『推理、異世界系作品(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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「おとっつぁん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いてみると、母親はかつて一緒に暮らしたことがある芸者。ゆえあってのこととはいえ、まったく身に覚えがないわけでもない。それでも娘として迎え入れることはできないと、いったんはおまきを帰したが……。久蔵の隠し子騒動に端を発した事態は、千吉や玉雪、果ては大妖たちまで巻きこむ大事に発展する。好調、お江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子、育てます〉第4弾!
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至高の神々との究極の頭脳バトル、コミカライズ第1巻!
暇を持て余した至高の神々が作った究極の頭脳ゲーム「神々の遊び」。完全攻略者がいまだ人類史上ゼロである、この超難度のゲームに元神様の少女レーシェと人類最高のルーキーと称される少年フェイが挑む! -
ウサギ穴に落ちたり、鏡を通り抜けたりして異世界で冒険をしたのち、現実世界に戻ってきたものの、現実に適応できない子どもたち。そんな子どもたちに救いの手をさしのべる“エリノア・ウェストの迷える青少年のための学校”の池に、空から少女が降ってきた。彼女は、かつてこの学校にいたスミの娘だという。だが、スミは死んでいる。それを聞いた少女はスミを取りもどさないと自分が消えてしまうと訴えた。そこでスミの友だち4人がスミを取りもどすべく死者の世界に旅立つことに……。ファンタジーの醍醐味を凝縮した、ヒューゴー、ネビュラ、ローカス3賞受賞シリーズ完結。/解説=三村美衣
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冬の王の力を借りてモスクワの街を火事から救ったワーシャだったが、彼女を目の敵にする司祭コンスタンチンに煽動された民衆に、火事を起こした魔女と糾弾され捕らえられてしまう。火あぶり寸前のワーシャの命を救ったのは、かつて故郷で縛ったはずの混沌の精霊、熊(メドベード)だった。だがワーシャは熊との共闘を拒み、彼女のために力を使い果たした冬の王が囚われている真夜中の国へ向かう。そこで彼女を待っていたのは、思いもよらない人物だった……。人間と精霊の架け橋となり故国ルーシを守ろうとする少女の数奇な運命を描く、感動の三部作完結。
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人間を滅ぼすほど危険な人外、六災の王討伐をかかげる鍵の騎士団。率いるのはかつてレディ・がっかりとよばれていた前皇帝の娘アルスルだ。新皇帝の要請を受けた騎士団は、六災の王の一体である隕星王の眷属、ワシ人外との戦いで疲弊した城郭都市アンゲロスの救援にむかう。一方、アルスルの護衛官となったルカは、アルスルへの恋心を抱きつつも、身分のちがいから想いを告げられずにいた。ところがアンゲロス公爵と対面した晩、ルカはとても奇妙な双子の夢を見たのだった。変わり者の少女の成長と戦いを描く、人気の『皇女アルスルと角の王』続編。/解説=乾石智子
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アンネッテはシェリルとして無事に正体を隠し皇太子であるエルドレットに近づくことに成功した。
しかし、それは当初の予定とは違い毒見係としてだった!
毒見係としてでも近くにいて護衛をすることができると喜んでいたアンネッテだったが、
とあるパーティーでエルドレットの真の目的を知り巻き込まれるように一緒に調査をすることに!
エルドレットと一緒に行動する度に、気弱な青年の姿が本当の彼なのか、
それともちょっと豪快な人のいい姿が本当の彼なのか、それとも不機嫌で忙しそうな彼なのか……。
一緒にいればいるほど気になってきてしまう自分に戸惑っていたアンネッテだったが
ある出来事をきかっけにエルドレットから離れる決意をして―― -
子爵令嬢であるアンネッテは幼少期に美しい婚約者にふくよかな見た目を誂われ悪口を言われた。
そのせいで、アンネッテは家の外に出ない生活を続けていたが、ある日ある出来事をきかっけに騎士を目指すことに。
そして騎士試験当日、師匠から言われた通りにアンネッテは〝正装”をして会場に向かうが、
なぜか注目を集めてしまう。
無事に騎士になることができ安心したアンネッテだったが配属されたのは
広域管理部、通称婚活課だった!
アンネッテに言い渡された初めての任務はなんと別人となって皇太子殿下を護衛すること?!
シェリル・コーラブルと名前を変え可愛らしいお嬢様になりきり正体を隠すアンネッテだが
偶然森で出会った人物に正体がバレてしまう危機発生!?
その相手は顔のわからない謎の青年で……。 -
大学卒業後、岡山の中学校教師として理科部顧問を務める谷本晶子と生徒の日常(「結晶の姫君」)。ヴィンセント梁が香港でリチャードの助手として働きながらもリチャードを裏切り、ジェフリーと通じていた時代(「龍の季節」)。正義とリチャードと下村の他愛ない日常(「楽しい日」)。スイスの全寮制学校に在籍していた頃のリチャードとジェフリーの思い出(「エドワード・バクスチャーの数奇な半生」)。若きオナラブルとしての仮面の下に鬱屈を抱えたジェフリーとヨアキムとの運命的で数奇な出会い(「悪魔を憐れむ歌」)。「宝石商リチャード氏の謎鑑定」シリーズに登場した欠かすことのできない人物たち、それぞれの過去とその後を収めた珠玉の短編集!
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リチャードの母カトリーヌが正義に会いたがっているという。謎の少女オクタヴィアの思惑を案じ、正義はリチャードと共に、カトリーヌが夏のバカンスで滞在している南仏プロヴァンスの屋敷を訪ねる。到着したリチャードと正義に、カトリーヌは敷地に隠された三十二個の石を探し出すゲームをするよう要請してきて……? 大人気ジュエルミステリー、第8弾!
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「目には見えぬが、確かにそこに在る。
幽かに感じる、怪異の臭い――」
人心を恐怖の淵に突き落とす、人ならざる者の「謎」に挑むふたり。
彼らを待つのは、死者の呪いか、神なる獣か。
そして、彼らの異能は、大切な人を救えるのか。
「怪異とは得てして不条理なもの」
この世に人知れず存在する怪異。
その謎を探るのは、通称「がらくた堂」の店主・杠葉伊織と若き相棒・遊馬悠人。
今日もふたりのもとへ相談者が訪れては、不気味な案件を持ち込む。
家の中の不吉な黒い影、立ち入ると呪われる廃村……。
彼らは無事、奇怪な謎を解くことができるのか!?
沖田円の大人気キャラ文 第2弾!!
「咎人の室」「獣の宝玉」「郭公の花嫁」の三篇を収録!! -
『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』『処刑人』「くじ」など数々の名作を遺した鬼才シャーリイ・ジャクスン。日常に潜む不安と恐怖、目には見えない邪悪な超自然的存在との出会いや家族間の複雑な関係、人間心理の奥底に流れる悪意を鮮やかな筆致でえぐりだした彼女に敬意を表し、ケリー・リンク、ジョイス・キャロル・オーツ、ジェフリー・フォード、エリザベス・ハンドら当代の錚々たる幻想文学の名手たちが書き下ろした傑作18編を収録する、珠玉のトリビュート・アンソロジー。シャーリイ・ジャクスン賞特別賞、ブラム・ストーカー賞受賞作。/【目次】序文=エレン・ダトロウ/弔いの鳥=M・リッカート/所有者直販物件=エリザベス・ハンド/深い森の中で――そこでは光が違う=ショーニン・マグワイア/百マイルと一マイル=カルメン・マリア・マチャード/穏やかな死者たち=カッサンドラ・コー/生き物のようなもの=ジョン・ランガン/冥銭=カレン・ヒューラー/鬼女=ベンジャミン・パーシィ/ご自由にお持ちください=ジョイス・キャロル・オーツ/パリへの旅=リチャード・キャドリー/パーティー=ポール・トレンブレイ/精錬所への道=スティーヴン・グレアム・ジョーンズ/柵の出入り口=ジェフリー・フォード/苦悩の梨=ジェマ・ファイルズ/晩餐=ジョシュ・マラーマン/遅かれ早かれあなたの奥さんは……=ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン/抜き足差し足=レアード・バロン/スキンダーのヴェール=ケリー・リンク/謝辞/解説=深緑野分/編者紹介/訳者紹介
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新しい仲間共にイベント「目覚め」クリア!
縦読みコミック発!異世界RPGファンタジー!第2巻!行方不明になったアーロの偵察命令を受け双晶の森に向かったハルト一行。
龍の襲撃を受け途中ではぐれたザックや魔力を封じられていたアーロとは無事に合流。
新しい仲間ユウキとも出会うが、龍を狙う謎の組織コルヴォと戦闘になる。激戦の末彼らの動きを阻止することには成功するものの、親龍は子龍に人間化の封印をかけて息絶えてしまう。
一方、その戦闘で闇属性の魔法攻撃を受けたリョータはログアウトした以来ゲームに戻ってこず現実世界でもbotのままになっていた。
クライシスフロンティアの謎が深まる中、それぞれの目的を抱いて世界が再び動き始める。 -
「シュヘラ姫は序列二位である妃になると決まりました」
「……他の国の姫も妃に置くということですか?」
癸氏は再び首を横に振る。
「否。シュヘラ姫のみが妃となります」
巫覡の力のせいで冷遇されて生きてきた王女シュヘラ。
朝貢の道具として、瓏帝国へと嫁ぎ後宮に入ることになるが、まさかの序列二位! なのに皇帝からは初夜に『愛さない、抱かない』と宣言されてしまい──!? -
江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋。夜な夜な妖怪達が子供を預けにくるのだった。そんな弥助の家の外にそっとたたずむひとりの妖怪、人恋しそうな彼女を弥助は家に招き入れるが……「軒先にたたずむもの」、石地蔵そっくりの妖怪が子供を預けにきた。だが三人の兄弟は仲が悪く喧嘩ばかり……「仲の悪い三兄弟」、へちまそっくりの貸し道具屋の若旦那が拾った手鏡、そこには……「迷子のへちま」等、妖怪達のにぎやかで不思議な日常を描いた短編9編を収録。可愛くてちょっぴり怖いお江戸妖怪シリーズ第3弾。/【目次】プロローグ/軒先にたたずむもの/仲の悪い三兄弟/迷子のへちま/蛍狩り/秘密の茶飲み仲間/蛙達の家探し/冬の訪れ/年末の餅つき/鼓丸(つづみまる)の毛/あとがき
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壮絶な戦いの末に熊を封じたワーシャだったが、その代償はあまりに大きかった。故郷に居場所を失った彼女は、冬の王に与えられた馬を供に旅に出た。女のひとり旅は危険すぎるため、男を装っての道中、タタール人の盗賊にさらわれた少女たちを助けたことから、盗賊討伐に向かっていたモスクワ大公の一行に期せずして加わることになった。そこには、十年前に家を出た兄の姿が。勇敢で聡明なワーシャは大公に気に入られるが、恐れを知らぬ振舞いにより自ら窮地を招いてしまう……。運命に逆らい生きる少女の成長と戦いを描く、大好評三部作第二弾。
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ルーシ北部の領主の娘ワーシャは、変わった少女だった。人には見えない精霊を見る力をもっていたのだ。だが母が亡くなり、新しい母アンナがやってきたことで、彼女の運命は一変した。アンナは熱心なキリスト教徒で、精霊を悪魔と呼び、怯え嫌ったのだ。さらに都から派遣された司祭が村人の精霊信仰を禁じたため、本来人々を悪しきものから守っていた精霊たちの力が弱くなってしまった。ある冬、村を極寒と夜の化け物が襲った。ワーシャは精霊を助け、化け物と戦うが……。心のままに自由に生きようとする少女ワーシャの闘いを描く、三部作開幕。
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千吉は大好きな兄、弥助を守るための力がほしいと、共に育った半妖の双子と一緒に妖怪奉行所西の天宮の奉行、朔ノ宮に弟子入りした。ところが仕事は雑用ばかりで一向に術らしい術を教えてくれない。ようやくひとつだけ教えてくれた術もなんの役に立つのかわからぬ始末。楽しそうな双子とは対照的に、千吉の苛立ちはつのるばかり。そんなある日、弥助に子妖を預けた化け獺が、期日を過ぎても迎えにこない。兄との時間を邪魔されて腹が立った千吉は、双子を巻き込んで化け獺を捜す決心をした。大人気の〈妖怪の子、育てます〉シリーズ第2弾!
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病に伏せがちな母と貧しく暮らしながら楽しくない学校へ通うみのるは、ドラッグストアで絆創膏を万引きしたところを店員に見つかってしまった。が、ポケットの中にあるはずの絆創膏はいつの間にか、背後にいた不思議な男の手の中にあった。「中田正義」という名前のその青年は、みのるの親戚を名乗って再び現れ、二人は共同生活を始める。すると誰も住んでいないはずのみのるの家の隣のジャングル屋敷に、誰もが唖然とするレベルの性別を超えた金髪美貌の男が出没。『幽霊』かと思いきや……。横浜山手を舞台に、大人気シリーズ、第三部開幕!
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皇帝の末娘アルスルは、特別な才能もなく人づきあいも苦手で、いつも皆にがっかりされていた。そんなある日、舞踏会に出席していた彼女の目の前で、父が何者かに暗殺されてしまう。アルスルは皇帝殺しの容疑で捕えられ、無実の訴えも空しく帝都での裁判で死刑を宣告される。部族の裁判を受けるため、一族の所領である城郭都市ダーウィーズに護送されたアルスルを待っていたのは、鍵の城の城主リサシーブ。だがその正体は……。人よりも優れた能力をもつ獣、人外が跋扈する世界を舞台に、変わり者と言われた少女の運命を描く異世界ファンタジイ。
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江戸の片隅で妖怪の子預かり屋を営む一人の若者がいた。その名は弥助。妖怪に育てられたのだが、ある事件で育ての親を失い、かわりに授かった赤ん坊千吉を、今度は懸命に育てている。顔なじみの妖怪達は遊びにくるし、入れ替わり立ち替わり子供を預けに来る妖怪もいるしで、騒ぎの絶えない毎日だ。そんなある日、弥助の大家、久蔵の双子の娘が、不気味な黒い影にさらわれた。だがさらったのは妖怪ではないらしい。双子の捜索は、妖怪奉行所西の天宮の奉行で、犬神の長、朔ノ宮の手に託されることに……。大人気〈妖怪の子預かります〉第2部開幕。
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〈南境ノ乱〉で破壊された町の人々がやっとの思いで手に入れた平和は、カラマーハ帝軍の侵略、そして大旱魃で脆くも崩れ去った。今や頭領になったハマーヌは、人々を救うため禁断の術に手を染める。一方敵の陰謀を逆手に取り、帝家の玉座を乗っ取ったラクスミィだったが、国を潤す青河が涸れ始めていることに気づく。このままでは乳海が露わになり、丹の暴発が起きてしまう。それを回避するには、南境の民が命の糧とする砂漠の水を断たねばならない。それぞれの民の命と希望を背負った、ハマーヌとラクスミィの決断はいかに……。三部作完結。
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砂ノ領の支配者、イシヌの女王が逝去した。秘術〈万骨ノ術〉の書の在処を、次期当主アラーニャと、双子の姉ラクスミィに託して。イシヌの代替わりを、野心的なカラマーハ帝家が見逃すはずはなく、ほどなく帝軍出陣の知らせと、アラーニャに皇帝のもとに嫁すようにという要求が届く。婚姻によってイシヌを乗っ取り、イシヌの女王が持つ治水の権限を手にしたいのだ。一旦は籠城を決意したイシヌだったが、帝国側の手段を選ばぬ攻撃に、姉姫ラクスミィは万骨ノ術をその身に収め、自ら敵城に乗りこむ。魔法と策略と陰謀が渦巻く『水使いの森』続編。/解説=三村美衣
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これまで何度もリチャードを妨害してきた富豪の少女オクタヴィアに、スリランカ随一の山岳リゾート地ヌワラエリヤのホテルへと呼び出された正義とリチャード。そこで待っていたのは、オクタヴィアとヴィンセントだった。ジェフリー、ヘンリーとも合流し、一行は力を尽くす。リチャードを何度も妨害してきたオクタヴィアの目的とは何だったのか。そして正義とリチャードの関係の行方は? 第二部、完結!
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水使い、それはこの世の全ての力を統べる者――。水荒れ狂う森深くに棲む伝説の水蜘蛛族の女であるタータとラセルタは、砂漠で一人の愛らしい少女を拾う。少女は外見に似合わぬ居丈高な態度で、水を操る力を持っていた。それもそのはず、彼女は砂漠の統治者イシヌ王家に生まれた双子の片割れ、ミイア王女だった。跡継ぎである妹を差し置き、水の力を示したミイアは、自分が国の乱れの元になることを恐れ、独り城を出たのだ。そんな彼女に、水の覇権を狙う者たちが迫り……。第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞、驚異の異世界ファンタジイ。/第4回創元ファンタジイ新人賞選評=井辻朱美、乾石智子、三村美衣
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滞在していたスリランカの戒厳令発令をうけ、日本に一時帰国していた正義だったが、帰国前にある人物から連絡を受けていた。その人物の要望もあり、正義は日本滞在もそこそこに、ヴィンセントに会うため香港へと飛んだ。かつてリチャードを裏切っていたはずなのに、なぜか正義を助けてくれるヴィンセントの真意とは? そしてリチャードと再会した正義は……?
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さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度)
【書籍説明】
ちょっと気の弱い僕「タカシ」。
いつもタカシと一緒にいる一番の友達「蔵丸」が、突然いじめの対象になってしまう。
蔵丸を助けたいのに、勇気がなくて助けられないタカシは、ある時蔵丸を見捨てて一人逃げ出してしまう。
それをきっかけに、タカシは集団無視の標的とされてしまった。
誰も話してくれない学校で、唯一タカシに話しかけてくれたのは「幹太」だった。
幹太とタカシはひっそりと仲良く過ごすものの、蔵丸へのいじめは酷さを増すばかり。
助けたいのに助けられない、なぜ自分と蔵丸だけがいじめに遭うのか…そんな悶々とした気分の中、ある日タカシは幹太に怒鳴ってしまう。
その直後に姿を消した幹太。
タカシは酷く後悔するが、幹太は学校に来ない。
幹太はどこへ行ってしまったのか。
タカシと蔵丸へのいじめに終わりはあるのか。
気弱な男子中学生タカシの視点で綴られた、いじめについて問う物語。
【目次】
蔵丸と僕
集団無視
幹太と僕
風が吹くと、川は流れるのか
本当の友達
【著者紹介】
池井 ゆみ(イケイユミ)
作家兼社会派コラムニスト。
スポーツインストラクターとしてスイミングの指導に当たる傍ら、執筆活動を続ける。
ストーリーのジャンルとしては、社会問題を取り上げたものが多い。
二児の母であり、妻であり、ワンコのボス。… 以上まえがきより抜粋 -
スリランカで宝石商として修業中の中田正義。山間の都市キャンディに滞在し一ヶ月が経った頃、不思議なメールが届いた。アドレスには「ジェフリー」という名前。件名は「リチャードを助けて」。開くと、リチャードの名前で予約された豪華客船クルーズの旅程表があり、出発は三日後。悩む間もなく、航空券と豪華客船のチケットが届き!? 2ndシーズン開幕!
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内乱から十年、ラバルタ国内での魔導士への迫害は増すばかりで、〈鉄の砦〉も未熟な若者を集めなければ成り立たなくなっていた。そんなある日ひとりの魔導士が奇妙なことに気づいた。〈鉄の砦〉に入ってきた人数と在籍している人数が数百人単位で合わないのだ。それだけの魔導士がいったいどこに消えたのか。同じ頃、エルミーヌで魔導士の指導にあたっているレオンの元に、かつての弟弟子グレイが訪ねてきた。そしてその日から、レオンは姿を消してしまう……。謎を解く鍵はレオンの師が研究していた禁術。感動と共感を呼んだシリーズついに完結。
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将来の進路を思い悩む正義の前に、ひとりの男が現われた。染野閑。正義の父親だ。家庭内暴力で正義の誕生後すぐに離婚していたのだが、金がなくなり正義を探し出して近づいてきたのだ。何度追い払っても執拗につきまとわれた正義は、リチャードに迷惑をかけるわけにはいかないと「エトランジェ」を辞めようとするのだが…? 大好評ジュエル・ミステリー、第一部完!【目次】extra case. シンハライトは招く/case.1 さすらいのコンクパール/case.2 麗しのスピネル/case.3 パライバ・トルマリンの恋/case.4 転生のタンザナイト/extra case. シンハライトは招く/あとがき
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内乱以来、魔導士への迫害がさらに悪化したラバルタ。デュナンはミオ師の私塾で学ぶ魔導士の卵だが、落ちこぼれだ。ある日、私塾が魔導士を逆恨みする村人に襲われ、師や兄弟子たちが殺されてしまう。生き残った弟弟子と妹弟子を連れ、必死で逃げるデュナン。だが、所詮は子どもの足、魔導士狩りの人々に追われ、力尽きた彼女らを救ったのは、貴族の庶子ノエと元騎士のガンドだった。四人が魔導士とは気づかず助けてくれたのだ。デュナンは、自分たちは魔導士に追われていると嘘をつくが……。『魔導の系譜』『魔導の福音』に続く、シリーズ第3弾。
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【ミニ小説つき】イギリスから帰国した正義とリチャード。正義は大学三年生となり、周囲ではそろそろ就職活動が本格化し始めていた。そんなある日、銀座の「エトランジェ」を常連客の乙村が訪れた。乙村は、片想いしていた女性からもらったという桜色のカメオをリチャードと正義に見せる。そして、そのカメオの謎を解いてみないか、と言い出して……? ジュエル・ミステリー第5弾! 文庫版発売時販促用ミニ小説「ふりかえればタイガーアイ」を電子版限定収録!【目次】case.1 挑むシトリン/case.2 サードニクスの横顔/case.3 ジルコンの尊厳/case.4 祝福のペリドット/extra case. 夜のアンダリュサイト/【電子版限定ミニ小説】ふりかえればタイガーアイ
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【ミニ小説つき】銀座の店「エトランジェ」を閉め、正義の前から姿を消してしまったリチャード。新たな店主として現れたリチャードの師匠、シャウルから情報を得た正義はイギリスへと向かう。リチャードの失踪の原因となった何かがある国へ。旅の途上、リチャードの親族と名乗る男ジェフリーが正義に近づいてきて? 美しき宝石商を苦しめる過去の因縁と、「正義の味方」の決断は!? 文庫版発売時販促用ミニ小説「曇天のアイオライト」&「ムーンストーンの慈愛」を電子版限定収録!【目次】case.1 ???/case.2 アレキサンドライトの秘めごと/case.3 導きのラピスラズリ/case.4 ホワイト・サファイアの福音/extra case. バイカラー・トルマリンの戯れ/【電子版限定ミニ小説】曇天のアイオライト/【電子版限定ミニ小説】ムーンストーンの慈愛
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エルミーヌの王都リムリアの王立学院で学んでいたカレンスは、父危篤の知らせを受け、急ぎ故郷に帰った。五年前、妹リーンベルが魔物棲みだとわかり若い命を散らしたとき、守ってやることもできず、逃げるように都に行ったカレンスにとって、久しぶりの故郷。だが、死を前にした父に託されたのは、余りにも重い“秘密”だった。一方リムリアには隣国ラバルタの魔導士派遣団が滞在、魔導技術の受け入れを巡り、政治的対立が起こっていた。魔導が禁忌とされてきた国エルミーヌで、新たな道を切り開こうとする青年の戦いを描く『魔導の系譜』続編。第1回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作シリーズ第2弾!/解説=大森望
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美貌の敏腕宝石商・リチャードの店「エトランジェ」でバイト中の大学生・正義。店には様々な人間が訪れる。結婚三十周年記念の指輪のための宝石を探す夫婦、恋人と連絡の取れなくなった女子大学生。そして、とあるオークションへの代理出席を依頼する者も。オークション会場には、リチャードの過去を知る男がいた。正義とリチャード、それぞれの想いはすれ違い――!?【目次】case.1 求めるトパーズ/case.2 危ういトルコ石/case.3 受けつぐ翡翠/case.4 天使のアクアマリン/extra case. 傍らのフローライト
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魔導士が差別され、虐げられている国ラバルタ。田舎で私塾を開いている三流魔導士レオンは、魔導士の最高機関〈鉄の砦〉からひとりの少年を託される。幼くして家族をラバルタの騎士に殺され、桁違いの魔導の潜在能力がありながら、学ぶことを拒む少年ゼクス。頑なだった少年は、レオンの辛抱強い指導の下で才能を開花させていく。やがてその力を認められ〈鉄の塔〉に召還されたゼクスだったが、貴族の魔導士アスターとの出会いが彼の、そして王国の運命を大きく変えていく。第1回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞の本格異世界ファンタジイ。/解説=三村美衣
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美貌の敏腕宝石商・リチャード氏の店でバイト中の正義。氏の鑑定眼はますます冴え渡り、日々厄介な謎が持ち込まれる。本日老舗バレエ団から依頼されたのは、死んだバレリーナの呪いがかかったエメラルドのネックレスの謎鑑定。リチャード氏がエメラルドから導き出す意外な真相と石に秘められた想いとは!? 宝石に宿る人の心の謎を解き明かすジュエル・ミステリー!【目次】case.1 キャッツアイの慧眼/case.2 戦うガーネット/case.3 エメラルドは踊る/case.4 巡りあうオパール/extra case. ユークレースの奇縁
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酔っ払いに絡まれる美貌の外国人・リチャード氏を助けた正義。彼が国内外に顧客をもつ敏腕宝石商と知り、誰にも言えない曰くつきのピンク・サファイアの鑑定を依頼する。祖母が死ぬまで守っていたその宝石が秘めた切ない“謎”がリチャード氏により解かれるとき、正義の心に甦るのは……? 美しく輝く宝石に宿る人の心の謎を鮮やかに解き明かすジュエル・ミステリー!!【目次】case.1 ピンク・サファイアの正義/case.2 ルビーの真実/case.3 アメシストの加護/case.4 追憶のダイヤモンド/extra case. ローズクオーツに願いを
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航海の末たどりついた神呪字諸島。そこでデューティフル王子一行を待ち受けていたのは、どうやら一枚岩ではないらしい、外島人の氏族間の微妙な緊張と駆け引きだった。婚約者エリアニアとの約束どおりドラゴンを討ち取ることが、彼らに何をもたらすのか? そしてフィッツを驚愕させたのは、六公国に残してきたはずのゴールデン卿こと道化が、アスレヴャルにたどりついていたことだった。このままでは予言どおり道化は死んでしまう。苦悩するフィッツをよそに、道化を加えた王子一行は、黒のドラゴン、アイスファイアを求めて氷上の旅に出る。
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予言を成就させるために、氷に閉じこめられたドラゴンを解放しようとする道化、婚約者との約束どおりドラゴンの首をとろうとする王子。古くからの友情と、一族への忠誠のあいだで揺れるフィッツ。だが、物資をとりに浜へもどる途中、氷の穴に落ちたフィッツと道化が見たのは、かつて六公国を覆った悪夢そのままに、生ける死者と化した囚人たちの姿。彼らを熔化したのは、道化を偽者と呼び自分こそが真の予言者であるという蒼白の女。女はフィッツに自分の側につくように迫る。道化と蒼白の女、真の予言者はどちらなのか。大河シリーズいよいよ佳境に。
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氷の墓から甦った黒いドラゴン。ビングタウンから飛来した青いドラゴン。二頭は蒼白の女に操られた石のドラゴンとの死闘に勝ち、勝利の飛翔をする。圧倒的なドラゴンの威力の前にフィッツらはなす術もない。すべてが終わったあとに残ったのは、破壊された蒼白の女の宮殿だった。道化の予見した未来は成就された。だが道化は蒼白の女にとらえられたまま。フィッツは道化をさがし、氷の下にある女の宮殿に踏みこむ。そこで彼が見たのは愛する友の無残な姿だった。悲嘆に暮れるフィッツは……。桁外れのスケールでおくる異世界ファンタジー遂に大団円。/解説=乾石智子
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六公国の王子デューティフルと、かつての宿敵である外島人の族姫エリアニアとの婚約。互いに根強い恨みと反感を抱く二つの国に平和を打ち立てんとするこの縁組みを成立させるためには、黒いドラゴン、アイスファイアの首を落とさねばならない。約束を守るために、王子は神呪字諸島に向け出航する。お供は王妃の顧問官シェイド、王子の従者シック、身分を隠したままのフィッツ。さらに古き血族のウェブや〈気〉をもつ貴族シヴィルも乗りこんでいる。航海の行く手に待つものは。壮大な異世界ファンタジー〈道化の使命〉最後の幕があがる。
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ファーシーア一族を恨むパイボルド一派から、デューティフル王子をとりもどしたフィッツ。赤船の乱で六公国に大惨事をもたらした外島人とのあいだに平和を築くべく王妃ケトリッケンがとりまとめた神呪字諸島の族姫との婚約の儀は、つつがなく執り行われることになった。バックキープにやってきた族姫エリアニアはまだ十一歳。だが並々ならぬものを内に秘めた少女だった。華やかな婚約の宴の陰に潜む外島人の思惑は? かつての暗殺者兼間諜のフィッツはなんとか探りだそうとするが……。圧倒的スケールの異世界ファンタジー〈道化の使命〉第二部。
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職人になるべく修業に励んでいるはずの養い子ハップは、女の子にうつつをぬかし、フィッツの忠告も耳にはいらぬ様子。王子との信頼関係は綱渡り状態。〈技〉をもつもうひとりの生徒もなかなか心をひらかない。思うにまかせぬ若者たちに、おのれのふがいなさを噛みしめるフィッツ。一方、いったんは鳴りを潜めていたパイボルドの一党もふたたび蠢きはじめていた。今度の狙いは王子だけでなく、〈気〉をもちながら、古き血族の敵ファーシーアに忠誠を尽くすフィッツと、そのあるじゴールデン卿。フィッツは王子を、そして六公国の平和を守れるのか?/解説=井上知
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獣と絆を結ぶ〈気〉の力。遠見をし、遠くの仲間と意思を伝えあう〈技〉の力。デューティフル王子はそのどちらをも併せもっていた。だが同じく〈技〉をもっていた父ヴェリティはすでに亡く、六公国では穢れとして忌み嫌われる〈気〉をもつことは公にできない。そんな王子を導くことができるのは、同じくふたつの力をもち、ヴェリティから〈技〉の教えを受けたフィッツだけ。王妃やシェイドに乞われ、王子の教育を引き受けたフィッツ。だが意外なところに〈技〉をもつ人間がいたのだ。フィッツは彼を、王子の仲間として一緒に訓練しようと試みる。
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ファーシーア一族の影として長年王の暗殺者だったシェイドは、今では王妃の顧問官となっていた。彼はフィッツに、宮廷にもどって若き王子にファーシーア一族に伝わる不思議な力〈技〉の使い方を教えてくれるように頼みにきたのだ。ヴェリティのいない今、教えられるのはフィッツだけ。しかし自身の〈技〉と知識に自信のないフィッツが承知するはずもない。なんとか断ったものの、訪問者はシェイドだけに終わらなかった。次にフィッツのもとを訪れたのは、豪奢な身形をした見知らぬ若者。果たしてフィッツに宿命の波を止めることはできるのか?
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豪奢な服に身を包み、黄金色の肌に黄金色の髪をした美しい若者。すっかり変わってはいたが、それは懐かしい道化だった。フィッツの祖父にあたる王に仕えていた不思議な白い道化。十五年のあいだに彼になにがあったのか。自らを白の予言者と称し、フィッツを“触媒”と呼ぶ道化の予言を証明するように、フィッツの周囲に変化の風が吹き荒れる。外諸島との和平のための結婚を目前に行方をくらました、若き王子の捜索に招喚されたのだ。黄金卿こと道化の従僕と偽ってのフィッツの探索行が始まる。公国の希望である王子を探し出すことができるのか。本格異世界ファンタジー!/解説=石堂藍
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六公国を危機に陥れた外島人の“赤い船団”が撃退されて十五年。王ヴェリティが去ったあと、王妃が一粒種の王子を守り育てながら、なんとか平穏に国を治めてきた。一方、ヴェリティの兄であった第一王子の庶子フィッツ、暗殺者の弟子で、今やファーシーア一族の〈技〉を継承する唯一の生き残りとなった彼は、絆を結んだ狼と、訳あって育てている孤児の少年とともに、隠遁生活を送っていた。だが、かつての師シェイドの突然の来訪が、彼を再び運命の渦に投げこむことに……。圧倒的なスケールの異世界ファンタジー〈ファーシーアの一族〉続編、壮大な三部作、堂々開幕。
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落ちこぼれネクロマンサーのワードと死から蘇った美女シーリアは、彼女の父親、闇社会のプリンス殺しの濡れ衣を着せられてしまう。暗殺者に追われ這々の体で飛びこんだ先が邪悪な黒魔術師マセリオの屋敷。どうやらワードはマセリオの弟子候補と間違えられているらしい。となればさっさと逃げたほうが身のためだ。なのにいきなり現れた旧知の猟官には盗みを命じられ、召使の娘には助けを求められ、どんどん深みにはまっていくワード。気が弱いくせに正義感が強く頑固なワードにシーリアは苛立ちを隠せない。闇と魔法の異世界ファンタジー第2弾。
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冴えない男子大学生の葵(あおい)は、就職活動に行き詰まっていた。「ここは神頼みで…」とトボトボ大学裏の稲荷神社へ足をむけるが、その日を堺に葵の日常は一変する。驚いたことに、桜森(さくらもり)神社の鳥居は異世界へと繋がっておりそこでは美しい狐の少女・おもちが暮らしていたのだ! 葵はかわいい彼女に一目ぼれ。再び会いたくてたまらずパラレルワールドへ行くための試行錯誤が始まるが…!?
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「あの子を見つけた」大怪我を負った男はジョニーに告げた。「やつが戻ってくる。逃げろ」少年は全速力で駆けた。男の正体は分からない。だがきっと妹を発見したのだ。アリッサは生きているのだ。ジョニーはそう確信する。一方、刑事ハントは事件への関与が疑われる巨体の脱獄囚を追っていた。この巨人の周辺からは、数々の死体が……。ミステリ界の新帝王が放つ傑作長篇。
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少年ジョニーの人生はある事件を境に一変した。優しい両親と瓜二つのふたごの妹アリッサと平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。その後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母は薬物に溺れるように……。少年の家族は完全に崩壊した。だが彼はくじけない。ただひたすら家族の再生を信じ、親友と共に妹の行方を探し続ける。
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森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。しかし、誘拐された少女は五人だった。六人目の被害者は誰なのか。失踪人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、高名な犯罪学者ゴラン・ガヴィラとともに特別捜査班に加わることになる。だが、警察の懸命の捜査を嘲笑うかのように、犯人は少女の遺体を次々と発見させて……。
バンカレッラ賞、フランス国鉄ミステリ大賞、マッサローザ文学賞、カマイオーレ推理小説賞、ベルギー推理小説賞など数々のミステリ賞に輝いた息もつかせぬ傑作サイコサスペンス!
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