セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
GWコイン大還元祭
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『歴史、麻倉一矢(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~56件目/全56件

  • 天子様の護り人と称す八咫烏らが江戸で暗躍。
    将軍の命で俊平は京へ。

    朝幕対立が再熱しはじめた。
    桜町帝と過激派公家の胸に、幕府への不信は未だ根深い。
    天下大乱に繋げてはならぬ。
    桜町帝に拝謁した俊平は…。

    将軍吉宗の影目付・柳生俊平は、吉宗から、ふたたび朝廷と幕府の間を取り持ってほしいと密命を受けた。かつて桜町天皇は、天皇親政と朝廷権威の復活をめざして、尾張藩を介して幕府転覆を目論んだことがあった。その折は柳生俊平の活躍があり、朝幕の抗争も一度は収まったかに見えたが、朝廷の幕府への不信は未だに根深いと吉宗は言う。俊平は密命を受け、京へ向かった。
  • 絵師は瀬戸内の姫君!
    漁場を巡り隣藩が攻防。将軍の命で俊平は……

    国許は讃岐の丸亀藩五万石。
    戦国以来の自由なる海の民を誇るが、隣国の高松藩が徳川御一門の威をかりて、丸亀の漁場を荒らしまわる。

    元大奥の中臈でお局館の吉野が、浮世絵に描かれることになった。絵師は、 讃岐の丸亀藩五万石の姫君・輝姫。若き現藩主京極高矩の姉で妾腹の輝姫の母は、家康から幕府創業の功で朱印状を与えられ名字帯刀を許された戦国以来の海の民「塩飽衆」の出。丸亀藩の漁場をたえず荒らすのは、隣国の高松藩。徳川御三家水戸家の支藩を笠に着て、将軍吉宗をも悩ませる存在。そこで……。
  • 阿蘭陀(オランダ)の最新式銃が、万一他藩に渡ったら…。

    影目付俊平に探索の命。



    阿蘭陀商館長(カピタン)は千挺の銃を幕府に売ろうとしたが……。

    江戸城内では伊勢湾での阿蘭陀船難破の報に騒然!

    背後に抜け荷の疑いも…。



    百年も続く阿蘭陀使節団が今年も江戸へ。商館長は将軍吉宗に最新式銃千挺を売り込まんとするも、吉宗は拒否。だが、これが他藩に渡れば大変なことになる。将軍家剣術指南役で将軍かげ影目付の柳生俊平は吉宗より直々に探索を命じられた。折しも、長崎から遠く離れたい伊勢湾で阿蘭陀船難破の報が江戸城を騒がす。背後に新式銃の抜け荷が疑われるからだ。柳生俊平は……。
  • 将棋御三家の対抗戦に藩や幕閣で高額の賭け。
    将軍は影目付に密命!

    伝統の御三家も人材が逼迫。最強の伊藤宗看も病がち…。
    突如現れた無敵の素人名人・風次郎を巡って大騒動!
    歴史ある御三家の運命は?

    毎年十一月十七日に城中白書院や黒書院で将棋御三家は対抗戦御城将棋で覇を争ってきた。勝敗の結果に大奥はじめ各藩が大金を賭けて熱くなっている。伝統の御三家も人材が逼迫、最強の伊藤宗看も病がち…。そこに突如現れた無敵の素人名人風次郎を巡って大騒動。将軍吉宗は影目付の柳生俊平に、老中まで巻き込んでの賭け騒動の鎮静化と御三家の実状調査を命じた!
  • 660(税込)
    著:
    麻倉一矢
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    天下を掌握した豊臣秀吉は、ついに無謀な朝鮮侵略を目指す。キリシタン大名・小西行長は、主・秀吉の野望のままに従うか、それに背いて神の教えを守るべきか、と苦悩する。そんな彼に理解を示す石田三成。対照的に敵意むき出しの加藤清正。やがて秀吉を説得し海を渡った行長は、講話交渉の駆け引きに畢生の手腕をふるい、己のすべての夢を賭けた。長編時代ロマン小説!
  • 大川に架けた橋はなぜ二十年ほどで崩れる?
    俊平に調査の下命!

    将軍吉宗の承認を待たず、老中主座松平乗邑の采配で着々と根廻しが進む、浅草~向島〈大川橋〉計画。
    背後に西国の大藩の影も…。

    将軍吉宗は剣術指南役で影目付の柳生俊平に下命。──幕府の大川架橋はつねに厄介ごとに見舞われてきた。多くの橋がわずか二十年ほどで崩れ犠牲者を出している。今度の浅草から向島への大橋も、余の承認の前にすでに地価が上昇、さまざまな利権に老中松平乗邑までが浮き足立っている。俊平、余が決定を下す前に、さまざまな調べをつくしてほしい。頼んだぞ!
  • 駿河の田舎剣法ながら免許皆伝で、他流試合で負けたことがないという剣術遣いの旗本、橘京太郎──。とある日、その腕を見込まれ用心棒をお願いされることになった。依頼主は飛脚屋の大店・花菱の女将で、幕府の御用金一万両を大坂の米会所に届け、米の値を下げて欲しいという。なんでも、米価を釣り上げて私腹を肥やそうと企む輩がおり、その中には幕閣の大物の名も連なっているというのだ。御用の大金を運ぶ危険な道中……。幕臣が用心棒とは前代未聞だが、京太郎は生活苦の庶民を救うため同行を決意、いざ東海道を上る。果たして、天下の大切な金を守ることができるのか!?そして、米の値の行方は?隠れた強大な悪を見据え、無敵用心棒の剣が鮮やかに舞う!
  • 金座の後藤庄三郎家に、琉球から金工師と舞姫。
    薩摩藩主・継豊の影!

    将軍の影目付・柳生俊平に吉宗から緊急の探索命令!
    金貨改鋳中の後藤庄三郎は海賊大名の久留島光通や薩摩藩と何を企んでいる?

    八代将軍吉宗のもとに薩摩藩主・島津継豊から“黄金の瓢箪”が届けられた。貨幣改鋳を担う金座の後藤庄三郎に、琉球より招いた金細工師と舞姫を送り込んだが、小判鍛造のかたわら、黄金の製品も造りだしているという。将軍の影目付・柳生俊平は、吉宗から直々に、金座の後藤庄三郎探索を命じられ、探っていくうちに……。海賊大名も絡んだ一大疑惑が浮上してきた。
  • 「私の住処はここ、深川だ」──瓜実顔で誰もが振り返る立派な武家が、口癖のようにそう嘯く。だが、風来坊を自認するこの若侍、顔立ちや身形に溢れる気品は隠せようがなかった。それもそのはず、徳田萬次郎を名乗るこの男、その正体たるや、将軍家治の弟御にして御三卿清水家当主徳川重好である。御城内に屋敷を拝領しているものの、町中の居酒屋に居候し、気ままに暮らしながら兄の治世を助けていたのだ。 とある日、将軍に御目見えした萬次郎は、顔を真っ赤に腫らした兄の姿に驚く。どうやらその裏では、深刻な病状だと診立てる奥医師と、家治と嫡子家基の追い落としを狙う幕閣の不穏な企みが……。熱い兄弟愛で結ばれた萬次郎と家治は、政の秩序を乱さんとする奸計に立ち向かう!
  • 徳川御三家の水戸藩に、富籤にからむ黒い噂!

    将軍から影目付に直命。
    三十五万石の財政は火の車。藩主はやっと十歳の幼君。
    富籤の感応寺の悪と組んだ勘定奉行らの一派に俊平は、水戸の「婆沙羅若殿」と共闘

    谷中の感応寺は富籤の寺として名高い。だが正規の富札は一枚一分、庶民には手が出ない。そこで一枚一文の陰富が人気となる。御三家の水戸家は財政が火の車。先々代藩主の庶子・小谷鶴之介は、背に竜の踊る派手な紫の羽二重で街をのし歩く『婆沙羅若殿』。ふとしたことで藩勘定方に「陰富」販売を提案。将軍から直命された影目付・柳生俊平は、まず水戸の婆沙羅若殿に接近……。
  • 水戸黄門は血気盛んな傾奇者だった!?
    若き光圀が躍動する時代剣戟小説。

    今年に入って江戸の町は続けて火災に見舞われていた。
    相次ぐ災厄に江戸町人の不安が高まっていたところに、
    新たな火の手が上がる。

    後に振り袖火事と呼ばれるこの大火災で、
    町は灰燼に帰し、江戸城は天守閣までが焼け落ちる。
    火炎地獄を彷徨う水戸光圀一行は、
    火元がある有力幕閣の屋敷であることを突き止める。
    そして怪しげな騎乗の侍たちによる
    付け火の疑惑が……。

    黒い陰謀に若き黄門さまが迫る!
    書下し時代小説。

    第一章 振り袖火事
    第二章 江戸城炎上
    第三章 漆黒の焦土
    第四章 黒鍬衆
    第五章 大江戸再興
  • 荒くれ人足や大工左官、香具師の酔客が夜な夜な集う深川の「のぶ」。女将の信が切り盛りする居酒屋であったが、今日は見かけない客がひとり。一見、浪人のような若侍だが、腰には見栄えする刀を帯びている。萬次郎と名乗るこの風来坊、その正体たるや、将軍・家治の実の弟にして、御三卿・清水家の初代当主・徳川重好、その人であった。仲の良い兄を助けようと、庶民と同じ暮らしをして政を見直すべく、町に出ていたのだった。そこで見聞きしたのは、萬次郎と同じ御三卿・一橋家の横暴な策略。一橋治済は、野菜の産地を将軍家の鷹狩り場にしようと土地を買い占め、農民たちを苦しめていたのだ。兄とともにその野心を阻もうと立ち上がる萬次郎。民の願いは果たして天に通じるのか──!?
  • 将軍の影目付俊平に、加賀藩重臣らが懇願!
    藩の膿を出してほしい

    大坂堂島の米相場がらみで百万石の大藩が真っ二つ!
    藩主を戴く財政改革派と、加賀八家ら守旧派との衝突。
    御家騒動の裏で笑うのは?

    「藩の大事を、お聴き願わしうござります」柳生藩一万石の藩主で将軍の影目付・柳生俊平を、豪華な駕籠で加賀百万石の重臣らが訪れた。藩財政再建のため藩主を先頭に努めているが、ある者らが幕府の法度にかかわる手法で、大坂堂島の米相場に手を出している。大事とならぬうちに影目付の手で藩の膿を出してほしい──というのだ。はたして加賀藩重臣の真の狙いは──?
  • ここは、深川辺りの荒くれがずらり揃う、居酒屋「酔狂」──。さまざまな悪たちがいたが、その中で異彩を放つ者がいた。黒の羽二重を纏い、色白の品のいい顔立ちの侍で、名を堀田左京亮正衡という。左京亮は、若年寄を務める譜代大名で幕閣の中枢にいたが、仕事を終えると、夜な夜なこの店の暖簾をくぐっていたのだった。そのうえ彼の“友”は、将軍職を譲った大御所こと、徳川家斉だというから恐れ入る。その家斉がある日、胡蝶と名乗る一人の美女と親しくなった。だが女は、家斉を大御所と知って近づいて来たフシがある。しかもその正体を探るうち、日本の未来が転覆しかねない、大藩と商人の恐るべき企てが明らかに。さて、剣豪左京亮はこの大敵に、どう立ち向かうのか──!?
  • 許すまじ将軍吉宗を!
    暴走する「尾張白虎党」。桜町天皇の密使も暗躍。
    尾張藩に渦巻く吉宗への不信と怨みに火がついた!

    天下を揺るがす一大事も……。
    将軍の影目付・俊平に迫る国許からの脱藩覚悟の談判。

    将軍吉宗が鷹狩りでまたもや銃撃された。残された銃には、尾張藩の三ツ葉葵の定紋。尾張藩には吉宗への不信と怨みが深く沈潜しつづけている。吉宗より将軍の影目付・柳生俊平へ銃撃犯の捕縛と尾張藩の実情探索の命が下された。尾張百虎党と称する過激派の存在が浮上してきた。また朝廷への尊崇を旨とする藩祖以来の口伝もあり、桜町皇の密使である正三位大納言も暗躍。
  • なじみの湯屋「富士乃湯」がかれこれ十日以上も店を開けていない。何でも風呂を焚くための薪が、信州松代から江戸に入ってこないのだという。
    徳川御三家の一角、水戸家の若き跡取り光圀は、松代真田藩の挙動に不審なものを感じ探索を始めた。
    どうやらまたもや将軍の座をうかがう紀州藩徳川頼宣の策謀が絡んでいる気配なのだ。家康を追い詰めた真田幸村の幻の八連発銃がよみがえる! 
    シリーズ第二弾。
  • 江戸深川の居酒屋「酔狂」──。ここには、夜な夜な馴染みの町人衆が集まり、賑わっている。が、風変わりな風来坊の侍もいた。いつも気軽に立ち寄るので気付かれもしないが、彼は幕府の中枢若年寄を務める堀田左京亮正衡、その人であった。しかも大御所徳川家斉の信頼も厚く、最近は家斉自ら左京亮を訪ねてこの店に来る始末である。家斉は十四男斉文の養子先に悩んでいた。その候補に突然、薩摩藩の名が挙がる。どうやら斉文が島津家の清姫に懸想したというのだ。だが、幕府を敵対視する薩摩はいよいよ反発、叛逆の意思を固め出した。南国の大藩との争いは避けたい幕府。将軍家のため、剣豪を自負する左京亮はついに、手強い示現流の剣士たちの前に立ちふさがる!
  • 江戸にお忍びでやってきた水戸光圀(みつくに)は、奇妙な噂を聞き驚愕する。紀州の徳川頼宣(よりのぶ)が、将軍の座を狙って江戸に攻め入って来る!? その上、江戸湾に夜な夜な明国の船が出没し、銀を密輸しているだって? 真相を究明すべく、紀州の徳川光貞と尾張の徳川光友を誘い、調査を開始した光圀に、予想外の文書が届く。それは三代将軍家光の遺言書だった。若き日の水戸黄門が活躍する新シリーズ第一弾!
  • 次の将軍様家重公への悪評を瓦版で江戸中に広める策謀の主は?

    将軍吉宗の長男家重を廃嫡、聰明な次男で田安家の宗武を次期将軍にと画策する、老中首座の松平乗邑らに、将軍の影目付柳生俊平は…。

    八代将軍吉宗は次の将軍として嫡男の家重を目していたが、このところ江戸市中に家重の身体の不具合への悪口雑言が瓦版で流れていた。吉宗の次男で健康で聰明な田安宗武を将軍に推すものだ。老中首座の松平乗邑も家重を廃嫡して宗武を将軍に、と吉宗に言上している。吉宗の決意も乱れるなか、将軍の影目付である柳生俊平は、幕府の世継ぎ騒動を治めるべく動きだした。
  • 姉である後桜町帝の密命を受け、朝廷と幕府の共存の道を探ってきた京ノ介だったが、その思惑とは裏腹に朝幕の対立はますます深まっていた。さらに南朝勢力も不穏な動きを深め三つ巴の様相に。各勢力が新帝擁立を画策する中、京ノ介は南朝方に囚(とら)われている母麻衣(まい)の救出に向かう。先帝の落胤である京ノ介を新帝にとの機運が高まり、京ノ介はついに決断を迫られるが──。シリーズ完結篇!
  • 「そちだけが頼りじゃ」──先の将軍にして、未だ大御所として幕政の実権を握る徳川家斉に、こう言われて信頼されているのは、若年寄を務める堀田左京亮正衡であった。だが、幕閣の中枢にありながら、左京亮の居所は御城にあらず、深川仲町にある居酒屋「酔狂」である。ここで北町奉行・遠山金四郎景元や町の悪どもとつるむのが常だった。その遠山が、困惑している。なんでも大御所のお気に入りの大奥女中が行方不明となり、その探索を命ぜられているという。興味が湧いた左京亮は、女探しを始めることに……。が、この騒動、裏では江戸城内で権力をふるう大物の、あらたな悪だくみと繋がっていた。剣豪と謳われた前将軍の“良き友”が、徳川の世を守るため、ついに立ち上がる!
  • 660(税込)
    著者:
    麻倉一矢
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    関ケ原の合戦で“槍の又兵衛”と勇名を馳せた男・後藤又兵衛。その実力ゆえ戦国の世に翻弄されつつ、自らの信念を貫くため、河原乞食にまで身を落とした希代の豪傑の生涯を、黒田官兵衛、出雲阿国らとの交わりを通して描き切った力作。
  • 770(税込)
    著者:
    麻倉一矢
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    今夜こそ―。真田忍者のくノ一は、江戸城本丸奥の春日局邸の前に立って自らに誓った。死はもとより覚悟している。秀吉の隠し金四億五千万両の行方を知る鍵となる秘本『多山銀山埋蔵秘巻』を奪取するのだ。大坂落城から早二十年。世は太平の中にあったが、豊臣家再興を画策する真田六文党は、秘本を奪うべく暗躍を開始した! 彼らの行く手には、服部半蔵ら強敵伊賀忍群が待ち伏せ、さらに妖僧天海の不気味な陰謀が…。徳川家崩壊を企む真田の残党が繰り広げる痛快時代伝奇小説!
  • 660(税込)
    著者:
    麻倉一矢
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    巨大戦艦の図面とともに、天正遣欧使節団が八年ぶりに帰国。彼らこそ、日本の支配を企む南蛮勢力の一味だと見た家康は、雑賀の残党・荒巻左舷太らに図面の奪取を命じた。だが、左舷太らの前に、南蛮妖術を使う妖艶な女が立ち塞がる!
  • 660(税込)
    著者:
    麻倉一矢
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    お湯殿の子と蔑まれ、紀州はおろか、小藩ですら持てる見込みの薄かった部屋住み四男坊。ところが、偶然の好機から小藩主の座を射止めるや、父と兄たちが相次いで世を去り、あれよあれよという間に紀州藩五十五万石の太守に。名君の誉れ高い八代将軍吉宗の謎に満ちた青年時代を通し、実像の光と影を活写する時代小説の野心作。
  • 家康も熱心に追求した「結城家の財宝」探し。将軍吉宗が探索を命ず。

    余は、あの財宝はまだあると見ておる──吉宗の言に将軍の影目付・柳生俊平は、大岡忠相に合力すべく、下総一万八千石結城藩へ…。

    家康の第二子・秀康は太閤秀吉の養子となったが太閤に子ができると結城家に養子に入った。結城家の財産は元は奥州藤原氏の黄金。秀康に財宝を奪われるのを恐れた結城は城中のどこかに財宝を隠してしまった。柳生家一万石の第六代藩主・俊平は、将軍吉宗から密命を受ける。幕府財政難を打開すべく、「結城家の財宝」探しと、幕政各所の「裏金づくり」の摘発の二つであった。
  • 葵慎之助がかつて住職を務めた浅草唯念寺では、宝暦の大飢饉で奥州から命からがら逃げてきた流民を保護していた。慎之助が炊き出しの場を訪ねると、派手な格好の若い女たちが流民に粥(かゆ)を配っていた。その時、銃声が鳴り響き、椀を抱えた流民が即死。炊き出しの場ではこのような狙撃が頻発しているという。その鉄砲の腕前に、慎之助はある心当たりがあった──。人気シリーズ、完結篇!
  • 薩摩の野太刀示現流に俊平の剛剣が折れた! 危うし、将軍の影目付。

    西国(諸藩の密貿易により銀貨が大量流出し物価高騰。
    名奉行大岡忠相と俊平は、将軍吉宗の命で探索を開始。薩摩藩主・島津継豊は……。

    「俊平、銀の高値は銀不足から来ておる。清国が我が国の銀を大量に買い漁っておる。清国への流出に制限をかけているが、抜け荷があって、流出はおさまらぬ」将軍家剣術指南役で、将軍の影目付である、柳生家一万石の第六代藩主・俊平は、将軍吉宗から、薩摩をはじめ西国大名の密貿易の実態を、前南町奉行で現寺社奉行の大岡忠相と探索せよと命じられた。
  • わけあって町方役人に追われ、私塾〈雅や〉を閉めた京ノ介。花売りに扮し、幕府の密偵だった母麻衣の行方を探っていた。ある日、京から下向してきた二人の公家が、京ノ介の父である桜町帝は、幕府の手によって暗殺された可能性があると伝えてきた。討幕を画策する勢力が京ノ介を取り込もうとする中、討幕に賛同する諸藩の連判状の存在が明らかとなる。思惑が入り乱れるシリーズ第三弾!
  • 江戸では狐面の一味による付け火が横行していた。狐面の正体は美濃の郡上一揆のあぶれ者との噂が広がる。将軍家重に仕える公人朝夕人後見人の慎之助が、火の用心の見廻りに出たところ、美濃の庄屋の娘、澪(みお)と出会う。澪もまた狐面の一味を追っていた。一方、御側御用人の大岡忠光は、尾張藩主徳川宗勝が吉宗から託されたという遺言状の存在を知る――。人気シリーズ第五弾!
  • 三池藩主が殿中で刃傷。
    盟友の命を救うべく、影目付は将軍と密約!

    将軍の影目付・柳生俊平は、刃傷事件の陰に「燃える石」に絡む他藩の策謀を察知。
    将軍吉宗の落とし胤・鶴姫探索との交換条件で……。

    将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主・俊平は、筑後三池藩主、伊予小松藩主と一万石大名の契りを結んだ。その三池藩主が殿中で有馬氏久の挑発に乗り脇差しを抜いてしまった。このままでは切腹。将軍の影目付・俊平は、刃傷事件の裏に『燃える石』を巡る氏久の策謀を察知。盟友の命を救うべく将軍吉宗の落とし胤・鶴姫探索との交換条件で……。
  • 京ノ介が姉・後桜町帝の密命を帯び、江戸に来て四カ月。私塾〈雅や〉は活況を呈していた。ある日、家来とともに自作の和歌を売り歩く京の名家久我(こが)家の夕姫と知り合い、和歌作りを手伝うことになった。しかし夕姫の挙動に違和感を覚え、京ノ介は正体を調べ始める。一方幕府では、尊皇論者山県大弐(やまがただいに)の柳荘塾の動きを重く見て、朝廷を弾圧しようとする動きが生じていた。シリーズ第二弾!
  • 柳生と鳥取三十二万石、藩をあげての大喧嘩!
    伝説の茶釜に人は狂う。

    将軍の影目付・柳生俊平は、平蜘蛛の茶釜に魅入られた外様の大藩を戒めるべく、武蔵の流れを汲む剣豪と、藩の存亡をかけて御前試合。

    かの戦国の梟雄・松永弾正が信長に攻められた折、一緒に爆死したとされる、伝説の名物「平蜘蛛の茶釜」が秘かに柳生家に伝わっていた。これに鳥取藩三十二万石の池田吉泰が目をつけた。池田のあくどい手口に将軍吉宗は怒り、将軍の影目付たる柳生俊平に、御前試合にて風狂大名池田を懲らしめるよう命じた。俊平は鳥取藩の剣豪たちに、柳生藩の存亡をかけて立ち向かう。
  • 将軍家重は大奥の灌仏会(かんぶつえ)で出された甘茶を気に入り、毎日飲むようになった。だが甘茶に仕込まれたある毒が、家重の身体を少しずつ蝕み始める。同じ頃、公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)の土田伊織の元には、根来寺の寺紋である三つ柏と〈梅坊主〉という名前だけが記された奇妙な書付けが届く。一方、公人朝夕人後見人の慎之助は、密教寺院の灌仏会で大麻入りの酒を飲まされ……。書下し人気シリーズ第四弾!
  • 足利将軍家の末裔で五千石喜連川藩主茂氏、巨体と大耳の好い漢!

    飢饉で数千の餓死を出した伊予松山藩が隣藩に策謀!
    将軍の影目付・柳生俊平は、象耳公方参入の一万石同盟の仲間と天下の不正を誅す。

    将軍の剣術指南役にして「影目付」の柳生家第六代藩主・俊平が伊予小松藩主、筑後三池藩主と結ぶ『一万石同盟』に第四の藩主が参加を望んだ。足利将軍家の末裔で五千石、喜連川藩主の茂氏、巨体と大耳の好い漢。象耳公方と呼ばれている。折しも享保の大飢饉で数千の餓死者を出した伊予松山藩が周辺の藩に一揆を扇動。これに対し将軍の影目付・俊平と仲間らが立ち向かう。
  • 深川の町外れ、〈鬼灯長屋〉に、奇妙な看板がかかった。〈雅(みやび)や──よろず、みやびごと伝授〉。立花、茶の湯、書道、蹴鞠、和歌、源氏物語などを教えるというのだが、およそ裏長屋にはふさわしからぬ習い事。この私塾を開いた浪人者・京ノ介は、女帝陛下の密命を帯びていた。京ノ介に襲いかかる朝廷転覆の策謀の裏には、意外な黒幕が──! 注目の新シリーズ、開幕!
  • 柳河立花藩十万石の姫ながら免許皆伝の女傑、藩のため花火屋開業!

    幕府天領の「硝石」を巡って、幕閣中枢に奇々怪々な動き。
    将軍の影目付・柳生俊平は幕政の歪みを正すべく、自らの首をかけて闘う!

    将軍家剣術指南役・柳生家一万石の第六代藩主俊平は、将軍吉宗から直々に「影目付」を命じられた。幕政から生じた歪みを正す役目である。折しも両国の川開きの夜、俊平は、柳河藩十万石の姫ながらタイ捨流免許皆伝の女傑と出会った。姫は藩財政立て直しのため柳河伝統の「花火」を製造しようとしていた。だが花火に不可欠な「硝石」を巡って幕閣中枢に奇々怪々な動きが……。
  • 町火消し朝沼頭取(とうどり)の愛犬がお伊勢参りを済ませて帰ってきたが、妙なことに瀬戸内塩飽(しわく)衆の源太と佳奈と名乗るふたりも一緒だった。事情を訊けば、家康が塩飽衆に与えた朱印状が何者かに狙われているのを江戸の仲間へ報せに来たという。手掛かりは賊が落とした三つ引紋の印籠──戦国の世に海賊として名を知らしめ、今は旗本となっている三浦家の家紋に、心当たりのある慎之助は首を傾げる。(書下し時代剣戟)
  • 上物の黒羽二重を纏い、おっとりした品の良い面影を漂わせる三十がらみの男――。おおよそ庶民の街にふさわしくない侍が、ここ深川の居酒屋に居候していた。だが、徳田宗之助を名乗るこの男こそ、御三家筆頭、尾張藩九代藩主で従二位大納言・徳川宗睦であった。町歩きの楽しさが忘れられず、いつもこうして上屋敷を抜け出していたのである。ある日、そんな宗睦を近衛家の鞠姫が訪ねてきた。奥州北里家との婚儀が整ったのだが、花嫁行列を抜け出したという。実はこの姫、討幕派の中枢であり、尾張家に残る「朝廷と幕府が争うことにならば朝廷に味方せよ」という家訓を頼みとしていた。幕府と尾張が争乱となる危機に、宗睦が下した決断とは!?尾張の名君が活躍する人気シリーズ、第六弾!
  • 豊後森藩の久留島光通、元水軍の荒くれ大名が悪徳米商人と大謀略!

    米価高騰、諸藩借財地獄を陰で操る悪党は許せない!
    将軍の影目付・柳生俊平は、一万石同盟の伊予小松藩主、立花藩主と共に立ち向かう。

    将軍吉宗の米価高値維持政策を支える三人の米問屋〈肝煎〉のうち角間伝兵衛は、米価を高騰させ、その暴利で諸藩の多くを借財地獄と化している。柳生俊平の一万石同盟のひとり伊予小松藩主は伝兵衛からの借財の形に国許の漁業権を狙われた。豊後森藩主、海賊大名・久留島光通の企みであった。将軍の影目付・柳生俊平は、吉宗の政策のひずみから生じた悪党どもと対決する。
  • 突然行方知れずとなった吉原の花魁三人を、将軍への献上品と囃し立てる瓦版。濃尾(のうび)の川普請を強いた怨みに九代家重を襲い、御側(おそば)御用取次の大岡忠光を謹慎に追い込んだ薩摩藩。御三卿である田安宗武と一橋宗尹(むねただ)が兄の家重を貶めるべく、大奥と組んで企てた謀略なのか? 公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)の後見役として将軍の側に控える勝田慎之助は、大奥の別式衆に薙刀(なぎ なた)を指南する蛍姫とともに警固にあたるが……。
  • 黒羽二重を端正に着こなした侍が、深川の居酒屋で馴染み客に囲まれて談笑している。この男、店の居候で名を徳田宗之助という。尾張藩の下級藩士の次男坊などと恍けているが、藩の重臣や姫も訪ねてくる、理由ありの侍であった。それもそのはず、彼こそ上屋敷を抜け出した、尾張家九代藩主にして従二位大納言・徳川宗睦、その人であったのだ。ある日、太閤秀吉にまつわる千成瓢箪が、料理人・吉蔵を通して手に入った。しかもこの瓢箪、豊臣埋蔵金の在り処が描かれていると睨んだ奸計が強奪を狙っているという。そんな折、太閤の亡霊が現れ、尾張藩主に瓢箪の無事とある願いを告げる。宗睦は天下人の重宝を守り通せるのか!? 次期将軍候補の殿が町で奔走する人気シリーズ、第五弾!
  • 一人の男が江戸の町を歩き回り、人捜しをしていた。浪人風情だが、飄々として端正な顔立ちである。実はこの男、御三家筆頭、尾張藩九代藩主にして次期将軍候補でありながら、大名暮らしを嫌い、深川の居酒屋に住まう徳川宗睦、その人であった!そして探していたのは、田沼意次邸に預けられたのち、行方知れずとなっていた十代将軍家治の娘・春姫で、上様から直に乞われて町中を捜していたのである。だが計らずも、大根を売りに来た美貌の娘が春姫であると判明。宗睦は早速、親子対面を叶えようとする。一方、楯突く田沼は姫を利用し、両替商や町奉行らを取り込み悪巧みを謀っていた。それを知った宗睦と春姫は一致団結、意外な報復法を思いつく!好評シリーズ、第四弾!
  • 縁日でにぎわう深川八幡宮の甘味処で、ひとりの侍が呑気に甘いものをぱくついている。ところが、居酒屋に居候し、尾張藩の下級武士、徳田宗之助を名乗るこの浪人風情の男こそ、御三家筆頭、尾張九代藩主にして従二位大納言、しかも次期将軍の呼び声も高い徳川宗睦であった。ふだんは町歩きを楽しむ気ままな殿さまであったが、そんな宗睦を激高させる出来事が起こる。尾張家を目の敵にする老中・田沼意次が貿易商・長崎屋らと結託。宗睦の正室の蘭癖に目を付け、密貿易の疑いをかけてきたのだ。しかも長崎屋は邪教徒を利用し、江戸中に毒を撒くと脅す始末。これに尾張藩士は、幕府と一戦を交えると息巻いた。危機迫る江戸を守るため、宗睦が下した運命の決断は!? 好評シリーズ、第三弾!!
  • 将軍吉宗の命で開設の小石川養生所が九年で悪徳医師らの巣窟に!

    江戸庶民の病を癒すはずの養生所が大変な事態に! 将軍の影目付・柳生俊平は一万石大名の契りの二人と、初代赤鬚を助けて悪を討つ。

    享保七年(一七二二)に将軍吉宗の命により江戸庶民の病を癒す理想を掲げて開設された小石川養生所は、わずか九年で、悪徳医師らの巣窟と化し荒みきっていた。将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主となった俊平は、将軍吉宗から直々に影目付を命じられ、「一万石大名の契り」を結んだ伊予小松藩主一柳頼邦、筑後三池藩主立花貫長と、養生所の悪党どもに立ち向かう。実在の大名の痛快な物語、続々重版の新シリーズ第2弾!
  • 深川の居酒屋に住まい、尾張藩の軽禄の次男坊、徳田宗之助を名乗る浪人風情の男──。だがこの侍、尾張は尾張でも、その大守、九代藩主で大納言、徳川宗睦であった!宗睦は、大層な身分で自由ままならぬ生活から抜けだし、江戸の町を悠々自適に闊歩していたのだった。昨今、江戸で大豆の値が高騰している事実を知った宗睦。その原因が、老中田沼意次、意知親子が両替商と結託した悪企みであると判明し、義兄弟の一橋治済と計って掃討に乗り出す。だがこの陰謀、実はもっと底が深く、尾張家を水戸家とともに御三家から格下げし、権威を奪い取ろうとする田沼の奸計であった。家康公以来の格式と庶民の安寧を守るため、次期将軍候補、徳川宗睦の剣が冴える、人気シリーズ第二弾!!
  • 「おれはやさぐれ者だ。惚れれば身をもち崩す」──深川の場末の居酒屋を切り盛りするお駒に頬を寄せられ、そう囁くのは黒羽二重を着流し、徳田宗之助と名乗る浪人者。ところがその正体たるや、御三家筆頭、尾張家九代藩主にして従二位大納言徳川宗睦、その人であった!宗睦は自由の利かない大名生活に我慢できず、影武者を置いて上屋敷を飛び出していた。だがそのお陰で、附家老や作事奉行が、木曽檜の値の吊り上げに加担している事実を知る。陰謀の黒幕は幕閣にも及び、これに危機感を募らせて町に現れた一橋治斉も宗睦に協力。次期将軍候補の若き二人が、江戸のため、国のため、正義の剣をふるう!尾張藩中興の名君が市井で悪事と闘う、期待の新シリーズ、開幕!!
  • 将軍家と縁続きである〈葵の若〉こと勝田慎之助は、直心影流小太刀の遣い手ながら、父の死により寺の住職となっていた。が、突然、「上様をお守りせよ」との予期せぬ命を拝する事態に──。諸藩をも巻き込み、将軍の座を狙う御三卿の田安宗武と一橋宗尹(むねただ)。〈公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)〉の後見人となった慎之助は御側御用取次の大岡忠光、九代家重を陰で警固する葛西衆らとともに天下の大乱を防げるのか!?
  • 久松松平家の十一男が将軍家剣術指南役・柳生家第六代藩主に!
    実在の大名の痛快な物語、新シリーズ第1弾!

    伊予小松藩主の一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と一万石大名の契りを結んだ俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられた。

    徳川家御一門である久松松平家の越後高田藩主の十一男は、将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主となった。享保十五年(一七三〇)九月朔日、江戸城表御殿菊の間において柳生俊平は、伊予小松藩主一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と初体面で意気投合、一万石大名の契りを結んだ。同じ頃俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられ難題に取り組むことに……。
  • あの三代将軍家光が城を抜け出て大暴れ! 第2弾南海の龍・紀州頼宣が甥の将軍家光に叛意! 幕府軍船「天下丸」は…独眼竜正宗がかつてイスパニアに派遣した南蛮帆船の絵図面を紀州頼宣が狙う。花川戸の口入れ屋の用心棒に姿をかえた家光は……。「天下人たる余は世間を知らなすぎた。見聞を広めるべく江戸の町に出る」と宣言して三代将軍家光は、浅草花川戸の口入れ屋[放駒]の家に用心棒として居候することに。富岡八幡宮の相撲小屋の前で、力士志願の大男に声をかけられた。父は船大工で伊達正宗の南蛮帆船の建造にたずさわったという。これが縁で……。
  • 豊富な資料を駆使して注目の新鋭が描く、壮大な一大伝奇巨編!

    お家復興の悲願に燃える、土佐一条家残党・段蔵は、四国の覇者・朝宗我部元親(ちょうそかべもとちか)から、阿波剣山に眠るというソロモン王の財宝探索を命じられた。お宝を餌に南蛮諸国を動かし、打倒豊臣を謀ろうというのだ。だが、既に噂を耳にした秀吉が動いている。一番乗りはどっちだ!? 豊富な資料を駆使して注目の新鋭が描く、壮大な一大伝奇巨編!
  • 元二百石の幕臣で今は凄腕の殺陣師、豊島平八郎甲府藩への幕府の策謀。藩主吉里は秘策を以て平八郎らと共に反撃!五代将軍からの「お墨付き」を巡り幕府と甲府藩の暗闘。元幕臣で殺陣師の平八郎は、秘かに尾張藩の助力も得て将軍吉宗の御庭番らと対決。白い裸身の女が月光に浮かびあがっていた。甲斐の国、大月宿外れの湯治場である。元幕臣で今は中村座の殺陣師、豊島平八郎に、甲府藩主・柳沢吉里に仕えるという女は、藩の存亡を左右する書き付を江戸藩邸まで届けてほしいという、平八郎も知る藩重臣の頼みを伝えた。やがて平八郎に迫る将軍吉宗の御庭番らの影。
  • 狙うは“天下一の剣”――吼えよ、獅王の剣!

    柳生新陰流を破り、剣名を轟かせた辻兵内。しかし、大老刃傷の事件以降、将軍後継を巡る争いは激しさを増していた。その渦中で、兵内は二天一流の剣術者・里村九兵衛と立ち会い、彼の絶技を目の当たりにする……!
  • 無外流・辻兵内と「将軍家剣術指南」柳生新陰流、竜虎相搏つ!

    江戸で自らの道場を開業した辻兵内。しかし、無外流を敵視する柳生新陰流の剣術者に急襲を受ける! その陰で蠢く大老・堀田正俊、暗躍する歩き巫女たち。幕府に渦巻く黒霧を払うため、兵内の獅子の刃が再び閃く!
  • 時代小説に新風!元幕臣の豊島平八郎、溝口派一刀流の凄腕で市川團十郎の殺陣師に。新御番役勤め二百石の幕臣・豊島平八郎は、大奥大年寄の姉絵島が巻きこまれた「絵島生島事件」により重追放の罪を得て会津に逃れ、八年ぶりに赦免されて江戸に戻った。事件の真相を探るうち、八代将軍吉宗らの巨大な陰謀が見えてくる。溝口派一刀流の凄腕を買われて二代目市川團十郎の殺陣師となった平八郎は……。
  • 生は甲賀、剣は無外。快男児・辻月丹、堂々見参!

    恩師を斬殺した仇の手がかりを追い、吉原を訪れた辻兵内……またの名を月丹。彼の手には、桂昌院一派が血眼になって追う“恋文”があった……。やがて兵内は、将軍綱吉の出生をめぐる幕閣の争乱に巻き込まれていく!

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。