『歴史、佐藤雅美(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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悪は必ずしも悪ならず。
思いがけない事件の結末が胸を打つ!
消息を絶っていた盗賊「桐山の藤兵衛一味」。
再び動き始めたのはなぜか。
時代に翻弄される人々への、十兵衛の深い眼差しが胸を打つ。
ドラマ化もされたヒットシリーズ『八州廻り桑山十兵衛』。
松戸近辺に住む強欲な百姓一家殺害事件で、
十兵衛は、一時期世間を騒がした盗賊たちが再び動き始めたのではないかと疑い始める。
十兵衛の前に現れては捜査を攪乱する謎の美女、
さらに事件の背景には盗賊たちの人生を変えたある悲劇。
時代に翻弄される女と男に対する十兵衛の深い目線が胸にささる、
人気シリーズ第10弾にして最後の作品!
※この電子書籍は2017年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
町会所から千両箱が消えた!
前代未聞の事件は幕閣の醜聞に発展する。
捕縛したものを取り調べる仮牢兼調所「大番屋」の元締を勤める鏡三郎が今回遭遇する事件は、町会所の押し込み強盗。
町会所とは幕府が貧困や災害時の救恤のため民間に設けさせた機関で、そこから二万両が奪われたという。
鏡三郎らは犯人の行方を追うが、事件は幕閣が震撼するスキャンダルへと意外な展開を見せて……。
殺される証人、予測不能な展開。狡猾な事件の黒幕に迫れるか。
冷酷非道な悪に立ち向かう同心の決死の闘い。
※この電子書籍は2016年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
天下の御意見番・ 大久保彦左衛門が説く侍の本分とは? 本格歴史長篇!
家康にも真っ向から逆らった“天下の御意見番”大久保彦左衛門とその矜持を描いた歴史長篇。
主君のことを思えばこそ、主君におもねってはならない――頑固一徹、家康に対しても己の言を曲げなかった徳川家の譜代、大久保彦左衛門。
その強情な性分から、元和偃武を迎えたときの禄はわずか千石だった。そんな彦左衛門が子孫に向けて書き遺した『三河物語』には、徳川家と、それに仕えた大久保一族の歴史が描かれている。
彦左衛門が語る侍の本分とは?
直木賞作家が、緻密な考証で生き生きと紡ぐ本格歴史長篇! -
相州と上州、それぞれの関所破りの意外な始末。
上州玉村で道案内が殺され、道案内を殺した定次郎は子分を連れてそのまま姿を消した。
同じころ、保土ヶ谷の道案内角太郎を殺した河童の六こと六蔵を追って、
八州廻りの桑山十兵衛は河童の六の出身、相州の松田まで足を延ばす道すがら、
鐘撞き講で金を集める破れ坊主を懲らしめる。
だが、肝心の保土ヶ谷の一件は、わからずじまいとなり江戸へと戻ってきた。
すると、日光例幣使街道の上州玉村宿のそばにある竹田村で、
朝早くに川向こうの穂波村から、鉄砲の玉が飛んできたという訴えが。
玉村では、侠客の定次郎一味が、玉村の道案内を殺し、大戸の関所を破ったとの知らせが。
玉村の道案内の後任を決める必要もあり、十兵衛はそのまま上州へと向かう。
十兵衛は、鉄砲をきっかけに、定次郎一味の足跡を見つけられると考えるのだが……。
破れかぶれになり、関所破りで、せめて名を上げようとする侠客たち。
そして、姿を消した河童の六はいずこへ流れたのか。
人の欲を見つめて関八州を経巡る十兵衛が、侠客の最後にみせる粋なはからい。
そして、二つの殺しは、意外な展開に……。
十兵衛は、首尾よく彼らを捕えることができるのか。
ご存じ、人気時代小説・八州廻り桑山十兵衛シリーズ待望の第9巻。 -
老婆の戯言が思わぬ大騒動に……。好評シリーズ第八弾!
日本橋の白木屋の土地は自分のものだと老婆が鏡三郎に訴え出た。
とはいえ証拠の書類は焼失したという。
老婆の背後には腕利きの浪人が軍師として付いている様子だ。
その浪人、柴田帯刀は凄腕の剣の遣い手のうえ、やけに金回りもいい。
果たして事の真相は? -
御家人としての出世街道をしくじり、大番屋元締となった拝郷(はいごう)鏡三郎は、日々持ち込まれる厄介事を捌いている。ある日、大名家の婿養子のお手つきとなって厄介者扱いの娘を預かることになった。器量のいい娘は旗本の水野采女(うねめ)に気に入られ、奥方にと望まれるが、采女には許しがたい前科があった。なんとか娘を守ろうとする鏡三郎だったが、彼女は意外な申し出をする…。市井の事件と鏡三郎の親心が織りなす人情ドラマ。好評シリーズ第4弾。
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大番屋元締の鏡三郎の許には、町方の怪事件から老中の心配事、さらには大家の息子の縁談にいたるまで、さまざまな相談事が持ち込まれる。快刀乱麻という訳ではないのに、どういうわけか鮮かに解決する鏡三郎の評判はうなぎ登り、遂には将軍から難問を持ち込まれた。最近、長崎での交易が不振となり、赤字が続いている。どうやら、陰に薩摩藩の存在があるようだ。原因究明を命じられ、これもお役目としぶしぶ長崎へ向う鏡三郎だが、運命の出会いが待っていた……!
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「一番札をお持ちの方、どうぞ」書役小頭(しょやくこがしら)の佐吉の声で鏡三郎の一日の仕事が始まる。八丁堀近くの仮牢「大番屋」の元締・鏡三郎の許には、話を聞いてくれ、牢屋から出してくれ、と早朝から人々が詰め掛けるのだ。欲と欲とが突っ張り合う金公事(かねくじ)から、娘夫婦のまたしてもの揉め事、しごき帯で結びあって流れ着いた心中死体の後始末まで、よろず相談事が持ち込まれる上、はしご酒が続けば女房どののご機嫌もななめに……。人気シリーズ第三弾!
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拝郷(はいごう)鏡三郎は、もと勘定方勤めで順風満帆の役人人生……だったのだが、いささかの仔細あって、クビとなった。かつての上司の尽力あって、今は八丁堀近くの“大番屋”の元締として再就職を果す。大番屋とは、江戸の仮牢(かりろう)兼調所(しらべどころ)。持ち込まれる相談ごとは、町人の釈放嘆願から天下の将軍さまの悩みごとまで。ハテ、どうしたものか? と悩むうち、強運と顔の広さ、いや鏡三郎の能力なのか? いつしか見事解決に至る。
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失脚して縮尻(しくじり)御家人となった拝郷鏡三郎は、いまは「大番屋」の元締として大忙し。本日もよろず相談事が持ち込まれる。役人の言葉に逆上して「ここで餓死させていただく」と坐り込む男あれば、ぐうたらな娘婿は評定所に呼び出される。趣味の陸釣りに出かければ、手に釣竿を握った奇妙な土左衛門の話を聞かされる。表題作ほか「天に口無し」「護持院ガ原逢魔が時の大捕り物」「舞う桜」「吝嗇之助は吝嗇之助」「妲己のおせん」等を収録、好評シリーズ第二弾。
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不屈の天才は、「常識」に抗った。儒学に新風を巻き起こした学者、荻生徂徠。その全てを直木賞作家が描ききった、渾身の歴史小説!
江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥……どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。解説・宇野重規 -
戦国武将の娘たちの生涯とは?
戦国武将の娘として、政略の道具に使われ翻弄された娘たちの生涯とは? お市の方の娘として浅井家から救出され、嫁ぎ先から引き戻され、秀吉の命を受けて徳川秀忠に嫁したお江をはじめ、非業な運命を受け入れつつ、懸命に生きた千世、満天姫、於長、千姫ら弱き女たち。敵味方問わず、波乱に満ちた生きざまを強いられた戦国のならいを、緻密な考証と、時代に埋もれる人間の営みを正確に見据える歴史観で描きだした直木賞作家の傑作連作集。
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