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『歴史、祥伝社(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全528件

  • 怒髪天を衝く勘兵衛。
    忽然と消えた凶賊を地獄に送ると誓う。
    激震の“鬼勘”犯科帳!
    『信長の軍師』シリーズの著者が贈る江戸黎明期の壮絶捕物帳!

    北町奉行所が権威を脅かす失態を犯した。日本橋の薬種問屋で家族奉公人合わせて十七名が皆殺し、六千両を奪われたのだ。
    非道の予兆を見逃した痛恨の極みであった。米津勘兵衛は凶賊を大所帯と睨み、浅草の女歌舞伎に的を絞る。
    ところが一座は京への道行きで同心たちを手玉に取り、忽然と姿を消してしまう。
    窮地の勘兵衛は威信回復をかけ、執念の一手を打つが……。
  • 大切な人を奪われた恨みと悲しみ。
    残された者たちは――
    剣一郎は新たな犠牲を食い止められるか? 

    遣り手だが傲岸不遜。出世のために人に取り入るのがうまい狡猾な男。
    旗本の坪井貞道はとかく悪い噂が多かった。
    今も小間物屋の美しい内儀に言い寄り、何か画策しているようだ。青柳剣一郎はそんな坪井の動きに不審を抱き、身辺を探り始める。ところが老中から横槍が入る。
    坪井とは一体何者なのか? そんな折、剣一郎は15年前のある夫婦殺しの話を耳にし……。
  • 輿入れした大身旗本は破綻寸前。
    嵌められた花嫁を、愛する人々を、市兵衛は護れるか。
    虚飾にまみれた名門の奸計を斬る! 
    鬼しぶ父子も大活躍! 傑作時代小説!!

    家格の違いにも拘らず、三千石の旗本岩倉家に輿入れした村山早菜。藩の陰謀で父を失うも唐木市兵衛に助けられた川越藩士の娘だ。
    だが、幸せは束の間だった。市兵衛は兄・片岡信正から、岩倉家の逼迫した台所事情を知らされ、憤る。
    早菜の幸福を願う後見人の大店両替商《近江屋》の財を貪らんとする卑劣な縁組か。
    そんな折、変死体を調べる渋井父子は妙な金貸の噂を聞く・・・・・・。
  • 人の世のおかしみ、哀しみが満載の爽快時代小説
    取次屋の矜持に懸けて、頑固親爺を手玉にとってやろうじゃないか。

    胡麻塩頭にねじり鉢巻き。太い眉の下でぎょろりと睨む眼。廃業した名煙管師・鉄五郎は、頑固を絵にかいた男だった。秋月栄三郎はひょんなことから、南町の名奉行・根岸肥前守のために、鉄五郎にもう一度煙管を作らせることを請け負った。ところが三月通っても願いを口にできない始末。廃業の理由を娘夫婦との確執と知った栄三だが、こちらも劣らぬ頑固者で……。
  • 好き者を守り、悪しき者を許さない。胸がすく時代小説!
    教え子たちを慈しみ、好青年の恋を“取次ぐ”――
    市井に生きる栄三の温かなまなざし

    永井家用人・深尾又五郎から、取次屋秋月栄三郎は異な相談を受けた。分家の若様・辰之助が、嫁取りもせぬ身で茶屋の娘に惚れてしまったという。放蕩せず文武に秀で、涼やかな青年がなぜ? 娘の身の上を探ってほしいと頼まれた栄三郎は、心優しく聡明な町娘にすっかり魅了される。辰之助の恋を、何とか実らせてやりたくなった──。痛快かつ心満たされる豊饒の時代小説。
  • 心を惑わすのは、呪いか、欲望か。
    かつて腕を競った友の息子の無念を思い剣一郎は辻斬りの正体を暴こうとするが――。
    大ロングセラーシリーズ最新刊! どの巻から読んでも楽しめる!!

    腕の立つ武士ばかりを狙う辻斬りが江戸の夜を震撼させていた。亡骸の状況から、得物は妖刀と恐れられる雲切丸だと青柳剣一郎は考える。
    その刀はある旗本から盗まれた物で、密かに探索を命じられていたのだ。妖刀に魅入られた者の正体とは?
    やがて見廻りの目をすり抜け、かつての道場仲間の息子が辻斬りの刃にかかる。
    剣一郎は悲しみとともに、現場に違和感を覚え──。
  • 南町奉行所の高積(たかづみ)見廻り同心・滝村与兵衛、通称“滝与の旦那”。
    普段は、荷の積み降ろしに違反や乱雑な振る舞いがないか、人出が多いところで荷を広げ、通行の邪魔をしていないか取り締まるのがお役目だが、お店や町屋の様子に詳しいことから年番方与力に見込まれ、市中を騒がす事件の探索を命じられるようになるが……。
    名手が描く人情時代小説、全3巻を収録した合冊版。
  • 多忙を極める南町奉行所は、増え続ける未解決事件に対処するため、元定町廻りの二ツ森伝次郎に再出仕を要請した。
    御年六十八、隠居暮らしは御免と市中の揉め事に首を突っ込む毎日を送っていた伝次郎、早速、往年の腕利き連中を集める。
    一癖も二癖もある伝次郎たちについた仇名が“戻り舟”。
    体は動かねえ、口も悪い。だが、熱い気持ちは錆びついてねえ! 悪い奴らは許さねえ!
    時代小説の名手が描く腕利き爺の事件帖、1~4巻を収録した合冊版。
  • 無辜の町人を手にかける凶悪な賊を、北町奉行所臨時廻り同心・鷲津軍兵衛が追い詰める!
    悪に立ち向かう八丁堀同心の心意気が胸に響く傑作捕物帖、全8巻を収録した合冊版。
  • 多忙を極める南町奉行所は、増え続ける未解決事件に対処するため、元定町廻りの二ツ森伝次郎に再出仕を要請した。
    御年六十八、隠居暮らしは御免と市中の揉め事に首を突っ込む毎日を送っていた伝次郎、早速、往年の腕利き連中を集める。
    一癖も二癖もある伝次郎たちについた仇名が“戻り舟”。
    体は動かねえ、口も悪い。だが、熱い気持ちは錆びついてねえ! 悪い奴らは許さねえ!
    時代小説の名手が描く腕利き爺の事件帖、新シリーズ全3巻を収録した合冊版。
  • 清盛には風変わりな弟がいた――
    壇ノ浦の後も生き延びたその数奇な生涯とは。

    木曾義仲により、京を追われ西へと落ちた平家一門。その冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。
    一時は兄を継ぐ棟梁と期待された弟が、なぜ一門を離れたのか。頼盛と、兄が流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶものとは? 
    急変期における英雄の生き様と、無常を記す幻想の歴史小説。
    祇王と仏、二人の白拍子の奇縁を描く書下ろし短編「ほとけも昔は鬼なりき」収録。
  • 忘れるために生きてきた――
    下級武士から次席家老へ。その優れた才覚ゆえに、
    人生を狂わされた男の過去を知った剣一郎は……。
    どの巻からも楽しめる!大ロングセラーシリーズ第64弾。

    浜尾藩飯田家の次席家老風見貞之介は、藩主の乱心に翻弄されていた。嫡男がいるにも拘わらず、突如側室の幼子に家督を譲ると言い出したのだ。
    このままでは藩を二分する事態に。貞之介は懸命に説得するが、藩主は聞く耳を持たない。挙句の果てに嫡男派と思しき刺客に襲われる。
    見廻り中の青柳剣一郎に助けられた貞之介は、その人柄を信頼し、己の心情を吐露し始め……。
  • 1,980(税込)
    著者:
    麻宮好
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    深川の新兵衛長屋に住む十三歳のお綾。三年前に母を亡くしたが、大工の父直次郎、弟正太と慎ましく暮らしていた。
    ある日、父の朋輩重蔵の店賃滞納で揉めている中、隣に坂崎清之介という写本を生業とする侍が越してきた。
    本好きのお綾は、部屋の片づけを束脩代わりに坂崎に手習いを見てもらうことに。そこで書きかけの本 『つきのうらがわ』を見つける。
    子が亡き母の住む月へ辿りつこうとする物語だった。
    「続きを考えさせてくれませんか」とお綾は頼みこみ、正太と重蔵の子おはると一緒に考え始める。
    次第に子どもたちは優しい坂崎を慕うようになる。だが、坂崎には人を殺して生国を追われたという噂があった――。
  • 仲間想いで褒め上手
    人の絆を守り抜く秋月栄三郎は好い男!
    泣いて笑える、これぞ時代小説の真骨頂!

    剣術好きが高じて剣客になった野鍛冶の倅・秋月栄三郎。普段は小さな道場で手習い師匠と素人相手の剣術指南の日々だった。
    だが、権威と保身に振り回される武士の姿に辟易した栄三郎は、武士と町人のいざこざを知恵と腕力で取り持つ“取次屋”を始める。
    早速、幼馴染の窮地を知るや、大名家の絡んだ悪企みに巻き込まれ――痛快かつ滋味溢れる傑作時代小説シリーズ。
  • 料理の謎なら私にまかせて――
    花魁殺しを疑われた友を助けるべく、料理屋女将と岡っ引きの夫婦が奔走する!
    彩り豊かな食と切れ味抜群の推理を楽しめる、絶品捕物帖!

    深川蛤町で飯屋〈川野〉を営むお純と一帯を駆け回る岡っ引きの弥助。 この夫婦、誰もが羨むほど仲が良い。
    美味い夕餉を摂りながら、睦まじく日々の事を語り合う。この日は弥助の縄張で起きた凄惨な花魁殺しの話だ。現場に遺された血文字「月千」と菓子と思しき薄茶色の塊。
    奉行所の誰もが真意を掴めぬ中、お純は食の知識と味覚からある仮説を唱え、事件は思わぬ展開に!
  • 1,925(税込)
    著者:
    辻堂魁
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    己が命、武士の矜持のみに賭す――
    大ヒット「風の市兵衛」の著者の新たなる代表作!
    日当わずか八十文。関八州取締出役の艱難辛苦の旅の一年を、郷愁豊かに描く。

    越後宇潟藩の竹本長吉は上役の罪に連座し失職、故郷に妻子を残して江戸に仕事を求めてきた。
    様々な職の中、請人宿で選んだのは《雇足軽》だった。関八州取締出役の蕪木鉄之助の元、数名で一年をかけて関東の農村を巡回し治安を維持する、勘定所の臨時雇いである。
    日当わずか八十文。二八蕎麦が十六文、鰻飯なら二百文が相場だった。討捨ても御免だが、刀を抜くことは珍しい。多くは無宿の改め、博奕や喧嘩、風俗の取り締まり、農間渡世の実情調査や指導などの地道なものだった。
    巡る季節のなか、土地土地で老若男女の心の裡に触れる長吉は、妻子を想い己が運命と葛藤する。
    そんな時、残忍非道な押し込み強盗一味の捕縛を命じられ――
    ときに鬼神と化し、ときに仏の慈悲を施す八州廻りを、郷愁豊かに描く!
  • 『信長の軍師』シリーズの著者が贈る江戸黎明期の騒然捕物帳! 
    病に臥せった勘兵衛。
    錠前外しの天才盗賊と知恵比べの勝負に出る。
    興奮の“鬼勘”犯科帳! 

    米津勘兵衛が高熱に倒れた。奉行所は箱口令を敷くが、鬼の霍乱を嘲笑うように妙な盗賊が現れた。
    警備厳重な商家を狙い、千両あっても十両だけ盗む。まるで己の錠前外しの腕を誇示しているようだった。庶民は賊が入ると店が繁盛すると囃し立てた。
    その賊があっさりと捕まった。ところが翌日も同様の事件が。
    戸惑う配下たち。だが勘兵衛は回復するや、仰天の策を打つ。
  • 抜きつけの一閃を逆袈裟に斬りあげ、首筋を絶つ。
    そこから血の噴出する音が荒野で啾々と霊鬼の哭くように響く――小宮山流居合の必殺剣「鬼哭の剣」。
    狩谷唐十郎はその奥義を会得するも、道場主であった父が素性も知れぬ剣客に惨殺されたことで流儀の名は地に落ちた。
    それから十年。藩邸や旗本からの依頼で行き倒れや処刑された罪人の屍をもって銘刀の切れ味を試す「御試御用」を生業としながら、唐十郎は切腹の介錯人としても名を馳せるようになっていた。
    しかし、時に介錯した者の縁者から恨みを買い、さらには一門の争いや藩内の騒動に巻き込まれることに……。

    孤高の介錯人の戦いを描いた圧巻の剣豪小説、全16巻を収録した合冊版。

    【収録作品】
    鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉
    妖し陽炎の剣 介錯人・野晒唐十郎〈二〉
    妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉
    雷神の剣 介錯人・野晒唐十郎〈五〉
    双蛇の剣 介錯人・野晒唐十郎〈四〉
    悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉
    飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉
    妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉
    鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉
    怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉
    悲の剣 介錯人・野晒唐十郎〈十一〉
    死化粧 介錯人・野晒唐十郎〈十二〉
    必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉
    眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉
    双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉
    京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉
  • 命あるうちに、おのれの心残りに始末をつけたい。
    遠い昔、別れの言葉もなく消えた女に、市兵衛は初老の豪商の真心を届けられるのか!? 
    大人気!感涙の時代小説

    還暦を前に大店下り酒屋の主・里右衛門が病に倒れた。
    店の前途もさることながら、 里右衛門の脳裡を掠めたのは、若き日に真心を通わせた三人の女性だった。
    唐木市兵衛は、里右衛門から数十年も前の想い人を捜し出し、現在の気持ちを伝えてほしいと頼まれる。
    一方、店では跡とりとなる養子が、隠居しない義父への鬱憤を、遠島帰りの破落戸にうっかり漏らしてしまい……。
  • この世に生かしておけねえやつなら、地獄の閻魔に頼め――

    深川は要橋端にぽつんとある一膳めし屋「極楽屋」。主の島蔵は裏の長屋に無宿人や入墨者など世間では受け入れられない者たちをただ同然で住まわせ、仕事を世話していた。
    そのため、土地の者からは「地獄屋」、裏の長屋は「地獄宿」と呼ばれ、恐れられている。
    さらに、島蔵のもう一つの顔は、金ずくで殺しを請け負う殺し屋の元締めだった。

    安田平兵衛はそんな闇の世界で「人斬り平兵衛」の二つ名を持つ凄腕の殺し人だったが、ここ十年は老齢を理由に本所相生町の長屋で刀の研ぎ師をしながら娘のまゆみと静かな生活を送っていた。
    しかし、夜鷹殺しを皮切りに地獄屋でも手練れの者が斃され、島蔵は平兵衛を闇の世界へと呼び戻す……。

    全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説!
    シリーズ全14巻をまとめた合冊版。

    【収録作品】
    『闇の用心棒』
    『地獄宿』
    『剣鬼無情』
    『剣狼』
    『巨魁』
    『鬼、群れる』
    『狼の掟』
    『地獄の沙汰』
    『血闘ヶ辻』
    『酔剣』
    『右京烈剣』
    『悪鬼襲来』
    『風雷』
    『殺鬼狩り』
  • 庶民文化が爛熟していた文政期の江戸。そこに、算盤(そろばん)の腕を買われ、武家や商家を渡り歩く雇われ武士がいた。その名は唐木市兵衛、人呼んで“算盤侍”。
    筆頭目付の家に生まれながら、家を出て上方に上り、さまざまな商売を体験した市兵衛は、同時に秘術「風の剣」を操る剣の達人でもあった。
    家計を預かる雇われ先の主家をめぐって次々に起こる難事件・怪事件、市兵衛は明晰な頭脳と秘剣で颯爽と立ち向かうが……。

    時代小説界に新風を吹き込んだ辻堂魁の大ヒットシリーズ「風の市兵衛」
    21巻から30巻をまとめた豪華合冊版の第2弾!

    【収録作品】
    『曉天の志 風の市兵衛 弐』
    『修羅の契り 風の市兵衛 弐』
    『銀花 風の市兵衛 弐』
    『縁の川 風の市兵衛 弐』
    『天満橋まで 風の市兵衛 弐』
    『希みの文 風の市兵衛 弐』
    『残照の剣 風の市兵衛 弐』
    『乱れ雲 風の市兵衛 弐』
    『寒月に立つ 風の市兵衛 弐』
    『斬雪 風の市兵衛 弐』
  • 実に怪しからぬ元禄の御代。命運を握るは死をも厭わぬ男の中の漢たち。“火の子”と恐れられた新井白石と、“眠牛”と謗られた大石内蔵助。大人気シリーズ「取次屋栄三」著者の真骨頂!――六代将軍の有力候補である徳川綱豊は、吉良家との刃傷沙汰に対する赤穂藩への厳罰に関心を示した。そして、筆頭家老の大石内蔵助に魅かれる。元禄の御世に憤慨する侍講の新井白石とともに、仁の心を持つ武士を求めていたのである。二人は紀伊國屋文左衛門らを巻き込み浅野家再興に尽力する。しかし、運命は綱吉と柳沢吉保の陰謀から、討ち入りへと転がり落ち……。
  • 我が運よ、我を引き上げよ。なぜ一介の部屋住みの身から将軍に上り詰めることができたのか?時代小説の名手・長谷川卓が描く麒麟児・吉宗!――「兄を殺るなら今しかない」紀州二代藩主光貞の四男、松平頼方は野望を抱いていた。名草の多十以下七人の忍びに兄頼職を暗殺させ、藩主の座に就こうとしたのだ。五十五万石を継ぎ吉宗と改名するや、己が藩の財政建て直しに成功。老中に“餌?を撒き、筆頭尾張を抑えて八代将軍に就任する!一方、尾張藩主継友は吉宗暗殺を企て……。「幕府中興の祖」の裏側に切り込む野心作。
  • 「あと一度という気持ちが命取りになりましょう」
    剣一郎を嘲笑うかのように押込み強盗の一味と思しき男が殺される。
    裏切りか、それとも――
    盗賊の末路は!? 

    火付盗賊改を翻弄するかのような押込みがこの二年間、続いていた。決して人は殺めず、狐の神楽面をかぶっているという。
    盗んだ金はしめて七千両余。業を煮やした老中が、青柳剣一郎に密かに探索を命じる。すると剣一郎は火盗改の動きに不審を抱く。盗賊に手の内が洩れているのでは?
    やがて一味とおぼしき男に目を付けた矢先、刺殺体となって川に浮かんだ!
  • 両国橋の袂で駆け出しの噺家小太郎は唖然とした。胸に響く声と話芸で聴衆を沸かせていたのは、幼馴染の代助だったのだ。三年ぶりの再会に、代助は妹のお淳が重い病で二十両必要だと漏らす。破天荒で人を屁とも思わぬ十六歳だが、妹にだけは滅法優しい。二人は診療代を稼ごうとするも四苦八苦、小太郎は師匠で江戸随一の噺家仙遊亭さん馬を担ぎ出そうとするが……。感涙必至の青春時代小説
  • 946(税込)
    著者:
    武内涼
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    『魔界転生』『妖星伝』『帝都物語』、時代伝奇の興奮、再び! その鬼はあるいは人間の本性なのか!――平清盛が栄華を極める平安末期の京に異変が起きていた。飢餓に喘ぐ民を顧みない公家の中に、血を吸う鬼“殺生鬼”が潜み始めたのだ。古の約定を知る者たちは秘かに密殺集団“影御先”を結成し鬼を狩るが、殱滅には程遠かった。一方、打倒平家を胸に秘める源義経は、最愛の女性の仇を討つため影御先に加わる。だが鬼は人心を自在に操り新たな罠を仕掛けてきた!
  • 源義経が、巴が、木曾義仲が、血を吸う鬼へ決死の総力戦を挑む――波乱万丈の大ロマン! 平安末期の京都に巣喰う血を吸う鬼《殺生鬼》を一掃した《影御先》だが、その代償は大きかった。組織再編のため信濃に集結したが、吸血の主・黒滝の尼の妖術で壊滅したばかりか、古より伝わる霊宝を奪われてします。退路を断たれた影御先の源義経と巴は、木曾義仲の援護を受け、生き残った仲間と血戦を挑む。しかし、邪悪な罠は十重二十重に仕掛けられていた!
  • 1,089(税込)
    著者:
    武内涼
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    血吸い鬼vs.密殺集団――古えの怨禍を薙ぎ払え! 義経、弁慶らが、最終決戦に挑む! 源義経は血を吸う鬼《殺生鬼》を追い、赤城の《影御先》の下に急ぐが、そこで目にしたのは大量の惨殺体であった。瀕死の義経は妖鬼の殲滅を誓い京へ。都は宿敵平家の巣窟であり、母常盤御前の住む地でもあった。一方、血吸い鬼は母の屋敷を急襲。さらに、首領黒滝の尼の正体が明らかになるや、義経は弁慶ら同志と共に、最後の全面戦争に突入した! 傑作超伝奇。
  • 814(税込)
    著者:
    志川節子
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    高く、遠く羽ばたけ、見果てぬ明日へ――
    初恋、友情、夢、仕事……幼馴染みの少年少女たちの巣立ちを描く、瑞々しく豊潤な傑作時代小説!

    上野不忍池の「花鳥茶屋せせらぎ」は、珍しい鳥や植物を愛でる行楽の苑。いかがわしさとは縁遠く、女子供にも人気だ。
    幼い頃、手習い師匠が語る鳥の話を、仲間と共に夢中で聞き入った勝次は、「せせらぎ」で鳥かご職人の修業中だ。
    ある日、黒目の双眸が白肌に映える女から注文を受けた勝次は心を奪われ――
  • 1,980(税込)
    著者:
    志川節子
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    日本に始めて博物館を創り、
    知の文明開化を成し遂げた挑戦者!


    幕末の巴里(パリ)万博で欧米文化の底力を痛感し、
    武力に頼らないに日本の未来を開拓する男がいた!


    日(ひ)の本(もと)にも博物館や動物園のような知の蓄積を揃えたい!

    黒船の圧力おびただしい幕末。信州飯田で生まれ育った田中芳男は、巴里(パリ)で
    行なわれる万国博覧会に幕府の一員として参加する機会を得た。その衝撃は
    大きく、諸外国に比して近代文化での著しい遅れを痛感する。
    軍事や産業を中心に明治維新が進む中、日の本が真の文明国になるためには、
    フランス随一の植物園ジャルダン・デ・プラントのような知の蓄積を創りたい。
    「己れに与えられた場で、為すべきことをまっとうする」ことを信条とする芳男は、
    同じ志を持つ町田久成や大久保利通らと挑戦し続け、現代の東京国立博物館や
    国立科学博物館、恩賜上野動物園等の礎を築いていく……。
  • 1,925(税込)
    著者:
    藤原緋沙子
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    「血の色は厄払いじゃ。万民の不安を払い落とすのじゃ」幕末の土佐に生まれ「絵金」と呼ばれた男、艶やかな色彩で見る者を虜にした異才、激動の生涯。――幕末の動乱は土佐国も大きなうねりで呑み込んだ。様々な思想と身分の差から生じる軋轢は、人々の命を奪っていった。金蔵はそんな時代に貧しい髪結いの家に生まれた。類まれなる絵の才能を認められ、江戸で狩野派に学び「林洞意美高」の名を授かり凱旋。国元絵師となる。しかし、時代は金蔵を翻弄する。人々に「絵金」と親しまれながらも、冤罪による投獄、弟子の武市半平太の切腹、そして、土佐を襲う大地震……。金蔵は絵師として人々の幸せをいかに描くかに懊悩する。やがて、絵金が辿り着いた平和を願う究極の表現とは――。作家生活20周年記念作品
  • 南町奉行所の風烈廻り与力・青柳剣一郎は、風烈廻りとして、火事を防ぎ市中の様子に目を配る傍ら、年番方与力の宇野清左衛門に才を買われ、ときに難事件の探索も任されていた。
    私欲のために弱者を陥れる者、やむにやまれぬ事情から悪事に手を染める者……。青柳剣一郎は、その眼力と信念で、上辺や身分に惑わされることなく、事件の裏を見抜き、悪を暴いてゆく! 
    時代小説の旗手・小杉健治屈指の傑作シリーズ「風烈廻り与力・青柳剣一郎」の51巻から60巻までを収録した合冊版。
  • もう二度と傷つけたくも後悔もしたくない。己の心に正直に誠実に――激動の明治初期の荒波に翻弄された若い男女の激しくも切ない恋……著者初の明治ロマンス! 文明開化に沸く明治五年。突然の再会が若い男女の運命を変えた。 英語通詞を目標に函館の商社で働く雨竜千吉。横浜で米国人妻となっていたお順。幼馴染みの二人が、しまいこんでいた気持ちを開くのに時間はいらなかった。しかし、密会はあえなく露見した。やがて、お順は離婚を懇願するが、すれ違いながらも千吉に真実の恋を貫く妻に、夫はある条件を付けた――
  • 1,980(税込)
    著者:
    岩室忍
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    忽然と消え去った信長の財宝は何処に。
    秀吉、家康、そしてイエズス会を巻き込む大捜索が始まった!
    戦国時代の常識を覆した名著『信長の軍師』の著者が放つ、織田宗家の栄枯盛衰。

    この十字架を決して世に出してはならぬ――
    天正4年(1576)、イエズス会の司祭オルガンティノは京の南蛮寺建立の礼として、黄金に12個の大きな紅玉(ルビ―)を施した十字架と地球儀を織田信長に献上した。
    その頃、信長は安土城築城に際し、安土山の未来永劫の鎮護を願い、伝統の巨石を発見して山の何処かに埋める。
    6年後、本能寺で信長は横死、遺産金は黄金7万枚しかなかった。
    岐阜城から信長と斎藤道三の遺産が忽然と消えていたのだ。豊臣秀吉も徳川家康も必死に探すが見つからない。
    やがて、織田宗家の命運は、織田と武田という戦国一の血統を継ぐ三法師こと織田秀信に託されることになる。
    そんな折、なぜか信長の財宝と紅玉の十字架の関係が秘かに噂されーー。
  • 恐るべし、酔いどれ市兵衛!
    殺し屋「地獄宿」に襲い来る刺客。圧倒的な剣戟開幕!

    ならず者に手籠にされ身投げをした娘の復讐を頼まれた「地獄屋」。難なく依頼をこなすが、実はその男、侠客一家の親分源右衛門の倅だった。
    倅を殺され面子を潰された一家は、酔剣の使い手である用心棒・菅谷市兵衛を筆頭に「地獄屋」へ襲撃をかけるが「地獄屋」も黙ってはいられない。
    酒を呷り闘気をみなぎらせる老刺客・安田平兵衛、どちらの酔剣が勝つのか。
  • 老いてもなお刺客!
    齢六十を越え、武者震いを酒で抑える老刺客に、決着をつけねばならぬ「殺し人」がいた!

    大川端で侍四人が殺された。その死体の斬り口を見た老刺客・安田平兵衛の脳裏に、ある男の顔が過ぎった。名は鹿内甚内。一匹狼の殺し人で、籠手斬り陣内と恐れられた男だが、五年ほど前に平兵衛が斬ったはずだった。
    その夜、「地獄屋」から招集がかかり、侍殺しの報復を依頼される。
    因縁の男を破るため、老いた体を鍛え直す平兵衛。鬼気迫る白熱の剣豪小説第九弾。
  • 闇を切り裂く秘剣“虎の爪”。
    江戸の闇世界の覇権を賭け、老刺客、最後の一閃!

    “鬼”と呼ばれる地獄屋の殺し人たちが何者かに襲われた。その敵の中には袈裟に迅速な太刀と連続の籠手斬りを遣う二人の刺客がいるらしい。
    老殺し人安田平兵衛らは尻尾を掴もうと懸命に探索するが、逆に平兵衛の娘婿片桐右京が凶刃に襲われる。
    人斬り平兵衛の“虎の爪”はその刺客を討ち取ることができるのか。
    江戸の闇の覇権を争う、最後の戦いが幕を開けた。
  • 剣豪小説の白眉――殺るか殺られるか、老刺客・安田平兵衛が立ちはだかる! 

    闇の殺し人の面々が何者かに狙われ、老刺客安田平兵衛も襲われる。悪名高き殺し屋が、極楽屋の縄張を奪おうとしていた。
    そんな中、平兵衛の一人娘まゆみの様子がおかしい。ふさぎ込んでいるのだ。平兵衛は、まゆみが密かに慕う片桐右京との間に何かあったのかと案じるが……。
    娘を想う父としての平兵衛、そして凄まじき殺し屋としての生き様を描く剣豪小説の傑作!
  • 謂われなき刺客の襲来! 次々と仲間を喪った平兵衛は、渾身の秘剣をふるう!

    牢人は「フウジン…」と呟いただけで、迫ってきた。次の瞬間、眼前でかすかな刃風を感じた。その剣は顔面を裂き斬る恐ろしいものだった。
    無宿人など行き場のない者が集う口入屋「極楽屋」の男が次々とその剣で殺されていた。老いた刺客安田平兵衛は仲間の敵を討とうとするが、その前に雷神と称す刺客が!
    風神と雷神の二人の強敵に、平兵衛、最大の危機。
  • 秘剣“虎の爪”は敗れるのか!?
    最強の夜盗が跋扈するなか、殺し人にして義理の親子・平兵衛と右京の命運は?

     「尽忠報国之士」と書かれた紙片を残す夜盗が跋扈していた。強引に押し入り使用人を斬るという、残忍な手口が恐れられていたのだ。
    安田平兵衛と片桐右京ら、「地獄屋」の面々は、斬り口から賊が凄まじい遣い手だと見抜く。
    そんな中、大店から「地獄屋」に用心棒の依頼が。賊の一人は「横雲」という必殺の剣を持っていた。
    平兵衛の秘剣「虎の爪」と戦いの決着はいかに。
  • 非常なる辻斬りの秘剣“死突き”――父の敵を討つために決死の少年。安田平兵衛は相撃ち覚悟で敵を迎えた! 

    辻斬りに遭った死体を見て、安田平兵衛は驚愕した。盆の窪から喉までひと突きに貫かれていたのだ。相当な手練れの仕業である。
    さらに辻斬りは頻発し、犠牲になった商家から復讐を依頼された「地獄屋」の面々。その中には巻き添えで殺された父の敵を討ちたいという少年勇次の姿もあった……。
    死突きと呼ばれる最強の突きを前に、老刺客平兵衛はどう立ち向かうのか?
  • 殺し人〈対〉殺し人!
    守るものができた右京。失うものがなくなった平兵衛。殺し人の新たな戦いが幕を開ける!

    老刺客安田平兵衛にも平穏が訪れていた。娘のまゆみが慕い合っていた片桐右京と結ばれて三年。もっとも、右京が殺し人とは知らずにだが……。
    そんな折、「地獄屋」の若い衆が斬殺された。これが二人目。またしても「地獄屋」への挑戦状か? 
    元締めは平兵衛、右京、手甲鉤の朴念など全員を緊急招集するが、それこそが敵の狙いだった。
    生き残れるのは誰か!?
  • 人助けか、死に場所を求めていたのか――
    付け火で燃え盛る家に飛び込んだ男が、命と引き換えに守りたかったものとは?
    剣一郎、己の無力さに懊悩する!

    女の絶叫が昼間の露月町に響き渡った。燃え盛る家に赤子が取り残されていたのだ。青柳剣一郎が駆けつけると、火中へ飛び込む男が。鋳掛屋の長次だ。
    その勇気に感心した剣一郎は、出火の原因とともに長次の素性を調べると、過去にも子どもの命を救っていたことがわかる。
    なぜ危険を顧みず行動できたのか? さらに付け火と判明し、剣一郎はある推測に苦悶する!
  • 鍵は“香り”にあり!?  音楽を聴くと踊りだす奇病に罹った化け猫と、人に恋してしまった猫又の運命やいかに!? 笑って泣ける、珠玉のあやかし短編集 ――けして外に出してはならぬモノ、それは――。香木商八角堂の主・勘吉が騒動を起こす。病を癒やすといわれる希少な香木をゆずれ、と問屋に詰め寄り、番頭に怪我を負わせたのだ。騒ぎに居合わせた神社の女房で式神遣いの咲耶が、夫の宗高とともに話を聞くと、最愛の妻が倒れ命も危うい状況とのこと。八角堂に赴いた咲耶が目にしたのは、禍々しい気配だった…… (「踊る猫又」より)。
  • 江戸川乱歩賞作家の渾身作!
    圧倒的リアルで描く、極上の歴史ミステリー!

    祖母の形見は血塗られたシャネルスーツ
    ココ・シャネル、エヴァ・ブラウン、アドルフ・ヒトラー、そしてひとりの日本人女性――
    占領下のパリに秘された謀略とは?

    祖母が遺したのは、血に染まったシャネルスーツだった。
    遺品の謎を解くため、フリーライターの結城真理は疎遠だった母とフランスに赴く。祖母は第二次世界大戦中、外務省一等書記官の娘としてナチ占領下のパリにいた。その足跡を辿ると、驚愕の事実が。歴史上のある人物を巡る謀略が浮かび上がったのだ。
    約80年の時を経て、祖母が胸に秘めていた秘密が明らかに!
    【『マドモアゼル』(島村匠名義)改題作品】
  • 836(税込)
    著者:
    宇江佐真理
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    こんな夫婦になれたらいいな――離縁の玄人も内縁の果報者も、家族の恵みぞありがたき。形はいろいろあれど家族の倖せは変わらない、心に沁み入る時代小説。……又兵衛は三回、おいせは一回。日本橋堀留町の会所の管理人をしているふたりは、離縁の玄人とうそぶいては近所の家族の面倒を見ている。今日も夫義助の暴力に耐えかねた女房おなかと子供を会所にかくまった。腕のいい昔気質の畳職人だが、仕事のしくじりを押し付けられ、酒浸りとなったのだ。又兵衛は離縁をちらつかせ、義助に再起を迫るが……。珠玉の人情小説。
  • 感涙必至――
    ひとりは辛いけど私には分かり合える家族がいる。
    泣いて笑ってささやかな明日の希望を願う
    母と義娘の人情時代小説。

    ――紆余曲折の末、幼馴染みの錺職人の後添えになった八重。やっとつかんだ幸せも束の間、夫が急逝し義理の子たちに家を追い出されてしまう。唯一、仲の良い義娘のおみちと小間物屋を始めるが、一難去ってまた一難、引っ越し先には岡っ引きも手を焼く猛女お熊がいたからたまらない。しかも、継子が無心に現れ……。ささやかな幸福を求めて泣き笑う人情時代小説の決定版。
  • いつも一緒に泣いたり笑ったり。それが夫婦っていうもんだ。
    懸命に真っ当に生きる家族が明日の夢を紡ぐ、滋味溢れる時代小説。――

    「沢庵は頭から尻尾まででどこが一番うまいと思う」
    茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか深川では“ほら吹き茂平”と渾名されるようになった。別に人を騙すつもりはない。悲しいことも苦しいことも、ほらに紛らせば落ち込まないことを、懸命に働くうちに身につけたのだ。今日も一向に嫁ぐ気のない我儘娘と相談に来た母親に語り出すと……。笑いと涙の人情小説集。
  • 1,760(税込)
    著者:
    西條奈加
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    万両店の末弟、鷺之介が齢十一にして悩みがつきない原因とは――。
    時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語。

    万両店の廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は、齢十一にして悩みが尽きない。
    かしましい三人の姉――お瀬己・お日和・お喜路のお喋りや買い物、芝居、物見遊山に常日頃付き合わされるからだ。
    遠慮なし、気遣いなし、毒舌大いにあり。三拍子そろった三姉妹の傍にいるだけで、身がふたまわりはすり減った心地がするうえに、姉たちに付き合うと、なぜかいつもその先々で事件が発生し……。そんな三人の姉に、鷺之介は振り回されてばかりいた。
    ある日、母親の月命日に墓参りに出かけた鷺之介は、墓に置き忘れられていた櫛を発見する。その櫛は亡き母が三姉妹のためにそれぞれ一つずつ誂えたものと瓜二つだった――。
  • もう俺の手は汚れちまったんだ。
    一生逃げるか、別人として生きていくか――
    江戸を追われた男のある目的の前に立ちはだかる邪魔者とは? 

    青柳剣一郎は、剣術の師・真下治五郎から元足袋屋の主人・幸助の力になってほしいと内密に頼まれる。治五郎の眼には深い事情を抱えているように映ったのだ。
    早速剣一郎が調べると、主人は数年前に店を畳んで行方知れずになっていた。さらに、人相も異なる。
    そんな折、不審な遊び人風の男が幸助の元に現れ……。
    治五郎が会っている幸助は何者か? 意外な因縁が浮上する!
  • 大老派と老中派の対立激化! 強大な権力と陰謀! 宗次、将軍家の闇を斬る! 剣戟文学の最高到達点、武炎苛烈な門田泰明時代劇場! 特別書下ろし『苦難をこえて』収録――宮将軍実現のため大老酒井忠清の命で動く「白夜」。それは家康創設の秘密組織「葵」を前身とする最強の隠密情報機関だった! 次期将軍をめぐる権力抗争が激化する中、凄腕刺客が反大老派の老中堀田正俊暗殺に動く!「白夜」の長官に就いた大剣客・式部蔵人は最高師範皆伝の殺人剣法で宗次に挑む! 天下騒乱か太平の世か、宗次の撃滅剣が権力の闇を斬る! ※電子版に口絵は含まれません
  • 幕府最強の隠密機関「白夜」始動! 宗次暗殺の厳命下る――! 娯楽文学史に燦然と輝く傑作登場!――宗次の暮らす長屋の少女が権力者の愛玩犬・狆を拾ってきた。不穏な出来事の前触れと危惧する宗次の予感は的中する。謎の白忍び集団による幕閣重臣・西条山城守襲撃事件、宗次渾身の襖絵の盗難、次期将軍をめぐる熾烈な権力抗争。女性のための塾開校を進める美雪にも危機が! 元夫の廣澤和之進が異様な執着を見せていたのだ……。大好評の娯楽文学巨編、ここに登場! ※電子版に口絵は含まれません
  • 大激震の興奮! 息をもつかせぬ「門田泰明時代劇場」 古代史の闇から浮上した“六千万両の財宝”とは――!? 宗次、千年の遺恨を断つ不滅の神剣! 白般若の凶賊によって曽雅家の当主和右衛門が拉致された。 凶賊の狙いは何か? 白般若の襲撃は後を絶たず、美雪と曽雅家は窮地に。危機を救う宗次だが、千年の時を超えた暗闘に巻き込まれる! 古代王朝の財宝とは何か? 怨念に覆われた歴史の闇が暴かれる時、新たな敵が出現! 天才剣士の執念剣対宗次の撃滅剣! 大和国で繰り広げられた激闘、ここに完結! 特別書下ろし作品「残り雪 華こぶし」収録 ※電子版に口絵は含まれません
  • 大和飛鳥を舞台に描く壮大な娯楽文学、颯爽登場! 悠久の古都に不穏な影! 歴史の表舞台から消えた敗者の怨念か!? 優美にして華麗! 宗次の剣が閃く――! 錦繍に彩られた大和国。名門西条家の息女・美雪一行は将軍家綱の命を受け、亡き母の生家・曽雅家を目指していた。だが、その前に現われた紫檀色の忍び装束。「甘樫山から急ぎ立ち去れ」という謎の言葉を残して姿を消す。敵か味方か? 警護堅牢な曽雅屋敷に迫る野盗、そして白い貫頭衣集団の奇襲! 相次ぐ凶事は古の権力闘争と関係が!? 興奮の歴史ロマン、開幕! ※電子版に口絵は含まれません
  • 衝撃の急展開! 藩内の暗闘、そして運命の出会い――大剣聖直伝、華麗なる秘奥義一閃! 謎の凄腕刺客集団に宗次が挑む――幕臣の名門家息女・美雪は失意の底にあった。 駿河の藩内の跡目争いに絡み、夫から一方的に離縁されたのだ。傷ついた心を癒したのは浮世絵師宗次の存在だった。次第に宗次に惹かれていく美雪。だがその前に現われたのは元夫・廣澤和之進、そして和之進を狙う刺客集団。 宗次と美雪は、どす黒い藩の権力抗争に巻き込まれてしまう――。他の追随を許さない娯楽巨編! ※電子版に口絵は含まれません
  • 立ちはだかる凄腕剣客集団! 超弩級の面白さ「門田泰明時代劇場」、驚愕と戦慄の連続! 幕府最強の暗殺機関「葵」とは――!? 亡き父の教えを破り、宗次は非情の決戦へ!「幕府の狗め――」老舗刀商・対島屋に押し入った謎の刺客集団は居合わせた宗次にそう言い放った。 事実上の天領・駿河国で起こった跡目争いに絡む夜襲か。 凄腕剣客たちの戦慄すべき正体は? 宗次が慕う名刀匠の死と美雪の募る想い。 美雪の元夫・廣澤和之進に迫る凶刃! 激戦に次ぐ激戦、そして迎える凄絶な終幕に宗次は!? 手に汗握る剣戟文学の最高峰! ※電子版に口絵は含まれません
  • 老舗豪商を襲った非情の「黒凶賊」――炎の如く燃え上がる宗次憤激の最高秘剣! 娯楽文学の金字塔「門田泰明時代劇場」、煌びやかに開幕!――老舗の瀬戸物問屋室邦屋を惨劇が襲った! 一刀のもと、商家の者が袈裟斬りにされたのだ。凄惨な現場で宗次は怒りに震える。金蔵には手をつけず、商家を血の海に染めて去った非情の凶賊、その狙いと正体は? ただ一人姿を消した幼子はどこに? 宗次の前に現われた謎の女と黒い噂。凄腕の覆面刺客が宗次に迫る! 圧倒的興奮で息をもつかせぬ時代傑作登場! ※電子版に口絵は含まれません
  • 興奮の極北! 疾風怒濤の剣戟文学「門田泰明時代劇場」 尾張柳生の凄腕剣客と闇の「女凶賊」――炸裂する神将伐折羅の如き宗次の剣舞!――武家の妻女・冬が追う夫の仇は四天王と称されながら尾張柳生を破門された手練れ! 貧乏長屋で老母と暮らす手習塾の先生がその仇なのか? 宗次の背後で不気味な影が蠢く中、室邦屋襲撃犯が浮かび上がる。だが、その矢先、冬が姿を消してしまう。謎が深まる中、戦慄の真実が! 室邦屋から盗まれたものとは? 正体なき凶賊に、絶対必殺の揚真流奥義が閃く! ※電子版に口絵は含まれません
  • 毎日おまんまが食べられれば、悩むことなんか何もないんだ―
    御用聞きの峰蔵と癖者揃いの店子が、捨て子たちの成長を見守る。
    江戸を正直に生きた多彩な住人が織りなすほろ苦く、心温まる人情長屋噺。

    柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。
    長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯灌場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は……(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!
  • 卑劣侍の凶刃から公家の息女高子を救った宗次は、彼女を匿うが……。相次ぐ辻斬り、上方暗殺集団の影、京大坂へと広がる天下騒乱の予感! 特別書下ろし『夢と知りせば〈一〉』を収録――「どきねえ、どきねえ」人だかりを割って宗次が見たのは、今まさに年端も行かぬ少女を斬らんとする卑劣侍の姿だった。宗次が助け出した少女は、京の公家宮小路家の息女高子。京都所司代からの書状を携え仇討ちのため江戸入りしたが、返り討ちに遭ったのだという。彼女を匿う宗次を、謎の手練集団が付け狙う。やがて所司代さえ迂闊に動けぬ一大事が浮上した! ※電子版に口絵は含まれません

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