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『歴史、角川書店単行本、めがイラスト(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~23件目/全23件

  • 自筆史料を含む新発見史料を駆使し、学問と思想と経綸の実像に迫る

    小楠の生きた人生六〇年は、日本の維新変革過程にすっぽりおさまり、日々激しく変化する中にあった。欧米列強の日本への開国要求は、あるいは日本の植民地化を招くかもしれない。そのような現実と向き合いながら、思想形成をしていく姿を、具体的に追いかけた。
    小楠自筆史料を含む、豊富な新発見史料を駆使して、小楠の学問と思想と経綸の実像に迫りたいと思う。そして新しい国家と社会が模索され続けた維新変革過程に、小楠がいかに主体的に生きようとしたのか、その具体的な姿を描き出したい。(はしがきより、一部抜粋)
  • 故郷はすべて、灰砂の下に埋もれた。頑固者たちの復興事業の行く末は――

    天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきなのか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きが――。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。
  • あのヨーグルトが題材の、お仕事&推し事小説!

    商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる!

    吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。
    学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。
    「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。
    入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。

    協力=株式会社 明治
  • 2,035(税込)
    著:
    川越宗一
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    日本史が世界史と激突する瞬間のきらめく5つの福音を、直木賞作家が描く!

    「福音の列車が、やっと日本にも来る。このやかましく、血なまぐさい戦闘の騒音とともに」

    国と国の歴史が激突するその瞬間、その時代を活写した5つの物語。


    明治維新の後、アメリカの海軍兵学校に留学した佐土原藩主の三男・島津啓次郎。彼はスピリチュアル(黒人霊歌)と出会い、これにぞっこんに。しかし、歌うにはソウルとガッツが必要だと言われる。「ゴスペル・トレイン」

    上野戦争で死に損ない、妻と二人で「虹の国」ハワイへ移住して再起を図ろうとした伊奈弥二郎。待っていたのはサトウキビ農場での重労働だった。威圧的な白人農場主たちに、弥二郎とハワイ人労働者のエオノはストライク(労働争議)を決行する。「虹の国の侍」

    第一次大戦後、日本が委任を受けて統治していた南洋のパラオにて。海軍大尉・宮里要は諜報目的で潜入した米軍将校・エリスの死体を検分したが、旅券からは肝心の顔写真が剥ぎ取られていた。「南洋の桜」

    シベリア出兵にて、どうしても従えない命令を忌避して脱走兵になった、騎兵一等卒・鹿野三蔵。彼はモンゴルで、黒旗団(ハラ・スルデ・ブルク)という馬賊団に参加。生まれや人種を越えて、自らの国(ウルス)を探そうとする。「黒い旗のもとに」

    神戸で生まれ育ち、祖国のためにインド国民軍婦人部隊、ラーニー・オブ・ジャンシー聯隊に志願した、少女・ヴィーナ。元サラリーマンの陸軍少尉で、インド独立指導者のチャンドラ・ボースに心酔する青年・蓮見孝太郎。インパール作戦で、近くて遠い二人の人生が交錯する。「進めデリーへ」
  • その甘みは、女性労働者のソウルフードだった。おやつから紐解く人間交流史

    知られざる壮大な連鎖が浮かびあがる。
    津田梅子が二度目の留学で学んだウッズホール海洋生物学研究所。その前身施設を設立したエレン・リチャーズは女性で初めてマサチューセッツ工科大学に入り、家政学を確立した人物で、彼女が大学を志すきっかけとなった雑誌の寄稿者の一人が『小公女』らで知られるバーネット。
    その雑誌や『若草物語』のオールコットらによる労働文学の読者に、マサチューセッツ州のローウェルの女工たちもいた。彼女たちは女性だけの共同組織を作り、雑誌の発行も行っており、それらを含めたアメリカの女性教育を見聞して日本での教育拡充も訴えたのが森有礼だった。

    ■集会と焼き芋は喜びとささやかな抵抗
    ■日本でもアメリカの女性運動を同時代的に参照し、実践していた
    ■ローウェルの工場の窓には新聞の切り抜きが貼られ、それは窓の宝石と呼ばれていた
    ■ドーナツは主食のように見なされていた
    女性労働者は一方的な弱者でなく、実は「わたし」の人生を強かに拡張していた。
    ではなぜ、「わたし」という主語で語る術を私たちは失ってきたのだろうか?

    【目次】
    プロローグ――「わたし」を探す
    第一部 日本の女性たち
    第一章 糸と饅頭――ある紡績女工のライフヒストリー
    第二章 焼き芋と胃袋――女工たちの身体と人格
    第三章 米と潮騒――100年前の米騒動と女性の自治
    第四章 月とクリームパン――近代の夜明けと新しき女たち
    第二部 アメリカの女性たち
    第五章 野ぶどうとペン――女性作家の誕生
    第六章 パンと綿布――ローウェルの女工たち
    第七章 キルトと蜂蜜――針と糸で発言する女性たち
    第八章 ドーナツと胃袋――台所と学びとシスターフッド
    エピローグ――「わたしたち」を生きる
    あとがき――「わたし」の中に灯る火
    主要参考文献
  • 宮本武蔵、最大のライバル! 雲林院弥四郎の生涯

    剣聖・宮本武蔵の最大のライバルであり、武蔵と五分に渡り合う実力を持つ伝説の大剣豪――雲林院弥四郎。塚原卜伝から継承された新当流兵法を体得し、柳生新陰流を皆伝したとも言われる弥四郎の剣士としての生涯は、関ケ原の戦いにおける九州の陣である、石垣原の戦いで始まった。激戦の中で目にした若き日の宮本武蔵の姿を、彼は生涯忘れることができなかった……。やがて、一念発起して江戸に出た弥四郎は、後の肥後熊本藩主である細川忠利と篤い友誼を交わすことになる。大坂冬の陣、夏の陣、島原の乱、肥後熊本の動乱、数多の闘乱の時代を、究極の剣の形を追い求めて戦い抜いた弥四郎が辿り着いた境地とは。
  • 1,980(税込)
    著者:
    蝉谷 めぐ実
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    「さあ、化けもん暴きの幕が開くで」。文学賞三冠「化け者」シリーズ!

    「命を天秤にかけてこそ、示せるものがあるでしょう?」

    ときは文政、ところは江戸。
    心優しき鳥屋の藤九郎と、稀代の女形だった元役者の魚之助のもとに、中村座の座元から事件の話が持ち込まれた。
    舞台の幕が下りたとき、首の骨がぽっきり折られ、両耳から棒が突き出た死体が、客席に転がっていたという。これは何かの見立て殺しか。
    演目は「仮名手本忠臣蔵」。死人が出るのはこれで二人目。
    真相解明に乗り出したふたりだったが、芸に、恋に、義に、忠に生きる人の姿が、彼らの心を揺さぶって――。


    『化け者心中』『おんなの女房』で話題をさらった新鋭が放つ、極上上吉のエンタメ時代小説!
  • 1,760(税込)
    著者:
    西條奈加
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    優雅な余生を送るはずの隠居家は、今日も子供たちで大にぎわい。

    老舗糸問屋・嶋屋元当主の徳兵衛は、還暦を機に隠居暮らしを始めた。
    風雅な余生を送るはずが、巣鴨の隠居家は孫の千代太が連れてきた子供たちで大にぎわい。
    子供たちとその親の面倒にまで首を突っ込むうち、新たに組紐商いも始めることとなった。
    商いに夢中の徳兵衛は、自分の家族に芽吹いた悶着の種に気が付かない。
    やがて訪れた親子と夫婦の危機に、嶋屋一家はどう向き合う?
    笑いあり涙ありの人情時代小説『隠居すごろく』、待望の続編!
  • 2,420(税込)
    著者:
    上田秀人
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    徳川家康、人生最悪の決断とは? 徳川家最大の悲劇の謎に迫る歴史巨編!

    家を取るか、息子を取るか、徳川家康、究極の選択! 徳川家康と嫡男、悲劇のドラマ

     織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の戦いの後、松平家康は今川家からの独立を目論む。今川方の人質となっていた妻の瀬名、嫡男竹千代を取り戻し、竹千代と信長の娘五徳を結婚させて今川と決別した。
     氏を徳川と変えた家康は、元服した嫡男信康を岡崎に残し遠江を攻略する。ところが武田晴信が遠江へと侵攻し、家康は一敗地に塗れる。危機に陥った家康だが、直後に晴信が病死して形勢が逆転、反攻に出て信康も初陣を飾る。織田徳川連合軍は設楽原で武田勝頼と決戦して大勝を収めた。
     武田を倒し、徳川家の前途は洋々と思われたが……。
  • 戦乱、陰謀、そして悲恋。鎌倉殿の時代を鮮やかに描きあげる競作集!

    2022年の大河ドラマで描かれた、いくつもの野望と愛が交差する鎌倉時代。そんな武士の世への転換点を駆け抜けた人々――源頼朝、北条政子、後鳥羽上皇、和田義盛、そして北条義時。歴史小説の名手たちが彼らの面影を丹念に描き上げた珠玉の小説集! 義時の恋が、政子の激情が、鎌倉の光景をありありと蘇らせる。
  • 2,200(税込)
    著者:
    稲葉稔
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    最強の剣豪、宮本武蔵はなぜ「五輪書」を書いたのか?

    「今、時が求め導く真の境地。深き人間味溢れる剣豪武蔵の兵法の極意。己磨きの武の道を求めて止まない私の心は、この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」――俳優・武道家 藤岡弘、
    時代小説の雄が、知られざる晩年の武蔵を活写した本格剣豪歴史小説!

    徳川家康の天下統一により太平を迎えた世――戦国の動乱を剣士として生き抜いてきた宮本武蔵も老境に達していた。将軍家剣術指南役となった柳生宗矩に対抗心を燃やし、生半可な仕官の道は選ばなかった武蔵も、島原の乱に従軍し負傷したことで老いを実感し、終の棲家を求めていた。熊本藩主・細川忠利から客分として招かれた武蔵は、当地で指南役を務めつつ、手伝いの清に支えられながら安らかな日々を送るようになる。やがて、自らが究めてきた兵法の極意を伝えるべく、岩戸・霊巌洞に籠もり『五輪書』の執筆を始めた。武蔵が最後に到った境地とは?
  • 2,145(税込)
    著者:
    伊東潤
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    私は戦う。武力を超える「銭」の力で。

    室町幕府の力が衰えた乱世の時代。八代将軍の足利義政に嫁いだ日野富子は「銭」すなわち「経済」の力で平和をもたらすことを決意する。俊英・伊勢新九郎らの知識を借りて幕府の立て直しを目指すが、未曾有の戦「応仁の乱」が勃発。戦を鎮めようと奔走する富子の努力が、家族である足利の男たちとの間にも亀裂を生んでいく。孤独な闘いの果てに、富子が手に入れたものとは?
    北条政子と並び立つ、「強き御台所」日野富子。応仁の乱を鎮めようとした悪女の実像を描く歴史巨編。
  • 人情時代小説シリーズ第2弾

    日本橋で「大江戸よろず案内所」の看板を掲げる『千成屋』の女将・お吟が、大金強奪とこじれた嫁姑の仲を解く。江戸で生きる人々の心を癒す、人情時代小説シリーズ第2弾。
  • 『化け者心中』で文学賞三冠。新鋭が綴る、エモーショナルな時代小説。

    ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
    私はなぜこの人に求められたのか――。
    芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
    女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
    いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。
  • 1,980(税込)
    著者:
    赤神諒
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    朝倉、上杉、織田が恐れた、本願寺最強の武僧・杉浦玄任。

    北陸加賀に「百姓ノ持チタル国」が建てられて八十年。誰の支配も受けず、民衆が自ら治める一向衆の政は、内外の戦に明け暮れるうちいつしか腐敗し、堕落していた。織田信長や上杉謙信、朝倉義景ら強大な外敵に囲まれ、窮地に陥った加賀に現れたのは、「仁王」と呼ばれる本願寺最強の坊官・杉浦玄任。加賀から越前、さらには日本全土に「民の国」を築くため、玄任は救いなき乱世で戦い続ける――。
  • 1,980(税込)
    著者:
    梶よう子
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    「だから、おれは、お前たちを描きたかった」 魂を揺さぶる浮世絵師小説。

    絵師を目指し、安房から江戸に出て十年。菱川吉兵衛は、吉原と芝居小屋という「二大悪所」に入り浸る自堕落な日々を過ごしていた。
    狩野探幽への弟子入りを門前払いされたものの、その面目なさから郷里の縫箔屋の跡を継ぐ決心もできずにいたのだ。
    そんな中、ひょんなことから吉原の女たちの小袖に刺繍を施すことに。福良雀と笹の葉、波千鳥、吉祥文様の宝珠、玩具の手毬や扇子に草花。
    さまざまな美しい意匠を縫い付けながら、吉兵衛は、未来の見えない辛い日々の中でも懸命に明るく生きようとする彼女たちの心の温もりに励まされ、再び筆を執ることを決意する。
    だが、ある日突然巻き起こった大火に吉原と江戸の街が飲み込まれ……。江戸の人々の暮らしを見つめ続けた菱川師宣こと吉兵衛が本当に描きたかったものとは?
    浮世絵の祖の生涯を描く、人情と愛に満ちた波瀾万丈の浮世絵師小説。
  • 我が敵は織田信長──本願寺の間者となった少女は、戦国の世になにを見るか

    十六歳になる孤児の千世は、本願寺の間諜組織「護法衆」の一員として育てられ、篤い信仰心と類まれな戦闘技術を身に付けていた。信長と本願寺の戦いに身を投じた千世の運命は──。著者渾身の長編歴史小説。
  • 1,980(税込)
    著者:
    矢野隆
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    愛する者の城を滅ぼせ! 藤吉郎の下した、命がけの決断!

    木下藤吉郎は、実現不可能と目されていた墨俣城築城を成し遂げ、織田家中でも一目置かれる存在となっていた。だが、藤吉郎の前に足利義昭の使者として、明智光秀が現れた。信長は、光秀を重用するようになるが……。
  • 足利義昭と明智光秀、二人の出会いは、必然だったのか。書き下ろし歴史長編

    織田信長から助力を得て、上洛を果たした足利義昭は、兵力もない形ばかりの将軍となった。だが、才気溢れる明智光秀との出会いが、彼の心を大きく揺るがしていく──。新たな視点で描かれる本能寺の真実とは。
  • 言葉、歴史、宗教を超えるひと皿の魔法。教皇のメッセージ満載!

    言葉も歴史も、宗教さえ超える、ひと皿の魔法──。

    世界45の国と地域を巡る、ローマ教皇フランシスコの旅路。
    そして、各国大使がもてなす、笑顔の食卓とそのレシピ。
    分断を深めつつある世界にささげる一冊。


    ■第1部 「食」でめぐる教皇の旅

     ローマ教皇の祈りの旅路と、世界をつなぐ各国自慢のレシピ。

    ■第2部 「食」で読み解く聖書の世界

     色とりどりの食材を聖書にたどる、キリスト教文化への招待。
  • 事故や事件現場に現れる幽霊たち。消えゆく声を蒐集したルポルタージュ

    谷中霊園にかつてあった五重塔焼失の原因は“放火心中”でなく、“殺人放火死体遺棄事件”だという噂。電車が通ると響く女の悲鳴と1962年の日暮里駅で八人の犠牲者を出した三河島事故との関係は? 池を埋めると家が滅ぶという神田お玉ケ池。日本人の意識の底流に潜む“お玉”とは。何度も追突事故が発生する中央線の“魔のカーブ”、事故多発の踏切……。川のそばの“出る”と噂の幽霊屋敷、繰り返される連続火災に“助けて、出られない!”という女性の悲鳴、水難者の霊といわれる“黒い人の幽霊”譚、戦時中の練兵場だった公園に現れる女の幽霊と被爆死の関係は?
    かつて事件や事故のあった場所、恨みを残して亡くなった人の思い、いわくつきの場所を歩き、現代から過去へ思いを巡らす。土地の記憶に耳を傾け、地元の住人に話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。消えゆく声なき声を蒐集した、怪談ノンフィクション。東京十四カ所、番外編として神奈川、群馬県の3名所も収録。単行本用にあとがきも書き下ろし。怪談雑誌『幽』に連載された傑作。
  • その愛と知恵を、民衆は求めた。 その奇蹟を、朝廷は恐れた。

    王の法より仏の道──。
    天平13年(741年)3月、聖武天皇に招かれ、謁見する僧侶がいた。僧の名は、行基。民草を救うため、仏の教えを広めた僧は、その人心への影響力から、朝廷に恐れられ、弾圧すらされた。朝廷から大僧正の位を授けられ、文殊菩薩の化身とよばれた男はどのような生涯を送ったのか──。自然と愛するものに囲まれ、仏の道に目覚める幼年期から東大寺大仏建立、入寂までを丹念に描いた、長篇歴史小説。
  • 武力ではなく、経済の力で世界と戦うのだ。今必読の歴史ドキュメント小説!

    激動の昭和で、常に権力の中枢にいた稀代の政治家・岸信介が目指したものとは?
    これからの日本を語り合うための、歴史ドキュメント小説!

    昭和8年(1933)。商工省・臨時産業合理局事務官の岸信介は、組織の枠を超えて活躍していた。
    人当たりがよく、話もうまい。上司にも女にも気に入られる岸は、末は次官や大臣にもなるのではないか、と目されていた。
    国家運営の根幹は経済であり、列強と対峙していくには武力ではなく経済力が必要だと説く岸は、関東軍が支配する満洲に乗り込み産業発展に邁進、日産コンツェルンの満洲移転という奇手の実現を図る。
    が、戦争は泥沼化してゆき――。

    きな臭い時代にこそ、文官の役割は重大だ。
    マルス(武の神)ではなく、ミネルヴァ(文の神)こそが先頭に立たねばならない。

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