『科学、ノンフィクション、文春e-Books(実用)』の電子書籍一覧
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人間はどこから来て、どこへゆくのか?
この古くて新しい問いに答えようとする新たなる名著が誕生した。
著者はいう。
並はずれた種である人類は、いま超生命体になりつつある、と。
その超生命体=ホモ・オムニス(集合性人類)とは何者なのか? 本書は宇宙の誕生から説き起こし、人類という種がいかにして自分たちを変え、
自然との関係を変えてきたかを語りつくす。
その語り口は、自然科学と人文科学が融合した、現代ならでは知見を縦横無尽に往来する、ビッグ・サイエンスにしてビッグ・ヒストリーといえる。
人間をここまで変えてきた進化、なかんずく文化の進化がいかになされたのか。著者は4つの要素がそれを推し進めたのだという。
火。
言葉。
美。
時間。
火を使うことは、人間の利用可能なエネルギーを飛躍的に増大させ、わたしたちを生物的な限界から解き放った。
言葉という情報こそが、複雑な文化的知識を正確に伝え、わたしたちを協力させることを可能にした。
美が、わたしたちの活動に意味をもたらし、共通のアイデンティティで融合させ、大規模な社会をつくりあげた。
そして時間が、世界を客観的・合理的に説明する方法の基盤となり、わたしたちの科学をここまでにした。
この4つの要素と人類の物語は新鮮な驚きに満ち、今まで気づかなかった人間観を与えてくれる。
そして、生物進化を超えた文化進化の先には「超人類」の姿が見えてくる……。
2020年の英国王立協会(世界最古のもっとも権威ある学会)サイエンス・ブック賞最終候補作。
科学本の垣根を超え、知的刺激を求めるあらゆる読者に贈る、待望の邦訳。 -
◎それは奇跡か、それとも病か?◎
かつて大学で脳を研究し、科学ジャーナリストとなった著者。
彼女の趣味は「人とは違う脳」を持った人々について書かれた医学論文を収集し、読み漁ること。
だが、論文を読むだけでは、患者の人となりは全く見えてこない。
ある日、十年間集め続けた論文の山の前で彼女は思った。「世界中で普通の人々に奇妙な事が起こっている。彼らはどんな生活をしているのだろう?」――それが、「奇妙な脳」の持ち主たちを巡る旅の始まりだった。
【目次】
序 章 「奇妙な脳」を探す旅へ出よう
第1章 完璧な記憶を操る
第2章 脳内地図の喪失
第3章 オーラが見える男
第4章 何が性格を決めるのか?
第5章 脳内iPodが止まらない
第6章 狼化妄想症という病
第7章 この記憶も身体も私じゃない
第8章 ある日、自分がゾンビになったら
第9章 人の痛みを肌で感じる
終 章 ジャンピング・フレンチマンを求めて -
<100点以上のフルカラーイラストを掲載>
海の生命の物語は陸上よりも奥深くダイナミックだ!
サメの仲間は陸上で恐竜が誕生するずっと前から海洋世界に君臨し、恐竜絶滅後も生き残ってきました。
8割以上の生物が死に絶えた2億5000万年前、史上最悪の大量絶滅事件。
そして恐竜を滅ぼした6600万年前の小惑星衝突。
なぜサメたちは幾度の危機を乗り越え、
4億年以上にわたり“帝国”を築き上げることができたのでしょうか?
本書は海洋生命をめぐる興亡史を徹底的に解説します。
【目次】
◎第1章 壮大なる“序章”
「アノマロカリス」から「ウミサソリ」へ
◎第2章 剛と軟。主導権を握るのは?
「甲冑魚」vs「初期のサメ」
◎第3章 最強と最恐。海洋覇権をめぐる決戦
「サメ類の絶対王者」vs「モササウルス類」
◎第4章 新勢力は“海の王”となるか
「クジラ」vs「メガロドン」
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