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『歴史、岡本さとる(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全70件

  • 人の世のおかしみ、哀しみが満載の爽快時代小説
    取次屋の矜持に懸けて、頑固親爺を手玉にとってやろうじゃないか。

    胡麻塩頭にねじり鉢巻き。太い眉の下でぎょろりと睨む眼。廃業した名煙管師・鉄五郎は、頑固を絵にかいた男だった。秋月栄三郎はひょんなことから、南町の名奉行・根岸肥前守のために、鉄五郎にもう一度煙管を作らせることを請け負った。ところが三月通っても願いを口にできない始末。廃業の理由を娘夫婦との確執と知った栄三だが、こちらも劣らぬ頑固者で……。
  • 好き者を守り、悪しき者を許さない。胸がすく時代小説!
    教え子たちを慈しみ、好青年の恋を“取次ぐ”――
    市井に生きる栄三の温かなまなざし

    永井家用人・深尾又五郎から、取次屋秋月栄三郎は異な相談を受けた。分家の若様・辰之助が、嫁取りもせぬ身で茶屋の娘に惚れてしまったという。放蕩せず文武に秀で、涼やかな青年がなぜ? 娘の身の上を探ってほしいと頼まれた栄三郎は、心優しく聡明な町娘にすっかり魅了される。辰之助の恋を、何とか実らせてやりたくなった──。痛快かつ心満たされる豊饒の時代小説。
  • 恋に破れた女のため、お竜は箱根へ向かう

    「娘の千代に晴着を仕立ててもらえませんか」
    呉服店”鶴屋”の頼みでお竜は箱根へ向かった。
    器量よしで評判の鶴屋の一人娘だったが、
    心の傷を癒すため湯本で湯治をしていた。
    お竜と会い、心がほぐれかけていくお千代だが、
    再び”あの男”が姿を見せたことで恋の嵐が吹き荒れる。傑作痛快時代小説。
  • 目明かし父娘が持ち込んだ凶報が、お夏の居酒屋をざわつかせた。聞けば、男手一つで娘を育てた古着屋が殺されたという。さらには、その娘が行方不明ともいう。事件の真相も娘の安否も杳として知れず。そんな中、事件解決のきっかけとなったのは、お夏が「色ぼけ婆ァさん」とからかうお春が発した驚きの一言だった……! 人気シリーズ第八弾。
  • 大人気夫婦捕物帳第4弾!

    隠密廻り同心・芦川柳之助にまたも密命が下った。この度の役目は渡世人に化けて香具師の大立者である三喜右衛門の一家に単身潜り込むことであった。妻の千秋は柳之助と一緒に潜入できぬことを悲しんだ。

    潜入するやいなや柳之助は三喜右衛門に気に入られ、一家が取り仕切る賭場の様子を探るように頼まれる。“鬼松”と異名を取る破落戸がうろつくようになり、それが気になるらしい。

    早速賭場へ向かう柳之助だったが、そこにはなぜか男勝りに着物を着こなし壺を振る千秋の姿があり――。「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く夫婦捕物帳、待望の第4弾!
  • 仲間想いで褒め上手
    人の絆を守り抜く秋月栄三郎は好い男!
    泣いて笑える、これぞ時代小説の真骨頂!

    剣術好きが高じて剣客になった野鍛冶の倅・秋月栄三郎。普段は小さな道場で手習い師匠と素人相手の剣術指南の日々だった。
    だが、権威と保身に振り回される武士の姿に辟易した栄三郎は、武士と町人のいざこざを知恵と腕力で取り持つ“取次屋”を始める。
    早速、幼馴染の窮地を知るや、大名家の絡んだ悪企みに巻き込まれ――痛快かつ滋味溢れる傑作時代小説シリーズ。
  • 実に怪しからぬ元禄の御代。命運を握るは死をも厭わぬ男の中の漢たち。“火の子”と恐れられた新井白石と、“眠牛”と謗られた大石内蔵助。大人気シリーズ「取次屋栄三」著者の真骨頂!――六代将軍の有力候補である徳川綱豊は、吉良家との刃傷沙汰に対する赤穂藩への厳罰に関心を示した。そして、筆頭家老の大石内蔵助に魅かれる。元禄の御世に憤慨する侍講の新井白石とともに、仁の心を持つ武士を求めていたのである。二人は紀伊國屋文左衛門らを巻き込み浅野家再興に尽力する。しかし、運命は綱吉と柳沢吉保の陰謀から、討ち入りへと転がり落ち……。
  • 惚れた女と再会をした勝之助に思わぬ事件が
    かつて惚れ合っていた女性と再会をした井出勝之助は、自分に子供がいたことを知らされる。この再会の背後にある、女の悲しい過去。

    大ヒット時代小説『仕立屋お竜』シリーズ。表の顔は腕のいい職人、裏の顔は悪党を地獄へ案内する武芸の遣い手という「令和のニューヒロイン・お竜」の艶やかさと武芸の凄みが多くの読者の心をつかんでいます。今回はパートナーの井出勝之助がかつて肌を交わした女性と再会し、自分に子供がいることが告げられます。驚きつつも喜びを隠せない勝之助ですが、その裏には悪党どもの悪だくみが!。痛快×ジーンと胸打つ傑作時代小説の誕生です。
  • 足袋職人の弥兵衛は、人も羨む隠居暮らしを送っていた。店は息子に譲ったが、職人としての腕は健在。七日に一度訪ねてくる息子家族との夕餉や、可愛い盛りの孫との遊びを楽しんでいた。だが、最愛の娘の久々の訪問が彼の心を乱してしまう。一体何が? お夏は弥兵衛の胸の内に溜まった灰汁を取り去ることができるのか? 大人気シリーズ第七弾。
  • お人よしな甘口夫婦が悪の巣窟に潜り込む!

    南町奉行・筒井和泉守が下した新たな命により、奉行所も手を焼く悪の巣窟・日暮れ横丁に潜入することになった芦川柳之助と千秋。

    二人は早速団子屋へと身を変え、横丁近くの表長屋へ入る。

    数日後、団子屋の店先に幼い男児が現れた。柳之助がちょっと気の好い兄貴分の風情を出して接してみたところ、男児はぽつりぽつりと己が身上を話し始めた。

    男児の名は市太郎。どうやら百足の助松と呼ばれる掏摸の頭目のもとから着の身着のまま逃げてきたようで――。

    「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く、涙あり笑いありの夫婦捕物帳、待望の第3弾!
  • 仕立物を納めている鶴屋孫兵衛の頼みで、「加賀屋」という油屋に縫子として通うことになったお竜。
    働き者で評判の「加賀屋」の主人・宇兵衛だが、連れ合いが辻斬りにあい、小さい男の子を抱えて商売を切り盛りする日々。亡くなった連れ合いとお竜の仕事をしている姿が似ていると話を聞いた孫兵衛が、加賀屋に通いで行くように頼んだのだった。加賀屋の息子・彦太郎に懐かれるお竜は、忘れていた母性が目覚めるが、宇兵衛がときおり見せる「暗い影」が気になりだし、盟友の井出龍之介と宇兵衛をさぐると思いもかけない過去が……。
    時代小説界のニューヒロインの活躍にご期待ください!
  • 「本来は、こういうはしゃぎ方はしない男なのではないか」お夏が敬愛する河瀬庄兵衛が何かと気にかける研ぎ師・喜右衛門。才はあるのに不遇を強いられる彼に、旗本の刀研ぎという破格の仕事が。意気揚々と仕事に取り掛かった喜右衛門だが、刀に付着した奇妙な錆に胸騒ぎを覚え......。鬱屈を見抜いた庄兵衛、どう動く?人情居酒屋シリーズ第六弾。
  • 直心影流の名だたる諸道場の若き剣士を対象とした勝ち抜き戦が行われることになった。峡道場からは、期待の新鋭・内田幸之助を出場させることが決まる。だが、幸之助は母親との間に大きな葛藤を抱えていた。息子を一流の剣士にしたいと願いながらも、子離れできない母親の過分な愛情と干渉は徐々に高まり、重荷となっていくばかり。時として鬼になる――剣の師として、弟子達のために悩みつつ尽力する竜蔵が取る策や!?子の独り立ち、親の想い……揺れ動く竜蔵の心。大人気爽快時代小説、注目の第四弾。
  • 三田に直心影流の剣術道場を構える峡竜蔵と、団野源之進との仕合日が近づいてきた。誰もが認める一流の剣士・源之進との打ち合いを誇りに思う竜蔵。しかし、仕合をもって直心影流の次期継承者が決まることを知り、大役を背負うことへの重圧ものしかかっていた。そんなある日、大師範・赤石郡司兵衛の紹介のもと、直心影流と縁が深い土岐家での演武披露のため上州・沼田へ旅に出た竜蔵は、そこで思わぬ襲撃に遭う。かつてこの地で名を馳せた亡き父・虎蔵に年来の恨みを持つ者が待ち構えていたのだった……。父の生きざまを胸に、真の“剣?の人”を追い求めつづける若き剣術師範を描く、大好評シリーズ第十弾。(解説・縄田一男)
  • 蝉の鳴き声が響く夜。三田に剣術指南の道場を構える峡竜蔵は、武士と浪人風の男の凄まじい斬り合いに遭遇する。仲裁に入ったものの、浪人の剣技は竜蔵さえも圧倒するものだった。数日後、念願叶い、大目付・佐原信濃守康秀の屋敷へ指南役として赴くことになった竜蔵は、そこで佐原の側用人を務める眞壁清十郎と再会し、親交を深める。そんな中、密命を帯びて出かける眞壁を見つけ、気になって後をつけた竜蔵は、そこで先の凄腕の浪人と遭遇し・・・・・・(「第一話 夜鳴き蝉」より)。人々への優しさを胸に、剣の道を歩む男の姿を描く傑作時代小説、シリーズ第二弾。
  • 直心影流の継承者を決める大仕合から四年。三田に剣術道場を構える峡竜蔵は幼馴染である綾を妻に迎え、その翌年には長男・鹿之助を授かっていた。順調に門弟も増え、賑わいを見せる峡道場。そんなある日、綾は、竜蔵が幼い頃から生活の面倒をみてきた内弟子・雷太の様子にどこか翳りがあることに気づく。いつもは明るく道場の人気者、雷太の変化の理由とは……。夫となり父となっても己が剣の道を生きる峡竜蔵が、今度は信愛する弟子たちを厳しく温かく育てていく――。大好評「剣客太平記」シリーズ、新たなる始動。
  • 剣術道場師範・峡竜蔵は、剣のさらなる高みを目指し、精錬を重ねていた。ある日、一番弟子・庄太夫と道場の今後について話しながら歩いていると、何者かにつけられていることに気づく。弟子たちにその正体を探らせると、すぐに羽州の若月家屋敷の武士たちだと知れた。若月家と聞き、幼き頃に父・虎蔵と巻き込まれたお家騒動が蘇るも、以来何も関わりはなかったはず。三十年近く経った今、なぜ竜蔵を嗅ぎまわるのか。そんな折、竜蔵は思わぬ務めを任されることになり……。不惑を迎えた剣士・竜蔵の新たなる挑戦を描く、活力溢れるシリーズ第五弾。
  • 直心影流一の暴れ者・峡竜蔵が剣術道場の師範になって十年。長男・鹿之助の成長を見守るとともに、多くの門人、弟子たちとの稽古に精を出す日々を送っていた。ある日竜蔵は、夜分に突如現れ、“井中剣峰”と名乗り、差料を賭した立会を挑んでくる剣客が現れたとの噂を耳にする。剣を交えた者たちは皆名だたる剣士にもかかわらず、ことごとく力を奪われたという。“田舎者の剣法”と洒落つつ、縦横無尽に使いこなしてみせる遣い手に興味を抱いた竜蔵は、刀狩の理由を問いただすべく近づくのだが……。ひとすじに剣の道を貫く男を描く、味わい深きシリーズ第二弾!
  • 直心影流峡道場の弟子も三十人を越え、順調に剣客として名を成している竜蔵は、敬愛する当代屈指の剣士・団野源之進から相談を受けた。竜蔵がかつて手ほどきを受けた同流派の新田玄道の門弟が、道場荒しまがいに暴れ回っていて、心配しているという。玄道の道場を訪ねた竜蔵は、そこで若い頃共に稽古をした玄道の娘・夏に再会。女武芸者としての悩みを抱えながらも、華麗な剣の腕前を持つ夏に、竜蔵は心惹かれて……。平穏な日々のなかに、ふと迷いが生じることがある──円熟味を増した味わい溢れる、大人気シリーズ第九弾。
  • 剛剣で無敵を誇りながらも、破天荒であった亡き父の剣才を受け継ぐ峡竜蔵は、三田で直心影流の道場を構えていた。だが、門弟はひとりもおらず、喧嘩の仲裁で糊口を凌ぐ日々。そんななか入門を希望する者が現れた。竹中庄太夫と名乗る中年男は、頼りない風貌ながらも、竜蔵が驚くほどの熱意で入門を迫り、翌日には入門希望の男女を連れてくるのだった。殺された兄の敵を討ちたいという男の切なる願いに、竜蔵は剣術指南を引き受けるが――(「第一話 夫婦敵討ち」より)。竜蔵の真っ直ぐな心が周囲に優しい風を起こす。書き下ろし時代長篇。
  • 三田で剣客道場を構える峡竜蔵は、馴染みの店に立ち寄り、弟子やお才たちと名残の桜を楽しんでいた。その帰り道、以前竜蔵が窮地を救った女易者のお辰に偶然再会する。だが、久しぶりに会ったお辰は、竜蔵に意味ありげな言葉を投げかけ、その日以降、頻繁に姿を見せるようになる。そんなある日、お辰は自分が竜蔵の亡き父・虎蔵の娘であると告白するのだった。周囲が動揺するなか、お辰に危機が――(「第二話 いもうと」より)。竜蔵が巻き起こす風が人々を優しく包む、書き下ろし時代小説。シリーズ第三弾。
  • 直心影流狭道場の師範代・神森新吾は、三十路を迎え、将来を真剣に考えるゆえの壁にぶち当たっていた。ある日、道場に向かう道すがら武家奉公人・新平が浪人三人に絡まれているところに遭遇した新吾は、浪人達に師・竜蔵譲りの啖呵を切って仲裁した。これをきっかけに新吾と新平は急速に親しくなる。そんな折、竜蔵の弟子が新平の住まいの近所で流れる不思議な噂を耳にして……。愛弟子のさらなる剣技と人生の熟成を願う師範の、想いやり溢れる目の配り方とは? 大人気爽快剣豪小説。
  • 三田にある直心影流剣術道場の師範・峡竜蔵は、ある日、懇意の大目付・佐原信濃守より、陸奥国三春にある剣術道場で対立が起きていると告げられた。この件で当主・伊予守が頭を抱えており、火花事になる前に竜蔵に様子を見に行ってきてほしいという。竜蔵は供連れに、かつては敵方だったが、剣を交わし今では心も通わせた浪人・猫田犬之助を選び、陸奥国へ向かった。道中、さらに仲を深めながら七日後。二人は無事到着した三春の地で、負けん気の強い女剣士と出会い、思わぬ疑いをかけられ騒動に巻き込まれて……。剣に長じ、侠気ある人――“剣侠”竜蔵の、裂帛の気合が正義を貫く!大人気シリーズ。
  • 公儀武芸修練所の師範を請われるまでになった剣客・峡竜蔵。引き受けるかどうか悩みながら過ごしていたある日、路地で揉めごとに遭遇し、渦中の人が竹馬の友・助七だと気づいて声をかけた。助七の娘が行方知れずで、不安からむきになり、若い連中に絡んでしまったという。道場の師範として立派に暮らす幼馴染みの助けを遠慮する助七だったが、正義漢の血が騒いだ竜蔵は居ても立ってもいられず……。亡き父の放浪癖と暴れ者気質を持ち合わせた竜蔵が、真の剣客として求める生きざまとは──。大人気シリーズ、爽快に完結!(特別対談収録)
  • 三田に剣術道場を構える峡竜蔵は、妻と数え六つの好奇心旺盛な長男・鹿之助と親子水入らずで神田へ遊山に出かけた。そこで、頬に傷のある怪しい男と武士の殺しの談合とも取れる不気味な会話を聞いたという鹿之助の話を信じ、父子で探索をすることに。竜蔵は幼き頃の父との思い出と重ね、感慨ひとしお──。息子に“剣侠”の精神を見せるべく、悪人に立ち向かうが……。正義と侠気と愛嬌を持って、たくましく生きる!大人気剣豪小説。
  • 直心影流第十代的伝・藤川弥司郎衛門の弟子にして師範代を務める剣客・峡虎蔵は、破天荒で無敵を誇る男。しかし、型破りな性分の夫に休まらぬ日々を過ごしていた妻・志津は、ある日突然実家に戻ってしまい、一人息子の竜蔵も両親と離れ弥司郎衛門の下で内弟子として暮らしたいと言い出した。一家離散の危機にとまどう虎蔵は、一方で、羽州七万石の大名・若月家御用達の酒問屋“三好屋”の隠居甚右衛門の様子を気にしていた。若月家へ奉公に上がった甚右衛門の孫娘・美代が、変わり果てた姿で帰ってきたという……。「剣客太平記」の“剣にまっすぐに生きる男”峡竜蔵が、まだ幼き頃の物語。大好評シリーズ特別長篇。
  • 生姜市で賑わう秋の芝神明。町で美人と評判の川津屋と伊勢屋の娘が、破落戸に絡まれていた。そこを偶然通りがかった竜蔵の弟子・神森新吾に助けられた娘たちは、揃って一目惚れし、恋煩いで寝込んでしまう。もともと犬猿の仲である両家の母は、いち早く娘と新吾を会わせようと、お才の元へ飛び込んできた。新吾訪問の順番で、張り合う母親たち。そして、親同士の確執をよそに、互いを思いやる娘たち。そんな中、伊勢屋の娘が川津屋に迫りつつある危機を心配していることを知った新吾は、竜蔵と共にその真相を探るため奔走する――(「第二話 恋わずらい」より)。驚くべき新事実も発覚の、書き下ろしシリーズ第四弾。
  • 立春を迎えたある日、三田に剣術道場を構える峡竜蔵は、口入屋と金貸し両一家の喧嘩の仲裁を頼まれ、誰も傷つけることなく間を取り持った。その雄姿に感服した若者が見世物小屋の親方・清兵衛を通じて、竜蔵に相談を持ち込んできた。彼の名は万吉といい、芝界隈で荒くれを仕切る、駕籠屋の後継ぎだった。しかし、代々続く侠客の家系に生まれ、体格と風貌に恵まれながらも、いつ売られるかわからない喧嘩が恐いという。喧嘩強者と思われてきた万吉が抱える秘密とは――(「第二話 喧嘩名人」より)。竜蔵が真の男の強さを問う! 大好評シリーズ第五弾。
  • 芝界隈を仕切る香具師の元締・清兵衛は、古くから付き合いのある浪人・五十嵐左内と久しぶりに顔を合わせた折に、竜蔵の命が狙われているとの噂を聞く。驚きと不安を隠せない清兵衛は思わず竜蔵にその噂を伝えてしまうが、剣の道を極めようとする男に動揺は全くみられなかった。しかしその蔭には、剛剣かつ破天荒であった亡き父・虎蔵の因縁が深く関わっていて……(「第三話 返り討ち」より)。直心影流・峡道場の弟子も増え、たくましく成長した若き二番弟子・新吾も大活躍。年を重ねても変わらない竜蔵の真っ直ぐな心が人々を惹きつける、大好評青春剣客小説、シリーズ第六弾。
  • 竜蔵の昔なじみが辻斬りに殺された。ときを同じく、峡道場のある芝・三田界隈で不審な輩がうろついているとの噂を聞いた竜蔵は、門人たちに稽古の行き帰りには近所を見廻るよう告げる。そんななか、道場で師範代に次ぐ腕を誇る壮介が、浪人風の何者かに襲われた。男は同等に立ち合い、竜蔵への挨拶代わりだと言い残して去ったという。じわじわと竜蔵に迫る不穏な影。狙いはいったい……?大人気シリーズ、緊迫の第八弾。
  • 私塾・文武堂の不正を暴き、塾長であった笠原監物から逆恨みされた直心影流の剣客・峡竜蔵は、なおも送りこまれる刺客をその度ごとに討ち止めていた。しかしその襲撃の余波は、竜蔵と親しい大目付・佐原信濃守にまで及ぶことに。佐原からの密命を受け、笠原の息の根を止めるべく動き出した竜蔵は、一連の騒動の黒幕の正体に辿りつく。そして、黒幕の手下と思われる手代の一人が四谷に住んでいることを聞きつけた。動向を探るため、向かいの旅籠に身をひそめた竜蔵は、そこで働く薄幸の少年・雷太に出会って……(「第一話 小さな弟子」より)。直心影流“峡派”の、絆と強さを魅せつける一大勝負!大好評シリーズ第八弾。
  • 三田に剣客道場を構える峡竜蔵は、文武堂という私塾の悪事を暴き、その逆恨みから刺客に命を狙われていた。自分への襲撃の余波が周囲へ及ぶのを危惧した竜蔵は、祖父と母が暮らす本所出村町に道場を建て、剣友を送り込んだ。一方、竜蔵の妹分・お才の元に平次郎という男が現れる。竜蔵は平次郎から感じられる軽薄さに心を波立たせつつも、刺客の影を恐れ、お才に近づくことを避けていた。そんな矢先、お才が平次郎から堀切の菖蒲見物の誘いを受けたという話を聞きつけ、胸騒ぎを感じるのであった……(「第四話 暗殺剣」より)。仲間とともに悪に立ち向かう若き剣客の姿を描く、感動の大好評シリーズ第七弾!
  • 熱き剣客・峡竜蔵は三十三歳となり、彼が三田に構えた直心影流の剣術道場も活気をみせていた。そんなある日、竜蔵は同流派の大師範・赤石郡司兵衛から剣の強者達が腕を競い合う〝大仕合〟への誘いを受ける。勝者は当代一流で憧れの剣客・団野源之進との立合いを許されるという。弟子たちと共に稽古に邁進する最中、竜蔵は剣技抜群の強敵が六年間の武者修行を終えて帰ってきたことを耳にする。しかもその男は妹分の綾と因縁浅からぬ仲であると知って――(「第四話 大仕合」より)。切磋琢磨する直心影流の剣士たちの爽やかな姿と、それを取り巻く人々の温かな縁を描く、大好評シリーズ第九弾!
  • どこまでもお人よしの夫婦が挑む神隠しの謎。

    身分の違いを乗り越え、晴れて夫婦となった柳之助と千秋。大盗・竜巻の嵩兵衛一味も召し取り、二人の一層の活躍が方々で期待されていた。

    そんなある日、見廻り中の柳之助の目の前で、若い娘が大川へと身を投げた。娘の名は、おいと。柳之助は近頃起こっている娘の「神隠し」が、このおいとの身投げとどこかで繋がっているか否か、隠密廻り同心として探索を始める。

    一方、恋しき夫のために戦う喜びを知った千秋は、柳之助の探索が気になって仕方がないようで――。

    「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く、涙あり笑いありの夫婦捕物帳、待望の第2弾!
  • 将軍家斉に武を誇る番方の武芸の腕を調べよと命じられた公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介。四番勝負を終え、仕合も鷹之介の圧勝となる。と、改めて五番目の勝負を命じられたのだが、その相手はなぜか鷹之介の右腕・水軒三右衛門。そして、鷹之介に知らされた父・孫右衛門の死の真相。周囲は暗澹となる。果たして、勝負の結末は――。涙と笑いと震える感動が待つシリーズ最終巻!
  • 若かりし頃、廓の掟を破って遊女・お花を逃がそうとした文左衛門。
    しかし遊女は捕まり折檻の末に亡くなっていた。
    その後悔を抱き続けた文左衛門は、隠居の身となり、
    弱い者に害を為す悪人を成敗する裏稼業を立ち上げ、お竜、井出勝之助を仲間にした。
    あることがきっかけで、お竜はお花を殺した男の消息を調べることになり……。
  • 750(税込)
    著:
    岡本さとる
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    表の顔は腕の良い仕立職人、裏の顔は達人に仕込まれた剣術で悪を成敗する「地獄への案内人」。仕立屋お竜の活躍を描く痛快時代小説開幕!
    第一話は、いたいけな少女・おしんがお竜と名を変えて「地獄への案内人」の道を歩むまでが描かれます。幼い頃に父からDVを受けてきたおしんは、母と家を逃げ出すが、その母も過労で亡くなり天涯孤独の身に。母親の薬代のためにつくった借金を抱えたおしんだが、親切顔で近づいてきたやくざの林助に騙され、盗品の運び屋や、美人局の片棒を担がされるなど、悪の道にひきづりこまれてしまいます。
     とあることがきっかけで、武芸の達人・北条佐兵衛に助けられて自由の身となったおしんは、天賦の才があったのか、達人から教えてもらった武術を乾いた砂が水を吸うようにわがものにしてゆきます。「お前の才能は、お前のように困っている女性のために使うのだ」という師匠の言葉を胸に、師匠の紹介で仕立屋「鶴屋」から仕事をもらうようになります。そしてお竜と名を変えて、女をいたぶる悪人を退治することを決意。そんなある日、因縁の男と再会することになって……。
     お竜の庇護者となる仕立屋の主・鶴屋孫兵衛、鶴屋の碁敵で謎のご隠居・文左衛門、そして鶴屋の用心棒で、ちょっととぼけた吉岡流剣術の使い手・井出勝之助など、お竜の脇を固める登場人物たちも魅力たっぷり。そして何よりの読みどころは、お竜の艶やかさと痛快アクションシーンです!
  • 夫婦ってえのは、そう容易く縁が切れるものじゃあねえのさ」鯰釣りの名人は愛息を連れてよく釣りへ出かけていた。ある日、釣りの最中に地震が起き、悲劇が。目の前で子を喪った男は自分を責め、気うつに。妻を置いて、家を飛び出し寺男になってしまう。悲しみ故にすれ違う夫婦にお夏が案じた一計とは......?人情居酒屋シリーズ、感涙の第五弾。
  • 江戸の長屋を舞台に、当代を代表する作家たちが描いた、笑って泣ける人情絵巻。
    新しいショートショートの世界をご堪能くださいませ。

    江戸時代――。それは日本の歴史のなかでも稀有なほどに、
    人と人が肩を寄せ合い、互いに助け合った時代。
    そこには日本人の原風景ともいえる情緒が溢れていた。
    長屋に集う住人たちの日常あれこれを、7人の名手が描く掌編競作。
  • 育ちがいいお嬢様には、秘密があったのです。

    日本橋にある将軍家御用達の扇店・善喜堂の娘である千秋は、方々の大店から「是非うちの嫁に……」と声がかかるほどの人気者。

    ただ、どんな良縁が持ち込まれても、どこか物足りなさを感じ首を縦には振らなかった。

    そんなある日、千秋は常磐津の師匠の家に向かう道中で、八丁堀同心である芦川柳之助と出会い、その凛々しさに一目惚れをしてしまう。

    こうして心の底から恋うる相手にようやく出会えたのだったが、千秋には柳之助に絶対に言えない、ある秘密があり――。

    「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く、涙あり笑いありの新たな夫婦捕物帳、開幕!
  • 「番方の武芸の腕を調べよ」――公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は、久しぶりに将軍からの命を受ける。将軍の身の回りを警固する番方。将軍家斉はそれに「我が旗本達は、頼みとなるのか」と不安を募らせているという。対象は一癖ある者ばかり。調べ始めた鷹之介の前に浮き彫りになってきた事実とは――。大迫力の剣戟と鷹之助の優しさ溢れる、シリーズ第九弾。
  • 「あの姉さんには惚れちまうんじゃあねえぜ」見るからに苦労がにじみ出る女・お蝶。今は甘酒屋をしているが、誰にも言えない過去を抱えていた。その女に惚れたのは、羽目の外し方も知らぬ純真な男。周囲の忠告も聞かずに想いを募らせるが、二人の恋路に思わぬ障壁が......。黙ってられぬとばかりにお夏が暗躍!人情居酒屋新シリーズ、感涙の第四弾。
  • 駕籠舁きたちの心意気に涙が止まらない。

    優しく爽やかな江戸の人情
    これぞ、岡本さとるの真骨頂!

    文庫書下ろし

    おそのという女が川へ身投げするのを防いだ駕籠舁き・太十。自分のせいで何人もの人が死んだと嘆く彼女は、無実の罪を着せられていたらしい。口封じを狙う凶賊から彼女を守るため、太十は相棒の新三と暗躍するが、普段は冷静な太十の心は乱れるばかり。彼に一体何が。正義が胸を打つ第三弾。

    <第三巻のお客>
    一 不死身の男
    喧嘩無敵の父と優男の息子。家族のもめ事に新三と太十が巻き込まれる。

    二 帰ってきた男
    ほら吹き親爺が駕籠に乗り込む。それが大事件の始まりだった!

    三 雨やどり
    “駕籠留”の面々が言葉を失う身投げ女の悲しき過去とは?
  • 「お花という女がおりましてねえ」。渡世人として苛烈に生きてきた牛頭の五郎蔵。彼には人生に思い残したことがあるという。若い頃、一緒に料理屋を開く夢を抱き、献立を考えては笑い合った想い人。晩年を迎えた今、その女がどうしているかが気になると遠慮がちに語った。意を汲んで調べ始めたお夏。だが、その女は――。新シリーズ、感涙の第三弾。
  • 滅びゆく武芸の流派を調べる公儀武芸帖編纂所。編纂方の水軒三右衛門は、かつての相弟子・和平剣造から“まだ見ぬ娘”のことを託された。探し回ったところ、娘は剣術の女道場主となっていた。小太刀の遣い手の女道場主に、三右衛門から話を聞いた編纂所頭取の新宮鷹之介も心を配る。しかし、その道場に黒い影が忍び寄っていた――。落涙必至のシリーズ、第八弾。
  • お夏の居酒屋で行き交うのは、人情、毒舌、旨い飯。絶妙な居心地の良さの虜になった男女が集い、悲喜こもごもの事件が起きる――。ある日お夏は、目黒の豪傑として知られる初老の剣客の言動に胸騒ぎを覚える。弟子の活躍も相まって声望を高めていた男に一体何が?意外な理由に一同騒然!お夏の人情裁きに酔いしれる人気シリーズ新章第二弾。
  • 難題かかえた客を乗せ、粋な駕籠舁き、江戸を奔る。
    軟禁された箱入り娘の心の闇を新三と太十は晴らせるか?

    「駕籠屋春秋 新三と太十」シリーズ2ヵ月連続刊行!
    講談社文庫創刊50周年書下ろし作品

    新三(しんざ)と太十(たじゅう)が舁く駕籠は乗って安心と大評判。
    そんな二人に思わぬ依頼。
    悪評絶えない男に拐かされた質屋の娘を救い出し、運ぶというものだ。
    無事に親許へ届けた二人だが、後日、娘と軟禁男の密会を目撃してしまう。
    事件の奇妙な展開に、情に厚い駕籠舁きたちが真相求め動き出す。
    温かさが胸に広がる第二弾。

    <第二巻のお客>
    一 質屋の娘
    色事師に囚われた娘の許へ。駕籠で救い出される娘の様子に違和感が!?

    二 新太
    ワケありの父持つ子供がお客様。人形町の“駕籠留”は大騒ぎ!

    三 男の矜持
    殺気を放つ武士を運んで剣術道場へ。中の光景に新三と太十が立ちすくむ。
  • 「日光奉行所の武芸について検分して参れ」。公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は、支配役の若年寄・京極周防守から将軍の命を伝えられた。将軍家斉の気遣いに感謝しつつ鷹之介は、ご褒美旅で土産話でも持って帰ろうと、役儀で初めての旅に出た。奉行所の視察を終え、帰り旅の途中鷹之介は思わぬ騒動に巻き込まれることに――。濃厚で読み応え抜群の、シリーズ第七弾。
  • 「いつの時代でも《新三》と《太十》のように“粋”でありたい」
    ――歌舞伎俳優・片岡愛之助さん推薦!

    お節介が気持ちいい。男も惚れる駕籠舁き、江戸を駆ける!
    「取次屋栄三」「剣客太平記」「居酒屋お夏」の大人気作家の新しい人情時代小説シリーズ誕生!

    講談社文庫創刊50周年書下ろし作品

    江戸の町を駆け廻る美男の駕籠舁き・新三(しんざ)と太十(たじゅう)。
    悩みを抱えた客が駕籠にひとたび乗れば、二人のお節介で心が晴れると評判だ。
    ある日、武家屋敷近くで瀕死の若侍を助けた二人は、大名家の騒動に巻き込まれ……。
    若侍の志に心打たれた駕籠舁きの思わぬ行動とは?
    優しさと爽快感が心に響く人情時代小説開幕!
  • 歳末の慌しさを呈す江戸の街に辻斬りが現れた。目撃した男らによると、その下手人は抜刀する姿を見せずに殺したのだという……。公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は剣友・大沢要之助の頼みを受け、事件の鍵を握る居合の達人を捜すことに。やがて鷹之介たちは余命いくばくもない練達の剣士と出会い、辻斬りの正体に迫っていく――。滅びゆく武術を追う大人気シリーズ第六弾!
  • 目黒行人坂にあるお夏の店は再建初日から大賑わい。母の仇討ちを果たしたお夏の裏の顔などつゆ知らず、常連が毎日店にやって来る。調子に乗った客がいればお夏の毒舌が問答無用で炸裂。そんなある日、強烈な個性を放つ男が町に現れた。快活な振る舞いとは裏腹に悲壮な決意があると見抜いたお夏。そこで案じた一計とは? 人情酒場シリーズ新装開店。
  • 武田軍に攻め込まれ落城寸前の長篠城を救うため、鳥居強右衛門は城を抜け出した。その強右衛門の口から語られたのは、京の町で出会ったある女の話で……(「長篠の蒼空」) 宣教師ヴァリニャーニから織田信長に献上された弥助。信長に気に入られた弥助は、武士として信長に仕えることになるが……。(表題作) その他、感動必至の二編を収録。歴史に埋もれた愛を描く、傑作短編集。(『花のこみち』改題)
  • 「宮本武蔵? ――知りません」。新たに仲間に加わったお光のひょんな言葉から、公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介たちは二刀流を調べることに。かつて二刀流を極めんとして道場を開いていた大八に、一同は伝手を求めるが、実はそこに大八の悲しい過去が隠されていた。明るい男の陰に、一体何があったのか? 爽やかな鷹之介が滅びゆく武術を追う大人気シリーズ第五弾!
  • 正体不明の大悪党・千住の市蔵は、争闘の場で見たお夏への復讐心を滾らせていた。お夏
    とて母を殺めた市蔵との決戦は望むところだが、表の顔はあくまでも居酒屋の毒舌女将。
    同心の濱名茂十郎は、お夏抜きで市蔵捕縛に向かう。正義と悪が激突する白山権現。そこ
    で運命の悪戯ともいうべき事態が判明!   お 夏の運命は?   人気シリーズ、堂々の決着。
  • 「どうじゃな。水術などに目を向けてみては」。公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は支配役の若年寄・京極周防守に呼び出される。提案されたのは、なんと水術。数多の武芸に通暁する鷹之介も、この水術だけは……。とはいえ、調べを進めた鷹之介だったが、その前に暗雲が立ち込める。そして、新たに下された命とは――。人気急上昇のシリーズ、爽やかさ抜群の第四弾。
  • 将軍家斉から武芸帖編纂所頭取を命じられた新宮鷹之介。そこへ幼なじみの大沢要之助が訪ねてくる。火付盗賊改を務める要之助の上司が、不審な死を遂げたのだという。さっそく編纂所の仲間と調べ始めた鷹之助の前に明らかになった真相とは――。武芸帖編纂所の変わった“同僚たち”と繰り広げられる笑いあり涙あり、爽快感抜群の作品。待望のシリーズ第二弾。
  • 「薙刀を見事に遣える女子を捜すのじゃ」――。将軍徳川家斉から公儀武芸帖編纂所頭取・新宮鷹之介に命が下る。しかし、男の武芸者には通じても、女子で薙刀の名手には心当たりのない鷹之介。編纂方の武芸者二人の助で調べ始め、苦難の末に薙刀を遣う女武芸者に辿り着いたところ、鷹之介が事件に巻き込まれる――。笑いあり涙あり、爽快な待望の人気シリーズ第三弾。
  • 660(税込)
    著:
    岡本さとる
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    小姓組番衆を務める若き旗本、新宮鷹之介に、将軍家斉から「滅びゆく武芸流派を調べよ」と、武芸帖編纂所の頭取につくよう命が下る。鷹之介には助っ人がつけられたが、飲んだくれの柳生新陰流の遣い手に、不器用すぎる円明流の達人と、癖のある剣客ばかり。武芸帖編纂手始めの流派は幻の手裏剣術。その遣い手に辿り着けるのか。笑いあり涙ありの傑作シリーズ開幕!
  • いぶし銀の働きでお夏を支える料理人の清次が、哀しき母子との交流を人知れず深めていた。女の亭主は理由あって旅に出ているのだという。やがて旅帰りした亭主と対面した清次は、その男に好感を抱く。だが彼の眼差しには、修羅場を潜った者特有の鋭さが含まれていた。男の過去に一体何が? 脛に傷持つ者は幸せになれないのか? 感涙の第九弾。
  • 792(税込)
    著者:
    岡本さとる
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    恋の逃避行は悪党どもを巻き込む大騒動に。命懸けで愛し合う二人の運命は?

    運命的な恋に落ちた絵草紙屋の店番・千七と、茶立女のおゆき。
    御家人崩れの悪漢を心ならずも殺してしまい、裏社会の大立者・鬼政一家に追われる身となった。
    二人は明日をも知れぬ逃避行を続けるうちに、おゆきが知らぬ間に持たされていた書付が大金の在処を示すものだと気付く。
    やがて二人を追う鬼政達や、金の横取りを企む与力らも、その場所を探り当て、これに大金を隠した盗賊も絡み、瀬戸弁財天に悪党たちが集うが……。

    「脂がのりきっている岡本さとるの一、二を争う素晴らしい仕事。この物語、すでに映画を超えている」
    ――崔洋一氏(映画監督)

    著者真骨頂の時代恋物語、大興奮の完結巻!

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