『宗教、歴史、三浦綾子(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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女性が人間らしく生きるとは?ガラシャ夫人を通して語りかける著者初の歴史小説。
明智光秀の娘・玉子は、織田信長の命により、16歳で細川忠興に嫁いだ。戦乱の世の常の政略結婚で、多くの女性がそれを運命として疑うことをしなかった中、玉子は、女たちが道具のように扱われることに、耐えられぬ思いを抱いていた。人間としての自我にめざめていた玉子(後のガラシャ夫人)を通して、女性が人間らしく生きることの意味を問う著者初の歴史小説。
「三浦綾子電子全集」付録として、『信徒の友』に掲載された著者談話「細川ガラシャ夫人を書き終えて」、西教寺住職の説明を受ける著者写真を収録! -
反権力とキリスト教など、著者の歴史観、人間観、信仰観をより深めた作品といわれる歴史ロマン大長編。
キリスト教に帰依したおりき(のちの宗恩)とやっと夫婦になった利休(宗易)だったが、権力を握った秀吉にとって茶の湯は使命を終えたものでしかなかった。無形の自由、精神の自立、心の昇華を追求する利休の運命は・・・。そして、それを支えるおりきは・・・。著者の歴史観、人間観、信仰観をより深めた作品といわれる歴史ロマン大長編。
「三浦綾子電子全集」付録として、著者がアマチュア将棋誌『将棋ジャーナル』に寄稿したエッセイ、伊豆大島にて静養中の写真を収録! -
精神の自由と情熱をつらぬいた茶聖・千利休の半生記を描いた歴史長編。
三好長慶を異母兄に持つお稲は、武力の強さにあこがれ、茶の湯の天才である夫・利休を軽んじていた。利休はそれでも家族を大切にしていたが、能の天才・宮王三郎の妻女・おりきに出会い、激しく心を奪われてしまう・・・。
利休の、反権力的な堺町人文化の一頂点でもある茶の湯の道を極めていく縦軸と、おりきへの激しい思いを横軸に、戦国時代を描いた歴史長編。精神の自由と情熱をつらぬく強さを持った男の半生記でもある。
「三浦綾子電子全集」付録として、著者が裏千家茶道の機関誌である月刊茶道誌『月刊淡交』に寄稿したエッセイ、著者の手によるぐい呑み写真を収録! -
海の自然とちっぽけな人間の闘いを描いた実話を元にした大漂流記。
天保3(1832)年、知多半島の小野浦から江戸に向かって出航した千石船宝順丸は、遠州灘で嵐に遭い、難破してしまう。1年2か月間の漂流ののち、宝順丸は奇跡的に北アメリカのフラッタリー岬に漂着する。14名いた乗組員はこのときすでに、10代の音吉、久吉、そして舵取りの岩松だけとなっていた……。
強大な自然にも負けない人間の強さを描いた大長編。
1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。
「三浦綾子電子全集」付録として、著者がキリスト教関係の雑誌「けつたん」に載せたエッセイを収録! -
異国の地で知る人間の生き方とは、無償の愛とは何かを描く魂の物語。
遠州灘で遭難し、1年2か月間の漂流ののち、奇跡的に北アメリカに漂着した音吉、久吉、岩松(岩吉)は、この地に住むマカハ族に捕らえられ、奴隷にされてしまう。しかし、事情を知ったイギリスの商社ハドソン湾会社が3人を買い取り、とりあえずロンドンに連れっていってくれた……。
鎖国政策をとる祖国・日本との違いに「心の鎖国」が解き放されていく魂の物語。
1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。
「三浦綾子電子全集」付録として、著者が旭川の文芸誌「旭川市民文芸」に載せた歴史小説についてのエッセイを収録! -
数奇な運命をたどりながら、強い心を持ち続けることの大切さ。人間いかに生くべきかを描く歴史伝記大長編。
イギリスの商社に窮地を救われ、軍艦イーグル号でロンドンに、ゼネラル・パーマー号でマカオに送り届けられた音吉、久吉、岩吉は、帰国を待ち続けていた。そしてようやく待ちに待った祖国・日本を目前にしたのだが……。
異国の人々の無償の愛に、人間として生きていくことは何かを考えさせる感動の大長編。
1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による本作の「創作秘話」を収録! -
ひとりの人間の生き方が、周囲の人々にどのように影響を与えるか。生々しい人間ドラマ。
中津志津代の両親は、佐渡・真野村から北海道・苫幌村(仮名)に来て、村唯一の日用荒物雑貨、食料、衣料品を扱う商店を営んでいる。志津代は旅人宿を営む西館家の次男・文治に思いを寄せていたが、天性の美貌と豊かな感受性をもつ母・ふじ乃が、ある一夜、行商人と過ちを犯してしまう。翌年生まれてきた新太郎をめぐって、父と母の対立がはじまり・・・。
著者の父方の祖父母をモデル(性格が似ているだけで、ストーリーは虚構)に、人間の生々しい生き方を描く問題作!。
「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏の「登場人物を読む/ふじ乃――『嵐吹く時も』」を収録! -
過ちを犯さずには生きていけない人間の罪と弱さ。人間の生々しい生き方を、熱い思いで描いた長編。
番頭の甥・三郎の裏切りにより、商店は債権者の手に渡ってしまうが、志津代は文治と結婚し、母・ふじ乃、弟・新太郎と共に、旭川に移り住む。賭け事にはまり、息子を溺愛するふじ乃と、屈折していく新太郎に気をもむ志津代夫婦だが・・・。
それぞれが過ちを犯しながらも真摯に生き抜く、感動の物語。
「三浦綾子電子全集」付録として、主人公のモデルとなった祖父・堀田秀吉の戸籍への著者の書き込んだ創作資料を収録! -
家族とは、家庭とは? 「教育ママ」の姿をえがいた人間のエゴと魂のあり方を問う問題小説。
札幌に住む二人の才色兼備の姉妹、遠野木佐貴子と桜田亜由子。亜由子の息子、純一の目を通しながら、父母のさめた関係、母から弟・真二への冷たい仕打ち、叔母・佐貴子とその息子・俊麿の異常な関係などを描いていく・・・。
大人たち、特に母親のエゴを通し、家族の崩壊をえぐるように描く問題長編。家庭小説、社会小説としても必見の一作。
「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏によるコラム「登場人物を読む/俊麿――『水なき雲』」を収録! -
信仰を通して命をかけて信念を貫いたガラシャ夫人の生涯を描いた著者初の歴史小説。
細川忠興に嫁いだ、明智光秀の娘・玉子は、光秀が信長を討ったことから逆賊の娘となってしまう。しかし、忠興は玉子を離縁せず、幽閉する。子を死産させてしまった玉子はその身の上を嘆くが、侍女から聞くキリスト教に興味を抱いていく。そして、秀吉のキリスト教禁令発布下、玉子は忠興の許しを得ずに、三男とともに受洗。洗礼名をガラシャとするが……。人間としての自我にめざめていた玉子(後のガラシャ夫人)を通して、女性が人間らしく生きることの意味を問う著者初の歴史小説。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」を収録!
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