていながら、それほど幸福でないとしたら悲しいことだ/
経済学者は何の予知能力も持ち合わせていないにもかかわらず、社会科学のなかで
いまだに将来予測にひどく熱心なのは、経済学者である。 -
「権力とは財布を握っていることである」
アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー……。
彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは、一体何なのか。
これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、
会計と歴史のプロフェッショナルが初めて紐解く。
・なぜスペイン帝国は栄え、没落したのか。
・なぜフランス革命は起きたのか。
・なぜアメリカ独立は成功したのか。
・なぜ日本は急速に列強へ追いつくことができたのか。
その歴史の裏には全て、帳簿を駆使する会計士たちがいた!
【目次】
■序 章 ルイ一六世はなぜ断頭台へ送られたのか
■第1章 帳簿はいかにして生まれたのか
■第2章 イタリア商人の「富と罰」
■第3章 新プラトン主義に敗れたメディチ家
■第4章 「太陽の沈まぬ国」が沈むとき
■第5章 オランダ黄金時代を作った複式簿記
■第6章 ブルボン朝最盛期を築いた冷酷な会計顧問
■第7章 英国首相ウォルポールの裏金工作
■第8章 名門ウェッジウッドを生んだ帳簿分析
■第9章 フランス絶対王政を丸裸にした財務長官
■第10章 会計の力を駆使したアメリカ建国の父たち
■第11章 鉄道が生んだ公認会計士
■第12章 『クリスマス・キャロル』に描かれた会計の二面性
■第13章 大恐慌とリーマン・ショックはなぜ防げなかったのか
■終 章 経済破綻は世界の金融システムに組み込まれている
■日本版特別付録 帳簿の日本史(編集部)
■解説 山田真哉 -
我々の直感は間違ってばかり? 意識はさほど我々の意思決定に影響をおよぼしていない? 心理学者ながらノーベル経済学賞受賞の離れ業を成し遂げ、行動経済学を世界にしらしめた、伝統的人間観を覆す、カーネマンの代表的著作。2012年度最高のノンフィクション。待望の邦訳。
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