『教育、ノンフィクション、その他(レーベルなし)(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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2025年3月7日 全国劇場公開される感動の実話が、一冊のノンフィクションに――。
今年(2024年)、米寿を迎えた西畑保さんは、奈良県に住んでいます。
和歌山県の山間で生まれ育った西畑さんは、小学2年生の途中から学校に通っていません。山間で高値で売れる木の皮を集めて貯めたお金だったのに、小学校で落とした財布は自分のものだと名乗り出たら泥棒扱いされたのです。貧しい暮らしの西畑さんが、そんなお金を持っているはずがないと、クラスメートも教師も彼を責めました。その一件があってから、西畑さんは学校に行くのをやめました。
中学校に通う年齢になって働きに出た西畑さんですが、その人生につきまとったのは、「読み書きができないこと」でした。
つとめた飲食店では、電話で受けた注文の内容をメモに記すことができず、職場の先輩からは「字も読めないやつ」と差別的な扱いをされました。
劣等感を抱き、結婚なんて夢のまた夢とあきらめていた西畑さんのもとに、お見合いの話が舞い込みます。読み書きができないことを隠して結婚した西畑さんでしたが、町内の回覧板にサインができず、妻の皎子(きょうこ)さんの知るところとなります。その事実を知った皎子さんは、西畑さんにこう声をかけました。
「ずっと、つらい思いをしてきたんやろな」
子どもも生まれ、孫も生まれ、還暦を過ぎた西畑さんの日常に、ある変化が訪れます。64歳になって、夜間中学に通うことに決めたのです。それは、読み書きのできない自分に長年連れ添ってくれた妻に、感謝の気持ちを伝えるラブレターを書くためでした――。
西畑さんの人生からは、たくさんのメッセージが受け取れます。「明るく、前向きに生きる」、「自分の人生を他人や環境のせいにしない」、そして「学ぶのに遅すぎるということはない」――。そんな西畑さんに毎日新聞論説委員である小倉孝保氏が寄り添い、これまで西畑さんが見てきた風景、抱えてきた思いを一冊の書籍にまとめました。それが『35年目のラブレター』です。
【映画化情報】
「35年目のラブレター」
2025年3月7日(金) 全国劇場公開
出演:笑福亭鶴瓶、原田知世 他 監督・脚本:塚本連平 -
書く。伝える。情報と感情を文章にする方法が、すべてここにある。――田中泰延
書く。伝える。
情報と感情を文章にする方法が、すべてここにある。――田中泰延
★☆★アイナ・ジ・エンドさん推薦!★☆★
★☆★田中泰延氏、大 絶 賛!!!!!★☆★
「僕はpatoさんのファンなんです。
正座して静かに拝読しました。一気に、読みました。
駅から一緒に、夜の列車に乗り込みました。
僕は黒沢君になりました。
恥ずかしながら、ひとつだけ書くなんてできませんでした。
10個あります。ありすぎやろ。
どれでも選んでいただければ嬉しいですし、いくつ使っていただいても嬉しいですし、
もっとこういう切り口で、とおっしゃっていただければ
また書きます。」(推薦文と一緒に届いたメッセージ)
「おれ、patoさんが書いたもの、ぜんぶ読んでたわ。」
「patoさんは、僕が尊敬するライターです。」
「文章術とは、物語だ。この本は、1冊で2冊分だ。」……ほか7個
★☆★安達裕哉さん推薦!★☆★
「この一冊で、心の奥底から溢れる言葉が自然と紡がれます。
あなただけの文章を手に入れてください。」
――安達裕哉(コンサルタント、『頭のいい人が話す前に考えていること』著者)
★☆★ヨッピーさん推薦!★☆★
「この本は全ての「作り手」にとってのガソリンとなる本だ」
――ヨッピー(ライター)
★☆★トイアンナさん推薦!★☆★
「世界一面白い "文章の書き方"本。爆笑して読み終えるとなぜか文章力が上がる奇書」
――トイアンナ(ライター)
「気持ちを伝えたいけれど、ありきたりな文章になってしまう」
そんなあなたに。
論理的なだけでは、伝わらない。
本当に伝わる文章とは?
100万PVの記事を連発してきた超売れっ子ライターが伝える、
おもしろいのに必ず役に立つ、「新感覚」の文章術!
【目次】
◎はじめに
・そこには静かな絶望があった
・僕が文章をはじめて書いたときのこと
・本当の意味での「バズ」を巻き起こそう
◎第1章 「書けないという絶望」――文章に才能はいらない
・文才がないからうまく書けないんじゃない、むしろ逆だ
・「きれいなだけの文字列」を文章とは呼ばない
・突然の「内輪ネタ」で読む人を仲間外れにしない
・「書きたくて仕方がない」と思ったら、いちど頭を冷やそう
・「キモい」「エモい」は禁止――単語にまとわりついたイメージを自覚する
・「新しい知識」は、誰もがつくれる読む動機
・文章をどうこうする前に、まずは自分の気持ちに素直になる
◎第2章 「届かないという絶望」――読まれるために、どう書くか
・「離脱」は小さなストレスの蓄積で引き起こされる
・「文字の板」を出現させてはいけない
・漢字とひらがなの間には「薄い線」がある
・表記ゆれなんて気にしてるのは書き手だけ
・書いたものは自分の唾ぐらいに思うのがちょうどいい
・客観性は大切だ、けれども客観性はクソだ
◎第3章 「伝わらないという絶望」――正しいだけが、書き方じゃない
・伏線の回収は読む人へのご褒美
・楽しませたいなら「多様性」を武器にする
・桃太郎ではなく、あえて目立たぬ「キジ」を書け
・物語は僕たちを「予想外の場所」へ連れて行ってくれる
(そして物語が動き出す……!) -
現役文部科学副大臣の学校改革私論。
国会議員きっての教育通と言われる鈴木寛・文部科学副大臣は、いわゆる“文教属”と言われたかつての“教育通”とは全く異なる、新しいタイプのオピニオン・リーダーだ。
その最大のものは、これまでの「成長社会」を支えてきた中央集権やトップダウンの力に取って代わる、民意や現場の実際を反映したインタラクティブな力を用いて、「成熟社会」を形成していこうという感覚だ。
通産省の官僚経験もある氏は、むろん数字に根ざした現実設計にも強いが、東大、早慶などで教鞭をとった経験から、教育現場に対する深い愛情と若い世代に対する強い共感を持ち、実際の文部行政においても多くの若者を起用。若いパワーを用いて、夢を実現化していこうという理想を抱く。
最近も、文部科学省のホームページ内に「熟議カケアイ」と呼ぶ教育目安箱を立ち上げたが、その制作にも若い力は大いに活用されている。
マルチな才能の議員が、「成長社会」までを支えた古い日本の構造を仕分けて、未来の日本再生を熱く語る本書は、教育や経済の予言書にとどまらず、これからの「成熟社会」の原理を提案する設計図としての役目も果たすだろう。
(底本 2010年9月発売作品) -
学校の先生は「見守りましょう」と言うばかり。
でもゲーム漬けの我が子を見守るだけで、本当に学校にまた行ってくれるようになるのですか…?
不登校4500人を進学させた著者だから書けた「学校復帰」への近道!
~不登校は、見守るものではなく、治すもの!?~
〇ゲームを好きなだけやらせることが「自主性」の容認なのか?
〇ゲームはまるで竜宮城? 時間感覚が失せていく!
〇Wi-Fiを切ったことで外に出られるようになった
〇18歳になったら家賃を払ってもらう
〇ゲームを不登校解決への糸口に使ってみる
〇好きなゲームでわかるその子の性格と特性
〇ゲームの好みから、その子に合った勉強法を見つける
〇「学校なんて行かなくてよい」で、親子で引きこもりに!?
〇不登校と発達障害の検査とは?
〇発達障害だから不登校になるわけではない
〇不登校の理由が言えない子どもに何があったのか?
〇勉強して自己肯定感を上げ、イメージを取り戻した中学生
〇起立性調節障害があっても学校には行くしかない
〇ゲーム代を自分で払わせる
〇不登校の子が、なりたいものになるために
これらの見出しは、過激に聞こえるでしょうか? しかし、ただ見守るだけでは何も解決しないのです。
むしろ、家庭が壊れてしまいます。ならばゲームを利用して不登校から抜け出すきっかけを作りませんか?
我が子の未来をあきらめないで、行動を。
不登校の子たちが学べる環境は全国的にどんどん増えてきています。
「学校が嫌なら家にいていいよ」という時代は終わりに近づき、国としても、
「不登校があっても必ず学ばせるんだ」という方向に向かいつつあります。
不登校は子どもの成長過程に起こるものですから、そこに適切な支援があれば、
必ず自立します。大人たちは、子どもに一度期待をかけたら見放さないでください。
――著者・守矢俊一 -
★紛争研究会が選ぶ「2022年ブック・オブ・ザ・イヤー賞」最終候補作
★寄せられた賛辞の一部
「平和は可能だがむずかしい。…大きなアイデアと現場のファクト、その両方を知る専門家に耳を傾けることが欠かせない。『平和をつくる方法』は人類の最も崇高な試みについて新たな洞察を与えてくれる」──スティーヴン・ピンカー(『暴力の人類史』著者)
「セヴリーヌ・オトセールは、コンゴであれ、コロンビアであれ、アメリカであれ、日々、地域社会で暴力を減らすために努力している普通の女性や男性の物語を語る。読者に行動を促す、魅惑的で感動的な物語だ」──デニ・ムクウェゲ(2018年ノーベル平和賞受賞者)
「『平和をつくる方法』は、ありふれた国際政治の本ではない。まわりの世界の見方を変える一冊だ」──リーマ・ボウイー(2011年ノーベル平和賞受賞者)
★内容
平和構築という言葉は、私たちが何度も耳にした物語を想起させるかもしれない。ある地域で暴力が発生すると、国連が介入し、ドナーが多額の支援を約束し、紛争当事者が協定に署名して、メディアが平和を称える。そして数週間後、ときには数日後に、暴力が燃えあがる──そのような物語。
はたして、私たちに持続可能な平和を築くことなど可能だろうか? 可能だとすればどのように? そうした問いに答えるのが本書である。
著者は、善意にもとづくが本質的な欠陥を抱える「ピース・インク」と彼女が名付けるものについて──その世界に身を浸しながら(参与観察)──考察する。最も望ましくない状況であっても平和は育まれることを証明するために。
そのため、従来とは異なる問いの立て方もする。つまり、〈不思議なのは…紛争解決の取り組みが失敗するのはなぜか、ではない。ときどき大成功を収めるのはなぜか、だ〉。
そう、多くの政治家や専門家が説くのとは反対に、問題に大金を投じても解決策になるとはかぎらない。選挙で平和が築かれるわけではないし、民主主義はそれ自体が黄金のチケットではないかもしれない(少なくとも短期的には)。
では、ほんとうに有効だったものは何か。国際社会が嫌う方法だが、一般市民に力を与えることだ。地元住民主導の草の根の取り組みにこそ暴力を止めるヒントがある。そしてそれは、私たち自身の地域社会やコミュニティ内での対立の解決にも役に立つ。
本書は、20年間の学びがつまった暴力を止めて平和を始めるための実践的ガイドである。 -
〇現在、7人に1人が陥っていると言われている「子どもの貧困」。無料の学習支援に徹底的にこだわり、独自の奨学金制度や食料支援事業も営む著者の情熱と手腕は全国紙、テレビでも度々取り上げられています。
〇2012年にたった一人で無料塾を立ち上げた時、著者は34歳。3人の幼子を抱えながらも正社員の仕事を捨て、無料塾に人生を捧げてきました。そうまでして経済的に苦しい家庭の子どもたちが希望を持てる場所を作りたかったのには、著者自身が子どもの頃に経験した壮絶な貧困体験がありました。
〇自分の将来について考えている方、社会貢献に興味がある方、そしていままさに貧困の渦中にいて困っている方に、「こんな大人もいる」ことを知ってもらいたい1冊!
〇装丁画・挿絵は『漫画 君たちはどう生きるか』の羽賀翔一氏が手掛けます。
〇教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏推薦! -
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
親ができる、子どもを夢中にさせる教育法。
わが子の“学びスイッチ”の入れ方、教えます――
『世界一受けたい授業』に2022年に2度に渡って登場し、いまや世界中から受講希望者が絶えない「受験も勉強も教えない教室」の探究学舎代表・宝槻泰伸さんら3兄弟の親が実践していた教育法を、漫画をまじえながらわかりやすく解説。
いい学校に合格するための勉強ではなく、毎日の生活で、気づいたら学ぶことが大好きになる…そんな、“生きることが楽しくなる”家庭教育法が満載です!!
【本書の特徴】
・漫画と文章解説のいいとこ取りで、頭に残りやすい構成になっています。
・実話がもとになっているので、子育ての成功例だけでなく、失敗も学びにつながります。
・探究心を育む、とっておきの本や映画、遊びなどを収録しました。
・兄弟といっても、性格も得意なことも興味を持つこともバラバラ。一様ではない子どもの性格に合わせた子育て術も、随所に散りばめられています。
・小さなお子さんにも楽しんでもらえるよう、漫画部分の漢字にはすべて読み仮名をふりました。
・親子どちらの目線からも描かれていますから、ご家族で楽しんでいただける内容になっています。
・子どもに「勉強しろ!」と言わなくてすむようになります。
■塾にも通わせずに子ども3人を京都大学に進学させた父親の、ユニークな家庭教育を実践的に描いて話題を呼んだ『とんでもオヤジの「学び革命」』に最新情報を大幅に増補した、待望の1冊です。
(底本 2023年6月発売作品)
※この作品は一部カラーです。 -
「定額働かせ放題」と呼ばれ、教師に残業代なしの労働を強いる「給特法」、生徒を傷つけかねない理不尽な「ブラック校則」。これらの改善を求め、SNS上で訴え、署名活動を行い、ついには国に乗り込んだ!「生徒のために何ができるか」を原動力に、リスクを冒しながらも実名と顔を出し、おかしいことはおかしいと訴え続けてきた軌跡と、教師の働き方、学校のあり方、生徒の権利、ひいては日本の未来について異色の現役教師が語る!
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かつてのビリギャルが、34歳で米国名門大学院に合格し、再び「ビリ」に!
累計120万部以上を売り上げた大ヒット書籍『ビリギャル』のモデルになった小林さやかが、全国模試で偏差値30だった高校時代から、慶應義塾大学に合格し、結婚・離婚、そして新しい最高のパートナーと出会い、34歳でアメリカの名門大学であるコロンビア大学教育大学院に合格するまでを赤裸々に描いたドキュメント。
大学院に入学し、再び「ビリ」になったという著者が考える、「教育」「人の学び」において大切なこと。かつて勉強が大嫌いだったからこそ、子どもたちに伝えたい「勉強する意味」。大人も子どもも、すべての人に届けたい「自分らしく生きる」ために必要なこと。
ー「ビリ」は私にとって上に向かうためのスタート地点であり、ポジティブな意味なのだー
失敗、挫折を繰り返した著者が伝える、夢を叶えるヒント!
【目次】
第1章 私はこうして、ビリでギャルになった。
・私は自分がきらいだった
・「大人はみんな腐ってる」
・「君、東大とか興味ある?」
・くそじじい
ほか
第2章 「挑戦」に必要な5つのこと。
1「感情」でエンジンをかける
2根拠のない自信を持つ
3戦略を立てる
4成功者のメンタルをつくる
5コーチを、探せ
…and more!
【著者プロフィール】
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴・著/KADOKAWA)の主人公であるビリギャル本人。中学時代学年ビリを経験し、高2の夏に小学4年生レベルの学力しかなかった。当時の全国模試の偏差値は30弱。中学時代は素行不良を理由に何度も停学になり、学校の校長に「人間のクズ」と呼ばれたことも。高2の夏、塾講師・坪田信貴氏との出会いを機に、日本最難関レベルの私大、慶應義塾大学の現役合格を目指すことになる。結果、1年半で偏差値を40上げて、複数の難関大学のほか、慶應義塾大学に現役で合格を果たした。卒業後は、ウェディングプランナーとして従事し、その後フリーランスに転身。2019年4月より、学習科学の研究のため大学院に進学、21年に修士課程を修了。また2020年1月、YouTubeにて『ビリギャルチャンネル』を開設。学生・先生・親、すべての人に送るエンタメ教育番組を配信中。2022年秋から米国コロンビア大学教育大学院の認知科学プログラムに留学中。
※本書は『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』(マガジンハウス刊)を再編集し、米国大学院に合格するまでの過程を大幅に加筆したものです。一部、note掲載文を修正・加筆して掲載しています。 -
話題作が待望の文庫化!
ノンフィクション界の“革命児”が挑む児童福祉の現場の光りと影! !
単行本時から反響の声が続々!
「虐待や貧困だけでなく、子どもたちの未来のためにも大人が関心をもって見守ることが必要だと感じました」
「私自身、児童福祉の現場の人間ですが、現場の人間が1番伝えてほしいことを丁寧に取材されている」etc
児童相談所に寄せられる虐待相談件数、年間20万件(令和2年時点)
国内のシングルマザーの数、123万人(平成30年時点)
ひとり親家庭の2組に1組、子どもの6人に1人が貧困。
小中学校を長期欠席している生徒、約29万人(令和2年時点)
通常学級の生徒の15人に1人が発達障害。
この現状を見過ごせますか――?
女子少年院、児童養護施設、赤ちゃんポスト、子供ホスピタル、子供食堂、発達障害、フリースクール…
レールを外された子どもはどのような世界を生きているのか―!
「1人でも多くの人たちが、当事者として子どもたちに関わっていくことが必要不可欠だ。それができた時、日本は誰にとっても希望がもてる国になるに違いない」(著者) -
宇宙食をつくった高校生たちの探究リレー。
「ジューシーなお魚。しょうゆもしっかり染みていておいしいです!」
2020年11月、野口聡一宇宙飛行士が宇宙からYouTubeで食レポを配信したのは、高校生たちが開発した宇宙食のサバ缶だった。
本書は、JAXA認証宇宙日本食「サバ醤油味付け缶詰」をつくった福井県立若狭高校の生徒たちの、山あり谷ありの14年の軌跡を取材したノンフィクション児童書。
それは、地元の名産「サバの缶詰」を宇宙食に、という生徒の一言から始まった。
でも、宇宙で食べたくなる味って?
行ったことのない宇宙での「正解」は、先生だって知らない。
そんな宇宙食開発で大切なことは、宇宙飛行士の体と心によりそうことだった・・・・・・。
どうにもならない困難にたびたび直面しつつも、「探究」のワクワクを原動力に、疑問に思ったことを調べてみる、仮説を立ててやってみる、結果を観察し記録する。先輩から後輩へと「探究」のバトンが受け継がれ、ついに夢をかなえた実話です。
そのほか、JAXA認証宇宙日本食のメニュー一覧や、宇宙での食事や健康にまつわる5つのコラムも収録。まるごと一冊、宇宙食の本です。
※この作品は一部カラーが含まれます。 -
日本人の「パラドックス」を解決する鍵とは。
日本人の「幸福度」が低いと世界で報じられ始めてからずいぶん時間がたつが、特に日本の子どもの問題に関しては、近年「パラドックス」として多く論じられている。
ユニセフの2020年発表によると、先進38カ国中、日本の子どもの「身体的健康」は1位、「精神的幸福度」は何と37位だった。
スイス・ベルギー・日本の3カ国にルーツを持ち、4カ国で生活してきた著者は、最年少11歳で「世界遺産検定マイスター」に合格した。現在は京都で暮らす16歳の高校生で、『世界ふしぎ発見!』などの番組レポーターとしても活躍中だ。
彼は生まれたときから「人はみんな違うことが当たり前」「世界は多様なもので構成されている」ことを身をもって認識してきており、世界の暮らしで文化・自然・芸術などのさまざまな「WOW(感動)ファクター」に数多く触れることができたおかげで、その後に起きた理不尽な出来事も乗り越えることができたという。
しかし、世界に羽ばたかなくてもWOWはどこにでも存在し、それに気づく力が重要で、それこそが「パラドックス」解決の最初の鍵になる、と話す。
「WOW」体験を積むことがどれだけ人の心を強くするか、また、「心躍る(感動)」→「もっと知りたくなる(学ぶ)」→「人と繋がる(アウトプットしたくなる)」→「自信がつく(自己肯定感)」というWOW効果について、世界遺産を含む多くのWOWファクターを紹介しながら綴る。 -
ヤンキーという言葉から、どのようなイメージをもつだろうか。時代遅れというイメージがある一方で、近年では「マイルドヤンキー」のようにマーケティングの対象として注目されたりもしている。しかし、ヤンキーと呼ばれる若者が何を考え、どのように生活をしているのか、十分な調査に基づいた書物は少ない。
大阪府の高校で3年間、〈ヤンチャな子ら〉と過ごしフィールドワークして、対立だけではない教師との関係、〈インキャラ〉とみずからの集団の線引き、家族との距離感を丁寧にすくい上げる。そして、高校を中退/卒業したあとの生活も調査し、大人への移行期に社会関係を駆使して生き抜く実際の姿を活写する。
集団の内部の亀裂、地域・学校・家族との軋轢、貧困や孤立――折り重なる社会的亀裂を抱える若者の「現場」から、分断や排除に傾かない社会関係の重要性を指し示す。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
アメリカで最も名誉な漫画賞2019年アイズナー賞優秀作品賞に輝いた、女性偉人伝コミック第2弾。
空気を読むなんてくそくらえ。
“向こう見ず”で“図々しく”、
我が道を開拓した偉大なる女性たちの物語、再び!
● contents ●
テンプル・グランディン
家畜の飼育方法を革新した自閉症の動物学者
ソニータ・アリザデ
故郷の児童婚根絶を訴えるアフガニスタン出身の若きラッパー
シェリル・ブリッジ
世界初、2時間50分の壁を破ったマラソンランナー
テレーズ・クレール
“おばあちゃん” の楽園を作ったフェミニズム運動家
ベティ・デイヴィス
音楽に革新をもたらしたシンガーソングライター
ネリー・ブライ
精神病院に刑務所などあらゆる場所に潜入取材した女性ジャーナリスト
プーラン・デーヴィー
哀しく悲惨な過去を持つ、盗賊の女頭領から転身した女性政治家
シャッグス
史上最悪との呼び声高い、姉妹で結成された女性ロックバンド
カティア・クラフト
「いつ死んでも構わない」夫とともに研究に身を投じた火山学者
ジェスリン・ラダック
内部告発者を守る正義の味方
ヘディ・ラマー
女優として成功しながらも、実はモノ作りが大好きな発明家
ナジーク・アル=アビード
良家出身にもかかわらず弱者のために戦った活動家
フランシス・グレスナー・リー
裁縫と刺繍で、法医学の母となった犯罪ジオラマ作家
メイ・ジェミソン
天才的な頭脳を持つ黒人女性初の宇宙飛行士
ペギー・グッゲンハイム
身も心も芸術に捧げた現代美術コレクター -
日本の医療を本気で憂う医師とジャーナリストが語る、鉄門の錆。
東大医学部の人たちに恨みも嫉妬も何もありません。
むしろ偏差値でトップを獲れるような才能の持ち主は、
「国の宝」とすら思っています。
でも、そんな「国の宝」を社会が活かし切れていない。
そのことを、とても残念に思っているのです。
それどころか、もし若い人たちの才能をスポイルしてしまっているのだとしたら、
我々大人たちの責任は重大です。 ――鳥集徹
東大理Ⅲに入った子は、その合格に胸を張っていいと思いますが、
東大の中で出世すればいいという悪しき価値観に染まってほしくありません。
自分の実力で勝負しその能力をいかんなく発揮してほしいし、
それによって日本の医学をより良いものにしてほしい。
教授と喧嘩になってもいい。
ある種の宗教団体のようになってしまった東大医学部が変わって、
若者たちの才能が発揮できる場にならなければ、
日本の医学はお粗末なままです。 ――和田秀樹
現代の医療と教育に横たわる問題が「東大医学部」を語ることで見えてきました。
忖度なし! ほとんど実名! だけどこれは悪口ではない。未来への本気の助言です。 -
“ひねり王子”快進撃の原点は、家訓をはじめご両親の教えにあった!史上初、17歳で世界体操金メダル!次々と「シライ」の名が新技に冠される体操界のホープ、白井健三くん。ややもすると天才のように捉えられがちだが、決してそんなことはなく「失敗の連続」だった。三兄弟のみならず、鶴見体操クラブに集まる何千もの子どもとその親たちと向き合ってきたからこそ語れる「子どもの才能を見出し、伸ばす」方法論。
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【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
11のテーマで語る自閉症とのつき合い方。
自閉症の症状は個人によって様々で、自閉症であることに気づかず、子育ての困難さにとまどい、親のしつけ方が悪いと非難され悩む人も多い。著者も、次男ダダくんが3歳9カ月で自閉症と診断されるまで、躾が身に付かない、パニックを起こす、言葉が伝わらないなど、それが何からきているのかわからず、自分のせいかもしれないと思い悩んでいた。 それまでまったく知らなかった自閉症と向き合い、息子を育てるなかで「変わっていることは悪いことじゃない」と気づき、その違いを特性ととらえ、言って聞かせるから、見せて伝える暮らしに転換。そして、特性からくる「生活のしにくさ」を援助する具体的な方法を編みだしてゆく。ダダくんの不思議な世界のエピソードとともに、居心地のよい暮らし方を紹介する。
※この作品にはカラーが含まれます。 -
読売KODOMO新聞・読売中高生新聞の記者があかす、「伝える技術」の数々。学生や社会人にも使えるノウハウが満載です!
・数字と情報はとことん絞れ
・最初の100字で勝負が決まる
・音読するだけで文章はうまくなる
・読み手の「生活」を想像せよ。
・なぜ「あるある」ネタは天板なのか。
・新聞とネット、初心者向けメディアはどちら?
など、創刊10周年記念をむかえる読売KODOMO新聞の記者が、「伝える技術」を紹介します。
「これが伝えるプロの技術です」と齋藤孝先生推薦です。 -
「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールをめざす、ひたむきな高校生の青春を追いかけたノンフィクション・ドキュメント第4弾。 今回、実力があるのにコンクールでは涙を飲んできた、そういう高校(吹奏楽部)を前面に押していきます。常連校のようなある意味“でき上がった”子たちではなく、実力はあるのにまだ出し切れていない、その分、どうしてもコンクールに出場したいという闘志がむきだしの熱い想い、狂おしいほどの悩み、そして大きな壁を乗り越えてゆく姿を魅せていきます。 【掲載校】 〇磐城高校(東北) 〇明誠学院高校(中国) 〇伊奈学園総合高校(関東) 〇活水高校(九州) 〇小松市立高校(北陸) 〇八王子高校(関東) 〇東海大仰星高校(関西)
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わずか150秒の舞台のために
なぜ女子高生たちは
青春のすべてを賭けるのか!?
----その答えは本書の彼女たちの「言葉」で詰まっています!!
高校ダンス部の「踊る青春」が1冊の本になりました----
【日本初! 「女子率9割以上」、吹部を抜いた超人気部活】
★今回、高校部活ノートシリーズは「ダンス部」に焦点を当てました!
「ダンス部」は、「男子」から生まれた部活の歴史を覆す、誕生から主役が「女子」のクラブ活動です!
「バブリーダンス」で注目された「ダンス部」ですが、今や「吹部」「女バス」を抜いて
超人気No.1の「エンタメ部活」です。
★2000年生まれ以降の12年「中学校ダンス必修化」女子たちが、
顧問・コーチの助力を受けながらも、自分たちで言葉を尽くし、
たった一つの150秒の「作品」を生み出す。
その「ぶつかり合い・話し合い・涙まみれの格闘」の末に
みんなで「つながって」ステージに立つまでの「成長」を追いかけた「情熱ドキュメント」です。
★「感動」と一言で言い尽くせぬ部員同士の「葛藤」を「解決」するまでのリアル・ドラマ。
目標を掲げ、それを達成するまでに、誕生する【ザ・チーム】のプロセス。
「女子高生」が自主的に「目標」を達成するまでのチームを1年間、
全国大会超名門から常連強豪・進学校「全8チーム」を取材しています。 -
東大合格者数日本一を誇る開成学園の校長先生が教える子どもの能力を伸ばすための秘訣を公開します。ハーバード、東大教員を経て、東大の院生時代には学習塾を経営した経歴を持つ著者は、多くの子どもたちと接し、また、自身も息子2人の子育てに積極的に関わってきました。子どもとの関係ですべての土台となる一番大切なことは「子どもにしゃべらせること」。開成学園の教育方針は生徒の自主性・自律性を重んじ、手取り足取りの受験指導や進路指導はしない議論重視の教育です。教育は、子どもを自立した人生を歩める大人にする「見守る勇気」が大切です。本書では、正しい子育ての方法をやさしく解説します。食卓では勉強の話をしない、子どもの前で父親の悪口は避ける、子どものやる気スイッチを入れるコツなど、今日から家庭でできる子育ての法則が満載の一冊です。
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尾木ママ絶賛! 話題の中学校長、初の著書。
いじめや校内暴力が消え、平均学力や有名校への進学者数も区のトップレベルに――私立中学進学率の高い東京・世田谷にあって、「越境してでも行きたい」と人気の公立中学は、現場叩き上げの校長が“子どもたちから教えてもらったこと”で紡ぎ出した、笑顔あふれる学び舎だ。
同校の目標はただ一つ、「すべての子供たちが3年間を楽しく過ごせる」こと。
子どもたちが自ら考え、導き出した「やりたいこと」を実現させるために、教員らは最大限サポートをしていく。
そうしてたどり着いたのは、校則や定期テスト、チャイムの廃止、服装の自由化など、普通の中学校では“当たり前”とされることからの解放だった。
注目を集めるインクルーシブ教育や学びのユニバーサルデザイン化、非認知能力を伸ばせる環境、すべては“まず理論ありき”ではなく、子どもの特性を踏まえながら、必要に応じて導入された。
不登校への取り組みや部活の改善、さらには教員のあり方の見直しまで、なぜそれが必要なのか、過程や理由も、初めて明かされている。
大切な幼少期の子育て術をはじめ、難しい思春期特有の家庭教育のヒントも満載。新しい教育の書になっている。(2019月11月発表作品) -
本書で届けるのは「道化師様魚鱗癬(どうけしようぎょりんせん)」という、
50~100万人に1人の難病に立ち向かう、
親と子のありえないような本当の話です。
「少しでも多くの方に、この難病を知っていただきたい」
このような気持ちから母親は、
息子の陽(よう)君が生後6カ月の頃から慣れないブログを始め、
彼が2歳になった今、ブログの内容を一冊にまとめました。
陽君を実際に担当した主治医の証言や、
皮膚科の専門医による「魚鱗癬」についての解説も収録されています。
また出版にあたって、推薦文を乙武洋匡氏など、
障害を持つ方の著名人に執筆してもらいました。
障害の子供を持つ多くのご両親を励ます愛情の詰まった1冊です。
涙を誘う文体が感動を誘います。
ぜひ読んでください。 -
一説には東大理IIIに入るよりもハードルが高いと言われる慶應義塾幼稚舎。小学校“お受験”戦線では圧倒的な最難関に位置づけられるブランド校だ。
慶應大学出身者の上場企業現役社長は300を超え、断然トップ。さらに国会議員数でも慶應高校出身者が最多。エスカレーター式に大学まで上がれるということだけが、幼稚舎の人気の理由ではない。
慶應の同窓会組織「三田会」(キッコーマン・茂木友三郎名誉会長、オリエンタルランド・加賀見俊夫会長などが所属)は強い結束力を誇り、政財界に巨大なネットワークを張り巡らしているが、その大元にあるのが幼稚舎なのだ。
慶應では幼稚舎出身者を「内部」、中学以降に入ってきた者を「外部」と呼び、明確な区別がある。日本のエスタブリッシュメント層を多く輩出してきた“慶應”を体現し維持しているのは、まさしく幼稚舎であり、多くの者が抱くそのブランド力への憧れが人気を不動のものとしているのである。同書では、出来る限り多くの幼稚舎出身者にインタビューを行い、知られざる同校の秘密を浮かび上がらせていく。 -
現在、実際に演奏活動を行っている人だけでも国内に100万人以上。国民の10人に1人が経験者だと言われているのが吹奏楽です。国内のどの街を訪れても必ず学校で吹奏楽部が活動しており、吹奏楽団が存在しているのは、世界的に見ても日本くらいのものではないでしょうか。
そんな「吹奏楽大国」の日本でもっとも注目を集めているのは、高校の吹奏楽部です。
「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクール全国大会を目指す青春のサウンドには、多くの人が魅了され、感動の涙を流します。高校吹奏楽は、吹奏楽界の華と言ってもいいでしょう。
もちろん、プロをもうならせるような演奏を作り上げるためには日々の厳しい練習(楽しいこともたくさんありますが)をこなす必要があります。大人数ゆえに、人間関係の難しさもあります。そして、いよいよ心が折れそうになったとき、彼らを救ってくれる「コトバ」があります。
《謙虚の心 感謝の心 自信を持って生きなさい。》
《コツコツはカツコツだ》
《すべては「人」のために!》
それらのコトバは、尊敬する顧問が語ってくれたことだったり、両親や友人からの励ましだったり、部員みんなで決めたスローガンだったりします。
本書では、高校吹奏楽の頂点を目指して毎日ひたむきに努力しながら、彼らが胸に秘めている「コトバ」の数々を切り口にし、その青春の物語を引き出しました。すると、通常の取材とは少し違った物語「アナザーストーリー」が浮かび上がってきました。
ぜひ中高生から大人までが共感できる、純粋でまぶしい「コトバ」と「ストーリー」をお読みください。 -
現在、実際に演奏活動を行っている人だけでも国内に100万人以上。国民の10人に1人が経験者だと言われているのが吹奏楽です。国内のどの街を訪れても必ず学校で吹奏楽部が活動しており、吹奏楽団が存在しているのは、世界的に見ても日本くらいのものではないでしょうか。
そんな「吹奏楽大国」の日本でもっとも注目を集めているのは、高校の吹奏楽部です。
「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクール全国大会を目指す青春のサウンドには、多くの人が魅了され、感動の涙を流します。高校吹奏楽は、吹奏楽界の華と言ってもいいでしょう。
もちろん、プロをもうならせるような演奏を作り上げるためには日々の厳しい練習(楽しいこともたくさんありますが)をこなす必要があります。大人数ゆえに、人間関係の難しさもあります。そして、いよいよ心が折れそうになったとき、彼らを救ってくれる「コトバ」があります。
《謙虚の心 感謝の心 自信を持って生きなさい。》
《コツコツはカツコツだ》
《すべては「人」のために!》
それらのコトバは、尊敬する顧問が語ってくれたことだったり、両親や友人からの励ましだったり、部員みんなで決めたスローガンだったりします。
本書では、高校吹奏楽の頂点を目指して毎日ひたむきに努力しながら、彼らが胸に秘めている「コトバ」の数々を切り口にし、その青春の物語を引き出しました。すると、通常の取材とは少し違った物語「アナザーストーリー」が浮かび上がってきました。
ぜひ中高生から大人までが共感できる、純粋でまぶしい「コトバ」と「ストーリー」をお読みください。 -
「金メダリスト内村航平氏の母親で自らも体操選手として活躍する」内村周子さんと、「お子さん4人全員が東大理IIIに進学した」佐藤亮子さん。 スポーツと勉強という異なる舞台で子どもが活躍するお二人の子育て法は、「早期教育は早ければ早いほうがよい」「子どもをとにかく褒める」「『あとで!』は言わない」など、非常に似ているものだった。 日本最強のママ2人が語る、子どもの才能を伸ばす子育ての極意42。
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3歳で脳性まひと診断されながら懸命なリハビリの末にプロのヴァイオリニストとなった式町水晶(みずき)さん。
そのかげには、障がいを持つひとり息子を女手ひとつで育てあげた母親・啓子さんの想像を絶する苦労と深い愛情があった。
乳飲み子を抱えて夫と別れ、リハビリのためにと選んだヴァイオリン。
そこで直面したのは障がい児への偏見を持つ指導者たち、金銭面の大きな壁、学校での壮絶ないじめ……。
4歳からの血のにじむ訓練の末、メジャーデビューをつかんだ水晶さん。
しかし、その直前、啓子さんにがんの宣告が下る。
「この子がひとりになっても生きていけるように」母子で挑んだ障がいとのひたむきな闘いの記録。
【内容】
■第1章■ 障がいを持って生まれても
・32週、1836gで生まれた命
・生後2か月での離婚
・3歳、脳性まひの診断がおりる
・4歳、ヴァイオリンとの運命の出会い
・5歳、芸能界に入る
・「葉加瀬さんになりたい!」
■第2章■ 折れそうな心を支えて
・町田市での貧乏暮らしが始まる
・じいちゃんが家を売る
・8歳、きみ子先生との出会い
・9歳、アミューズ王子様オーディション
・3年生、失明の危機。盲学校へ
・10歳、父との電話
・11歳、中西先生との運命の出会い
・八王子医療刑務所の慰問で表彰される
・6年生、耐えがたい“いじめ”
■第3章■ ヴァイオリンがくれた希望
・思春期、すさんでいく心
・東日本大震災、「僕に何ができるのか」
・宗幸先生から託された津波ヴァイオリン
・ボクシングとの出会い
■第4章■ 私たちのこれから
・ついにデビューへ。動き出した運命
・脳性まひのわが子を育てて。母の思い
・世界で活躍するヴァイオリニストに
★母へつづる思い 式町水晶 -
血縁を超えた「家族の絆」の新しいカタチ。
女性ファイナンシャルプランナーとして第一人者の著者が、アメリカ人の夫との実子(長女)がいながら里親として日本人の2歳の女の子を受託し、のちに養子(次女)として縁組みした体験を、乳児院での初めての面会から一家でアメリカに暮らすまでの5年間を振り返って綴る。
国際結婚、仕事と育児の両立、夫の失業と転職、実子と養子の葛藤、日米の育児の違い等々、次々と問題を乗り越え進化していく過程で、旧来の血縁にしばられた日本的家族のあり方とは異なる、新しい形の「家族の絆」が描き出される。
家族とは何か、幸せとは何か。敏腕女性ファイナンシャルプランナーが、自然体で次々と実現していく最高のライフプラン。お金では買えない「かけがえのないもの」をつかんでいく生き様は、誰ものヒントになるはずだ。 -
特別活動で学校を変えた、実践記録!
八王子市立弐分方小学校へ赴任した著者は特別活動で学校を改革した。子どもたちの学力も自己肯定感も体力も、特活力で大きく伸ばした。
運動会の「集団行動」や学芸会、学級会では子ども同士が真剣に話し合い、学級崩壊のないクラス、学校づくりを目指した。友情や思いやりも失敗を経験して子どもたちは6年間で大きく成長した。
6年生が低学年の模範になり異年齢交流を行う。クラブ活動も委員会活動も、役割を与え子どもたちが協力していかに学校に貢献できるかに意味を持たせ主体的に行う。
いじめがなくなれば保護者の苦情もなくなる。子どもが学校の楽しさを家で話せば、親も安心し保護者も変わり学校のよき理解者になって協力する。特色ある特別活動の実践を、校内でも地域へも発表することで、地域に開かれた学校になり信頼も得られる。
保護者会でも保護者の声に真摯に、校長自ら全クラスに参加して耳を傾ける。「特活で教師も一丸となって学校がまとまり、子どもたちも頑張るようになり、学力も必ず上がる」
子どもにとって、地域にとって、保護者にとって、楽しい学校とは何か。女性校長の強烈なリーダーシップで特別活動で学校を変えた実践記録! -
国が実施する全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で不振が続く北海道。その現状にたまりかねた北海道教育委員会は、「2014年までに学力を全国平均以上にする」という目標を掲げた。
だが、肝心の教育現場はどう考え、どう動いているのか。
各校の校長や教諭、教育委員会の関係者まで、幅広く徹底した取材を重ねて現場の声を集め、状況の打開に苦闘する北海道の教育の課題を浮き彫りにした。最終章には展望を「明日への提言」としてまとめ、学力向上の処方箋を示している。
大反響を呼んだ読売新聞北海道版連載記事「学力危機」(2011年8月~13年3月紙面連載)を総括した、充実の一冊。 -
病院の中にある学校、院内学級に通う子供たちの心を元気にしたカリスマ教師が、子供たちの「心のしくみ」を読み解きます。
体が病気ではなくても、学校に行けない子、みんなと一緒に遊べない子、今は笑顔になれない子にも届けたい「心が元気になる方法」。
そんな子供たちの周りにいる親や先生にも届けたい本です。
【著者紹介】
副島賢和(そえじま・まさかず)
昭和大学大学院保健医療学研究科准教授。さいかち学級担当。
1966年、福岡県生まれ。都留文科大学卒業後、25年間東京都の公立小学校教諭として勤務。
99年、都の派遣研修で、東京学芸大学大学院にて心理学を学ぶ。
2006年より品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担任。
学校心理士スーパーバイザー。14年より現職。ホスピタルクラウンとしても活動。
【目次より】
◆まえがき
◆まずは僕のこと、自己紹介です
◆子供たちの言葉から、心の奥をのぞいてみましょう
◆どんな感情だってエネルギーになるんだよ
◆僕は君たちを比べたりしないよ
◆君の感情を言葉にしてみて
◆入院しているときの最大の敵は「ヒマ」であること
◆学ぶことが、生きる力になるんです!
◆助けてって、声に出して言ってよ
◆そっと、そばにいること
◆あとがき -
子どものときはしっかり子どもをしよう!
“世界でもっとも楽しい幼稚園”ともいわれる幼稚園が、東京・立川にあります。
その名は「ふじようちえん」。
ドーナツ型の不思議な園舎。
子どもたちはその屋根の上で歓声を上げながらぐるぐるかけまわります。
園長先生の想いを整理し、ディレクションしたのはクリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。
園舎のデザインを手がけたのは手塚貴晴さんと手塚由比さんです。
この手塚さんが海外のプレゼンテーションイベント「TEDトーク」で、この園を紹介したところ、世界中から視察が連日殺到。世界的にその名が知られたのです。
園長先生の加藤積一さんはとてもユニーク。
「子どもは自らを育てる力をもっている」というモンテッソーリ教育をベースに、自由な環境の中、自ら選び自ら行動する子どもになってもらいたいと日々奮闘しています。
「子どもは自分のできる限界を知っている」
「雑音の中での集中力こそが一生使える集中力」
「子どものときしっかり子どもをすると、しっかりした大人になる」…
園長先生の金言とともに、園長先生しか知らない「ふじようちえんのひみつ」を紐解きます。
【ご注意】※この作品は一部カラーのページを含みます。 -
人生ゼロからやり直せる「奇跡」の塾。
現代社会において、不登校、勉強が苦手、非行などさまざまな理由で学校に行けず「普通の道」から取り残されてしまった子供たちは少なくない。学校という枠から外れたら最後、社会からも取り残されてしまういま、そうした子供たちを“復活”させる塾がある。
広島県福山市にある「フジゼミ」塾長の藤岡克義さんは自身も中学で非行デビュー、高校を1か月で中退するなど一度は「普通の道」から外れたひとり。19歳一念発起し、「This is a pen.」から勉強して20歳で大学に進学。
2004年に設立したフジゼミには非行少年や学年最下位レベル、中卒生も多く通うが、生徒たちはみな自らの目標を見つけ、大学に進学したり資格を取得するなど、道を拓き歩み直している。
自身の経験を基に藤岡さんが投げかけるのは、“普通の道というレールを降りたら最後”といういまの教育システムへ疑問と、「回り道も悪くない」「“普通の子”にならなくてもいい」「大切なのは自分で道を決めること」などのメッセージだ。
学校や社会から置き去りにされてしまった子供はもちろん、そうした子に悩む親御さんに向けた「再生の希望」となる一冊。 -
社会人20年生、人生後半に突入! 「自分の可能性を試したい!」「知らないことを知りたい!」「とにかく世界を広げたい!」……「そうだ、大学院へ行こう!」と突如思い立った立体造形家、かつ雑貨コレクターの森井ユカ。その受験、入学、通学、修了までの2年間をエッセイとコミックで綴りました。大卒資格がなくても大学院受験ができること、想像以上に高かった学費のことなどなど、実際に体験したから描ける悲喜こもごもをセキララにご紹介。読めばあなたも、「そうだ、大学院へ行こう!」となるはず!!! 主婦と生活社刊
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教育の夜明けを求めて・・・ 今明かされる中学校教育の実態。この現実の中、教師、親はどうすればよいのか!?現役女性中学校教師、魂の叫び。
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親の経済格差が生み出す学力格差。低所得地域に生まれた子供たちにも機会を与え、格差を解消する方策はないか? この問いに対する答えとして、いまアメリカの教育界で注目されている組織「KIPP(キップ)」。知識は力、知識があれば未来が変わる――そう信じる2人の若き教師が全力で挑み続ける、情熱と奮闘の物語。
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