『歴史、官能(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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佳純は父の道場で剣術を磨いた、凄腕の女剣士。ひと月前、江戸中を震撼させた鬼蜘蛛という盗賊は、佳純の活躍によって壊滅したが、頭の色右衛門は逃げのび、再び佳純へと触手を伸ばそうとしていた。
一方、上方より新たな盗賊が江戸に入っていた。夜叉姫という女盗賊だ。
南町同心の真之介は、湯屋を探るように下知される。頭の絹の股間には、女郎蜘蛛の刺青があるというのだ。しかし、絹は、抜群の美貌で男を籠絡し、手引きさせた押込み先でも男を犯し精気を吸い尽くすともいわれている。
夜叉姫と対峙する真之介は、絹の誘惑を振り切り、捕らえることができるのか……。痛快無比の時代エンタテインメント! -
下総の百姓の三男・茂助は江戸に出てきた矢先、人殺しの濡れ衣によって伝馬町の牢に入れられてしまった。なんとか無実を証し、娑婆に出たものの、行き場のない茂助は途方に暮れるばかりだった。
そんな茂助を拾ったのは鉄魔羅の源の異名を取る鉄丸源之助。彼は茂助が内に秘める絶大な淫気に目をつけ、江戸の闇に暗躍する「手籠め人」の仲間に引き入れたのだ。
裏稼業の道を歩みだした茂助は、熟れた身体を持て余す両替商の若後家・琴江、輿入れを間近に控えた不感症の大名家の姫君・月姫、無垢な町娘・お圭など、さまざまな女たちと情を重ねていくが……。
好評傑作時代エンタメシリーズ、第二弾! -
兵藤三郎は貧乏御家人の三男坊。学問所で医術に秀でていた三郎は、町医者の鉄丸源斎から請われて養子となる。
だが、この源斎にはもうひとつの顔があった。彼は鉄魔羅の源――手籠め人という裏稼業を持っていたのだ。養父の死後、三郎は鉄魔羅の二つ名を継いで源之助と名乗る。
手籠め人の元締めである薬種問屋の女将・お美津から色事の手ほどきを受けた源之助。絵草紙屋の女将・香代、旗本の女剣士・雪絵と情交を重ね、経験を積んだ彼は、男と女の痴情のもつれを解きほぐす、手籠め人として江戸の闇の中への第一歩を踏み出すが……。
鬼才が放つ傑作時代エンターテインメント! -
矢垣千之助は二十歳の浪人。父は奥州某藩の藩士だったが、藩が取り潰しになり、父子で江戸に出てきて独楽作りの内職で食いつないできた。
だが、その父も亡くなり、神田の長屋に独り住む千之助は日本橋の小間物屋「小猫屋」に独楽や根付を納めて口を糊する日々だった。
そんな千之助のもとに奇妙な注文が舞い込んだ。依頼してきたのは茜と朱里の母娘。二人は田代藩に仕える忍びの者で、筑波にある素破の里での淫法修行に使う張り形を作ってほしいという。
自らの一物を模して仕上げた張り形だが、それをきっかけに千之助の女運は急上昇。茜母娘のみならず「小猫屋」の女将・美津、その娘の珠と情を交わし、ついには「小猫屋」に婿入りの話が出て…。
書下ろし長編、第四弾! -
最大のミッションは世継ぎを残すこと
将軍が幼いころから受ける性の作法とは――。
奥御殿での「性の作法(テクニック)」を門外不出の秘伝として、
江戸時代初期に記された『秘事作法』を種本に、薬子が宣旨(せんじ)、内侍(ないしのかみ)として後宮に奉職した頃、立派なお世継ぎを産んでもらうために、幼少から若君の男性器をたくましいものに鍛える「養宝作法(ようほうさほう)」。女官たち自らの身体を駆使して若殿に実践の手ほどきをする「奉礼作法(ほうれいさほう)」など様々な秘め事を集約した一冊。
【目次】
前之章 秘事作法
第一章 強腕・藤原百川の策略(白龍となった井上皇后の怨霊)
第二章 藤原薬子と安殿親王(薬子、安殿の養育係として東宮に入る)
作法1「養宝作法」(若殿のお宝を強靭にする方法)
作法2「奉礼作法」(若殿に女性への手ほどきを指南する)
作法3「養宮作法」(奥方に交合の作法をお側でお手伝いする)
第三章 薬子が尚侍に任命される(薬子、女官たちへ秘事作法を指南)
作法4「房中術難所の心得」(我慢のための還精の術を学ぶ)
作法5「女官たちの礼法と健康指導」(奥女中の欲求不満解消法)
第四章 平城太上天皇の変(薬子の最期と平城の悲しみ)
終之章 余禄
1)医心方房内篇(性医学書の集大成で春本にあらず)
2)藤原一族(朝廷をも牛耳る神代からの名門)
3)水鏡(神武から仁明天皇まで1,500年間の仮名国史)
4)弓削道鏡(道鏡は坐ると膝が三つでき)
5)臨御之章(初夜はとりあえず、男性は右に女性は左に)
6)断鬼交之章(鬼とのセックスの満足感は人間以上なり)
7)態位九法之章(黄帝が石室に残した秘中の性交九態位)
8)四ツ目屋のこと(江戸のアダルトショップ秘聞)
【著者プロフィール】
昭和17年生まれ石川県白山市在住。「歴史は同じことの繰り返し、その検証は我が将来への道標(みちしるべ)となる」を命題に、東四柳史明氏(金沢学院大学名誉教授)に師事し、郷土の中世・戦国社会を研究。著書に『悪女万華鏡』(幻冬舎2022年)。 -
神田で手習所を営む佳純は、娘を助けた縁で呉服屋の越前屋に用心棒を頼まれる。佳純は腕に覚えがあった。父の道場で剣術を磨き、いっぱしの女剣士となっていたのだ。
一方巷では鬼蜘蛛という盗賊が、世間を騒がせていた。金品の強奪だけでなく、おなごは手籠めにされるという。
美しい妻と娘たちを持つ越前屋は、見ず知らずの浪人者を家に入れるのを躊躇していたところに、ようやく佳純を得たのだった。佳純は越前屋に入り、大胆不敵な色右衛門率いる鬼蜘蛛を迎え撃つ。
その一方で、町方同心の真之介は佳純を見守り、陰で支えようとする。火付盗賊改方の多岐川もまた、佳純の腕前を知り……。
痛快無比の時代エンタテインメント! -
徳川吉宗の治世、江戸に類希なる美貌の巫女が現れた。戦国の世に武田信玄の下でくノ一を束ねた巫女頭の末裔、望月千代であった。
千代はまずある神社を色じかけで乗っ取り、そこを拠点に千里眼や雨乞いなどで霊力をしめす。
それが評判となり、江戸の民たちは千代に熱狂。だが千代の目的は、民衆を煽動し、吉宗のご政道を批判することであった。
事態を重く見た吉宗は、側近の加納久通を通じて寺社役の高畠辰之伸に密命を下す。だが、千代の背後には吉宗の政敵、尾張の宗春が黒幕として控えており……。
暗雲ただよう政争のゆくえはいかに。
疾風怒濤の時代エンタテインメント! -
喜助は越中の薬種問屋の末っ子。憧れの江戸を目指し、板橋辺りの廃寺で一夜を過ごそうとしたところを破落戸に襲われ、絶体絶命の危機に陥った。
だがそんな喜助を救ったのは、祖父の喜兵衛に託された一粒の秘薬・仙界の竜骨。
仙薬の効き目で力を得た喜助は破落戸どもを叩きのめし、無事奉公先の薬種屋「心気堂」に辿り着いたのだった。
だが薬は、喜助に力を与えただけではなかった。彼の身から滲むもの全てが秘薬となり、万能の効力を発するらしいのだ。
田代藩江戸家老と懇意な「心気堂」の七兵衛は、病弱な娘・賀夜を一夜にして全快させ、大いに株を上げることに…。
さらに仙薬のもう一つの力によって淫気を高めた喜助は、素破の茜や朱里に妖しい世界に誘われて…。
好評シリーズ第三弾! -
天下統一なるか!?
明智光秀「白蜜党」vs武田信玄「望月党」
性技の決戦、いざ出陣!!
武将を堕とす女たちの技を体感せよ!
今宵、きっと良きことがあります
女の意地を懸け、性技の限りを尽くした戦い
浪々の身であった明智光秀は、
天竺の山奥で性技を会得したという茜と交わりをもつ。
すると、運命が変わる――。
光秀は足利義昭に出会い、天下統一を目指す織田信長に仕え、
一国一城の主となった。
光秀を支えるのは、卓越した性技と妖術をもつ、
茜率いる白蜜党。
女たちは、武田信玄を守る名器軍団・望月党と決戦へ。
新聞連載時より話題沸騰、時代官能の傑作!
【目次】
第一章 白蜜堕ち
第二章 性技の合戦
第三章 絶倫坊主
第四章 天下性膣 -
わたしの勇者さま……
勇者に指名されてしまった少年騎士は、美人巫女、美少女従者とともに「真の勇者」となるための旅に出た。途上を淫らな試練の数々が待ち受ける…!
「あなたこそ、伝説の勇者さまですっ!」由緒正しき聖なる神殿で、美しき巫女マリエルから突然指名を受けた少年騎士キルレイン。マリエルとの妖しい「誓約の儀式」を終えた彼は、彼女と本来の従者であるボーイッシュな美少女ジーナとの三人で、「真の勇者になる」ための旅に出ることに。二人の女の淫らな誘惑に応えつつ、第一の試練である魔女サダウィン討伐へと向かうが……。 -
禁断の悦びに身悶える姫二人
尼寺にたちこめる淫靡な匂いと甘い喘ぎ
皆川藩藩主の双子の姉妹、姉の照は姫君として、妹の小夜は尼寺で育てられた。十七年後、照姫の様子に異変がおきた。一人で眠りに就いた後、夢うつつの中で陰戸を濡らし気を遣ったようになってしまうのだ。小夜に原因があるとみた藩医・橋場十九郎は……。長篇官能時代小説新シリーズ開幕! -
疼く女芯、濡れる蜜壺
若き絵師の繊細な筆使いに身悶える女たち……
淫気を持て余し熟れた肢体を蕩けさせる後家のお登志、恥じらいながらも陰戸をしとどに濡らす好奇心溢 れる生娘の小梅、強い刺激を求める男勝りの女武芸者の胡丈。江戸の下町に居を構える若き絵師・清四郎 は、いずれ劣らぬ美女たちと褥を重ねていく……。好評書下ろしシリーズ第五弾! -
冴えない男が姫君の「初物」を奪う
「そなたと、情交したい……」金も身分もない男が、姫や江戸の美女たちと……! 好色な父のせいで村を追われ、山で孤独に暮らす十郎。彼のもとへ、天から絢爛たる着物を着た女が降ってきた! なんと彼女は武家の姫君・田村小巻だという。輿入れに向かう途中で、つむじ風に巻き上げられ、崖から落ちてしまったようだ。気の進まぬ婚儀の末に、思わぬ男に初物を捧げるよりも命を救ってくれた十郎に報いたいと小巻の望むまま、身分違いを承知しつつ体を求め合うふたり。すっかり小巻に気に入られた十郎はその後、乳母の香穂、女武芸者の胡蝶、厨の奉公人である雪絵と小夜など小巻周辺の多彩な美女・美少女たちと情交を重ねていく。そんな十郎に、香穂と胡蝶から驚くべき依頼が……。エロスの名匠が情感たっぷりに描く時代官能の傑作! -
おバカエロ殿様が耽溺する美女騒動!
剣は強いが女にゃ弱い剛之進、どうする?!
金江藩藩主・長門守は朧月夜に絶世の美女に扮した九尾の狐とまぐわい、この世のものとは思えぬ悦楽を味わったが、その後他の女に全く欲情しなくなってしまった! 長門守は悦楽が忘れられず、側室にするから女を捜せと牛鬼剛之進に命ずる。剛之進はエレキテル張形なる珍妙な道具を携え、おバカで軽薄な徒目付・高田純之助と江戸市中をさまよう羽目に。面白さ炸裂のシリーズ第三弾。 -
色責めに泣くも奮い立つ剣と逸物!
牛鬼剛之進、愛妻を救う!
金江藩剣術指南役・牛鬼剛之進の妻・お梅、母・さなえが家出した。さらに藩主・長門守側室で剛之進の姉・真寿方も失踪! 法力で願いを叶えると江戸で評判の美僧に会いに行ったらしい。金江藩は幕府に睨まれ隠密が暗躍し、しかも藩主が参勤交代で留守。剛之進は家老の命で女三人を連れ戻すべく江戸に旅立つ。剣は誰よりも強く、色には誰よりも弱い剛之進の大活躍艶笑小説第二弾! -
剣は誰よりも強く、色仕掛けには誰よりも弱い(笑)!!
牛鬼剛之進、殿様を守るべく見参!
金江藩の六代目藩主・山田長門守は、色事が大好きな殿様だった。その目に余る破廉恥な行状に業を煮やした幕府老中・水野忠邦と目付の鳥居耀蔵は、長門守を失脚させるために、性技にたけた美人刺客を送り込む。これを迎え討つべく見参した金江藩随一の剣客・牛鬼剛之進は女の色仕掛けにメロメロになってしまうという大きな弱点を抱えていた。大活躍艶笑小説第一弾! -
作事奉行の命を受け、地震対策の進んでいる小田浜藩に赴いた、貧乏御家人の梶木雄五郎は、思いもかけず咲耶姫と情交してしまう。姫君でありながら、淫法を使う素破である咲耶の術によって淫気を高めた雄五郎は、そうそうたる美女たちと褥を共にしていくが……。好評書下ろしシリーズ第四弾!
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鬼塚弥四郎は常陸吉住藩見廻り役の四男坊。梅雨明けのある日、弥四郎は村の視察中、家宝の名刀をうっかり谷底に落としてしまった。途方に暮れるそんな彼の前に現われたのは十七歳の美少女・千夜。ところがこの少女、鬼の里から人を食うために下りてきたあやかしだった。切腹か、鬼に食われるか、いずれにせよ死を覚悟していた弥四郎は、どうせ死ぬならその前に一度と、千夜に頼み込んで初めての情交を経験してしまう。一方の千夜も弥四郎に情が移ったのか、他の者に姿が見えないのを幸い屋敷までついてきてしまった。千夜と契ることによって次第に鬼の力が宿り始めた弥四郎。ある日、御前試合で別人のような剣術を見せた彼は、藩主の江戸行きの供に選ばれるのだが…。
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女たちを陶酔させる好色素浪人の旅! 情欲したたる蜜ぬれ街道
若松鉄之進は女遊びが過ぎて実家を勘当された素浪人。自由の身となった鉄之進は新天地を求めて旅に出る。途中、女好きが高じて美人女将の雪が営む旅篭の危機を救った鉄之進。そして、雪に惚れられ彼女と道中を共にするようになるが、岡部の宿で慣れぬ博奕に手を出して借金を背負ってしまうことに…。
●北山悦史(きたやま・えつし)
1945年、北海道生まれ。山形大学文理学部中退。学習塾運営のかたわら小説を書き、1977年、官能作家デビュー。「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。独特のソフトな文体と描写で人気を博す。気功家としての顔も持ち、各地で気功教室を開いている。『占い師天峰 悦び癒し』(二見文庫)、『絵草子屋勘次随喜竿』(悦の森文庫)、『金四郎桃色秘帖 桜吹雪の女』(学研M文庫)など著書多数。 -
旅に出た好色素浪人を待ち受ける美女と事件! めくるめく艶肌夢道中
女遊びが過ぎ、下総国関宿藩の下役人である父親から勘当された若松鉄之進は、家来の山岡荘次郎の生国・上野国安中へと旅立つ。鉄之進は男前で腕っぷしも強く、女にめっぽうもてる男。旅の道中、さっそく色白の村娘や旅篭の美人女将らと次々に色事を楽しむ。そんな折、美人女将から商売敵に旅篭を乗っ取られそうだという相談を受けるのだが…。
●北山悦史(きたやま・えつし)
1945年、北海道生まれ。山形大学文理学部中退。学習塾運営のかたわら小説を書き、1977年、官能作家デビュー。「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。独特のソフトな文体と描写で人気を博す。気功家としての顔も持ち、各地で気功教室を開いている。『占い師天峰 悦び癒し』(二見文庫)、『絵草子屋勘次随喜竿』(悦の森文庫)、『金四郎桃色秘帖 桜吹雪の女』(学研M文庫)など著書多数。 -
淫法を自在に操る小田浜藩の姫君・咲耶は、霊峰富士の噴火を見た衝撃から床に臥せっていた。藩に出入 りの小間物屋の奉公人与吉は、姫の母である鞘香から命ぜられるままに咲耶と褥をともにする。一方、江戸の巷では商家の主を狙った辻斬りが横行していた……。
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