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『官能、コスミック時代文庫、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • 佳純は父の道場で剣術を磨いた、凄腕の女剣士。ひと月前、江戸中を震撼させた鬼蜘蛛という盗賊は、佳純の活躍によって壊滅したが、頭の色右衛門は逃げのび、再び佳純へと触手を伸ばそうとしていた。
    一方、上方より新たな盗賊が江戸に入っていた。夜叉姫という女盗賊だ。
    南町同心の真之介は、湯屋を探るように下知される。頭の絹の股間には、女郎蜘蛛の刺青があるというのだ。しかし、絹は、抜群の美貌で男を籠絡し、手引きさせた押込み先でも男を犯し精気を吸い尽くすともいわれている。
    夜叉姫と対峙する真之介は、絹の誘惑を振り切り、捕らえることができるのか……。痛快無比の時代エンタテインメント!
  • 下総の百姓の三男・茂助は江戸に出てきた矢先、人殺しの濡れ衣によって伝馬町の牢に入れられてしまった。なんとか無実を証し、娑婆に出たものの、行き場のない茂助は途方に暮れるばかりだった。
    そんな茂助を拾ったのは鉄魔羅の源の異名を取る鉄丸源之助。彼は茂助が内に秘める絶大な淫気に目をつけ、江戸の闇に暗躍する「手籠め人」の仲間に引き入れたのだ。
    裏稼業の道を歩みだした茂助は、熟れた身体を持て余す両替商の若後家・琴江、輿入れを間近に控えた不感症の大名家の姫君・月姫、無垢な町娘・お圭など、さまざまな女たちと情を重ねていくが……。
    好評傑作時代エンタメシリーズ、第二弾!
  • 兵藤三郎は貧乏御家人の三男坊。学問所で医術に秀でていた三郎は、町医者の鉄丸源斎から請われて養子となる。
    だが、この源斎にはもうひとつの顔があった。彼は鉄魔羅の源――手籠め人という裏稼業を持っていたのだ。養父の死後、三郎は鉄魔羅の二つ名を継いで源之助と名乗る。
    手籠め人の元締めである薬種問屋の女将・お美津から色事の手ほどきを受けた源之助。絵草紙屋の女将・香代、旗本の女剣士・雪絵と情交を重ね、経験を積んだ彼は、男と女の痴情のもつれを解きほぐす、手籠め人として江戸の闇の中への第一歩を踏み出すが……。
    鬼才が放つ傑作時代エンターテインメント!
  • 矢垣千之助は二十歳の浪人。父は奥州某藩の藩士だったが、藩が取り潰しになり、父子で江戸に出てきて独楽作りの内職で食いつないできた。
    だが、その父も亡くなり、神田の長屋に独り住む千之助は日本橋の小間物屋「小猫屋」に独楽や根付を納めて口を糊する日々だった。
    そんな千之助のもとに奇妙な注文が舞い込んだ。依頼してきたのは茜と朱里の母娘。二人は田代藩に仕える忍びの者で、筑波にある素破の里での淫法修行に使う張り形を作ってほしいという。
    自らの一物を模して仕上げた張り形だが、それをきっかけに千之助の女運は急上昇。茜母娘のみならず「小猫屋」の女将・美津、その娘の珠と情を交わし、ついには「小猫屋」に婿入りの話が出て…。
    書下ろし長編、第四弾!
  • 神田で手習所を営む佳純は、娘を助けた縁で呉服屋の越前屋に用心棒を頼まれる。佳純は腕に覚えがあった。父の道場で剣術を磨き、いっぱしの女剣士となっていたのだ。
    一方巷では鬼蜘蛛という盗賊が、世間を騒がせていた。金品の強奪だけでなく、おなごは手籠めにされるという。
    美しい妻と娘たちを持つ越前屋は、見ず知らずの浪人者を家に入れるのを躊躇していたところに、ようやく佳純を得たのだった。佳純は越前屋に入り、大胆不敵な色右衛門率いる鬼蜘蛛を迎え撃つ。
    その一方で、町方同心の真之介は佳純を見守り、陰で支えようとする。火付盗賊改方の多岐川もまた、佳純の腕前を知り……。
    痛快無比の時代エンタテインメント!
  • 徳川吉宗の治世、江戸に類希なる美貌の巫女が現れた。戦国の世に武田信玄の下でくノ一を束ねた巫女頭の末裔、望月千代であった。
    千代はまずある神社を色じかけで乗っ取り、そこを拠点に千里眼や雨乞いなどで霊力をしめす。
    それが評判となり、江戸の民たちは千代に熱狂。だが千代の目的は、民衆を煽動し、吉宗のご政道を批判することであった。
    事態を重く見た吉宗は、側近の加納久通を通じて寺社役の高畠辰之伸に密命を下す。だが、千代の背後には吉宗の政敵、尾張の宗春が黒幕として控えており……。
    暗雲ただよう政争のゆくえはいかに。
    疾風怒濤の時代エンタテインメント!
  • 喜助は越中の薬種問屋の末っ子。憧れの江戸を目指し、板橋辺りの廃寺で一夜を過ごそうとしたところを破落戸に襲われ、絶体絶命の危機に陥った。
    だがそんな喜助を救ったのは、祖父の喜兵衛に託された一粒の秘薬・仙界の竜骨。
    仙薬の効き目で力を得た喜助は破落戸どもを叩きのめし、無事奉公先の薬種屋「心気堂」に辿り着いたのだった。
    だが薬は、喜助に力を与えただけではなかった。彼の身から滲むもの全てが秘薬となり、万能の効力を発するらしいのだ。
    田代藩江戸家老と懇意な「心気堂」の七兵衛は、病弱な娘・賀夜を一夜にして全快させ、大いに株を上げることに…。
    さらに仙薬のもう一つの力によって淫気を高めた喜助は、素破の茜や朱里に妖しい世界に誘われて…。
    好評シリーズ第三弾!
  • 鬼塚弥四郎は常陸吉住藩見廻り役の四男坊。梅雨明けのある日、弥四郎は村の視察中、家宝の名刀をうっかり谷底に落としてしまった。途方に暮れるそんな彼の前に現われたのは十七歳の美少女・千夜。ところがこの少女、鬼の里から人を食うために下りてきたあやかしだった。切腹か、鬼に食われるか、いずれにせよ死を覚悟していた弥四郎は、どうせ死ぬならその前に一度と、千夜に頼み込んで初めての情交を経験してしまう。一方の千夜も弥四郎に情が移ったのか、他の者に姿が見えないのを幸い屋敷までついてきてしまった。千夜と契ることによって次第に鬼の力が宿り始めた弥四郎。ある日、御前試合で別人のような剣術を見せた彼は、藩主の江戸行きの供に選ばれるのだが…。

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