『歴史、鈴木ユータ、「日本の特別地域」シリーズ(日本の特別地域)、配信予定を除く(実用)』の電子書籍一覧
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実は多摩圏民は相容れない関係なのだ!?
東京都の西部にドーンと控える大都市・八王子。
多摩地域の中心都市にして人口約58万人。
だがそんなに人がいても、ハコ(市の面積)自体が巨大だから
人口密度は高くなく、豊かな自然に恵まれていることもあり、
どことなくゆったりとした雰囲気を醸し出している。
市街地を少し離れると、
「えっ、ここどこの田舎?」と思わず口ずさんでしまうぐらいの“スカスカ感”で、
その見てくれは東京の都市というより地方の巨大都市といった風情である。
そんな八王子は歴史のある街だ。
江戸時代には甲州街道最大の宿場町として繁栄し、商都として発展してきた。
こうした歴史のある街は、得てして古くから住んでいる
“旧住民”の存在感が強い。旧住民(特に高齢者)たちは、
この街を自分たちが作ってきたという意識があるためプライドが非常に高いのだ。
そうした閉鎖的な旧型社会に飛び込んできたのが“新住民”たちである。
1960年代以降、多摩ニュータウンを筆頭に大規模な宅地開発が行われ、
八王子と縁もゆかりもなかった人々が大量に当地に流入してきた。
近年も新たなニュータウンの開発が行われており、
八王子とその周辺は新たな住民を飲み込み続けている。
だが、こうした新たな人の流入が、大なり小なり摩擦を生んでいるのもまた事実だ。
そこで本書では、八王子の旧住民と新住民、
それに加えて学都として発展したことで増えた“学生(大学生)”の3者を
テーマの中心に据えて取材や調査を敢行。
現在の八王子市の実態を浮き彫りにすると共に、
新住民の巣窟たる多摩ニュータウン全域まで調査エリアを広げて、
その実状と問題点を探っていった。
ぜひ最後までお付き合い願いたい。 -
房総に生息する千葉原住民の正体とは?
野武士の底力が千葉の未来を明るくする!?本書は『東葛』『葛南』『千葉市』に続く千葉シリーズ4作目である。
上記の3エリアは、千葉県の総面積の6分の1にも満たないが
県内総人口の半数以上が住む地域で、
東京で働く人のベッドタウンとして重要な役割を担っており、
その住民の多くは「千葉都民」と呼ばれている。
他県からの移民が多く、住み心地重視で地域の発展は二の次だから、
郷土愛など期待できるはずもない。
では、郷土愛に溢れた千葉土着の原住民はどこに住んでいるのだろうか?
それはまぎれもなく、今回メインで扱う南房総と外房・内陸(北総)エリアだろう。
しかし、悲しいかな、県外の人たちが「千葉」と聞いてイメージするのは
先述の人口が密集した北西部エリアに偏っており、
南房総や外房を思い浮かべるのはゴルフ好きのオジサンかサーファーくらい。
内陸(北総)エリアにしても「空港と成田山以外に何があるの?」といった印象。
ほとんどの地域で過疎化が著しいし、
南房総市に至っては3人に1人が老人と高齢化がハンパない。
しかし、だからこそ当エリアには純粋培養された千葉原住民がいると断言できるのだ。
かつては北条氏と戦いを繰り広げた『南総里見八犬伝』の里見氏を筆頭に、
数々の小藩によって治められてきた原住民には「野武士」の血が連綿と受け継がれている。
本書ではそんな「原住民」の生態を明らかにすると共に、
各地域のさまざまな問題を取り上げ、
時にサイタマとの「関東3位」の攻防を繰り広げつつ、
リアルな千葉県の姿に迫ってみた。
「千葉愛」なら誰にも負けない! という房総っ子を含めて、
多くの千葉県民の心に刺さる一冊になっているはずである。
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