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『歴史、彩流社(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~52件目/全52件

  • シリーズ2冊
    2,5302,640(税込)
    著:
    林順治
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    隠されたもので現れないものはない!
    著者自身の内的葛藤と古代日本国家の形成過程がシンクロし、心性の深奥に分け入る希有な天皇論と古代史論。「古代日本は朝鮮半島から渡来した新旧二つの集団によって成立した」という〝異端〟の古代史家・石渡信一郎の数々の発見にフロイトの理論を援用し、自らの郷里への追想を合わせて展開する世界のなかの日本および日本人の固有の歴史物語。本書は、著者が過去に出版した単行本の「はじめに」と「あとがき」の集成本である。

    目 次
    はじめに
    第一章 『馬子の墓』――誰が石舞台古墳を暴いたのか〔2001年3月31日発行〕
    第二章 『義経紀行』――弁慶はエミシの末裔だった〔2002年11月3日発行〕
    第三章 『漱石の時代』――天皇制下の明治の精神〔2004年4月17日発行〕
    第四章 『ヒロシマ』――進歩と殺戮の20世紀〔2005年11月10日発行〕
    第五章 『アマテラス誕生』――日本古代史の全貌〔2006年6月10日〕
    第六章 『武蔵坊弁慶』――神になったエミシの末裔〔2007年9月30日〕
    第七章 『隅田八幡人物画像鏡』――日本国家の起源をもとめて〔2009年3月8日〕
    おわりに
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    文覚上人と大威徳寺──。岐阜県加子母地区に伝わる史実とその意味に光を当てる。歴史学の忘れ物とも言うべき、鎌倉前史の再考。下呂市による大威徳寺発掘調査によって明らかになった、その歴史的重要性を、鎌倉幕府創建を陰で支えた文覚上人との関わりから探る。

    【目次】
    序章 歴史学の忘れ物「鎌倉幕府成立前史」
    第一章 大威徳寺跡発掘が明かすもの
      ――中世・鎌倉時代への移行をうかがう重要遺跡の発掘――
    第二章 文覚上人と大威徳寺――文覚上人とはどんな人物か――
    第三章 「濃・飛」の秘められた歴史
      ――「濃・飛」地区に残る古代からのメッセージ――
    第四章 大威徳寺の地理的状況・中世への移行期・中心拠点としての大威徳寺
    終章 鎌倉幕府成立へのプロセス
      ――旗挙げの意図は当初から「みちのく」にあった――
    おわりに
    参考文献
  • 少年少女を「歴史の虜」にした絵本の時代があった! 昭和11年から17年まで<読む雑誌から見る雑誌>へとして豪華な絵本を少年少女向けに刊行。著者が歴史作家になるほど魅入られた絵本の世界と戦時下の庶民の生活を描く。

    【目次】
    絵本との出逢い――序に代えて
      胸をときめかせた絵本との出逢い
      原画を集めた展覧会
      『国史絵話』の原本はどこに

    「講談社の絵本」の時代
      満州事変と二・二六事件 
      小学校低学年の想い出
      二宮金次郎とピアノの女教師

    歴史絵巻『国史絵話』
      日本の国の始まり、天地開闢の図
      源平の時代
      元弘の乱から南北朝時代
      信長、秀吉、家康の戦国の世
      幕末から明治維新の世
      大正時代を飛び越して昭和の時代へ
      支那事変を引き起こし、中国と全面戦争

    昭和の残照――名古屋・下町の風景 一
      幼児期は前世か
      悪所中村遊郭の界隈
      下町の風景と父の想い出
      中村観音の前の活動写真館
      洋画 「戦艦エムデン」

    昭和の残照――名古屋・下町の風景 二
      質屋と男装の麗人
      カフェのある夜景
      火事と消防自動車と銭湯と
      「明治節」と「紀元節」の歌

    『相撲画報』と大相撲と双葉山
      相撲大好き少年
      思い出の番付表
      三横綱が敗れた名古屋準場所

    懐かしい『童謡画集』
      「あの町この町」
      「まり と とのさま」
      「青い眼の人形」
      文部省唱歌の「汽車」

    最初の絵本は『乃木大将』
      武士と軍人
      感動した『楠木正成』
      壮絶な死だった『軍神西住大尉』
      日露戦争と『廣瀬中佐』
      『感激絵話 動物美談』
      ふるさとの景色と『童謡画集』

    「講談社の絵本」と東京への列車の旅
      お上りさん
      『国史絵話』の天の岩戸の場面と丹那トンネル
      先祖は平家の一族

    「講談社の絵本」と東京見物
      省線電車の登場
      二重橋の美しさと西郷隆盛の銅像
      靖国神社と遊就館と明治神宮
      見よ東海の空明けて―

    「講談社の絵本」総目録

    おわりに
  • 2,090(税込)
    著:
    永峯清成
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    ヒットラーの足跡を辿り、ナチス党の権力掌握から崩壊までを描く!

    オーストリアの片田舎での生活、夢破れたウィーンでの放浪生活、下級兵士の大戦期……。政治に芽生え、弁舌を武器にナチス党を掌握、ユダヤ人絶滅と大ドイツ建設を目指して領土拡張戦争を展開。第2次世界大戦という大惨事を招くが、なぜ大衆に支持されたのか!「ナチズムは崩壊したが、百年後に同じ思想が甦るかもしれない。宗教の力と一緒になって……」と言い残した。

    【目次】
    はじめに
    第一章 ヒットラーの誕生
    第二章 苦難のウィーン時代 
    第三章 世界大戦勃発
    第四章 政治活動を始める
    第五章 ナチス党再建
    第六章 大ドイツ建設
    第七章 第二次世界大戦
    あとがき
    参考文献
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    EU加盟やクルド問題、ギリシャとの確執など、トルコが抱える諸問題はなぜ生まれ、どうなっていくのか。重層する歴史の縦軸を自在にたどって解き明かし、その行く末に思いを馳せる。トルコ知識人らのインタビュー13篇も収録。

    【目次】
    まえがき
    目次
    第一部 トルコの今──変わりゆく思考
    第一章 「第三のキリスト教」への接近──共生への回帰の使者
    第二章 現代のコンスタンティノープル──過去とつながる現在
    第三章 我々は何者なのか──揺らぐ「中央アジアの祖先」伝説

    第二部 トルコから消えたギリシャ人──歴史が変えられた日々
    第四章 トルコとギリシャ 骨肉の相克
    第五章 破綻した同胞愛
    第六章 永遠の祖国トルコ

    第三部 「ビザンツ」と「オスマン」が残した課題──様々な「他者」たち
    第七章 クルド人
    第八章 アルメニア人
    第九章 アレヴィー派

    第四部 未来への模索──モザイク国家の真の価値
    第一〇章 キリスト教とトルコ共和国 解放の時と永遠の絆
    第一一章 一〇〇年目、「トルコ人」としての「幸せ」は

    関連年表
    主要参考文献
    奥付
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    フィンランドで聖書の次によく読まれたと言われる伝説的名著を邦訳! 1875年初版以来、版を重ね、1960年代には推定250万部を発行。フィンランド国民国家形成の礎を築いた記念碑的作品。

    【目次】
    第1章 国土
    ……祖国とは何か、各地域の地形、風景、特色、主な産業など
    第2章 民族
    ……各地方の人々の特性、暮らしぶり、民話、詩、言葉遊びなど
    第3章 異教の神々と英雄たちの物語
    ……民族叙事詩『カレワラ』の解説と要約および抜粋
    第4章 カトリック教時代のフィンランドの話
    ……石器時代から宗教改革前までの歴史
    第5章 戦争時代のフィンランドの話
    ……宗教改革から大北方戦争までの歴史
    第6章 近代のフィンランドの話
    ……大北方戦争以降の歴史、同時代の社会制度について
  • 2,420(税込)
    著:
    横山宏章
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    古くから長崎と上海は東シナ海を挟んだ 海のゴールデン・ルートだった。 帝国主義の時代、欧米の強は中国を蚕食し各地に治外法権の租界を形成した。上海の共同租界の一角に作られた日本人街には10万超の人々が活動し、多くが長崎人だった。その歩みを長崎人の関わりを通して描く、日中関係の側面史。

    【収録内容】
    序言
    Ⅰ「魔都」といわれた上海
    Ⅱ 虹口に形成された日本人街
    Ⅲ 上海と長崎の結びつき
    Ⅳ 上海の夜を彩った長崎の女性たち
    Ⅴ 増大する日本人の進出
    Ⅵ 上海の反日ストライキ――「五・三〇運動」
    Ⅶ 第一次上海事変(1932年)――戦争のなかの上海
    Ⅷ 第二次上海事変(1937年)――日本の上海占領へ
    Ⅸ 中国から見た二つの上海事変
    Ⅹ 日本人街の崩壊と上海日本人居留民の引揚げ
    後記
  • 2,420(税込)
    著:
    永峯清成
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

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    時代の変わり目に棹さした武将の葛藤!

    新田義貞は後醍醐天皇の幕府追討の令旨により挙兵、分倍河原・関戸合戦を経て、鎌倉攻めへ。自然の要害によって守られる鎌倉攻略に手こずるが、稲村ヶ崎の干潮を利して鎌倉に突入、幕府を崩壊に追い込む。そして建武の新政権下における京都での様々な政治的駆け引きのなかで足利尊氏との確執が深まる。やがて尊氏追討の総大将として出撃、鎌倉に向かういくつかの合戦には勝利するも箱根・竹下の合戦で敗北し、京都に戻るが尊氏勢の追撃によって一時都を追われる。しかし奥州の北畠顕家勢の加勢によって奪還、逆に尊氏は九州まで敗走する。だが、態勢を立て直した尊氏勢は再び京を目指して進軍。政治の思惑が渦巻く都にあって迎え撃っべく義貞と楠木正成は出撃するが、湊川の合戦で正成は戦死、貞義は敗れて近江東坂本に撤退する。京に入った尊氏は後醍醐天皇と和睦。義貞は恒良親王、尊良親王を戴いて北陸・金ケ崎城に入るも孤立無援のなかで憤死していくのであった!尊氏・正成の狭間で戦いぬいた悲運の生涯と心奥を描く太平記ロマン!

    【目次】
    決起の章 京都大番役 挙兵 鎌倉攻め
    治乱の章 護良親王騒動のこと 都に鵼が 洛中合戦図 正茂の企み
    落日の章 白鹿元年 北国の日々 嗚呼燈明寺畷
    あとがき
  • 2,090(税込)
    著:
    柴田哲雄
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    独裁政治に抵抗し日本側に立った汪兆銘。政争失脚により天安門事件を招くこととなってしまった胡耀邦。中国の近現代史で民主化と日本との関わりを考えるうえでもっとも重要な二人の人物評伝。

    【目次】
    プロローグ
    第1部 汪兆銘の生涯
    はじめに
    Ⅰ 生誕から辛亥革命前後まで──民主主義への目覚め
    Ⅱ アナーキズムの影響
    Ⅲ 反共と反蒋介石──訓政時期の民主化論
    Ⅳ 救国の信念と民主化論の終焉
    Ⅴ 「売国奴」に陥った晩年

    第2部 胡耀邦の生涯
    はじめに
    Ⅰ 少・青年期──革命への参加と試練
    Ⅱ 中堅指導者──建国への貢献と失脚
    Ⅲ 総書記──政治改革とその挫折

    第3部 救国から救「党」へ
    はじめに
    Ⅰ 救国と民主化
    Ⅱ 救「党」と民主化
    Ⅲ 江沢民・胡錦涛政権
    Ⅳ 習近平政権


    引用・参考文献一覧
    関連年表
    あとがき
  • 3,300(税込)
    著:
    山本佳典
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    文明開化以降の日本には、いつも羊がいた!
    戦争や貿易摩擦、不景気や震災のなかで牧羊(緬羊:めんよう)が何度も国策とされたがそのつど挫折を繰り返した。戦後は御料牧場を始めとした農地解放と産業の変化等、その歴史は波乱に満ちていた。そこには、不屈の挑戦を続けた多くの技術官僚や民間人がいた。信念を持ってたゆまぬ努力を続けた羊をめぐる人々の生き様――忘れられた日本の緬羊史を在野の若手研究者が独自の視点でとらえ、執念とも言える膨大で緻密な調査と関係者への聞き取りで浮かび上がらせた、渾身のノンフィクション。

    【目次】
    プロローグ──忘れられた牧羊史
    第一章 創業の志
    第二章 前途を拓く
    第三章 「緬羊」時代の到来
    第四章 ユートピアの伴侶 
    第五章 戦争と羊
    第六章 復興を支える
    あとがき
    主要参考文献
    取材・調査協力機関一覧
  • 1,760(税込)
    著:
    相原精次
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

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    鎌倉幕府成立以前は「一寒村にすぎなかった」という常識は、頼朝がなぜ「鎌倉」を選んだかを説明できない。奈良と鎌倉をつなぐ重要人物、良弁と父親染屋時忠の実像、相模国の古代史像の“発掘”を通して描く「奈良時代の鎌倉」の実態。

    【目次】
    はじめに

    Ⅰ 鎌倉史への疑問
    解明されていない幕府成立以前の「鎌倉史」
    謎を解くカギ・戦前の『頼朝会雑誌』
    「鎌倉」の地名起源にこめられた意味
    鎌倉にあったとされる東国の総国分寺
    「良弁」と「梁塵時忠」の伝承
    大伴家持と相模国
    国衙と郡衙

    Ⅱ 東大寺の「良弁僧正」と相模大山
    大山と良弁僧正
    関東各地の良弁伝承
    良弁伝承の広がり
    良弁僧正の実像
    良弁僧正と黄金

    Ⅲ 鎌倉の良将・梁塵時忠──良弁僧正の父親──
    漆部氏の染屋時忠
    「由比の長者」伝承の広がり
    「時忠」実在は考えられるか
    文献史料にみる「漆部」氏

    Ⅳ 鎌倉と周辺の古代史
    「古文献」にあらわれた鎌倉の古代
    発掘にみる鎌倉の古代──最近の考古学の成果から
    東北と鎌倉の接点──奥州は鍛冶技術の先進地か

    Ⅴ 古都・奈良と鎌倉の「大仏」
    八幡信仰と東大寺
    プレ源平の合戦と東国
    仏教都市と大仏

    Ⅵ 「奈良時代」を伝える寺社と史跡を歩く
    鎌倉「塔の辻」の伝承を歩く
    鎌倉周辺の古い時代の伝承を持つ寺社・遺跡を歩く

    あとがき

    主な参考文献

    奥付
  • 2,750(税込)
    著:
    沢史生
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

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    菓子史に革命をもたらした林浄因一族の亡命。迎えた“河内の悪党”楠正成、正行親子。饅頭屋塩瀬に秘められた林一族のもう一つの顔と「非理法権天」を掲げた土グモの末裔・楠党の凄絶な生きざまを通して描く賤と貴の相克でみる南北朝争乱。

    【目次】
    はじめに──「潔さ」との出会い

    序の章 菓祖・林浄因の日本亡命
    開口神由来
    千葉氏の一族・竜山徳見の入元
    徳見の庇護者・林氏の元国脱出

    第二章 はるけき南朝行在所
    饅頭と砂糖の神話
    山檗に仮りの住居を求めて
    何を語る、菊水紋に非理法権天の旗風
    正成殺しを企んだ南朝の貴族

    第三章 生きていた正成
    宮方に嫌われた賀名生行宮
    菜摘の里、めぐり逢い
    吉野三山と丹生の源流
    正成と丹生と塩瀬

    第四章 塩瀬氏 吉野に誕生
    潰え去った南朝の大和鍛冶
    菊の契り
    菊水流転
    終の栖か 甑島の正行墓
    春を待つ鬼

    「結び」にかえて
    資料篇
    楠氏系譜
    饅頭始祖・林浄因にはじまる林氏塩瀬の系譜
    関連年表
    参考文献
    奥付
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    「スキエ」「スケガラ」などではなく「すきがら」だ!

    著名な歴史家も読み間違えた全国の鋤柄家に繋がる一家に一冊の必備書!
    鋤柄家の家系図に基づき、著者60年に亘る資料の収集と現地踏査の集大成!
    八年半の時間をかけた執筆、遂にここに成る!
    鋤柄家のルーツを初めて世に明かす!
  • アメリカ合衆国の片隅から歴史を掘り下げる著者の眼がいかに過去を捉え叙述するか――。
    ブログ上のフォトエッセイという表現方法で紡ぎ出された人びとの姿、その歴史叙述の模索の数々を書籍として問う。
    著者を媒介にして過去に生きた人びとと読み手を繋ぐ斬新な試み。

    目次
    日本語読者のみなさんへ
    関連地図
    第一部 大西洋岸辺境の生活史――写真とともに
    1 先住民アグアスコーゴクの痕跡
    2 コリントン島住民とその暮らし――1930年代、アウターバンクスの漁村
    3 チョウワン川のニシン漁と生活者たち
    4 写真家ファレルの生涯――なぜ出版が実現しなかったのか
    第二部 自由を求めて
    1 「全ての道はノースキャロライナに戻る」
    2 「この地ウィルソンでの私の問題」
    3 パイニー・グローブでの一日
    4 私が育った小さな基地の町で――公立学校の人種統合をめぐって
    5 「帰郷してみたら敵陣に入っていたのです」――黒人海兵隊員とチェリーポイント海兵隊航空基地人種差別闘争
    6 ジム・グラントの思い出
    原題一覧
    訳者あとがき
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    アメリカの文学・歴史・政治・社会分野研究者26人の論文とコラムを集成。中四国アメリカ学会50周年記念出版!

    目次
    序 生まれかわるアメリカ──学問としての挑戦
    第Ⅰ部 アメリカ研究の原点と現在
    第1章 二一世紀初頭の「建国の父祖ブーム」とアメリカ革命史研究の軌跡
    第2章 アメリカ・ポピュリズム研究の「政治学」
    第3章 一九世紀アメリカ文学における先住民・黒人の復讐劇
    コラムA アメリカにおける社会改革運動──禁酒運動の場合
    コラムB アファーマティブ・アクションと中国系アメリカ人
    第Ⅱ部 「アメリカの世紀」の誕生と衰退
    第4章 長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観── オバマとトランプのアメリカの起源
    第5章 使用されうる過去――二〇世紀のアメリカン・ルネサンス再考
    第6章 アメリカと「ドイツ問題」
    第7章 仕事とは何か──ビジネスの世紀を描くF・スコット・フィッツジェラルド
    コラムC スティーブン・ソンドハイム――アメリカの世紀」を作ったアーティストの眼差し
    第Ⅲ部 トランスナショナルな核の遺産――文学、思想、環境
    第8章 重なる風景、移植される悲劇――ナオミ・ヒラハラのマス・アライ・ミステリー・シリーズにおけるトラウマと帰属
    第9章 水爆実験をめぐる一九五八年の訴訟――ライナス・ポーリングと日本の遠洋漁業者をつないだ反核思想
    第10章 核廃棄物をめぐる(不)可視性とドキュメンタリー映画――『コンテインメント』と『ナバホ・ボーイの帰還』
    コラムD 米政府高官の核兵器観――フォールアウト(放射性降下物)を中心に
    コラムE ネバダ核実験場と文学
    第Ⅳ部 ボーダーランズからアメリカを問う
    第11章 北米先住民の米加ボーダーランズ――メディスン・ラインと一九世紀末~二〇世紀初頭の米加国境
    第12章 「西部文学」から『エコトピア国の出現』へ――伝統と変革の「西部」
    第13章 ルヴォワル『スチューデント・オブ・ヒストリー』に描かれる境界の諸相――階級、人種、ジェンダー
    第14章 意識化される境界線――オルコット『若草物語』の翻案より
    コラムF 米墨国境地帯の文化とトランプ政権
    コラムG 米墨国境――第三の空間としての国境地帯
    第Ⅴ部  ポスト・グローバル世界と超域アメリカ研究
    第15章 南部連合にまつわる記念碑をめぐる問題――空間と景観の公平化に向けて
    第16章 環境作家たちの「市民の不服従」――エコソーシャル・ヴィジョンの継承をめぐって
    第17章 海のリテラシーと二ューベッドフォードの捕鯨
    コラムH ハリウッド映画とSF小説に登場する普通のボーイスカウト
    コラムⅠ アメリカ文学と世界の映画
    あとがき
  • 2,420(税込)
    著:
    渡部和男
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    意識しないほどの深い関係

    本書は、さまざまな角度から三世紀にわたるスペインの植民地支配や大航海時代のことに焦点を当て、筆者のスペインや中南米滞在時代の思い出を交え、論を展開する。スペインや中南米の歴史・文化など個々の事情に触れ、興味深い話題を語る。また、多くの友人の助けを借り、スペイン・中南米双方の相手に対するイメージ・意識をまとめる。スペイン語についても、スペインと中南米のスペイン語の違いとその背景を説明。さらに踊りや食事、ワインなどの文化面に言及するとともに、新大陸からスペインに伝わったもの、逆にスペインから新大陸に伝わったものについても話題にした。最後には、スペインと中南米との間で、人々の性格や意識の共通点あるいは政治的な決断に際しての類似点という観点から、過去ないし現時点で進行中の紛争にどういう影響を与えているかについても触れている。筆者が滞在したスペイン、アルゼンチン、パラグアイおよびコロンビアでの体験が本書の中心となっているが、中南米についての議論を展開するうえで不可欠と思われるメキシコについても先行研究の助けを借りて言及する。また、ニューヨーク国連代表部勤務時代に、多くの中南米出身の外交官と交流があったため、そこで経験したことも織り交ぜている。ポルトガルとブラジルとの関係は、本書の中心テーマではないが都合上、ところどころでポルトガルやブラジルについても言及を行った。結論的には、スペインと中南米との関係はしっかりとした絆で結ばれており、「意識しないほどの深い関係」であると言うことができるものであった。本書は、外交官であればこそ知り得た話題そして知識をふんだんに盛り込んだ、スペインと中南米への物の見方が深まる評論となっている。
  • 12月5日公開の映画『海難 1890』にあわせて刊行!

    その悲劇は近代日本の上昇期、南海熊野の海で起こった。
    多数の犠牲者、そして手厚い救助。
    トルコ国民のなかに日本人の温情が刻まれた瞬間……。

    トルコ人なら誰でも知っているこの海難事故。
    日本人が歴史のかなたに忘れたトルコ軍艦「エルトゥールル号」
    の悲劇を、前国連大使の著者オメル・エルトゥール氏が
    綿密な調査によって現代に甦らせた歴史物語!(訳者推奨)
  • 日本・ポーランド国交樹立100周年記念出版!

    多数のユダヤ人を救った杉原千畝大使とポーランドの関係は有名だが、
    戦前の日・ポ関係は、大国ロシアを挟んだ地政学的特殊性によって
    日露戦争、第一次、第二次世界大戦と続く「革命と戦争」の時代にあって、
    極めて特異な交流があった。
    特にロシアの脅威に晒され、またヨーロッパで苦難の道を歩んだ
    ポーランドの持つ各国の情報は、日本にとって貴重なものであった。
    本書は、軍事関係だけでなく皇室も含めた両国の交流と
    知られざる日本外交の側面を描いた旧著に大幅な増補を加えた決定版である。

    本書・著者
    エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ、2019年度国際交流基金賞 受賞!
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    今年(2021年)9月18日は、日中戦争の発端となった満州事変が起きてから
    90周年にあたる日でした。そして12月8日は、太平洋戦争の開始となった
    真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80周年にあたります。
    太平洋戦争は1941年(昭和16年)に突然始まったものではありません。
    そこには「暴支膺懲」という尊大なスローガンで臨んだ中国との戦争、
    さらには東南アジアを占領して、欧米の植民国家に代わって日本が盟主となる
    という妄執(大東亜共栄圏)が、その初まりにありました。

    本書は、満州事変以降、15年にもわたる一連の戦争を振り返りながら、
    日本が国を挙げて戦争へとひたすらに突き進む過程と、最後は銃後の民間人まで
    巻き込ながら無条件降伏に至るまでを、「新聞形式」のスタイルを通して
    時々刻々と描くものです。
    日中戦争・太平洋戦争をテーマにした書籍は、ともすれば前述した満州事変や
    真珠湾攻撃を初め、満州国の建設、ミッドウェー海戦、東京大空襲、原爆投下
    といった重大な局面がフィーチャーされるのが常ですが、
    本書では戦争が長期化する中での「銃後の暮らし」の様子も数多く取り上げました。

    1938(昭和13)年4月の「国家総動員法」公布によって、人的・物的資源の全てを
    国家が全面的に統制できるようになると、民間人の生活も戦争に密着にしたものと
    なります。やがてそれは衣料や食糧の配給制度、軍需工場への動員、「建物疎開」
    「学童疎開」へと続いていきます。それでも、作家の吉村昭はこう書いています。
    「戦争は一部の者がたしかに煽動してひき起したものかも知れないが、
    戦争を根強く持続させたのは、やはり無数の人間たちであったにちがいない」
    (『戦艦武蔵』)。満州事変から90年、真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80年を
    迎えた今だからこそ、日本と日本人が選んだ「戦争」をもう一度見つめ直す
    学びの機会として、本書は刊行されるのです。
  • 本書は、マリア・テレジア女帝とヴィクトリア女王を戴いた通貨の流通
    という視点からみた、日本ではあまり馴染みのないアラビア半島の近代史
    かつ国際関係史である。
    貿易通貨のマリア・テレジア銀貨が内陸部、法貨のインド・ルピーが英国の
    勢力圏で流通したのは国際政治の反映であった。「偶像禁止」のイスラム教義
    に反するマリア・テレジア銀貨がなぜアラブ人に選好されたのか、
    また、統治者がイスラム君主の条件を満たさずに外国の君主の肖像入り通貨を
    認めるという、通常では考えられない現象の理由が何であったかを解き明かす。
    「イスラムの教えの理解なくして中東は理解できない」との主張に反し、
    外国の元首であるマリア・テレジアを戴く銀貨を使い続けたアラブ人が、
    イスラム以前からの銀の純度と重さを重視する慣習に従っていたこと、及び、
    インド洋とペルシャ湾での覇権を求めた英国とフランスの外交戦が与えた、
    アラブ人の英仏に対する感情の違いから、反英感情の裏返しとしての
    マリア・テレジア銀貨への「リヤル・ファランシ(仏リヤル)」呼称使用が
    生まれたことなどを、当時のアラビアで活躍した欧州商人、インド商人の
    具体的な活動と共に描いていく。

    【目次】(第1章)マリア・テレジア銀貨(第2章)レヴァント(東地中海) 貿易
    (第3章)モカコーヒー(第4章)「リヤル・ファランシ(仏リヤル)」の呼称
    (第5章)インド洋経済圏のオマーン(第6章)独立尚武の国イエメン
    (第7章)マリア・テレジア銀貨の廃止(第8章)英領インドの「飛び地」アデン
    (第9章)英国の湾岸進出とネジド(サウド家) への関与
    (第10章)法貨でない通貨の流通理由
    (第11章)イエメンとオマーンにマリア・テレジア銀貨が残った理由
  • 2,090(税込)
    著:
    皆神山すさ
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    いよいよ来年は七年に一度の御柱祭!

     諏訪神社の総本社である諏訪大社は古くから謎の多い神社だ。
    縄文遺跡に囲まれ、精霊信仰を取り込んだ独自のミシャグチ信仰や
    狩猟の神、軍神、風の神という多様な貌を持つ諏訪明神……。
    神仏分離政策にとって破壊されたと言われる
    普賢菩薩騎象像の片目の姿の元々の形が、一つ目の神であったとの
    仮説で展開する古代史と大社と仏教の関係を通して
    諏訪氏の源流に迫る労作。

    【目次】
    まえがき
    第一部  一つ目の諏訪大明神

    第一章  神仏習合時代の諏訪神
    第一節  仏法紹隆寺
    第二節  普賢菩薩騎象
    第三節  普賢菩薩勧発品
    第四節  明治の神仏分離
    第五節  一つ目の諏訪神を推理する

    第二章  葛井池の片目の魚伝説
    第一節  葛井の清池
    第二節  手長足長の神
    第三節  ダイダラボッチ

    第三章  神が目を傷つける話
    第一節  柳田國男氏の一目小僧
    第二節  眇眼で跋者の山の神
    第三節  貝塚茂樹の古代中国の山の神

    第四章  柳田國男の一目小僧の結論
    第一節  諏訪社の人身供犠
    第二節  諏訪の御柱
    第三節  南宮とタタラの押立柱
    第四節  美濃国の南宮
    第五節  伊賀一の宮、敢国神社
    第六節  浜南宮

    第五章  金屋子神
    第一節  金屋子神とタタラ製鉄
    第二節  金屋子神祭文
    第三節  死の忌みを嫌わない金屋子神
    第四節  諏訪明神と金屋子神の一致点
    第五節  金屋子神と蚩尤

    第六章  天目一箇神と鉄鐸
    第一節  鉄鐸の鳴る音は御左口の声
    第二節  多度大社と伊勢平氏
    第三節  銅鐸と鉄鐸
    第四節  薙 鎌
    第五節  風の祝
    第六節  諏訪神は蛇体の風神

    第七章  ミシャグチとフルの争いの話
    第一節  守屋山は諏訪神社の神体山か
    第二節  先代旧事本紀の語る物部氏の伝承
    第三節  御霊信仰と守屋
    第四節  高句麗朱蒙と沸流国王
    第五節  百済の建国神話とフル
    第六節  新羅昔脱解と瓠公の争い
    第七節  ミシャグチを追跡する
    第八節  昔脱解伝説の考察
    第九節  海童と八幡信仰
    第十節  銅剣文化の担い手、安曇・物部氏
    第十一節 御衣着祝誕生をめぐって
    第十二節 諏訪神社祭政体試論

    第二部  新天皇に寄り添ふ
          一目一足の鍛冶妖怪

    第一節  夜通し行われる秘儀
    第二節  折口信夫説と天皇霊
    第三節  大和平定の剣フツノミタマ
    第四節  一目一足の鍛冶神
    第五節  天皇霊について

    第三部  仏教と諏訪大社

    第一章  源平合戦と諏訪武士
    第一節  諏訪神社の武士化
    第二節  源平合戦
    第三節  旭将軍木曾義仲
    第四節  鎌倉幕府と諏訪神社
    第五節  承久の乱と諏訪盛重

    第二章  上社と仏教
    第一節  上社神宮寺、年中行事
    第三節  上社本宮の社殿配置 ほか

    第三章  下社と仏教
    第一節  諏訪盛澄
    第二節  金利満貞
    第三節  武田氏の下社堂塔の再興計画
    第四節  千手堂・三重塔の再建
    第五節  下社神宮寺案内
    第六節  社僧も出仕した下社の行事
    第七節  常楽会と瑜祇経秘文奉納
  • 2,640(税込)
    著:
    安田亘宏
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    「命のビザ」を繋いだ、名も無き者たちの物語。第二次世界大戦期、アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツの迫害を受けたユダヤ人の多くは、リトアニア日本領事館駐在、杉原千畝(すぎはらちうね)領事の発給したビザに命を救われた。その大量のユダヤ難民たちがナチスの魔手から逃れ祖国を脱出し、遠く日本までたどり着くことのできた背景には、若きジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB)職員たちの尽力があった。歴史の表舞台には上らなかった、しかし確かにそこにあった、ユダヤ難民救出のもう一方の真実を描く。
  • 2,530(税込)
    著:
    梅宮創造
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    ……会津地方の或る旧家の壊滅……
    たまたま地方の一旧家に生れて、年ふるままに人となり、しまいには天の定め、その命を召しあげ、遺された者ら、只ひたぶるに祈る。さて、祈る者びとも、かわるがわる、とき到りて同じ定めに就き、今度は逆に祈られる。一人また一人と、生れては死ぬ。死ぬとわかっていながら、生れてみれば嬉しいことも、辛いこともあろう。それもこれもが、いずれ等しく、ひとときの光芒放つ間もはかなく、果ては闇に消えゆくものの。かつてさんざめいた日々の生活、古い家屋敷、周囲をとり巻く山に川に、野に畑に、昔の俤すでに無く、ただ言葉だけがむなしく宙へ舞う。祈るべし、命あるかぎり祈るべし。神々の、この世に在りし証を温めながら祈る。

    【目次】
    【第1部・夏の奥津城】
    (序)兄弟/籠る日々/雷( いかづち) /病を得て/大寒の朝/奥津城/渦/天壌無窮/
     招魂/神々の集い/(跋)祈り
    【第2部・譚草拾遺】
     愚神祭/蘇生/独身/ジェイムズ・ジョイスへの旅路/イタリア叙事喜劇
  • 4,290(税込)
    著:
    野上勝彦
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    あらゆる歴史は現代史である(ベネデット・クローチェ)

    コンバウン朝ビルマでは、第六代ボードーパヤー王(在1782 ~ 1819)が
    1784年末、アラカン王国を制圧、当時上座部仏教の崇拝の的だった青銅製の
    大牟尼仏を略奪し、同時に緩衝地帯はなくなり英領インドと対峙した。
    ついで北部のマニプール王国、アッサム王国をも支配下におき、版図を最大に
    広げ、列強国と角突き合わせた。
    ベンガル州の平原プラッシーにおいては1756年6月23日、東インド会社が、
    仏ベンガル太守の連合軍を撃破する。1764年10月には、ブクサールの戦いで
    ムガル帝国・アワド太守・前ベンガル太守の連合軍を破り、1765年8月、
    アラーハーバード条約が締結される。これにより東インド会社は、
    ムガル帝国からベンガル、オリッサ、ビハール三州での租税徴収権を獲得する
    こととなり、徴税官を介して財政基盤を固め、民間商社から政治機構へと転身する
    こととなった。財源を失ったムガル皇帝とベンガル太守は、単なる年金受領者に
    落魄し、同じように度重なる戦争と飢饉により東インド会社も財政難に陥っていった。
    1774年、140万ポンドの政府貸付金と引換えにしたノース法により、本国からの
    規制をも受けることとなる。1784年8月13日、ピット政権はインド法を議会通過
    させ印度庁を政府内に設けた。東インド会社は多額の国費を本国に支払いながらも
    政府との二重権力の下、インドの植民地化を推進。ナポレオンの時代になる1806年、
    弟ルイはオランダに王政を布いたものの、兄の指示に従わなったため1810年、
    オランダはナポレオンの直轄領とされることとなった。
    これを契機に、1810年~11年にかけては、ベンガル総督ミントーがオランダ支配下
    のジャワ島を侵略しラッフルズを知事代理に任命、4年間統治させた。ラッフルズは
    1819年、シンガポールをも開く。間もなく王は第七代バジドー王に代替わりし、
    そして、西欧列強による東南アジア進出はいよいよ拍車がかかることとなった。
    本書は、こうした当時のミャンマー(ビルマ)情勢を背景として、
    日本人の漂流民と、アワド藩王国出身のセポイ(インド兵)を主人公にすえて、
    血湧き肉躍る冒険活劇的に、小説として創りあげたものである。
  • 日本を問い直すためのアメリカ史!

    トランプ大統領の登場によってアメリカのマジョリティの潜在的な
    特権的地位の存在が改めて意識された。
    本書は歴史的視座を重視して、
    現代が抱えるマジョリティにとっての「他者」たちからの「脅威」による
    「被害者」意識の発露としての行動を検証し、自覚されない〝特権〟と
    差別意識払拭への可能性、レイシズムと不平等の問題を考える。
    同時に日本にも通底する差別の構造を照らし出す。
    アメリカの「いま」、日本の「いま」を理解するための歴史認識の架橋!

    目 次
    序  「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために 兼子歩(明治大学准教授)
    第1章 差別と「逆差別」は同じ差別なのか?
         ――誰が誰をどのような力で抑圧しているのかを見極める
                          大森一輝(北海学園大学教授)
    第2章 ともに生き延びるということ――不可視化の暴力と先住民族の抵抗
                            石山徳子(明治大学教授)
    第3章 黒人奴隷制の歴史を問い直す――奴隷制と人種資本主義の世界史
                            貴堂嘉之(一橋大学教授)
    第4章 負けた戦争の記憶
             ――南北戦争後の南部における「失われた大義」と
              人種・ジェンダー・階級    兼子歩(明治大学准教授)
    第5章 記憶の抑圧と歴史の書き換え――タルサ人種虐殺を例に
                            坂下史子(立命館大学教授)
    第6章「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」──排外主義への誘惑
                              南修平(専修大学教授)
    第7章 アジア系ヘイトの歴史と現在
           ――コロナ黄禍論とアジア系の体験から見るアメリカ社会
                            和泉真澄(同志社大学教授)
    第8章 刑罰国家化時代の移民行政――「非合法外国人」と「外国人犯罪者」
                 という移民像   佐原彩子(共立女子大学准教授)
    第9章 辺境都市から先進都市へ――グローバリズム時代の
       オレゴン州ポートランドとその歴史的背景 土田映子(北海道大学准教授)
    第10章 クオータはなぜ嫌われるのか――割当と平等をめぐるアメリカ現代史
                            南川文里(同志社大学教授)
    第11章 ミレニアルズとZ世代――あらたな世代政治の誕生とアメリカ社会
                           梅﨑透(フェリス女学院教授)
    第12章 国際人権レジームとアメリカ例外主義――国際人権の歴史のなかの
                 アメリカ、そして日本 小阪裕城(釧路公立大学講師)
    第13章 アメリカ人権外交の欺瞞――不可視化されてきたアメリカの暴力
                            三牧聖子(同志社大学准教授)
    第14章 声を上げる理由・耳を傾ける理由――被爆者運動と日本社会
                              川口悠子(法政大学教授)
    編者あとがき                    貴堂嘉之(一橋大学教授)
  • ウクライナ戦争を支えるロシアの民族精神への視線!

    ロシア革命による内戦と第一次世界大戦の対ドイツ戦の最中に書かれたロシアの精神を解き明かす古典中の古典の新訳。(旧訳『深き淵より ロシア革命批判論文集2』(ベルジャーエフほか 著、長縄光男、御子柴道夫 監訳、現代企画室、1992年))

    ロシアの代表的な思想家11人による革命の“陰の部分”を指摘するとともにロシア人の新旧の精神世界を冷徹に分析、国家と民族の運命に思いをめぐらせる。

    革命派(ボリシェヴィキ)がロシア人以外のウクライナ人やグルジア人などの異民族に“民族自決”を認め、旧ロシア帝国の版図を分解、縮小したことに対する民族主義者の立場からの憤激の感情が述べられている。それから70年、ソ連邦として再び寄せ集めた版図(構成共和国)が解体された時(1991年)に、分離・独立した共和国に対して、ロシアの民族主義者たちは全く同じように嘆き憤激、激昂した。そうした大ロシアの民族主義の感情は、そのまま今般のウクライナ戦争に投影されている。

    そして本書には「ロシアには何故、今日に至るまで独裁的な指導者や権威主義的、強権、全体主義的政治体制がくり返し出現するのか」「何故、国民はそれらの指導者や体制を受け容れるのか」などの疑問への答えも含まれている。
  • 3,410(税込)
    著:
    手塚和彰
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    日本の進路を誤らせた実態のない同盟の虚構を暴く!

    全くの無駄で、効果をも持ちえなかった軍事・経済相互援助同盟は、
    日独それぞれが、短絡的な都合のもとに勝手な解釈を繰り返しただけで、
    実質を伴わないまま成立したものだった。
    日本側の状況を見るなら、その同盟の成立にあたって、陸軍や一部外交官
    が独走し、それに同調する軍人・官僚・政治家を自らの無責任体制が支え維持し、
    意思疎通不足、情報不足と情報解釈の誤りが、事態を更に硬直化させること
    となった。
    当時の政治指導者達は、客観的な情勢判断の欠如から、決定的に判断を誤り、
    人民を戦争に導いただけなのであった。

    本書は、これまで、日本の史料に基づくものが多かった三国同盟に関する研究
    とは一線を画し、ドイツにて公開された最新の資料までをも取り込んで追及し、
    この同盟が、まったくの「幻の」同盟であった実態を明らかにし、
    現代の情報化時代における外交問題に示唆を与えようと試みるものである。

    本書の目的と構成
    プロローグ
    (「演出された日々」 /日ソ関係/松岡の場合──ドイツへの傾斜
    /僥倖頼りの発想/過去と現在  ほか)
    第一章 ナチスドイツの登場(日独防共協定への途/戦勝国と敗戦国
    /巧妙な再軍備化/赤軍との共同演習/リッベントロップ)
    第二章 日独の接近と日独防共協定(大島 ─ リッベントロップの秘密交渉
    /大島独断専行の容認 /人事配置/協定初発の事情)
    第三章 親英米派と親独派(ドイツ重視の伝統 /
    リットン調査団のドイツ人/親独派の典型・大島浩/親英米派の抵抗 ほか)
    第四章 ナチスドイツの対日工作(オイゲン・オット/秩父宮訪独
    /電報に見える日独関係 /ヒトラー参り/満州国承認 ほか)
    第五章 防共協定の強化(ドイツの用意周到/張鼓峰事件
    /山本五十六の反対論 /錯綜する論議 /五相会議での決定 ほか)
    第六章 日独関係の背景──日本側の事情(軍事技術の導入
    /統制経済への傾斜/中国大陸での経済関係/日独文化交流の進展)
    第七章 反ソから軍事経済同盟へ(日本外交の弱み/リッベントロップの電報
    /日本の曖昧、ドイツの一枚岩/追い込まれ行く日本)
    第八章 独ソ関係の実像と日本の対応(経済協力の進展
    /スターリンの老獪さ/独伊の切り札、汪兆銘承認問題 /親独政権への展望)
    第九章 太平洋戦争への道(日本の南進/独ソ決裂/松岡洋右
    /親英米派の抵抗/なしくずしの傾斜/バルバロッサ作戦の開始
    第十章 日独連携の真実(空虚な期待/「勝手読み」の横行
    /独日経済委員会/カール・ツァイスの製品輸入/画餅としての日独協力)
    補論1信州人の満州植民問題(1 はじめに/2 満州へ、満州へ!
    /3 満蒙青少年義勇軍/4 ある村長の記録/5 県政トップの考察 )
    補論2 トラウトマン工作:歴史は繰り返すのか
    ──ロシアのウクライナ侵攻(2022)と重ねて考える
  • 『日本書紀』の深い森なかへ。
    追跡するなか、古墳に関する多くの「謎」が解けた!
    『古事記』と並ぶ日本最古の歴史書(正史)である『日本書紀』には数多くの「謎」が
    残されている。本書では、古代の大王制から天皇制へと移る時期の「謎」に的をしぼり、
    「真」の歴史を探究すべく、神武天皇から継体天皇までの歴史の再現を試みる。
    その主たる分析の手法は、畿内に散在する巨大大王墓の築造時期や分布が、大王権力の
    所在を示すという基本的認識を軸に、『日本書紀』『古事記』『三国史記(新羅・
    高句麗・百済)』、さらには『金石文』等の記述における内容との一致または不一致の
    検証を行い、より「真実」に近いであろうと考えられる「歴史」を再現するというもの
    である。

    [内容・目次]
    (第1章)神武天皇の謎
    (第2章)崇神天皇の謎
    (第3章)神功皇后の謎
    (第4章)応神天皇の謎
    (第5章)仁徳天皇の謎
    (第6章)允恭天皇の謎
    (第7章)雄略天皇の謎
    (第8章)継体天皇の謎
    (補章)前方後円墳の時代
  • アメリカとメキシコのその後を決定づけた開戦の真相=深層!

     アメリカにとって、米墨戦争の結果手に入れたカリフォルニアから
    ニューメキシコにわたる国土の拡大と太平洋国家への変貌が帝国主義への道を
    拓いた。
    一方、1821年に独立を果たしていたメキシコは、領土の割譲だけでなく、
    財政破綻をきたすとともに政情不安を続けて、1863年にはマクシミリアンが
    皇帝として君臨するに至る屈辱を受けるにいたる。
     このように両国にとって転換期を作った米墨戦争は、如何にして始められたか。
    「戦えば敗れる」と分かりつつも開戦に踏み切ったメキシコの政策決定者と軍人……。
    長く続く権力を巡る党派間抗争にその一端があるにしても、メキシコ人は、
    戦争の大義名分に「名誉」の保持をあげており、その中身は明らかではない。
     本書は、その「名誉」と戦争前夜の詳細な開戦決定を分析、戦争原因論を再検討する
    労作である。

    【目 次】
    まえがき
    第一章 米墨戦争研究史――先行研究の検討
    第二章 一九世紀前半メキシコ政治史における党派間抗争
    第三章 テキサス分離独立とメキシコ
    第四章 テキサス共和国の対メキシコの相克
    第五章 メキシコの対テキサス政策と党派間抗争
    第六章 テキサス併合問題をめぐる平和的解決の模索
        ――エレラ政権の動向を中心に
    第七章 君主制樹立計画とパレデスの戦略
        ――アラマンとベルムデスとの接近
    第八章 軍人と文民の軋轢と連帯
        ――戦争前夜におけるサンタ・アナとゴメス・ファリアス
    第九章 パレデスの開戦決定――パレデスとトルネルの戦略
    第十章 短期決戦とメキシコの戦争指導の失敗
    米墨戦争関連年表
    あとがき /謝辞 /初出
    参考・引用文献 /索引
  • 「艦隊シリーズ」や「要塞シリーズ」「空白シリーズ」「伝記推理」など、幅広い作風で知られる日本SF界の巨匠・荒巻義雄が、電子書籍のみで現代の読者に問いかける驚天動地の仕掛けとは?時代を宇宙空間・脳内宇宙から嘉永六年(一八五三年)初頭の江戸に移し、陰参議と呼ばれる海外情報担当の上忍、天之鳩光之進が、次々に起きた殺人事件の真犯人を挙げるのだが……。
  • 歴史的に日本と関係が深い東北アジアの朝鮮族の移動とネットワークを、フィールド調査をもとに壮大なスケールで実証。そのネットワーク形成のダイナミズムから、平和構築に不可欠な要件を提示する。若手気鋭の研究者の著書。
  • 第二次大戦の激戦地レイテ島のタクロバン第一収容所に捕虜となった人達がつくった「曙光新聞」の読者の会が1975年11月~1993年11月まで発行したフィリピン関係の情報・交流紙の合本843頁。紙上に載った人の詳細な人名索引を付す。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 3,850(税込)
    著:
    影山三郎
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    鉄条網に囲まれた生活のなかで、ペンとインクと数枚の紙によって自らの証しともいうべき新聞が発行された。当時の読者と記者による新聞発行の苦労と苦難に耐え抜いた1つの集団の、戦後における出発点を再確認する精神の軌跡。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • シリーズ3冊
    5,500(税込)
    著:
    沢史生
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    カッパ、土グモの正体は? 王化、出世、世間とはなに? 卑語にされた“真処”とは? ロングセラー『鬼の日本史』(上下・6刷)をはじめ、『閉ざされた神々』(5刷)『闇の日本史』(4刷)『鬼の太平記』など、既存の歴史解釈に真っ向から挑戦し、古代史に新風を吹き込むとともに、王権によって貶められた物言えぬ神々や敗者ゆえに抹殺され、妖怪とされた人々の声を、産鉄民俗の知識で甦らせる“沢”民俗史学の集大成。五十音順に配列した語彙・事項(約12000)に、それぞれ独自の史的解釈を加え、語源を始め、本義、そして王権によって加えられたさまざまな語り(騙り)事を読み解く。何気なく使われる日常言葉に潜む歴史の暗部とその真相をわかりやすく説く本書は、日本語再生への第一歩となるだけでなく、隠蔽されてきた歴史の裏側にひそむ謎解きのキーワードを提供する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • シリーズ2冊
    3,204(税込)
    著:
    沢史生
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    鉄をめぐる古代王権の成立、産鉄と水銀の担い手土グモ衰亡の秘史を暴く問題作。妖怪に貶められた物言えぬ神々こそ本来の地主神である。全国に遺る鬼神や星神の物騙りを暴き、吉野ヶ里の悲劇や丹生神と伏見稲荷の本姿を解明。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 青年期を岡山の自由民権運動に捧げ、その挫折後、東京市養育院幹事として近代日本の初期社会福祉事業の中核を担った安達憲忠の足跡を明らかにすると同時にその周辺資料を収めた。自由民権、社会福祉事業研究者必備の史料集。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • スペインとフランスの影に隠された“国”バスク。ゲルニカの木に象徴される自由と民族の独自性を守るバスク人。内戦の傷跡。捕鯨とマゼラン船団のエルカノ船長を生んだ“バスク”。そしてザビエル神父……バスクとの触れ合い紀行。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 整合性のある古代日本の1000年史を叙述するには“渡来史観”が不可欠であった。大和中心史観の呪縛から離れ、広い視野から記紀の虚構を暴き、古代天皇家・簒奪の闇を解明、新しい常識への構築を目指す。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • “ロクでなし”とさげすまれる妖怪(天狗や河童、鬼)とは何か? 日本民族の源流に産鉄民の姿を求めて全国を踏査した著者が、産鉄民俗学によって伝説や伝承に秘められた“物言えぬ人びと”の声を聞き、蘇えらせたもう一つの日本史。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ケルト民族の国でありながら、分断国家にして複合社会のアイルランド。「一つのアイルランド」を目指す民族主義運動の担い手として非妥協的な反英・反権力闘争を展開したIRAの創設から'98年の“和平合意”までの活動を詳述。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 文化人類学のKJ法を使い、武蔵国に集中するアラハバキ神の変容とそのルーツを解明し、古代産鉄民の姿と荒吐族による津軽の“独立王国”など抹殺された敗者の側から、“鉄”をめぐって展開された血ぬられた古代史を描く。写真100枚収録。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 坂上田村麻呂の蝦夷「征伐」は、歴史書で流布されている現実とは違っている。鉄をめぐる五百年戦争で大和朝廷の捕虜となった東北の産鉄民の移配地=別所説をとる著者が文献と現地調査をもとに隠された古代史の謎に挑む。写真60枚収録。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 昭和56年、多くの犠牲者を出した北炭夕張炭鉱事故。閉山の危機に立つ同鉱救済のため、日本炭鉱労働組合は最後の闘いに臨んだ。エネルギー革命下で起こった事故の底流にあったものは。元北海タイムス記者が悲劇の内側を検証する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 『古事記』『日本書紀』の編纂操作目的は何か? 『記・紀』の矛盾と古代伝承を読み解き、ホアカリとその一族の素性を解明し、今に遺るアラハバキ信仰の源流を辿ることによって、日本古代史を人類発生から世界史の流れの中に位置付け直す。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • イスラム支配下のスペイン=アンダルス、イスラム支配下のキリスト教徒=モサラベ……。多宗教、多民族からなる異文化の共存が実現されていた“アンダルス”社会の成り立ちを解明。受容と軋轢の中から生まれる新しい文化創造の姿と可能性。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ペリー以来のアメリカの沖縄観、それに基づく兵士への教育、心理作戦、戦争広報、避難民救助など陰の主役の実態と、情報将校ドナルド・キーンはじめ、戦闘要員だけでなく衛生兵、工兵、楽隊員、従軍看護婦などの証言で見た沖縄戦。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 現代アメリカ社会の抱える諸現象は「近代」の矛盾の現出である。独自の視点でアメリカ建国の諸相を解明することによって、常識としてのアメリカ史に一石を投じ、“進歩と発展”の裏にひそむ解体の力学を探る“作品”としての社会史。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 1,815(税込)
    著:
    中井三好
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    満州国の崩壊、そしてシベリア抑留へ。望郷の念にかられながらも、自分の信念に順じ、苛酷な条件下での労働と“民主化”の嵐の中で自己を貫いた一憲兵曹長の軌跡を通して描く極限下の人間模様。戦争とは?平和とは何かを問う。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 日本古代史は八幡大神なくしては語れない。宇佐仏教成立前史から神仏習合発祥秘史、八幡神教と良弁、道鏡事件の真相、宇佐八幡宮と清和源氏、安徳天皇の秘密の生涯、宇佐八幡宮炎上事件などを通してその本質を解明する労作。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 2,750(税込)
    著:
    沢史生
    レーベル: ――
    出版社: 彩流社

    “カッパ”をキーワードに「記紀の世界」に閉じこめられた古代史の原像に迫るべく、神々の素姓と鎌倉権五郎や弾左衛門等の謎の人物を解明し、まつろわぬが故に妖怪におとしめられる構造をえぐり、<倭人の星・アマテル神>の謎を解く。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 太平洋戦争で最大の激戦地となったフィリピン戦線に従軍した将兵及び在留邦人の出陣・開戦から敗戦・帰還まで、さらに戦後の遺骨収集や戦跡巡拝等の折々に綴った和歌を中心に日記や戦記700冊の中から当時の肉声を集めた貴重書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 特異な民俗・言語で知られるバスク地方は、スペインにおける工業地帯でもあり、過激な分離運動でも注目を集めている。本書は、バスク史の検証を通じて、スペインの中のバスクとは何かとバスク社会の諸問題を解明する我国唯一の書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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