『百合、カクヨム、限定特典(ライトノベル、新文芸)』の電子書籍一覧
1 ~3件目/全3件
-
曖昧になるルールと踏み込めない距離。この関係の行く先は――?
夏休みが終われば、全て元通りになると思っていた。曖昧になったルールも、仙台さんとの距離も。なのに、彼女だけが未だに変で、「同じ大学受けたら?」なんて言いだす始末。そんなことを言われても、卒業後も一緒にいる理由はないし、彼女の将来に興味はない。そう、全く、少しも、私は興味ないのだ。
夏休みが終われば、進路の話になるのは自然なことだ。例えば宮城に、私と同じ大学への進学を提案してみたり。もちろん、宮城がそんな未来を考えていないことは知っている。それでももし、彼女が私と一緒の未来を少しでも考えてくれたら――そんなことを期待する私はやっぱりずるいのかもしれない。 -
淡くもつれた関係は、高校最後の夏を前に揺れ動く――。
長い休みは憂鬱だ。一人でいることには慣れているけど、一人でいることが好きなわけじゃない。高校最後の夏休みは、みんな忙しい。仙台さんとだって、会うのは”放課後”だけというルールだ。なのに彼女は『家庭教師になってあげる』なんて提案してきて。……キスしたこと、気にしてるのは私だけなの?
つまらない。面白くない。キスしても何も変わらない宮城に、もうすぐ来る長い休みに、そう思う。だから、宮城に提案した。『休み中も宮城に会いたい』そう思っているのかは自分でもわからないし、距離を置くべきなのはわかっている。……でも、本当は彼女から返事が来ることを、私はたぶん期待している。 -
崖っぷちアラサー声優、人気女子高校生声優(生意気)とラジオ始めます。
通帳残高わずか、現在レギュラーなし、コンビニバイトが中心の、崖っぷちアラサー声優・吉岡奏絵。
デビュー当時は主役を演じたこともあるが、今はその過去の栄光にすがるだけの売れない、オワコン声優である。
『そろそろ潮時だろうか』と諦めかけたところに、事務所からラジオ番組の仕事が舞い込む。
意気揚々と現場に向かうと、そこにいたのは売れっ子の、女子高校生声優・佐久間稀莉であった!
稀莉との出会いは、奏絵の転機につながるか……?
崖っぷちの売れないアラサー声優と、売れっ子女子高校生声優(生意気)が織りなす、ラジオ番組『これっきりラジオ』が今始まる――
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。