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『歴史、鳥羽亮(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全256件

  • 抜きつけの一閃を逆袈裟に斬りあげ、首筋を絶つ。
    そこから血の噴出する音が荒野で啾々と霊鬼の哭くように響く――小宮山流居合の必殺剣「鬼哭の剣」。
    狩谷唐十郎はその奥義を会得するも、道場主であった父が素性も知れぬ剣客に惨殺されたことで流儀の名は地に落ちた。
    それから十年。藩邸や旗本からの依頼で行き倒れや処刑された罪人の屍をもって銘刀の切れ味を試す「御試御用」を生業としながら、唐十郎は切腹の介錯人としても名を馳せるようになっていた。
    しかし、時に介錯した者の縁者から恨みを買い、さらには一門の争いや藩内の騒動に巻き込まれることに……。

    孤高の介錯人の戦いを描いた圧巻の剣豪小説、全16巻を収録した合冊版。

    【収録作品】
    鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉
    妖し陽炎の剣 介錯人・野晒唐十郎〈二〉
    妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉
    雷神の剣 介錯人・野晒唐十郎〈五〉
    双蛇の剣 介錯人・野晒唐十郎〈四〉
    悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉
    飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉
    妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉
    鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉
    怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉
    悲の剣 介錯人・野晒唐十郎〈十一〉
    死化粧 介錯人・野晒唐十郎〈十二〉
    必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉
    眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉
    双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉
    京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉
  • この世に生かしておけねえやつなら、地獄の閻魔に頼め――

    深川は要橋端にぽつんとある一膳めし屋「極楽屋」。主の島蔵は裏の長屋に無宿人や入墨者など世間では受け入れられない者たちをただ同然で住まわせ、仕事を世話していた。
    そのため、土地の者からは「地獄屋」、裏の長屋は「地獄宿」と呼ばれ、恐れられている。
    さらに、島蔵のもう一つの顔は、金ずくで殺しを請け負う殺し屋の元締めだった。

    安田平兵衛はそんな闇の世界で「人斬り平兵衛」の二つ名を持つ凄腕の殺し人だったが、ここ十年は老齢を理由に本所相生町の長屋で刀の研ぎ師をしながら娘のまゆみと静かな生活を送っていた。
    しかし、夜鷹殺しを皮切りに地獄屋でも手練れの者が斃され、島蔵は平兵衛を闇の世界へと呼び戻す……。

    全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説!
    シリーズ全14巻をまとめた合冊版。

    【収録作品】
    『闇の用心棒』
    『地獄宿』
    『剣鬼無情』
    『剣狼』
    『巨魁』
    『鬼、群れる』
    『狼の掟』
    『地獄の沙汰』
    『血闘ヶ辻』
    『酔剣』
    『右京烈剣』
    『悪鬼襲来』
    『風雷』
    『殺鬼狩り』
  • 恐るべし、酔いどれ市兵衛!
    殺し屋「地獄宿」に襲い来る刺客。圧倒的な剣戟開幕!

    ならず者に手籠にされ身投げをした娘の復讐を頼まれた「地獄屋」。難なく依頼をこなすが、実はその男、侠客一家の親分源右衛門の倅だった。
    倅を殺され面子を潰された一家は、酔剣の使い手である用心棒・菅谷市兵衛を筆頭に「地獄屋」へ襲撃をかけるが「地獄屋」も黙ってはいられない。
    酒を呷り闘気をみなぎらせる老刺客・安田平兵衛、どちらの酔剣が勝つのか。
  • 老いてもなお刺客!
    齢六十を越え、武者震いを酒で抑える老刺客に、決着をつけねばならぬ「殺し人」がいた!

    大川端で侍四人が殺された。その死体の斬り口を見た老刺客・安田平兵衛の脳裏に、ある男の顔が過ぎった。名は鹿内甚内。一匹狼の殺し人で、籠手斬り陣内と恐れられた男だが、五年ほど前に平兵衛が斬ったはずだった。
    その夜、「地獄屋」から招集がかかり、侍殺しの報復を依頼される。
    因縁の男を破るため、老いた体を鍛え直す平兵衛。鬼気迫る白熱の剣豪小説第九弾。
  • 闇を切り裂く秘剣“虎の爪”。
    江戸の闇世界の覇権を賭け、老刺客、最後の一閃!

    “鬼”と呼ばれる地獄屋の殺し人たちが何者かに襲われた。その敵の中には袈裟に迅速な太刀と連続の籠手斬りを遣う二人の刺客がいるらしい。
    老殺し人安田平兵衛らは尻尾を掴もうと懸命に探索するが、逆に平兵衛の娘婿片桐右京が凶刃に襲われる。
    人斬り平兵衛の“虎の爪”はその刺客を討ち取ることができるのか。
    江戸の闇の覇権を争う、最後の戦いが幕を開けた。
  • 剣豪小説の白眉――殺るか殺られるか、老刺客・安田平兵衛が立ちはだかる! 

    闇の殺し人の面々が何者かに狙われ、老刺客安田平兵衛も襲われる。悪名高き殺し屋が、極楽屋の縄張を奪おうとしていた。
    そんな中、平兵衛の一人娘まゆみの様子がおかしい。ふさぎ込んでいるのだ。平兵衛は、まゆみが密かに慕う片桐右京との間に何かあったのかと案じるが……。
    娘を想う父としての平兵衛、そして凄まじき殺し屋としての生き様を描く剣豪小説の傑作!
  • 謂われなき刺客の襲来! 次々と仲間を喪った平兵衛は、渾身の秘剣をふるう!

    牢人は「フウジン…」と呟いただけで、迫ってきた。次の瞬間、眼前でかすかな刃風を感じた。その剣は顔面を裂き斬る恐ろしいものだった。
    無宿人など行き場のない者が集う口入屋「極楽屋」の男が次々とその剣で殺されていた。老いた刺客安田平兵衛は仲間の敵を討とうとするが、その前に雷神と称す刺客が!
    風神と雷神の二人の強敵に、平兵衛、最大の危機。
  • 秘剣“虎の爪”は敗れるのか!?
    最強の夜盗が跋扈するなか、殺し人にして義理の親子・平兵衛と右京の命運は?

     「尽忠報国之士」と書かれた紙片を残す夜盗が跋扈していた。強引に押し入り使用人を斬るという、残忍な手口が恐れられていたのだ。
    安田平兵衛と片桐右京ら、「地獄屋」の面々は、斬り口から賊が凄まじい遣い手だと見抜く。
    そんな中、大店から「地獄屋」に用心棒の依頼が。賊の一人は「横雲」という必殺の剣を持っていた。
    平兵衛の秘剣「虎の爪」と戦いの決着はいかに。
  • 非常なる辻斬りの秘剣“死突き”――父の敵を討つために決死の少年。安田平兵衛は相撃ち覚悟で敵を迎えた! 

    辻斬りに遭った死体を見て、安田平兵衛は驚愕した。盆の窪から喉までひと突きに貫かれていたのだ。相当な手練れの仕業である。
    さらに辻斬りは頻発し、犠牲になった商家から復讐を依頼された「地獄屋」の面々。その中には巻き添えで殺された父の敵を討ちたいという少年勇次の姿もあった……。
    死突きと呼ばれる最強の突きを前に、老刺客平兵衛はどう立ち向かうのか?
  • 殺し人〈対〉殺し人!
    守るものができた右京。失うものがなくなった平兵衛。殺し人の新たな戦いが幕を開ける!

    老刺客安田平兵衛にも平穏が訪れていた。娘のまゆみが慕い合っていた片桐右京と結ばれて三年。もっとも、右京が殺し人とは知らずにだが……。
    そんな折、「地獄屋」の若い衆が斬殺された。これが二人目。またしても「地獄屋」への挑戦状か? 
    元締めは平兵衛、右京、手甲鉤の朴念など全員を緊急招集するが、それこそが敵の狙いだった。
    生き残れるのは誰か!?
  • 満月の夜。両替屋の主が酒席からの帰り道、辻斬りに遭った。剣の腕が立つ何者かに、首の血管を斬られ、絶命したらしい。八丁堀同心の定廻り同心長月菊太郎は、探索に乗り出し、直前まで一緒にいたという呉服屋の主人に話を聞いていた。だがその矢先、当の呉服屋に盗賊が入り、手代が殺され、千両箱が奪われた。役職から退いた身とはいえ、殺しと聞けば黙っていられない直心影流の遣い手である父隼人も探索に加わるが……。腕を上げた二十歳の息子と練達の父。ふたりの剣が江戸を守る〈新剣客同心親子舟〉シリーズ、第二作。
  • 八丁堀同心の長月菊太郎は、今年で二十歳。四年前、直心影流の達人だった父が隠密廻りの役職から身を引いたのを機に、南町奉行所本勤に抜擢され、日々勤めに励んでいた。そんなある日菊太郎のもとに、日本橋本町の呉服屋に押し込みがあり、手代が殺されたと報せが届く。勇んで探索に乗り出す菊太郎。その数日後、南町奉行の遠山より菊太郎と隠居の父・隼人に呼び出しがあった。鬼隼人の異名をとっていた隼人にも探索に加わってほしいというのである。親子で江戸の悪を追う〈新剣客同心親子舟〉シリーズ、堂々の第一作。
  • ヒュウヒュウと風が江戸の町を吹き抜ける夜。風音に紛れて、夜影のなかを走る男たちがいた。彼らは本両替の店の前で足をとめ、斧をふるい、くぐり戸から両替商の店に忍び込み──。その翌朝、南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人は、岡っ引きの利助より、日本橋本町で押し込みがあったと報せを受けた。同心見習い中の嫡男・菊太郎とともにさっそく現場へと向かい、下手人探しに乗り出した隼人。かなりの遣い手がいるらしい盗賊一味をじりじりと追い詰めていくが……。直心影流の父と子で剣鬼に迫る、傑作時代長篇。
  • 夜風が心地よい秋の夜。接待帰りの呉服屋の主と手代が浅草茅町の神田川沿いを歩いていると、闇の中から天狗の面をかぶった男たちが現れた。ふたりは斬られ、絶命。翌朝、事件の知らせを受けた南町奉行所隠密廻り同心の長月隼人は、同心見習の嫡男・菊太郎を伴い、現場へと向かった。ふたりとも一太刀で殺られているが、太刀筋は異なるようだ。下手人探しに乗り出した隼人は、息子にひとりで事件に当たらせてみることにする。意気込む菊太郎は、天狗の面の者たちを捕らえることができるのか!?父と子の剣が唸る、傑作時代長篇。
  • 南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、嫡男で見習同心の菊太郎と剣術の稽古中、隼人が手札を渡している岡っ引き・利助がやってきた。日本橋本石町の呉服店「松永屋」に押し込みがあり、手代が惨殺され、大金が奪われたという。大きな事件と踏んだ隼人は、菊太郎とともにさっそく現場へと向かった。手掛かりは、殺された手代の体に残された背後からの一太刀であろう刀傷と、般若の面を被っていたということのみ。隼人と成長著しい菊太郎が、ともに賊の正体を追う!父子の剣が悪を斬る傑作時代長篇。
  • 月夜の深川の堀端で、賭場などを仕切る泉兵衛一味が斬殺体で発見された。その中には、大工の与助がおり、通りがかりを巻き込まれたと思われた。調べから、泉兵衛と縄張り争いをしていた般若の亀蔵一味が下手人と目されたが、亀蔵の行方は全くつかめない。その矢先、下手人を調べていた岡っ引きが斬殺され、町方への脅しとも取れる行動を犯人たちが起こす。だが、父親の与助を殺された房助は、哀しみを背負いたった一人で下手人を探そうと奔走していた――。その姿を見た隠密同心・長月隼人は下手人を挙げることを房助に誓う。大人気書き下ろし時代長篇。
  • 深川の稲荷のそばで遊んでいた女児が、何者かに攫われる事件が起きた。十両の金と引き換えに子供を連れ戻しに行った手習い師の男は、斬殺されて大川に捨てられていた。下手人たちは、五色の風車で子を惹きつけて、連れ去るのだという。やがて、同様な手口の事件が江戸で続発するようになる。隠密廻り同心の長月隼人は、僅かな手がかりをもとに、探索を開始するが――。風車を使う犯人の正体とは!? 大好評書き下ろし時代長篇。
  • 夕闇の神田連雀町の瀬戸物屋に賊が押し入り、主人と奉公人が斬殺された。賊は金子を奪い、主人の首をあたかも獄門首のように帳場机に置き去っていた。さらに数日後、事件を追っていた岡っ引きの勘助が、同様の手口で殺されているのが発見される。隠密同心・長月隼人は、その残忍な手口に、強い復讐の念を感じ取る。逢魔時に現れる賊――探索を始めた隼人は過去に捕縛され、打首にされた盗賊一味との繋がりを見つけ出すが……。町方をも恐れない敵に、隼人はどう立ち向うのか?大好評書き下ろし時代長篇。
  • 深川佐賀町の米問屋に押し込みがあったと報を受けた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。見習として出仕している嫡男・菊太郎とともにさっそく現場に向かうと、あるじと手代が殺られ、土蔵からは九百両が奪われていた。事件の夜、米蔵で酔っていたという船頭は、真っ白な女の幽霊を見たと怯えている。なかなか手がかりを?めぬなか、隼人たちは、五年前の似た手口の事件を洗いなおすことにして──。江戸の悪に鬼隼人親子が迫る!大人気時代長篇。
  • 道場に仇なす侍集団は何者か? 
    若師匠、門弟を守る不撓の一剣!

    白昼堂々、門弟が斬られた。
    道理に合わぬ蛮行に、唐十郎が鯉口を切る!
    野晒唐十郎の青春賦 最高潮の第七弾。

    稽古帰りの門弟が、またしても和泉橋のたもとで斬られた! 白昼堂々繰り返される凶行の下手人は誰か。
    父桑兵衛に代わって狩谷道場を盛り立てる唐十郎と師範代弥次郎らが探ると、どうやら岩本町の武家地に、狩谷道場を目の敵とする集団があるらしい。
    酒と情婦に明け暮れる侍どもがなぜ? 杳として足取りをつかめぬ自堕落な仇敵を追って、唐十郎らが江戸を駆ける!
  • 日本橋の米問屋・島田屋が夜盗に襲われ、二千三百両の大金が奪われた。八丁堀の鬼と恐れられる隠密周り同心・長月隼人は、奉行より密命を受け、この夜盗の探索に乗り出した。手がかりは、一家を斬殺した太刀筋のみで、探索は困難を極めた。そんな中、隼人は内与力の榎本より、旗本の綾部治左衛門の周辺を洗うよう協力を求められる。だが、その直後、隼人に謎の剣の遣い手が襲いかかった――。著者渾身の書き下ろし時代長篇。(解説・細谷正充)
  • 木刀を振りまわして遊ぶようになった長男・菊太郎の相手をしていた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人のもとに、日本橋日網町の米問屋・松坂屋に押込みがあり、ふたりが殺されたとの報せが届いた。賊のひとりは、まるでみみずくのような頭巾姿だったという。隼人は、五、六年ほど前に、今回と同じようないでたちで“みみずく小僧”と呼ばれていた盗賊を思い出すが、盗みはしても決して人を傷つけることがなかった当時と今回の手口の違いに疑問を抱く。事件の真相やいかに!?鬼隼人の剣がますます冴えわたる、大好評書き下ろし時代小説長篇。
  • 下谷の廣徳寺前で、御用聞きがふたり殺された。ひとりは頭を斬り割られ、もうひとりは盆の窪をひと突きされるという凄惨な手口。現場に駆け付けた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人は、同心見習い中の嫡男・菊太郎とともに、さっそく探索に向かう。殺されたふたりは、山下の賭場を探っていたという。このところ成長著しい菊太郎も聞き込みに廻り、裏稼業として殺しも請け負っているらしい丹兵衛という親分の名を突き止めるが──直心影流の遣い手・鬼隼人とその嫡男が、正義感と剣の腕で江戸の悪を追いつめる傑作長篇。
  • 待望の嫡男誕生からこっち、長月家は菊太郎を中心に穏やかな日々が続いていた。そんな折、隼人のもとに、南町奉行所定廻り同心・横山安之助の手下二人が殺されたとの報が届く。彼らは殺される直前、二年ほど前に死んだはずの盗人一味・品川三兄弟について探っていたという。どうやら、生き延びた次男の元次が新たな一味を結成し、また盗みを繰り返しているらしい。さっそく探索に乗り出した隼人だったが、蛇のような目をした男に「これ以上関わるとお子に会えなくなる」と脅されて――。江戸の闇を相手に隼人の剣が冴える、大好評書き下ろし時代小説長篇。
  • 神田川の和泉橋付近と日本橋の大川端で、同じ手のものと見られる武士の骸が立て続けに見つかった。いずれも逆袈裟と袈裟に斬られた凄絶な死体で、うち一件を目撃した者によれば、牢人風の男が奇妙な気合いを発して武士を斬った後、懐を探っていたという。十日後、今度は小網町で三体の亡骸が発見された。そのうち先の事件と同じ傷を受けて死んでいたのは旗本の西条平兵衛といい、幕府の要職・御小納戸頭取・浅川洋之助の弟だという。連続惨殺事件の裏に隠された企みとは――。隠密同人・長月隼人の剣が冴える!大好評書き下ろし時代長篇!
  • 浅草瓦町の蔵宿・大野屋に雇われていた対談方(用心棒)の猪之助が、何者かに突き殺された。三月ほど前にも対談方の牢人が、刀のようなもので一突きにされた矢先の出来事だった。隠密同心の長月隼人は、奉行から事件の探索を命じられるが、目付方にも探索の動きが――。何者かに脅されているのか、口を閉ざす蔵宿の主たち。そして下手人を必死に追う隼人たちの前に、恐るべき剣客たちが姿を現す。果たして隼人は強敵に打ち勝つことができるのか。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 日本橋の薬種問屋に賊が入り、金品を奪われた上、一家八人が斬殺された。風の強い夜に現れる賊――隠密廻り同心・長月隼人は、過去に江戸で跳梁した兇賊・闇一味との共通点に気がつく。そんな中、隼人の許に綾次と名乗る若者が現れた。綾次は両親を闇一味に殺され、仇を討つため、岡っ引きを志願してきたのだ。綾次の思いに打たれた隼人は、兇賊を共に追うことを許すが――。書き下ろし時代長篇。
  • 神田鍛治町の薬種問屋に賊が押し入り、八百両もの大金が奪われた。店の人々は無事だったものの、翌日には盗まれた金のごく一部が隣町の長屋に撒かれているのが見つかる。犯人は、義賊を装う手口から、近年江戸で跋扈する「菩薩の稲次」であると思われた。稲次一味を捕えるため、奉行より命を受けた隠密同心・長月隼人は探索の途中で、稲次に大金を奪われ自殺した問屋の息子・島次郎兄妹と出会う。仇の稲次を日々追い続ける島次郎。哀しみを背負った兄妹の願いに、隼人の怒りの剣が唸る。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 南町奉行所の隠密同心長月藤之助の息子・隼人は、日々剣術道場で汗を流す十七歳の若者。無口ながらも実直で、剣も手練れの父を見て育った隼人は、藤之助のような同心になりたいと感じていた。だがその矢先、藤之助は、事件の探索中に謎の刺客に襲われ、帰らぬ人となってしまう。父が追っていた事件は、なんだったのか。父の仇を討つため、隼人は事件を追うことを決意するが――。傑作時代長篇、待望の文庫化(全二巻)(解説・細谷正充)
  • 南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人のもとに、神田須田町の呉服屋の主・庄兵衛と手代の死骸が発見されたと報せが入った。隼人は、同心見習の嫡男・菊太郎とともに探索に乗り出す。聞き込みを始めてすぐ、殺された庄兵衛は事件の夜、とある幕臣と一席設けていたことが知れる。その数日後、探索に当たっていた御用聞きの凄惨な亡骸が見つかった。事件に関われば次は自分が狙われるという不安が町方の間で広がるなか、隼人たちは果敢に下手人を追うが……!? 傑作時代長篇。
  • 野上道場の門弟二人が何者かに惨殺された。一人は首筋を横に裂かれ、もう一人は袈裟懸けに大きく斬り下げられていたという。隠密廻り同心・長月隼人は、直心影流の兄弟子にあたる道場主の野上から、二人の無念を晴らしたいとの思いを聞き、探索を始める。同じ頃、江戸では商家の番頭と手代が殺される事件が続いていた。襲われたのは、いずれも陸奥国彦里藩と取引のある店の者であった。骸の刀傷から、門弟殺しとのつながりを見抜いた隼人は、やがて彦里藩を蝕む悪と対峙することに……。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 江戸市中で、町人の懐を狙った辻斬りが続けて起こった。目撃されたのは、老いた牢人風の男だったが、その太刀筋には鋭いものがあった。さらに、今度は、大店の主人と番頭が斬殺され、その太刀筋からは、前の事件と同じものが――。南町奉行所隠密廻り同心の長月隼人は、手下とともに事件の周辺を探り始め、続発する殺しのある違いに気付くが・・・・・・。恨みと哀しみに満ちた事件の真実が明かされたとき、隼人の正義の剣が奔る。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 浅草、本所、深川辺り一帯を牛耳っていると囁かれながら、これまでまったく表に出てこなかった闇世界の大親分・駒形伝兵衛。その正体への糸口を掴むべく、南町奉行所は浅草田原町の賭場へ手入れをおこなった。だが、その時に捕えた伝兵衛の倅・彦十郎が牢死してからというもの、捕物に加わった者たちが次々と惨殺されていく。奉行所内に我が身も危ないとの不安が広がる中、八丁堀隠密同心・長月隼人も探索に立ち上がった。〝火龍〟なる必殺剣の遣い手を擁し、自らは闇に紛れ込む悪の元締を、隼人はいかにして追い込むのか――。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 事件の探索中に斬殺された父・藤之助の仇を討つため、同心となった長月隼人は、父の手下だった八吉の手を借りながら、事件の真相に迫ろうとしていた。だが、格下の高積み見廻り同心である隼人に対し、与力や同心からの執拗な嫌がらせが続けられる。事件を闇に葬ろうとする役人や同心たち。さらに、隼人を無きものにしようと現れた剣客は、父を斬った男だった――。父が遺した愛刀「兼定」で、隼人は父の仇を討つことはできるのか!?傑作時代長篇、堂々の完結。(全二巻)(解説・細谷正充)
  • 刃向かう悪人を容赦なく斬り捨てることから,八丁堀の鬼と恐れられる隠密廻り同心・長月隼人。その隼人に南町奉行・筒井政憲より,江戸府内で起きた武士の連続斬殺事件探索の命が下った。斬られた武士はいずれも,ただならぬ太刀筋で,身体には火傷の跡があった。隼人は,犯人が己丑の大火の後に世間を騒がせた盗賊集団“世直し党”と関わりがあると突き止めるが,先には恐るべき刺客たちば待ち受けていた……。書き下ろし時代長篇,大好評シリーズ第二弾。(解説:細谷正充)
  • 日本橋本町の薬種問屋に強盗が押し入り、八百二十両もの大金が奪われた。幕府へ納める冥加金を集金した矢先の出来事だった。黒鞘の脇差を持ち、手引きした者だけを殺す手口から、近辺で起こっている強盗事件と同一犯と思われた。奉行より密命を受けた隠密同心・長月隼人は、僅かな手がかりを頼りに探索に乗り出す。狙いを定めた店の者に奸計を仕掛ける賊の手口を掴んだ隼人は、次々と名前を変える人物に辿り付くが・・・・・・。恐るべき賊の正体とは!?大好評書き下ろし時代長篇。
  • 静寂の帳に沈んだ丑ノ刻、日本橋本町の薬種問屋・三倉屋が赤い炎に包まれた。焼け跡からは、三倉屋の商人、奉公人たち全員の斬殺された死体が発見される。隠密廻り同心・長月隼人は、手下の八吉の報告を受け、一年前、『赤猫』と呼ばれ恐れられていた火付け夜盗の手口を連想する。再び『赤猫』が動き始めたのか? 密命を受けた隼人は、八吉とともに僅かな手がかりを追い始めるが――。極悪非道な盗賊たちに、隼人の怒りの剣が舞う! 書き下ろし時代長篇。
  • 二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
  • 深川の飲み屋で店の親爺とその女房が斬殺された。店が物色された様子もないことから、元岡っ引きで親爺の寅五郎を狙ったものと思われた。数日後、今度は薬種問屋に強盗が入り、千二百両もの大金が奪われる事件が起きた。殺された番頭の首には、寅五郎と同じ刀傷が――。奉行から密命を受けた隠密同心の長月隼人は、二つの事件にある共通点を見出す。かつて江戸を騒がせた黒鴨一味とそれを追っていた寅五郎。復讐の牙を剥いた盗賊たちに、隼人の剛剣が立ち向かう。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 大川端で二人の武士が何者かに襲われ、斬殺された。定廻り同心が駆けつけるも、死体は殺された武士の家中によって持ち去られてしまう。只ならぬ事件であったが、主持ちの武士に町方は手出しができなかった。だが数日後、奉行所に呼び出された隠密同心・長月隼人は、殺された武士の石垣藩の内偵を命じられる。幕府からの密命は、先の斬殺事件と関係があるのか? やがて、隼人は石垣藩がかかわったある事件に辿り着くが・・・。隼人の剣が巨悪を裁く、書き下ろし時代長篇。
  • 南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、数えで七歳となった嫡男・菊太郎に打ち込みの稽古をつけていたある日、御用聞きと下っ引きが殺られたとの報せが入った。生前のふたりは、深川の賭博を探っていたという。隼人はさっそく聞き込みを始め、半月ほど前に、やはり深川の賭博を探っていた北町奉行所の二人が殺されたことを知る。そしてその直後、今度は同心と岡っ引きが凄惨な骸となって見つかった。恐怖心にとらわれた捕り方たちが探索に尻込みするなか、隼人は、利助をはじめとする手下たちと共に、見えない敵に立ち向かう。「八丁堀剣客同心」シリーズ、隼人篇がいよいよ最終回!
  • 八丁堀隠密同心・長月隼人のもとに、浅草諏訪町の大河端で、蔵宿のあるじと奉行人の骸が見つかったとの報が届いた。血の海と化した現場には、赤く染まった折鶴が落ちていたという。一月前、牢人と遊び人ふうの男が惨殺された横に、やはり血染めの折鶴が残された現場に立ち会っていた隼人は、すぐさま犯人の探索に加わった。聞きこみを続けるうちに耳にしたのは、哀れな女の身の上話。そして、いよいよ犯人と相対することとなったとき、隼人が聞かされた殺しの動機とは……。大好評書き下ろし時代小説長篇。
  • 与力や同心の組屋敷を臨む八丁堀の中ノ橋付近で、定廻り同心の菊池と小者が、武士風の二人組みに襲われ斬殺された。奉行から直々に命を受けた隠密廻り同心の長月隼人は、下手人の探索に乗り出す。さらに自らの仕える同心を喪った岡っ引きの弥十も、隼人に願い出て、菊池の仇を討とうとしていた。聞き込みを重ね、手がかりを掴んだ矢先、今度は弥十が敵の手に――。八丁堀を恐れず凶刃を振るう敵に、隼人は決死の戦いを挑む! 大好評書き下ろし時代長篇。
  • 闇に包まれた神田川辺で五百石の旗本・松田庄左衛門とその従者が何者かに、斬殺された。八丁堀の鬼と恐れられる隠密廻り同心・長月隼人は、ひと突きで致命傷を負わす傷痕から、三月前の御家人殺しとの関わりを感じ、探索を始める。だが、隼人の前に、突如黒衣の二人組が現われ、襲いかかってきた。剣尖をかわし逃げのびた隼人だったが、『鴉』と名乗る男が遣った剣は、紛れもなく隼人と同じ「直心影流」だった――。戦慄の剣を操る最強の敵に隼人が挑む、書き下ろし時代長篇。(解説 細谷正充)
  • 事件の探索にあたっていた岡っ引きの浜六が、何者かによって斬殺された。鋭い太刀筋で首を刎ねられたのだ。浜六は、自殺として片付いた事件を再度一人で調べていたらしい。だが、数日後、今度は大店の呉服屋の主人と手代が同じ手口で殺されてしまう。二つの事件の関わりは何か?奉行の命を受けた隠密同心・長月隼人は、見えざる下手人の手がかりを求め、探索を開始するが――。町方をも恐れぬ犯人の正体と目的は?大好評時代長篇、待望の書き下ろし。
  • 数えで三歳となる可愛い盛りの長男・菊太郎の父でもあり、鬼隼人として恐れられる剣士でもある南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。ある日隼人のもとに、深川佐賀町の油問屋・浜松屋に押し込みが入り、主や奉公人が五人も殺されたとの報せが届く。生き残った者から、賊は鬼の面をしていたと聞いた隼人は、六年ほど前、江戸市中で鬼面党と呼ばれる盗賊に次々に大店が襲われた事件を思い出す。鬼面党は何者かの密告により皆討たれたはずだったが――。暴かれる悲しくも歪んだ覚悟とは!?惨忍な盗賊たちを相手に隼人の剣が唸る、大好評書き下ろし時代小説長篇。
  • 日本橋の呉服問屋・辰巳屋が賊に襲われ,一家全員が斬り殺された。八丁堀の鬼と恐れられる南御番所隠密廻り同心・長月隼人は,その残忍な手口を耳にし,五年前江戸を震え上がらせた盗賊の名を思い起こす。あの向井党が再び現れたのか。警戒を強める隼人たちをよそに,またしても呉服屋が襲われ,さらに同心を付け狙う恐るべき剣の遣い手が――。御番所を嘲笑う向井党と,次々と同心を狩る『死神』に対し,隼人は,自ら囮となるが……。書き下ろし時代長篇,大好評シリーズ第三弾。(解説 長谷部史親)
  • 江戸府内の日本橋川で牢人の死骸が見つかった。首皮一枚だけを残した死骸は、凄まじい剣戦の痕を語るものだった。八丁堀の鬼と恐れられる南御番所隠密廻り同心・長月隼人は、その手口から、半月前の飾り職人殺しとの関わりに気付き、探索を始める。やがて、二人が借金に苦しめられていたことが判明し、『闇地蔵』なる謎の元締めの存在を聞きだすが・・・・・・。隼人に襲い掛かる〈笑鬼〉と呼ばれる刺客、そして『闇地蔵』とは何者なのか!? 大好評、書き下ろし時代長篇。
  • 深川の材木問屋を強請った牢人の小田切一味を捕えるため、定廻り同心の関口と天野たちは、その隠れ家を取り囲んでいた。だが、待ち構えていた手練れ武士により、返り討ちに遭った関口は、無残にも斬殺されてしまう。兄を喪い、残された弟妹は、同心の世襲の危機に晒されていた。奉行より密命を受けた隠密同心の長月隼人は、同心殺しの小田切を追い始めるが・・・・・・。兄の仇を討とうとする弟妹の切なる願いに、隼人の怒りの剣が奔る。大好評書き下ろし時代長篇。
  • 暗闇の中、柳原通りを歩く生薬屋の主人・宗兵衛と手代・元造は、
    四人組に急に斬りつけられ、命と金を奪われる。
    調べに乗り出した倉田佐之助ら「鬼彦組」は、下手人たちが呉服屋襲撃をも計画していることを知る。
    思い通りにはさせまいぞ……同心たちの粘り強い張り込みが始まった。
    剣戟場面の連続に頁を繰る手が止まらない!
  • 693(税込)
    著者:
    鳥羽亮
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    佞臣・深田喜兵衛を斬る―そう集められた七人の藩士たち。
    だが暗殺成功後、首謀者に裏切られ、闇討ちをかけられる。命からがら逃げ延びたのは畑中宗次郎、篠田弥八郎、宇田川峰吉の若き三人だけだった……。
    汚名を着せられ藩から追いつめられる中、徐々に明らかになる黒幕の狙い。
    そして藩が虐げていた山の民の助勢を得た時、修羅となった三人の反攻が始まった!
  • 大名旗本から切腹の介錯を請け負って糊口を凌ぐ居合道場の道場主狩谷桑兵衛は、介錯した若党の仲間が再び商家に押し入って盗みと殺しを働いた件で、御目付筋より深索を依頼される。
    凄惨な殺しの跡で目にしたのは、一瞬で喉を掻き斬られた傷口だった。
    桑兵衛はいずれ秘剣・鬼哭の剣を継ぐ嫡男の唐十郎とともに、物悲しい笛の音が鳴るという剣の遣い手を追う。
  • 幕末動乱の京で、鬼が哭く!
    義なき志士は許すまじ――孤高なるヒーロー・野晒唐十郎、ここに帰還。

    「……こいつが、おれたちの出迎えか」京は三条大橋の袂に打ち捨てられた凄惨な死体。
    その脇には『天誅、夷誅隊』と記された板片が。
    江戸で暗躍していた尊王攘夷を叫ぶ浪人集団・夷狄誅殺隊を討った狩谷唐十郎。だが、夷誅隊の生き残りがまだ京で暴れていることから、再び殲滅すべく伊賀者・お咲とともに京へと! 
    幕末、風雲の京洛での新たな戦い!
  • 竹刀稽古が人気を博す時代、頑なに居合を究めんとする道場主狩谷桑兵衛は、糊口を凌ぐため上州安中・松崎藩の介錯を務める。
    すると同藩の江戸家老から、上役を斬って国許から出奔した藩士先崎弥五郎らを捕えてほしいと依頼が入った。
    大上段から脳天を斬り割る秘剣・稲妻落としを打ち破るべく、嫡男の唐十郎、師範代本間弥次郎との鍛錬の日々が始まった。
  • 「あやつは、おれが斬る!」
    鬼の洋造と呼ばれる男と対峙した狩谷唐十郎は、これまで戦った敵以上の剛剣、神速の斬撃、そして凄まじい気迫に圧倒された。
    洋造らは攘夷志士の集団で、残虐な押し込みなどで江戸を恐怖に陥れていた。幕府は成敗に乗り出すものの、ことごとく返り討ちに遭っていた。
    最強の敵に出会った孤高の介錯人狩谷唐十郎の、最後の戦いが始まる――!
  • 閑古鳥の啼く狩谷道場に、入門志願者が現われた。年端もいかぬふたりは、腰物奉公平松八右衛門の娘ゆいと、嫡男小太郎だった。殺された父の仇を討ちたいという。
    八右衛門の傷は首にただひと筋、下手人は相当の遣い手と思われた。
    「だが、手はある」太刀すら振るえぬ非力なふたりに、狩谷桑兵衛が授けた策とは?
    苛烈な鍛錬の末、ふたりは懐剣と脇差を手に仇討ちに挑む!
  • 徒党を組む多勢の賊を居合で切り崩せ!
    一刀流道場を構える練達の青山庄兵衛が闇討ちの遭い、袈裟懸けの一刀のもとに斬り捨てられた。
    廻国修行から戻った嫡男の源之助が跡を継いで道場閉鎖こそ免れたが、敵を討つには戦力に乏しい。そこで源之助が助太刀を願ったのは、父と旧知の狩谷桑兵衛だった。
    桑兵衛の嫡男唐十郎と師範代本間弥次郎は、他流派の源之助らと交流し腕を磨きながら、凶悪な鬼剣を討つ!
  • 命をも奪う残忍な賊――その悪辣な野望、見過ごせぬ!
    貧乏道場に持ち込まれた前金は百両。呉服屋の無念を晴らすべく唐十郎らが奔走する!
    野晒唐十郎の青春賦、白熱の第六弾。

    深夜、呉服屋増田屋の手代は悲鳴も呻き声も上げること能わず、一瞬の太刀捌きで斬り捨てられた。賊は千両箱を担いで去った……。
    増田屋の主人に敵討ちを頼まれた狩谷桑兵衛と唐十郎父子は、賊の親玉が武士、しかもかなり腕が立つらしいと聞いて奮起する。
    なぜ虎狼のごとき賊は金を欲したのか、その悪逆非道な企みとは?
    一刀流対居合、壮絶な応酬が始まった!
  • 草の根わけても敵を討つ!
    兇刃に斃れた天涯孤独な門弟のため唐十郎らが駆ける。
    野晒唐十郎の青春譚 昂奮の第五弾!

    閑古鳥が鳴いていた狩谷道場にも、少しずつ門弟が出入りするようになった。ところが若き弟子青山源之助が辻斬りに遭い、殺されてしまう。
    身寄りのない源之助のため道場総出で敵討ちを誓った唐十郎らは、辻斬りが狩谷道場の者を狙っての凶行だったと知る。
    なぜ道場に敵意が? 疑いの目は夜ごとひらかれる賭場に向かう。
    大切な門弟のため、唐十郎の居合が一閃する!
  • 神田豊島町にある千坂道場は道場主・彦四郎の飾らぬ人柄と熱心な指導、女剣士だった妻・里美の子供たちへの稽古が評判で人気を博していた。折も折、稽古帰りの門弟が何者かに斬られる事件が続発、そのあおりで門弟が激減してしまう。悩める彦四郎が始めた執念の探索で炙りだされた下手人、呆れるばかりの犯行理由とは? 人気シリーズ、再始動!

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