『歴史、文化、小学館、雑誌を除く(実用、新書)』の電子書籍一覧
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ネコのふしぎな能力、ひみつが丸わかり。
大人気のドラえもん科学ワールド、社会ワールドに続く
探究シリーズが創刊されました。
「ネコとイヌの祖先は同じなの?」
「日本にネコが来たのはいつ?」
「ネコの気持ちはどうしたらわかるの?」
などなど、ネコに関するテーマの中から、
ちょっと気になる疑問に思うことを厳選しました。
ドラえもんのまんがを読みながら、自然と知識が身につく、
ためになる学習読み物です。
家族みんなで読むことができますよ。
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科学ワールド、社会ワールドもチェックしたい!
https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/25869
https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/31867
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『倭姫命世記』を読み解く伊勢神宮誕生物語。
倭姫命を祀る倭姫宮が令和5年(2023年)11月5日に創建100周年を迎えました。第11代・垂仁天皇の皇女・倭姫命は天照大御神が鎮まるのに最も相応しい土地を求めて、大和国から伊勢へと旅を続け、現在の伊勢神宮の地に辿り着きました。
長年秘密の書とされてきた『倭姫命世記』を解説しながら、なぜ伊勢に神宮があるのかを読み解きます。いまから二千年前に伊勢神宮の基礎を打ち立てた皇女の偉業を伝える伊勢神宮誕生の物語。
『倭姫命世記』の原文を、國學院大學准教授・渡邉卓氏が新訳し、神宮禰宜で神宮司庁広報室長の石垣仁久氏が解説、これまでになかった新しい解釈を試みます。
さらに写真家の稲田美織氏が、倭姫命の御巡行の地を実際に辿り、かつて「倭姫命」がご覧になっていたであろう景色を体感できるように表現したヴィジュアルブックです。
(底本 2024年1月発売作品)
※この作品はカラーです。 -
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身近な疑問や悩みを法律的に考えて解決!!
ドラえもんのまんがを読みながら、初歩的な法律の知識を学ぶ事ができる、まさに法律についての小学生のための入門書です。「どうして親は学校に行かせようとするの?」 「いじめを注意したらぼくまでいじめられそう・・・。見て見ぬふりはよくないよね?」 「友だちとの写真。私の判断でネットにあげてもいいかな?」など、子ども達の日常生活の中の疑問に対し、弁護士の先生の監修に基づき、法律的にわかりやすく解説する形式で構成しています。まんがの内容に沿って、法律の基本的な考え方や家族関係、友だち関係、学校生活、お金、地域社会、動物や自然、プライバシー権、労働まで、幅広くシチュエーション別に章立てし、読者の身近な疑問や悩みを法律的に解決します。読者が法律的な視点から物を見る事を学び、論理的思考力を養う事ができる学習本です。
※この作品はカラーが含まれます。 -
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良純が行った!語った!歴史探訪ガイド。
芸能界屈指の鉄道好きで、歴史知識も豊富な俳優の石原良純さんが、東海道新幹線の沿線地域にある名城や史跡35か所を実際に巡り、紹介する。
旅情気分を誘う写真を楽しみながら、歴史知識も身につく1冊。NHK大河ドラマ『どうする家康』で話題の徳川家康ゆかりの城や寺社も多数掲載。
「歴史的な場所に立つと、武将など主人公の視点で風景を見ます」と語る石原さん。
本書を片手に現地を訪れたら、読者の皆さまの目に映る景色もひと味変わること請け合いです。
本書で掲載する史跡一例…小田原城、浜松城、郡上八幡城、二条城、大坂城、願成就院、静岡浅間神社、龍潭寺、関ヶ原古戦場など
※この作品はカラーです。
(底本 2023年9月発売作品) -
面白すぎる戦国武将と天下統一の舞台裏。
NHK大河ドラマ『どうする家康』で脚光を浴びる戦国時代。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑が取り組んだ天下統一事業の舞台裏に照射。戦国史屈指の研究者・藤田達生教授(三重大)が全国各地を実際に取材行脚した成果をまとめた痛快戦国伝。「織田信長の四国政策転換」が本能寺の変の動機であるとする鋭い論考、徳川家康の伊賀越えの舞台裏など、スリリングな原稿に加えて、
「伊達政宗と家康六男忠輝との関係」「スペイン・ポルトガルの日本植民地計画を未然に防いだ秀吉の功績」「天下統一最終段階で行なわれた奥州なで斬り」「津軽に逃れて弘前藩の家老になった石田三成遺児」「尼子一族と鉄」「島原の乱とキリシタン」など読み応え抜群の原稿を多数収録。さらに、瀬戸内の村上海賊、志摩半島の九鬼水軍、房総の里見水軍、北東北の安東水軍など列島各地の「水軍大名」が江戸時代には内陸に領地を与えられ水軍力を封じられた事実に見る家康の深謀遠慮など、戦国がさらに面白くなる一冊。
(底本 2023年8月発売作品) -
バスで突入!東京ワンダーランド!!
小説の舞台、パワースポット、観光名所……。
バスに乗れば、いつでも、誰でも、気軽に行ける。
東京ワンダーランドへ、さあ、出発!!
物を書くのが仕事なのに、家でじっと原稿に向き合うのが大の苦手――。
そんな作家が路線バスに飛び乗って、東京中をぐるぐる巡る。
永井荷風『日和下駄』ゆかりの地や『鬼平犯科帳』の鬼平の家を探してみたり、「お岩さんの井戸」や「平将門の首塚跡」といった怪奇スポットを訪れて、様々な邪推を重ねてみたり……。
その気になればすぐにできるのが「バス旅」一番の魅力。
数々の写真とともに、章末ではその時に乗ったバスルートも解説。
旅のお供にも最適な自由気ままな一冊。
(底本 2023年3月発売作品) -
決別 総連と民団の相克77年。
かつて日本国内に60万人いた在日韓国・朝鮮人は、最大のマイノリティ集団として戦後史に大きな影響力を持った。
彼らを日本においても「南北」に分断したのが、在日本朝鮮人総聯合会(総連)と在日本大韓民国民団(民団)である。
総連と民団は、本国で起きた朝鮮戦争やその後の南北対立そのままに、日本を舞台に抗争を繰り広げた。
北朝鮮への帰国事業とその阻止運動、金大中の拉致、朴正煕夫人暗殺事件、力道山の囲い込み、そして芽生えかけた和解と決別--。両組織の77の相克に初めて迫った傑作ノンフィクション。
(底本 2022年9月発売作品) -
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動物だらけの江戸の町へようこそ!
愛情を注がれる猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、日々の暮らしをともにした動物から、おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、人々の願いや想いが託された動物、さらには舶来の珍獣まで、浮世絵には、さまざまな動物が登場します。
その多彩な表現は、「かわいい!」「おもしろい!」「ちょっとヘン!?」と、見ているだけで楽しいもの。でも、さらにそれらを読み解いていくと、当時の人々の暮らしが動物とともにあり、また、ときに神聖でときに恐ろしい、動物のもつさまざまなイメージもふくめて、人々が動物たちを愛でていたことが見えてきます。
東京・原宿の浮世専門美術館、太田記念美術館が所蔵する約160点の浮世絵で、江戸絵画の動物表現を楽しむとともに、江戸の人々と動物の深い関わり方を伝える1冊です。
※この作品はカラー版です。 -
若き中国人研究者が読みとく日本文化の死角。
新進気鋭の中国人研究者による、斬新な日本文化論。四川省出身の著者・彭丹氏は、四川大学で日本文学を学び、中国西南航空公司勤務を経て日本留学。中国の航空会社に勤務した後、日本に留学。現在は法政大学講師。来日以来、疑問に思ってきたことは、中国では廃れた文化が日本に残っていることだった。それを最も意識したのが、茶の湯の茶道具であった。茶の湯で珍重される茶碗のほとんどが唐物(中国製)で、しかも国宝茶碗もほとんどが唐物である。日本の国宝であるはずなのに。しかも不思議なことには、産地・中国にはそれらの茶碗は何ひとつ残っていないのだ。なぜ日本の茶人は唐物を珍重したのか。なぜそれらが中国に残っていないのか。そこに見え隠れする、「借用」と「創造」という、日本文化の本質。それを解きあかしていくのが、本書である。日本人だからこそ気づかない、日本文化に潜む中国文化の影。中国人の視点から、茶の湯、そして国宝という、日本文化の美意識の聖域に踏み込んだ、まったく新しい比較文化論の誕生である。
※この作品は一部カラーが含まれます。 -
粋で楽しい江戸っ子的生活のすすめ。
江戸東京博物館の名物館長にして近世史学会の泰斗、竹内誠氏による歴史エッセイ集。博物館長として、最新の研究成果を一般向けにどのようにわかりやすく、面白く発信していくかを工夫してきた著者が、江戸の魅力を楽しく、わかりやすく語りつくします。
日本橋生まれのちゃきちゃきの江戸っ子である著者が、愛してやまない相撲や歌舞伎、食文化などの身近な話題から、ふと現代によみがえる江戸の残り香。生活の達人だった江戸っ子たちの、粋で楽しい暮らしぶりがよみがえります。
著者が雑誌『江戸楽』に創刊以来50回以上連載してきたエッセイを中心に再構成した、江戸時代の入門書です。 -
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しきたりに込められた日本の美しい伝統文化。
天皇家のしきたりに込められた日本の美しい伝統と幸福を願う行事がオールカラーの図版や写真で楽しく、一目でわかる初めての案内本。
知られざる天皇家の正月行事や誕生、七五三、成人、結婚といった人生儀礼は一般とはどう違うのか。また、雅楽や蹴鞠、歌会始、宮廷装束といった皇室が保護継承する悠久の伝統から、御用邸や記念切手など明治以降に始まったしきたりまで宮中文化をくまなく網羅。皇室用語の解説付きで、日本人として知っておきたい伝統と行事が満載です。
※この作品の容量は、54.1MB(校正データ時の数値)です。
※この作品はカラー版です。 -
教科書だけでは分からない歴史の真実がある。
日本の紙幣に天皇の肖像画が一切登場しないのはなぜか?
手塚治虫は、なぜ「火の鳥」の中で「騎馬民族征服王朝説」を描いたのか?
歴史上の悪者「物部守屋」は、なぜ後世になって顕彰の対象になったのか?
聖徳太子は、本当はどんな人物だったのか?
豊臣秀吉と砂糖との意外な関係とは?
「源義経=チンギス・ハン」説はどのように生まれ、そして広がっていったのか?
なぜ、電話もインターネットもなかった江戸時代に、全国津々浦々、同じような落書きが広がったのか?
過去の自然災害の記録から、現代に生きる私たちは何を学ぶべきなのか?
など、教科書だけでは分からない歴史の真実と、その教訓を紐解く。 -
逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開。
井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』シリーズは、大ヒットした歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊『日本史真髄』は、これまで編年体で展開した「逆説」シリーズとはまったく視点を変えて、「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つのテーマで日本史全体を捉え直し、日本人の思考や行動を呪縛するものの正体を歴史的事件から読み解いていきます。
例えば、江戸時代の歴史は、朱子学が分かってないと理解できません。織田信長が明智光秀に殺された本能寺の変を目の当たりにした徳川家康は、主君への忠義を絶対とする朱子学を導入し幕府体制を盤石にしました。ところが、その朱子学のために尊皇論が起こり、二百七十年続いた幕府は倒されてしまう。なぜか。徳川家は「覇者」であって天皇家こそ真の「王者」とする朱子学の思想に武士達が目覚めたからです。この朱子学の影響は、士農工商という身分差別や幕末期の日本外交にまで悪影響を与えているのです。
井沢氏が三十年以上かけて体得した「日本史を理解する極意」をすべてさらけ出した「逆説史観」の真髄。この一冊で百冊分の教養が身につく決定版です。(2018年8月発表作品) -
彼らがいたから、強く、深くつながり続けた。
戦前は「日本」であった台湾。戦後に「中国」になった台湾。1990年代の民主化後に自立を目指す台湾。戦争、統治、冷戦。常に時代の風雨にさらされ続けた日本と台湾との関係だが、深いところでつながっていることができた。それはなぜか。 台湾と日本との間を渡り歩いて「結節点」の役割を果たす、多様な台湾出身者の存在があったからである――まえがきより
台湾をルーツに持ち、日本で暮らす在日台湾人=タイワニーズたち。元朝日新聞台北支局長の筆者が、彼らの肖像を描き、来歴を辿りながら、戦後日本の裏面史をも照らす。
【目次】
・蓮舫はどこからやってきたか
・日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー
・「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記
・おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔
・究極の優等生への宿題 ジュディ・オング
・客家の血をひく喜びを持って生きる 余貴美子
・「551蓬莱」創業者が日本にみた桃源郷 羅邦強
・カップヌードルの謎を追って 安藤百福
・3度の祖国喪失 陳舜臣
・国民党のお尋ね者が「金儲けの神様」になるまで 邱永漢 -
現代中国を知る小事典付き教養書。
本書は習近平政権の成立以降に注目し、「中国脅威論」「反腐敗運動」「チベット問題」などのテーマを掘り下げた現代中国の入門書です。
権力の一極集中が進むなか、中国では人権、市民権などの西欧的価値観や議会制、三権分立、選挙といった制度がないがしろにされています。一方の経済面では、本書で取り上げた「一帯一路」のように、広く世界に影響を及ぼし、その勢いは増すばかりです。
この国を知るには、政治、経済、社会、軍事などの各分野ごとの理解が必要です。そこで、それぞれの専門分野で高い評価を受けてきた執筆者が、一般向けにわかりやすく解説。さらに、多くの図表やグラフを加え、中国の実情を具体的にイメージできるようにしました。
見開きの「ビジュアル」、テーマ別「視点・論点」、用語集「小事典」の三部構成で理解が深まります。
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子どものなぜ?なぜ?に答える学習ビジュアル百科。本格的な写真やイラストでわかりやすいオールカラー版!
2020年東京オリンピックを控えて世界から注目される日本、知られざる日本の魅力を紹介します。インスタントラーメンは日本発? 食品サンプルはなぜ人気? など身近な話題がいっぱいです。
〈 目次 〉
・ この本の使い方 この本の特色
・ もくじ バックナンバーのご案内
・ なぜ? なに? ヒャッカーズ
・ 日本ってどんな国?
・ 季節の行事・春と夏
・ 季節の行事・秋と冬
・ 日本の発明品
・ 進化するロボット
・ 回転ずし
・ 歌舞伎
・ 日本の縁起物
・ 富士山
・ 日本の世界遺産
・ 日本国憲法
・ キッズペディア調査隊
・ さくいん(全30号)
・ 小学館の百科の紹介
・ 『キッズペディア 地球館』の紹介
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※この作品はカラー版です。 -
北斎の春画と詞書きを読み解く超解釈小説集。
稀代の天才浮世絵師・葛飾北斎が描き、「春画展」の目玉作品のひとつでもある名作艶本「喜能会之故真通」(きのえのこまつ)の図とその背後に書かれた詞書(登場人物のセリフとト書き)に着想を得るとともに、その全てを活かしつつ書き下ろした「超解釈」小説&カラー図版集。「北斎の春画には、びっしりと文字が書き込まれている。だが、現代人がそれを解読するのは難しい。車浮代さんは、そのテキストを“超釈”して、江戸時代人の肉声をわれわれに伝えてくれる。」(山下裕二・明治学院大学教授)。「喜能会之故真通」上中下全巻の絢爛豪華なカラー図版を収録するとともに、北斎が絵に込めた意図を読み解く。第一話「若殿と奥女中の話」、第二話「搗屋の話」、第三話「炬燵にあたる夫婦の話」、第四話「若後家と養子息子の話」、第五話&第六話「蛸と海女の話」と厳選した五図を取り上げ、江戸時代の文化と肉声を解読するための作品。
【ご注意】 ※この作品は一部カラーです。 -
日本書紀は何を隠したか?新史論スタート!
日本人とは、天皇とはなにか?それを知るには古代に遡らなくてはならない。しかし、日本の古代史はなかなか解明されない。「それは、日本書紀がヤマト建国の詳細を熟知していながら、80%の真実に20%のウソをちりばめ、藤原氏に都合良く歴史を書き替えたからだ」と主張し、多くの古代史ファンから支持を得ている歴史作家・関裕二氏。関氏が考古学、民俗学の成果を取り込み、日本書紀による歴史改竄を取り除いて再構築した初の古代通史は驚きの連続だ。例えばこれまで大悪人とされてきた蘇我氏の業績を見直すだけで意外な事実が浮かび上がり、多くの謎が氷解し、従来の古代史観が根底から覆る。そして蘇った歴史は大河の流れのように読者の前に展開される。
それにしても、なぜ蘇我氏は自らを「われ蘇り」としたのだろう…。全古代史ファン必読、著者渾身の新史論がスタートする!
第1巻は、3世紀の奈良東部に多くの地方から倭人が集まって建設した巨大政治都市・纏向の意味するもの、そしてヤマトの建国、邪馬台国の滅亡、出雲の国譲りの真相等に迫る。
全ては鉄の支配を巡る戦いだった。
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現代日本の年中行事は、年々華やかになり画一化が進んでいる。いま、年中行事のもつ本来の意味を考えることは、現代日本の生活文化を考えるうえで重要である。本書は中国をはじめ、朝鮮、ベトナム、日本など、東アジア稲作文化圏にみられる年中行事の比較を通して、その役割と意味したものを解明し、そこから現代の生活文化を問い直す生活文化論である。
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故郷は、神と鬼の伝説が共存する里だった。
「この歓びと放心はなんだろう。胸の痛みはなんだろう。生まれ育った土地をめぐって、ケリをつけなければならないことがあった」。
宮崎県高千穂。山頭火が「分け入っても分け入っても青い山」と詠んだ、著者の生まれ故郷である。川端康成をして「山川不老」と書かしめた、山高く谷深い里だ。
「高千穂はどこにある」。そこにいるはずなのに、呆けた祖母がふともらした言葉がきかっけだった。道路が整備され、高千穂峡には巨大な橋が架けられ、国見ヶ丘には、巨大な神様の像が建っている今ではなく、「祖母が見ていた高千穂に行ってみたい」と思った著者が、故郷をめぐる。そこは、「天孫降臨」の神話と「鬼八」伝説が共存する、混沌と矛盾の里だった。大宅賞作家が、愛も憎しみも超越した感情で書き尽くした、渾身の風土記。
多くの書評に取り上げられた名著、文庫版を電子化。 -
合理的でムダがない江戸の暮らしに学ぶ
原発はおろか、電気そのものがなかった江戸時代。百万都市・江戸を支えたのは、太陽エネルギーを徹底的に使いこなす資源循環システムだった。江戸の人々は、ムダなく、リサイクルに徹して暮らした。本当に必要なもの以外は持たず、また求めようともしなかった。
月と太陽の動きで時と季節を知る。夕方までに仕事を終えれば照明は要らない。水力を動力源として活用し、燃料は木炭と薪を使った。一反から無駄なく裁断される着物は洗濯も仕立て直しも容易。木綿の着物や浴衣は傷んだら座布団やおむつ、雑巾に使い、最後は焚き付けに。その灰は畑の肥料になった。日用品は何度も直して使い、いよいよ使えなくなれば回収・再生した。冷蔵庫がないかわり、棒手振りをはじめとするさまざまな行商人が旬の食材を長屋まで売りに来た。江戸の長屋は上水道・トイレ完備で、家賃は安かった。大家は民間人でありながら、江戸の行政や治安も担った。
このような江戸の人々の生き方は自然にも人にも優しく、じつは「しあわせ」だったのではないか。今日まで続く江戸ブームの指南役が、具体例と豊富な図版でわかりやすく解説。満ち足りた人生を送るためのヒントが満載。 -
「江戸文化歴史検定」1級受検者向けの唯一の公式テキストで、『大江戸見聞録』のランクアップ版です。本文にはふんだんにトリビア的情報を盛り込みました。
※フィックス型EPUB157.1MB(校正データ時の数値)
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