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『歴史、幻冬舎メディアコンサルティング、1001円~(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全73件

  • 仙台藩は賊軍にあらず
    歴史の陰に埋もれた仙台藩士の苦悩と生き様

    1868年、新たな時代への転換点となる戊辰戦争が勃発した。
    新政府軍と対立した奥羽越列藩同盟の中心的役割を担うも、敗北し、歴史上「賊軍」の汚名を着せられた仙台藩。
    しかし、仙台藩は本当に「反朝廷」の精神を持ちながら敗れていったのか。
    その真相を、藩内財政や知行形態、東北各地での戦況などから紐解いた歴史研究書。
  • 天下動乱。
    戦国時代末期を奔走した佐竹義宣とは何者か。

    義宣が天下分け目の戦いでは「静観」するに至った道筋と、
    信長の死後から関ヶ原までのドラマを鮮やかに紡ぎだした傑作歴史小説。

    権謀術数が渦巻く戦乱の世に義を貫けるのか。

    常陸国、現在の茨城県にて権勢を誇った佐竹氏の二十代目当主・義宣。
    小田原の陣で豊臣秀吉に臣下の礼を執るものの、
    揺れ動く時代と権力争いの波に吞みこまれ、翻弄されていく——。

    諸侯蠢く戦国の世を克明に描いた、渾身の一作。
  • What kind of country is Japan? 
    A short introduction to Japan's little-known history.

    Japan is a country surrounded by the sea in the northeastern part of Asia.
    This island nation is known for its beautiful nature, healthy and delicious foods, and rich history.
    But do you know how these characteristics have been shaped?
    This book covers the history of Japan from B.C.E. to early modern times, including the formation of its unique culture, the emperors of each period, and the backgrounds of its world-renowned historical buildings.
    An easy-to-understand guide to the fascinating history of Japan.
  • 驚くべき数合わせの真相とは――

    古事記の誕生から1300年。
    その胎深く秘められ続けていた数合わせの発見により、これまで解き明かされることのなかった真実が闡明される。

    ◇古事記の数合わせは古代冠位制度史を証明する。
    ・別天神五柱と神世七代の構造は天武朝冠位制度の構造に一致する。
    ・数合わせは近江令冠位制度の存在を証する。
    ・大宝律令は藤原不比等が近江律令を換骨奪胎したものである。
    ◆壬申乱前代の改新政治による衆生救済政策は
    乱後の天武朝による愚民化政策によって破壊された。
    ◆神生み神話の35神問題は古代戸籍制度史が解く。
  • 未来を護るために散った魂たちが、時空を超えて今つながる

    かつて地球に存在していた、太古の文明「レムリア」。
    その系譜は太平洋の波に抱かれ、朽ちることなく現代まで生き続けてきた。
    平和への想いを語り継ぎ、深い過去世の世界へといざなう愛と調和の物語。

    子供の頃から太平洋を旅してきた亜美は、最近ある夢を見る。
    それに導かれるようにパラオを訪ねた亜美を待っていたのは、両親が残したメッセージだった。
    父からの手紙や戦時下を生きた兵士たちの足跡、残された糸を手繰り寄せるうちに、
    亜美は隠されていた歴史の真実に触れ、自分自身の前世を辿ることになる――。
  • 最大のミッションは世継ぎを残すこと
    将軍が幼いころから受ける性の作法とは――。

    奥御殿での「性の作法(テクニック)」を門外不出の秘伝として、
    江戸時代初期に記された『秘事作法』を種本に、薬子が宣旨(せんじ)、内侍(ないしのかみ)として後宮に奉職した頃、立派なお世継ぎを産んでもらうために、幼少から若君の男性器をたくましいものに鍛える「養宝作法(ようほうさほう)」。女官たち自らの身体を駆使して若殿に実践の手ほどきをする「奉礼作法(ほうれいさほう)」など様々な秘め事を集約した一冊。

    【目次】
    前之章 秘事作法
    第一章 強腕・藤原百川の策略(白龍となった井上皇后の怨霊)
    第二章 藤原薬子と安殿親王(薬子、安殿の養育係として東宮に入る)
    作法1「養宝作法」(若殿のお宝を強靭にする方法)
    作法2「奉礼作法」(若殿に女性への手ほどきを指南する)
    作法3「養宮作法」(奥方に交合の作法をお側でお手伝いする)
    第三章 薬子が尚侍に任命される(薬子、女官たちへ秘事作法を指南)
    作法4「房中術難所の心得」(我慢のための還精の術を学ぶ)
    作法5「女官たちの礼法と健康指導」(奥女中の欲求不満解消法)
    第四章 平城太上天皇の変(薬子の最期と平城の悲しみ)
    終之章 余禄
    1)医心方房内篇(性医学書の集大成で春本にあらず)
    2)藤原一族(朝廷をも牛耳る神代からの名門)
    3)水鏡(神武から仁明天皇まで1,500年間の仮名国史)
    4)弓削道鏡(道鏡は坐ると膝が三つでき)
    5)臨御之章(初夜はとりあえず、男性は右に女性は左に)
    6)断鬼交之章(鬼とのセックスの満足感は人間以上なり)
    7)態位九法之章(黄帝が石室に残した秘中の性交九態位)
    8)四ツ目屋のこと(江戸のアダルトショップ秘聞)

    【著者プロフィール】
    昭和17年生まれ石川県白山市在住。「歴史は同じことの繰り返し、その検証は我が将来への道標(みちしるべ)となる」を命題に、東四柳史明氏(金沢学院大学名誉教授)に師事し、郷土の中世・戦国社会を研究。著書に『悪女万華鏡』(幻冬舎2022年)。
  • ストーリーの独自性が際立つ作品集

    表題作は、小泉八雲編「耳なし芳一の話」を恋愛物語にオマージュし描いた作品です。
    江戸時代の初め、盲目の侍である奥貫宗佐が、悲運の姫君である沙代里と出会い、
    深い愛に落ちることから物語が始まります。このほかにも、「谺」「或る一日」など、
    物語の構成や語り口、人物造形が秀逸な作品が収録されています。
    江戸から昭和の初めを舞台にし、
    史実を基にしながらも小説としての面白さを追求した、至極の短編集。
    完成度の高い短編小説に触れてみたい方におすすめです。

    指切り宗佐 愛恋譚
    谺(こだま)
    或る一日
  • その刀は、真物か贋作か――。

    「質屋の主人が言うのも何でございますが……これほどの刀にはそう度々お目にかかれるものではございませんよ――」

    「あの太刀が郷則重などとは笑止千万片腹痛いわ」

    一瞬の油断が明暗を分ける、真剣勝負!
    刀剣ファン必読の、歴史エンターテインメント。
  • 本書では、長きにわたって言語研究を重ねてきた著者が、〝英国中世前期の文化人〟や〝文化・学問継承〟という視点から、写本の美しさと共に、時代・地域によって異なる文字や文化の奥深さを紐解きます。「アミティアヌスの書」「リンディスファーン福音書」「カンタベリーの金の写本」「ケルズの書」など、様々な写本を数多く収録。聖パウロ教会を訪れたことがきっかけで、知的遺産を広く知らしめる大切さを知った著者が、研究テーマを細部まで掘り下げ、貴重な情報を惜しみなく書き綴った一冊です。

    【目次】
    第1章 英国中世前期の文化人たち
    第2章 文化・学問伝承の媒体写本
    第3章 『カンタベリーの金の写本』または『ストックホルムの金の写本』
    第4章 『リンディスファーン福音書』の制作者たち、写本遍歴の跡
    第5章 『リンディスファーン福音書』の構成 1:カーペット・ページ、ヒエロニムス
    の書簡、序文、対観表、福音書あらすじ、朗読聖句見出し、福音史家肖像画
    1.17世紀の筆跡による写本についての記述(f. 1r)
    2.極彩色カーペット・ページ(ff. 2v, 26v, 94v, 138v, 219v)
    3.聖ヒエロニムスから法王ダマススへの書簡(ff. 3r-5vb)
    4.聖マタイに関する聖ヒエロニムスの解説への序文(ff. 5vb-8ra)
    5.エウセビウスからカルピアーヌスへの書簡(ff. 8ra-9r)
    6.エウセビウスの対観表(ff. 10r-17v)
    7.福音書あらすじ (ff. 18v-19ra, 90r-90vb, 130v-131vb, 203v-204ra)
    8.福音書の朗読聖句見出し(ff. 19rb-23v, 89vb, 91r-93rb, 131vb-137r,
    204ra-208rb)
    9.福音書に関する指定聖書日課のための祝祭日表(ff. 24r-24v, 93rb, 130rb-130v,
    208rb-208v)
    10.マタイ,マルコ、ルカ、ヨハネの肖像画(ff. 25 v, 93v, 137v, 209v)
    第6章 『リンディスファーン福音書』の構成 2:各福音書第1章1節の豪華装飾
    ページ
    1. 「マタイの福音書」第1章1節(f. 27r)
    2.「マタイの福音書」第1章18節の前半部(f. 29r)
    3.「マルコの福音書」第1章1節~2節の前半部(f. 95r)
    4.「ルカの福音書」第1章1節の前半部(f. 139r)
    5.「ヨハネの福音書」第1章1節(f. 211r)
    第7章 『リンディスファーン福音書』の構成 3:行間注と欄外注を愉しむ
    1.アルドレドの注の特徴
    2.ラテン語 sabbatum(サバトゥム)(安息日)に対する二重注釈語や欄外注
    3.特殊な注釈語:virgo(ウィルゴー)(virgin)の注釈語hehstald(ヘヒスタルド)
    終章
    英語の時代区分
    年表・人物相関図
    参考文献
    1.聖書、ファクシミリ
    2.聖書解説書 .
    3.辞書、語彙集、コンコーダンス
    4.アングロ・ラテン及びアングロ・サクソン校訂本、ファクシミリ
    5.写本研究書、古文書研究書、文献学書
    索引

    【著者紹介】
    田本健一。1950年3月青森県平賀町生まれ。愛知県豊橋市在住。1982年3月上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。2001年3月博士(文学)上智大学(乙178号)。1992年7月~1994年7月、2007年4月~2008年2月、オクスフォード大学留学。愛知大学名誉教授(2020年4月~)。著書にThe Macregol Gospels, 等。
  • 日本の歴史は、古事記によって改変されている———

    謎多き歴史書、古事記・日本書紀はなぜ生まれ、どのように成立したのか。
    当時の資料をもとに、16年間独自に研究を続けてきた著者が導き出す、衝撃の仮説がいま明らかになる。
  • 関羽、劉備、曹操…。
    羅貫中が描きたかった彼らの本当の顔とは?

    関羽、劉備、曹操、諸葛亮…。
    桃園決義、三顧の礼、赤壁の戦い…。
    名だたる英雄たちと数々の名場面が登場し、日本人に馴染の深い「三国志演義」。
    しかし、その作者、羅貫中は執筆後に忽然と姿を消した。
    羅貫中が「三国志演義」の基にしたという「全相三国志平話」、
    そして元末期という時代背景を探っていく先に、
    その驚きの答えが明らかになる――。
    そこから見えてくる英雄たちの本当の顔とは一体…?
    「羅貫中は、諸葛亮の背後に劉備が控えていることを暗示する意味深な夢を関羽に見させた。
    これは単に信頼関係が崩れているどころの話ではない。紛れもなく読者に向けたダイイングメッセージだ―」(本文より)
    三国志の常識を覆す、衝撃の1冊。
  • 誇り高き日系カナダ人たちの壮絶な物語

    彼らには戦前から戦後にかけて長く差別された歴史があった。
    「いつか会える日が来るのだろうか」
    家族と引き裂かれ、人種差別を受けながらも、果敢に生きた主人公たちの想いを描く。

    日系カナダ人が多く住むリッチモンド市に赴任することになった紗季と晃司。 彼らの日系人コミュニティに深く触れることで移民当時から戦中戦後にかけて日系カナダ人の 長くて辛い、そして苦しくも悲しい歴史を知った。リアルだからこそ胸に響く一冊。
  • 小田原の精鋭、いざ出陣。
    全ては勝利のために、そして守るべき人々のために。
    戦国時代に暗躍した「伝説の忍び」が巻き起こす、
    まったく新しい歴史ファンタジー小説!

    小田原のはずれに、北条一門に仕える忍者・風魔一党の里があった。
    一人前の忍者として認められ、初の戦へと向かう14歳の樋口尋一のもとに、衝撃の知らせが飛び込んできた。許嫁の杏が何者かに連れ去られたというのだ――
    少年・尋一から、風魔忍者を率いる「五代目・風魔小太郎」へ。
    はたして彼は、動乱の時代を生き抜き、“真実の愛”を掴み取ることができるのか。
  • あの、歴史上もっとも有名な本能寺の変の真実とは。

    誰もが知る、日本史の大事件「本能寺の変」。
    有力な通説は、家臣の明智光秀が謀反を起こし、織田信長を殺したとあるものの、
    本当にそうだったのか、いまだ信長の死に関する謎が残されている。
    その大きな4つの謎を解明し、戯曲形式で全く新しい「真実」を提供する――。

    【目次】
    はしがき
    第1章 比叡山 焼き討ち
    第2章 光秀と将軍義昭  
    第3章 室町幕府の崩壊 
    第4章 朝倉・浅井家の滅亡
    第5章  蘭奢待(らんじゃたい)
    第6章  武田騎馬軍団崩壊の回想
    第7章 第一次丹波攻め
    第8章 松永弾正久秀の最後
    第9章 荒木村重の謀反
    第10章 本願寺消滅
    第11章 左義長(さぎちょう)(軍事パレード)
    第12章 光秀の苦悩
    第13章 現人神(あらひとがみ)
    第14章 武田家滅亡
    第15章 関東物見遊山
    第16章 家康饗応の準備
    第17章 最後の晩餐とは
    第18章 安土城での対面
    第19章 決断の時
    第20章『?』勃発の前日
    第21章『?』の勃発
    第22章 山崎の戦い
    あとがき

    【著者紹介】
    本間蒼明(ほんまそうめい)。本名は本間裕弼(ゆうすけ)。
    1942年生まれ。学習院大学法学部を卒業後、凸版印刷株式会社に入社。人事部、労政部、総務部などを経て,株式会社トッパンプロセス取締役総務部長、トッパングループ健康保険組合専務理事などを歴任。健康保険組合経営研究会アドバイザー。第三種アマチュア無線技士の資格を持つ。
    モットーは「創意工夫」で、一般社団法人発明学会の会員でもある。福島の原発事故をきっかけに、原子力に頼らないエネルギーの発明を志し、「リニア発電装置」の特許(特許第5877827号)を取得。趣味は読書、家庭菜園、エレクトーンなど幅広い。
  • 太田道灌のひ孫にして、日本で初めて軍用犬を用いたとされる知勇兼備の将太田資正。

    若き日の資正の奮闘と、戦国後期の名将達との邂逅を生き生きと描いた秀作時代小説。

    戦国時代の隠れた名将と言われ、日本で初めて軍用犬を運用した太田道灌のひ孫、後の三楽斎道誉、太田資正。

    天文四年(1535)、岩付城。14歳になった資正は、突然兄太田資顕に松山城への婿入りを告げられる。

    曾祖父太田道灌を憧憬していた資正は自暴自棄になり城を飛び出し、失望しながらも北条の戦見分を思いついた。

    そして、自身が助けた仔犬のつき丸と案内役の熊吉を従え、牢人の風体で霊峰富士の麓をめざすが、

    ひょんな事から扇谷上杉家への調略を進める風魔忍びに命を狙われるはめになってしまう。

    その出来事を契機に、武田信玄をはじめとする戦国武将達と交わり、歩き巫女を隠れ蓑とする美しいくノ一と出逢い、戦いへ参画しと、多様な経験を積んでいくことになる……。



    資正がいかにして犬と出逢い、混乱した戦国時代を生き抜き生涯闘い続けることになったのか、その原点を鮮やかに描き出した時代小説。

    【目次】
    一、湖上の城
    二、穢多の女童
    三、源五郎出奔
    四、急襲
    五、若虎との邂逅
    六、闇の風
    七、歩き巫女
    八、忍びの掟
    九、合戦の行方
    十、それぞれの旅立ち

    【著者紹介】
    上泉 護(かみいずみ まもる)
    1967年、東京に生まれる。
    2021年、文具メーカーのぺんてる(株)を早期希望退職し作家生活に入る。
    上泉自身が大の歴史小説(池波正太郎)、犬好きの為、岩付城主太田資正公をもっとよく知りたいとの思いから、2007年、資正公が晩年を過ごした八郷の地に移住する。
    現在、資正公ゆかりの地を巡りながら、ゴールデンレトリバーと同居し、明日をも知れない執筆活動に勤しんでいる。
  • 「伝え残したい古えの心、今ふたたび」 曽我兄弟遺跡保存会会長 久保寺公雄氏推薦。

    妖刀・膝丸の主としても注目の曽我十郎祐成・五郎時宗兄弟。 どんな困難にもめげず、父の仇討ちを果たして散った若き二人の物語が 講談調の語りと徹底した時代考証で鮮やかに蘇る!
    鎌倉期の生活や文化に関する解説も満載の一冊。

    幼くして理不尽に父を失った曽我兄弟。
    仇討ちが禁じられた鎌倉殿の時代、どんなに世間から虐げられても、その志を砕くことはなかった。
    はたして彼らの運命は如何に――。
    一心同体の兄弟愛、揺るぎない信念の美しさ。
    歌舞伎や講談の題材として800年にわたり愛された若武者たちの実像。
  • 日本書紀(敏達天皇紀以降)の編年の捏造を正す!
    日本古代史研究者必読の書


    古代大和朝廷は、持統天皇4 年紀(690 年)以前においては現行干支紀年法より1 年引き下げられた古いタイプの旧干支紀年法を公用としていた!
    ◆古代大和朝廷公用の旧干支紀年法は中国秦王朝公用の干支紀年法である
    ◆顓頊暦は古代韓の辰王朝に伝来した
    ◆この辰王朝こそ天皇家の祖先である
    ◆持統4年紀に至るまで公用されていた暦術は顓頊暦と同じ四分暦であろう
    ◆奈良時代に後漢四分暦の用いられていた実例がある
    ◆太安萬侶墓誌の暦日も後漢四分暦の修正版であろう
    ◆石神遺跡出土具注暦断簡の暦日も後漢四分暦の修正版で実現できる
    ◆元興寺伽藍縁起并流記資財帳の本文の干支紀年法は旧干支紀年法である
  • 明治天皇が当時、急速に広がっていった西洋中心の学問について心配され、日本の大切な仁義などの道徳を中心とした教育が必要であるとして勅命を下されました。
    明治 15年(1882 年)、その勅命を受けた元田永孚によって編纂され、宮内省より頒布されたのが『幼学綱要(ようがくこうよう)』です。
    「孝行」「友愛」「信義」など 20 の徳目から我が国と志那の偉人にまつわる逸話が記された、明治の子どもたちの学びのための書でした。
    戦後以降の日本では『幼学綱要』について新たに解説された書籍はほぼ存在しておらず、いまではその存在を知る者も少なくなっています。
    本書は、そんな日本の未来に危機感を抱いた著者が執筆した『幼學綱要(原文)河野禎史注釈』(2021 年 マーケティング出版)を現代語訳したものです。

    【目次】
    はじめに
    第一章
    ⒈【幼学綱要頒賜の勅諭】 (明治十五年十二月)
    ⒉幼学綱要 序
    ⒊幼学綱要 例言
    第二章 幼学綱要を読む
    おわりに
    参考資料

    【著者紹介】
    昭和48年9月16日生。福岡市出身。
    大学卒業後、福岡県警察官を拝命して沖縄県警察への出向を経験。主に地域部・自動車警ら係で職務質問による犯罪検挙に従事し、令和3年3月に早期退職。
    林英臣政経塾に入塾し、林先生に師事する。
    綜學社やまとことば語り部養成協会(言本師)古典や歴史から教育の原点である徳を学ぶ私塾「幼明館」を設立して教育に関わる。
    令和4年1月『幼学綱要(原文)』(マーケティング出版)を出版。
  • 彼を知り己を知れば百戦して危うからず。

    谷口尚真・加藤友三郎・小野寺信など優秀な人材がいたにもかかわらず、なぜ彼らは排斥され、日本軍は誤った道へ進んだのか――。そこには、今日の官僚主義や官尊民卑主義に通ずる、軍主流を支配していた妄信的な思想があった。「情報軽視」「現実逃避」で日本国を敗戦に至らしめた、“病”の正体が明かされる!
  • 天保十五年。記憶を失くした一人の男が、越後直江の津・今町に流れ着いた。偶然通りがかった橋で、やくざ集団「権藤家」から盲目の少女・さくらをかばった男は、その縁で町の旅籠屋に居候することになる。季節は三月。伝統行事『びしゃもん祭り』を控えて、人々は浮かれながらもどこか表情がこわばっていた。聞くところによると、「権藤家」が祭りの襲撃を企てているらしい――。過去を置いてきた剣士と、未来が見える盲目の少女。儚くも美しい、ふたりの運命。
  • 現役臨床医が綴る「江戸時代の医療」に関する笑い話、奇妙な話、怖い話

    「江戸時代の民衆の暮らしぶりや江戸文化の「粋」について書かれた本は多く存在しますが、自身の専門である「医療」をテーマとしました。いくさが無くなって生命を尊重する風潮が生まれ、生活の質にも目が向けられるようになってきたことで、医療需要が一挙に増大し、経済力の向上と相まって、史上初めての「医療の大衆化」が生まれたのがこの時代だったからです。一応は『医学史』の体裁をとっていますが、こぼれ話として付け加えた雑談も含めて笑い話、奇妙な話など豊富な内容となっております。現代の医療と比べるなどしてお楽しみください」(著者)
  • 人間とは何者なのか、私たちはどう生きるべきなのか――

    女王・卑弥呼が治めた国「邪馬臺国」と伝説上の王「神武天皇」。
    この二つは極めて綿密な関係によって結ばれていた。
    母系制から父系制への転換と、戦争との深い関係性とは。
    人間の真の幸福とは…。
    日本古代史をひも解くことで、人間の本質に迫る。
  • 伊達藩の白石城主 片倉家16代当主・片倉重信氏、推薦!!
    片倉小十郎の家系に隠された真実の歴史。
    この小説には「如何に生き残るか、命をかけた本当の戦い」が描かれている。

    日本一の兵と呼ばれる父の娘に生まれた少女・阿梅の力強い命の輝きと、
    戦中戦後を生きぬいた人びとを描いた感動の時代小説。

    真田幸村のむすめ阿梅は、父の敵将であった伊達家の重臣、片倉家に養われる身となった。
    12歳の少女は異郷の地でおのれ一人の力を頼りに、周囲の信頼を得て確乎たる地歩を固めていく。
    さらに4歳の弟大八が残党狩りの嵐の中を落ちのびてくる。
    露見すれば伊達家をも揺るがす重大事。彼の命はいかに護られたか。
    匿うことを決断した伊達政宗。周到な布石を置いた片倉小十郎景綱。
    勇猛果敢にして熱情の小十郎重綱。片倉領の産業に力を尽くす重綱の正室お方さま。
    激動の時代に生きた命の群像。
  • 幕末義人の魂の叫び、いま再び甦れ!

    グローバリズムによる格差、新冷戦、
    地球温暖化問題、そしてコロナパンデミック……。
    現状打破のためには
    幕末の日本を近代化に導いた志士たちの信念を学び
    未来へ相続することが必須である。
    本書では現代社会の問題の本質と真の解決策を明示する。
  • 明治初期の古都から、
    日本の医学が花開く——。

    150 年前、東京への遷都により活気を失った京都で、
    いかに生きるかを悩む公家出身の青年・万条房輔。
    府立療病院・初代御雇い医学教師ヨンケルに師事し、
    西洋医術を学ぶものの、彼と医学校との不穏な関係を感じ取り——。
    日本の医療の転換期を描く、圧巻の歴史小説。
  • 西郷の“英雄像”を解体する
    彷徨える日本史シリーズ 第四弾

    西郷隆盛が隼人族と共に沈む姿は、
    真に信頼されるべき政治家であったのか、それとも大日本帝国の軍人であったのか。
    今なお謎多き「征韓論」を根底から見直し、
    これからの東アジアの安寧の一助とした一冊。
    歴史とは「学ぶ」ものではなく、
    各々が向学心をもって「考える」べきものである。
  • 奄美大島をこよなく愛する男が、島差別の闇を暴く!
    昭和初期、鹿児島県知事に任命された小島光三。そこで目にしたのは、島民の過酷な暮らしぶりだった。
    南の島に変革をもたらそうとした男の勇姿を描いた近代政治小説。

    鹿児島県知事として奄美大島の視察へ訪れた光三。薩摩藩の支配下にあった黒糖地獄の時代から本土に利用され、搾取され続けてきた島の姿に衝撃を受ける。
    その社会構造を打破するべく、男が下した驚愕の決断とは――。
  • 膨大な考古学資料を徹底分析し、
    史学界を縛り続けた固定観念(ドグマ)を反証。

    カギは「鉄」と「勒島(ヌクト)」にあった。



    人も文化も技術も、みんな大陸から渡来した……その定説、まだ信じますか。
  • 第二次世界大戦中の上海、戦後の日本。意図せずして諜報員として戦争に関わる青年と、それを取り巻く個性的な仲間たちの人生を躍動的に描いた長編歴史小説。

    花街で育った賢治は、歳の割にませた少年だった。昭和11年、明治大学の予科に進学した賢治は、広告研究会に所属し、華やかな時代の流れに乗り、広告の研究に情熱を燃やす。卒業後、サークルの機関誌をきっかけに就職した会社は外国向け宣伝誌の制作会社だったが、ある日上海への転勤を命じられる。
    当時の上海は、“洗練と猥雑”が同居した、まさに“混沌"とした街だった。
    第二次世界大戦の戦火が激しくなる中、ダンスホールや、バーで出会う人々との交流を通して、「魔都」と称される上海の裏側に、賢治は意図せずして足を踏み入れていく――。
  • 全国の半数以上が静岡県、とりわけ浜松市に集中する「袴田」姓。
    先祖の歴史を辿るうち、家族を思い、絆を大切に生きてきた人々の姿が蘇る。
    「後世まで大切に残したい一冊です」
    二俣・袴田本家十五代当主の長女 袴田純代氏推薦
  • The case of wartime laborers, compensation for comfort women, dispute over theLiancourt Rocks (Takeshima / Dokdo)... the anti-Japanese activities in Korea seems tobecome more and more violent for the last few years.For the better understanding of Korea, here we would like to review Korean history andcandidly show the points about which we regularly have questions. We would ask people inthe world to judge whether this belief is correct.

    «about the author»
    In 1938, Masaru TOKUDA was born in Japan, as the second son of a fallen soldier.
    After graduating from a technical school, engaged in research & development,
    manufacturing and sales of industrial machinery equipment. Also, engaged in corporatemanagement for a Japanese private enterprise.
    Through the business, interacted with people from India, four Southeast Asian countries,
    twenty-six provinces/cities of China, Taiwan, South Korea, three European countries andthe United States.
    After retirement, lived his life at the fullest. But concerned about intense of anti-Japanesemovement in South Korea. Established the “Association for the Review of Japan-KoreaRelationship”, and now works in research about the relationship of two countries.
  • 農学博士(東京大学)、三重大学名誉教授で、長年にわたり魚介類の病気を専門としてきた宮﨑照雄先生。理系学者の視点から、現存する最古の歴史書『古事記』と、日本で最初の勅撰正史である『日本書紀』における数々の神話についてを読み解き、これまでの論説にない観点から日本の古代史に迫る。理系科学(水産学・魚類学、生物学、医学・生理学、科学、地理学、海洋学など)を駆使し、これまでの古代史研究者たちが唱えてきた論説に一石を投じる一冊。

    宮﨑照雄(みやざき てるお)
    1949年 三重県生まれ。東京大学大学院農学系水産学修士修了 農学博士(東京大学)。三重大学名誉教授。三重県立大学水産学部、三重大学水産学部、三重大学生物資源学部にて、魚の病気を40年間、教育・研究。学術論文・著書(和文・英文)多数。
    古代史著書『三角縁神獣鏡が映す大和王権』(梓書院 2010年)、『日向国の神々の神蹟巡礼』(スピリチュアルひむか観光協議会刊 2017年)など。論文「神武は鯨を見たか? ――神武東征と神武歌謡を考える」は、平成二十七年「邪馬台国全国大会in福岡」における論文募集において最優秀賞を受賞。
  • 未来のキリスト教布教の重責を担ったのは、うら若き紅顔の美少年四人。逆巻く荒波を超えていったのは「選ばれし者」だったのか、それとも――。

    時は1582年、戦国の世を制した織田信長の時代。イエズス会巡察師ヴァリニァーノの発案により、日本国を足掛かりとしたアジアにおけるキリスト教布教の礎を築くため、欧州へ向けて使節団が派遣される。キリシタン大名の名代として選ばれるは、主席正使の伊東マンショ祐益、そして千々石ミゲル、中浦ジュリアン、そして原マルティノ。未知なる世界へ向かう高揚感とともに、四人の少年を乗せた船は長崎の港を出航してゆく――。「天正遣欧少年使節」として世界を見聞した少年たちの船旅と、時代に翻弄された彼らの数奇な運命をドラマチックに描く歴史小説。

    <著者紹介>
    長尾 靖(ながお やすし)
    関西学院大学文学部英文科卒業。以後、県立高校で英語教師として勤務。他の著書に、イエスと弟子たちを描いた「聖者たちのレクイエム」がある。
  • 「法隆寺は大火によって一屋も余さず焼失しており、現法隆寺はその後の再建」とする『日本書紀』の記述には疑念がもたれていたものの、日本最初の正史たるその権威によって様々な意見は蹴散らされてきた。しかし、数学の手法を応用して分析すれば、編纂事業の真の目的とともに千三百年間も封印されていた“事実”が明らかとなる。「白村江の戦い」の処理をめぐる駆け引きの中、『日本書紀』で法隆寺が果たした重要な使命とは。そして、寺の再建と聖徳太子に隠された秘密とは。日本古代史の“絶対的な神聖領域”に切り込み、常識を覆す驚愕の真相に迫る!
  • 『古事記』、そして『日本書紀』にある神話の数々。それらをスピリチュアルと最新科学で解き明かした、これまでにない歴史解読書。
  • 推古天皇から称徳天皇まで、女性天皇にまつわる秘密を史実から紐解き分析した歴史研究書。
    古来、天皇位は、夫婦で相続するものであり、女性の地位も権利も非常に高かった。日本では
    江戸時代、明治時代に中国男系直系相続の影響で家の跡継ぎは、男性との考えが根深い。
    本書では、夫婦による相続と女帝について夫婦相続のルールの詳細と、継体天皇から
    光仁天皇まで、この相続のもと、どのように次々と女性天皇が誕生したのか、
    また、どのように次々と女性天皇が誕生したのかなどを分析し紹介している。
  • 和木重太郎は、下級武士に生まれた己の存在について悩み、理不尽さを感じていた。
    そんな中、剣の腕を見込まれ、「抜け荷」の首謀者を追う任に抜擢される。
    藩内の勢力争いに巻き込まれながらも、血の繋がりや人間の本質に触れ、徐々に自分の人生の意味を見出していく。
  • “正義の盗み”で悪を罰する
    人情味あふれるエンタメ時代小説。

    江戸のトラブルは女盗賊・麻衣にお任せ。

    武家の家柄でありながら飲み屋で働く麻衣。
    その正体は、江戸で噂の女盗賊“紅葵”だった。
    弱きを助け強きを挫く、義理人情に厚い乙女の江戸奇譚。

    ■著者紹介
    小神子眞澄(こみこますみ)
    1942年旧満州で生まれる。
    小学校5 年で右耳を、19歳で左耳を突発性難聴のため失聴。
    その後中途失聴者・難聴者団体「新光会」に入会。
    大阪支部長を6年務め、現在会計担当。
    これまでの作品は、2007 年11月20日に『黄金のカラス』を出版。
    平成24 年たつ年 9/14 贈賞式、「第40 回毎日農業記録賞」優秀賞、

    「いじめ・自殺防止作文コンテスト」優秀賞など多数入選している。
  • 闘牛好きの落語家・川柳渡世人が巧みな話術であなたを誘います。

    真打になって十年目、スペインの闘牛を愛してやまない落語家・川柳十西人(かわやなぎとせにん)の新作落語が時系列で語られる時代小説。
    作品の舞台は宝暦5年(1755年)6月の京都(江戸時代)、動植物の姿を躍動的かつ繊細に描く伊藤若冲、地質学者、医者でもあり欄画家としても知られている平賀源内、中国の眼鏡絵に影響を受けた丸山応挙が登場し十日間に渡り江戸時代に一風景が語られていく。
    川柳が高座に上がる時、舞台には出囃子のフラメンコ三味線がなり響く。観客はカポーテ(闘牛士が身にまとうケープ)を羽織った川柳に興味をそそられ、高座の最後、テレビドラマの主題歌が歌われる中、翌日の続きを期待する。
    読み終わったあと落語を見に行きたくなる斬新で新鮮な作品だ。
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    どうして日本はアメリカと戦ったの?
    憲法9条はどうやって作られたの?
    何故日本は中国、韓国に嫌われる?

    日本と私たちが進むべき道のヒントは、「失敗の歴史」にある。
  • 徴用工訴訟、従軍慰安婦問題、竹島——両国の溝は深まるばかり。

    古代から現代までの朝鮮半島史を客観的資料から紐解き、日韓の過去と現在、そしてこれからを、いま世界の人々に問う。
  • 現在の東京・府中市の一角。
    そこはかつてハケ下と呼ばれ、多摩川が氾濫するたび大変な被害に見舞われておりました。
    ハケ下大野郷の貧農に生まれた伊助と、浅間山の噴火で故郷を追われ流れ着いた志津。
    いつか豪農になることを夢見、開墾に明け暮れる日々。
    貧しくとも、家族に囲まれささやかな安穏を掴みかけておりましたが……。
    長年に亘り江戸庶民の暮らしを研究してきた著者が、懸命に生きた農民たちの人生模様を鮮明に描き出す意欲作。
  • 明治維新の礎を築いた覚悟ある兄弟の生き方。

    仲間を寺田屋で斬った喜八郎。
    英国人を生麦で斬った喜左衛門。
    己を捨て薩摩藩を一致結束させ、倒幕へ導いた奈良原兄弟の覚悟ある生き方の軌跡を追う。
  • いつもいつまでも、私たちは長い旅の途中にいる
    古代・中世・近代・現代の日本、そして上海を舞台に展開される人間ドラマ。

    悠久の時の中で繰り広げられる生命の営み。
    時代解説とともに語られる、いつかあったかもしれない物語。
    生と死の一瞬を描いた珠玉の連作短編集。
  • 「赤穂浪士」を題材に、専門に研究している学者には決して語ることのできない、今までひもとかれてこなかった日本史の矛盾を検証する。現代教育における「日本史」のこれからを考える一冊。
  • 薩摩藩の名君、島津斉彬亡き後、その志を継ぎ、維新回天の想いを胸に、暗躍する一人の男がいた。その男の名は、伊牟田尚平。
    清河八郎らと倒幕集団「虎尾の会」を首謀し、父から授けられた忍術を武器に、弱腰の江戸幕府と日本国の尊厳を踏みにじる西洋列強に敢然と立ち向かった若き志士の軌跡を追う。
    大久保利通、西郷隆盛、小松帯刀ら時代の寵児を影で操った男の正体が、今明らかになる。
    「奪い合う近代文化から、与え合う太陽文化へ。
    こんな夢に向かって駆け抜けた、西郷隆盛、伊牟田尚平、清河八郎――。
    自らの犠牲を省みず、世の中のために命を賭けた志士たち。彼らの生き様を、現代を生きる若者はどのように読むのでしょうか」(筆者談)
  • 幼少期にある奇跡により霊威を帯びた男大迹(ヲオト)は、越前、近江、そして尾張国で事績を重ね、各地の豪族の期待を担っていく。やがて雄略天皇に見出されて大和に召されるが、その遠すぎる血筋と地方出身ゆえに長らく大和の豪族たちの抵抗を受ける。武烈天皇の後を継ぎついに天皇となった彼を、次なる試練が待ち受けていた。倭国、百済、任那を舞台に継体天皇の生涯を描く。
  • 保守的な薩摩藩の藩主に改革派の島津斉彬を襲名させ、年若い西郷隆盛や小松帯刀などを導いて、維新回天を成し遂げた陰の主役。それは、薩摩の古老たちが言葉少なく語り継ぐ、なぞの忍者、伊牟田倉左衛門、尚平父子だった――。時代回天の主軸を担った憂国の志士たちの活躍を追い、徹底した時代考証のもと、迫力の群像劇を展開する。日本文芸家クラブ大賞受賞作復刻版。
  • 誰しも一度は耳にしたことのある有名な武将・織田信長。
    これまで数多くの学者が信長についての研究、解明を行ってきたことで
    当時の状況や出来事などが明らかとなり、現在では信長にまつわる様々な作品を目にすることができる。
    そんな中、桶狭間の戦いから本能寺の変まで、定説として描かれている事柄に対して
    理数家の著者が独自の目線で感じた疑問を読み解いた、異色の信長作品が誕生した。
  • 飛鳥時代から戦国時代まで、連綿と続く藤原氏千年の歴史。そこには、歴史の教科書に載っている事実では語りきれない、何千何百の魂がこもっている。藤原家の末裔である著者が、先祖と向き合った先に見つけた本当の物語とは何か。日本史を俯瞰するだけではわからない、調べれば調べるほど浮き彫りになる無数の物語は、やがて一本の“線”につながっていく。栄枯盛衰を繰り返す歴史のうねりを体感せよ。
  • 昭和天皇、近衛文麿、小磯国昭首相、広田弘毅、松岡洋右、重光葵、杉田元、板垣征四郎等の我が国の政府上層部と、蒋介石、汪精衛等の国民政府首脳とで繰り広げられた裏面史。和平工作に携わった人物・場所・建物等を現地で取材、わが国では未知の資料を収集して著した渾身の一冊。
  • 居合道の奥義を極める旅に出た年老いた武芸者の道中記。―関ヶ原の乱から十三年―居合抜刀術の祖・林崎甚助重信が勝負を超越した真の力を求め、秩父路・甲州裏街道をゆく。「義のために働くとはどういうことなのか」、「武士があるから戦があるのか戦があるから武士があるのか」、己(武士)の存在理由を見出し、居合術を完成させるためにひとり武蔵国から秩父を目指す。その道中で出会った武士や商人、山賊、村人らとの交流を通して、甚助は「相手を生かし、己も生くべく中庸、公正」という居合の心を体感していく。芸事でも功名のためでも出世の道具でもなく、剣士として生きる意味を探ることに残りの人生をかけた男の物語。これは、今を生きる日本人の啓示ともなり得る一冊である。
  • 十五世紀、室町幕府より関東の統治を任されていた足利家は、鎌倉に拠点を置いていたものの将軍家の部下でいることを嫌い、いつのまにか「公方」と名乗り、自らの勢力を築こうとしていた。そのため、足利家を補佐していた上杉家が関東管領として鎌倉公方と対立する事態となっていた。 上杉家は山ノ内・扇ガ谷家ともに鎌倉公方と対立し、争うことになる。そうした時代にあって、扇ガ谷上杉家の家宰である太田家はよく主家を助け、なかでも資長(道灌)の才と力量は群を抜いていた。やがて鎌倉公方・足利成氏は下総・古河に逃れ、資長は切望していた江戸城を手にいれる。そして鎌倉奪回を図る成氏たちを相手に、他の武将たちとともに戦い抜いていった。 一方、成氏の動きに危機感を抱いた京都の将軍・義政は、異母兄を関東公方として京都から下向させる行動に出る。加えて、山ノ内上杉の家宰相職を求めて長尾景春が乱を起こし、関東はさらに混迷を極めることに……。 関東の戦国初期、東国武士たちの動きを太田道灌中心に描いた力作。
  • 明朝、嘉靖帝の時代、天涯孤独の若者・王暢(ワンチャン)は宮廷に召しかかえられることを夢見て男を捨てることを決意。しかし宮廷にはもぐりこめたものの、宦官として正式の採用ではなかったため、与はもらえず途方にくれていた。やむなく大商人・漁覇翁(イーパーウェン)に雇われ、麺売りの仕事につくことになるが、漁覇翁の裏の顔を知り、その支配下から逃れようともがき続ける。そんなある日、人買いから曹洛瑩(ツァオルオイン)という娘を買い取り、窮地を救うことになるが、なんと曹洛瑩が嘉靖帝の嬪となることを知る。なにがあっても曹端嬪を守ろうと固く心に誓うが、曹洛瑩とともに王暢も宮廷内の陰謀に巻き込まれていく。欲望うずまく明の宮廷を舞台にした長編時代小説。
  • 14歳の紀代子は一家で朝鮮へと移住したが、間もなく父親が病死してしまう。父亡き後、困窮した家族を救うために、ハルビンへ働きに出ることを決めた紀代子が連れて行かれたのは、遊廓・千歳屋であった。定められた運命を受け入れた彼女であったが、その先には過酷な出来事が待っていた。
    異国の地で、戦争という時代の流れに翻弄されながらも、娘を守り懸命に生きたひとりの女の物語。
  • 石田三成の死後30年が経過した1630年、儒学者・林羅山はとある住職と出会う。かつて武士として石田家に仕えていたという住職の話から、羅山は三成の知られざる姿に迫っていく―。我々の知る三成は歴史的に作り上げられた虚像だったのか。現代の石田三成像を覆す、長編歴史小説。
  • イスラム黄金時代。商人たちは各国を飛び回り、東へ西へ商品を運んでいた。彼らの交易の中心地だったバグダッドは「世界の十字路」と言われている。陶磁器、絹織物、香辛料、紙、そして書物とともに様々な文化や技術、学問がこの地に集まった。そんな時代に生まれた青年・ニコロは、祖母と母から受け継いだ書物を手に、まだ見ぬ地へと飛び込んでいく。膨大な文化的・歴史的知識により描かれる、親子三代の壮大な物語。
  • 農民の生まれであった劉裕は晋の武将として仕えていたが、戦乱のさなか晋王朝を滅ぼし、新たに宗王朝を築く。そこから続く六十年に満たない宗王朝の短い歴史は、王族間の生々しい争いに溢れていた。 病に倒れた劉裕(武帝)の後即位したのは、皇帝としての自覚の足りない、劉裕の長子劉義符だった。政治に興味のない劉義符(少帝)は、皇帝の立場だけを利用し、好き勝手に遊び回っていたことで、劉裕に仕えていた徐羨之や傅亮によって殺されてしまう。 劉義符が殺された後、皇帝となった劉義隆(文帝)は、十年以上の間、国を治めるが、自身の二人の息子、劉劭と劉濬に計られ、殺されてしまう。劉劭は父・文帝を殺した後、自ら皇帝となろうとしたが、文帝を殺された多くの臣下に恨まれ、弟の劉駿に討たれてしまう。その後即位した劉駿(孝武帝)だったが、帝となったとたんに残酷な性格を表し、多くの臣下を苦しめた後、酒に溺れ、三十五歳という若さで亡くなった。 孝武帝が死んだ後、まだ幼い長子劉子業(前廃帝)が即位したが、本質的に凶悪な心の持ち主であった彼は、在位して僅か一年足らずで多くの臣下を殺し、見かねた叔父の劉いくによって討たれてしまう。 劉子業を討った劉いく(明帝)は元々温和な人柄であり、始めは自身が在位したことにすら戸惑いを感じるほどであったが、やがて、皆が自分の思うように動くことに満足感を覚え始め、横暴な性格になっていく。その後、太っていたこともあって体調を崩した明帝は、臣下達に自分の後を継ぐ長子劉いくが、劉子業と同じようにならないよう面倒を見てくれと遺言を残し、そのまま崩御した。 明帝の後に即位した劉いく(後廃帝)は、まだ十歳の少年だった。明帝が心配した通り、彼もまた、劉子業と同じく残虐な人物に成長してしまい、明帝の臣下であった蕭道成によって討たれることとなる。その後、弟の劉準(順帝)が即位するが、明帝の頃から仕えていた家臣の一人、蕭道成という武将によって帝位を剥奪した。そして彼は「宗」ではなく、新たに「齊」王朝を建て、宗王朝の歴史に終止符を打ったのだった。
  • 日本最古の歴史書でありながら、文学的にも高く評価され、日本神話を伝える文献としても重宝される古事記。今一度「歴史書」という観点に立ち返り、史実と照らし合わせながら丁寧に読むことで見えてくるたくさんの可能性があった――。 ・「あめつちの初めの時」は天地創造の話ではなかった ・言葉を話す兎やワニ……現実離れの物語はなぜ必要だったのか? ・天武天皇の思惑と誤算とは?古事記を読み解くと、古代日本の情景が生き生きと浮かび上がってくる。
  • 時は中国唐朝、第6代皇帝・玄宗の治世。梁恵麗は、徴兵された夫の無事を祈りながら、息子と舅とともに長安で暮らしていた。楊貴妃を超えるとも評されるほどの美貌を持つ恵麗は、ある日、路上で唐の宰相・李林甫の御曹司・李陽修に見染められる。その後、宰相暗殺の嫌疑をかけられた舅が逃走。残された恵麗と息子は、李陽修の好意で宰相家に身を寄せる。恵麗は夫を救うため、息子とともに通力の習得に励む。果して、夫の臨終に立ち会うことはできたものの、夫と会話することも叶わず、悲しみに打ちひしがれるのだった。しかし、恵麗の身にはさらなる危機が迫っていた。敵方の魔道士・斎霊大師との直接対決である。恵麗は無限の力が込められた「藍渓の玉」を胸に、空前絶後の戦いに挑む――。数奇な運命を抗うことなく受け止め、果敢に人生を切り拓く恵麗と、彼女を物心両面から支え、暖かく見守り続ける李陽修との恋愛過程も見逃せないエッセンスとなっている。長編伝奇歴史小説。

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