『歴史、二見書房、1年以内(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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古稀とは思えぬ若さ、明晰な頭脳と剣の冴え。
新しい大目付の誕生!
常陸の極小藩への誹謗中傷、調べを進めると、隣の藩に由々しき問題が見えてくる。
策謀を重ねる大名家相手に、新任大目付の活躍はいかに。
痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第1弾!
「大目付になれ」──将軍吉宗の突然の下命に、一瞬声を失う松波三郎兵衛正春だった。蝮と綽名された戦国の梟雄斎藤道三の末裔といわれるが、見た目は若くもすでに古稀を過ぎた身である。しかも吉宗は本気で職務を全うしろと。「悪くはないな」──冥土まであと何里の今、三郎兵衛が性根を据え最後の勤めとばかり、大名たちの不正に立ち向かっていく。痛快時代小説の開幕! -
八森十蔵と和田壮平、白髪頭二人の隠し技は、早手錠と寸鉄と七変化。
定廻同心は三十から四十歳。
五十でようやく臨時廻。
その上の隠密廻同心は、六十を過ぎねば務まらない。
これぞ時代推理捕物帳!
隠密廻同心は町奉行から直に指示を受ける。将軍にとっての御庭番のような御役目だ。隠密廻は廻方で定廻と臨時廻を勤め上げ、年季が入った後に任される御役である。定廻は三十から四十、五十でようやく臨時廻、その上の隠密廻は六十を過ぎねば務まらない。北町奉行所の八森十蔵と和田壮平の二人は共に白髪頭の老練な腕っこき。早手錠と寸鉄と七変化を武器に事件の謎を解く。
老練の二人が事件を謎解く新シリーズ第1弾! -
4万人の日本人を救った、史上最大級の人命救助作戦
戦うための船から、救うための船へ。
昭和20年8月15日、玉音放送。
しかし、世界最古の正規空母「鳳翔」と、若き海軍兵たちの「戦い」は、まだ、終わらない――
終戦直後、知られざる復員船の激闘を描いた、涙なしでは読めない、感動の戦争ノンフィクション!
凄絶な呉の大空襲を生き残り、戦後すぐに復員船へと転じた、空母「鳳翔」。
日本海軍が誇る伝説の艦がたどった数奇な運命と、その一部始終を見届けた若き海軍通信兵が語る、「果てしない航海」の記録――
「これだけは伝えたい」
元海軍通信兵・山本重光、96歳。
戦後を強く生き抜いた海軍最後の「語り部」は、私たちに何を残していったのか――
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-戸津井康之
とつい・やすゆき
1965年10月4日、大阪府堺市出身。元産経新聞文化部編集委員。
大学卒業後、日本1BMを経て、1991年、産経新聞入社。
大阪本社社会部記者、大阪・東京本社文化部記者、大阪文化部デスク、文化部編集委員を経て2018年に退職し、現在はフリーランスのライターに。
産経新聞記者時代は紙面とネット連動の連載コラム「戸津井康之の銀幕裏の声」
「戸津井康之のメディア今昔」などヒットコンテンツを手掛ける。
2021年8月、長編ノンフィクション『双翼の日の丸エンジニア』(学研プラス)を刊行。
《目次》
はじめに
プロローグ 海霧 「幻」の復員船
第一章 凪 日本海軍の最期
第二章 回頭 空母から復員船へ
第三章 抜錨 錨を上げろ
第四章 蜃気楼 天国と地獄
第五章 全速前進 南へ、西へ⋯⋯
第六章 投錨 「老船」最後の戦い
第七章 転錨 空母から海防艦へ
第八章 宜候 舳先の向かう先
エピローグ 霧笛 「里の秋」
おわりに
主な参考文献
著者略歷 -
次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出!
三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。
のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。
次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。
心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾! -
堅物の侍が殿の下命で町の裏長屋の大家に。
店子は元藩士の隠密!
瓦版に描かれた奇妙な絵…。
藩主から真相を探るように仰せつかった元藩士たち。
隠密に姿を変えた十人が、絵に隠された真相を暴く!
小栗藩主の松平若狭介から「すぐにも死んでくれ」と言われて、権田又十郎は息を呑むが、平然と落ち着き払い、ひれ伏して、「ご下命とあらば…」と覚悟を決める。ところが、なんと「この後は日本橋の裏長屋の大家として生まれ変わるのじゃ」との下命だった。勘兵衛と名を変え、藩のはみ出し者たちと共に町人になりすまし、江戸にはびこる悪を懲らしめるというのだが……。 -
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等身大の古墳時代を体感できる手帖
現地で古墳に対面すれば、
見たこたもない、
聞いたこともない、
千数百年前の出来事が見えてくる
全国の主要古墳と古墳群82力所を網羅!
巨大な古墳がつくられ、次第につくられなくなっていった理由は?
ー章 知っておきたい古墳の基礎知識
ニ章 一度は見に行きたい全国の古墳
北海道・東北エリア/関東エリア/中部エリア
/近畿エリア/中国・四国エリア/九州エリア
コンビニの数を超える全国16万基以上の古墳から選りすぐり
――「はじめに」より
このように各地の古墳を見ていくことで、日本列島における首長同士が形づくった政治秩序が見えてきます。また、渡来的文物などを通して、東アジアの政治交渉をはじめ、古墳時代の社会構造に論究できる豊かな素材なのてす。
現在は樹木が生い茂ったり、家が建てられたり、畑に耕作されたりして消失する古墳があるいっぽうで、史跡公園として往時の姿に復元整備された古墳も多々あります。また、博物館や資料館では、そこから出土した副葬品が展示公開され、幾多の歴史情報や、これまでの研究成果が凝縮されています。それらを手がかりに、現代に生きる私たちは等身大の古墳時代を休感できるのです。言質で古墳に対面すれば、見たこともない、聞いたとともない千数百年前の出来事が想像できる。人間しかもっていない、このすばらしい特権を行使するための手がかりが、この一書にあればと願います。 -
しっとりとした筆致で、江戸に生きる人の綾を時代推理の俊英が描く
訳あって武家の娘・綾は、江戸一番の花街の入り口に建つ船宿の住み込み女中に。
そこで遭遇した思いがけぬ六つの謎と事件の行方……。
船宿『篠屋』の勝手口から端正な侍が飛び込んで来て、追われていると言う。予約客の寺侍・梶原だ。女将のお廉は梶原を二階に急がせ、まだ目見え(試用)の女中・綾に、あんたも急いで二階に上がり、湯文字ひとつで梶原様の床に入るんだ、と叫ぶ。追手の足音も迫る。同衾を装うための芝居をしろというのだ。綾は床で丸くなって考えていた。この船宿は断ろうと。だが……。
6つの謎と事件の行方新シリーズ第1弾! -
「最高裁」たる評定所で前代未聞の裁許!
平九郎は巻き返せるか。
出羽横手藩の新任留守居役、宿敵喜多方藩の策謀に苦慮。
剣豪祐筆・上野法賢の秘密。
錣無念流秘剣、熊の爪に、平九郎の必殺剣朧月は……。
爽やかで一本気な27歳! 新シリーズ第1弾!!
出羽横手藩十万石の大内山の城守盛義は江戸藩邸から野駆けに出た向島の百姓家できりたんぽ鍋を味わっていた。鍋を作っているのは、馬廻りの一人、椿平九郎義正、二十七歳。そこへ、浅草の見世物小屋に運ばれる途中の虎が逃げ出し、飛び込んできた。平九郎は、獰猛な虎に秘剣朧月をもって対処……。さらに十人程の野盗らが襲ってくるのを撃退。これが家老の耳に入り……。 -
名奉行の根岸肥前守と出自不詳の拳法同心は江戸の悪を許さない!
旅の若き僧が大川端で倒れ、経文と拳法の他は記憶喪失。
それがなぜ名奉行の下に?
御三卿清水家に秘められた開かずの間の謎とは?
名奉行根岸肥前守の下、名無しの凄腕拳法番外同心誕生の発端は、御三卿清水徳川家の開かずの間から始まった。そこから聞こえる物の怪の経文を耳にした菊千代(将軍家斉の七男)は、物の怪退治の侍多数を拳のみで倒す手練の技に魅了され教えを乞うた。願いを知った松平定信は、『耳嚢』なる著作で物の怪にも詳しい名奉行の根岸に、その手練との仲介を頼むと約した。 -
殺された恋女房に誓う人情十手の新ヒーロー。
心優しい庶民の味方!
警察小説の匠の時代小説、新シリーズ第1弾!
川で見つかった亡骸を追う重蔵が町場で偶然出会う、今にも倒れそうな爺さんと同じ裏長屋で隠れ暮らす女。
絡む運命の糸を手繰ると…。
目の前で恋女房を破落戸に殺された重蔵は、悪党が一人もいなくなるまでお勤めに励むことを亡き女房に誓う。それから十年が経った命日の日、近くの川で男の骸がみつかる。体中に刺されたり切りつけられた痕があるのだが、なぜか顔だけはきれいだった。手札をもらう同心・千坂京之介、義弟の下っ引き・定吉と探索に乗り出す重蔵だったが…。
人情十手の新ヒーロー誕生! 感涙必至!! -
貧乏正義漢の無役旗本、居候のスーパー爺さん、皆の心に花を咲かせる。
可哀想な人を日々助けるが、自らは貧乏にあえぐ若旗本。
その屋敷に一人の老人が…。何にでも長けた「ご隠居」が、若殿を幸せの伝達師に!
心に花が咲く! 新シリーズ第1弾!
「世のため人のために働け」の家訓を命に、小普請組の若旗本・高山和馬は金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえいでいた。ところが、ひょんなことから、見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰るが、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けていた。和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に! 「ご隠居」は何者? -
幕末を駆け抜けた鬼鉄こと山岡鉄太郎。剣豪の疾風怒涛の青春。
父は小野派一刀流の宗家。「着物はボロだが心は錦」の六尺二寸、天衣無縫の怪人。
幕府講武所の剣術世話役を務めて四年目の二十五歳。
父は浅草の御蔵奉行をつとめた六百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その四男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の剣術世話役をつとめて四年目の万延元年三月三日、桜田門外で……。
若き日の山岡鉄舟、新シリーズ第1弾! -
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち
仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし──
「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。
「武家の鑑」目付の活躍!
早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。 -
神田佐久間町 の名物は、傘張り屋敷の元御家老。
剣客なのに傘張り名人。
鶴岡藩江戸家老来栖左膳は、忍びの「羽黒組」も束ねるが、新藩主と対立し野に下った。
折しも旧主暗殺の予告が…。御家老の侍の矜持が疼く。
口癖は、止まぬ雨はない!
新シリーズ第1弾!
出羽国鶴岡藩八万石の江戸家老・ 来栖左膳は、戦国以来の忍び集団「 羽黒組 」を束ね、幕府老中となった先代藩主の名声を高めてきた。羽黒組の諜報活動活用と自身の剣の腕、また 傘張りの下士への奨励により藩を支えてきた江戸家老だが、新任の若き藩主と対立、罷免され藩を去った。だが、新藩主への暗殺予告がなされるにおよび、来栖左膳の武士の矜持に火がついて……。 -
内藤新宿の長屋を改造、正体不明の道場主以下、個性派揃いの高弟たち
道場主の酔狂道人洒楽斎(しゃらくさい)に、血溜りの女が遺言した「リュウジンノヒゲ」とは?
諏訪大明神家子孫が治める藩の闘いに巻き込まれ……。
内藤新宿天然流道場を開いている酔狂道人洒楽斎は、五十年配の武芸者。高弟には旅役者の猿川市之丞、深川芸者の乱菊がいる。市之丞は抜忍の甲賀三郎で、七変化を得意とする忍びだった。乱菊は「先読みのお菊」と言われた勘のよい女で、先の先を読むことで舞を武に変じたらん乱舞の名手。塾頭の津金仙太郎は甲州の山村地主の嫡男。剣で江戸に遊学、負けを知らぬ天才剣士。
大久保智弘、再登場! 新シリーズ第1弾 -
日本は「神の国」であり、「天皇の国」である――
軍人たちを呪縛し続け、
日本を「聖戦」という名の戦争へと誘った
ファナティックまでの井出織ギーの正体
‐敗戦で一気に崩壊した「天皇」という不動の中心軸
‐ユダヤを絶対悪とし、天皇国日本を絶対正義とする善悪二元論
‐現人神天皇というイデオロギーを『国策』として創作した明治国家
‐現人神天皇に行き着き、天皇親政を求めて突き進んだ軍人たち
‐生々しい狂気の本丸
「天皇幻想」と「神憑り軍人」――天皇を巧みに利用し、今なお利用し続けているのは誰なのか……
初めて書かれた戦争裏面史!
《目 次》
序
第一章 ユダヤ禍と竹内文献
・四王天延孝――ユダヤ・フリーメーソンの陰謀を解きつづけた陸軍中将
・安江弘仙―――『竹内文書』に日本とユダヤの超古代秘史を見た陸軍大佐
・犬塚惟重―――ユダヤ陰謀論の深淵で揺れ動いた海軍大佐
・山本英輔―――四国・剣山にソロモンの秘宝を求めた海軍大将
・小磯国昭―――神代文字に八紘一宇の神意を見た男
第二章 古神道系団体の周辺
・矢野祐太郎――「神の国」建設を夢見た海軍大佐
・浅野正恭―――反大本の急先鋒となった海軍少将
・秋山真之―――「霊夢」によって日露戦争を勝利に導いた海軍中将
・秦真次――――超古代偽史に日本の神性を見た陸軍中将
・満井佐吉―――「聖戦」の名のもとに「霊的国防」を訴えた陸軍中佐
第三章 二・二六事件と天皇信仰
・相沢三郎―――天皇を「信仰」し、神示によって上官を斬った陸軍中佐
・磯部浅一―――二・二六事件で昭和維新を夢見た青年将校
・清原康平―――日本心霊科学史上、特筆すべき家系に生まれた陸軍少尉
・大岸頼好―――皇道派青年将校に最も影響を与えた陸軍大尉
・大久保弘一――熱烈なまでに天皇を信仰した霊媒体質の陸軍少佐
・石原莞爾―――「世界最終戦争」を見据え「東亜連盟」を唱えた陸軍中将
第四章 皇国史観の牢獄の中で
・昭和天皇と東條英機――現人神と神憑り軍人
後記
参考文献 -
久松松平家の十一男が将軍家剣術指南役・柳生家第六代藩主に!
実在の大名の痛快な物語、新シリーズ第1弾!
伊予小松藩主の一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と一万石大名の契りを結んだ俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられた。
徳川家御一門である久松松平家の越後高田藩主の十一男は、将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主となった。享保十五年(一七三〇)九月朔日、江戸城表御殿菊の間において柳生俊平は、伊予小松藩主一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と初体面で意気投合、一万石大名の契りを結んだ。同じ頃俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられ難題に取り組むことに……。
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