『歴史、居眠り同心影御用(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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シリーズ開始から丸9年――最終回、第30弾
元老中松平定信が白昼、居眠り同心の目の前で「貴船党」に拉致された。
家宝「鳳凰の香炉」と交換に定信の身を返すとの文が。
大納言三条錦卿が三十年前、老中定信に受けた遺恨を晴らすためだというが……。
北町奉行所の元筆頭同心で今は“居眠り番”の蔵間源之助は、元老中で隠居の白河楽翁と鉄砲洲の鰻屋で食事をした直後、店の前で何者かに襲われ昏倒。その隙に楽翁は貴船党を名乗る一団に拉致され、身代金として松平家の家宝「鳳凰の香炉」を要求された。翌早朝、奥女中が貴船党の指定場所に香炉を運び、楽翁は……。家宝の香炉はいつの間にか贋物にすり替えられていた。 -
不可解な辻斬りが続発。背中から斬りつけ、銭六文だけを残す……。
六文は三途の川の渡し賃。単なる洒落ではあるまい。
四万五千石の大名の後継ぎに絡む「影御用」を受けて、元筆頭同心の源之助は……。
不可解な辻斬りが続発。侍ばかりが背中から斬りつけられ、遺体には銭六文だけが残されていた。北町奉行所の元筆頭同心で今は閑職“居眠り番”の蔵間源之助に駿河三島藩四万五千石の藩主後継から、奇妙な影御用が舞い込んだ。側室にと見初めた町娘の素性調査。あまりに単純な御用に思えたが、折りからの辻斬り事件との絡みで、意外な展開が待ちかまえていた。 -
陸奥国白河藩十一万石の元老中松平定信から影御用。藩金横領の殺人侍を捜せ!
薬研堀で評判の名医が上司斬殺の脱藩侍!?
記憶喪失者の真実は?
元筆頭同心で今は居眠り番、思いもよらぬ真犯人を暴く。
謎解きの鍵は?
ひょんなことで閑職に飛ばされた凄腕の元北町奉行所筆頭同心「居眠り番」蔵間源之助に極秘の影御用が舞い込んだ。陸奥国白河藩十一万石の元老中松平定信からである。勘定方の林崎宗次という侍が上司の大谷幸之介から藩の公金横領のことで叱責され、逆上して大谷を斬殺、刑場への途路、逃亡して江戸へ出奔。ついては、この林崎を捜し出してほしいというのである。 -
探索の徒目付が恐れる仏の如き五千石旗本の想像を絶する素顔とは。
ある日突然まるで別人に! 大身の旗本に何が起きた?
目付から源之助に影御用。夜鷹八人を連続して斬殺の「目潰し魔」との関わりは?
北町奉行所からの帰途、元筆頭同心で今は「居眠り番」の蔵間源之助は、徒目付大峰九郎兵衛から声をかけられ、近くの縄暖簾に招かれた。大峰は相方の坂東与三と二人で五千石旗本河合右京介の身辺を目付の命で探索していたが、坂東は報告書を提出した直後、切腹して果てたという。河合に追い詰められたようで、源之助に探索してほしいと影御用を依頼。その大峰もまた……。 -
八丈島からの赦免船が江戸湊に入ってきた時、『幻』の幕が上がった!
流人の濡れ衣を晴らせ──。
南町奉行の内与力と、十万石大名の抱え力士から、居眠り番源之助に影御用!
思いもよらぬ深い闇を暴け。
八丈島で一緒だった瓢吉って男の濡れ衣を晴らしてやってほしい──。この正月に赦免船で十年ぶりに江戸に帰った元関脇の寅吉が、居眠り番・蔵間源之助に頼み込んだ。深川の小間物問屋豊洲屋出入りの飾り職人・瓢吉は五十両を盗んだ咎で八丈に流されたが、無実を訴えつづけていたという。また、北町奉行の内与力からも、同様の依頼が舞い込んで……。 -
八十歳超の剣客が連日、謎と戦慄の道場破り!
将軍の父の野望が蠢く。
将軍家斉の父=一橋大納言治済の大いなる企てを探れ。
元老中首座の松平定信から居眠り番源之助に影御用! 超法規『天罰組』の黒幕は?
八十歳を超える老剣客が連日、謎と恐怖の道場破り。老人の正体は?その目的は?その現場を北町奉行所筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助も目撃。源之助の許に元老中首座の松平定信が訪れ、将軍家斉の実父=一橋大納言治済がなにやら蠢いている大いなる企てを探ってほしいと影御用。江戸の町は、法度を無視した『天罰組』が我がもの顔で動き回る。 -
一橋治済の天雲閣から謎の連続身投げ事件!
一日一善が悪を呼ぶ?
元筆頭同心の居眠り番に、蝦夷をめぐる抜け荷探索の影御用が舞い込んだ! 背後に今も松平定信を怨む治済、田沼意次四男の影!
玄蕃。父の仇、松平定信に煮え湯を飲ませ、屈辱にまみれさせ死に追いやれ──。将軍家斉の実父=一橋大納言治済は、先代将軍家治の世に権勢を誇った老中田沼意次の四男、田沼玄蕃頭意正に命じた。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助に新たな影御用が舞い込んだ。蝦夷を巡る抜け荷の探索であった。どうやら治済と田沼が絡んでいるらしい。 -
第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞
真夏の夜の奇妙な捕物。賭場が忽然と消えた!
更に謎の毒殺事件も…。
五千石の大身旗本屋敷での怪談噺の会で居眠り源之助が目撃した幇間怪死事件!
盗人朝霧一味の一万両は?
源之助一家三人同心が挑む。
本所の妙法寺を五十人の捕方が囲んだ。寺社奉行からの応援要請で南町奉行所、火盗改も加わり踏み込んだ。ところが……。あるはずの賭場が消えた。寺の隣には、大番頭であった五千石の大身旗本・上柳右兵衛督安信の隠居屋敷があった。屋敷では病身の隠居のため、怪談噺の会が開かれているという。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助は、その会に招かれ…。 -
今孔明と噂の若き軍師、榛名一揆三千を率いて三万の討伐軍を翻弄!
元老中松平定信から直々に居眠り番源之助に影御用。軍師を注意深く見守れ!
一揆は終わったのではない。無用の血がまだまだ流れる。
北町奉行所の元筆頭同心で今は「居眠り番」の蔵間源之助は、数人の侍に襲われている男を助けた。男は、上州榛名で起きた三千人の一揆を指揮し四ヵ月にわたって三万の討伐軍を翻弄、和議に導いた若き軍師として、今江戸で話題の人であった。数日後、元老中で今は隠居の身の白河楽翁松平定信から直々に、影御用を賜った。話題の軍師を注意深く見守れというのである。 -
偽同心が押し込み強盗。探索の居眠り源之助に将軍御曹子から影御用。
続く奉行所醜聞騒動の陰に三千石名門旗本家への将軍庶子養子入りの噂!
元筆頭同心で今は居眠り番、蔵間源之助が真相に迫る!
南町奉行所の同心を騙る侍一味による押し込み事件が江戸を騒がせている。北町の元筆頭同心で今は居眠り番に左遷された蔵間源之助に、奉行を通して、将軍御曹子から『影御用』が舞い込んだ。偽同心事件はじめ奉行所の権威を揺るがす醜聞騒動を追うなかで、三千石名門旗本家への将軍庶子養子入りの噂が浮かんだ。源之助は将軍御曹子を連れて町廻りに出かけたが……。 -
江戸の誰もが騙された一膳飯屋の人質事件! 底に潜む冷徹な企み。
元筆頭同心で今は居眠り番、蔵間源之助が浪人の籠もる飯屋で目撃した意外な光景。
謎が謎を呼ぶ不可解な事件。謎解きの鍵は少年の証言!
北町奉行所の元筆頭同心で今は閑職の居眠り番に左遷された蔵間源之助は、浪人が人質をとって立て籠もっている一膳飯屋「亀屋」に急いだ。浪人は、医者のもとに逃げた妻を連れて来ぬと人質の命はないという。その妻と共に駆け付けた源之助が亀屋で見たのは、己の同心の勘を打ち破る、想像を絶する光景だった。江戸中が騙された、謎が謎を呼ぶ事件とは? -
法で裁けぬ悪を誅して首を晒す「闇奉行」に、いま江戸中が大喝采!
人々の熱狂の陰で進行する闇の力による恐るべき企み。
寺社奉行から特命影御用!
折しも最愛の妻が襲われ居眠り同心に闇からの誘い。
闇奉行の真の目的は?
「この世には、罪を犯しながらも裁きを免れて、大手を振って生きておる連中がおる。そうした悪党に天罰を下すのだ」闇奉行と名乗る者の手で、罪を免れた悪党たちの打ち首が辻々に晒されつづける。北町奉行所の元筆頭同心・蔵間源之助は、今は居眠り番と揶揄される閑職だが、闇奉行を喝采する江戸中の熱狂に、恐るべき危うさを感知しはじめていた……。シリーズ第19弾 -
やくざが大名になる!?
世継ぎ騒動に揺れる美濃恵那藩から影御用。
十二歳で大名家を出された若君が十一年ぶりに帰った。長男が急逝したためである。
若君は果たして本物なのか。居眠り同心、捨て身の探索。
徳川譜代の名門、美濃恵那藩十万石の江戸藩邸から公用方の大浦喜八郎が、北町奉行所から帰途の蔵間源之助に、越中橋の袂で声をかけた。くれぐれも口外無用にと、内密の影御用を依頼してきたのである。元凄腕の筆頭同心で今は居眠り番と揶揄される源之助に、十二歳で大名家を出て十一年ぶりに帰ってきた藩主次男の真贋を探索してほしいというのである。 -
火盗改の頭から直々に密偵連続殺害の謎解きを頼まれ死地に挑む!
元筆頭同心で今は居眠り番、蔵間源之助の目が覚めた。法で裁けぬ禁断の「往生堀」に巣食う悪党どもを許すな。「血飛沫の寛次」の謎とは?
北町奉行所の凄腕筆頭同心・蔵間源之助は故あって「居眠り番」と揶揄される閑職に左遷された。同心の矜持を保つべく始めた「影御用」だが、町中の打物屋に雨宿りした折、火盗改の頭から内密の探索を依頼された。八日間に三人もの火盗改密偵が謎の死を遂げたが、その真相を探ってほしいというのである。そして……。「往生堀」という無法地帯が浮かんできた。 -
例繰方(れいくりかた)幹部から影御用。凄腕与力が下した吟味に疑惑、再調査せよ!同心の死に事件性はなし? 吟味方切れ者与力の沙汰に居眠り同心が斬り込む!伝馬町の牢の盗賊は本物? 岡っ引京次、捨て身の潜入!北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番と揶揄される蔵間源之助の許に、例繰方与力の桃井陣十郎が訪れた。配下の同心が大川で溺死したが、その死に事件性はなしと断じた吟味方凄腕与力の判断に疑念があるといい、内密に調査してほしいというのだ。一方、伝馬町の牢屋敷にいる盗賊「風の清次郎」が本物か否かを調べるべく、岡っ引京次は罪人に化けて牢に潜入したが……。
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奉行から極秘の下命!将軍の鷹場で連続する猟奇殺人探索の影御用。北町奉行所の元筆頭同心で居眠り番の蔵間源之助に覆面で斬りつけた侍が翌朝、寺社奉行の用人と称して秘密の御用を依頼してきた。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番と揶揄される蔵間源之助は碁を打った帰り道、夜五つを回った頃、八丁堀の屋敷近くで、四人の黒覆面の侍たちに斬りかかられた。だが、腕は不確かなようで、数合ののち、四人は姿を消した。しかし、その翌朝、なんと四人のうちの首領格の男が源之助の仕事場を訪れ、寺社奉行の用人と名乗ったのである。そして秘密の御用を頼んできた。
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将軍の側近くに仕える書院番組頭から影御用。事態は思わぬ展開へ!身を持ち崩した名門旗本の御曹司を連れ戻す単純な依頼に、一筋縄ではいかぬ深い陰謀が秘められていた。同心父子にも危険が迫る!居眠り源之助シリーズ、第14弾北町奉行所の凄腕筆頭同心・蔵馬源之助は故あって「居眠り番」と揶揄される閑職に左遷された。同心の矜持を保つべく始めた「影御用」だが、今回は将軍の側近くに仕える書院番組頭で大身の名門旗本から直々に極秘の御用を依頼された。身を持ち崩した息子を連れ戻してほしいという。一見単純な依頼だったが、事態は思わぬ展開を見せ、殺人事件も……。
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元普請奉行が殺害され亡骸には奇妙な細工!七福神巡り殺人が続く。向島七福神巡りの名所で連続する不思議な殺人事件。元筆頭同心の父源之助と新任同心の息子源太郎は、事件の裏に潜む巨悪に挑む。弥生一日、江戸庶民が向島七福神巡りで最初に訪れる「三囲稲荷」で侍が殺された。しかも、咽喉を抉られた亡骸には奇妙な細工が……。侍は元普請奉行で千五百石の直参旗本であった。さらに他の七福神巡りの名所でも……。謎を解くべく北町奉行所の元筆頭同心で今は「居眠り番」の蔵間源之助と定町廻り同心に昇進した息子の源太郎による「親子御用」が始まった。
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箱根の牢にいる盗賊が江戸で連続殺人事件? 同心父子に迫る危機!居眠り同心の息子源太郎は大盗賊「極楽坊主の妙蓮」を護送する大任で雪の箱根へ。父の源之助には妙蓮絡みで奇妙な影御用が舞い込んだ。居眠り同心と揶揄される蔵間源之助の息子源太郎は北町奉行所の見習い同心。箱根の関所で捕縛された大盗賊・極楽坊主の妙蓮を江戸まで護送する大役を果たすべく、西に向かった。一方、元筆頭同心で凄腕の父源之助の許に、妙蓮絡みの奇妙な影御用が舞い込んだ。箱根の牢にいるはずの妙蓮から命を狙われている亭主を守ってほしいという女房からの依頼だった……。
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北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番と揶揄される蔵間源之助の許に、老掏りの重八が浪人から掏ったという高価な財布を差し出した。中には四十二両の大金と、殺しの書付が……。書付には北町奉行所与力はじめ四人の名と殺しの報酬が記されていた。その直後、財布を掏られた浪人の死体が見つかり、書付にあった博徒、火炎太鼓の矢五郎が行方不明となって……。
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無銭飲食の男の正体は大奥出入りの評判絵師。謎が謎を呼ぶ影御用!北町奉行所の元筆頭同心で今は「居眠り番」の蔵間源之助と岡っ引の京次が場末の酒場で助けた無銭飲食の男は、なんと大奥出入りの高名な絵師・村上定観だった。なぜ江戸一の絵師が無銭飲食などをしたのか? 翌日、定観から奇妙な影御用が舞い込んだ。同じ頃、日本橋の履物問屋杵屋の長男善太郎から、これまた奇妙な影御用が源之助の許に寄せられて……。謎が謎を呼ぶ影御用。
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