『歴史、講談社、The New Fifties(実用)』の電子書籍一覧
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江戸の暮らしは、どのようなものだったでしょうか。江戸時代の当時の資料は火災などでほとんど失われているため、はっきりとはわかりません。本書は、残された数少ない資料にあたり、当時の住居や暮らしについて絵と文で表したものです。
進行はフィクション仕立て。町人の家へは江戸へ三味線を教えにきた若い女性が、武士の家へは参勤中の殿のお供で江戸に来た若い武士が、それぞれ見て回るという設定になっています。フィクションですが、内容は参考文献に基づき、できるだけ事実に近づけようとしています。
江戸の町家と武家の人々と、間取りの本です。あなたはどの家に住みたいですか?
第一章 町人
江戸へ、菊香深川に着く
一 裏長屋
二 裏長屋の住人 職人
三 裏長屋の住人 商家
四 裏長屋の住人 自由人
五 江戸の女たち
六 裏店住まいの女
七 表店 商家
八 大店と越後屋
九 上商家と暮らし
十 町と大家
十一 貸店いろいろ
第二章 武家
真二郎、江戸参勤
一 直参と拝領屋敷
二 下級武士の組屋敷
三 旗本の中級武士の家
四 武家屋敷の特色 座敷
五 武家屋敷の特色 夫人棟と水回り
六 書院と床の間
七 数寄屋
八 上級武家屋敷
九 大名、殿様の屋敷
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神話に登場する神々はじつに人間的である。他者と言い争ったり、他者に嫉妬したり、喜びをあらわにしたり、悲しんだり。
『古事記』や『日本書紀』は天皇家の正当性を世間に知らしめるために作られたものだが、神話に出てくるスサノオやオオクニヌシ、ヤマトタケルなどは、われわれ普通の人間と変わらぬ情感を発揮している。
神々は失恋もすれば、他愛もない悪戯もし、失敗して罰を受けたりもする、とても親しみやすい存在である。
そして、これらの神々の行動や習慣、情感は、長い年月の間受け継がれ、現代の日本人の暮らしのなかに根付いている。
人間の本性は、技術がいくら発達してもほとんどかわっていないことを、われわれに教えてくれる。
こうした「神々のくらし」を知ることで、日本神話が、よりわかるようになるだろう。
【もくじ】
主な神々の系図
序章 神話を読むための基礎知識
第一章 現代に続く食文化
一つ釜の飯を食う――イザナキとイザナミのやり取り
家族そろって食事をする――食事の席に着かなかったヤマトタケルの兄
神饌にみる日本の食文化――刺身のツマなどを殊更に高く盛り付ける訳
神代から続く酒造り――ヤマタノオロチ退治のときに造った八塩折の酒
神事として続いてきた米作り――高天原にあった神聖な田んぼと機屋
第二章 神代から続く生活と教え
巨大な柱は「立柱式」のルーツ――イザナギとイザナミが立てた神聖な柱
神々の結婚と恋愛――妻争いと、奔放な性の告白
神にも適材適所がある――転職に失敗した海幸彦と山幸彦
神代の裁判――アマテラスとスサノオの誓約
神々の罪と罰――スサノオの刑罰
神も占いに頼った――政治に使われていた占い
蒲の穂(花粉)は傷に効く――因幡の白兎神話
第三章 神代から変わらない人情と人の心
今も変わらぬ夫婦愛――海の藻屑と消えたオトタチバナヒメ
見るなと言われれば見たくなる――神たちの覗き見
昔も今も変わらない嫉妬心――イワノヒメ、清姫の嫉妬
神代にも身内を庇った――アマテラスとスサノオ
神も子の親――オオクニヌシの意外な現代的父親像
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