『ホラー、推理(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
1 ~18件目/全18件
-
あれは夢だったのだろうか。変電所点検の仕事で秋田を訪れた生田俊彦は、吹雪の夜に遭難、雪原で見知らぬ女に出会い、そして体を重ねた。「黙って。何も話してはなりません。話せば、愛は枯れてしまいます」その美しい女はそう言って姿を消した。あれは寒さで疲労した脳が生み出した悪夢のはずだ。だが、病院で目覚めた生田の目の前にいた看護婦は、彼女に瓜二つだった……。謎めいた女の幻影に惑わされる男を描いた長篇小説。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
夕海子は、寒くなるとその名簿をひらく。名簿からランダムに選んで、その一人に電話をかける。家を訪ねていく。そして、泊めてくれないかと頼む。それが行き詰まったとき、夕海子は最後の手段に出る。彼女を暖かな場所に連れ戻してくれる最後の脱出装置は、いつも抱えている黒いボストンバッグの底にある……。長篇サスペンス。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
「あなたの、人生の分岐点はいつですか?」
分岐駅まほろし――。
それは満月の夜だけ現れるという不思議な駅。
過去に後悔を抱えた者たちが行き着く場所だとか。
もしもあの日、あの時、過去の分岐点で違う選択肢の人生を歩んでいたら……。
これは素晴らしき人生の物語。
切なくも温かい、心に沁みる「永遠の感動ファンタジー!」
2022年秋のドラマ化も話題となった大ヒット作『さよならの向う側』の著者が贈る、書き下ろし最新作!
小説家・佐藤青南さんも激賞!!!
「別れのつらさや後悔の重さに耐えきれなくなりそうなとき、きっとこの本を読み返す。
明日に踏み出す勇気を与えてくれる感涙小説!」
重く深い後悔を抱えた人たちが、過去の分岐点へと戻り、自分が選ぶことのなかった人生を辿ることで、自身の生き方や人生と向き合う物語。
その不思議な現象が起きる分岐駅「まほろし」を訪れたのはそれぞれ訳アリな男女……。
「もしもあの時、告白をしていたら」
「もしもあの時、第一志望の大学に合格していたら」
「もしもあの時、夢を追わなければ」
「もしもあの時、病院に連れて行っていたら」
―――さまざまな後悔を振り返る中で見えてきた、本当に大切だったこととは……!?
誰もが何かしらの後悔を抱えて生きている。
そして、誰もが何かしらの大切な人生の分岐点を持っている。
過去は変わらないが、未来は分からない。
今日この日が分岐点となって、また誰かの新たな人生が始まる――。
明日から前を向いて生きる勇気が生まれる――これは、間違いなく、素晴らしき人生の物語! -
猫は、そこにいるだけで「物語」を生む。
なぜ作家は猫を描くのか。天邪鬼でわがまま、時に甘えん坊。
飄々としたこのいきものに心惹かれ、物語を仕立てようとする作家は多い。
人間より上位の動物として地球に君臨する猫を表現したSF「ネコ」(星新一)や、
飼い猫から見た作家の生態を描く「黒猫ジュリエットの話」(森茉莉)など、9人の作家による個性あふれる猫小説集。
【収録作品】
森茉莉 『黒猫ジュリエットの話』
吉行理恵 『雲とトンガ』
室生犀星 『猫のうた』『愛猫』
佐藤春夫 『猫と婆さん』
小松左京 『猫の首』
梅崎春生 『大王猫の病気』
宮沢賢治 『どんぐりと山猫』
金井美恵子 『暗殺者』
星新一 『ネコ』 -
この電子書籍は、2018年に配信された、コバルト文庫の電子オリジナル作品・全13作品の無料試し読み小冊子です。全作品、試し読みをたっぷり増量して収録。お気に入りの作品を見つけよう!【試し読み収録作品】「紅き断章 すべて華の如し(後宮シリーズ短編集)」(はるおかりの)/「王立探偵シオンの過ち2」(我鳥彩子)/「聖霊狩り 妖魅の書」(瀬川貴次)/「薔薇の純情2 赤き疵痕は偽りの花嫁」(響野夏菜)/「その後のひきこもりたち アレサンドリ神国の人々は今日も自由にあがいています(ひきこもりシリーズ短編集) 」(秋杜フユ)/「ひみつの小説家と葡萄酒の貴公子」(仲村つばき)/「錬金術師はガラスの靴で踊る~ヴェルサイユ宮殿とサンドリヨンの謎~」(一原みう)/「ちょー東ゥ京 ~カンラン先生とクジ君~」(野梨原花南)/「月下薔薇夜話 ~君の血に酔う春の宵~」(真堂 樹)/「玉響 ――妖し姫恋奇譚――」(藍川竜樹)/「王立探偵シオンの過ち3 罪よりも黒く、蜜よりも甘く」(我鳥彩子)/「ちょー東ゥ京 2 ~カンラン先生とクジ君のちょっとした喧嘩~」(野梨原花南)/「白き断章 すべて雪の如し(後宮シリーズ短編集 二)」(はるおかりの)
-
突如動き始める駅のホーム、帰省ラッシュのチケット競争に敗れた私、
航海客たちが集う居酒屋、マトリョーシカの秘密、パリで恋の女神を探し続ける男――。
終点で待つ、意外な結末を探しに、旅に出ませんか?
まもなく出発いたしますので、お乗り遅れになりませんよう、ご注意を!
世界のあちこちで繰り広げられる、ふしぎな旅のショートショート集。
解説/せきしろ
(単行本『インスタント・ジャーニー』(2017年2月実業之日本社刊)を改題)
【収録作品】
ホーム列車/ペルーの土地売り/ポートピア/生地屋のオーロラ/理屈をこねる/シャルトルの蝶/火の地/風の町/東京/Blue Blend/虚無缶/マトリョーシカな女たち/花屋敷/Star-fish/帰省瓶/竜宮の血統/砂寮/セーヌの恋人 -
他人の心が読める「読心スマホ」の力を持った美島冬華は、勤務先の後輩で学生時代から仲の良い阿南十萌からストーカー被害の相談を受けた。犯人は社員の瓜野道貴課長だという。同期の沖田悠人の協力もあり、一度は解決の兆しを見た事件だが、冬華が覗いた瓜野の心の中には、決して見逃すことのできない驚愕の「記憶」が映し出されており――!? 傑作サイコミステリー!!
-
【無料ガイドブック】集英社文庫電子版の中から〈現代小説〉〈ミステリー〉〈恋愛・青春〉〈歴史・時代小説〉〈エッセイ〉〈ノンフィクション〉〈現代人必読書〉の7ジャンルで、名作・傑作を選定しました。また、気鋭の新人を輩出してきた「すばる文学賞」、小説の世界に常に新しい風を送り込む「小説すばる新人賞」の電子化作品も合わせてご紹介します。お手持ちの端末にダウンロードして、デジタル読書体験にご活用ください。
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】すべての事件の糸を引いていた<宮>。玲雅(あきらまさ)は都の崩壊を食い止めるために宮の邸に向かう。そこで知ったのは、己の出生にまつわる衝撃の事実だった。一方、建御名方神(たけみなかたのかみ)を鎮めに諏訪へ向かった真澄は、結界を解かれて流れ込んできた負の念に呑みこまれそうになる。必死に祈りを捧げる真澄のもとに現れた“神”の正体は…!? 二人の後日談やスペシャルマンガも多数収録、これがほんとの大団円!!
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】本当は女だということが、実光に知られてしまった……!! 玲雅(あきらまさ)の傍を離れなければ秘密をばらすと脅された真澄は、ついに玲雅に真実を告げる決意をする。が、そのたびに邪魔が入ってなかなか機会が訪れない。真澄の秘密がみんなにばれ、陰陽寮を放逐される前に、都の結界を破った敵の正体を見破らなくてはならない。実光を操る謎の黒幕<宮>の正体は? また、彼の目的は一体何なのか……!?
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】お互い気持ちを告白し、ついに「お付き合い」をすることになった玲雅(あきらまさ)と真澄。だが、自分が女だとばれていることを知らない真澄は、あくまで「男同士のお付き合い」だと思っており、いまいちかみ合わない。そんな時玲雅は、赤子の見きわめのために高階家の出産に立ち会ってほしいと依頼される。覚えのない口伝を不審に思いながらも赤子を取り上げた玲雅だが、その赤子が突然姿を消してしまい…!?
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】賀茂家の伯母に、正直と“真子”の縁談をもちかけられた真澄。とっさに「真子は玲雅(あきらまさ)と恋仲だ」と嘘をついてしまう。事情を聞いた玲雅も、真澄を結婚させたくない一心で芝居に協力することに。伯母に「陰陽師の実力を示せ」と迫られた迫られた玲雅は、真澄邸で術を披露するが、なぜか術が暴走し、窮地に立たされる。都に不穏な空気が流れる中、伯母に玲雅の許婚の存在を知らされた真澄は!?
-
いま、伝えたい「あの日」の奇跡。
地震に遭った翌日、少年は、海の匂いのする、見たこともない町に立っていた。通りかかったオバサンの家で親の迎えを待つ間に体験したのは、少年がこれまでしてみたかったことばかりで……。(「翔る少年」) 「どんな人生にも必ず分岐点となる瞬間が存在するように思う。運命的な避けることのできない『あの日』もあれば、ほんの僅かなタイミングの違いでその後が揺らぐ『あのとき』もあるだろう。そのポイントにかえることができたら。いくことがかなうなら――。 もしも拙作を手にとって読んでくださる方がいるとするならば、ほんの少しでもいい、その方の『あの日』『あのとき』に対する思いに寄り添えたらと願う」――乾ルカ。時空を超えた小さな奇跡と一滴の希望を描く感涙の傑作小説集。第143回直木賞候補作。 -
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】左大臣の命で、紀伊に妖し退治に行くことになった玲雅(あきらまさ)と真澄。この旅行を機に真澄との関係を進展させたい玲雅だが、なぜか賀茂家の当主・正直(まさなお)も同行することになり、うまくいかない。到着早々、黄泉童子と呼ばれる強大な妖しに襲撃された一行。だがそのとき、真澄は黄泉童子の傍らに巫女(かんなぎ)の霊がいることに気づいた。この土地にまつわる、荒ぶる妖しと巫女の悲しい伝説を知った真澄たちは……。
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】ある中級貴族から、娘の邸で起こる怪異を祓ってほしいと頼まれた玲雅(あきらまさ)と真澄。以前から幸世姫(さちよひめ)の周囲に妖しが出没しており、縁談を控えた姫に悪い噂が立たないようにとのことだった。だが、当の幸世姫に怪異を恐れる様子がない。しかも、姫の縁談の相手が真澄たちの上役・右近(うこん)だと知って…!? いっぽう陰陽寮では、真澄の従兄で宮廷陰陽師の一人、正直(まさなお)が、ある不審な行動をとっていた……。
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】女の身ながら、男装して陰陽師として宮廷に出仕した真澄。先輩陰陽師の玲雅(あきらまさ)は、その秘密に気づいているが、真澄のためを思って口をつぐんでいる。女御同士の呪詛騒ぎの後始末に駆り出された真澄は、後宮の床下で発見した人形の憎悪の炎に襲われる。たて続く後宮の怪異と、この人形には何か関係が…? 一方、怪異の出所を調べるために再び後宮に潜入した真澄は、突然見知らぬ女童に言い寄られ…!?
-
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】1巻は発売後即重版!! 男装陰陽師少女の平安妖コメディ! 男と偽り、陰陽師として出仕した真澄。真澄の正体を知りながら、彼女のために秘密を守っている玲雅(あきらまさ)。麗景殿で起きた怪異を調べるため後宮に向かった真澄は、見知らぬ少女に言い寄られてしまい…!? お家存続のため男と偽って陰陽師として出仕することになった真澄は、先輩陰陽師・玲雅の華麗な技に魅せられ、弟子入りを決意する。傲慢で人使いの荒い玲雅に、いきなりしごかれる真澄。二人は、後宮に現れる物の怪退治に臨んだが、間一髪で取り逃がしてしまう。男女の逢瀬の場にしか現れない物の怪を罠にかけるため、真澄は「女装」して、玲雅と一夜を過ごすはめに…!? 2011年度ロマン大賞受賞作!!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。