『歴史、津本陽(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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合気の達人が極めた武術の神髄。
不世出の剣豪小説家、渾身の遺作。
初文庫化!
剣豪小説の第一人者が武術の深淵に挑んだ遺作!
「合気心に至れば、我無く、人無く、生も無く、死もまた無し」――大東流合気武術の達人、佐川幸義。わずかに触れただけで相手の体が吹っ飛ぶ魔法のような技を目の当たりにし、剣道有段者の著者はその技の深淵を探るため門人となったが…天才武術家の謎の生涯をたどり、弟子たちが見た師の素顔を通して、知られざる神業の真髄に迫った、渾身の遺作。
目次
第一章 ちいさな閃き
第二章 疾風の打ちこみ
第三章 ふしぎな機縁
第四章 師弟のつながり
第五章 言葉のない会話
第六章 理と気
第七章 佐川合気活法の神髄
第八章 武田惣角先生の足跡
第九章 先生の息子さん
第十章 秘密の世界
作品解説:末國善己
作家解説:菊池 仁 -
危機の時代、真のリーダーの戦略と決断とは!?
〈戦国〉の第一人者が三人の覇者を語り尽くす!
英傑の天下取り戦略とは?戦国の新常識がわかる!
戦国時代を終わらせた、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら三人の英雄の戦いや政策、人間像を、『下天は夢か』など「夢」三部作で戦国小説の第一人者となった津本陽と、多くの大河ドラマの監修を務める歴史学者・二木謙一との対談で解き明かす。「長篠の合戦」「本能寺の変」「関ヶ原の戦」など歴史的事件も詳細に解説、図版も多数収録。戦国ファン必読!
目次
第一章 織田信長
辛抱強かった若き日の信長
信長のリーダーシップ
信長の人材活用術
信長の派閥対策
信長の経済政策
信長流部下の使い方
信長の宗教政策
信長の演出力
信長必勝の戦略
第二章 豊臣秀吉
秀吉の読心術
秀吉流金の使い方
秀吉の使われ方
秀吉による人の動かし方
黒田官兵衛の引き際
第三章 徳川家康
家康の経験値
家康のナンバー2活用術
二代目、三代目の甘さと徳川家
◎CLOSE UP 戦国合戦・戦国時代
桶狭間の合戦
楽市・楽座
本能寺の変
信長の親衛隊
一向一揆と石山合戦
長篠の合戦
安土城
木津川口の合戦
山崎の合戦
高松城水攻め
戦国の軍師
九州の関ヶ原
三方ヶ原の合戦
小牧・長久手の合戦
関ヶ原の合 -
剣豪、茶聖から大泥棒まで 神業で時代を変えた男たち
業師といわれるほどの人は、その道において、特異な感覚といってもよい能力をそなえている。人柄はおおむね明るい。一見暗く見えていても、本質は陽気だ。そうでなければ、人からほめたたえられるほどの才能を発揮できない。――(まえがきより)
新陰流の流祖で柳生石州斎にその神髄を相伝した上泉伊勢守信綱。無類の武辺者でありながら奇矯なかぶき者として知られた前田慶次。信長・秀吉と真っ向から対峙した茶聖・千利休。そのほか築城・藤堂高虎、水墨画・長谷川等伯、大泥棒・石川五右衛門ら、戦国の世、神の〈業〉で時代を変えた十人のカリスマの生き様を歴史小説の泰斗が描く傑作列伝。
〈目次〉
【剣豪】上泉伊勢守信綱
【かぶき者】前田慶次
【茶聖】千利休
【築城名人】藤堂高虎
【絵師】長谷川等伯
【水軍大将】久鬼嘉隆
【外交僧】安国寺恵瓊
【鉄砲衆】雑賀孫一
【大泥棒】石川五右衛門
【山師頭領】大久保長安
解説/末國善己 -
家光の密命を受け、諸国を巡り将軍家に仇なす者を討つ。
新陰流、剣の真髄ここにあり!
徳川将軍家の兵法師範をつとめる柳生宗炬の嫡男・十兵衛は、家光公の近習として幼少より仕える。
しかし二十歳の頃、十兵衛は突然、家光の勘気にふれ追放となる。
実はこの追放劇、彼を隠密として野に放つための狂言であった。
十兵衛は諸国武者修行と称し、徳川家に仇なす者を討つ旅を続ける。
若き十兵衛の隠密旅と名勝負をドラマチックに描いた、剣豪小説の決定版!
解説・多田容子 -
剣豪小説の第一人者にして剣道・抜刀術の高段者である著者が、古武道の真髄に迫る!
古来より伝わる六つの流派に取材した出色の対談集。
徒らに勝敗にこだわる昨今の武道は技法に浮薄のそしりを免れないのではないか。
剣道三段、抜刀術五段を誇る剣豪小説の雄が、現代に息づく古来の「武」の精神を辿る。
柳生新陰流、香取神道流、馬庭念流、竹内流、柳生心眼流、諸賞流の六流派の訪問記と、二木謙一、秋山駿、安西水丸、勝新太郎との対談、薩南示現流や豊臣秀吉などについて書かれたエッセイを収録。
豪華な随筆・対談集。 -
山中で棒を振り回していた少年は、十三歳にして試合相手の頭蓋をかち割った!
自身も剣の達人である著者が描く凄絶なる歴史長編
宮本武蔵は幼少より武術に頭角をあらわし、生まれ持っての膂力と父の激しい指南にこたえ、13歳にして真剣の立会に打ち勝った。
血なまぐさい試合にあけくれた青春時代、京都郊外、一乗寺下り松での吉岡一門との死闘、関門・船島での佐々木小次郎との血闘など、いくたの修羅場でつねに勝利をおさめた孤高の剣聖の凄絶なる生涯を描破する。
吉川英治版『宮本武蔵』とそれを原作とした人気コミックの影響もあり、内省的な宮本武蔵像が一般化した現代。
だからこそ津本陽描く、本能で動き、野獣味のある武蔵像は読者にいまも新鮮な驚きを与える。
解説・桶谷秀昭 -
「新撰組を描いた小説はこれまでにおびただしい数になるであろうが、津本氏のこの長編の特徴は、新撰組をあくまで非常な暗殺集団として容赦なく描き切ったところにある」(解説・桶谷秀昭)
幕末の京都、江戸より上洛した浪士組が殺人集団へ変貌していく。
敵対する者は斬る、隊規を乱す者は斬る。士道不覚悟は切腹。
新撰組の殺伐たる実像を新視点から活写した力作長篇。 -
現代の日本が忘れてしまった武士道の有りよう、永遠に語り継ぎたい日本男児の生きざまがここにある! 坂本龍馬、陸奥宗光、西郷隆盛ら、幕末を生きぬいた志士たちの肖像。土方歳三に見込まれた新選組の隊士、天覧のもと兜割りを成し遂げた日の本一の剣豪、西南戦争を闘う薩摩軍兵士ら、維新の動乱を駈けぬけた剣客たちの肖像を描き上げた逸品ばかりを収録。歴史小説の大家が自ら厳選した力作短篇集。
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首がない。それは西郷隆盛の遺骸だった――。維新の大業を成し遂げた西郷は鹿児島に帰郷していたが、社会の混乱が収まらず、弟・従道の説得により新政府に加わる。精力的に改革を進める西郷だったが、朝鮮との外交問題を巡って大久保らと対立。そして、明治十年の西南戦争に突入する。彼は自らの死と引き換えに何を得ようとしたのか。隆盛の後半生に焦点を絞り、西南戦争の全貌を活写する長編。
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火のごとく激しく生きた男の実像に迫る、異色の遊侠伝!
幕末、駿河国清水湊で大きな米問屋をいとなむ若き長五郎は、ある日店先に立った旅の僧からあと3年の寿命と告げられる。養父の跡を継いで商いに精を出していた長五郎は、その一言で自分の運命を変えた。彼は店をたたみ、女房を離縁して博徒の群れに身を投じる。――「人間、寿命があれば死なねえ。たとえ死んだところで、体がなくなるだけで、魂はなくならねえんだ」と考えた彼は、修羅の如く東海道筋を渡り歩いて、男伊達として名を上げていく……。名侠客の実像に迫る異色作、本巻は、穂北の久六を斃すまでの前半生を描く。 -
十一歳にして藩主・毛利敬親の御前講義を行い、才覚を現した吉田大次郎。のちに吉田松陰として松下村塾を主宰し、伊藤博文、山県有朋などの英傑を数多く世に送り出した男は、いち早く「海外」を意識した稀代の思想家であった。黒船襲来を機に勃発した国難に、驚くべき向学心と行動力をもって立ち向かった松陰の、波乱に富んだ生涯を描く傑作評伝。
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転職二十回。十四歳で留学したアメリカでは奴隷に売られ、日本では相場師から首相までを経験した高橋是清。昭和初期の金融恐慌を鎮めるなど蔵相七回をつとめた不世出の政治家は、後に二・二六事件に倒れる。労苦と挫折を糧に卓越した人間観と金融政策で日本の危機を何度も乗りきった男は何を優先し、どう決断したか。渾身の力作評伝。
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幼くして父を亡くした虎之助(加藤清正)は縁者である羽柴秀吉に小姓として取り立てられるや、大男ならではの腕力と冷静な判断力で立身の道を突き進む。だが、時は戦国動乱期。想像を絶する試練が彼を待ち構えていた。本能寺の変、朝鮮出兵、関が原の戦い……報恩を胸に、戦乱の世を駆け抜けた男の人生と謎めいた末期に、新たな光を当てる歴史巨編。
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