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『宗教、哲学、創文社オンデマンド叢書(実用)』の電子書籍一覧

1 ~54件目/全54件

  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「ヘブル書」とは、『新約聖書』の中でももっとも文学的とされる書である。書かれた時期は、80から90年ごろとされ、迫害の時代のものとされている。宛先人も差出人も明記されていない書簡の形式をとっている。キリストを大司祭とし、教会を神の民とするなど独特の神学的ドグマが展開されている。
    【目次より】
    序言
    第一章 序論
    第二章 この手紙における旧約聖書釈義の方法
    第三章 神の子(一) 一章一節――二章四節釈義
    第四章 神の子(二) 二章五――一八節釈義
    第五章 大祭司としてのキリスト(一)
    第六章 大祭司としてのキリスト(二)
    第七章 新しい契約の仲保者としてのキリスト
    結論
    略語表・参考文献
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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    京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。
    【目次より」
    第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法
    哲学の方法としての対話
    第二章 物質とはなにか 自然哲学
    問題への展望 下村寅太郎
    第三章 生命とはなにか 生の哲学
    問題への展望 三宅剛一
    第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観
    問題への展望 高坂正顕
    ヤ革命観
    二つの終末観の総合
    第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学
    問題への展望 西谷啓治
    ハイデッガーのニヒリズム
    死の問題
    第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム
    道徳的危機の問題
    編集後記
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    京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。
    【目次より】
    第一論文
    一、本題名中の『歴史的境位』について
    二、本題名中の『実存倫理』について
    三、副題名『神人と人神』について
    四、収録論文とその成立過程について
    五、主体的現象学について
    六、全文を反省して
    第二論文
    第一節 行為的人間
    第二節 悲劇の誕生
    第三節 悲劇の性格
    第四節 悲劇的個体
    第五節 悲劇的行為
    第六節 ヒュブリスとネメシス
    第七節 善悪と運命
    第八節 和解とカタルシス
    第九節 歴史の悲劇性
    第三論文
    第一節 黄金時代の想起
    第二節 ユートピアの期待
    第三節 ゼーノーンの反復
    第四節 エピクテートスの克己の倫理
    第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理
    第六節 倫理と歴史的現実
    第四論文
    第一節 苦難の根本義
    第二節 倫理と宗教の相剋
    第三節 自主性のパラドックス
    第四節 苦難の反復
    第五節 苦難の超剋
    第六節 神人と人神の相即の課題
    第五論文
    第一節 問題提起
    第二節 カントの宗教論の主体的必然性
    第三節 敬虔主義と啓蒙主義
    第四節 理性的道徳宗教の第一歩
    第五節 善悪の主体的相剋とその宿命
    第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化
    第七節 心術の変革
    第八節 自由の具現の現実的媒体
    第九節 近代的理念の実存的限界
    第六論文
    第一節 ニヒリズムの到來
    第二節 ニヒリズムの道徳的背景
    第三節 クリスト教とニヒリズム
    第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合
    第五節 近代科学とニヒリズム
    第六節 道徳と宗教の亀裂
    第七節 人神のニヒリズム
    第八節 虚無への虚無
    終論
    第一節 イエスの弁証
    第二節 自由の実存
    第三節 愛の弁証法
    第四節 受難と悔改の倫理
    第五節 使徒対天才
    第六節 イエスを師として
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    西田幾多郎に師事した哲学者だったが、戦後マルクス主義唯物論者に転向した著者の著作集。全8巻。第一巻は、「自叙伝」である。
    【目次より】
    目次

    わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   エリ・シャフナザロワ
    わが思想の遍歴
    唯物論十年 続わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   ペー・フェドセーエフ
    唯物論十年
    私の人間変革
    まえがき
    前編 天空にあこがれて
    後編 大地に立つ 
    入党のことば
    わが入党の動機
    奇跡の友情 モスクワの女性からの手紙
    日本のみなさんへ   エリ・シャフナザロワ
    まえがき
    奇跡の友情
    柳田謙十郎略歴年譜
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    哲学者にしてキリスト教神学者である著者による「理性」と「信仰」をめぐる論考。時に、対立する「理性」と「信仰」はどのような関係にあるのか? 「信仰」は「理性」を超えるものなのかなどを、問い直します。
    【目次より】

    第一章 キリスト教哲学の根本問題
    第一節 キリスト教哲学の可能性について

    (一) 創造における理性と信仰
    (二) 堕罪における理性と信仰(イ)
    (三) 堕罪における理性と信仰(ロ)
    (四) 新生における理性と信仰(イ)
    (五) 新生における理性と信仰(ロ)
    第二節 キリスト教哲学成立の歴史

    (一) ギリシャ哲学における理性と信仰
    (二) 教父哲学における理性と信仰(イ)
    (三) 教父哲学における理性と信仰(ロ)
    (四) アウグスチヌスの理性と信仰
    (五) 中世哲学における理性と信仰
    第二章 時と永遠について
    序説
    第一節 聖定における時と永遠の位置
    第二節 創造における時と永遠
    第三節 摂理における時と永遠
    (一) 業の契約と時間の構造
    (二) アダムの堕罪と時間
    (三) 恵みの契約と時間の遠近法
    第四節 新約の時と永遠
    (一) 新約的時間の遠近法
    (二) 終末における時と永遠
    結語
    「補論」一般史と救済史の関係について
    第三章 自然の意味について

    第一節 
    (一) ギリシャ的自然観
    (二) 中世的自然観
    附論 トーマス・アキーナスの自然観
    (三) ルネッサンスの自然観
    第二節 近世初頭における自然科学とプロテスタント信仰
    (一) 予定論と科学(イ)
        予定論と科学(ロ)
    (二) 第二原因としての自然法則(一)
        第二原因としての自然法則(二)
    第三節 聖書の自然観

    (一) 創造における自然
    (二) 摂理における自然
    (三) 終末における自然
    第四章 知性の改善

    第一節 理性の訓練
    (一) プラトンの知識論
    (二) 知識形成の基盤としての神と自己の存在認識
    第二節 危機に立つ理性
    (一) 史学的見方
    (二) 社会学的見方
    (三) 哲学宗教的見方
    結論
    「附論」ルネッサンスと宗教改革
    附録(一) 自然的秩序と目的論的秩序 カントの目的論の構造と批判
    附録(二) カントの目的論における普遍と個物の関係について
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    なぜ、人間が作った事や物が、逆に人間を支配するようなことが起こるのだろうか。あらためて、疎外が生み出す問題を哲学的に追究する。
    【目次】
    はじめに
    一 『精神現象学』における「自意識」の研究序説
    一 「欲求」の構造
    二 「承認」の概念
    三 「承認」をめぐる「生死の闘い」
    四 「主と奴」(一方的承認)の弁証法
    五 「支配と隷属」と現代の問題
    二 『精神現象学』における疎外の問題
    三 言葉と疎外(その一) マルティン・ブーバーの言語論をめぐって
    四 言葉と疎外(その二) ヘーゲルと現代の問題
    五 カント哲学の構造と疎外の問題
    あとがき

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    哲学者であり、キリスト教神学者でもある著者による、新約聖書、原始キリスト教、科学、儀礼や鈴木大拙などについての論集。
    【目次より】

    第一部
    一 新約聖書のキリスト論
    二 コロサイ人への手紙一・一五―二〇におけるキリスト論について
    三 平和の君キリスト エペソ人への手紙二・一四―一八解釈の試み
    四 新約聖書における神義論
    五 新約聖書における死の理解
    六 原始キリスト教における黙示思想 E・ケーゼマンの提題をめぐって
    第二部
    七 神の知恵と人間の知恵
    八 死生観 無常観と被造物感
    九 祈りと沈黙
    一〇 生と死の彼方へ
    一一 科学とヒューマニズム
    第三部 
    一二 日本における福音の理解の可能性
    一三 日本におけるキリスト教の将来
    一四 インマヌエルの原事実
    一五 キリスト教の本質を求めて 石原謙博士におけるキリスト教史学の成立
    一六 宗教と儀礼
    第四部
    一七 カール・レーヴィット先生
    一八 石原謙先生の追想
    一九 石津照〓博士を追想して
    二〇 鈴木大拙先生とキリスト教
    二一 真実を求めて歩むキリスト教 小田切信男博士
    二二 前田護郎博士 『ことばと聖書』
    二三 神田盾夫先生の学風
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    哲学者にして宗教学者の著者によるポール・リクールについての研究をまとめた博士論文を刊行したもの。フランス・スピリチュアリスムなどフランスの思想を踏まえ、「自由」や「悪」といった実存的問題も扱う。シモーヌ・ヴェイユの思想もその射程に入れる。
    【目次】
    序文
    第一章 宗教の両義性と宗教的行
    一 見えない世界と深さの次元
    二 宗教の両義性
    三 宗教的行について
    第二章 象徴と生の宗教的次元
    一 「失われた次元」と象徴の問題
    二 象徴の規準
    三 象徴と言葉
    四 象徴と生
    第三章 宗教的言語の特性
    緒論
    一 宗教的言語と非神話化
    二 言語における指示の問題と宗教的言語
    三 啓示と原初的宗教言述
    四 譬
    五 想像力と超越の問題
    第四章 想像力と超越の問題
    緒論
    一 知覚と想像力
    二 想像力の超越作用
    三 想像力と悪
    四 悪と超越の問題
    第五章 宗教現象学と解釈学
    一 現象学と解釈学
    二 宗教現象学
    三 象徴の解釈と宗教現象学
    四 象徴の非神話化
    五 象徴と非神秘化としての解釈
    結語 問われてくる幾つかの問題
    第六章 諸解釈の葛藤
    一 言語の危機と対立する二つの解釈
    二 意味の回復としての解釈
    三 非神秘化としての解釈
    四 解釈と反省
    第七章 象徴と自由 「隷属的でない労働の第一条件」について
    一 善と必然性の間
    二 虚無と想像力と宗教
    三 象徴と注意力
    第八章 同意の地平
    一 情念と隷属意志の構造
    二 有限性の哲学的人間学
    三 道徳的意識のパトロジー
    四 「同意」の地平
    第九章 悪の象徴論
    一 悪の原初的表現
    二 悪の基底的現象としての穢れ
    三 悪の二つの側面 悪の神話
    四 悪における自由とデモーニッシュなもの
    第十章 心身関係における想像力の位置と自由の問題
    一 心身の繋がりとその媒介者
    二 決断の構造
    三 動機としての欲望と想像力
    四 決断における注意力と自由の問題
    索引

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ユダヤ系宗教学者・社会学者マルチン・ブーバー(1878-1965)のシオニズム思想とその後の軌跡を生涯に重ねて読み解く「ブーバー」研究の決定版です。


    【目次より】
    まえがき
    第一部 『わたくしとあなた』(一九二三)の成立過程
    第一章 シオニズム
    一 モーゼス・ヘス
    二 テオドール・ヘルツル
    三 アハド・ハーアム
    第二章 神秘主義
    一 ウィルヘルム・ディルタイ
    二 神秘主義の研究 
    第三章 ランダウアーの社会主義
    第四章 ハシディズム
    第五章 ローゼンシュトックとローゼンツヴァイクにおける創造と啓示と救済の思想
    一 問題
    二 ローゼンツヴァイクの問題意識
    三 ローゼンシュトックの『応用心理学』(一九一六)
    四 ローゼンツヴァイクの『救いの星』(一九二一)
    A-一 普遍的思惟の対象としての「神」 A-二 普遍的思惟の対象としての「世界」 A-三 普遍的思惟における「人間」 B-一 実存的対話における「神」 B-二 実存的対話における「人間と人間」 C 終末論的希望に生きる共同体
    五 ローゼンツヴァイクとブーバー
    第六章 総合の経過
    第七章 完成された内容
    一 人間と世界との関係
    二 人間と人間との関係
    三 人間と神との関係
    第二部 神と人間との間の霊的現実――一九二四~三八における思想の深化
    第一章 新たなる展開の基本方向(一九二四~三〇)
    第二章 ナチズムによるユダヤ人迫害(一九三三~三八)
    第三章 迫害の中での信仰告白
    第四章 迫害の中での成人教育活動
    第三部 ブーバーにおけるイスラエルの信仰

    第一章 モーセ
    第二章 ヨシュア デボラ サムエル
    第三章 アモス
    第四章 ホセア
    第五章 第一イザヤ
    第六章 エレミヤ
    第七章 ヨブ記と詩篇七三
    第八章 第二イザヤ
    結論
    第四部 理想のシオンと現実のイスラエル――一九三八~六五におけるブーバーの生活状況
    第五部 哲学的人間学の基礎づけ

    第一章 基本構想
    第二章 「間」の構想
    第三章 「神の僕」の信仰
    参考文献

    小林 政吉
    1923年生まれ。宗教学者。東北大学名誉教授。東北大学法文学部文科(教育学専攻)卒業。文学博士。
    著書に『宗教改革の教育史的意義』『西ドイツの諸大学における一般教育』『教養と実存と愛 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『キリスト教的実存主義の系譜 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『ブーバー研究 思想の成立過程と情熱』『人間教育の地平を求めて』『人間教育の深い層 古典としての聖書に学ぶ』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ブーバー(1878~1965)は、ユダヤ系の宗教哲学者、社会学者である。ユダヤ教の教義に則った、対話によって世界が拓けていくという「対話の哲学」を説いた。本書は、ブーバーの生涯とその思想をまとめたブーバーの格好の入門書である。

    【目次より】
    第一部 ブーバー 人と思想
    はじめに
    I 生涯 狭い尾根の道
    一 時代的背景
    二 少年時代
    三 哲学的懐疑
    四 大学時代前後
    五 フランクフルト時代
    六 エルサレム時代
    七 使命
    II ハシディズム ブーバーの思想的源泉
    一 「ハシディズム」への道
    二 「ハシディズム」の由来
    三 「カッバーラー」との関係
    四 「ハシディズム」の特質
    五 「ハシディズム」と禅
    III われとなんじ 対話の世界
    一 対話的思惟の形成
    二 根源語
    三 人格の問題
    四 「われ - なんじ」
    五 「われ - それ」
    六 「われ - 永遠のなんじ」
    IV ユートピアの道 宗教と社会
    一 社会的関心
    二 政治的原理と社会的原理
    三 ユートピア社会主義
    四 キブツ
    V 神の蝕 宗教と文化
    一 文化の問題
    二 宗教と現代的思惟
    三 悪の様相
    四 哲学・倫理
    五 教育・精神療法
    六 芸術
    VI 信仰の二形態 ユダヤ教とキリスト教
    一 聖書研究
    二 預言者の信仰
    三 イエスとパウロ
    四 キリスト教との対話
    むすび
    第二部 ブーバーの精神的背景
    I ブーバーとユダヤ精神
    II ブーバーとハシディズム
    III ブーバーと東洋精神
    IV 日本思想とブーバー
    付I ユダヤ教におけるメシア理念
    付II ボンヘッファー(解説)
    略年譜
    著書・研究書
    あとがき

    平石 善司
    1912~2006年。哲学研究者。同志社大学名誉教授。 同志社大学文学部神学科卒業、広島文理科大学哲学科卒業。広島大学文学博士。
    著書に、『ブーバー』『マルチン・ブーバー 人と思想』『フィロン研究』『キリスト教を学ぶ人のために』(共編)『ブーバーを学ぶ人のために』(共編)など、
    訳書に、『ハシディズム ブーバー著作集 3』 『共に生きること 抵抗と服従-獄中書簡(抄)(ボンヘッファー 現代キリスト教思想叢書 6)』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者・宗教学者ならではの視点から、ヨーロッパのイギリス、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、スイス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ギリシャ、トルコ、ソヴィエトの各国をめぐり、思索し、名文で綴る。

    【目次より】
    目次
    旅立ち 序にかえて
    イギリスにて シベリヤの広野を越えて
    ロンドンの街角で
    マルクスの墓とキューガーデン
    オックスフォード大学とシェークスピアの生地
    ワーズワースと湖畔地方
    エジンバラ城
    シェリフ夫人の高山植物園
    エジンバラからニューカッスル港へ
    北欧にて
    ベルゲンの町とフヨルド(ノールウェー)
    ヨーテボリの日本庭園(スエーテン)
    デンマークにて
    キェルケゴールの墓を訪ねて
    コペンハーゲンの風物
    アンデルセンの故郷
    ジュットランドの丘 キェルケゴールの父の故郷
    西ドイツにて
    シュトルムの故郷フーズムからハンブルグへ
    アムステルダムからデルフトへ(オランダ)
    デュッセルドルフ、ケルンからライン河畔へ
    ハイデルベルグの哲学者の道
    ス イス、オーストリアにて
    ハンス・ホルバインの「墓の中のキリスト」(スイス)
    スイスの山々
    チロルの谷(オーストリア)
    ザルツブルクのモーツァルトの生家
    ウィーンの宮殿と森
    ウィーンの音楽家の墓地
    イタリアにて
    ヴェニスのゴンドラ
    フィレンツェのドゥオーモ
    フィレンツェの美術館
    アッシジのフランシスの聖堂
    ローマの聖ペテロ教会
    古代ローマの遺跡
    ローマからナポリへ、そしてソレントの夜
    ポンペイからアドリア海岸へ
    ギリシャ、トルコにて
    オリンピアからスパルタへ(ギリシャ)
    ミュケナイの遺跡に立つ
    アテネのアクロポリスの丘
    アルフォイの神殿とオリンポスの山
    デルフォイの神殿とオリンポスの山々
    ピリピの遺跡
    古都イスタンブール(トルコ)
    ソヴィエットにて
    林の中のトルストイの墓
    レニングラードの史跡
    ドストイエフスキイの墓の前で
    モスクワ風景
    トルストイ、ドストイエフスキイの記念館
    帰国
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    愛とは? 幸福とは? 死とは? 自然とは? 芸術とは? 文学の主題となる哲学的テーマを、芭蕉、漱石から大江健三郎を通して読む。

    【目次より】
    愛について
    一 愛の可能性
    二 愛する苦悩、愛しえぬ苦悩
    三 罪と蘇生
    青春におけるデカダンスとモラル
    一 モラルからデカダンスへ
    二 倫理意識と人問失格
    三 虚無との対決
    四 懐疑と信仰
    恋愛と幸福と倫理
    一 恋愛と幸福
    二 恋愛と倫理の形成
    三 恋愛と性の問題
    四 愛情の持続と倫理
    文学における愛の諸相
    一 愛の喪失と性 大江健三郎『われらの時代』
    二 性による霊肉合一への試み ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
    三 疑似宗教的生と性の純化 三島由紀夫『憂国』
    四 芸術に支えられた純愛 高村光太郎『智恵子抄』
    五 愛の至福 良寛と貞心尼
    自然讃歌
    一 自然との対話
    二 自然と童心
    三 自然のなかの良寛
    いのちの泉・読書
    一 読書の楽しみ
    二 人間の成長と読書
    三 短歌の伝統と教養
    四 読書による邂逅
    死について
    一 死について
    二 死と詩魂
    三 神の創造の極致・人間
    四 漱石の自然への道
    五 俳聖芭蕉
    六 桃の花と霊雲の開悟
    戦後派作家の愛の理解の変遷 椎名麟三から大江健三郎まで
    一 敗戦への歩み
    二 第一次戦後旅文学 椎名、武田、野問
    三 第二次戦後脈文学 石原、三島
    四 第三次戦後派文学 大江健三郎
    人に会う自己に会う
    一 川本臥風
    二 田辺 元
    三 唐木順三
    四 橋本 鑑
    五 亀井勝一郎
    六 西谷啓治
    あとがきに代えて(佐々木 徹)

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。

    【目次】 
    凡例
    第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神
    一 貨幣制度
    二 都市とギルド
    三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念
    四 中央君主のカリスマ的司祭的地位
    第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家
    一 レーエン制の世襲カリスマ的性格
    二 官僚制統一国家の復興
    三 中央政府と地方官吏
    四 公共の負担――徭役国家と租税国家
    五 官吏階級の徴税の一括化
    第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度
    一 封建制度と財政制度
    二 軍隊制度と王安石の改革の試み
    三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果
    第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義
    一 資本主義的依存関係の欠如
    二 氏族組織
    三 村落の自治
    四 経済関係の氏族的拘束
    五 法の家産性的構造
    第五章 読書人身分
    一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化
    二 孔子
    三 試験制度の発展
    四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位
    五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉
    六 君子理想
    七 官吏の威信
    八 経済政策的見解
    九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官
    第六章 儒教的生活指針
    一 官僚制と教権制
    二 自然法と形式的法論理との欠如
    三 自然科学的思惟の欠如
    四 儒教の本質 
    五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格
    六 『礼節』の中央概念
    七 恭順の念(孝)
    八 経済心情と、専門家精神の拒否
    九 君子理想
    十 古典の意味
    十一 正統説の史的展開
    十二 初期の儒教の悲壮
    十三 儒教の平和主義的傾向
    第七章 正統と異端(道教)
    一 中国における教義と儀礼
    二 隠逸と老子
    三 道と神秘主義
    四 神秘主義の実際的帰結
    五 正統と異端との学派対立
    六 道教的長寿法
    七 道教の教権制
    八 中国における仏教の一般的地位
    九 呪術の合理的体系化
    十 道教の倫理
    十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格
    十二 中国における宗派と異端迫害
    十三 太平[天国]の乱
    十四 発展の結果
    第八章 結論――儒教とピューリタニズム
    世界宗教の経済倫理 序言
    あとがき

    ウェーバー、M
    1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    まえがき
    第一日 経験と神
    はじめに 神は「問題」となりうるか
    哲学と神
    現代思想と神
    「反哲学」
    「少数派」の見解?
    「経験」と「存在」
    神を問題とすることへの異論
    「神について考える暇はない」
    スコラ学的「討論」
    異論
    「反対異論」
    「神の死」
    「神の死」は自明のことであるか
    哲学と神学の分離?
    「神の死」をひきおこしたもの
    近代は人間を解放したのか?
    「経験」の意味
    「存在」の意味
    経験と「経験主義」
    経験の「経験的」理解
    「開かれた」経験
    質疑応答
    第二日 神と存在
    「存在」の捉えにくさ
    経験は神の探求を排除しない
    神の探求と存在論
    「否定神学」
    「神秘主義」
    「不可知」と「測り尽くしえない」
    「人間中心主義」
    「存在」をめぐる通念的理解
    「存在忘却」
    「存在」にたいする問い
    「存在」への問いと「人間的」思考
    「西洋的」思考?
    人間の認識における「神的」要素
    神的創造の視点
    形而上学と偶像礼拝
    「存在の類比」の問題
    「存在」と「愛」 ペルソナの存在論
    質疑応答
    第三日 理性と信仰
    はじめに 理性と信仰の問題
    自由 真理 信仰
    「哲学者の神」
    パスカルと「哲学者の神」
    デカルトと「哲学者の神」
    パスカルにおける理性と信仰
    理性と信仰 総合の試みとその破綻
    トマスにおける理性と信仰の総合
    「学」としての神学の問題
    「存在」の神と「愛」の神
    『神学大全』の構造
    近代における理性と信仰との分離
    回勅「信仰と理性」
    神を「問題」にすることは可能か
    神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか
    「神のかたどり」としての人間
    質疑応答
    資料
    第一日
    第二日
    第三日

    あとがき


    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。

    【目次】
    はしがき
    1 哲学と人間存在
    2 「ないものから何ものも生じない」
    3 フェシスとノモス
    4 人間は万物の尺度か
    5 「汝自らを知れ」
    6 正義の本質
    7 正義と幸福
    8 死後への希望とその根拠
    9 愛に関する最古の哲学
    10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題
    11 「学ぶ」ことの可能根拠
    12 哲学の使命
    あとがき
    文献目録

    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。

    【目次】

    第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ
    第一章 意識と物質の存在論
    第二章 心粒子と「思考の流れ」
    第三章 純粋経験の特徴と問えない領域
    第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題
    第一章 自我の内なる視線と意識流
    第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線
    第三章 機能から経験の実在論へ
    第四章 内的特性の位置
    第五章 「新しさ」の形而上学
    第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか
    第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」
    第八章 「この私」の唯一性とその消去
    第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題
    第一章 超越的経験とその理解
    第二章 心の存在と真理概念
    第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ
    第四章 純粋経験と空の経験
    第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件
    第六章 純粋経験と空の理解

    冲永 宜司
    1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。
    著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。

    【目次より】
    第二版に際して
    はしがき
    序論
    第一部 予備的考察
    一章 問題提起
    二章 一般的な疑問
    一 哲学的検討の正当性
    二 エピクロスのジレンマ
    三 神と人間の道徳律
    四 積極的な理解の探求
    五 神の全能について
    六 ありうべき最善の世界
    三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合
    第二部 生物の諸種の悪とその存在理由
    四章 動植物の自然的悪
    五章 人間の被る自然的悪
    六章 他人の不正による不必要な悪
    第三部 罪悪とその存在理由
    七章 罪悪の本質
    八章 罪悪の存在理由
    九章 決定的悪の可能性
    十章 決定的悪の存在理由
    むすび
    付録一 戦争という悪について
    付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違
    文献目録


    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。

    【目次より】
    はしがき
    序説 宗教哲学の立場
    第一章 宗教哲学の成立
    第二章 西田幾多郎の宗教哲学
    第三章 波多野精一の宗教哲学
    第四章 実証的研究の成立と展開
    第五章 田辺元の宗教哲学
    第六章 西谷啓治の宗教哲学
    第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題
    宗教研究関係著作年表
    あとがき


    石田 慶和
    1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。
    著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    キリスト教は、日本の近代文学にどのように関係しているのか? 芥川、堀辰雄、大岡昇平、宮澤賢治、中原中也、遠藤周作などを検証する。

    【目次より】


    芥川龍之介
    宗教と文学とにおけるひとつの問題
    吉本隆明の「マチウ書試論」をめぐって
    叛逆の倫理
    堀 辰雄
    「芥川論」をめぐって
    「菜穂子」をめぐって
    遠藤周作の「堀辰雄論」をめぐって
    中原 中也
    「朝の歌」をめぐって
    「冬の長門峡」をめぐって
    大岡昇平の「中原中也論」をめぐって
    II
    感想
    堀辰雄のこと
    二つの作品の間で 「アルトナの幽閉者」と「海鳴りの底から」
    宮沢賢治管見 「雨ニモマケズ」論争をめぐって
    あとがき


    佐藤 泰正
    1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
    著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者であり禅の研究者でもあった著者が、キルケゴールの提起した「キリストとの同時性」を出発点に、宗教における時間の問題を主題として扱う。
    【目次】
    緒言
    序説──現代世界と宗教
    一 禅とキリスト教
    二 解釈学的問題としての同時性の問題
    三 キェルケゴールと道元における同時性の問題──「キリストとの同時性」と「同時成道」
    四 ハイデッガーにおける時の問題──「有と時」と「時と有」
    五 宗教的死と宗教的時──ハイデッガー・キェルケゴール・道元
    (その一)
    (その二)
    (その三)
    六 宗教における時の問題──田辺哲学への疑問
    七 ハイデッガーにおける形而上学の問題と日本の哲学的伝統
    付録 キェルケゴールにおける信仰と倫理


    東 専一郎
    1915年生まれ。哲学者。関西大学教授。京都大学哲学科卒業。
    著書に、『同時性の問題』、
    訳書に、ハイデッガー『思惟の経験から』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    人類が長い歴史の中で、文化や伝統の違いを越えて関心を示し続けた宗教の究極的対象、それは宗教伝統の違いによって異なって表現されてきたが、宗教学的用語で聖なるものとよばれるその対象に人間がどのように関わってきたかを論じる。
    【目次】
    はしがき
    序論
    宗教現象への接近──その方法論
    I 宗教現象と客観学
    1 近代主義のめばえ
    2 進化論の台頭と宗教学
    3 客観学の確立に向けて──デュルケームとウェーバー
    4 宗教研究の類型化──その方法論
    5 客観学、分類学としての宗教研究に対する問い
    II 宗教の原初形態をめぐって
    1 科学的視座と宗教的視座
    2 宗教現象の原初形態
    3 宗教的ということ──デュルケームと聖なるもの
    4 聖の還元主義とその不還元性──ルドルフ・オットー
    エリアーデの宗教世界
    I 宗教現象の諸相
    1 エーリアーデの経歴
    2 エリアーデ宗教史学
    3 ヒエロファニーの諸形態──象徴
    4 聖なる空間
    5 聖なる時間
    6 儀礼
    7  神話の構造
    8 エリアーデ宗教史学に対する問い
    II エリアーデ宗教史学の方法論
    1 還元主義と聖の不還元性
    2 聖の顕現──象徴の意味とその解読の過程
    3 エリアーデ宗教史学の方法論的視座──歴史と構造
    象徴世界と言語
    I 世界を理解するということ
    1 神話的世界像とその理解の妥当性──科学的世界像をめぐって
    2 認識能力とその生成過程
    3 多元的現実と認識能力の形成過程
    4 近代科学とその現象学的意味
    II 宗教の意味世界
    1 日常的意識の流れとその崩壊──科学・技術社会における宗教的覚醒
    2 宗教言語の諸相──リクール解釈学をめぐって
    結語

    永見 勇
    1941年 生まれ。社会学者。元名古屋柳城短期大学学長。名古屋工業大学工学部繊維工学科卒業、シカゴ大学大学院で博士号(宗教学)を取得。専門は、宗教社会学。
    著書に、『了解と価値の社会学』『象徴としての宗教 多元的現実と科学的世界像をめぐって』 『生きがい喪失とケアの哲学 死の意味づけを巡って』
    『スピリチュアリティといのちの未来―危機の時代における科学と宗教 』(共監修)など、
    訳書に、ケヴィン・J. ヴァンフーザー 『聖書の物語とリクール哲学』(共訳)S・カイトゥームズ『病いの意味 看護と患者理解のための現象学』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    中世フランスの論理学者にして神学者であるアベラールは、「唯名論」学派の創始者でもある。後にトマス・アクィナスらに弟子のエロイーズとのロマンスでよく知られている。現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析する。

    【目次より】
    緒論
    第一章 生涯と著作
    第一節 弁証論の騎士
    第二節 著作の命運
    第二章 言語論理的思惟
    第一節 文法学と思惟
    第二節 弁証論と思惟
    第三節 波紋
    第三章 意味論的思惟
    第一節 普遍名辞
    第二節 動詞の機能
    第三節 命題の表意作用
    第四章 文法教育と倫理学
    第一節 文法教育と倫理
    第二節 自然倫理と内面化
    参考文献および略語表

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    柏木 英彦
    1934年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(文学博士)。専門は中世西洋哲学。金沢大学名誉教授。
    著書に、『中世の春 十二世紀ルネサンス』『アベラール 言語と思惟』『古典残照 オウィディウスと中世ラテン詩』『ラテン中世の精神風景』など。
    訳書に、F.C.コプルストン『中世哲学史』(共訳)アンリ・コルバン『イスラーム哲学史』(共訳)S.H.ナスル『イスラームの哲学者たち』(共訳)W.モンゴメリー・ワット『イスラーム・スペイン史』(共訳)『シャトレ哲学史 2 中世の哲学』(共訳)ジャック・ル・ゴフ『中世の知識人 アベラールからエラスムスへ』(共訳)など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    2~3世紀に活躍したギリシアの神学者オリゲネスは、キリスト教の教義学を創始した、アレキサンドリア学派の代表的人物である。その人物と学に迫る。

    【目次より】
    序言
    序説 教父時代におけるオリゲネスの評価
    序章
    第一章 オリゲネス生存中の評価
    第二章 アレクサンドリアとカイサリアの「信仰教育学校」
    アレクサンドリアの「信仰教育学校」
    カイサリアの「信仰教育学校」
    アンティオキア学派
    第三章 サベリオスとサモサタのパウロス
    第四章 アレイオス論争
    第五章 カパドキアの三教父
    第六章 エヴァグリオス
    第七章 四世紀末から五世紀初頭にかけてのオリゲネス論争
    エピファニオス
    ヒエロニムスとルフィヌス
    アレクサンドリアのテオフィロス
    第八章 六世紀のオリゲネス論争
    『ユスティニアヌスのメナスヘの手紙』
    五五三年の十五ヶ条の異端宜言
    福音の道キリスト オリゲネス『ヨハネによる福音注解』研究
    序章 近年のオリゲネス研究の動向
    第一章 キリスト者ヘラクレオン
    第二章 グノーシス主義者ヘラクレオン(ヘラクレオンの教説)
    第三章 グノーシス主義者オリゲネス?
    補注 在在性と実在について
    第四章 キリスト者オリゲネス(オリゲネスの教説)
    一 オリゲネスのヘラクレオン批判
    二 啓示者であり啓示そのものであるキリスト
    a 聖書
    b 神の像なるキリスト
    三 救済者であり救いそのものであるキリスト
    a キリストの諸相
    b 救いの営みとしての諸相
    四 信仰と覚知
    a  信じることと聞くこと
    b  観ることと知覚すること
    結論

    付録一 年表(オリゲネスの生涯)
    付録二 相関図(オリゲネス支持者と反オリゲネス者)
    文献(日本語のオリゲネス研究文献)
    あとがき
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    小高 毅
    1942年生まれ。神学者。アウグスティニアヌム教父研究所(ローマ)で学ぶ。上智大学大学院神学部博士課程修了。神学博士。聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)。
    著書に、『古代キリスト教思想家の世界 教父学序説』『オリゲネス 『ヨハネによる福音注解』研究』『オリゲネス』 『よくわかるカトリック その信仰と魅力』『父の肖像 古代教会の信仰の証し人』『クレド〈わたしは信じます〉 キリスト教の信仰告白』『霊性神学入門』など、
    訳書に、オリゲネス『諸原理について』オリゲネス『雅歌注解・講話』オリゲネス『ヨハネによる福音注解』オリゲネス『祈りについて・殉教の勧め』オリゲネス『ヘラクレイデスとの対話』オリゲネス『ローマの信徒への手紙注解』アタナシオス『聖霊論』 などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は、保守的で急進的な変革を求めたカトリック系政治思想家たちがローマ教皇の社会回勅をもとに形成した社会観・経済観・国家観を解明、なかでも強い影響力をもったシュパンの身分制国家論を包括的に分析する。さらに、カトリック的普遍性とドイツ・ナショナリズムの狭間で揺れつつ存立した彼らの思想的営みを、反ユダヤ主義との関係も踏まえて明らかにする。

    【目次より】
    まえがき
    第一章 保守的で急進的な変革「保守」と「革命」の結合の論理
    第二章 カトリック政治思想と資本主義国家の諸問題
    第一節 二つの社会回勅『レールム・ノヴァールム』(一八九一年)と『クアドラゼジモ・アンノ』(一九三一年)
    第二節 社会改革と社会政策
    第三節 社会問題とはなにか
    第四節 資本主義経済論
    第五節 国家の課題
    第三章 オトマル・シュパンの身分制国家論とファシズム
    はじめに
    第一節 普遍主義の政治原理 政治的不平等と権威主義
    第二節 身分制国家論
    第三節 シュパン理論とオーストリア・ファシズム
    第四節 シュパン身分制国家論とナチズム
    第四章 カトリック政治思想とナショナリズム
    はじめに
    第一節 民族と国民と国家
    第二節 「オーストリア・イデオロギー」の論理構造 戦間期オーストリアにおけるドイツ国民意識とオーストリア国家意識
    第三節 カトリック政治思想と反ユダヤ主義 宗教的反ユダヤ主義と人種論的反ユダヤ主義の間
    第四節 「オーストリア国民」意識の成立 ナショナルな価値と普遍的価値
    第五章 職能身分制秩序の実験 ドルフス・シュシュニク体制の政治思想
    第一節 カトリックの身分制秩序論
    第二節 ドルフス・シュシュニク体制
    むすび
    あとがき

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    村松 惠二
    1948年生まれ。東北大学法学部卒業。弘前大学人文学部教授。専門は、政治学、政治思想史、オーストリア研究。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    “政治神学”“友と敵”“決断”“例外状況”“代表”。本書は、カール・シュミットの政治思想の特質を、彼の諸著作の徹底的な検証や他のカトリック知識人との比較考察を通して明らかにしたものである。近代合理主義・個人主義をプロテスタンティズムの産物と見做し、カトリシズムの教会論や終末論に依拠して痛烈に批判しつつも、遂に世俗化の犠牲となり、超越の契機を失い、ナショナリズムそしてナチズムと妥協していくシュミットの思考のプロセスが、克明かつ鮮やかに描き出される。

    【目次より】

    第一章 初期シュミットの終末論
    シュミットの歴史観 シュミットの人間観 シュミット教会論 シュミット国家論
    第二章 ドノソ・コルテスの政治神学
    ドノソ・コルテスの生涯 歴史観 人間観 教会論 政治神学 ドノソの政治思想
    第三章 シュミットの政治神学の展開 カール・シュミットとドノソ・コルテス
    シュミットのドノソ継承 独裁論 自由主義批判 カトリック自然法論とシュミット ドノソとシュミットの相違点
    第四章 シュミットの教会論
    ヴァイマール期におけるカトリシズムの教会論 シュミットの教会論 シュミットの教会論に対する賛美 シュミットの教会論に対する批判 代表原理の衰退
    第五章 ドイツ・カトリシズムにおける二つの道 カール・シュミットとフーゴ・バル
    表現主義をめぐるシュミットとバル カトリシズムをめぐるシュミットとバル ナショナリズムと国家主義をめぐるシュミットとバルの対立 バルの禁欲的カトリシズム シュミットのバル評価
    第六章 カトリシズムと世俗化 カール・シュミットとヴァルデマール・グゥリアン
    決断主義と反自由主義 「世俗化されたカトリシズム」批判 ファシズムに対する態度 第三帝国におけるグゥリアンのシュミット批判
    第七章 シュミットと政治的カトリシズム カトリシズム・ナショナリズム・国家
    保守的カトリシズム ナショナリズム 国家主義 シュミットと中央党との対立
    第八章 カトリシズムとナチズム K・エッシュヴァイラー、H・バリオン、W・グゥリアンの選択
    K・エッシュヴァイラー H・バリオン W・グゥリアン
    第九章 二つの終末論 カール・シュミットとエーリック・ペーターゾン
    E・ペーターゾンの生涯 シュミットとペーターゾンの思想的関係 ライヒ・イデオロギー ペーターゾンの政治神学批判 ペーターゾンの終末論の展開 政治神学をめぐるシュミットとペーターゾン
    第十章 シュミットの反ユダヤ主義
    シュミットの反ユダヤ主義の展開カトリシズムと反ユダヤ主義
    おわりに
    シュミットの生涯と著作
    あとがき
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    古賀 敬太
    1952年生まれ。政治学者。大阪国際大学現代社会学部教授。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程を経て、京都大学大学院法学研究科修了。専門は、政治思想、とくにカール・シュミットの研究。
    著書に、『ヴァイマール自由主義の悲劇』『カール・シュミットとカトリシズム』『近代政治思想における自由の伝統 ルターからミルまで』『シュミット・ルネッサンス』『激動するヨーロッパ』(共著)など、
    訳書に、H・クヴァーリチュ『カール・シュミットの立場と概念』カール・シュミット『カール・シュミット時事論文集』ロバート・P・エリクセン『第三帝国と宗教』シャンタル・ムフ編『カール・シュミットの挑戦』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    これまでガラテヤ書研究とパウロ研究一般は思想史研究という領域に限定されて行われてきた。本書は、アイデンティティ形成の文脈と実践的諸相に着目し、パウロとユダヤ教あるいはユダヤ人キリスト者のあいだで共同体アイデンティティの形成に関する期待がいかに異なっていたかを分析し、またバプテスマ、聖霊顕現体験、遺物としての書簡が共同体アイデンティティ形成に果たした役割を明らかにする。アイデンティティ理論と境界性理論を積極的に用い、また種々の歴史的宗教共同体との類例的比較をとおして、いかにパウロが独自の共同体アイデンティティ形成を試みたかをテクストの内から読み取り、宗教の実体に注目する社会科学的批評学を通してガラテヤ書を考察した画期作。

    【目次より】
    緒言
    叢書・雑誌等の略語
    序論
    第1部 共同体アイデンティティ形成
    第1章 社会学・人類学的理論的枠組み
    第2部 ガラテヤ共同体におけるアイデンティティ形成の文脈
    第2章 パウロとインストゥルメント型の共同体アイデンティティ形成(ガラ1.11-24)
    第3章 第二神殿期ユダヤ教における異邦人編入
    第4章 エルサレムとアンティオキアにおける対立関係と共同体アイデンティティ形成(ガラ2.1-14)
    第3部 ガラテヤ共同体におけるアイデンティティ形成の実践的諸相
    第5章 アブラハムと共同体アイデンティティ形成:サラ・ハガル物語の読み直し(ガラ4.21-31)
    補遺 ガラテヤ信徒の宗教的感性とアイデンティティ形成
    第6章 バプテスマと共同体アイデンティティ形成:定式文三対構成の発展と機能(ガラ3.27-28)
    第7章 聖霊と共同体アイデンティティ形成:アイデンティティの二面性に関する考察(ガラ5.1-6.16)
    第8章 書簡と共同体アイデンティティ形成:アイデンティティの場としての文書共有(ガラ6.11)
    結論
    参考文献
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    浅野 淳博
    1960年生まれ。宗教学者。関西学院大学神学部教授。明治大学商学部商学科卒業、フラー神学校にて神学修士号取得、オックスフォード大学にて博士号取得。
    著書に、『新約聖書の手引き』(共著)『聖書的宗教とその周辺』『ガラテヤ共同体のアイデンティティ形成』『古代世界におけるモーセ五書の伝承』(共著)など、
    訳書に、J.D.G.ダン『使徒パウロの神学』リチャード・ボウカム『イエスとその目撃者たち目撃者証言としての福音書』『イエス最後の一週間』『ヨセフスと新約聖書』 などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    70年代における実存主義の退潮後も、なお様々に語られ多くの者が思想を構築する際に陰に陽に参照点として活用するキルケゴール。これまで数多のキルケゴールが語られてきたが、渦中のキルケゴール自身はいったい何を考えていたのであろうか。本書はテクストを詳細に読み解き、「キリスト教界」をキーワードに「一九世紀デンマークの改革者」という実像に迫る画期作。キリスト教信仰を堅持しつつ哲学者や神学者の形而上学を鋭く批判したキルケゴール思想の輪郭を確定するとともに、イエスを倣って卑賤の実存を志向する、そのキリスト教倫理がもつ現代的意義を展望する。

    【目次より】
    序論
    第一部 前期キルケゴールのキリスト教人間学
    第一章 実存弁証法と形而上学批判
    第一節 主体性の発展
    第二節 インコグニト、諸段階の関係
    第三節 形而上学を拒む実存
    第四節 伝達、人格、ネガティビティ
    第二章 キリスト教主義の思想
    第一節 第二倫理
    第二節 反復
    第三節 前期仮名著作の「詐術」
    第四節 前提としての信仰
    第二部 キルケゴールと「キリスト教界」
    第三章 後期キルケゴール思想の展開
    第一節 近世デンマーク史
    第二節 隣人愛
    第三節 大勢と単独者
    第四節 卑賤論の提示をめぐる煩悶
    第五節 義務と恩寵
    第四章 フォイエルバッハと人間主義の問題
    第一節 フォイエルバッハのヘーゲル理解
    第二節 投影論と卑賤論
    第三節 フォイエルバッハの「新しい哲学」
    第四節 投影論を超克する論理
    第五節 キリスト教主義と人間主義
    第五章 キルケゴールと「キリスト教界」
    第一節 キルケゴールのキリスト教史理解
    第二節 キルケゴールの自己理解
    第三節 教会との関わり
    第四節 宗教と政治
    第三部 キリスト教界内の思想家としてのキルケゴール
    第六章 「キリスト教界」批判とキリスト教主義
    第一節 現象としての「キリスト教界」と理念としてのキリスト教
    第二節 実定宗教としてのキリスト教
    第三節 信仰と演繹
    第四節 キリスト教界とその外部
    第七章 素朴性の問題
    第一節 信仰主義の反省性と素朴性
    第二節 「哲学」批判の現代性
    第三節 歴史と永遠
    第四節 「キリスト教界」という文脈
    第八章 キルケゴールと現代
    第一節 世俗化
    第二節 形而上学批判の射程
    第三節 哲学と歴史学
    結論
    あとがき
    引用文献
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    須藤 孝也
    1974年生まれ。一橋大学、立教大学、法政大学などで非常勤講師を務める。専門は、思想史、倫理学、宗教、哲学。一橋大学社会学部(社会学専攻)卒業。デンマーク、コペンハーゲン大学主体性研究センターにて客員研究員。一橋大学大学院社会学研究科博士課程社会学専攻修了。
    著書に『キルケゴールと「キリスト教界」』『人間になるということ』、訳書にマーク・C・テイラー『神の後に 上・下』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    バンジャマン・コンスタン――19世紀フランス自由主義の代表的論者と目されながら、政治、道徳、宗教、文学など多岐にわたるその思想を総合的に捉えロジカルな構造を解明した研究書はいまだ存在しない。本書では、そうしたコンスタン自身のテクストが持つ多様性と歴史的コンテクストの複雑さを貫く一本の軸として、これまで等閑視されてきた彼のペルフェクティビリテ論に注目する。 共和政、帝政、王政のはざまで揺れ動くフランスにおいて、社会と人間とに透徹した眼差しを注ぎながら、個人の、そして人類の完成可能性に賭けたコンスタンの意図とは何だったのか? コンスタンの思想世界の全体像とともに、それが現実の政治空間でいかなる力と限界とを負っていたか、その「アンビヴァレンス」を見据えることで近代における「政治的なるもの」の姿を抽出する――歴史をより普遍的な主題と結びつけつつ問い返す本書は、思想史叙述の新たな可能性を模索する一つの試みである。

    【目次より】
    凡例
    序論 問題の所在
    第一部 問題史的コンテクストとコンスタンの政治思想
    第一章 代表観念の歴史的展開と権力の問題
    第二章 フランスにおける代表制と人民主権の問題
    第三章 コンスタンの政治思想とその理論的構成
    第二部 ペルフェクティビリテ論の基底性と統合的作用
    第四章 ペルフェクティビリテ論 内面的ペルフェクティビリテを中心に
    第五章 ペルフェクティビリテ論の総合的展開
    第三部 テクストとコンテクストの交叉における闘争 二つの著作を中心に
    第六章 『政治的反動論』を中心に
    第一節 コンスタン カント虚言論争
    第七章 『征服の精神』を中心に
    むすび アンビヴァレンスの残響のなかで
    あとがき

    参考文献
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    堤林 剣
    1966年生まれ。政治思想史学者。慶應義塾大学教授。慶應義塾大学経済学部卒業、ケンブリッジ大学大学院政治思想選考ph.D.。専門は、近代政治思想史。
    著書に、『コンスタンの思想世界』『政治思想史入門』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    スコトゥス思想の中心に位置する「存在の一義性」をテクストの丹念な解読により初めて解明し、今後のスコトゥス研究の基盤を提供する重要著作。

    【目次より】
    はじめに
    緒論
    第一章 スコトゥスにおける諸概念の意味
    第一節 概念の第一次的抽象
    A 可知的形象の措定
    B 能動知性の問題
    第二節 実在概念
    第三節 論理的概念
    A クウィッドとクアーレ
    B 規定的と被規定的
    C 外属的と被外属的
    第四節 実体概念
    第五節 実存概念
    第六節 神の実存の非自明性
    第七節 神の概念
    第二章 知性のうちで一義性が主張される根拠
    第一節 神と被造物の概念における一致
    第二節 「自然的」であることの二重の意味
    第三節 知性の第一対象について(1) 異論の検討
    A われわれの知性の第一対象は質料的事物の本質ではないこと
    B われわれの知性の第一対象は神ではないこと
    第四節 知性の第一対象について(2) 「第一主義」の定義
    第五節 知性の第一対象について(3) 「存在」が第一のものである
    第六節 諸概念における存在の一義性の証明
    第三章 存在の一義性の証明
    第一節 概念が「一義的」であること
    第二節 概念の一義性の証明
    1 第一の証明
    2 第二の証明
    3 第三の証明
    4 第四の証明
    5 第五の証明
    6 その他の一義性の証明
    第三節 一義性の証明の根拠について
    第四章 結論
    われわれが用いたテクストについて
    あとがき
    索引
    略記事項

    引用文献表
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    八木 雄二
    1952年生まれ。哲学者。東京キリスト教神学研究所所長。
    慶應義塾大学大学院哲学専攻博士課程修了。文学博士。専門は西欧中世哲学。
    著書に、『スコトゥスの存在理解』『鳥のうた 詩歌探鳥記』『中世哲学への招待』『イエスと親鸞』『古代哲学への招待』『生態系存在論序説』『「ただ一人」生きる思想』『天使はなぜ堕落するのか』『神を哲学した中世』『聖母の博士と神の秩序』『哲学の始原』『裸足のソクラテス』など、
    訳書に、『エギディウス・ロマヌス 『Theoremata de esse et essentia』(訳)を巡って 中世存在論の一断面』(共訳)『カントが中世から学んだ「直観認識」 スコトゥスの「想起説」読解』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    かつて波多野精一やバートランド・ラッセルによって、哲学に非ずと断定されたトマス・アクィナス。果たして、トマスの神学とは、どのような「学」であり、哲学はそれをどのように探究できるのだろうか。本書は、『神学大全』という一冊の書物と現代のわれわれとの間に立ちはだかる見えざる壁を打ち砕き、「人となった神」という受肉の神秘を中心に据えた探究の書として読みとく。トマス以後、中世末期から、神学と哲学、信仰と理性とが次第に分離、また「学」としての神学から神秘思想・霊性神学が徐々に分かれていくのに対し、トマスの神学はそうした相反する側面を統合しうるものであり、信仰から独立した知ではなく、信仰に基づいて成立する学であって、スコラ神学でありながら修道院神学の性格をも備えていたことを論証。その上で、『神学大全』における、存在そのものである神に至るまで徹底的に進められる存在(エッセ)の探究、自由意思と恩寵、創造と悪、人間の幸福と至福直観、そしてトマスの宗教(レリギオ)観、キリスト論、秘跡論へと考察を重ねて、彼の神学的探究の根本性格を解明する。長年にわたり『神学大全』の訳業に従事した著者の筆致を通し、“万人に共通の博士Doctor Communis”トマスが、善く生きるための知的探究を徹底的に行なうことを問いかける。存在論や認識論など哲学の課題のみならず、自由と悪、正義など政治や倫理の諸問題にも大きく関与し、現代の閉塞する思想状況に、豊かな示唆を与える画期的業績。

    【目次より』
    まえがき
    序論 トマスの「神学」について
    I トマス「神学」の再発見 II トマスの「神学理解」 神学・信仰・霊性 III 新しい統合の可能性
    第一章 「一」なる神と「三・一」なる神
    I はじめに トマス神学における神 II 「一」なる神につして III 三・一なる神について
    第二章 創造とは何か
    I 創造と救い II トマスの創造論 III 創造と悪の問題
    第三章 人間の幸福について
    I 人間論・幸福・神 II 幸福の願望と幸福の実現 III 至福直観
    第四章 トマスの「宗教」観
    I トマスのレリギオ概念 敬神・修道生活・祈り II キリスト教的敬神 信仰・希望・愛徳
    第五章 トマスの神学的キリスト論
    I 「受肉の神秘」の神学的探究 II 幼児イエスをめぐる神学的問題 III キリストの生涯 神学的考察 IV キリストの受難と死の神秘 V キリストの高挙(復活・昇天)について
    第六章 トマスの秘跡論
    I トマスの秘跡神学 II キリスト・教会・洗礼 トマスの洗礼 III トマスの聖体神学(1)IV トマスの聖体神学(2) V トマスの「悔悛」神学
    結語
    あとがき
    用語解説

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    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。その他、著書は多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    トマス哲学の根底に潜む「存在の経験」をつきとめ、その経験を徹底することが神や精神への形而上学的探究を促している構造を解明する。

    【目次より】
    第三刷まえがき
    まえがき
    引照著作および略号
    目次
    序論
    第一章 トミズムの形成 中世経験論の成立過程
    第二章 神学と哲学
    第一部
    第三章 認識と存在
    第四章 認識の対象
    第五章 親和性(connatualitas)による認識
    第六章 能動知性と存在
    第七章 普遍の問題
    第八章 心身論
    第九章 存在と類比 「経験」の論理としての類比
    第二部
    第十章 倫理学における理性
    第十一章 善の観念
    第十二章 倫理的経験としての自然法
    第十三章 経験主義と形而上学

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    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀初頭の批判哲学と実存哲学に初期フランクフルト学派による受容に光を当て受容の歴史的真相を系統的かつ総合的に解明した意欲作。

    【目次より】
    凡例
    略記一覧
    目次
    序論
    第一部 初期批判哲学のキルケゴール思想の受容
    はじめに
    第一章 初期ルカーチのキルケゴール論
    第二章 初期マルクーゼの受容
    第三章 初期ブロッホの受容
    第四章 初期アドルノのキルケゴール論
    第一節 「本来性の隠語」から見た批判の視点
    第二節 批判の核心
    第一部 要諦
    第二部 初期実存哲学のキルケゴール思想の受容
    はじめに
    第一章 ヤスパースとハイデガーの初期論争点
    第二章 『存在と時間』におけるキルケゴール思想の軌跡
    第一節 「瞬間」の概念
    第二節 「反復」の概念
    第三節 「本来性」と「死」の概念
    第四節 「不安」の概念
    第三章 『存在と時間』以前の受容の軌跡
    第一節 ヤスパースの『世界観の心理学』への『論評』
    I ヤスパース批判の概要
    II キルケゴール解釈の視点
    第二節 初期「草稿」
    I キルケゴール像の影
    II キルケゴール受容の真相
    第四章 ハイデガーの受容の問題
    第一節 思考様式の異同性
    第二節 K・レーヴィットの報知
    第二部 要諦
    結論
    あとがき

    引用・参考文献
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    河上 正秀
    1943年生まれ。筑波大学名誉教授。東京教育大学大学院研究科博士課程修了。博士(文学)。著書に、『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容 20世紀初頭の批判哲学と実存哲学』 『行為と意味 技術時代の人間像』がある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「私」という考えの有効性を論証することに向けて、この考えの持ち得る深さ、豊かさを、ドイツ観念論でなされた超越論的自我論の再構成を通じて見積もる。〈知る主体〉としての〈私=Ich〉。ドイツ観念論において「超越論的統覚」論、「自我」論として注目すべき展開を見た〈私〉論を、カント・フィヒテ・ヘーゲルらのテキストに即して再構成するとともに、それが現代哲学にとってもいかに有効であるかを示した画期作。

    【目次より】
    凡例
    略記号表
    序言 本書の方法、意図、概要
    第一章 〈超越論的自我〉概念の提出
    第一節 大文字の〈私〉 観念論擁護
    第二節 カントにおける心と知 大文字の〈私〉の在処
    一 前批判期における〈心〉についての議論
    二 批判期における心と知
    第二章 〈超越論的自我〉概念の深耕
    第一節 ラインホルトの「意識律」とは何だったのか?
    第二節 フィヒテ知識学の「事行」概念
    第三節 『全知識学の基礎』の体系形式と知識学の要求
    第四節 超越論的演繹という視点からの本章総括
    第三章 フィヒテとヘーゲル
    第一節 ヘーゲル対フィヒテ
    第二節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の諸側面
    第三節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の射程
    第四節 ヘーゲルとフィヒテの思想性対照
    第四章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 ヘーゲルにおいて
    第一節 超越論的論理学としてのヘーゲル「論理学」
    第二節 「実体」から「概念」ヘ ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第一側面
    第三節 「絶対的形式」 ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第二側面
    第五章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 フィヒテにおいて
    第一節 後期フィヒテの「像」論概観
    第二節 超越論的論理学講義(一) 純粋統覚から経験的「注意」へ
    一 序論 講義の課題、あるいは超越論的論理学の研究領域について
    二 自我形式、あるいは統覚の導出
    第三節 超越論的論理学講義(二) 統覚と事実的知
    本章の終わりに
    第六章 超越論的自我の機能する場所 「表象」という考え方
    結語 要旨と総括
    初出について
    あとがき
    典拠註
    文献一覧
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

    松本 正男
    1946年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程終了。文学博士。元山口大学人文学部教授。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ノヴァーリスの主として理論的著作を取り上げ、ノヴァーリスの自然思想を十八世紀末の思想状況において明らかにする。第一に、ノヴァーリスの自然思想を、ルネサンス以来のヨーロッパの「自然神秘思想」の伝統の受容と変奏として検討、第二に、ノヴァーリスの思想における「自然」の問題を体系的にとらえ、とくに、哲学や自然科学をふまえた「自然学」が、なぜ、いかにして「詩学」となるのかを考察する。

    【目次より】
    はじめに
    引用について
    第一部 超越と自然
    第一章 「ノヴァーリス」の誕生
    1 「熱狂の擁護」
    2 体験と哲学
    第二章 ガイストの顕現としてのこの世界
    1 「制約なきもの」と「物」
    2 エクスターゼと知的直観
    3 「ガイスト」の運動
    4 神性への媒介者 宗教
    5 表象 哲学
    6 森羅万象の相互表象説と新プラトン主義的な世界像 自然学
    第三章 世界の意味の喪失と回復
    1 世界の意味の喪失
    2 黄金時代
    3 回復の方法 ロマン化
    4 伝統との関わり
    第二部 自然学
    第四章 マクロコスモスとミクロコスモス 自然と人間
    1 マクロコスモスとミクロコスモス
    2 自然と人間
    3 自然の救い
    4 自然とわざの愛の関係
    5 魔術師としての人間
    第五章 魔術
    1 魔術史への興味
    2 魔術と観念論哲学の重ね合わせ
    3 「未来のシェーマ」としての魔術
    第六章 万物の共感の学
    1 伝統のなかの共感の学
    2 ガルヴァニズム、電気、磁気
    3 ブラウン医学
    4 動物磁気
    5 「ラヴォワジェの革命をこえるもの」
    第七章 しるしの学 しるし・記号・象徴
    1 自然神秘思想の伝統における「シグナトゥール」
    2 近世の記号の学
    3 自然の文献学としての自然学
    4 しるしとその意味 「外なるもの」と「内なるもの」
    第三部 詩学
    第八章 心情の表現としてのポエジー
    1 自然と人間の内的空間としての心情
    2 心情のあり方
    3 心情とポエジー
    第九章 高次の自然学としてのポエジー
    1 自然哲学との関連と相違
    2 ゲーテの自然学とノヴァーリス
    3 自然と精神のアナロジー
    4 光の問題
    第十章 文学の理論としての詩学
    1 ロマン的ポエジー
    2 芸術とポエジー
    3 自然とポエジー
    第十一章 シンボルとアレゴリー
    1 シンボル
    2 アレゴリー
    おわりに
    あとがき

    引用テクストおよび参考文献
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    中井 章子
    1948年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院博士課程(比較文学・比較文化)単位取得退学。文学博士。青山学院女子短期大学教授。
    著書に、『ノヴァーリスと自然神秘思想-自然学から詩学へ』など、
    訳書に、『キリスト教神秘主義著作集16 近代の自然神秘思想』(共訳)『キリスト教神秘主義著作集12 十六世紀の神秘思想』(共訳) などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    前6世紀、南ユダ王国滅亡によりバビロン補囚を余儀なくされたイスラエル。その困難な状況下、史家たちは申命記法典を編纂するとともに、列王記までの歴史書を完成させるに至った。モーセの戒めを基にする申命記は、契約という法手続きで神に帰依する契約思想を切り開き、ユダヤ・キリスト教思想の原点をなした。古代メソポタミアとの比較から古代イスラエル法を考察、申命記のヘブライ語テキストと向き合い、その文体の不統一を丹念に繙くことで王ヨシヤによる司法行政改革を分析し、改革の総仕上げであった申命記法典編纂の全容に迫る。さらに、独自の聖戦思想により構想されたイスラエル固有のアイデンティティーを探究、史家の歴史意識に光を当てるとともに、ウェーバーのカリスマ理論から指導者モーセの権威を検証する。従来、旧約聖書学には乏しかった法制史の領域に踏み込んで、古代イスラエルにおける法と宗教の関わりを解明、ヘブライズムの本質を浮彫りにする。法の語り手と聞き手、モーセ的伝統、王国の司法行政の特質という課題を論じ、古代イスラエル社会における法と宗教の関わり及び文化史的意義を解明する画期作。

    【目次より】

    序 なぜ申命記が重要なのか
    序章 旧約聖書の中心をめぐる諸考察とヘブライズム法思想
    第一部 ヘブライズムの文化的・法的環境世界
    第一章 古代メソポタミアの法秩序と古代イスラエル法の独自性
    第二章 古代イスラエル人が生きていた罪と罰の世界
    第三章 古代イスラエルにおける法共同体の成立
    第二部 ヘブライズム法思想における申命記の意義
    第一章 旧約聖書における申命記の位置とその特質
    第二章 申命記をめぐる文献学的研究の現在・未来
    第三章 申命記改革における王国の司法行政
    第四章 ヨシヤ王による占領政策と同化政策
    第五章 申命記における聖戦思想の復活と聖絶観念の成立
    第三部 ヘブライズムにおける歴史意識と申命記の遺産
    第一章 歴史書編纂における申命記史家の歴史意識
    第二章 申命記史家によるイスラエル理解の虚構とその創造性
    第三章 ヘブライズムから見た聖戦論の思想史的意義
    終章 モーセ像をめぐる伝承史的考察から見たヘブライズム法思想の特質
    結び なぜモーセ的伝統が重要なのか
    後書き
    年表
    地図

    申命記関連文献表
    略記号一覧
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    鈴木 佳秀
    1944年生まれ。聖書学者。新潟大学名誉教授。国際基督教大学卒。クレアモント大学院でPh.D.取得。専門は、旧約聖書学・古代イスラエル宗教文化史。
    著書に、『申命記の文献学的研究』『旧約聖書の女性たち』『アブラハム 約束を背負わされた父と子』『ヘブライズム法思想の源流』など、
    訳書に、H.J.ベッカー『古代オリエントの法と社会 旧約聖書とハンムラピ法典』『旧約聖書 4 ヨシュア記・士師記』『旧約聖書 10 十二小預言書』『旧約聖書 3 民数記・申命記』(共訳)ゲルハルト・フォン・ラート『申命記』マーク・リラ『神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史』『VTJ旧約聖書注解 出エジプト記 1~18章』『VTJ旧約聖書注解 出エジプト記 19~40章』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    エックハルトの思惟に見られるある独自な構造に着目し、この構造解釈がエックハルトの思想の全体的眺望を獲得するのに有効な解釈地平であると理解した上で、個々の問題領域、個別テーマへ進んでいく。全く新たな視座から思想の全体的眺望を獲得した画期的業績。

    【目次より】
    序にかえて
    テキストと略称
    第一章 存在(esse)をめぐる思惟
    1 『三部作への全般的序文』におけるエッセ理解
    2 『パリ討論集』におけるエッセ理解
    3 『出エジプト記註解』におけるエッセ理解
    4 『創世記註解』におけるエッセ理解
    第二章 神と被造物のエッセをめぐるアナロギア論
    1 問題の所在
    2 否定神学とその克服
    3 アナロギアの類型
    4 『集会の書に関する説教と講義』におけるアナロギア理解
    5 結論
    第三章 創造(creatio)をめぐる思惟
    1 問題の所在
    2 神と知性認識の同一
    3 エッセに対する知性認識の優位
    4 三種の言葉、ロゴスによる創造
    第四章 誕生(generatio)をめぐる思惟
    1 問題の所在
    2 受肉(incarnatio)と人性(natura humana)
    3 魂の内における神の誕生
    4 離脱と神性
    第五章 救済論的一(unum) の通景
    1 プロティノスの一者論(Henologie)とエックハルトの神論(Theologie)
    2 一者(unum)神論における三つのアスペクト
    3 「一(unum)である限りの一(unum)」の観点
    4 「区別なきもの(indistinctum)としての一(unum)」の観点
    5 「否定の否定(negatio negationis)としての一(unum)の観点

    あとがき
    文献目録
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    田島 照久
    1947年生まれ。早稲田大学文化構想学部名誉教授。宗教学者。専門は、宗教哲学、宗教民俗学。早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。文学博士。ドイツ・フライブルク大学大学院哲学研究科修士課程修了。
    著書に、『マイスター・エックハルト研究 思惟のトリアーデ構造 esse・creatio・generatio論』など、
    訳書に、マイスター・エックハルト『エックハルト説教集』ヨハネス・タウラー『タウラー説教集』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ヤスパースの未完の政治思想を人間の主体的真理としての実存の理性の政治哲学として再構成し、カントの永遠平和論との比較を試みる。

    【目次より】
    はじめに
    目次
    第一章 序説
    第1節 まえがき
    第2節 序説
    第二章 ヤスパース哲学の体系における政治哲学の位置と意味
    第1節 序説
    第2節 根源的体系性
    第3節 著作の根源的体系
    第4節 体系の周辺
    第5節 全体系(性)における政治哲学の位置と意味
    第三章 政治哲学の体系
    第1節 政治哲学の根本体系
    第2節 外的平和と内的平和
    第3節 平和と自由
    第4節 自由と権威
    第5節 自由と真理
    第6節 結語
    第四章 全体主義との闘争
    第1節 序説
    第2節 全体主義
    第3節 ドイツにおける全体主義の発展
    第4節 政治的認識の特色
    第5節 全体主義の地盤
    第6節 全体主義の原理 自由喪失・欺瞞・不安
    第7節 自由のための闘争
    第五章 集団と個人
    第1節 序言
    第2節 集団と個人との両極性
    第3節 双方の両極性と技術
    第4節 現代の神話と個人の喪失
    第5節 集団における本来の個人
    第6節 「集団と個人」のまとめ
    第六章 カントの永遠平和論とヤスバース
    第1節 序説 政治哲学
    1 政治哲学
    2 政治哲学と哲学体系
    3 政治哲学と形而上学
    第2節 平和の草案
    1 平和の草案
    2 予備条項
    1) 予備条項第1 について
    2) 予備条項第5 について
    3) 予備条項第6について
    4) 予備条項のまとめ
    3  確定条項
    1) 確定条項
    2) 確定条項第1 について
    3) 確定条項第2 について
    4) 確定条項第3について
    5) 確定条項のまとめ
    第3節 永遠平和の実現のために
    1 政治の現実へのカントの顧慮
    2 政治と道徳
    3 何によって永遠平和が到来し得るか
    4 懐疑と信頼
    5 カントはプログラムを与えるか
    6 哲学の意義
    7 今日のカント 結語
    おわりに
    略語表
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    斎藤 武雄
    1904 - 1995年。哲学研究者。東京文理科大学哲学科卒。文学博士。弘前大学学長を歴任、同大学名誉教授。
    著書に、『現代人の幸福と道徳』『ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開』『ヤスパース研究』『実存をめざして』『実存と実践』『実存と教育』『実存の真理を求めて』『ヤスパースの教育哲学』『ヤスパースの政治哲学』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学的神学を作り上げるために、啓示と理性、神学と哲学、主観と客観を超える新しい「哲学的神学」を提唱する重要な作品。

    【目次より】
    序説
    第一部 神学の閉鎖性と非閉鎖性
    第一章 近代神学の閉鎖性 古い史的イエスの探究
    一 合理主義
    二 古自由主義神学
    三 新自由主義神学
    四 歴史理解について
    第二章 弁証法神学の閉鎖性
    一 カール・バルト
    二 ポール・ティリッヒ
    三 ルドルフ・ブルトマン
    第三章 非閉鎖的キリスト理解の試み 新しい史的イエスの探究
    一 新しい史的イエス探究への右翼的接近と左翼的接近
    二 ブルトマン後時代の神学者たち
    (イ) エルンスト・ケーゼマン
    (ロ) エルンスト・フックス
    (ハ) ギュンター・ボルンカム
    (ニ) ヘルベルト・ブラウン
    (ホ) ハンス・コンツェルマン
    (ヘ) J・M・ロビンソン
    (ト) ゲルハルト・エーベリンク
    (ト) 八木誠一
    三 批判に対するブルトマンの答え
    第二部 解釈学的神学
    第四章 解釈学と神学
    一 下から上への解釈学 シュライエルマッハー、ディルタイ、ブルトマン
    二 上から下への解釈学 前期のハイデッガー、バルト、パンネンベルク
    三 出来事としての解釈学 ハイデッガーの言葉理解
    一 前期のハイデッガーに於ける言葉
    二 ハイデッガーの転回
    三 後期のハイデッガーに於ける言葉
    (イ) 存在と解釈学
    (ロ) 存在の呼び声としての言葉
    (ハ) 非本来的言葉と言葉の体験
    第五章 解釈学的キリスト論
    一 言葉の出来事としてのイエスの譬え
    一 イエスの信仰と言葉の出来事
    (イ) 言葉の出来事とは何か
    (ロ) イエスと言葉の出来事
    (ハ) ブルトマンと言葉の出来事
    二 イエスの譬え
    (イ) 譬えの文体論的分析
    (ロ) 譬えの呼びかけ
    二 非閉鎖的キリスト論
    一 イエスとキリスト
    二 イエスと「私自身」
    第六章 解釈学的神学と神
    一 問題の所在
    二 方法論 存在と神
    三 種々の試み
    四 神と無
    結語
    あとがき
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    小田垣 雅也
    1929年生まれ。青山学院大学、ドルー大学卒。日本基督教団補教師、国立音楽大学元教授。哲学博士。著書に『解釈学的神学』『知られざる神に』『哲学的神学』『現代思想の中の神』『神学散歩』『ロマンティシズムと現代神学』『四季のパンセ』、学術文庫に『現代のキリスト教』など多数。訳書に『神への誠実』『文化史の中のイエス』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神との神秘的合一の境地へと導くボナヴェントゥラ思想の豊饒な世界が、詳細な訳、註、解説により明らかとなる。トマス・アクィナスと並んで、スコラ哲学の偉大な人物であり、中世思想史における最高峰を形づくったボナヴェントゥラ。彼の主著で「傑作」と呼ばれている「Intinerarium mentis in Deum」の翻訳に解説を付して一冊にまとめた書。

    【目次より】
    凡例
    「魂の神への道程」序文
    第一章 神への上昇の諸段階と宇宙における神の痕跡を通して神を観照することについて
    第二章 この可感的世界において、神をその痕跡において観照することについて
    第三章 自然本性的能力に印された神の像を通して神を観照することについて
    第四章 無償の賜物によって修復された神の像において神を観照することについて
    第五章 神の第一義的名称、つまり〈在ること〉という名を通して神の一性を観照することについて
    第六章 至福なる三位一体をその〈善なるもの〉という名称において観照することについて
    第七章 精神的にして神秘的な超出について
    解説
    一 はじめに
    二 超脱への道 表題について
    三 執筆の時期と情況
    四 作品の意図・内容・構成
    五 作品の位置
    六 ボナヴェントゥラの生涯
    あとがき
    訳者註
    地図
    年譜
    文献表
    著作一覧
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    ボナヴェントゥラ
    1221? - 1274。イタリアの神学者。同時代の『神学大全』の著者トマス・アクィナスとならぶ大神学者。フランシスコ会学総会長でもあった。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    コプルストンの主著「哲学史」は、古代ギリシャから現代に至る西洋哲学の通史で、欧米では定評がある。本書はその中世の部分を訳出したもの。個々の哲学者の輪郭を辞典風に描き、中世哲学思想の展開経路を明快に論述する最も信頼できる本格的通史。


    【目次より】
    第一章 序論
    第一部 中世以前の諸学派
    第二章 教父時代
    第三章 聖アウグスティヌス(1) ~ 第八章 聖アウグスティヌス(6) 国家
    第九章 偽ディオニシウス 第十章 ボエティウス、カシオドルス、イシドルス
    第二部 カロリング・ルネサンス
    第十一章 カロリング・ルネサンス
    第十二章 ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナ(1) 生涯と著作 第十三章 ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナ(2) 
    第三部 十・十一・十二世紀
    第十四章 普遍の問題 第十五章 カンタベリの聖アンセルムス 第十六章 シャルトル学派 第十七章 サン・ヴィクトル学派 第十八章 二元論者と汎神論者
    第四部 イスラムおよびユダヤの哲学、翻訳
    第十九章 イスラム哲学 第二十章 ユダヤ哲学 第二十一章 翻訳
    第五部 十三世紀
    第二十二章 序論 第二十三章 オーヴェルニュのギョム 第二十四章 ロバート・グロステストとヘールズのアレキサンダー 第二十五章 聖ボナヴェントゥラ(1) ~ 第二十九章 聖ボナヴェントゥラ(5) 人間の霊魂
    第三十章 聖アルベルトゥス・マグヌス
    第三十一章 聖トマス・アクィナス(1) ~ 第四十章 聖トマス・アクィナス(10) 政治理論 
    第四十一章 聖トマスとアリストテレス、論争 第四十二章 ラテン・アヴェロエス主義、ブラバンのシゲルス 第四十三章 フランシスコ会の思想家 第四十四章 ニギディウス・ロマヌスとガンのヘンリクス
    第四十五章 スコトゥス(1) ~ 第五十章 スコトゥス(6) 倫理学
    第五十一章 回顧
    第六部 十四世紀
    第五十二章 デュランドゥスとペトルス・アウレオリ
    第五十三章 オッカム(1)~ 第五十八章 オッカム(6)
    第五十九章 オッカム主義の動向 第六十章 科学の動向 第六十一章 ハドヴァのマルシリウス 第六十二章 思弁的神秘主義

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    コプルストン,F
    1907-1994.イギリスの哲学者。ローマ・カトリックのイエズス会士。本書A History of Philosophy (1946-66) でよく知られている。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    2012年、山中伸弥教授は、iPS細胞の樹立によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。ヒト受精胚を破壊せずにES細胞と同じ性質を持つiPS細胞研究の道を開いたことは、生命倫理学にも多大な貢献を果たしたが、このことは意外に日本では知られていない。本書は、ヒポクラテスの医の倫理に起源を持ち、ヴァチカンが主導してきた人格主義生命倫理学の立場から、欧米および日本など先進諸国における終末期医療と生物医学研究をめぐる議論を取り上げ、それを規制する法律、そしてその背景となる倫理思想を概観する。欧州大陸諸国が優生学への反省から人格の尊厳を最高原理とするのに対し、個人主義・実利主義の優勢な英米圏や日本では研究の自由を優先し、不妊治療で発生した余剰胚の実験利用が現実に行なわれている事実を指摘、安楽死判決も含めて、これらの国の法規制に人間の命を選別する優生思想が存在することを深い危惧をもって論じる。経済成長戦略の一つとして再生医療の実用化を掲げるわが国において、精神と身体の合一として人間を捉える人格主義生命倫理学を提示する問題作。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子
    目次
    はじめに
    第一部 終末期医療をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理に立脚した法形成への取り組み
    I 問題提起 終末期医療をめぐる日本の議論の現状
    II 二つの生命倫理 ヒボクラテスの医の倫理の排斥と再評価
    III 個人主義生命倫理学の対応 尊厳死、安楽死の合法化
    IV 人格主義生命倫理学の対応 “ne accaniment o, ne eutanasia”
    V まとめと展望
    第二部 ヒト胚研究をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理から生物医学研究倫理(生命倫理)、そして生物医学研究法(生命法)ヘ
    I 問題提起 日本の生物医学研究規制の現状
    II 人格主義生命倫理学の対応 ヒト胚の群厳と人権の保護
    III ヒト胚の地位をめぐる議論
    IV 生殖技術の規制 生殖の尊厳、生まれてくる子どもの尊厳
    V まとめと展望

    あとがき
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    秋葉 悦子
    1958年生まれ。法学者。富山大学教授。上智大学法学部津卒業、同大学院法学研究科博士後期課程修了。専門は、刑事法、生命法、生命倫理。
    著書に、『人の始まりをめぐる真理の考察』『人格主義生命倫理学』『人間の尊厳と生命倫理・生命法』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学・思想を超えて、人間とは一体何者なのか? 古今東西の重要思想を渉猟した著者は、総合的な人間理解の学としてのが人間学である。

    【目次より】
    0 人間学とはいかなる学問か
    第 I 部 人間学の歴史的展開
    1 ギリシア哲学の人間観
    1 古代ギリシアの人間観の素地 2 ソクラテス 3 プラトン 4 アリストテレス 5 結びにかえて
    2 聖書の人間観
    1 人間についての聖書の語り方 2 人間の条件 3 契約団体と預言者 4 愛と自由
    3 中世における人間観
    1 アレクサンドリアのフィロン 2 初級キリスト教の人間論 3 中世初期の人間論 4 スコラ哲学の人間論
    4 近代ヒューマニズムの人間観
    1 ヒューマニズムとはなにか 2 フマニタスの理念と理想的人間像 3 ヒューマニズムの人間観 4 具体的人間への志向 5 人間観の変容
    5 啓蒙主義の人間学
    1 デカルト 2 ヴィーコ 3 ディドロ 4 カント
    6 ドイツ観念論,その完成と解体における人間学
    1 ヘーゲルの人間学 2 フォイエルバッハの人間学 3 マルクスによる〈関係としての人間〉論の再構築
    7 実存哲学の人間学
    1 キルケゴールの単独者的人間学 2 ブーバーの対話的人間学 3 まとめ
    8 現代における哲学的人間学の成立
    1 近代主観性の哲学と実存哲学 2 シェーラーの間主観性の現象学 3 『宇宙における人間の地位』の人間学的特徴 4 プレスナーの哲学的人間学 8.5 ゲーレンの人間学 8.6 現象学的人間学の意義
    第 II 部 人間学の体系的展開
    1 人間と文化
    1 人間と文化との一般的関連 2 人間の「話す」行為と文化 3 人間の「作る」行為と文化 4 人間の「行なう」実践行為と文化
    2 人間と言語
    1 人間と言語 2 音と声 3 叫びと声 4 結論
    3 現代心身論
    1 デカルトの心身問題 2 スピノザの心身平行論 3 ライプニッツによる心身の予定調和論 4 現代生命論 5 現代生命論における心身関係
    4 人間と宗教:仏教
    1 仏教と人間学 2 ブッダの悟り 3 親鸞の立場 4 二種深信について 5 唯識思想について 6 末那識の発見
    5 人間と宗教:キリスト教
    1 宗教と人間学.2 キリスト教人間学 3 人間と神
    6 人間と政治
    1 現在の政治状況と人間 2 自由主義と共同体論との論争 3 アーレントの価値ヒエラルキー転倒論 4 むすび
    7 人間と歴史
    1 人間と歴史の相互関係 2 歴史と科学 3 歴史と物語 4 歴史のパースペクティヴ理論 5 歴史的理解の可能性 6 おわりに

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    金子 晴勇
    1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。
    著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、
    訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「宗教」「自己」「場所」「死」「仏教」「禅」など、東西の哲学と宗教に通暁した著者による、思索の軌跡を読む。


    【目次より】
    目次
    1 宗教とは何か
    宗教とは何か
    一 生死
    二 生命と生といのち
    三 二重世界内存在と宗教
    自己の現象学
    一 自己 「我は我なり」の両義性
    二 「私」はあるか 「無我」ということ
    三 道程 「十牛図」を歩む
    場所と自覚
    一 世界内存在と「絶対無の場所」
    二 覚と自覚
    2 絶対無の宗教哲学
    逆対応と平常底 西田哲学における「宗教」理解
    一 事実と説明
    二 逆対応と平常底
    三 キリスト教と仏教、念仏と禅、及び宗教と現実世界
    「死の哲学」と絶対無 田辺哲学と西田哲学
    一 哲学と「場所」
    二 絶対媒介と「矛盾の自己同一」
    三 「死の哲学」 死者との交わり
    四 絶対無の自覚 その場所性と実践性
    禅と世界 禅・禅思想・哲学
    一 問題としての「禅と哲学」
    二 西田幾多郎の場合
    三 鈴木大拙・久松真一・西谷啓治の場合
    3 神秘主義から非神秘主義へ
    マイスター・エックハルトと禅仏教 「無と真人」をめぐって
    一 問題
    二 叙述
    三 解釈
    四 転釈
    五 対照
    エックハルトのドイツ語説教
    一 中世の神秘主義
    二 「言葉」の問題
    三 説教におけるエックハルトの「私」
    あとがき
    初出一覧
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    上田 閑照
    1926- 2019。哲学者。京都大学名誉教授。専門はドイツ哲学、宗教哲学。禅、神秘主義、エックハルト、ハイデッガー、京都学派思想などを研究。
    著書に、『禅仏教 根源的人間』『エックハルト 異端と正統の間で』『生きるということ』『西田幾多郎を読む』『実存と共存 二重世界内存在』『経験と自覚 西田哲学の「場所」を求めて』改訂版『西田幾多郎とは誰か』『宗教への思索』『ことばの実存』『人間の生涯ということ』『西田哲学への導き 経験と自覚』『私とは何か』『十牛図を歩む』『折々の思想』など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    浄土教が内包するメッセージを我々が救済され得る仕方で読み解き浄土世界のリアリティを提示。日本宗教学会賞受賞。

    【目次より】
    目次
    第一章 宗教哲学の可能性
    1 宗教哲学の課題
    1) 宗教哲学の成立と歴史
    2) 宗教哲学が内包する問題
    3) 現代の宗教的状況
    2 宗教経験の現象学的研究
    1) 宗教経験と現象学
    2) 宗教現象学と比較
    3) 宗教経験における比較 その一
    4) 宗教経験における比較 その二
    5) 文化の比較と宗教の比較
    6) 宗教哲学の視界
    第二章 宗教における個体性と普遍性
    1 師への崇敬
    1) 弥陀の顕現
    2) 対決と帰依
    3) 化身
    4) 崇敬
    5) 「阿弥陀仏」の指し示すもの
    2 原罪と如来蔵
    1) キェルケゴールの「単独者」
    2) 原罪
    3) 如来蔵
    4) 普遍性の哲学的追究
    5) 宗教における普遍性
    第三章 言葉と宗教経 名号の場合
    1) 「名号」について
    2) 称名について
    3) 宗教経験の三段階、第一の段階
    4) 第二の段階
    5) 第三の段階
    6) 名号の射程
    第四章 非僧非俗
    1) 愚禿親鸞
    2) 釈尊の出家
    3) 出家 住むことを出る
    4) 行と出家
    5) 親鸞の非僧非俗
    6) 住むことの閉塞
    第五章 悪と救済
    1 阿闍世王の物語をめぐって
    1) 阿闍世の悪と道徳
    2) 悔恨
    3) 阿闍世の悔恨
    4) 善悪と無常
    5) 地獄への有
    2 『歎異抄』第十三条をめぐって
    1) ひと千人殺してんや
    2) この身の器量
    3) 業縁
    4) 往生への希求
    5) 殺人
    6) 千人の殺人
    第六章 浄土 救済する世界
    1 世界の死
    1) 浄土と死
    2) 他者の死による悲嘆と衝撃
    3) 事実として起こる他者の死
    4) 他者の死の経験の指し示すもの その一
    5) 他者の死の経験の指し示すもの その二
    6) 死の世界性
    2 世界の救済
    1) 浄土
    2) 救済世界の建立
    3) 他力と菩提心
    4) 救済の時間的構
    5) 他者を喪った悲しみと救い
    6) 無量光明土の射程
    註(第一章 第六章)
    あとがき
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    氣多 雅子
    1953年生まれ。宗教学者、哲学者。京都大学名誉教授。専門は宗教哲学。博士(文学)。
    京都大学文学部哲学科 卒業
    著書に、『宗教経験の哲学』『ニヒリズムの思索』『西田幾多郎『善の研究』 (哲学書概説シリーズ) 『西田幾多郎 生成する論理 生死をめぐる哲学』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    トマスとの比較を通してオッカム認識論の革新性を解明する。近世認識論への道筋をも示した画期的業績。

    【目次より】
    まえがき
    目次
    1 序論
    第一章 霊魂論の崩壊と認識理論の変容
    第二章 トマスの霊魂論 自己認識の問題
    第三章 「オッカムの剃刀」 中世後期の精神的風土
    2 本論
    第四章 認識におけるスペキエスの役割について
    第五章 観念、スペキエス、ハビトゥス
    第六章 抽象と直観
    第七章 オッカムにおける直観的認識の問題
    第八章 学知の対象について
    第九章 個体における存在と本質
    第十章 「もの」と「記号」 オッカムの個体主義についての一考察
    第十一章 普遍と個体 個体化の原理について
    3 結語 知性的認識の問題
    あとがき
    人名・事項索引


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    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞,『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ルター晩年の「詩編90編“モーセの祈り”の講話」には、彼の死生観が現れている。いかに生き、いかに死ぬのか。宗教の改革者はどう考えたのか。

    【目次より】
    まえがき
    モーセの祈り
    小序
    詩篇の主題について
    詩篇の表題について
    第一節 
    第二節 
    第三節 
    第四節 
    第五節・第六節 
    第七節 
    第八節 
    第九節 
    第十節 
    第十一節 
    第十二節 
    第十三節 
    第十四節 
    第十五節 
    第十六節 
    第十七節 
    訳注
    解説
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    ルター,マルティン
    1483- 1546年。ドイツの神学者、聖職者。ルターの著作『95ヶ条の論題』が、プロテスタントの発端となっている。宗教改革の中心人物。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    宗教的人間(ホモ・レリギオスス)は、神なき現代社会をどうやって生きていくのか。人間の本質と現代神学の可能性を探求する。

    【目次より】
    序説
    第一部 ホモ・レリギオスス
    第一章 意識の交替
    一 フォレスターの法則
    二 神・人間・自然
    三 調和について
    第二章 現代と人間
    一 ロマンチシズム
    二 若者文化
    三 ホモ・レリギオスス
    第二部 現代神学の方向と課題
    第三章 現代神学の問題
    一 バルト、ブルトマン、ティリッヒ
    二 いわゆるバルト後時代
    三 神の死の神学と希望の神学
    第四章 神学における主観 客観構図の克服
    一 解放の神学
    二 プロセス神学
    三 解釈学的神学
    第五章 哲学的神学について
    一 哲学的神学の周囲
    I 実存哲学の限界
    II 構造主義
    III  現象学
    二 神秘主義再考(一)
    I 「イエスとキリスト」の問題と神秘主義
    II 神秘主義の概念
    III アナロギアとパラボレー
    三 神秘主義再考(二)
    I 神秘主義における「境界地帯」について
    II 神秘主義の「一」について
    III エックハルトとクザーヌス
    終章
    一 東洋と西洋
    二 解釈学的神学と哲学的神学
    三 ソナタ風の結語
    あとがき

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    小田垣 雅也
    1929年生まれ。青山学院大学、ドルー大学卒。日本基督教団補教師、国立音楽大学元教授。哲学博士。著書に『解釈学的神学』『知られざる神に』『哲学的神学』『現代思想の中の神』『神学散歩』『ロマンティシズムと現代神学』『四季のパンセ』、学術文庫に『現代のキリスト教』など多数。訳書に『神への誠実』『文化史の中のイエス』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「宗教哲学講義」の最新版を駆使し、晩年のベルリン時代に宗教哲学に重大な展開があることを初めて解明した最先端の業績。

    【目次より】
    引用について
    序章
    第一章 ギリシアの祝祭宗教への憧憬とその断念
    第一節 宗教政治革命をめざして 若きヘーゲルの宗教思想の軌跡
    第二節 人倫のなかの祭祀 イェーナ期の国家・宗教論
    第三節 聖餐における対象性の克服 『精神現象学』の宗教思想
    第四節 体系への移行 不作の十四年
    第二章 恐怖政治と宗教反動の時代を生きて ベルリンにおけるヘーゲルとシュライアーマッハー
    第一節 ヘーゲルとシュライアーマッハーとの決裂
    第二節 プロイセン福音主義合同教会をめぐる確執
    第三節 ヘーゲル派の旗揚げ
    第四節 新たな敵、トールクとの闘争
    第五節 ヘーゲルとシュライアーマッハーとの同盟
    第三章 「宗教哲学」の生成と構造
    第一節 「宗教哲学」講義の性格
    第二節 「宗教の概念」の成立 序論と第一部のテクスト分析
    四 シュライアーマッハーヘのさらなる接近と七月革命への反応 一八三一年
    五 まとめ
    第三節 一般宗教史への挑戦と挫折 第二部のテクスト分析(1)
    第四節 ユダヤ教の評価の転回 第二部のテクスト分析(2)
    第五節 三位一体と自由の国 第三部のテクスト分析
    第四章 プロテスタンティズムの原理と近代国家の精神
    第一節 宗教・国家論の発展史
    第二節 七月革命の衝撃と宗教・国家論の最後の検証
    第三節 ヘーゲルとプロテスタンティズム
    補論一 『宗教哲学講義』の旧版の問題点と国際共同編集版の意義
    第一節 「宗教哲学」講義についての資料
    第二節 旧版の性格と問題点
    第三節 国際共同編集版の構成と意義
    補論二 『精神現象学』の「光の神」について 『宗教哲学講義』の新版が『精神現象学』の解釈の変更を迫る
    あとがき
    初出一覧
    ドイツ語目次
    付録1 「宗教哲学」講義(一八二一-三一年)の構成比較表
    付録2 ヘーゲルが宗教史研究に用いた主な資料
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    山崎 純
    1950年生まれ。静岡大学教授名誉教授。静岡大学卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は、哲学、生命倫理。
    著書に、『神と国家』著(松田純名義)『遺伝子技術の進展と人間の未来 ドイツ生命環境倫理学に学ぶ』『安楽死・尊厳死の現在』など、
    訳書に、『イェーナ体系構想 精神哲学草稿1・2』(共訳)などがある。
  • シリーズ39冊
    4,4558,415(税込)

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなるキリスト教神学の金字塔

    1 神の存在と本質 (第1部)1-13問
    『神学大全』邦訳序文
    凡例
    目次
    序言
    第一問題 聖教について──それはどのような性質のものであるか、またその及ぶところ如何
    第一項 哲学的諸学問のほかになお別個の教えの行われる必要があるか ~ 第十項 聖書は一つの字句のもとに幾つかの意味を含むものであるか
    第二問題 神について──神は存在するか
    第一項 神が存在するということは自明的なことがらであるか ~ 第三項 神は存在するか
    第三問題 神の単純性について
    第一項 神は物体であるか ~ 第八項 神は自己以外のものと複合を構成するか
    第四問題 神の完全性について
    第一項 神は完全なものであるか ~ 第三項 被造物は神に似たものであることができるか
    第五問題 善一般について
    第一項 善はことがらの上で有と異なるか ~ 第六項 善を分つのに、貴いもの・有用なもの・快適なものという区分を以てするのは適切であるか
    第六問題 神の善たることについて
    第一項 善であるということは神に適合するか ~ 第四項 ものが善であるのはすべて神の善たることによってであるか
    第七問題 神の無限性について
    第一項 神は無限であるか ~ 第四項 多ということにおいて無限なものが実際に存在しうるか
    第八問題 事物における神の実在について
    第一項 神は万物において存在しているか ~ 第四項 遍在ということは神に固有なことがらであるか
    第九問題 神の不変性について
    第一項 神はあらゆる意味において不変なものであるか 第二項 不変であるということは神に固有のことがらであるか
    第十問題 神の永遠性について
    第一項 永遠とは、『果しなき生命の、同時に全体的な、完全な所有』である、という定義は適切か ~ 第六項 単に一つの悠久があるのみであるか
    第十一問題 神の一体性について
    第一項 一は有の上に何ものかを附け加えるか ~ 第四項 神は最高度において一なるものであるか
    第十二問題 神は我々によってどのような仕方で認識されるか
    第一項 被造的な知性は神をその本質において見ることができるか ~ 第十三項 自然的本性的理性によって得られる以上の高次な神の認識が、恩寵によって得られうるか
    第十三問題 神の名について
    第一項 神に適合する何らかの名称があるか ~ 第十二項 肯定命題が神について形成されることができるか

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    トマス・アクィナス
    1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    西洋のゲーテの神秘思想から、中国の老子、インドの『ギーター』、仏陀の『スッタニパータ』を読み解き、古今東西の神秘思想を読解する。

    【目次より】
    献呈のことば
    目次
    第一章 ゲーテにおける神秘主義の近代的メタモルフォーゼ(変形)
    序論
    一 ゲーテ自身が語っている彼の神秘の体験について(『詩と真実』より)
    二 ゲーテに現われた神秘主義の諸相
    三 ゲーテによる神秘主義の近代化
    四 成長する生命の樹 変身変化の術
    五 ゲーテの芸術の秘密と言葉の不思議について
    六 青春回帰と根源復帰の秘密について
    七 女人神秘主義
    八 神秘劇(ミステリウム)としての『ファウスト』
    第二章 神秘主義者としての老子の新解釈
    序論
    一 老子が神秘家であることの証明
    二 東洋的神秘主義における意識の下降性
    三 神秘主義と政治
    四 政治における道の効用と無の展開
    五 老子の人物像
    第三章 ヒマラヤの声 「バガヴァッド・ギーター」制作の秘密とその現代的意義
    序論
    一 アルジュナの存在状況と精神構造
    二 声(幻聴)の問題
    三 「ギーター」における神秘主義
    四 「ギーター」に現われた神
    五 「ギーター」において現代に生きるもの
    第四章 仏陀の悟りと神秘主義 『スッタニパータ』を中心として
    一 再び生れてこないために
    二 仏教における純内面主義の神秘道
    三 清浄行
    四 慈悲行
    五 不可知論的神秘主義(立場なき立場)
    六 滅(時間停止)
    七 仏教的聖の形成(歴史的仏陀の神秘的変容)
    むすび
    一 定義
    二 形態学
    三 近代神秘主義における冒険性と実験精神
    四 カオスとポラリティの近代的性格
    五 神秘主義におけるモダニズムの問題
    六 現代における神秘主義の機能
    未来へのプレリュード
    後記
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    山縣 三千雄
    1914年生まれ。東京大学卒業。著書に、『アメリカ文明  そのグローバル化』『モンテスキューの政治・法思想』『塔と人間』『シェイクスピア 透明人間と鏡の世界』『神秘家と神秘思想』『日本人と思想』『ダンテ 創造と人間形成』『人間 幻像と世界』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    古代・中世の習慣概念の形成と展開を歴史的に跡づけ、さらに習慣の体系的考察により今日閑却されている習慣の復権を主張した問題作。

    【目次より】
    再版への序言
    初版はしがき
    目次
    第一部 序論
    第一章 習慣の概念
    第二章 経験主義と習慣の問題
    第二部 習慣論の歴史的研究
    第三章 トマスの習慣論
    はじめに
    第一節 歴史的源泉
    第二節 習慣の本質
    第三節 習慣の原因
    第四節 習慣と徳 トマスの人間論
    第五節 トマス以後の展開
    第四章 パースの習慣論 経験主義と形而上学
    第五章 デューイの習慣論 経験と習慣
    第三部 習慣論の体系的研究
    第六章 習慣と価値
    第七章 習慣と自由
    第八章 習慣と意志
    第九章 意志と徳
    第十章 習慣と法
    第十一章 習慣と因果性
    第十二章 習慣と確実性
    第十三章 習慣と形而上学
    あとがき
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    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    上清派道教と「太平経」の思想および祭祀・祈祷や道教像を通して道教信仰の具体相とそれを支える宗教意識を解明する。
    中国の思想文化の一環としての道教思想について六朝時代を中心に考察し、道教が仏教の思想や儀礼を受容して、ひとつのまとまりを持った宗教として実質を整えていく過程を追う。

    【目次より】
    序論
    第一篇 六朝時代の上消派道教の思想
    第一章 『真詰』について
    はじめに
    一 茅山における神仙の降臨
    二 仙・人・鬼の三部世界
    三 真人への道
    四 真人の世界
    第二章 方諸青童君をめぐって
    はじめに
    一 方諸について
    二 東海小童について
    三 方諸青童君と終末論
    おわりに
    第三章 上清経の形成とその文体.
    はじめに
    一 上清経の形成
    二 上清経の文体
    おわりに
    第四章 魔の観念と消魔の思想
    はじめに
    一 鬼と魔と魔王
    二 消魔の思想 『洞真太上説智慧消魔真経』について
    おわりに
    第五章 上清経と霊宝経
    はじめに
    一 霊宝経の思想
    二 上清経と霊宝経
    三 五ー六世紀の上清派
    おわりに
    第二篇 『太平経』と六朝道教思想
    第一章 『太平経』の承負と太平の理論について
    はじめに
    一 理想としての古
    二 承負 積み重なる罪
    三 循環の思想
    四 承負と太平の理論の歴史的位置
    おわりに
    第二章 『太平経』における「心」の概念
    はじめに
    一 「天心」
    二 「五臓の主」
    三 心と善悪 「心神」「司命」
    四 五臓神存思と守一
    五 個人の養生と太平の世
    おわりに
    第三章 開劫度人説の形成
    はじめに
    一 緯書の天地観
    二 「太平の気」「道気」の到来と天地再生
    三 劫運思想の成立
    四 河図洛書
    五 石室の道経
    六 天宮の道経
    七 開劫度人説の成立
    おわりに
    付章 空海の文字観 六朝宗教思想との関連性
    一 「自然の文」
    二 六朝仏教の文字論
    三 六朝道教の文字論
    第三篇 六朝時代の道教信仰
    第一章 六朝道教における祭祀・祈祷
    はじめに
    一 儒教の祭祀・祈祷観
    二 神仙思想と祭祀・祈祷
    三 六朝道教の斎
    第二章 六朝時代の道教造像 示教思想史的考察を中心に
    はじめに
    一 道教造像の始まりとその様式
    二 造像記の内容
    三 造像を通して見た道教と仏教
    おわりに
    あとがき
    英文目次・梗概
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    神塚 淑子
    1953年生まれ。中国哲学者、道教研究者。名古屋大学名誉教授。東京大学文学部卒業、同年大学院人文科学研究科中国哲学専門課程修士課程。文学博士。
    著書に、『六朝道教思想の研究』『老子 道への回帰 』『道教経典の形成と佛教』『道教思想十講』など、訳書に『文選(下)』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「無底」とは三位一体の神の根源を、ドイツ神秘主義者ヤーコプ・ベーメがなにものかによって根拠づけることのできない「無底」とした。その無底と悪はどんな関係があるのかに迫る。

    【目次より】
    第一部
    一 ニコラウス・クザーヌスにおける神概念の進展
    二 同一性と非他者
    三 自由の問題 ニコラウス・クザーヌスに関説して
    四 “Theologia Deutsch” における合一とまねび
    五 ドイツ神秘主義の詩人ジレジウス
    第二部
    一 悪霊につかれしもの
    二 奇蹟の否定
    三 晩餐の話
    四 幻を見る
    第三部
    無底と悪 序説
    あとがき
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    松山 康國
    1928年生まれ。宗教哲学者。京都大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程修了。文学博士。関西学院大学名誉教授。
    著書に、『風についての省察』『宗教哲学の新しい可能性』、
    訳書に、『ベーメ小論集』(共訳)『非他なるもの』『パウロ』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ドイツ神秘主義の掉尾を飾る体系的思想家であり、ルネサンス期におけるドイツ自然哲学思想の大成者、のちの経験主義やドイツ観念論に多大な影響を与えたヤーコプ・ベーメの生涯と事蹟、その思想を余すところなく開示する。

    【目次より】
    まえがき
    第一部 ヤーコプ・ベーメの生涯と事蹟
    第一章 J・ベーメの生涯と事蹟
    第二部 無底と意志‐形而上学
    第二章 無底・意志・自然 J・ベーメの意志‐形而上学について
    第三章 J・ベーメにおける神と世界創造 自然の「七つの性質」をめぐって
    第四章 J・ベーメにおける創造と悪の起源
    補章 自由と悪 J・ベーメの「無底」をめぐって
    第三部 ヤーコプ・ベーメの思想的背景
    第五章 ルネサンスの自然観について N・クザーヌスからJ・ベーメヘ
    第一節 ルネサンスという時代
    第二節 「自然」への関心
    第三節 ルネサンス的自然認識の三つの方向
    第四節 ルネサンス的自然の原像 N・クザーヌス
    第五節 ドイツ自然哲学の特質 パラケルスス
    第六節 ドイツ自然哲学の大成 J・ベーメ
    第七節 結び ルネサンス自然観の特質
    第六章 J・ベーメとグノーシス主義
    はじめに
    第一節 ベーメにおける「知」の根本性格
    第二節 神的本質と神的創造
    第三節 天使の創造とルチフェルの堕落
    結び
    第七章 ベーメとシェリング 神・自然・無底をめぐって
    第四部 ベーメ断想
    1 『アウローラ』について
    2 ゲルリッツ紀行 J・ベーメの生地をたずねて
    参考文献
    初出一覧
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    薗田 坦
    1936-2016。哲学者・宗教学者。専門は西洋近世哲学史・宗教哲学。文学博士。京都大学名誉教授、仁愛大学名誉教授。
    著書に、『〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究』『クザーヌスと近世哲学』『親鸞他力の宗教 ドイツ講話集』『現代の人間と仏教 仏教への道』『無底と意志-形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』などがある。

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