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『歴史、二見書房(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全81件

  • 古稀とは思えぬ若さ、明晰な頭脳と剣の冴え。
    新しい大目付の誕生!

    常陸の極小藩への誹謗中傷、調べを進めると、隣の藩に由々しき問題が見えてくる。
    策謀を重ねる大名家相手に、新任大目付の活躍はいかに。

    痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第1弾!

    「大目付になれ」──将軍吉宗の突然の下命に、一瞬声を失う松波三郎兵衛正春だった。蝮と綽名された戦国の梟雄斎藤道三の末裔といわれるが、見た目は若くもすでに古稀を過ぎた身である。しかも吉宗は本気で職務を全うしろと。「悪くはないな」──冥土まであと何里の今、三郎兵衛が性根を据え最後の勤めとばかり、大名たちの不正に立ち向かっていく。痛快時代小説の開幕!
  • シリーズ39冊
    770(税込)

    わたしはもはや武士ではありません。思うところあって刀を捨て、包丁を選びました。刀は人を殺めます。包丁も生あるものを切りますが、正しく成仏させれば、一皿一皿、一椀一椀の料理に変わります。その味が食べていただいた方の気持ちをほぐし、素材は生まれ変わって血となり肉となります。そして、ときにはそれが、人生の一椀になったりもするのです。
  • 八森十蔵と和田壮平、白髪頭二人の隠し技は、早手錠と寸鉄と七変化。

    定廻同心は三十から四十歳。
    五十でようやく臨時廻。
    その上の隠密廻同心は、六十を過ぎねば務まらない。
    これぞ時代推理捕物帳!

    隠密廻同心は町奉行から直に指示を受ける。将軍にとっての御庭番のような御役目だ。隠密廻は廻方で定廻と臨時廻を勤め上げ、年季が入った後に任される御役である。定廻は三十から四十、五十でようやく臨時廻、その上の隠密廻は六十を過ぎねば務まらない。北町奉行所の八森十蔵と和田壮平の二人は共に白髪頭の老練な腕っこき。早手錠と寸鉄と七変化を武器に事件の謎を解く。

    老練の二人が事件を謎解く新シリーズ第1弾!
  • 4万人の日本人を救った、史上最大級の人命救助作戦

    戦うための船から、救うための船へ。

    昭和20年8月15日、玉音放送。
    しかし、世界最古の正規空母「鳳翔」と、若き海軍兵たちの「戦い」は、まだ、終わらない――

    終戦直後、知られざる復員船の激闘を描いた、涙なしでは読めない、感動の戦争ノンフィクション!
    凄絶な呉の大空襲を生き残り、戦後すぐに復員船へと転じた、空母「鳳翔」。
    日本海軍が誇る伝説の艦がたどった数奇な運命と、その一部始終を見届けた若き海軍通信兵が語る、「果てしない航海」の記録――

    「これだけは伝えたい」
    元海軍通信兵・山本重光、96歳。
    戦後を強く生き抜いた海軍最後の「語り部」は、私たちに何を残していったのか――

    *****

    -戸津井康之
    とつい・やすゆき
    1965年10月4日、大阪府堺市出身。元産経新聞文化部編集委員。
    大学卒業後、日本1BMを経て、1991年、産経新聞入社。
    大阪本社社会部記者、大阪・東京本社文化部記者、大阪文化部デスク、文化部編集委員を経て2018年に退職し、現在はフリーランスのライターに。
    産経新聞記者時代は紙面とネット連動の連載コラム「戸津井康之の銀幕裏の声」
    「戸津井康之のメディア今昔」などヒットコンテンツを手掛ける。
    2021年8月、長編ノンフィクション『双翼の日の丸エンジニア』(学研プラス)を刊行。

    《目次》
    はじめに
    プロローグ 海霧 「幻」の復員船
    第一章 凪 日本海軍の最期
    第二章 回頭 空母から復員船へ
    第三章 抜錨 錨を上げろ
    第四章 蜃気楼 天国と地獄
    第五章 全速前進 南へ、西へ⋯⋯
    第六章 投錨 「老船」最後の戦い
    第七章 転錨 空母から海防艦へ
    第八章 宜候 舳先の向かう先
    エピローグ 霧笛 「里の秋」
    おわりに
    主な参考文献
    著者略歷
  • シリーズ29冊
    770(税込)

    下谷車坂の惣右衛門店に新内語りの春蝶を見舞った時から事件は始まった。栄次郎の見知りの宗助が妻子を捨てて失踪したのだ。お節介焼きの己れの性分を自嘲しつつも、栄次郎はその行方を追いはじめた。やがて浮上する下級旗本金谷仙太郎自害死の謎。宗助失踪の裏に何が隠れているのか? 美しく巡る江戸の四季を背景に、人と人とのつながりの儚なさと強さを叙情豊かに描く読切連作の秀作。
  • 次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出!

    三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。
    のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。

    次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。

    心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾!
  • 堅物の侍が殿の下命で町の裏長屋の大家に。
    店子は元藩士の隠密!

    瓦版に描かれた奇妙な絵…。
    藩主から真相を探るように仰せつかった元藩士たち。
    隠密に姿を変えた十人が、絵に隠された真相を暴く!

    小栗藩主の松平若狭介から「すぐにも死んでくれ」と言われて、権田又十郎は息を呑むが、平然と落ち着き払い、ひれ伏して、「ご下命とあらば…」と覚悟を決める。ところが、なんと「この後は日本橋の裏長屋の大家として生まれ変わるのじゃ」との下命だった。勘兵衛と名を変え、藩のはみ出し者たちと共に町人になりすまし、江戸にはびこる悪を懲らしめるというのだが……。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    等身大の古墳時代を体感できる手帖

    現地で古墳に対面すれば、
    見たこたもない、
    聞いたこともない、
    千数百年前の出来事が見えてくる

    全国の主要古墳と古墳群82力所を網羅!
    巨大な古墳がつくられ、次第につくられなくなっていった理由は?

    ー章 知っておきたい古墳の基礎知識
    ニ章 一度は見に行きたい全国の古墳
      北海道・東北エリア/関東エリア/中部エリア
      /近畿エリア/中国・四国エリア/九州エリア

    コンビニの数を超える全国16万基以上の古墳から選りすぐり

    ――「はじめに」より
     このように各地の古墳を見ていくことで、日本列島における首長同士が形づくった政治秩序が見えてきます。また、渡来的文物などを通して、東アジアの政治交渉をはじめ、古墳時代の社会構造に論究できる豊かな素材なのてす。
     現在は樹木が生い茂ったり、家が建てられたり、畑に耕作されたりして消失する古墳があるいっぽうで、史跡公園として往時の姿に復元整備された古墳も多々あります。また、博物館や資料館では、そこから出土した副葬品が展示公開され、幾多の歴史情報や、これまでの研究成果が凝縮されています。それらを手がかりに、現代に生きる私たちは等身大の古墳時代を休感できるのです。言質で古墳に対面すれば、見たこともない、聞いたとともない千数百年前の出来事が想像できる。人間しかもっていない、このすばらしい特権を行使するための手がかりが、この一書にあればと願います。
  • しっとりとした筆致で、江戸に生きる人の綾を時代推理の俊英が描く

    訳あって武家の娘・綾は、江戸一番の花街の入り口に建つ船宿の住み込み女中に。
    そこで遭遇した思いがけぬ六つの謎と事件の行方……。

    船宿『篠屋』の勝手口から端正な侍が飛び込んで来て、追われていると言う。予約客の寺侍・梶原だ。女将のお廉は梶原を二階に急がせ、まだ目見え(試用)の女中・綾に、あんたも急いで二階に上がり、湯文字ひとつで梶原様の床に入るんだ、と叫ぶ。追手の足音も迫る。同衾を装うための芝居をしろというのだ。綾は床で丸くなって考えていた。この船宿は断ろうと。だが……。

    6つの謎と事件の行方新シリーズ第1弾!
  • 「最高裁」たる評定所で前代未聞の裁許!

    平九郎は巻き返せるか。



    出羽横手藩の新任留守居役、宿敵喜多方藩の策謀に苦慮。

    剣豪祐筆・上野法賢の秘密。

    錣無念流秘剣、熊の爪に、平九郎の必殺剣朧月は……。



    爽やかで一本気な27歳! 新シリーズ第1弾!!



    出羽横手藩十万石の大内山の城守盛義は江戸藩邸から野駆けに出た向島の百姓家できりたんぽ鍋を味わっていた。鍋を作っているのは、馬廻りの一人、椿平九郎義正、二十七歳。そこへ、浅草の見世物小屋に運ばれる途中の虎が逃げ出し、飛び込んできた。平九郎は、獰猛な虎に秘剣朧月をもって対処……。さらに十人程の野盗らが襲ってくるのを撃退。これが家老の耳に入り……。
  • 名奉行の根岸肥前守と出自不詳の拳法同心は江戸の悪を許さない!

    旅の若き僧が大川端で倒れ、経文と拳法の他は記憶喪失。
    それがなぜ名奉行の下に?
    御三卿清水家に秘められた開かずの間の謎とは?

    名奉行根岸肥前守の下、名無しの凄腕拳法番外同心誕生の発端は、御三卿清水徳川家の開かずの間から始まった。そこから聞こえる物の怪の経文を耳にした菊千代(将軍家斉の七男)は、物の怪退治の侍多数を拳のみで倒す手練の技に魅了され教えを乞うた。願いを知った松平定信は、『耳嚢』なる著作で物の怪にも詳しい名奉行の根岸に、その手練との仲介を頼むと約した。
  • 殺された恋女房に誓う人情十手の新ヒーロー。
    心優しい庶民の味方!

    警察小説の匠の時代小説、新シリーズ第1弾!

    川で見つかった亡骸を追う重蔵が町場で偶然出会う、今にも倒れそうな爺さんと同じ裏長屋で隠れ暮らす女。
    絡む運命の糸を手繰ると…。

    目の前で恋女房を破落戸に殺された重蔵は、悪党が一人もいなくなるまでお勤めに励むことを亡き女房に誓う。それから十年が経った命日の日、近くの川で男の骸がみつかる。体中に刺されたり切りつけられた痕があるのだが、なぜか顔だけはきれいだった。手札をもらう同心・千坂京之介、義弟の下っ引き・定吉と探索に乗り出す重蔵だったが…。
    人情十手の新ヒーロー誕生! 感涙必至!!
  • 貧乏正義漢の無役旗本、居候のスーパー爺さん、皆の心に花を咲かせる。

    可哀想な人を日々助けるが、自らは貧乏にあえぐ若旗本。
    その屋敷に一人の老人が…。何にでも長けた「ご隠居」が、若殿を幸せの伝達師に!
    心に花が咲く! 新シリーズ第1弾!

    「世のため人のために働け」の家訓を命に、小普請組の若旗本・高山和馬は金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえいでいた。ところが、ひょんなことから、見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰るが、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けていた。和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に! 「ご隠居」は何者?
  • 貸本屋笛吹堂の時蔵は、武州秋津藩十二万石の元藩士であった。それが二十年前の藩政内紛劇から冤罪死寸前のところを家老鎌田に救われた過去を持つ。その時蔵宅へ秋津江戸藩邸から密かに“づなぎ”が入った。藩金不正問題の真偽を、と言う鎌田からの命である。時蔵は直ちに探索を開始した……。父と娘の情愛とあり方を通奏低音に、やがて浮かびあがる“法度”を巡る意外な真相!
  • 六千石の旗本津久井家の長子・柳之介は大叔父の一乗寺宣徳から、己れに流れる陰陽師の奇き“血”を知らされた。巨大な悪に出会うと瞬時に心身が“変化”してしまうというのだ。折しも柳之介は友人の八州回りから信州へ運ぶ御用金五千両の警固を頼まれた。途中の上州路には早耳の千寿という巨悪が待ちかまえて・・・・・・。
  • 幕末を駆け抜けた鬼鉄こと山岡鉄太郎。剣豪の疾風怒涛の青春。

    父は小野派一刀流の宗家。「着物はボロだが心は錦」の六尺二寸、天衣無縫の怪人。
    幕府講武所の剣術世話役を務めて四年目の二十五歳。

    父は浅草の御蔵奉行をつとめた六百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その四男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の剣術世話役をつとめて四年目の万延元年三月三日、桜田門外で……。

    若き日の山岡鉄舟、新シリーズ第1弾!
  • 権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち

    仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし──
    「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。
    「武家の鑑」目付の活躍!

    早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。
  • 神田佐久間町 の名物は、傘張り屋敷の元御家老。
    剣客なのに傘張り名人。

    鶴岡藩江戸家老来栖左膳は、忍びの「羽黒組」も束ねるが、新藩主と対立し野に下った。
    折しも旧主暗殺の予告が…。御家老の侍の矜持が疼く。

    口癖は、止まぬ雨はない!
    新シリーズ第1弾!

    出羽国鶴岡藩八万石の江戸家老・ 来栖左膳は、戦国以来の忍び集団「 羽黒組 」を束ね、幕府老中となった先代藩主の名声を高めてきた。羽黒組の諜報活動活用と自身の剣の腕、また 傘張りの下士への奨励により藩を支えてきた江戸家老だが、新任の若き藩主と対立、罷免され藩を去った。だが、新藩主への暗殺予告がなされるにおよび、来栖左膳の武士の矜持に火がついて……。
  • 元禄九年師走の早朝。実高百万石と噂される仙台藩江戸屋敷門前に死体が……。そして斬死体も……。いったいなぜ? 誰が? 藩奉行探索方で影山流抜刀術の名手・望月彦四郎に真相解明の命が下った。手掛かりは二人が残した俳人芭蕉の句三句。それにどんな秘密が? 行く手を阻む壁と謎。やがて第二、第三の悲劇が……。大型新人が挑む白熱の時代小説傑作!
  • 内藤新宿の長屋を改造、正体不明の道場主以下、個性派揃いの高弟たち

    道場主の酔狂道人洒楽斎(しゃらくさい)に、血溜りの女が遺言した「リュウジンノヒゲ」とは?
    諏訪大明神家子孫が治める藩の闘いに巻き込まれ……。

    内藤新宿天然流道場を開いている酔狂道人洒楽斎は、五十年配の武芸者。高弟には旅役者の猿川市之丞、深川芸者の乱菊がいる。市之丞は抜忍の甲賀三郎で、七変化を得意とする忍びだった。乱菊は「先読みのお菊」と言われた勘のよい女で、先の先を読むことで舞を武に変じたらん乱舞の名手。塾頭の津金仙太郎は甲州の山村地主の嫡男。剣で江戸に遊学、負けを知らぬ天才剣士。

    大久保智弘、再登場! 新シリーズ第1弾
  • シリーズ2冊
    770(税込)

    天明三年(一七八三)七月、事件は起きた。小間物問屋河内屋主人が殺され、犯人は奉公人達によって蔵内に閉じ込められ、駆けつけた老岡っ引き帆柱の喜平は内に踏み込むが、賊は煙の如く消えていた。衆人の看視下、一体いかにして、姿を消したのか? 手掛かりを探す同心鈴鹿彦馬と帆柱の喜平の焦燥と苦悩。捕物帳と本格推理の結合を目ざす記念碑的新シリーズの誕生!
  • 日本橋油通町の地本問屋「蔦屋」では今日も「狂歌連」の面々が集まっていた。喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴、十返舎一九ら、売れっ子の戯作者、浮世絵師らが、江戸一番の出版人・蔦屋重三郎のもと、庶民を苦しめる老中・松平定信の悪政に痛烈な批判を浴びせていたのである。単なる批判にとどまらず彼らは、権力を笠に着て下々を苦しめる奴らは許せぬと、裏始末に及ぶ。
  • 日本は「神の国」であり、「天皇の国」である――

    軍人たちを呪縛し続け、
    日本を「聖戦」という名の戦争へと誘った
    ファナティックまでの井出織ギーの正体

    ‐敗戦で一気に崩壊した「天皇」という不動の中心軸
    ‐ユダヤを絶対悪とし、天皇国日本を絶対正義とする善悪二元論
    ‐現人神天皇というイデオロギーを『国策』として創作した明治国家
    ‐現人神天皇に行き着き、天皇親政を求めて突き進んだ軍人たち
    ‐生々しい狂気の本丸

    「天皇幻想」と「神憑り軍人」――天皇を巧みに利用し、今なお利用し続けているのは誰なのか……
    初めて書かれた戦争裏面史!

    《目 次》

    第一章 ユダヤ禍と竹内文献
    ・四王天延孝――ユダヤ・フリーメーソンの陰謀を解きつづけた陸軍中将
    ・安江弘仙―――『竹内文書』に日本とユダヤの超古代秘史を見た陸軍大佐
    ・犬塚惟重―――ユダヤ陰謀論の深淵で揺れ動いた海軍大佐
    ・山本英輔―――四国・剣山にソロモンの秘宝を求めた海軍大将
    ・小磯国昭―――神代文字に八紘一宇の神意を見た男
    第二章 古神道系団体の周辺
    ・矢野祐太郎――「神の国」建設を夢見た海軍大佐
    ・浅野正恭―――反大本の急先鋒となった海軍少将
    ・秋山真之―――「霊夢」によって日露戦争を勝利に導いた海軍中将
    ・秦真次――――超古代偽史に日本の神性を見た陸軍中将
    ・満井佐吉―――「聖戦」の名のもとに「霊的国防」を訴えた陸軍中佐
    第三章 二・二六事件と天皇信仰
    ・相沢三郎―――天皇を「信仰」し、神示によって上官を斬った陸軍中佐
    ・磯部浅一―――二・二六事件で昭和維新を夢見た青年将校
    ・清原康平―――日本心霊科学史上、特筆すべき家系に生まれた陸軍少尉
    ・大岸頼好―――皇道派青年将校に最も影響を与えた陸軍大尉
    ・大久保弘一――熱烈なまでに天皇を信仰した霊媒体質の陸軍少佐
    ・石原莞爾―――「世界最終戦争」を見据え「東亜連盟」を唱えた陸軍中将
    第四章 皇国史観の牢獄の中で
    ・昭和天皇と東條英機――現人神と神憑り軍人
    後記
    参考文献
  • 徳川将軍家に連なる名門旗本の次男・松平清之介は武士の一分に懸けて「兜跋組」の頭目・竜崎沙王に単身、闘いを挑んだ。兜跋組とは、法では裁けぬ江戸の悪を賞金と引き換えに仕置する浪人集団である。清之介が一足一刀の間合いに入った刹那、沙王はさりげなく告げた。「このまま死なすにゃ惜しい。俺の組に入れ」
  • 「わしはもう江戸を生きるしかね。剣術以外の稼ぎがあるとは思いもしなかった。やってみるべと思う。」──金を掏られて行き倒れた羽州浪人・永井新兵衛を、口入れ屋の庄三郎が救った。口入れ稼業の要諦は、人を見抜く眼力。まるで水面を流れる木の葉のような新兵衛の人柄に惚れたのだ。地獄に仏と、新兵衛は食うため、生きるため慣れぬ仕事に精を出すが……。市井の人情を描いて当代一! 名手が贈る感涙の新シリーズ!
  • 久松松平家の十一男が将軍家剣術指南役・柳生家第六代藩主に!
    実在の大名の痛快な物語、新シリーズ第1弾!

    伊予小松藩主の一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と一万石大名の契りを結んだ俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられた。

    徳川家御一門である久松松平家の越後高田藩主の十一男は、将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主となった。享保十五年(一七三〇)九月朔日、江戸城表御殿菊の間において柳生俊平は、伊予小松藩主一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と初体面で意気投合、一万石大名の契りを結んだ。同じ頃俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられ難題に取り組むことに……。
  • 旗本次男坊の高橋欣吾、火消「は組」の若衆・伝次郎、六尺三寸の大男・担ぎ人足の三太郎の三人は、子供の頃から身分を越えての仲間だ。そんな若者らを北町奉行所最古参の老与力・益岡喜六は温かく見守ってきた。その益岡がある殺人事件の探索中、罠にはまって“切腹”の危機に。三人の義兄弟は益岡を救おうとして……。
  • 十年前、旗本二千石本多隼人正は若年寄配下の先手組頭として諸国を探索中、長崎の丸山遊郭で十一歳の禿と出会い、故あって養女とし剣の技を教え込んできた。美しく成長した男装の美剣士・美涼は、深川八幡で破落戸の喧嘩に出くわし、助けた男は島帰りだった。これを機に美涼や隼人正の周りに不穏な輩が現れ、見えない敵との戦いが始まり、師父と養女の剣が闇を切り裂く。
  • シリーズ10冊
    770(税込)

    『遠い所に行く、当分は戻れない』それが十五両の大金で、帯と反物を買った貧しい身形(みなり)の職人の言葉だった。土一升金一升と言われる日本橋で染色工芸店の蜻蛉屋こと人呼んでとんぼ屋を営むお瑛は、商品を渡す時、瞬間その意味を訝しんだが……。情理をわきまえた才色兼備の女将と評されるお瑛は、二十九歳になる出戻りだったが、事件は客からもたらされる事になった……。
  • シリーズ7冊
    770(税込)

    悪党どもに「北町の虎」と恐れられた廻方同心の嵐田左門は還暦を機に息子に家督を譲った。だが息子は同心株を売って謎の出奔。やむなく左門は昨日までの己の屋敷の離れに間借りする羽目に。同心株を買い戻すべく左門は、町奉行所では手に余る事件に始末を付ける仕事で報酬を得ることにした。老いても衰えぬ剣技と知恵で、混迷する天保の世に立ち向かう。
  • 「無茶勘」こと落合勘兵衛「武士は働くために食う。食うために働くものではない」と父孫兵衛に厳しく教えられて成長した。武を鍛錬し文に励む日々。だが、越前大野藩に不穏な影は忍び寄りつつあった。そしてそれは一人の藩士の斬殺体から始まった……。藩政に翻弄されながらも毅然として生きる父と子の姿を清冽な筆致で描く、著者渾身の教養小説(ビルドゥングスロマン)の傑作!
  • 西洋近代の価値観を乗り越えろ!

    西洋近代の価値観は、今の時代において日本の「常識」として染み付いている。しかし、それが借り物の「常識」であることに自覚的な日本人はごくわずかだろう。当時は漸進的に受け入れられたその価値観が、いまの時代に小さな「歪み」として様々な場所で現れはじめているように思われる。本書は、対米英開戦という時局のもと、感度の高い知識人たちが集い論じ合った「近代の超克」に触れ、その問題意識を引き継ごうとするものである。具体的には、民主主義・自由主義・資本主義の欠陥を指摘し、理論的に乗り越えていく。価値観の源泉が忘れ去られた現代日本においてこそ、本書は読まれるべきものである。

    【目次】
    まえがき
    序 章 「近代の超克」を受け継ぐ
    第1章 「近代の超克」を検討する
    第2章 近代を超克するということ
    第3章 民主主義を乗り越える
    第4章 自由主義を乗り越える
    第5章 資本主義を乗り越える
    最終章 西欧近代を乗り越えた後に
    あとがき
    参考文献
  • シリーズ14冊
    770(税込)

    下総三万五千石稲月藩の若君・千太郎は御三卿・田安家ゆかりの由布姫との祝言までの日々を気ままに楽しむべく、江戸下屋敷から夜逃げした。その夜、浅草奥山で知り合った骨董商・片倉屋の離れに居候することになった千太郎は、骨董目利きの才と剣の腕で、山之宿の弥市親分を助けて江戸の難事件解決に挑む。
  • 妹の仇を追う若殿が鉢合わせした黒影は、巷で話題の義賊黒猫?

    長屋の大家は若い女義賊。
    住人は癖のある者ばかり。
    妹の仇討ちが巡り巡って、女義賊と長屋の衆と共に、悪党退治に目覚める若殿!

    長屋の女大家と若殿新シリーズ第1弾!

    若殿・結城直次郎は、世継ぎの諍いで殺された妹の仇討ちに出るが、仇は途中で殺されてしまう。下手人は一緒にいた大身旗本の側室らしい? 江戸に出た直次郎は旗本屋敷に潜り込むが、黒装束の影と鉢合わせ。ところが、その黒影は直次郎が住む長屋の女大家で、巷で話題の義賊黒猫だった。仇討ちが巡り巡って、女義賊と長屋の住人ともども世直しに目覚める直次郎の活躍!
  • 世継ぎの家重を護れ!

    宮地家二代目「加門」に将軍吉宗から直命下る。
    側室が懐妊したばかりの、家重の病は果たして偶然か。
    加門の幼馴染み、十八歳の田沼意次は、家重の小姓。加門と意次は合力して闘う。

    享保元年(一七一六)、吉宗は跡継ぎのいなかった家継の養子となり、将軍を継いだ。紀州藩主であった吉宗は、紀州から多くの家臣を伴って江戸城に入った。そのなかに、宮地家も含まれていた。紀州から連れて来た薬込役(くすりごめやく)十七家を御広敷伊賀者(おひろしきいがもの)として置いたのである。江戸城に入ったとき、宮地友右衛門は二十五歳、三年後に二代目となる加門が生まれている。

    十八歳の若きヒーロー! 新シリーズ第1弾
  • シリーズ30冊
    770(税込)

    その名を聞いただけで江戸中の悪党どもが震え上がる、北町奉行所筆頭同心の蔵間源之助は、さる事件探索の余波で、居眠り番と蔑まれる閑職に左遷された。暇で暇で死にそうな源之助に、ある大名家の江戸留守居から極秘の影御用が舞い込んだ。盗まれた神君家康公拝領の大名物を捜し出してほしいというのだ。
  • 失脚した田沼意次の甥、世を憚る身の竜の之介がなぜ将軍の奥小姓に?

    将軍家斉の個室御用の間。将軍家に害をなす輩を人知れず駆逐せよ!
    そのためこれを下げ渡す! 下されたものとは……?

    大型新人、登場! 新シリーズ第1弾!

    竜之介さん、うちの婿にならんかね──。
    故あって神田川の河岸で真剣勝負に及び、腿を傷つけた田沼竜之介を屋敷で手当した、小納戸の風見多門のひとり娘・弓香。多門は世間が何といおうと田沼びいき。隠居した多門の後を継ぎ、田沼改め風見竜之介として小納戸に一年、その後、格上の小姓に抜擢され、江戸城中奥で将軍の御側近くに仕える立場となった竜之介は……。
  • シリーズ9冊
    770(税込)

    二代将軍秀忠の世、秀吉の遺児にして肥後・加藤清正の猶子、波芝信十郎と大和忍びの鬼蜘蛛は、江戸に到着早々後水尾天皇に嫁した和子中宮(秀忠の娘)への供物行列を襲う謎の一団に遭遇。林崎神明夢想流の必殺剣で行列を守ったことから、徳川将軍家擾乱を策謀する勢力との闘いに巻き込まれてゆく──!
  • シリーズ5冊
    1,4301,540(税込)
    著:
    奥山景布子
    監修:
    古今亭菊之丞
    レーベル: ――
    出版社: 二見書房

    執念いヤツらめ
    一人の人間が堕ちてゆく 死出の旅

    圓朝の大作を濃厚に煮つめ、小説へと昇華した作品である/古今亭菊之丞

    ――この後女房を持てば 七人まではきっととり殺すからそう思え。
    父を旗本に殺されたまま解決もできず、妹も奉公先で惨殺されてしまったお志賀。それから十七年、音曲の師匠豊志賀として生きてきた。稽古はにぎわっていたが、子ほども歳の離れた新吉と男女の仲になり、あまりの入れ揚げぶりに弟子たちも次第に離れていってしまう。そんな中でも通い続けていたお久に嫉妬したためか、顔に腫物ができてしまう。悪化する腫物とともに憎悪ももつのらせ、ついには呪詛の言葉を遺して死んでしまう。新吉は恐れおののきながらお久と下総に駆け落ちをするのだが――

    松浦シオリ・装画

    名作落語にあらたな命を吹き込む、シリーズ第一弾!
    古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。
  • 大御所として九代将軍家重を後見していた八代将軍吉宗が没するや、家重の弟・田安宗武を担ぐ一派が暗躍しはじめた。家重の側近・大岡忠光は、直参旗本千石、花輪家の次男坊・征史郎に「目安番」という密命を与え、家重を守らんとする。将軍追い落としをはかる巨大な陰謀に、無外流免許皆伝の征史郎の剣が立ち向かう。
  • 延宝三年、越前大野藩士の使番・永井鋭之進が本庄(本所)で斬殺された。調べによれば神田で売比丘尼と遊び、その帰途であったという。しかしなぜ藩邸から遠い本庄に足を運んだのか? やがて浮かび上がる斬殺犯と思われる黒ずくめの武士とは何者なのか? 一体、何が狙いなのか? 藩御耳役・落合勘兵衛の新たなる闘いが始まった……
  • 湯島に千里眼あり──。
    持ち込まれる謎を、次々と解き明かす!

    三年ぶりに実家に帰ると、帳場には妙な男が……。
    骨董屋の跡取り和太郎と鷺沼芳斎の出会いだった。
    江戸の謎解きはおまかせ! 謎解きって面白い! 新シリーズ第1弾!

    「お帰り、和太郎さん」「えっ」──どうして俺の名を知ってるんだ…いったい誰なんだ? 家を飛び出て三年、久しぶりに帰ってきたら、帳場に座って俺のあれこれを言い当てる妙なやつが──。湯島の骨董屋「梅花堂」に千里眼ありと噂される鷺沼芳斎と、お調子者の跡取り和太郎の出会いだった。骨董の目利きだけでなく謎解きに目がない芳斎が、持ち込まれる謎を解き明かす事件帖の開幕。
  • 1,650(税込)
    監修:
    小和田哲男
    レーベル: ――
    出版社: 二見書房

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証担当の小和田哲男先生が監修!

    ★ まだまだたくさんの謎が残る城のおもしろさが楽しめる
    ★ 北海道から沖縄まで全国75の名城を紹介。日本史の豊かさを実感できる
    ★ 通説をくつがえした新しい発見や学説がわかる

    解き明かされていない数々のミステリー、
    築城の名手によるスゴい技術、
    人々に力を与えてきたパワースポットとしての役割、
    随所に見られる戦の知恵を解説。

    城好き、歴史好きはもちろん必読。
    歴史が苦手な人も歴史がおもしろくなる!

    【小和田哲男「はじめに」より】
    「石垣の城」の魅力であるが、私は大きく二つあったと考えている。一つは、石垣の積み方の多様さと、見た目のよさである。本書の中でも詳しく触れるが、積み方の基本は、自然石を積んだ野面積、石をある程度加工して積んだ打込接、石を整形して隙間なく積んだ切込接の三つで、この順で築かれた年代が推移していく。ただ、おもしろいのが、この三種の積み方を一つの城で見ることができるところもあるという点である。
     魅力の二つ目は、石垣には謎が多く、謎解きの楽しさもあると言われることである。石垣を実際に見ることで、築城者の知恵と工夫の足跡を追体験できることが少なくない。同じく築城名人と言われながら、加藤清正の積んだ石垣と、藤堂高虎が積んだ石垣はちがっており、そのことを知って石垣を見ると楽しさは倍化されるのではないだろうか。
     また、今日のような機械がない時代、巨石をどのように運んだのか、どのように積んだのか、実際の石垣を見ながら先人の知恵に思いを馳せるのもいい。

    【主な内容】
    第一章 知っておきたい石垣の基本知識
    石垣の歴史/石垣の種類/石垣のつくり方/刻印石/石垣の構造/石垣の維持・修復/石垣と職人

    第二章 名城の石垣 北海道・東北・北陸・関東・東海編
    江戸城/金沢城/名古屋城/松前城/五稜郭/盛岡城/仙台城/会津若松城/二本松城/白河小峰城/松本城/上田城/甲府城/駿府城/弘前城/九戸城/白石城/唐沢山城/新発田城/高岡城/福井城/丸岡城/小諸城/松代城/大垣城/苗木城/岩村城/浜松城/相良城/岡崎城

    第三章 名城の石垣近畿・中国・四国・九州・沖縄編
    大坂城/姫路城/彦根城/丸亀城/熊本城/二条城/大和郡山城/和歌山城/備中松山城/岡山城/広島城/鳥取城/松江城/萩城/高松城/伊予松山城/宇和島城/観音寺城/福知山城/丹波亀山城/丹後田辺城/岸和田城/高取城/伊賀上野城/鳥羽城/松坂城/竹田城/石垣関連用語集/篠山城/明石城/洲本城/津山城/福山城/月山富田城/高知城/徳島城/今治城/福岡城/小倉城/佐賀城/人吉城/延岡城/飫肥城/鹿児島城/首里城/今帰仁城
  • 歴史ミステリーの俊英が鮮烈な着想で放つ時代小説の新シリーズ! 記憶を失い、長屋の子らに手習いを教える寺子屋の師匠弦斎には、隠密としての過去があった。ある日、本所深川の「なめくじ長屋」で一人の老人が殺された。老人の息子は旧友の十兵衛。かつて自分をかばって死んだ男だ。賊の目的は、十兵衛が遺した克明な捜査日誌だった。弦斎はふたたび巨大な悪に立ち向かう覚悟を固めるのだった。
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    映画『決算!忠臣蔵』の原作者、山本博文教授が監修(東京大学資料編纂所)、
    一級資料にもとづき「討ち入り」という一大プロジェクトを解説

    前代未聞の危機にあたり、リーダー・大石内蔵助はメンバー(藩士300人)と資金(8300万円)をどうデザインしたか!?
    驚くほどたくさん史料が残されている「赤穂事件」をイラストとたくさんの図版で学ぶことができる一冊。プロジェクトドラマとして、江戸時代、武士の社会を面白く大づかみ!


    【第一章 江戸城松之廊下事件】
    「赤穂事件」の発端/松之廊下刃傷事件/吉良・浅野の事情聴取/下された幕府の裁定/浅野内匠頭の切腹/浅野内匠頭の埋葬/赤穂藩江戸屋敷の収公/赤穂に届けられた急報/赤穂城に押し寄せる商人/揺れる赤穂藩/江戸強硬派を説得/さらば赤穂城

    【第二章 討ち入り前夜】
    浅野家再興工作の開始/血気に逸る江戸強硬派/吉良上野介の隠居/遊興にふける大石内蔵助/円山会議で討ち入りを表明/討ち入りメンバーを選抜/吉良邸偵察開始/赤穂浪士の隠れ家/大石内蔵助の江戸入り

    【第三章 いざ、討ち入り】
    討ち入り前に吐露した思い/討ち入り道具の購入/逃亡する同志/討ち入り費用の決算/茶屋で開かれた作戦会議/討ち入り参加者は四十七人に!/吉良邸討ち入り

    【第四章 その後の赤穂浪士】
    亡君への報告/仇討ちを称える江戸っ子/赤穂浪士に下された処分/赤穂浪士たちの切腹/遺族に下された処分/吉良家、断絶す/芝居化された討ち入り

    【終章 討ち入りの舞台を歩く】

    【Cloumn もっと知りたい! 忠臣蔵の話】
    ①「元禄」とはどのような時代? 
    ②「高家」とはどのような役職? 
    ③ 切腹の作法 
    ④ 赤穂事件時の赤穂城 
    ⑤ 江戸の通信制度 
    ⑥ 討ち入りに使われた化粧料 
    ⑦ 赤穂浪士最期の言葉 
    ⑧ 赤穂浪士辞世の句 

    【column 押さえておきたい! 「忠臣蔵」のお土産】
    ① 切腹最中・義士ようかん 
    ② 元禄浪士あま酒 
    ③ 忠臣蔵の吉良まんじゅう・吉良せんべい
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    細かいことにこだわらず、本書を通読して日本史を大づかみ!

    東大史料編纂所 山本博文教授が解説する歴史をつかむコツ
    ★ 古代から現代まで日本史を大きな流れでつかむ
    ★ イラストで解説しているから自然と頭に入りやすい
    ★ 通説をくつがえした学説がわかる

    旧石器時代人はどんな生活を営んでいた?
    縄文人はどんな生活をしていた?
    邪馬台国はどこにある?
    古墳はなんのためにつくられた?
    聖徳太子は実在しないって本当?
    蘇我氏は本当は悪者ではなかった?
    「大化の改新」は本当はなかった?
    なぜ古代朝廷は唐と戦った? 
    古代史最大の内戦壬申の乱はなぜ起きた?
    どうして聖武天皇は仏教を信仰した?
    桓武天皇は怨霊を怖れて平安京を作ったって本当?
    どうして武士が権力を握った?
    なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いた?
    なぜ北条氏は将軍にならなかった?
    モンゴル軍を退けたのは本当に「神風」? 
    鎌倉幕府はなぜ滅亡した?
    なぜ朝廷は南と北に分裂した?
    信長は本当に革新的な人物だった?
    関ヶ原の戦いで家康はなぜ勝てた?
    家康はなぜ江戸に幕府を開いた?
    江戸幕府はなぜ二百数十年も続いた?
    江戸幕府はなぜキリスト教を弾圧した?
    田沼意次の政策はなぜ「改革」と呼ばれない?
    ペリーはなぜ日本へやってきた? 
    なぜ井伊直弼は桜田門外で殺された?
    なぜ徳川慶喜は大政奉還を行なった?
    西郷隆盛はなぜ反乱を起こした?
    なぜ日清・日露戦争で日本が勝利できた?
    日本はどうして韓国を併合した?
    日本はなぜ満洲国を承認した?
    第二次世界大戦でなぜ日本は米国と戦った?
    バブル経済はなぜ起きてどのように終わった?
    (略)

    ~本書「はじめに」より~
     日本史を学びはじめたとき、人類の誕生や旧石器時代からの細かな事象を覚えていくと、なかなか日本史の全体像が理解できません。そのうち、なにが大切なのかもわからなくなり、日本史嫌いになる人も多いようです。また、現代まで学んだあとも、断片的な知識は頭に残っていても、日本史がどのようなものかがつかめていないと感じる人も多いようです。
     日本史を理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことです。筆者は、かつて『歴史をつかむ技法』(新潮新書)でそのつかみかたのコツを書きましたが、本書では、イラストを交えてよりわかりやすくそのコツを示しました。
    (略)
     大河ドラマで人気の時代は、戦国時代や幕末維新の激動の時代です。戦国時代では上杉謙信や武田信玄、織田信長など、幕末維新では坂本龍馬や西郷隆盛など人気の人物がたくさん出てきます。
     こうした人の生き方や考え方を知るのは、日本史を好きになるひとつの契機になりますから、自分が好きな時代から詳しく見ていくことも大切です。
     それに加えて、戦国時代は、なぜ各地の戦国大名たちが争っていたのか、そもそもどうして戦国大名という存在が誕生したのかを考えようとすると、日本史全体を理解することが重要になります。
     そのためには、室町時代の守護という存在を理解しなければなりませんし、応仁・文明の乱という争いが起きた原因を考えていくことが必要になります。そうしたことを細かく詰めていくことも大切で、本書でもイラストで理解できるようにしています。
     本書を読めば、いままでつかみきれないでいた日本史の全体像が自然と頭に入ってくると
    思います。細かいことにこだわらず、何度も通読してもらえれば幸いです。
  • できたての、お江戸で、どえらい漢が大活躍!

    十文字鑓は家康公下賜。
    大目付の父から勘当され、日本橋の米屋に居候しつつ萬揉め事相談で糧を得る!
    豊臣秀頼の遺児が頭目の野盗を報ずる読売を手に……。

    「居眠り同心 影御用」の早見俊、新シリーズ第1弾!

    向坂勘十郎は群がる男たちを睨んだ。空色の小袖、草色の野袴、右手には十文字鑓を肩に担いでいる。六尺近い長身、豊かな髪を茶筅に結い、浅黒く日焼けしているが、鼻筋が通った男前だ。肩で風を切り、威風堂々、大股で歩く様は戦国の世の武芸者のようでもあった。寛永十二年、大坂落城から二十年、江戸の町には未だ戦国の気風が漂い、町のあちこちで争い事が絶えない。
  • 大岡越前守の再来!?
    微行(おしのび)で市中を行くのは、一刀流免許皆伝の町奉行!

    突然の北町奉行拝命に、戸惑う将軍世嗣の剣術指南。
    仇討ち若侍を居候にしつつ、昼行灯と揶揄されながらも、火付け一味を一刀両断!

    将軍世嗣の剣術指南役であった 柳生久通は、老中松平定信から突然、北町奉行を命じられる。一刀流免許皆伝とはいえ、市中の屋台めぐりが趣味の男への、あまりに無謀な抜擢に尻込みするが、下手人の知れない、お城御門近くでの付け火に自らが立ち上がる。親の敵に間違えられたり、昼行灯と揶揄されもするが、能ある鷹は爪を隠す、久通の剣の冴えが、火付け一味を一刀両断!
  • 三人の男は職を退いた。町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁左衛門。旧友の三人はまだまだ気力体力ともに充分で、さてこれからどう生きるかと思案。三人の願いは、いい景色の中で暮らすこと。手頃な隠れ家〈初秋亭〉を根城に、江戸市中の厄介事解決に乗り出した。手前の女房がさらわれまして──初めての事件は、豪商からの突飛な話で始まった。 時代小説の実力派が挑む市井小説の傑作!
  • 天下の法に横槍入れる徳川ゆかりの大身旗本。
    評定所の父子鷹が闘う。

    幕府の最高裁判所、評定所。
    鷹と謳われた父の後を継ぐ若き正義の士、結城新之助。
    将軍家斉にも恐れず盾つく旗本松平左京の悪を許さず。

    評定所は三奉行(町・勘定・寺社)がそれぞれ独自に裁断しえない案件を老中、大目付、目付と合議する幕府の最高裁判所。留役がその実務処理をした。結城新之助は、鷹と謳われた父の後を継いで留役となった。ある日、新之助に「貰い子殺し」に関する調べが下された。探っていくと五千石の大身旗本松平左京の影が浮かんできた。父、弟小次郎との父子鷹の探索が始まって……。

    忖度を排し法を護る! 新シリーズ第1弾
  • なぜ真犯人は歴史から黙殺されたのか!?


    ヒットマンにされた義士・安重根と歴史から抹殺された楊成春とはいったい何者なのか?
    外交資料から浮かび上がってくる秘匿された情報とは? 
    当時の極東情勢、韓国併合に潜む外交史の闇を暴く衝撃のノンフィクション!

    □ 日本を近代化にみちびいた幕末の英傑は
      なぜ暗殺されたのか。
    □ 安重根が背負っていたものとは何だったのか。
    □ その影に見え隠れする歴史に黙殺された人物とははたして――


    ~日清韓露の複雑な関係が交錯する! 日韓外交史の闇に震撼する歴史ノンフィクション~

    明治四十二年十月、枢密院議長・伊藤博文がハルビンで暗殺された。
    狙撃犯は安重根、今でも韓国で英雄とされる人物である。
    しかし、可能なかぎりの当時の外交機密文書を丹念に読み込むと――
    そこに浮かび上がってきた人物とは、はたして何者だったのか。
    日本を近代化にみちびいた幕末の英傑・伊藤博文が目指していた韓国併合とは? 日本政府の思惑とは?
  • “ありえない古代遺物”が物語る衝撃の真実

    その時代の産物であることは確かなのに、当時の科学技術のレベルをなぜかはるかに超えているように見える工芸品=オーパーツ。
    なぜ古代人は知るはずのない恐竜型の土偶や飛行機そっくりの黄金細工を残したのか?
    正確な真円である大石球、硬い水晶に刻まれたどくろにはどのような高度技術が用いられたのか?
    私たちの文明史観は本当に正しいのだろうか?

    ★古代人の恐竜土偶
    ★水晶どくろの妖魔
    ★人造大石球の謎
    ★太古の花瓶型電池
    ★飛翔する黄金シャトル
    ★三葉虫を踏んだ靴跡
    ★黄金に刻まれた文字

    ……他、謎と神秘に満ちたオーパーツの秘密に迫る!
  • 維新成立の謎を追う!

    孝明天皇の謎の死が南北朝の対立を呼び覚ます――
    維新成約に秘められた真意とは?
    日本史を覆す衝撃の秘密を追う異色ノンフィクション。

    南朝の末裔を主張する自称天皇の出現
    疑惑の群像写真
    孝明天皇の謎の死
    苦悩する西郷隆盛

    宮廷の御医の手記には何が書かれていたのか? 
    なぜ明治維新は南朝を正統としたのか? 
    明治天皇すり替え説の根幹となる大室家とは? 
    ある地域で祀られ続ける伝説の南朝の落胤とは?

    維新最奥に封印された闇に迫る!
  • 昔の歴史教科書は間違いだらけ!?
    古代から近現代まで、目からウロコの新事実。

    聖徳太子、源頼朝、足利尊氏の肖像画は本人ではなかった?
    江戸時代の日本には鎖国制度なんて存在しなかった?
    間宮海峡の第一発見者は間宮林蔵ではなかった?
    日本最古の貨幣は和同開珎ではない?
    鎌倉幕府の創設は1192(いいくに)年ではない?
    ……絶対に変わらないようで確実に変わっているのが歴史。
    新説や新発見で歴史は塗り替えられていく。
    かつてあなたが学んだ歴史は、今や間違いだらけかも!?

    第1章 あなたの習った教科書は、もう時代遅れ
    第2章 考古学の新発見が教科書に書き換えを迫る
    第3章 歴史教科書だけではわからない、意外な事実
    第4章 近・現代史にも、目からウロコの新事実
  • 白髪丸髷に横櫛を挿す、江戸っ子婆お鹿の、意地と気風の弔い合戦!

    木賃宿で皆殺しの惨劇が!
    騒然とする奉行所だったが、岡っ引きの駒蔵も殺される。
    女房が亭主の弔い合戦と、形見の十手で悪行を暴く!

    深川のうらぶれた木賃宿で、宿の主や使用人、三人の泊まり客のすべてが殺される惨劇があった。騒然とする奉行所だったが、目的も分からず下手人の目星もつかない。岡っ引きの駒蔵は、家族の皆と一緒に手分けして見えない下手人を追うが、逆に殺されてしまう。女房のお鹿は息子二人と共に、亭主の敵でもある下手人をどこまでも追うが……。江戸っ子婆の啖呵が悪を暴く!
  • 《鬼平》を継ぐ火盗改、江戸に知らぬ者のない鬼与力が悪党を斬る!

    新しいお頭の妻子を人質に、役宅に立て籠もる輩を操る積年の宿敵《雲竜党》…。
    鬼剣崎と命知らずの《剣組》、戦いの雄叫びを上げる!

    《鬼平》こと長谷川平蔵に薫陶を受けた火盗改与力剣崎鉄三郎は、新しいお頭・森山孝盛のもと、配下の《剣組》を率いて、関八州最大の盗賊団にして積年の宿敵《雲竜党》を追っていた。ある日、江戸を離れて捕物に向かうが肩透かし、戻るとお頭の奥方と子供らを人質に、悪党たちが役宅に立て籠もっていた…。《鬼神》と恐れられる剣崎と命知らずの《剣組》が、裏で糸引く宿敵に迫る。
  • 人呼んで「小言又兵衛」、日の本一ひ弱な仇討ち姉弟に助太刀いたす!

    将軍吉宗も呆れた頑固者、新シリーズ第1弾!

    吉宗公亡きあと、武士道も人倫も廃れた世に、小言が尽きない旗本のご隠居が、はじめて真剣を手に大暴れ!

    将軍吉宗公をして「小言又兵衛」と言わしめた武辺者の石倉又兵衛も、今では隠居の身。小者の三助に誘われて初めて芝居を観て驚愕した。鍵屋の辻の決闘など、町人が夢中になる芝居にこそ失われた武士道があったのだ。そんな折、仇討ち旅をする健気な姉弟に遭遇して又兵衛は嬉々として助太刀に乗り出す。頭脳明晰な蘭医・良庵を指南役に、奇想天外な仇討ち小説開幕!
  • わたしの勇者さま……

    勇者に指名されてしまった少年騎士は、美人巫女、美少女従者とともに「真の勇者」となるための旅に出た。途上を淫らな試練の数々が待ち受ける…!

    「あなたこそ、伝説の勇者さまですっ!」由緒正しき聖なる神殿で、美しき巫女マリエルから突然指名を受けた少年騎士キルレイン。マリエルとの妖しい「誓約の儀式」を終えた彼は、彼女と本来の従者であるボーイッシュな美少女ジーナとの三人で、「真の勇者になる」ための旅に出ることに。二人の女の淫らな誘惑に応えつつ、第一の試練である魔女サダウィン討伐へと向かうが……。
  • 残虐死刑、猟奇殺人、変態性欲、人肉食、毒殺魔……

    人はここまで残酷になれるのか!

    夫の愛人の手足を切断し眼球を抉って便所に投棄した中国の悪女/死刑囚の大腸を引きずり出す処刑マニアの皇帝/女子供の肉を蒸して軍糧にした人食い武将/140人もの少年を切り刻んだ殺人魔/少女600人の血でエステした伯爵夫人/18年間に34人を砒素で毒殺した女中/生まれすぎたわが子を全員惨殺した鬼父/男娼22人をソーセージにして売った男/幼女から老婆まで女の死体ばかりをコレクションした男………人の心に潜みつづける「魔」を直視!
  • 謎解は大殿の細川斉茲、熊本54万石の先代藩主。探索は若侍の窪田和馬。

    江戸での下屋敷の場所から浜町様と呼ばれる隠居大名。
    国許から抜擢した若き剣士と二人三脚で、さまざまな難事件を解決して楽しむ!

    熊本藩五十四万石の先代藩主・細川斉茲は、江戸での隠居所と定めた下屋敷の場所にちなんで「浜町様」と呼ばれて界隈の町民から親しまれていた。国許の御前試合が縁で斉茲に気に入られた部屋住みの若侍・窪田和馬は江戸に呼ばれ、大殿斉茲の側に仕えることになった。江戸で起こるさまざまな難事件を解決すべく、大殿は謎解き、和馬は探索という二人三脚が始まって……。熊本54万石の先代藩主新シリーズ第1弾!

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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