『歴史、徳間書店、1001円~(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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第6回大藪春彦新人賞を受賞した天羽恵、凄烈なるデビューへ!
御役目は必殺!?刺客となった少女と人斬れぬ御供の武士。死への旅路の果てにあったのは……。
仇討ちに謀略。なんと贅沢なエンターテインメントだろう。――今野敏
自らの生を賭して足掻くことは、かくも切なく美しい。――澤田瞳子
「無念を晴らす為やったら、鬼にでも夜叉にでも、喜んでなったる」
道場剣一筋の真木誠二郎は、裏目付の佐野に見込まれてある御役目を言い渡される。尊王攘夷派の黒幕を誅殺すべく、江戸から京まで刺客の供をせよというのだ。
鬼のような刺客と聞いて生来の臆病者である誠二郎は怯えるが、現れたのは年端もいかない少女・美津だった――。
時代小説に新風を起こす業火の仇討ち旅が始まる! -
中国史はなぜわかりにくいのか? 国名も違えば、民族も違う――それなのに「中国5000年」の歴史などという真っ赤な嘘をつくからわからなくなる。
日本では歴史教科書で中国という国の歴史がずっと続いているように教えられているが、中国という国があったわけではない。皇帝たちがそれぞれ異なる国をつくって、その国が交代しただけなのだ。
例えば、フランス大革命でブルボン王朝が倒れたが、フランスがフランスであることは変わらなかった。しかしシナの最初の皇帝である始皇帝のあと、武帝が建てた漢はまったく別の国家と見なければならない。そう考えると中華人民共和国はわずか70年の歴史しかないことになる。
本書は、始皇帝、漢の武帝など古代シナの皇帝たちから、元のフビライ・ハーン、明の朱元璋、清の康熙帝など歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、これまでの通説を根底からくつがえし、日本人には想像もつかない誤解もプロパガンダもたっぷりのシナの歴史の謎を解明する。まったく新しい中国史がここから始まる。 -
人に揉み治療を施すのがお梅の生業。お梅に揉んでもらうと、身体の重みや痛みがスッと消えると言われ、大評判!申し込めば半年先になるとか。ある日、お梅の仕事を手伝っているお筆が、「瀬戸物屋今津屋のお内儀、お清さん具合が気になる」とのこと。今津屋にはお清を苦しめる事情が渦巻いていたのだった――。
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青山文平ならではの江戸ハードボイルド長編!
ビジネス成功譚の側面と、女への純愛を縦糸に物語りはうねり、感動の結末へ。
主人公は村の生活に染まれず、江戸に欠け落ち、四十を過ぎた。
一季奉公のまま、江戸にも染まぬ男たちは、大勢居た。根岸にある小藩の屋敷で奉公中、ご老公のお手つき女中・芳の故郷へ道連れを命ぜられる。
旅の途中、訳あって芳に刺されるが、一命をとりとめる。自分を殺したと思い込んで、行方の知れない芳を探すため、彼女が来る可能性のある江戸の場末・入江町で女郎屋の主となる。
商売は繁盛し、厚綿の布団を貸す損料屋に広げ、成功するが……。 -
「弔いを出して飯を食う。それがあっしの生業」
新鳥越町二丁目の「とむらい屋」には弔いの段取りをする颯太、
棺桶づくり職人の勝蔵に正平、雑用の寛次郎
そして死者に化粧を施すおちえ、坊主の道俊が居候をしている。
人の死なない日はない。毎日、どこかで誰かがあの世に行っている。
これは江戸にあった小さな葬儀屋の奮闘物語。
<とむらい屋で働く人々と仲間たち>
颯太:新鳥越町二丁目の弔い扱う葬儀屋の店主。十一歳で葬儀屋になると決める
おちえ:母を颯太に弔ってもらって以降居座るおせっかい
勝蔵:早桶職人。初めての棺桶は妻のものだった
道俊:寺に属さない渡りの坊主
巧重三郎:水死体を見るのが苦手な医者
韮崎宗十郎:南町奉行所の定町廻り同心
弔いは、残された者のためにある。 -
九州の雄 島津義弘とその兄弟たち
戦乱の世に生きながら
世界を見ていた男たちの生涯
西郷隆盛ら幕末の薩摩藩士たちが尊敬する
戦国時代の猛将として名高い島津義弘。
信長、秀吉、家康たちが台頭していくなか、
鎌倉時代から続く島津家を存続させるだけでなく、
広い視野で九州を平定しようとした義弘と島津家の人々を描く。
第一話 敵中突破
第二話 遥かな海
第三話 鉄砲の城
第四話 万里の波
第五話 急ぐなよ
第六話 花の宗麟
第七話 肥前の熊
第八話 闘将と愚将
第九話 おのれ秀吉
第十話 三顧の礼
第十一話 鬼石曼子
第十二話 燃ゆる桜島 -
稀代の美女・喜遊。彼女は本当に実在したのか?
独自の観点で描く歴史小説。
開港したばかりの横浜。そこに江戸吉原を凌ぐ港崎遊郭が出来た。
その象徴ともいえる壮麗な妓楼「岩亀楼(がんきろう)」に、喜遊という美しい遊女がいた。
彼女は異人の客となり、汚される侮辱を拒み、自害。
その事件は、誇り高い日本女性として伝えられ、いつしか彼女は、異人を排除する「尊皇攘夷派」の志士たちの心に燃える「倒幕の炎」の燭台となっていった。
幕末に語りつがれた美女・喜遊の姿を描く歴史小説。 -
憲兵を殴って海軍を追い出され、満洲鉄道に飛ばされた元士官候補生・湊春雄。彼に与えられたミッションは「甘粕正彦を内偵せよ!」。
大連駅から<あじあ号>に乗り込んだ春雄に、「君、尾けられているよ」と声をかけてきた気障な男、西風。正体不明の大陸浪人・西風によって春雄の運命は翻弄されていく――。
幻の理想郷・満洲国を舞台に、鉄道、映画、阿片、諜報、革命運動など、華やかな夢と権謀術数が渦巻くノンストップスパイ冒険活劇。 -
「貴様に絵を頼みたい」。織田信長からの依頼は、計百枚にも及ぶ安土城障壁画だった。一世一代の大仕事に意気込む狩野永徳だが、信長の要求は果てしなく高い。己の魂を筆にのせた迫真の絵は、果たして覇王を納得させることができたのか? 天才絵師の孤独な闘いを描いた、絵師小説の決定版!
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1690年、伝説の切上り長兵衛によって発見されて以来、1973年の閉山までの283年間にわたり、65万トンの銅を産出した愛媛県新居浜市の別子銅山。巨大財閥住友の礎となっただけでなく、日本の貿易や近代化にも大きく貢献。江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった世界屈指の鉱山を舞台に、その周りで活躍した人々を鮮烈に描く、魂が揺さぶられる大河小説! 新居浜市コラボ企画。
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裏切りと欺きが繰り返される戦乱の世。天下統一を目指し勇将たちが生死をかけてしのぎをけずるなかにあって、荒木村重の存在は異彩を放っていた。その類まれな知略と胆力は、戦国の雄・織田信長をも惹き付けた。信長の膝下でさらに権勢を拡げる村重。しかし突如として謀叛を企てる。なぜ村重は勝ち目のない戦いを選んだのか。そこには意外な真実が――。合戦に次ぐ合戦。その狭間で織りなされる人間模様。上田秀人が描く、怒涛の戦国絵巻。
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