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『宗教、哲学(実用、新書)』の電子書籍一覧

121 ~180件目/全560件

  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ブーバー(1878~1965)は、ユダヤ系の宗教哲学者、社会学者である。ユダヤ教の教義に則った、対話によって世界が拓けていくという「対話の哲学」を説いた。本書は、ブーバーの生涯とその思想をまとめたブーバーの格好の入門書である。

    【目次より】
    第一部 ブーバー 人と思想
    はじめに
    I 生涯 狭い尾根の道
    一 時代的背景
    二 少年時代
    三 哲学的懐疑
    四 大学時代前後
    五 フランクフルト時代
    六 エルサレム時代
    七 使命
    II ハシディズム ブーバーの思想的源泉
    一 「ハシディズム」への道
    二 「ハシディズム」の由来
    三 「カッバーラー」との関係
    四 「ハシディズム」の特質
    五 「ハシディズム」と禅
    III われとなんじ 対話の世界
    一 対話的思惟の形成
    二 根源語
    三 人格の問題
    四 「われ - なんじ」
    五 「われ - それ」
    六 「われ - 永遠のなんじ」
    IV ユートピアの道 宗教と社会
    一 社会的関心
    二 政治的原理と社会的原理
    三 ユートピア社会主義
    四 キブツ
    V 神の蝕 宗教と文化
    一 文化の問題
    二 宗教と現代的思惟
    三 悪の様相
    四 哲学・倫理
    五 教育・精神療法
    六 芸術
    VI 信仰の二形態 ユダヤ教とキリスト教
    一 聖書研究
    二 預言者の信仰
    三 イエスとパウロ
    四 キリスト教との対話
    むすび
    第二部 ブーバーの精神的背景
    I ブーバーとユダヤ精神
    II ブーバーとハシディズム
    III ブーバーと東洋精神
    IV 日本思想とブーバー
    付I ユダヤ教におけるメシア理念
    付II ボンヘッファー(解説)
    略年譜
    著書・研究書
    あとがき

    平石 善司
    1912~2006年。哲学研究者。同志社大学名誉教授。 同志社大学文学部神学科卒業、広島文理科大学哲学科卒業。広島大学文学博士。
    著書に、『ブーバー』『マルチン・ブーバー 人と思想』『フィロン研究』『キリスト教を学ぶ人のために』(共編)『ブーバーを学ぶ人のために』(共編)など、
    訳書に、『ハシディズム ブーバー著作集 3』 『共に生きること 抵抗と服従-獄中書簡(抄)(ボンヘッファー 現代キリスト教思想叢書 6)』などがある。

    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者・宗教学者ならではの視点から、ヨーロッパのイギリス、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、スイス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ギリシャ、トルコ、ソヴィエトの各国をめぐり、思索し、名文で綴る。

    【目次より】
    目次
    旅立ち 序にかえて
    イギリスにて シベリヤの広野を越えて
    ロンドンの街角で
    マルクスの墓とキューガーデン
    オックスフォード大学とシェークスピアの生地
    ワーズワースと湖畔地方
    エジンバラ城
    シェリフ夫人の高山植物園
    エジンバラからニューカッスル港へ
    北欧にて
    ベルゲンの町とフヨルド(ノールウェー)
    ヨーテボリの日本庭園(スエーテン)
    デンマークにて
    キェルケゴールの墓を訪ねて
    コペンハーゲンの風物
    アンデルセンの故郷
    ジュットランドの丘 キェルケゴールの父の故郷
    西ドイツにて
    シュトルムの故郷フーズムからハンブルグへ
    アムステルダムからデルフトへ(オランダ)
    デュッセルドルフ、ケルンからライン河畔へ
    ハイデルベルグの哲学者の道
    ス イス、オーストリアにて
    ハンス・ホルバインの「墓の中のキリスト」(スイス)
    スイスの山々
    チロルの谷(オーストリア)
    ザルツブルクのモーツァルトの生家
    ウィーンの宮殿と森
    ウィーンの音楽家の墓地
    イタリアにて
    ヴェニスのゴンドラ
    フィレンツェのドゥオーモ
    フィレンツェの美術館
    アッシジのフランシスの聖堂
    ローマの聖ペテロ教会
    古代ローマの遺跡
    ローマからナポリへ、そしてソレントの夜
    ポンペイからアドリア海岸へ
    ギリシャ、トルコにて
    オリンピアからスパルタへ(ギリシャ)
    ミュケナイの遺跡に立つ
    アテネのアクロポリスの丘
    アルフォイの神殿とオリンポスの山
    デルフォイの神殿とオリンポスの山々
    ピリピの遺跡
    古都イスタンブール(トルコ)
    ソヴィエットにて
    林の中のトルストイの墓
    レニングラードの史跡
    ドストイエフスキイの墓の前で
    モスクワ風景
    トルストイ、ドストイエフスキイの記念館
    帰国
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    愛とは? 幸福とは? 死とは? 自然とは? 芸術とは? 文学の主題となる哲学的テーマを、芭蕉、漱石から大江健三郎を通して読む。

    【目次より】
    愛について
    一 愛の可能性
    二 愛する苦悩、愛しえぬ苦悩
    三 罪と蘇生
    青春におけるデカダンスとモラル
    一 モラルからデカダンスへ
    二 倫理意識と人問失格
    三 虚無との対決
    四 懐疑と信仰
    恋愛と幸福と倫理
    一 恋愛と幸福
    二 恋愛と倫理の形成
    三 恋愛と性の問題
    四 愛情の持続と倫理
    文学における愛の諸相
    一 愛の喪失と性 大江健三郎『われらの時代』
    二 性による霊肉合一への試み ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
    三 疑似宗教的生と性の純化 三島由紀夫『憂国』
    四 芸術に支えられた純愛 高村光太郎『智恵子抄』
    五 愛の至福 良寛と貞心尼
    自然讃歌
    一 自然との対話
    二 自然と童心
    三 自然のなかの良寛
    いのちの泉・読書
    一 読書の楽しみ
    二 人間の成長と読書
    三 短歌の伝統と教養
    四 読書による邂逅
    死について
    一 死について
    二 死と詩魂
    三 神の創造の極致・人間
    四 漱石の自然への道
    五 俳聖芭蕉
    六 桃の花と霊雲の開悟
    戦後派作家の愛の理解の変遷 椎名麟三から大江健三郎まで
    一 敗戦への歩み
    二 第一次戦後旅文学 椎名、武田、野問
    三 第二次戦後脈文学 石原、三島
    四 第三次戦後派文学 大江健三郎
    人に会う自己に会う
    一 川本臥風
    二 田辺 元
    三 唐木順三
    四 橋本 鑑
    五 亀井勝一郎
    六 西谷啓治
    あとがきに代えて(佐々木 徹)

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。

    【目次】 
    凡例
    第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神
    一 貨幣制度
    二 都市とギルド
    三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念
    四 中央君主のカリスマ的司祭的地位
    第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家
    一 レーエン制の世襲カリスマ的性格
    二 官僚制統一国家の復興
    三 中央政府と地方官吏
    四 公共の負担――徭役国家と租税国家
    五 官吏階級の徴税の一括化
    第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度
    一 封建制度と財政制度
    二 軍隊制度と王安石の改革の試み
    三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果
    第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義
    一 資本主義的依存関係の欠如
    二 氏族組織
    三 村落の自治
    四 経済関係の氏族的拘束
    五 法の家産性的構造
    第五章 読書人身分
    一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化
    二 孔子
    三 試験制度の発展
    四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位
    五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉
    六 君子理想
    七 官吏の威信
    八 経済政策的見解
    九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官
    第六章 儒教的生活指針
    一 官僚制と教権制
    二 自然法と形式的法論理との欠如
    三 自然科学的思惟の欠如
    四 儒教の本質 
    五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格
    六 『礼節』の中央概念
    七 恭順の念(孝)
    八 経済心情と、専門家精神の拒否
    九 君子理想
    十 古典の意味
    十一 正統説の史的展開
    十二 初期の儒教の悲壮
    十三 儒教の平和主義的傾向
    第七章 正統と異端(道教)
    一 中国における教義と儀礼
    二 隠逸と老子
    三 道と神秘主義
    四 神秘主義の実際的帰結
    五 正統と異端との学派対立
    六 道教的長寿法
    七 道教の教権制
    八 中国における仏教の一般的地位
    九 呪術の合理的体系化
    十 道教の倫理
    十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格
    十二 中国における宗派と異端迫害
    十三 太平[天国]の乱
    十四 発展の結果
    第八章 結論――儒教とピューリタニズム
    世界宗教の経済倫理 序言
    あとがき

    ウェーバー、M
    1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    まえがき
    第一日 経験と神
    はじめに 神は「問題」となりうるか
    哲学と神
    現代思想と神
    「反哲学」
    「少数派」の見解?
    「経験」と「存在」
    神を問題とすることへの異論
    「神について考える暇はない」
    スコラ学的「討論」
    異論
    「反対異論」
    「神の死」
    「神の死」は自明のことであるか
    哲学と神学の分離?
    「神の死」をひきおこしたもの
    近代は人間を解放したのか?
    「経験」の意味
    「存在」の意味
    経験と「経験主義」
    経験の「経験的」理解
    「開かれた」経験
    質疑応答
    第二日 神と存在
    「存在」の捉えにくさ
    経験は神の探求を排除しない
    神の探求と存在論
    「否定神学」
    「神秘主義」
    「不可知」と「測り尽くしえない」
    「人間中心主義」
    「存在」をめぐる通念的理解
    「存在忘却」
    「存在」にたいする問い
    「存在」への問いと「人間的」思考
    「西洋的」思考?
    人間の認識における「神的」要素
    神的創造の視点
    形而上学と偶像礼拝
    「存在の類比」の問題
    「存在」と「愛」 ペルソナの存在論
    質疑応答
    第三日 理性と信仰
    はじめに 理性と信仰の問題
    自由 真理 信仰
    「哲学者の神」
    パスカルと「哲学者の神」
    デカルトと「哲学者の神」
    パスカルにおける理性と信仰
    理性と信仰 総合の試みとその破綻
    トマスにおける理性と信仰の総合
    「学」としての神学の問題
    「存在」の神と「愛」の神
    『神学大全』の構造
    近代における理性と信仰との分離
    回勅「信仰と理性」
    神を「問題」にすることは可能か
    神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか
    「神のかたどり」としての人間
    質疑応答
    資料
    第一日
    第二日
    第三日

    あとがき


    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。

    【目次】
    はしがき
    1 哲学と人間存在
    2 「ないものから何ものも生じない」
    3 フェシスとノモス
    4 人間は万物の尺度か
    5 「汝自らを知れ」
    6 正義の本質
    7 正義と幸福
    8 死後への希望とその根拠
    9 愛に関する最古の哲学
    10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題
    11 「学ぶ」ことの可能根拠
    12 哲学の使命
    あとがき
    文献目録

    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。

    【目次】

    第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ
    第一章 意識と物質の存在論
    第二章 心粒子と「思考の流れ」
    第三章 純粋経験の特徴と問えない領域
    第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題
    第一章 自我の内なる視線と意識流
    第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線
    第三章 機能から経験の実在論へ
    第四章 内的特性の位置
    第五章 「新しさ」の形而上学
    第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか
    第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」
    第八章 「この私」の唯一性とその消去
    第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題
    第一章 超越的経験とその理解
    第二章 心の存在と真理概念
    第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ
    第四章 純粋経験と空の経験
    第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件
    第六章 純粋経験と空の理解

    冲永 宜司
    1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。
    著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。

    【目次より】
    第二版に際して
    はしがき
    序論
    第一部 予備的考察
    一章 問題提起
    二章 一般的な疑問
    一 哲学的検討の正当性
    二 エピクロスのジレンマ
    三 神と人間の道徳律
    四 積極的な理解の探求
    五 神の全能について
    六 ありうべき最善の世界
    三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合
    第二部 生物の諸種の悪とその存在理由
    四章 動植物の自然的悪
    五章 人間の被る自然的悪
    六章 他人の不正による不必要な悪
    第三部 罪悪とその存在理由
    七章 罪悪の本質
    八章 罪悪の存在理由
    九章 決定的悪の可能性
    十章 決定的悪の存在理由
    むすび
    付録一 戦争という悪について
    付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違
    文献目録


    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。

    【目次より】
    はしがき
    序説 宗教哲学の立場
    第一章 宗教哲学の成立
    第二章 西田幾多郎の宗教哲学
    第三章 波多野精一の宗教哲学
    第四章 実証的研究の成立と展開
    第五章 田辺元の宗教哲学
    第六章 西谷啓治の宗教哲学
    第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題
    宗教研究関係著作年表
    あとがき


    石田 慶和
    1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。
    著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    キリスト教は、日本の近代文学にどのように関係しているのか? 芥川、堀辰雄、大岡昇平、宮澤賢治、中原中也、遠藤周作などを検証する。

    【目次より】


    芥川龍之介
    宗教と文学とにおけるひとつの問題
    吉本隆明の「マチウ書試論」をめぐって
    叛逆の倫理
    堀 辰雄
    「芥川論」をめぐって
    「菜穂子」をめぐって
    遠藤周作の「堀辰雄論」をめぐって
    中原 中也
    「朝の歌」をめぐって
    「冬の長門峡」をめぐって
    大岡昇平の「中原中也論」をめぐって
    II
    感想
    堀辰雄のこと
    二つの作品の間で 「アルトナの幽閉者」と「海鳴りの底から」
    宮沢賢治管見 「雨ニモマケズ」論争をめぐって
    あとがき


    佐藤 泰正
    1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
    著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。

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    この私は死ねばどうなるか?
    〈輪廻転生〉や〈永劫回帰〉は単なる空想か?
    時間は本当に流れているのか?
    世界はインド仏教の説くように夢幻なのか?
    探求する明晰な論理がファンタジーを哲学に変える!
    夢幻である「この世界」に、「日常」「科学」「価値」「歴史」は、いかにして立ち現れるか。

    第一章 私が死ぬという幻想――インド仏教との共鳴

    第ニ章 仮装世界の起ち上がり――〈日常〉と〈科学〉の現象学

    第三章 世界は価値に満ちている――功利主義の復権
     
    第四章 進化する世界――歴史の誕生
  • 佐藤優が敬愛するチェコの神学者フロマートカ。民主化運動「プラハの春」に参加しソ連の軍事介入に抵抗、激動のチェコ史を生きた神学者を支えたキリスト教信仰の核に迫る。
  • たとえこの身が汚泥となりはてようと,なにひとつ穢さずにいたい──絶え間なく人間を襲う不幸=重力と,重力によって自らの魂を低めざるをえない人間.善・美・意味から引きはがされた真空状態で,恩寵のみが穢れを免れる道を示す.戦火の中でも,究極の純粋さを志向したヴェイユの深い内省の書.その生の声を伝える雑記帳(カイエ)からの新校訂版.
  • 底知れない不安、絶望。その苦しみを煩悩の身のままで乗り越えていく手掛かりが、ここにある。常識では理解し得ない、逆説に満ちた親鸞の教えの本質を、無宗教の視点からひも解いていく。
  • ■ハワイから届いた「いぶし銀」のメッセージ

    10歳から仏門に入られた天台宗大僧正の荒了寛さん。
    開教総長としてハワイに渡り40年。

    「心が軽くなる」
    「何度も読み返したい」と話題となった
    前作『365日を穏やかに過ごす心の習慣。』に続く
    磨き込まれたことばが沁みる新作をお届けします。

    私たちはなぜ悩み、苦しむのか。

    ■それは「こうあらねばならない」と自分で自分を縛ったり、
    身近な人、あるいは他人さえも縛ろうとするからです。

    でも、この世に永遠に決められていることなど何もありません。
    何事は常に変化しています。

    つまり、大きく大きく物事をとらえるようにして
    真理を知ることが大切で、
    そのために必要となるのが
    「こだわらない」「とらわれない」という念じ方となります。

    これは仏教の「無常」という教えにまさに通じています。

    ■こうしたことに気づきさえすれば、
    ほとんどの悩みや苦しみはなくなるよ、と
    荒さんは説かれています。

    深い感動を与えてくれる名言もふんだんに盛り込んだ本書。

    一読すればたちまち、きっと
    心がスゥーッと軽くなることに気づくでしょう。

    ■本書の構成
    第1章 人生は力まず、あせらず、とらわれず
    第2章 「人と人」の悩みは尽きないもの
    第3章 仕事はこだわらない人ほどうまくいく
    第4章 子供は「慈悲」で育つ
    第5章 こだわりを捨てれば、明日の扉が開く
  • ■人は誰しも、多かれ少なかれ苦しみや悩みをかかえて生きています。
    仏教でいう煩悩です。

    また、苦しみや悩みの原因は人それぞれで、
    仕事、お金、人間関係、そして病気や老いであったりします。

    苦しみや悩みは、悲しみや怒り、ねたみやうらみ、不安など
    さまざまなつらい感情をもたらし、
    「心に悪い習慣」を植えつけてしまいます。

    そして、なかなか苦しみや悩みが解消できなければ、
    まるで生活習慣病のように“心の病”となって慢性化しかねません。

    ■仏教の教えと、人生経験から生まれた42の知恵

    本書は「心の習慣」を正して、
    穏やかな気持ちで生きる方法を解説した本です。

    誰もがすぐにでも真似できるエッセンスとして
    42の「心の習慣」にまとめました。

    ■最後に瀬戸内寂聴さんから推薦文をいただきましたので
    ここにご紹介します。

    荒了寛さんは、私の尊敬する天台宗の高僧です。
    ハワイに天台宗のお寺を建て、
    奥様と二人で大変な苦労をして見事なお寺にしたばかりか、
    今やハワイの日本文化の中心に育てあげました。
    この本に説かれた法話は、
    わかり易く、意味は深く、どこから読んでも心にしみこみ忘れられません。
    悲しい時、苦しい時、そして嬉しい時、いつでもあなたの心によりそってくれることでしょう。

    ■本書の内容
    第1章 人生に迷ったときには
    第2章 心の重荷を軽くする
    第3章 相手を思いやれば 幸せがやってくる
    第4章 たいせつにしたいさまざまなこと
    第5章 百年先の未来も変わらぬもの
  • 絵画のもつ意味、それを“解釈”するにはどうしたらよいか──。その基礎的方法論のひとつとして挙げられるのが図像解釈学(イコノロジー)である。本書は、カラヴァッジョ『果物篭』、ボッティチェッリ『春』、ブロンズィーノ『愛のアレゴリー』、ブリューゲル『バベルの塔』等、重要な名画12作品を取り上げ、関連作品と比較しつつ、その背後にある思想や意味世界への接近を試みる。イメージの読み解きによって、美術の深みと無限の感受性への扉を開ける、美術史入門書の決定版。
  • 8世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな日常を送っていたのか。インドに留学した唐の僧・義浄が、当時の中国と比較しながら書き留めた戒律の第一級資料。原著は鈴木学術財団特別賞受賞した名著。
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    キリスト教史上、最もラディカルな思想家であるエックハルト。

    それ自体すでに無相である神を突破するとはどういうことか?
    「存在そのもの」である「神」からすら区別される「神性」「神の根底」とは何か?
    神のすべてを持ってしても満足しない知性が求める究極の真理とは?

    エックハルトという名前に関心を持つすべての人に開かれたエックハルト案内本。
  • 時代や国が変わろうと、どれだけ文明が発展してもなくならない人間の問題、孤独や無気力、漠然とした不安…。はたしていかなる時代社会にあっても私たちの真の依りどころとなり、生きる力となるものは何なのでしょうか。本書は、真宗門徒にとってもっとも親しまれるおつとめであり、浄土真宗の精髄(エッセンス)が凝縮された親鸞聖人の偈(うた)「正信偈」を、近現代の真宗教学界を牽引した6名の碩学がひもとく一冊です。
  • 15世紀半ば、タロットカードの原型はイタリアの貴族社会で生まれた。
    当時は、貴族たちが絵柄に隠された神話や箴言などの「寓意」を読み解く、
    教養と想像力の試金石として使われていたという。
    以来、現代に至るまで世界各地で、その時々の社会情勢を反映しながら
    様々なタイプのカードが生まれてきた。
    本書は、東京タロット美術館が所蔵するカードの中から選りすぐりのものを取り上げ、
    図像に込められた意味を探るもの。
    大アルカナの0番「愚者」の成長物語として読み解く世界は、まさに人生の縮図でもある。
    神話や哲学、数秘術といった人類の叡智と出会いながら、
    自分の内面に目を向け「愚者」とともに成長してほしい。
    巻末には漫画家・魔夜峰央先生と図案作家のイズモアリタ氏による特別対談を掲載!
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ78

    人が亡くなると葬儀を執り行い、ご法事を勤めます。そのご法事の時と場にはどのようなことが願われているのででょうか。著者の歩みの中での身近な話から、「ご法事を勤める」ということを尋ねていきます。

    【もくじ】
     ・法事を勤めるということ
     ・亡き人からの願い
     ・生きていく中での課題
     ・人間が最後に学ぶべきこと
     ・教えに出遇うかどうか
     ・柔らかな心をいただく
     ・私を育ててくれるもの
     ・私たちの心
     ・愛の正体
     ・自己中心的な考え方
     ・思い込みが破られる瞬間
     ・迷いをつくり出す心
     ・存在の尊さ
  • 楽しいこと、幸せなこと、悲しいこと、苦しいこと…。生きている限り誰もが出会う、さまざまな出来事や感情。
    その「すべて」が決して消すことのできない大事な大事な足あとだから―。そう、悲しみさえも…。

    幼い頃に父親と死別、母親とも生き別れとなった経験をもつ著者の人生を、「起承転結」にあてはめ、「起=幼少期」「承=青年期」「転=中年期」「結=老年期」と整理して物語を展開させていきます。その物語のテーマは「喪失」。
    「喪失」から始まった人生でしたが、いつしか、仏教や親鸞の教え、そして人との出会いから、「悲しみを味わう」ということに出会い…。
    「悲しみ」と「不安」ばかりで生きてきた著者だからこそ伝えたい、悩めるすべての人に向けたやさしいメッセージと生き方のヒント。

    【第一部】
    人生の物語〔佐賀枝氏の人生の物語〕
    「起」の物語
    「承」の物語
    「転」の物語
    「結」の物語
    【第二部】
    ボクのおしゃべり〔コラム〕
     悲しい気持ちのあなたへ(9編)
     迷っているあなたへ(4編)
     怒っているあなたへ(3編)
     苦しいと感じているあなたへ(4編)
     「いのち」についてのおはなし(2編)
     仏教についてのおはなし(4編)
  • いまや“人類の古典”と言える『歎異抄』。

    「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」というフレーズに代表される、我々の常識では納得できないような言葉が記された書が、なぜこんなにも世に広まったのか。

    「なぜ悪人こそが救われる?」「なぜ故人の供養のために念仏しないの?」これらの「なぜ」に一つ一つ立ち止まり、『歎異抄』が書き表された願いを訪ねていきましょう。そこには古典を古典として終わらせない、現代を生きる私たちの道標となる真実があります。

    「この世で救われない人は一人もいない」と親鸞に言わしめた教えが書き表された『歎異抄』の願いを、「なぜ?」という素朴な視点に立ち丁寧に書き表した一冊。

    ≪もくじ≫
    序     誤解こそ理解の入り口
    第一条   信じるってなに?
    第二条 前編 往生ってなに?
    第二条 後編 念仏ってなに?
    第三条   なぜ悪人が救われるの?
    第四条  愛ってなに?
    第五条  供養ってなに?
    第六条  無碍ってなに?
    第七条 「はからい」ってなに?
    第八条  信仰のマンネリズムとは?
    第九条  義ってなに?
    第十条  二つに分ける罪
    第十一条  知と信の関係
    第十三条 前編 宿業と運命論の違い
    第十三条 後編 「本願ぼこり」ってなに?
    第十四条  罪滅ぼしとは?
    第十五条  さとりと信心の関係
    第十六条  回心ってなに?
    第十七条  信仰に結論なし
    第十八条  お布施と信心?
    後序(一)   救いの平等性とは?
    後序(二)   ふたつのおおせ
    後序(三)   親鸞を弾圧した〈常識〉
  • 約2500年前、お釈迦さまが明らかにされた仏教は、現代を生きる私たちに何を伝えているのか。仏教成立の時代背景、お釈迦さまの生涯をとおして、仏教の基本的な思想をやさしい言葉で解説。仏教をはじめて学ぶ方にも最適な一冊。<“ゴータマが仏陀になった”とはいったい何を意味するのか。これが「仏教学」の課題なのです(本文抜粋)>
  • 親鸞聖人があきらかされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ84

    小鳥が啼かないでいられず魚が泳がずにいられないように、人間は何をしないでいられないだろうか。何をもって私たちは、本当に人間らしい人間といえるのだろうか…。
    人と生まれた私たちが、誰もが応えていかねばならない、「もっとも人間らしい人間になる」という課題を、釈尊(お釈迦さま)、そして親鸞聖人の教えにたずねる一冊。

    ・「人間で在る」ということは
    ・人間はもともと助け合って生きている
    ・どんな人も浄土を求めている
    ・凡夫なる私たち
    ・悩むということはいいことだ
    ほか
  • 親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗で根本的な拠り所とされる経典『仏説無量寿経』に説かれる阿弥陀仏の四十八願。すべての衆生を救い、平和・平等・自由の世界を願うこの「仏さまの願い」に、現代を生きる人間と社会の課題を尋ねていく。筆者による四十八願の現代語訳付き。

    仏さまの願い(本願)に学ぶということは、仏さまの願いに「私と私の世界」の課題を聞き続け、応え続けた親鸞聖人の歩んだ道に思いを馳せ、自分自身が生きることの意味を尋ねることです。(「はじめに」より)
  • この本は、仏教のことはまだよくわからないけれど、ちょっと勉強してみようかな、という方へ向けた、仏教入門の本です。
    「浄土」「自業自得」「布施」など33の仏教用語を、単に知識として知るだけではなく、私たちの身近な生活の話題から考えていきます。

    「あれさえなければ幸せになれるのに…」「あの人はあんなに幸せそうなのに…、私は…」そんな思いに苦しめられるのが私たち人間です。そういう私たちに、仏教は、ちょっとモノの見方を変える視点を教えてくれている。仏教を学んでみようかな、という方はもちろん、悩んだり、人生が苦しいと感じている方にもぜひ手元に置いておいていただきたい本が誕生しました。

    ところで、みなさま、お釈迦様にもいろいろな呼び方があるってご存知ですか?「ブッダ」「釈尊」「ゴータマ・シッダールタ」―。すべてお釈迦様のことです。なんでそんなにいろいろな呼び方があるのでしょう? そんな素朴な疑問に答える「今さら聞けない!? 仏教のキホン」コーナーも、書き下ろしで掲載しています。「お釈迦様の主な弟子たち」「仏教にまつわる年中行事」などについて、大谷派僧侶の真城住職がいろいろなキホンをわかりやすく解説します。
  • 1951年から2015年まで放送されていたラジオ番組「東本願寺の時間」で放送された法話から、31話を選出しました。
    31人の僧侶がそれぞれの生活の中での出来事をとおして、仏さまの教えを語る短編法話集です。

    「生きるとはなんだろう」「供養することの意味は」「南無阿弥陀仏って
    どういうこと?」…など、日ごろあらためて考えることの少ない事柄について、一歩一歩足を止めてみる、そんなお話がつまっています。

    どのお話も難しい仏教用語はほとんど使わずに、やさしい語り口で書いてあるので、はじめて仏教にふれる方にもおすすめの一冊。

    1話が4~5頁と短く、また持ち運びのしやすい文庫サイズなので、移動時間やちょっとした待ち時間などに手軽に読むことができます。


    <目次>
    黒田 進「呼びかけを聞く」/ 能邨勇樹「悩むは大事」/ 渡邊 学「お経は鏡」/ 酒井義一「もうひとつの物語」/ 荒山 信「南無阿弥陀仏のいのち」/ つる見美智子「生きる姿」/ 片山寛隆「仏さまのはたらきに遇う」/ 寺本 温「「今」尊し」/ 園村義誠「供養するとは」/ 四衢 亮「現代の眼のあやうさ」/ 藤井理統「いのちの宿題」/ 木ノ下秀俊「地獄の底」/ 平原晃宗「仏さまの大悲」/ 二階堂行壽「真のよりどころを求めて」/ 今泉温資「遺産相続と仏法相続」/ 渡邉尚子「いのちとは何だろう?」/ 伊奈祐諦「本当に尊いこと」/ 望月慶子「救いとは」/ 保々眞量「人間の〈ものさし〉」/ 楠 信生「呼びかける言葉」/ 池田 徹「生きる“意欲”」/ 宮部 渡「死とはなにか」/ 木戸尚志「ご命日」/ 本多雅人「「問い」に生きる」/ 五辻文昭「生きる意味」/ 高名和丸「出遇わずにおれないいのち」/ 河野通成「世を捨てないで、世を生き尽くす」/ 藤井善隆「悲しみから見えてくるもの」/ 直林 真「闇と光」/ 藤場芳子「幻の子ども像」/ 海 法龍「深い促し」
  • 親鸞聖人があきらかされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ83

    さまざまな価値観に翻弄される現代にあって、誰もが人と生まれたことの意味をたずね、お互いのいのちの尊さに頷いて生きる歩みは、どのようにして成り立つのか。2023年に「宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」を迎えるにあたり、慶讃テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」に込められた願いを丁寧に紐解き、尋ねる一冊。

    ・親鸞聖人の御誕生と立教開宗
    ・誕生を慶ぶということ
    ・なぜ「南無阿弥陀仏」なのか
    ・念仏に縁をいただいた者の使命
    ・「南無阿弥陀仏」によって成就する歩み
    ・「人」と生まれたことの意味
    ・立教開宗の意義
    ほか
  • ほとけさまから届けられている大切なおはなし24話
     子どもと一緒に読んでみませんか?

    “自分って何だろう?”“いのちって?”多感な子どもたちに寄り添う真宗大谷派僧侶24人が大切にしているほとけさまのお話を届ける。
    素朴な疑問を持っていた頃の自分にあらためて会う。子どもたちの思いに寄り添っていく。子どもも大人も一緒にほとけさまのお話にふれる一助として。

    ・人生の宿題
    ・おかげさま
    ・いのちは誰のもの?
    ・人間は偉いものではない、尊いものです
    ・お誕生ありがとう
  • 親鸞聖人があきらかされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ86

    新型コロナウイルスの蔓延という、先の見ない不安に世界中が覆われた現代。はたして仏教は、この眼前の問題にどう応えるのか。「南無阿弥陀仏」と称えることで、いったい何が変わるのか…?
    本書は、念仏の教えに縁をもつ人であれば誰もが問うてきた現実的課題に、経典や親鸞聖人の言葉を通して、正面から向き合う一冊。

    目次
    はじめに/一 仏との出遇い/二 阿弥陀仏との出遇い/三 称名念仏の意義/四 呼びかけとしての称名念仏/五 念仏の利益/おわりに
  • 東日本大震災から四年が経ち、依然として私たちにはさまざまな問題が突きつけられています。どこまでも自分の思いに立ち、自身を是としてしか世界を見ることができない私たちに、本書は『歎異抄』が示す視座にたち世界を見つめることが示されています。
    著者は「自身に出会う場所が人生」と語ります。また『歎異抄』第十三章「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」という人間の本質をあきらかにした言葉を引き、私の思いを超えた出来事を、本願に呼びかけられることにより、すべて私のこととして受け止め、自分自身に本当に出会っていくことが大切であると綴っています。
    想定外な出来事にうろたえ、自分を自分として受け止めきることができない私たちだからこそ、ぜひ読みたい一冊です。
  • 親鸞聖人の滅後、その教えが人びとの間で誤って受け伝えられていることを歎いた弟子・唯円が、自らのいのちとして輝き、生き続ける師の言葉を記した珠玉の書『歎異抄』。いったい人びとは何に迷い、そこに聖人はどのような教えを遺したのか…。いつの世も、善悪や損得に振り回され、仏教の教えさえ自分の思いで解釈し迷いを深める私たちを、悲しみ、よび覚まし、導き続ける、親鸞聖人の金言に出遇う一冊。<『歎異抄』には、どの条にもキラッと輝く智慧の言葉があります(本文抜粋)>
  • 「真宗とはどのような教えですか?」
    この素朴な問いに、仏法の聞思と伝道に生涯を尽くした学僧はどう応えるのか…?
    〝初めて真宗にふれる人にもわかるように〟という願いのもと、近代真宗教学の礎を築いたひとり 金子大榮氏が、親鸞聖人の主著『教行信証』の要所の意訳をまじえつつ、明快に語った一冊。
  • 親鸞聖人がその一生をかけて推敲を重ねた主著であり、浄土真宗の根本聖典である『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)。本書は、その一字一句の解説書ではなく、『教行信証』の次第に沿いながら、宗祖が後の私たちにまで伝えようとされた真実の教えを、著者自身の体験や生活の中で感じられた事柄をまじえてやさしくたずねていく。真理が事実としてはたらく“ほんとうの教え”から、私たちの生き方を問い直す一冊。
  • 鎌倉時代に親鸞が明らかにされた浄土真宗の教えは、現代の私たちに何を伝えようとしているのか。
    その教えを聞くことで、私たちの生活がどう変わっていくのか…。
    浄土とは、念仏とは、往生とは…、何度聞いてもわからなかったことばが鮮明に輝きだす、基本を確かめたい人から、より深く学びたい人まで全ての人に向けて解き明かす決定版。

    序章 「入門」を問う
    ◆わかっていたはずの人生がわからなくなる、
    この歩みこそ真宗入門の歩みでありましょう。
    第1章 「浄土」 とは
    ◆浄土とは、私たちを離れて、どこかに思い描かれるような世界ではない。
    ◆地獄も浄土も「造ったからある」。造らなければないのです。
    ◆「死んだらどうなるのか」と問わずにいられない私たち。
    第2章 「往生」 とは
    ◆自分にとって「浄土に生まれる」とはいかなる体験なのか?
    ◆「往生の生活」とはどのような歩みなのか?
    第3章 「本願」 とは
    ◆真宗仏教の「救い」は「本願」にもとづく救いである。
    ◆自分のことでありながら、自分でわからない。はてさて?
    第4章 「他力」 とは
    ◆「他力がわからん」とは、自力がわからんということです。
    ◆「他力」の「他」とは、「自力の心」の他なのです。
    第5章 「念仏」 とは
    ◆「南無阿弥陀仏」は言葉となった仏です。
    ◆「念仏は、声に出さなきゃならんものなんですか?」
    第6章 「信心」 とは
    ◆「信じる」とはどんな出来ごとだろうか?
    ◆私たちにとって、「回心」とはどんな体験か?
    第7章 「聞法」 とは
    ◆「法を聞く」とはいったいどのような歩みなのか?
    ◆なにを聞くのか、なぜ聞くのか、どう聞くのか?
    第8章 「回向」 とは
    ◆他者との絆が問われるいま、「回向」の意味を改めて考える。
    ◆なぜ往相と還相の、二種回向が説かれるのか?
    第9章 「諸仏」 とは
    ◆「諸仏」のひと言にこめられた、私たちの人生の一大事。
    ◆阿弥陀仏と諸仏と私たちはどういう関係にあるのか?
    第10章 「生活」 とは
    ◆真宗の教えと「生活」はどのような関係にあるのか?
    ◆真宗の教えを生きるとはどのような生活なのか?
    第11章 「教化」 とは
    ◆教化という課題は、私たちにとってどういうものか?
    ◆「自信教人信」とはいったいどういうことなのか?
    あとがき
  • 「いま、なぜ仏教なのか?」という問いを念頭に、釈尊からはじまり、インド、中国を経て親鸞聖人の教えに至る仏教の真髄をわかりやすくひもといた、仏教を初めて学ぶ人のための入門書。

    【目次】
    序章 現代と仏教
     いま、なぜ仏教なのか?
    第1章 釈尊
     お釈迦さまはどういう人だったのか
     お釈迦さまが説かれた法・経典
    第2章 釈尊の教説
     すべては縁起によって成り立つという教え
     縁起説の展開
     仏教の基本的な旗印
     真理を知らせる四諦の教え
     涅槃にいたるための三学の教え
    第3章 大乗の教え
     自利利他円満
     菩薩道
     空の観察
     大乗のお経
    第4章 釈尊の教えの継承
     龍樹菩薩
     天親菩薩
    第5章 中国の仏教
     受容と定着
     発展と衰退
    第6章 浄土の教え
     曇鸞大師
     道綽禅師
     善導大師
     源信僧都
     源空上人(法然上人)
    第7章 仏教の真の宗
     親鸞聖人
    あとがき
  • シリーズ7冊
    224253(税込)

    「そのままで尊い」という世界にふれることができれば、人は安心して自らの場において力を尽くすことができる。成果主義の世の中にあって、親鸞聖人の教えに基づく教育とは何かを語る。
    巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。

    目次
    ■はじめに-今、何を学ぶのか-
    ■閉塞社会に生きて
    ■人間の価値はどこにあるのか
    ■人間中心から経済中心へ-近代の目指した社会-
    ■成果主義が生んだ社会
    ■親殺しをした子どもたち
    ■親鸞聖人が出遇った世界
    ■認めて伸ばそう
    ■存在の肯定
    ■教育とはキャンドルサービス
    ■ほめる技術
    ■雑行を棄てて本願に帰す
    ■本願の世界-あなたはあなたのままでまるごと尊い-
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる同朋選書シリーズ46

    真宗門徒が大切にする「聞法」とは、いったいどういうことなのか…。
    宗祖親鸞聖人の言葉を憶念しながら、師友との出会い、何気ない日常生活での出来事をとおして、我が身を教えられてきた著者自身の求道の歩み、“聞法の生活”が、日記調のやさしい言葉でつづられた一冊。

    【目次】
    一 人間であることの悲しみ
       道を求める/善悪の字しりがおは/「われら」がための悲願/慙愧のこころ/彼岸の声/木石/愚身を生きる/大事な忘れ物/如来の命/食わずには生きてゆけない/あなたは神なのか/感謝の宗教/非常の言
    二 深信自身
       自身を深信する/御同行・御同朋/凡夫の悲嘆/凡愚に道あり/恥ずかしい/宿業の自覚/本当の危機/呵責
    三 東義方さんの詩
       存在の重み/「聞く」ということ/なんという無惨
  • 一句一句、やさしく読み解く 「正信偈」の入門書


    「正信偈」全百二十句を書き下し・著者意訳とともに易しく読み解き、その意味と〝こころ〟にふれる。はじめて「正信偈」の内容を学ぼうとする方に、まず手に取っていただきたい一冊。
  • 本書は1961年4月、比叡山上において、鈴木大拙氏、曽我量深氏、金子大榮氏の三氏が西谷啓治氏の司会のもと、三日間にわたる討論と、三氏の御遠忌記念講演会を収録したものです。

    その熱のこもった内容から、発刊当初より多くの方々に読み続けられ、名著として親しまれてきました。
    長らく品切れの状態にありましたが、再版の要望も強く、2011年、真宗文庫として改訂復刊する運びとなりました。
    そして2016年、ついに電子書籍としても登場です!

     改訂にあたっては、当時の雰囲気を伝えるため、文言をできるだけそのまま残していますが、読みやすいように、ルビを増やしたり表記を整えました。
     当時を知る世代の方々も、これから仏教を学ぼうとされる方々も、ぜひとも手にとっていただきたいと思います。そしてこの本が、新たな学びの出発点になることを願っています。
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ82

    親鸞聖人が数々の和讃によって讃え、「和国の教主」「救世観音大菩薩」として深く尊敬している聖徳太子。なぜ聖人は、これほどまでの尊崇の念を聖徳太子にいだいたのでしょうか。聖徳太子が日本仏教に果たした役割、そして六角堂の夢告をはじめ、聖人が太子に導かれたエピソードなどをとおして、親鸞聖人の聖徳太子観に迫る一冊です。

    【目次】
    聖徳太子一四〇〇回忌を前に/三つの夢のお告げ/日本における聖徳太子信仰/聖徳太子の説話/観音信仰の表れ/「律令制」崩壊の中で/信仰の広がり/聖徳太子を讃える歌/聖徳太子へのお願い/聖徳太子に託した思い/呼び方に込めた恩徳/世俗の王であり仏さまとしての聖徳太子/親鸞聖人のいただき方―父母として/あとがき
  • お念仏を称えるということは、一体どういうことなのでしょうか。
    本書では、仏教を学ばれたさまざまな祖師方の「行」「称名」という考えをふまえながら、親鸞聖人がいただいたお念仏について述べられています。
    ともすると、南無阿弥陀仏と発音する・しないということにのみ関心を寄せていく私たちに、本多氏は親鸞聖人のお念仏のいただきを示してくれています。
  • 親鸞聖人があきらかされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ87

    誕生はめでたく明るいもの、往生は死を連想し暗いもの――。その認識は、仏教からみれば、逆だった!? 私たちの人生の一大事である誕生と往生について、「南無阿弥陀仏」の教えを視座に、身近な話題や現代の諸問題をとおしながら丁寧に尋ねる一冊。
    〈目次〉
    ・「誕生」っておめでたいですか?/縁によって生まれる/自我意識より深いところに/七歩歩んだ世界/「ありがとう」と言える人生/自己満足と自体満足/親鸞聖人が開いた「安心して迷える道」/関係性の崩壊した現代/人間の自我が破れて/「如是我聞」の歴史・本願に生きる/生きる世界への転換「往生」
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる同朋選書シリーズ45

    あらゆる人、そして自分自身と一つに出会いたいと願いながらも、自分中心の「自力の心」に覆われ、孤独や劣等感に沈んでしまう私たち。著者の師である信國淳氏との出遇いや、著者自身の体験をとおして、特に孤独や劣等感という課題を中心に、自分が自分として本当に生きるとはどういうことかを明らかにします。

    【目次】

    第一章 本当の豊かさ―生活の不安に学ぶ
        親鸞聖人の問い/人間の苦しみとは/名号が語る生き方/私たちのすがた/五つの畏れ/お金の持つ性質/豊かさとは何か/貪欲の心/人間の深い欲求/お金によっても解けない問題/二つの生き方

    第二章 苦の構造
        「一」の獲得/光の世界/倶会一処/自分の思いと現実/問題の根っこにある自分の心

    第三章 絶望を超える道
        仏法と関わる姿勢/仏教とは何か/国王に成るという生き方/自分の心を中心にしたすがた/一つに出会いたい/自力の心/生死出ずべき道/自分が自分と一つになる/本願は一如の祈り
  • 鎌倉時代に記され、今なお多くの方に読まれ続けている『歎異抄』。この書物は、常に親鸞聖人の傍に仕え教えを聞いていた弟子の唯円がその著者とされています。親鸞語録とも言われる『歎異抄』の言葉に励まされ、「人生で一番影響を受けた本」とまで言い切る今井雅晴氏が、これまでの人生の歩みをとおして、折々に触れた『歎異抄』の言葉を紹介しながら、その魅力をたずねていきます。後半には、『歎異抄』が成立した背景や、唯円の人物像などの研究成果についても触れています。
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ80

    仏法を聞いても経済的に得をするわけでも、病気が治るわけでもないのに、仏法を聞く必要はあるのだろうかと思ってしまう…。そんな私たちに、仏法を聞くとはどういうことなのか、親鸞聖人のお言葉や、著者自身が出会った人びとの言葉をとおして、やさしく語りかけます。

    【もくじ】
     ・宗教的原風景
     ・「大船は浅瀬には着かない」
     ・相対の物差し
     ・仏さまのよびかけ
     ・二つの「海」
     ・仏さまの満足
     ・仏法不思議
     ・宿業の大地に立つ
     ・仏法に出遇いなおす
     ・煩悩は消えない
     ・南無阿弥陀仏の融雪装置
     ・尊いいのちを尽くす
  • 親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ81

    報恩講とは、浄土真宗の宗祖親鸞聖人のご命日を縁に勤まる法要で、「一年は、報恩講に始まり、報恩講に終わる」といわれるように、真宗門徒にとってもっとも大切な御仏事として連綿と受け継がれてきました。本書において海氏は、その報恩講にかけられた願い、また、そこから開かれる生活について、ご自身の体験をもとに優しく問い尋ねてくださっています。

    【もくじ】
    ・一年でもっとも大切な御仏事
    ・親鸞聖人のご法事/言葉に出遇う
    ・「南無阿弥陀仏」に聞く
    ・名には願いがある
    ・「ありのまま」と「あるがまま」
    ・原点を見失っている
    ・はかなき身の事実
    ・人生がぼやける
    ・浮生なる相
    ・煩悩の身
    ・人間の発想
    ・平等への目覚め
    ・報恩の生活
    ・あとがき
  • 「何か面白いことないかな~、退屈だなぁ」「大きな会社の重役になって、すごい出世だね」「あっ、茶柱が立っている。縁起がいいな」。
    日頃使っているこれらの言葉のルーツをたずねていくと、実はその源の多くが仏教にあるってご存知でしたか?
    ほかにも「有頂天」「微妙」「有り難う」「世界」など「48語」を手がかりに、仏さまからのメッセージと、今まで知らなかった言葉の世界を説き開きます。

    【もくじ】
     (1)退屈 (2)出世 (3)我慢 (4)分別 (5)微妙 (6)無学 (7)他力 (8)不退転 (9)有頂天 (10)唯我独尊 (11)有り難う (12)阿修羅 (13)流通 (14)悲願 (15)お彼岸 (16)凡夫 (17)荘厳 (18)遊戯 (19)歓喜 (20)方便 (21)魔 (22)真実 (23)畜生 (24)餓鬼 (25)地獄 (26)善哉 (27)世間 (28)外道 (29)極楽 (30)有為 (31)縁起 (32)迷惑 (33)四苦八苦 (34)煩悩 (35)流転 (36)意地 (37)三昧 (38)世界 (39)平等 (40)自業自得 (41)一味 (42)愚痴 (43)因縁 (44)自然 (45)無上 (46)実際 (47)人間 (48)往生 /あとがき
  • 浄土真宗で最も読み親しまれ、本願の教えを伝える親鸞聖人の偈(うた)「正信偈」。混沌の現代(いま)を生きる私たちに届けられた、阿弥陀如来の本願「えらばず、きらわず、見すてず」の心とは?著者自身のさまざまな人との出会い、先師の言葉を交えつつ「正信偈」全百二十句のあじわいを丁寧につづる。
  • シリーズ10冊
    490(税込)
    著:
    名畑崇
    レーベル: 真宗文庫

    親鸞があきらかにした浄土真宗は、日本仏教史においてどのような意味をもつのか。
    平安末期から鎌倉時代の宗教状況を踏まえ、法然から親鸞へ受け継がれた「宗教改革」の実像を、実証的歴史学の視点からあきらかにする。

    ※本書は2011年に刊行された「シリーズ親鸞」第一巻『歴史のなかの親鸞』(筑摩書房刊)を文庫化したもの。
  • 哲学とはどのような学問か。ソクラテス、デカルト、カント、ニーチェら、主要な哲学者は何を探究していた? 哲学史上の重要な考え方とは? 一冊でざっくりつかめる速習入門講座。
  • 全21巻で完結した「中世思想原典集成」の第Ⅱ期がスタート(今回は接ぎ穂式)。第1、2巻はカノン中のカノンの登場。
  • 医療人類学を提唱した記念碑的名著

    どれほど科学技術が発達しようと治らない病気はある。だからこそ人間は病気に強い関心を抱き、さまざまな意味づけを行ってきた。民俗医療や治療儀礼、宗教・民間信仰・シャーマニズムは、どのように病気とかかわってきたのか。本書では「病マケ」と呼ばれる家筋への差別構造、奄美のユタによる治療実態、明治期のコレラが引き起こした社会的混乱など、豊富で多様な民族誌的事例も踏まえつつ、文化と社会における病気に焦点をあて、総合的な文化人類学理論を構築しようとする。「医療人類学」を切り拓いてきた著者による先駆的名著。
  • 「自由」とは何か。その意味を徹底解説!

     現代の日本では、自由は素晴らしいものだと考えられている。学校でも、そう習ったはずだ。しかし、自由に振る舞って人から嫌われたり、自由に振る舞う人を嫌いになったりしたことはないだろうか?
     実は、現在日本で使われている自由という言葉はひどく曖昧なものなのだ。日本語の自由という言葉は、元々は漢語からのもので、日本では古くから使われ続けてきた。だが、明治時代になって英語の「フリーダム」や「リバティ」が自由の訳語となり、混乱した言葉になってしまったのである。
     本書では日本語の自由を丁寧に解説していくので、それが西欧の自由とどう違うのかきちんとわかるようになる。もし、あなたが自由に生きたいと思っているなら、その動機がどうであれ、本書はきっと参考になるだろう。
     あなたは、どのような自由を持っている人なのでしょうか?
     本書を読めばその答えがわかります。

    【目次】
    まえがき
    目次 まえがき
    序章 自由という言葉
    第一章 奈良時代と平安時代
    第二章 鎌倉時代
    第三章 室町時代と安土桃山時代
    第四章 江戸時代
    第五章 日本の自由の構造
    第六章 西洋における自由
    第七章 穢された自由
    第八章 護られた自由
    最終章 言葉という自由
    あとがき
    参考文献
  • シリーズ11冊
    6601,760(税込)
    著:
    篠原佳年
    レーベル: ――
    出版社: 知玄舎

    病気を治す治療を通して人生のドラマを探究してきた医師「ドクター快癒」が、快癒の秘密を解き明かしたベストセラーの復活。病気治しから始まった著者の人間探究、かぎりある生命への想いから生まれた人生の気づきを伝えた書。病気を治すのは医者でも薬でもないという、医者である著者の大胆な発言から明かされる、知られざる医療の実態。いかにすれば本当の快癒を得られるか、その旅のプロセスで出会った聖者、霊能者、五歳児トラウマ、イメージの問題、そして病気が治ってしまう三つのタイプなどを解説。病気は自分を知る熱きメッセージ。病気を越えて快癒の果てに至る人生の秘訣を教えてくれる本。
  • 動乱のヨーロッパ11世紀を生きたカンタベリー大司教アンセルムス。〈スコラ学の父〉の主要著作と書簡集、同時代の伝記を全新訳で
  • 日蓮大聖人の御書の要文30編。「人生の勝利を開く指針となる御書の一節を見つけよう!」──男子部大学校生の素朴な疑問に答えるQ&A「大学校生とナットクTALK」も収録。『聖教新聞』好評連載の書籍化。
  • 人生は還暦から楽しくなる! せっかく自由な時間ができたというのに、何をしたらいいのかわからない――。こんな人たちのための必読書! 老いを楽しみ、充実させるヒント満載! 「禅的」ハッピー老後のすすめ! ●「前後際断」「禅即行動」「只管打坐」などの禅語を中心に名言・格言などを紹介しながら、老後の不安や心配を克服するコツを伝授。 ●老いをメリットととらえ、リタイア後だからこそできる楽しみの数々を提案。 ●リタイア後の新たな人間関係の築き方から、お金、健康、「仕舞い支度」まで懇切に伝えます。

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