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『歴史、角川文庫、401円~500円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~55件目/全55件

  • 528(税込)
    著者:
    池波正太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    剣聖塚原卜伝の晩年を描く表題作をはじめ、傑作時代小説集

    諸国の剣客を相手に勝利をおさめた戦国時代の剣豪塚原卜伝は、一度も不覚をとることなく、敵を討ち取ること二百余人に及んだという――この卜伝が武田信玄の招きを受けて甲斐の国を訪れたのは、71歳の老境に達した春だった。ここで、六尺豊かな大男の薙刀使いの名人に最後の試合を申しこまれたが…。枯淡の境地に達した剣豪卜伝を描いた表題作ほか、南部藩で鬼目付と呼ばれた侍の人間的苦悩、明治維新の激動期に数奇な運命をたどる青年剣客等、多種多彩な人間と時代を取りあげた著者会心の歴史小説集。
  • 462(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    辻井南青紀
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    家老たちの叛乱。城を失った殿様は、再起をかける!

    信濃国飯山藩の郡方の大竹五郎左衛門は、新年の御城への出仕を家老から禁じられていた。藩主本多重元は、それに対し主君に忠誠あるものを新年に招集するのだった。だが、家老派の用意は周到で──。
  • 517(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    門井慶喜
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本文化の礎は、この男がつくりだした!

    応仁の乱は、京の街を焼け跡にしようとしていた。
    室町幕府八代将軍・足利義政は、京の秩序を守る責務から目をそらし、自らの美意識の顕現に挑んだ。
    孤独な将軍は、何に苦悩し、何を実現しようとしたのか。
    日本建築の源流となった“銀閣寺”建立の秘密に迫った歴史巨編。
  • シリーズ9冊
    5061,012(税込)
    著者:
    井沢元彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    井沢元彦がダイナミックに歴史を解読!

    定説では見えない日本史がわかる大人気の歴史エッセイ! 日本史上有数の大変革期を戦った源氏と平氏。その主人公を一人ずつとりあげ、人物と歴史をダイナミックに読み解く。
  • シリーズ2冊
    528572(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    火のごとく激しく生きた男の実像に迫る、異色の遊侠伝!

    幕末、駿河国清水湊で大きな米問屋をいとなむ若き長五郎は、ある日店先に立った旅の僧からあと3年の寿命と告げられる。養父の跡を継いで商いに精を出していた長五郎は、その一言で自分の運命を変えた。彼は店をたたみ、女房を離縁して博徒の群れに身を投じる。――「人間、寿命があれば死なねえ。たとえ死んだところで、体がなくなるだけで、魂はなくならねえんだ」と考えた彼は、修羅の如く東海道筋を渡り歩いて、男伊達として名を上げていく……。名侠客の実像に迫る異色作、本巻は、穂北の久六を斃すまでの前半生を描く。
  • 528(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    稀代の謀将・竹中半兵衛をはじめ、明智光秀、柳生連也、徳川吉宗などの人間像を浮き彫りにする時代小説集。

    難攻不落の斎藤龍興の稲葉山城を目の眩むような奇策で奪取し、その後木下藤吉郎の軍師となって次々と非凡の才をあらわした竹中半兵衛。鬼才をうたわれつつも裏方に徹し、主人に惜しみなく助力を与えた半兵衛の人物像を浮き彫りにした表題作ほか、逆境に立ち向かい、修羅場をくぐり抜けて男の意地をつらぬいた武将、剣客など歴史上の英雄たちを活写した傑作時代小説集。
  • 表御番医師、奥右筆、目付、小納戸――あの人気シリーズの役人たちも躍動! 豊富な逸話とともに、権謀渦巻く役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を描く、書き下ろし作!

    「出世の重み、宮仕えの辛さ。
    役人たちの日々を題材とした、新しい小説に挑みました」
    ――上田秀人


    役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわず手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸――役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。


    「やられた! するどい考証の切っ先が、
    読者の胸元につきつけられる。
    上田さんの時代小説の新しい作法に舌を捲きます」
    ――北原進(歴史学者・品川歴史館館長)
  • 528(税込)
    著者:
    井沢元彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    仏像・庭・建築・マナー・身支度――基本を知れば楽しさ100倍!

    古寺を歩くことは、日本を知ること――歴史に通じた著者ならではの視点で、鑑賞の3大ポイント「仏像・建築・庭園」を基礎から解説。実践篇、上級篇では東寺・善水寺・三徳山三仏寺ほかの古刹や四国遍路を巡り、その縁起や見どころはもちろん、「ここは大事!」という実体験に基づいた拝観のマナーや身支度、心得などを丁寧に紹介する。初心者が本当に知りたい、基本の「き」からよくわかる! 楽しく深い古寺歩きの入門ガイド。
    ※本書は、平成十七年四月、小社刊の新書『古寺歩きのツボ──仏像・建築・庭園を味わう』(角川oneテーマ21)を改題のうえ文庫化したものが底本です。文庫化にあたり「上級篇」を加筆しました。


    基礎篇――これだけは知っておきたい
      一 仏像の基礎知識
      二 仏像の美術史的アプローチ
      三 建築
      四 庭園

    実践篇 入門コース――さあ、でかけよう
      一 京都の古寺――金閣寺
      二 京都の古寺――千本釈迦堂
      三 京都の古寺――永観堂
      四 奈良の古寺
      五 琵琶湖周辺の古寺
      六 九州などの古寺

    実践篇 中級コース――もう少し足を延ばして
      一 東寺
      二 善水寺
      三 三徳山三仏寺

    上級篇――四国遍路へ行ってみよう
      一 知っておきたい基礎知識
      二 巡礼の方法と心得

    訪れておきたい古寺一覧
  • NHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」主人公・井伊直虎ほか、女たちの実像に歴史小説家が迫る!

    生涯を男として生き、養子直政を徳川四天王の一人へ育て上げた女城主「井伊直虎」、直江兼続が唯一愛し、主君から女執政として遇された越後美人「お船の方」、恋に生き恋に死んだ瀬戸内のジャンヌ・ダルク「鶴姫」――大河ドラマ原作『天地人』をはじめ、義を貫き大きな敵に敢然と立ち向かった武将たちを描き続けた歴史小説家が、運命に翻弄されながらも、乱世を力強く生きた25人に迫る。単行本未収録の傑作評伝、初の書籍化!

    一、女城主たちの戦い
    井伊直虎  井伊直政の養母
    妙林尼  吉岡鎮興の妻
    おつやの方  織田信長の叔母
    大乗院  二階堂盛義の継室
    立花ぎん千代  立花宗茂の正室

    二、危機を救う妻たち
    お船の方  直江兼続の正室
    小松姫  真田信之の正室
    千 代  山内一豊の正室
    ま つ  前田利家の正室
    ね ね  豊臣秀吉の正室

    三、愛と謎と美貌
    小少将  長宗我部元親の側室
    義 姫  伊達政宗の生母
    諏訪御料人  武田信玄の側室
    松 姫  武田信玄の六女
    濃 姫  織田信長の正室

    四、才女と呼ばれた女たち
    お初 常高院  浅井三姉妹の次女
    阿茶局  徳川家康の側室
    喜 多  伊達政宗の教育係
    小野お通  真田家ゆかりの才女
    寿桂尼  今川義元の生母

    五、想いと誇りに殉じる
    鶴 姫  瀬戸内のジャンヌ・ダルク
    淀 殿  豊臣秀吉の側室
    細川ガラシャ  細川忠興の正室
    お市の方  織田信長の妹
    大福御前  北条氏邦の正室

    関連年表
  • シリーズ6冊
    550660(税込)
    著者:
    佐々木裕一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    妖怪仲間と怪事件の謎を追う! 妖怪痛快時代小説、シリーズ第1弾!

    江戸で相次ぐ怪事件。広島藩の京嵐寺平太郎は、幕府の命を受け解決に乗り出す羽目に。だが事件の裏には、幕府に怨念を抱く僧の影が……。三つ目入道ら仲間の妖怪と立ち向かう、妖怪痛快時代小説、第1弾!
  • 勝敗の7割は情報で決まる! 信長の情報戦略が歴史を変えた――。

    戦国の世を生きぬくには、敵よりも早くたしかな情報を集めなければならない。織田信長は戦いの勝敗の7割は情報で決まると考えていた。例えば桶狭間の戦いは、これまで雷雨の天候を利用した奇襲作戦にすぎないといわれてきた。だが信長は、事前に今川方の情報を徹底的に収集し、偽の情報を流し込んでいた。周到な情報・謀略戦が勝利へと導いたのである。信長の情報第一主義は、「備中返し」の秀吉、関ヶ原の家康へと継承されてゆく。この三人が戦国三英傑といわれるのは、情報戦略において他者の追随を許さない才能を発揮したためでもあるといえるであろう。
  • 528(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    信長が勝つか、顕如が凌ぐか――?! 群雄割拠の時代を舞台に、両者の激しい対立を描いた歴史長編。

    尾張統一にむかいつつあった織田信長は、桶狭間の戦いに勝利を収めたのち、ながいあいだ、一向宗の勢力に悩まされていた。当時、諸国一向一揆を結集した本願寺教団の威力は将軍に匹敵し、盟友徳川家康も、領国三河の一向宗を弾圧しようとしてあやうく敗北するほどの苦戦を喫していた。「一向一揆を平均(征伐)いたさねば、大名分国は成りたたぬだわ」――顕如上人率いる石山本願寺と織田信長の戦いを描いた長編戦国歴史小説。
  • 506(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    剣の道を知り尽くした著者が、満を持して放つ長編剣豪小説!

    日本人を魅了してやまない孤高の剣士、宮本武蔵は、いかにして最強の相手に立ち向かったのか。圧倒的迫力と群を抜くリアリティで、剣豪小説の名手が描く、世紀の決闘。

    ※本書は二〇〇三年三月、小社より刊行された書き下ろし単行本『武蔵と小次郎』を改題した文庫が底本です。
  • シリーズ3冊
    286572(税込)
    著者:
    風野真知雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    品々から語られる歴史の“秘密”と奇談。待望の書き下ろし時代小説新シリーズ始動!

    江戸は新両替町、路地裏にひっそりと佇む骨董商<おそろし屋>。「やはり、あなたがお出でなさいましたか」――店主のお縁が客を選んで売る品々には、歴史裏の驚愕の事件譚や、ぞっとする話、因果な話がついてくる。武田信玄の軍旗は五両四分。奇妙な形の赤黒いしみは、信玄が苦悩したある秘密に関係しているという。そして<おそろし屋>にも、ある秘密があって……? 七色に楽しめる新シリーズ始動!
  • 528(税込)
    著者:
    清水義範
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    タージ・マハル建造にまつわる愛憎劇とは。著者渾身の歴史大河ロマン!

    2万人という膨大な職工を22年間動員し続け完成したインド史上最高の建造物タージ・マハル。17世紀ムガール帝国の五代皇帝シャー・ジャハーンは、なぜ全精力を注いでまで絢爛極める廟を建立するに至ったか。親族たりとも信用できぬ戦乱の世で、彼が唯一心を許した妻ムムターズの実像を追いその理由に迫る。またムガール帝国初期までその歴史を遡り、タージ・マハル建造に至るまでの愛憎劇を描く。インドをこよなく愛する著者が幻想のような二人の愛を謳い上げた渾身の歴史大河ロマン。角川文庫50周年特別書き下ろし作品。
  • 484(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    圧倒的不利の中、槍弾正こと保科正俊のとった奇策とは。傑作歴史小説集。

    天正年間、戦乱の続くなか、出陣中の嫡男の留守を狙い、老将保科正俊の守る高遠城に、小笠原・上杉軍が攻め寄せる。かつて武田信玄の下で槍弾正の異名をとった正俊も、すでに齢七十五の隠居の身。だが、圧倒的に不利な状況下、城を棄てる意見を一喝し、正俊は奇策を練る―表題作「槍弾正の逆襲」をはじめ、関ケ原合戦における小早川秀秋の“楯裏の裏切り”に抗した武将を描いた「松野主馬は動かず」など、独自の気概をもって生きた人間像を、あざやかに描く傑作歴史小説集。
  • シリーズ7冊
    550594(税込)
    著者:
    風野真知雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    姫さまに、モテ年到来!? 「妻は、くノ一」の姉妹シリーズ、新始動!

    平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が。謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて…。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る! 大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ第1弾。
  • シリーズ5冊
    550660(税込)
    南原幹雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    吉原で代金を取り立てる町内きっての器量よし、おえん。金と色が渦巻く吉原で型破りのヒロインが大活躍

    江戸で日に千両落ちるところといえば吉原。だが、快楽の夢に酔いしれたつけは、翌朝になれば待ったなしでまわってくる。懐中のものでまかなえぬ遊客には“付き馬”が遊女屋からついてゆくが、それでも無理な場合は、専門の取り立て屋の“馬屋”に依頼がゆく。その馬屋の跡目を町内きっての器量よし、おえんが継いだ。強談して埒があかないときには、一日も欠かさず付きまとい、目的のためにはどんな手段もいとわない。金と色が渦巻く吉原で型破りのヒロインが活躍する連作時代小説。
  • アラスカ、ハワイを占領し、米本土を爆撃する日本軍。太平洋戦争の歪められた歴史を修正する時間局員

    ミッドウェイ海戦で大勝利を収めた日本軍は、破竹の勢いで世界各地へ進攻し、アラスカ、ハワイなどを占領。同盟国ドイツも、欧州、アフリカ全域を制圧していた。アメリカ合衆国は海軍の空母の9割を失い、戦略を大幅に変更した。それは、劣勢を一挙に挽回する革命的な原爆計画だった。一方、昭和20年8月5日、日本の超重爆撃機“富嶽”は、原爆を搭載し米本土へ出撃した! 歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まった。太平洋戦争をめぐる迫真の歴史SF。
  • ロシア側の勝者・西郷と、敗者・乃木大将の会見。日露戦争の歪められた歴史を修正する時間局員

    明治10年。西南戦争に敗れた西郷隆盛は、鹿児島の城山で自害した。だが巷では、西郷は死んではおらずロシアに逃れ、ロマノフ王朝と共に明治政府転覆を謀っていると噂されていた。明治37年、日露戦争勃発。日本軍は勝利を得るかにみえたが、形勢は逆転。水師営で勝者・西郷と敗者・乃木大将が会見した――歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まる。そして、謎の背後には世界的物理学者アインシュタインの影が……。動乱の明治期を舞台に展開する波瀾万丈の歴史SF。
  • 明智光秀配下の将の娘として生まれ、後に徳川家光の乳母として幕府に君臨した女性の生涯

    おふく四歳の時、明智光秀に従い織田信長を討った後、父は捕えられて処刑された。身分を隠して母方・稲葉家の養女として成長したおふくは小早川秀明の重臣・稲葉正成の後妻となる。しかし関ケ原の戦いで裏切り者の烙印を押された秀明の恨みを受け、正成は浪人となる。徳川支配が確固になると見るや、おふくは二代将軍・秀忠の正室、お江与の方に乳母として仕えることを決心した。――春日局おふくと後に三代将軍・家光となる竹千代との運命的な出会いであった。
  • 薩長同盟成り時勢決する。容保の苦渋と無念…

    何のためにここにいるのか――数々の疑問が松平容保(かたもり)の脳裏をかすめた。京都に来て3年になる。幕府を守り、帝を守護する――この大義名分はわかるのだが、なぜか実が伴わない。狂気の長州と権力奪取の野望に燃える薩摩が手を握った。幕府は長州攻撃に踏み切るが、将軍・家茂(いえもち)の死で情勢は大きく変わる。そして、孝明天皇の死――激動の時代、薩長の謀略の前に無念の涙をのむ松平容保と会津藩を描く。
  • 550(税込)
    著者:
    杉山義法
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    西郷はなぜ愛されるのだろう。その真実に迫る巨編

    明治6年10月23日、世にいう征韓論に負けた参議・西郷隆盛は、日比谷の太政官議定所に辞表を提出し、姿を隠した。朝から小雨が降り続くなかを西郷は六尺の巨体を蓑笠で覆い、手に釣竿と魚籠を下げ、飄飄と隅田川の土手を彷徨っていた。持病の肥満症治療のための下剤で脱水症状にかかり特徴のギョロ目は光を失い、表情はひどく暗かった。時に46歳、西郷は病んでいた。日本最後の内乱「西南戦争」はこれより4年後のことであった。幕末の英雄・西郷隆盛の生涯を描く一大巨編。
  • シリーズ7冊
    550572(税込)
    鳥羽亮
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新シリーズ始動! 江戸の凶悪事件に火付盗賊改の与力が挑む!

    町奉行とは別に設置された「火付盗賊改」(通称・火盗改)は、強大な権限と苛酷な詮議で凶賊たちを震え上がらせた。火盗改・横田源太郎配下の与力・雲井竜之介は、一見優男だが剣の達人。柳橋の船宿・瀬川屋に入り浸りつつ、5人の密偵を事件探索に潜らせている。米問屋押し込みが発生し、凶悪な手口から十数年前に市中を荒らしまわった賊との関連が疑われたが、雲井の密偵の1人が死体で見つかり…。新シリーズ、第1弾!
  • 550(税込)
    著者:
    杉山義法
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    敗残の幕臣たちが開陽丸に託した夢の行方を描く

    慶應3年3月半ば、三本マストの最新鋭蒸気軍艦が満帆に風をはらんで、富士を背に駿河湾を突っ走っていた。幕府がオランダに発注して建造した開陽丸を操っての15人の幕府留学生の帰国であった。特に榎本釜次郎にとって、開陽丸は設計から完成まで逐一立ち会って来た、オランダ留学4年間の夢の結晶であった。「開陽丸を擁する無敵海軍があれば、幕府は磐石です」と誇らしげな榎本を迎えた勝安房は眉間を曇らせて「お前さんの仕事は幕府の幕引きだ」と宣言した。5年足らずの間に事態は切迫していた。外国にあって、ひとたび祖国に目を転ずれば、危ういかな日本、迷える東洋の小羊の感を深くして帰国した留学生達はたちまち時代の流れに飲み込まれ、ついには蝦夷共和国建設へ、そのすべての夢をたくしたのであった。
  • 躍動する闊達な語り口で読む、幕末の風雲児の生涯

    動乱の幕末を奔馬のように一気に駆け去った風雲児・高杉晋作。長州萩の松門四天王のひとりに数えられる逸材、倒幕を直前にして27歳の生命を燃やし尽した、その奔放不羈の人間像を『真田風雲録』の劇作家が描く。酒あり女あり狂挙あり、草莽無頼の士を募り、「奇兵隊」を率いて機智従横の大活躍を示した、型破りの魅力にみちた生涯を、独特の軽快な語り口で活写する痛快きわまりない歴史講談。
  • シリーズ2冊
    506550(税込)
    著者:
    星亮一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    追い詰められて行く幕軍は〈榎本艦隊〉に希望を託す

    榎本艦隊来る――この知らせは、あっという間に奥州の隅々に広がった。兵士が各地から続々と集まってくる。奥羽越列藩同盟は崩壊し、鶴ヶ城で決死の戦いを続ける会津藩の抵抗も時間の問題だった。薩長を相手に苦しい戦いを続ける幕府軍の最後の砦が榎本艦隊だった。蝦夷地に独立国を――榎本武揚と彼の艦隊は北を目指し、箱館の五稜郭に拠って戦うが……維新戦争最後の戦いを描く。
  • 528(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    埋もれた男たちの〈志〉に光を当てる6篇。傑作小説集

    明治5年初冬、浅草蔵前の裏長屋の一室に、男が居を定めた。箱館五陵郭で降伏し、新島に終身刑で送られていたものの、思わぬ赦免状で江戸に移った相馬主計(かずえ)。相馬は常陸笠間藩を脱藩して新選組隊士になり、鳥羽伏見戦争後、各地を転戦。土方歳三の戦死後は新選組隊長を名のっていた。先に逝った者たちを想いつつ日々を過ごそうとした主計には、数奇なめぐりあわせが待っていた――。第10回日本エンタテインメント小説大賞を受賞した表題作のほか「近江屋に来た男」「後鳥羽院の密使」「斬馬剣新六郎」「一つ岩柳陰の太刀」「尾張忍び駕籠」を収録。歴史の闇に埋もれた志ある男たちの姿を描き出す気鋭の傑作歴史小説集。
  • シリーズ3冊
    528572(税込)
    著者:
    高山由紀子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    吉原で女たちのために代筆業を営む雪乃には、ある秘密が。新シリーズ始動!

    吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃。持ち込まれる文の因縁を図らずも解く内に雪乃の秘密も少しずつ明らかになっていく。人情、色恋、謎解き全てが詰まった傑作時代小説登場!
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新選組が好きだ。その興亡の真実を通観する決定版

    動乱の世に生まれ落ち、激しいまでの光芒を放った幕末最強の剣客集団・新選組。しかし、その実像はこれまで、真実と俗説が交錯しつつ語られてきた。人斬りが飯よりも好きだった乱暴者というイメージで語られがちな近藤勇は、実は文武両道を心がけた武人であった。土方歳三は、人一倍負けん気が強く、薬売りからその身を起こした。薄幸の美青年と語られる沖田総司は実は気性の荒い無骨な男だった。膨大な史料から掘り起こされたさまざまなエピソードをもとに通説の可否を詳しく検討し、著者独自の推理を加えて綴った新選組興亡史の決定版!
  • シリーズ2冊
    506(税込)
    著者:
    羽山信樹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    英雄の孤独に斬新な視点から切り込んだ時代小説

    今川義元、総勢およそ4万。織田信長勢、4000。4万対4000。こうして桶狭間の戦いは始まった。当時、27歳の若者は恐怖を抱いた。が、生と死が表裏一体となったとき、信じられるものがひとつあった――。戦国の世で生を受けた“魂”は何を想い、求めたのか? 合戦を通じて真の信長像に挑む野心作!長編時代小説。
  • シリーズ4冊
    550(税込)
    著者:
    海音寺潮五郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    史上最大の国難「元寇」に日本はいかに応じたか

    鎌倉での領地争いに敗訴した天草の獅子島小一郎は、母とともに京都にたどりついた。この不案内の地で、京都を警護する篝屋武士の一団との争いをおこし、時代の渦のなかにまきこまれていく。蒙古使節の応対をめぐり、分裂する国論に若き執権・北条時宗は、非情の決断を迫られる。一方、皇位継承の争いから出世の道をとざされた公卿・西園寺実兼は、西国の貿易商人らと結び、蒙古に意を通じようとする。大国難を目前に幕府、朝廷の不安の動きを壮大な歴史のなかで描く圧巻の時代絵巻巨編。
  • シリーズ2冊
    550(税込)
    著者:
    藤森成吉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自叙という手法を用い華山の真実に迫る、歴史小説

    江戸時代後期、三河国田原藩の藩士であり、画家としても著名な渡辺崋山。家老として藩政改革に尽力し、時の蘭学者たちのリーダー的存在でもあった。天保10年(1839年)5月、蛮社の獄に巻き込まれ、「不忠不孝渡辺登」の絶筆の書を遺して、切腹して果てた崋山の生涯を、崋山研究の第一人者が描く歴史小説。上巻では、家老になった崋山が職を辞するため藩主に宛てた上申書の形をとって幼少から家老になるまでを自叙伝的に描き、儒学と蘭学の対立を沿岸測量を元に描き出す。
  • 506(税込)
    著者:
    円地文子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    これほど官能に満ちた千姫の物語があっただろうか

    白鷺の翼を開いたように美しい姫路城の天守閣での30歳までの日日。忠刻の死後、天樹院と号して江戸竹橋に移り住んだ歳月…。二代将軍・秀忠の娘、幼くして内大臣・豊臣秀頼に嫁し、大坂城落城の翌年、本多忠刻と再婚した千姫の波乱の生涯を、女流の艶麗な筆が妖しい官能に彩りながら見事に描きだした異色の長篇。
  • 506(税込)
    著者:
    早乙女貢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    乱世に夢を託した北条早雲の生涯を描く時代小説

    足利幕府の無能から天下麻の如く乱れた戦国時代の初め。兵火山野を焼き、熄むところを知らない乱世に夢を托したひとりの青年が、京の足利御所を辞し、一介の牢人者となって、東海地方にやって来た。目ざすは駿河の今川。足利将軍の一族として栄華を誇り、駿府は東の都として殷賑を極めている。青年は小堀備中守の曳馬(浜松)城を襲って、今川家から人質に来ていた寿々女姫を助けだし、これを手みやげに、大志を今川に懸けるつもりであった。いたいけな少女を抱き、東海道を馬を飛ばす青年の名は伊勢新九郎。信長、秀吉から家康の勢力が広がってゆく戦国末期に関東に覇を唱えた北条早雲の若き姿であった。
  • 506(税込)
    著者:
    羽山信樹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時代が生んだ“人斬り”たちの鮮やかな光芒、10編

    刺客と呼ばれた10人の男たちは皆、声なく散っていった。闘うことだけを“生の証し”とし、対極にある“死”は安住の地に他ならなかった。近代国家への黎明期、“人斬り”という暗殺剣に生きた男たちの姿を鮮やかに甦らせた、衝撃の連作全10編。超時代小説『流され者』で鮮烈なデビューを遂げた、著者が放つ入魂の連作時代小説。
  • 優れた着眼で著者の多才・多能を示す6編の傑作集

    「あたし、呉服屋さんが好き!」。運命の女と心に決めたお喜和のこの一言に、安次郎は自分の将来を賭けた。抜群の計算能力から“鬼算盤”の異名を持つ安次郎は、愛する女のため江戸でも有数の呉服商・越後屋に入店した。だが、そこで彼は、一芸に秀でただけでは決して出世できないことを身にしみて感じた。巧みな話術を身につける一方、贈り物の効果的な使い方なども覚えた。やがて、彼の実力を発揮する絶好の機会がやってきた。江戸の豪商組合に、幕府から膨大な御用金が命ぜられたのである……。表題作ほか、著者の代表的短編「乞食会社と泥棒会社」「閨房禁令」「戦国外方滅方党」「天保瘋癲族」を収録。
  • 550(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    名脇役たちの人物譚で触れる江戸。滋味溢れる作品集

    名将・加藤清正に始まる有力外様大名、肥後熊本54万石の加藤家は、清正の子・忠広の代に改易となった。名門の大藩を破滅に導いた三代目・光正の度し難い悪戯とは何だったのか?表題作のほか、関ケ原に敗れ、流罪となった宇喜多秀家を支えた人々を描く「母恋常珍坊」、赤穂浪士の討ち入りから70余年後、その思い出を語る尼僧の正体に迫る「堀部安兵衛の許婚」など、7篇を収録。ほかに「二度目の敵討」「おりん昭吉すかしの敵討」「おとよ善左衛門」「紺屋町の女房」。江戸初期から後期まで、江戸情緒を切り取った作品集。
  • 506(税込)
    著者:
    早乙女貢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    夏の陣・豊臣家滅亡に至る経緯を辿る歴史小説

    東西手切れと決まり、八方へ使者が走った。福島正則、黒田長政、浅野長晟、加藤嘉明、伊達政宗、前田利常、島津家久。豊太閤の恩顧縁故の情を訴え御味方を呼びかける秀頼直筆のお墨つきが届けられた。しかし豊家はもはや天下人ではなく、70万石の一大名にすぎなかった。豊家のこととなると目の色が変わる恩顧の大名たちも多数の士卒とその家族を抱えている。一片の義理で負けるとわかった戦さに出ることができない。が、淀君の驕慢と秀頼の暗愚はそれがわからない。それでも長曾我部盛親、後藤又兵衛、毛利勝永、仙石宗也、明石守重、御宿政友、新宮行朝、塙団右衛門、真田幸村らが続々と大坂城へ入った。その数5万。しかし、まともな武士は7000騎に過ぎなかった。
  • シリーズ2冊
    550(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    不敗の剣を極め北辰一刀流を開いた男の苦難の生涯

    陸前の生家で北辰夢想流を学んだ周作は、幼時より剣術の稀有な才能をみせていた。文化六(1809)年、周作は千葉家の期待を一身に集め、16歳で松戸宿にある一刀流浅利又七郎の道場に入門。天性の剣筋と不眠不休の荒稽古で頭角をあらわす周作に、師の姪の綾が秘かに想いを寄せる。ほどなく相思の間柄になるが、剣術の奥義をきわめるためには、諸国の道場を巡り、死に物狂いで他流試合の数をこなさなくてはならない。悲愴な想いで周作は、綾のいる江戸を後にするが…。津本剣豪小説の代表作。
  • シリーズ2冊
    550(税込)
    著者:
    峰隆一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「牢人斬り」ながら名を轟かせた異能の剣豪の生涯

    千曲川のほとりで石を打ち、石を跳ぶ。侍になりたかった。少年の名は左馬。身寄りがなく松林家に引き取られていた。中村泉十郎に剣術を学ぶ。だが、泉十郎が仇討に遭い、武者修業の旅に出る。この年、慶長十五年。関ヶ原の合戦より十年が過ぎていた。やがて江戸で町奉行に雇われ、牢人斬りに…。斬って斬って斬りまくった。だが、胸のつかえが降りない。このつかえを降ろしてくれるのは女の肌だけだ。のち将軍家光に秘術「足譚」を披露。「身の軽きこと蝙蝠の如し」と讃えられた、異彩を放つ寛永剣士ここに登場!
  • 506(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    鉄砲根来衆を率い戦場を駆け抜けた津田監物の生涯

    種子島から鉄砲を持ち帰った津田監物(けんもつ)は、鉄砲傭兵集団を組織した。監物率いる紀州・根来衆(ねごろしゅう)は諸国大名から重用され、その名は天下に轟く。永禄5年、新興勢力の最右翼である尾張の織田信長が根来衆に加勢を求めた。以後、監物は信長とともに天下布武の野望に向け、しかしあくまで傭兵として戦場を駆け抜ける。遂に信長最大の敵・本願寺との戦いに挑むが…。戦国の地図を塗り変えた、その波瀾に満ちた生涯。
  • 550(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    野武士集団に身を投じる主人公。愛と誇りを守るため果敢に戦う男たちの、友情とロマンにみちた長編冒険小説

    関ヶ原戦の一年後。信州高島藩の若侍、伊助と家老、兵部はある約束をかわす。伊助が主君の敵、丹後を討てば、その報酬として、兵部の美しい娘、美世を嫁にもらうというのである。が、命懸けで豪傑丹後を暗殺したというのに、兵部は約束を無視しようとする。伊助は、復讐の念に燃え、無法の野武士集団に身を投じる――。強靱なパワーと意志力とそして寡黙なやさしさをたくわえて、愛と誇りを守るため果敢に戦う男たちの、友情とロマンにみちた、長編冒険小説!
  • 550(税込)
    著者:
    池波正太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    運・不運にもまれつつ、与えられた人生を江戸の闇に生きる男女を描いた傑作集

    ひくく声をかけて、いきなり女に飛びかかった小平次は、恐ろしい力で首をしめあげ、すばやく短刀で心の臓を一突きに刺し通した。その時、恐怖に引きつった青白い顔でじっとみつめる小女と顔を合わせてしまった。「見られた……。生かしてはおけない」男は江戸の暗黒街でならす名うての殺し屋で、今度の仕事は茶問屋の旦那の妾殺しだったのだ……。色と欲につかれた江戸の闇に生きる男女の哀しい運命のあやを描いた傑作集。
  • 550(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    名将武田信玄の初陣から無念の死まで、波乱激動の生涯をたどる迫真の長編小説

    戦国乱世のただ中に、天下制覇を目指した名将武田信玄。その初陣から無念の死まで、波乱激動の生涯をたどる迫真の長編小説である。大国の当主同士が一騎打ちを演じた唯一の合戦として名高い川中島の戦い、軍師山本勘助の巧妙な活躍ぶりなど、歴史の転換点、名場面の仕組みを周到な時代考察をふまえて、鮮やかに描いていく。虚々実々のかけ引き、壮大な勇気、そして決断のあり様などに魅きこまれるうちに、今を生きる私たちの処世や対企業組織の活路が見えてくる。巨匠による、異彩をはなつ歴史読物。
  • 506(税込)
    著者:
    諸田玲子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    いつの時代も変わらない、男女の機微を描く傑作時代小説集

    小藩の江戸留守居役・倉田家に、一人の女が姿を現した。夫・勇之助の、腹違いの妹だと聞かされた幸江は戸惑いながらも迎え入れるが、どこか様子がおかしい。兄妹の間に何か秘密があるのではないか? 女の正体は…。疑惑にさいなまれる若妻を描く「江戸褄の女」をはじめ、「猫」、「佃心中」、「駆け落ち」、「虹」、「眩惑」など、夫婦や男と女のそれぞれの“かたち”を綴る珠玉の全6篇。人気作家の原点を示す、オリジナル傑作時代小説集。
  • 550(税込)
    著者:
    山藍紫姫子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    躊躇っていてはだめ。めくるめく世界が待ってますよ

    時は平安王朝時代。高貴な家に生まれながら、政変に巻き込まれ離ればなれになった綾王と吉祥丸の兄弟。寺から寺へ高値で売買され高僧に体を捧げる笛人に身をおとした兄のもとに、ある日雅な文が届く。今宵、お迎えに参ります、と。しかしそれは巧妙に仕組まれた罠だった。時代に翻弄された美しき兄弟の確執の行方は? そしてあの日の慟哭の別離の真相とは? めくるめく禁断の官能と真実の愛とを描き切る究極の耽美世界!
  • 484(税込)
    編者:
    火坂雅志
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大河ドラマ主人公、仁愛の心を持った類まれな戦国の智将の実像!

    上杉謙信から「義」の精神を受け継いだ直江兼続とは、どのような人物だったのか。編者をはじめ、福本日南・坂口安吾・海音寺潮五郎ら歴史作家たちが捉えた兼続像をめぐり、文武兼備の知将の人間的魅力を探る。
  • シリーズ3冊
    550(税込)
    著者:
    風野真知雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    凄腕くノ一・織江に迫る最悪の敵! 「妻は、くノ一」新章開幕!

    運命の夫・彦馬と出会う前、長州に潜入していた凄腕くノ一織江。任務を終え姿を消すが、そのときある男に目をつけられていた――。最凶最悪の敵から、織江は逃れられるか? 新シリーズ開幕!
  • シリーズ6冊
    506572(税込)
    桐生操
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    どんなに気高く美しいお姫さまでもトイレは必要。華麗なる人々の知られざる私生活を描く西洋かわや物語

    ヴェルサイユ宮殿の貴婦人たちでさえ、庭のすみで用を足すなど日常茶飯事だった!? どんなに気高く美しいお姫さまにも、なくてはならないもの――その名は“トイレ”。ふだんは薄絹のベールに包まれていた、やんごとなき姫君たちの秘められた私生活を、あなたも少しのぞいてみませんか? 貴婦人たちが使ったトイレからお風呂、化粧法やランジェリー、夜の過ごし方など、華麗なる人々の私生活にまつわる奇想天外なエピソードを軽やかに綴った、西洋かわや物語。
  • 緻密な時代背景とスリリングな展開。時代小説の名手が一気に書き上げた粒ぞろいの短篇集

    岡っ引きに頼まれた色事に勤しむ無宿人竜助。が、それは覗きの罠であった(「夜の足音」)。将軍家光が上洛。その際の噂で自滅する武士の話(「噂始末」)。大名家の娘の縁談に関わる旗本と春日局の意地(「破談変異」)。大久保彦左衛門が今わの際で自らの恥多き人生を振り返る(「廃物」)。緻密な時代背景とスリリングな展開。時代小説の名手が一気に書き上げた粒ぞろいの短篇を収録。
  • 550(税込)
    著者:
    池波正太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    仇討ち制度の非人間性と、翻弄される人間たちの運命を鮮やかに描く珠玉作品集

    囲碁の口論から父を惨殺した笠原孫七郎を追って三十年。信州松本藩の夏目半介は仇討ち費用を人に貸して生計を立てる江戸暮らし。ふとなじんだ娼家のお君の、熟れた体に激しく溺れた。そのお君が悪事を犯しただんなと江戸を出奔、半介は後を追うが、その男こそ……。「うんぷてんぷ」以下、江戸時代の仇討ちをテーマとする八編を収録。仇討ち制度の非人間性と、それに翻弄される人間たちの運命を鮮やかに描く珠玉作品集。
  • 506(税込)
    著者:
    池波正太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    悲劇の武士たちの劇的な生きざまを描いた傑作4部作

    天正三年(1575)初夏、三河の長篠城は、武田勝頼の軍勢1万7000に包囲され、落城寸前。城を守る奥平信昌の兵は500あまり。窮状を伝えるため鳥居強右衛門(すねえもん)は武田の包囲網を破り、織田・徳川の陣地にたどり着き、4万の大軍が救援に向かっていることを聞かされる。だが、その帰途、強右衛門は武田方に捕らわれ、援軍は来ないと告げるよう強いられるが……。表題作「炎の武士」ほか、男たちの劇的な生を描いた傑作三編を収録。
  • 517(税込)
    編集:
    火坂雅志
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    いま注目の歴史小説家が、大河ドラマ主人公・黒田官兵衛の実像に迫る!

    秀吉の天下取りを支え、関ヶ原の合戦に最後の野望を賭した名軍師・黒田官兵衛。彼は乱世に何を考え、どのように生きたのか。文庫オリジナルの特別対談も収録。官兵衛の魅力と実像を浮かび上がらせる決定版。
  • ユーモラスに、真摯に綴られた、激動の東欧を生きた三人の女性の実話!

    1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!

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