『歴史、早乙女貢、0~10冊(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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知行千七百石の直参旗本の嫡男・座光寺源三郎。なに不自由なく育ち十九歳となっていたが、父が娶った若い継母に言い寄られ、これを嫌って出奔する。だが、気軽な素浪人になった気分で町に出たはいいが、行く当てはなし。仕方なく座光寺家の奉公人・吉兵衛に厄介になっていたある夜、数名の武士に取り囲まれた美貌の娘を自慢の剣で助けたことが、自らの命運を大きく変えてゆくことになった。娘の話によると、付け狙っていたのは、老中・田沼意次の息のかかった一派だという。これを機に、老中の専制政治の真実を知った源三郎。義心にかられて立ち上がり、巨悪の敵に忠也派一刀流の凄剣を閃かせる!娘・加代との恋の行方も気になる、大家・早乙女貢の快作!!
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2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」をより愉しむために!
光秀の運命は尽きず、秀吉、家康の生涯を左右する。
美濃国主・土岐氏に連なる家に生まれた明智光秀。
浪々の身となり諸国を流れ巡り、やがて尾張の織田信長の家臣となる。
歌道や故実式目、軍学を究めていた光秀は瞬く間に織田家の出世頭となる。
やがて城持ち大名にまでなるが、比叡山焼き討ちをきっかけに信長と対立、ういに信長を討つべく立ち上がった。
本能寺の変の後、光秀は秀吉に破れ死んだと思われたが、じつは……。
光秀は生きていた!
それからの光秀は秀吉と家康、二人の天下人の運命に決定的にかかわっていくのだった。
光秀の知られざる波瀾の生涯を描く、伝奇歴史小説の傑作が待望の復刊。
解説・縄田一男 -
三河刈屋の城主の嫡男・水野藤十郎勝成は、鉄砲の名手・孫六と城を出奔、戦乱の京へと向った。石田三成、舞女・お国ら多彩な人物と関わり合う中で、不思議な老人の片鎌の槍を貰い受けたことから、数奇な運命の糸に絡まれ、漂白の旅が始まる……。おのれの腕と力量を頼りに、戦国山野を逞しく生きる豪放無頼の青春を描く異色時代小説。
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会津鶴ヶ城、落つ――。藩主松平容保が京都守護職を拝命して六年。幕府への忠誠を誓い正義を貫いた戊辰戦争は無惨にも敗北したが、榎本武揚率いる旧幕軍艦隊に加わった者は、新たな戦いを挑むべく蝦夷地をめざす……。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百五十年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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【第23回吉川英治文学賞受賞作】幕末、京都を中心に尊皇攘夷の嵐が吹きあれる中、会津藩主松平容保は、京都守護職を拝命し、京都の秩序回復と禁裏の守護に当たるべく藩士を率いて上洛した。天皇に忠を、幕府に孝を尽くした会津藩主従が、なぜ朝敵の汚名を被らねばならなかったか。幕末悲劇の真相を追求する著者畢生の大河歴史小説。
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文豪たちが描く日本の「名城紀行」シリーズ。
1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。
第6巻は遠藤周作、井上友一郎、豊田穣、馬場あき子、山田風太郎、安西篤子、早乙女貢、赤江瀑、大原富枝の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。
視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。 -
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
坂下門外の変といわれる安藤対馬守襲撃事件の余話である『七人目の刺客』、幕末の事件でもあまり知られていない備中松山藩の悲劇を描いた『伏刃記』、近藤勇が宮川勝太と名乗っていた若き頃に再会した女の物語である『一夜の客』ほか、彰義隊の戦い、白河戦争等を舞台に、全8篇で幕末期の動乱を名もない男たち、女たちの視点で鮮明に綴った作品。『倭人の檻』で第60回直木賞を、『会津士魂』で第23回吉川英治文学賞を受賞した、日本を代表する歴史・時代小説家として活躍する著者の2002年発表作品の待望の電子化。 -
大河ドラマ『八重の桜』の主人公とその兄、会津人の魂を胸に明治を生きた兄妹の絆を、直木賞作家が余すところなく描き出した傑作!
西軍の侵攻によって炎につつまれた会津・鶴ヶ城にあって、男装して自ら銃を取り戦った妹・八重。そのころ、17歳離れた兄・覚馬は京都で薩摩藩に捕らえられながら、新しい時代を見据えて獄中から政治改革を訴えていた……。2013年大河ドラマの主人公「山本八重」と、その兄である「山本覚馬」の激動の生涯を、直木賞作家が描いた歴史小説。八重自身の回想録と、年譜も収録。 -
城主の嫡子の座を捨てた藤十郎勝成は、片鎌槍の行方を追い九州へ渡った。肥後の新領主となった成政と再会するが、折りしも地侍一揆の真っ最中であった。背後で操る黒幕の卑劣な権謀術数を知り、藤十郎の槍はうなりをたてた……。己れの腕一本、槍一筋に人生を賭け、“男道”を貫く無頼の徒の生きざまを、女人たちとの濃艶な愛欲模様も彩りをそえて描く第2部!
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三河刈屋の城主の嫡男・水野藤十郎勝成は、鉄砲の名手・孫六と城を出奔、戦乱の京へと向った。石田三成、舞女・お国ら多彩な人物と関わり合う中で、不思議な老人の片鎌の槍を貰い受けたことから、数奇な運命の糸に絡まれ、漂白の旅が始まる……。おのれの腕と力量を頼りに、戦国山野を逞しく生きる豪放無頼の青春を描く異色時代小説。
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時は、本能寺の変から秀吉の全国統一へと大きく移り変わっていった。無頼大名と呼ばれ、女人を愛し槍一筋に生きながら、流浪の旅を続ける水野藤十郎勝成も、自ら求めた“男道”が何辺にあるかの結論を出す時がきた。多彩な人物と波瀾に富んだ時代を背景に描く大河小説の完結編。
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北条早雲を助け共に天下を夢見た風魔一族の興亡
北条に風魔あり、と四隣に恐れられてから、かなり久しい。風間の地に在った小太郎義包(よしかね)が、役(えん)の行者の流れを汲む、身心陶冶の鍛錬から跋渉術を会得し、不眠、変身、飛翔、隠形等々、超人的な技を習得したのを風魔忍法のはじめとした。戦国乱離の時代、一介の武辺者・伊勢新九郎が天下の北条早雲となるまでに風間小太郎義包はその秘術を駆使して扶(たす)けた。四代目・小太郎吉包が縦横の活躍で天下の耳目を奪ったのは天正9年秋、甲斐武田との一戦であった。この時小太郎14歳、200余名をひきつれ敵陣攪乱の采配をとった。「魔性にたぶらかされた」と喧伝され、風間が風魔の字をあてられるようになったのはこれからである。折から北条家は早雲以来五代にして、はじめて興亡を懸けた土壇場に立たされていた。 -
乱世に夢を託した北条早雲の生涯を描く時代小説
足利幕府の無能から天下麻の如く乱れた戦国時代の初め。兵火山野を焼き、熄むところを知らない乱世に夢を托したひとりの青年が、京の足利御所を辞し、一介の牢人者となって、東海地方にやって来た。目ざすは駿河の今川。足利将軍の一族として栄華を誇り、駿府は東の都として殷賑を極めている。青年は小堀備中守の曳馬(浜松)城を襲って、今川家から人質に来ていた寿々女姫を助けだし、これを手みやげに、大志を今川に懸けるつもりであった。いたいけな少女を抱き、東海道を馬を飛ばす青年の名は伊勢新九郎。信長、秀吉から家康の勢力が広がってゆく戦国末期に関東に覇を唱えた北条早雲の若き姿であった。
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ついに北条氏滅亡。異能集団・風魔の復讐が始まる
九州平定を終え、60余州の3分の2を掌握した豊臣秀吉が、坂東制覇を目論み矛先を向けた。徳川家康は再三再四、北条氏政父子の上洛を促したが、二百八十万石、坂東9か国を治める関東管領の矜持と意地と慢心が、屈膝を心よしとさせず、ついに秀吉の小田原征伐を招いた。秀吉の大軍の前に、小田原城は抗戦虚しく4か月で落城、五代・氏直に至る北条家は滅亡した。落城から漸く一年有半。怨みを抱いて自刃し果てた相州武士たちの怨霊が、石垣や木柵に残る血痕から夜な夜なさまよい出すと噂される小田原で旧主の遺徳を慕う北条家の武士により、鼻祖早雲の法要がいとなまれる。施主は氏政末弟・美濃守氏規。法要参会の人別帖に風魔小太郎吉包の名が。再び風魔が動きだした。 -
夏の陣・豊臣家滅亡に至る経緯を辿る歴史小説
東西手切れと決まり、八方へ使者が走った。福島正則、黒田長政、浅野長晟、加藤嘉明、伊達政宗、前田利常、島津家久。豊太閤の恩顧縁故の情を訴え御味方を呼びかける秀頼直筆のお墨つきが届けられた。しかし豊家はもはや天下人ではなく、70万石の一大名にすぎなかった。豊家のこととなると目の色が変わる恩顧の大名たちも多数の士卒とその家族を抱えている。一片の義理で負けるとわかった戦さに出ることができない。が、淀君の驕慢と秀頼の暗愚はそれがわからない。それでも長曾我部盛親、後藤又兵衛、毛利勝永、仙石宗也、明石守重、御宿政友、新宮行朝、塙団右衛門、真田幸村らが続々と大坂城へ入った。その数5万。しかし、まともな武士は7000騎に過ぎなかった。
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派閥争いと汚職に腐敗した明治政府に不満を募らせた士族たちは、遂に叛旗を翻す。佐賀の乱から思案橋事件、西南戦争へと激動する時代。鮎川兵馬は、武士道を貫くべく蹶起の一翼を担うが――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。波瀾の明治編全八巻完結!
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榎本武揚率いる旧幕軍艦隊は蝦夷地に上陸、土方歳三らの破竹の進撃で、箱館五稜郭に入城を果たす。榎本と元会津藩士らは新政府樹立を宣言するが、列強は局外中立を撤廃、明治政府軍も次々と集結して蝦夷共和国に迫り――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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廃藩置県により斗南藩の名は消えた。だが、藩首脳部の広沢安任は、最後まで斗南藩士として生きようと決意し、日本初の西洋牧場を拓く。皆が寒冷地を捨て去るなか、官を辞し、決然と野に下り、四十不惑からの挑戦だった――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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会津改め斗南藩としての北地転封は、挙藩流罪に等しいものだった。少ない石高により、荒涼の大地で困窮の生活をおくる人々の支えは幼少の主君容大と旧藩主容保の存在。だが、廃藩置県の非情の命が、藩士と主君を引き裂く――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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会津鶴ヶ城、落つ――。藩主松平容保が京都守護職を拝命して六年。幕府への忠誠を誓い正義を貫いた戊辰戦争は無惨にも敗北したが、榎本武揚率いる旧幕軍艦隊に加わった者は、新たな戦いを挑むべく蝦夷地をめざす……。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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明治維新後、鉄道を始めとする新事業に沸く東京や横浜の華やぎをよそに、旧会津藩士たちは白眼視と困窮に苦しんでいた。永岡久茂は、旧奇兵隊士らが新政府への叛乱の兆しを見せる長州へ、鮎川兵馬を密かに遣わすが――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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榎本武揚と元会津藩士らが樹立した共和国は、政府軍の総攻撃をうけ滅亡するも、松平容保に世子・容大が産まれ、家名再興が叶う。だが、与えられた新領地は下北半島・斗南。希望を懸けて、荒涼の大地へ移住を始めるが――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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元白虎隊士の山川健次郎と妹の捨松らは官費留学生として渡米し、勉学に励む。一方、カリフォルニア開拓に賭けた会津人一団は、理想郷の夢を無惨に砕かれていく。日本近代史に輝いた人々と、異国の土となった者たち――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。
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彰義隊は上野の戦いで大敗したが、生き残った隊士たちは再起を画した。江戸城西ノ丸に蟠踞する大総督府を急襲、火を放ち一矢を報いて後、会津に脱出しようというのだ。しかし、東征軍の追及は厳しく、佐々木只三郎の弟源四郎が斬殺されたのを機に鮎川兵馬も江戸から姿を消した。主だったものを次々と失った彰義隊士たちは、品川沖の榎本艦隊に逃れていくのである。
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会津領母成峠を急襲し、勝利した西軍はその勢いを駆って、会津盆地へ殺到してきた。最後の防衛線十六橋が破られれば、城下への侵攻は時間の問題である。直ちに藩主松平容保らが対策会議を開いた結果、急遽、猛将佐川官兵衛が十六橋防衛の総督に任命され、鮎川兵馬もそこへ配属された。そして、若き白虎隊三十七士も、勇躍その防衛線の守りにつく。
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彰義隊が上野で戦う二ヶ月前、既に戦火は北関東に広がっていた。江戸開城を不服とする歩兵奉行大鳥圭介率いる旧幕府の一部が、徹底抗戦を叫んで挙兵したのだ。新選組の土方歳三や会津藩士秋月登之助がその中核だった。この東軍と錦旗を振りかざす西軍の間に宇都宮城をめぐる熾烈な攻防戦が展開され、戦火は今市、白河へと燃え広がっていく。
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三国峠の戦いで勝利した西軍は越後路へ雪崩れ込み、会津藩の飛地小千谷を占領した。越後口の要衝である長岡藩の家老河井継之助は、藩の命運を賭けて、懸命に西軍の軍監岩村精一郎らに会見を申し入れる。しかし、錦旗を振りかざす岩村は、これをにべも無く一蹴。河井は、ついに西賊撃攘を叫び、長岡藩兵を率いて行動を起こす。
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会津藩では奥羽鎮撫総督に対し、恭順降伏で藩論の一致をみていた。しかし、総督府では好戦派が幅を利かし、勅諚を振りかざして仙台藩に会津征討を命じる。閏四月二日、理不尽な戦闘の火蓋が切られたが、仙台藩や米沢藩などが会津救済に動き、やがて薩長の横暴に対して奥羽諸藩の列藩同盟結成の気運が高まっていく。
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北越の要衝長岡城が、西軍に攻略された。それは長岡藩総督河井継之助にとって、最大の恥辱であり、家名を汚すものであった。継之助は城奪還を目指し、用意周到な奪回作戦を練り上げた。七月二十四日、長岡軍の決死の夜襲が成功して長岡は一時、西軍から解放される。しかし、それも束の間、西軍の反攻が始まり継之助に不運にも流れ弾があたる。
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会津若松城は、西軍の殺戮と暴虐で大混乱となり、老若男女戦える者は、武器をとって勇敢に敵軍に突入し、壮烈な最期を遂げていった。重代の鎧に槍を携え、非情な銃口の前に崩れた老藩士。薙刀を翳し、次々と敵を薙ぎ倒していった娘子軍。そして潔く自刃していった若き白虎隊士。――会津藩士を先祖に持つ著者が維新史の真相を追求した大河歴史小説全13巻完結!
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白河城の攻防戦が続く中、西軍が海路平潟に上陸した。会津藩士鮎川兵馬も手勢を率いて戦うが、東軍の堡塁は次々と破られ、西軍は遂に二本松城に襲いかかる。同藩の精鋭は、白河城奪還に出向いたままだ。急遽白虎隊を倣った少年隊が結成された。「武士として恥ずかしくない振る舞いを」という母の言葉に励まされ少年たちは城の守りにつく。
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天皇に忠を、幕府に孝を尽くし、士道を貫いた会津藩主従が、なぜ“朝敵”なのか―。埋もれた維新史の真実に迫る巨編。各巻末に著名人のエッセイ付き。第23回吉川英治文学賞受賞作。
坂本龍馬の暗躍で薩長同盟が成り、討幕派の策謀が朝廷内で渦巻く中で徳川慶喜が将軍となり、その直後、松平容保の最大の理解者孝明帝が崩御する。やがて将軍慶喜の大政奉還、龍馬暗殺などを経て、岩倉具視と薩長による旧幕府勢力潰しのシナリオ通りに戊辰の内乱が起こされ、若き会津藩士鮎川兵馬も藩とともにその戦いへと引きずりこまれていく。 -
天皇に忠を、幕府に孝を尽くし、士道を貫いた会津藩主従が、なぜ“朝敵”なのか―。埋もれた維新史の真実に迫る巨編。各巻末に著名人のエッセイ付き。第23回吉川英治文学賞受賞作。
逆賊の汚名を被せられた会津藩主松平容保は徳川慶喜から帰国を命じられ、江戸を発った。その後、会津藩士たちが藩邸引き払いの作業を急ぐ江戸の街は、東征軍への不安から治安が悪化していった。そんな中、浅草本願寺で旧幕臣たちが彰義隊を結成し、会津藩士鮎川兵馬らもそれに加わった。士道に殉じ“義を彰す”彰義隊は、上野の山に拠って官軍に対することになる。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。