『芸能、中央公論新社(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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1960年代のデビュー以来、数々のヒット作を世に送り出してきたマンガ家・里中満智子。近年は自らの創作のみならず、日本マンガ界を牽引する立場としての活動も高く評価され、文化功労者にも選出された。
「すべてのマンガ文化を守りたい」との想いを胸に走り続けてきた75年の半生を自ら振り返り、幼少期から現代、そして未来への展望までを綴る。
高校生にしてプロの漫画家デビューを果たした著者だが、決して順風満帆ではなく、ジェンダーギャップで叱責をあびたり、読者からの抗議を受けたり、がんを患ったり、まるで朝ドラを見ているような半生が、これでもかと詰められている。顔の広かった著者ならではの、レジェンドのマンガ家たちとのやりとりも、多数収録。
当時を知る人には共感を、当時を知らない世代には新しい発見をもたらす1冊。 -
『渡る世間は鬼ばかり』などホームドラマで知られる石井ふく子さんは96歳の現役プロデューサー。
その毎日は縁を大切に育てる「おかげさまの心」にあふれています。
ご近所に住む女優たちに頼られ手作りの惣菜をちょいと差し入れ、健康維持のため病院通いの輪を広げ……
つかず離れずさっぱりと、それでいて情深い世話やきの精神は、往年のスターたちに学び、磨かれました。
原節子さんとチョコレート、
美空ひばりさんのかぼちゃ煮、
山岡久乃さんのおにぎり弁当をめぐる思い出。
そして、姉妹のような名コンビ・橋田壽賀子さんとの約束――
数々の逸話を紹介。
ひとり暮らしを楽しく、前向きに、心強く過ごすための
石井ふく子流・老いを生きる知恵が満載 -
八方塞がりの連載、上司からの圧、低い自己肯定感、離婚の踏ん切りどき、人生の意味……。
誰しも抱く悩みに新日本プロレス「100年に一人の逸材」棚橋弘至が向き合う。
自ら悩み、もがきながら3年間の連載で見出したプロレス的思考からの導きは――マッチョな言葉でズバリ解決? いいえ、「全力で受けとめ、そっと背中を押す」系でした。
人生いつも崖っぷち、逆境と痛みを知る46歳プロレスラーが
心に沁みる名言を続出。
書籍化にともない、新たに同世代ミドルたちの不安への「神」回答も。 -
漱石・荷風ら文豪が愛した高座の空気。小島政二郎が筆をふるった芸人の生きざま。談志がかきくどく名人たちへの思慕。寂聴が小説に描いた古老の語り口――講談専門の寄席「講釈場」をめぐる明治から昭和期の随筆、小説を集成したオリジナルアンソロジー。
〈対談〉神田伯山・長井好弘
目次
第一部 随筆
講釈場のある風景
『硝子戸の中』より 夏目漱石
『日和下駄』より 第七 路地 永井荷風
築地草 永井荷風
鴎外、漱石、荷風と講釈 有竹修二
席亭の風景 有竹修二
八丁堀一夕話 有竹修二
講釈を語る
講談はどこが面白いか 小島政二郎
釈場通い 小島政二郎
三代目神田伯山のこと 有竹修二
講釈師たち 立川談志
第二部 小説
世話物 小島政二郎
一枚看板 小島政二郎
花野 瀬戸内寂聴
著者略歴
本書に登場する主な講談師たち
巻末対談
あのころの客席から講談の未来が見える
――明治、大正、昭和の講談ファンが語り継いできたもの
長井好弘×六代目神田伯山
人名索引 -
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●「仕切り役不在」の言論空間
キャスターよどこへ行く
松山秀明
●「アメトーーク!」から「あちこちオードリー」「有吉の壁」まで
ひな壇というシステムは何をもたらしたのか
西澤千央
●テレビだけでなくラジオやネットへと越境
令和4年の佐久間宣行
寺西ジャジューカ -
競馬、競輪、競艇、オートレース--。地元民に交じって土地の名物を食べながら、予想紙を広げ、レースを検討。そして、ライブ観戦。勝てば、夜はネオン街へ。これぞまさに、世のギャンブラーの夢だ。負けても名跡めぐり、温泉など、楽しみはいろいろある。全国に100以上ある公営競技場の、どれがあなたのお気に入りになるだろうか。日本国内、全公営競技場を踏破した“達人”の道案内にしたがって、「昭和の香りを懐かしみつつ、賭けに興奮する」旅に出てみよう。
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売れっ子の矜持と迷いが交差する吉行淳之介との対話。兄貴と慕った色川武大との至福に満ちたスリリングな芸談。盟友・石原慎太郎との思い出語りに、ふとこぼれる弱音まで。三十代から晩年まで、人生を駆け抜けた天才落語家が言葉を尽くして語り合った六人の作家たちとの対談、エッセイを収録する。文庫オリジナル。
目次
吉行淳之介
対談 落語見る馬鹿聞かぬ馬鹿
対談 大きくなったらリッパな人になります
色川武大
対談 一芸に賭ける芸人たち
対談 まず自分が一人抜きん出ることだよ
立川談志さん 阿佐田哲也
『怪しい交遊録』解説 立川談志
『色川武大 阿佐田哲也全集14』解題 立川談志
色川武大 立川談志
結城昌治
結城昌治との想い出 立川談志
景山民夫
噺家は世上のアラで飯を喰い 景山民夫
景山民夫 立川談志
伊集院静
対談 小説家はアブナい
対談 カネが仇の世の中、か!?
石原慎太郎
対談 歳月を経て猶も定めず
対談「平和の毒」にやられたまんま……このままじゃ死んでも死にきれねえ
対談 自殺を考えたこともある……死を追うな、生き抜いて人生を全うしろ
さらば立川談志、心の友よ いつかまた、どこかで会えるんだろう 石原慎太郎
立川談志 略年譜
巻末インタビュー
父・立川談志と作家たち 没後十年に寄せて 松岡慎太郎 -
日本最後の講談定席として惜しまれつつ平成二年に休場した東京・上野の本牧亭。その席亭を務めた著者が四十二年間の軌跡を振り返る。家族ぐるみで交流した芸人達の素顔、伝統話芸を守らんと試行錯誤を重ねた日々。江戸っ子の爽やかな人柄がにじむ「おかみさん」奮闘記。
目 次
序 章 雪の夜の楽屋
第1章 生い立ち
第2章 娘時代の私
第3章 戦中から戦後にかけて
第4章 本牧亭再興
第5章 寄席の経営
第6章 父のこと
第7章 『巷談本牧亭』のこと
第8章 中国旅行
第9章 鉄筋ビルの寄席に
第10章 休席の顚末
第11章 講談の灯は消さない
第12章 人との縁
終 章 幸せな星の下に
あとがき
文庫版あとがきにかえて 清水孝子
年 表
本書に登場する主な講釈師たち
〈対談〉本牧亭がつないだ講談の昔と今 宝井琴調×神田伯山
〈解説〉客と演者とおかみさん――本牧亭をめぐる人間模様 長井好弘
人物索引 -
若き日の立川談志が「人生の師匠」と慕った紀伊國屋書店創業者・田辺茂一。戦後の新宿文化をつくり上げた実業家、そして「夜の市長」と呼ばれた粋人とのユニークな師弟関係を、芸人・文士らとの華やかな交友関係とともに振り返る。家元流の観察眼が光る昭和人物列伝であり、毒舌のうちに故人への哀惜がにじむ漫談風エッセイ。
目 次
短いプロローグ 現代、何故田辺茂一か
第一章 人生の師
第二章 芸人好き
第三章 文人づき合い
第四章 御大の艶話
長めのエピローグ 最期の捨て台詞
〈対談〉どっちかてえとイロゴトより落語 田辺茂一×立川談志
田辺茂一・立川談志 略年譜
〈解説〉ダジャレ社長 高田文夫 -
早世した映画スター市川雷蔵の出自が歌舞伎役者だったことは知られている。では、雷蔵はなぜ歌舞伎から離れたのか? そして歌舞伎に戻りたかったのか? 1964年正月、日生劇場で10年ぶりに歌舞伎の舞台を踏み、「勧進帳」の富樫を演じた雷蔵の心のうちは? 生誕90年、初めて明らかになる「歌舞伎から見た雷蔵」。
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「世の中は不公平です」「カレが結婚してくれません」「夫と家庭内別居状態です」「パワハラ正社員が怖くて眠れません」「余命3年です」「右目を失明し、不安で押し潰されそうです」「母の延命を拒否してしまいました」「助けてください」……。
こんな時代、みんな崖っぷちです。頑張らなくていい。そのままでいいんです。
『婦人公論』大人気連載 読者悩み相談室「脱衣所からこんにちは」、待望の書籍化!
鳴かず飛ばずの日々を送り、競馬で破滅しそうになり、複雑骨折で一時は歩行不可能と宣告されて……。いまでこそ紅白の舞台に立つ純烈だけど、リーダー酒井一圭の人生は、山→谷底→谷底→谷底→ちょっと山……。自身、苦しい時代が長かったからこそ、大好きなんです、ひと様の悩み相談が。こんな時代、人生は誰もが崖っぷち。みんなそれぞれの理由で息苦しい。そんな時には泣けばいい。僕の胸で、いえ「お腹」で泣いてください。 -
母が嫌いだった。わたしの脳内は母の固定観念で支配され、わたしはわたしが嫌いだった。母から逃げるように飛び出した東京、タバコとパチンコに溺れた日々、愛想もお金も無いわたしを雇ってくれた水商売&雀荘、ひと時の夢を見せてくれたオトコ、“笑い”で幸せを運んでくれた先輩たち、そして、自分より大事な存在となった娘……。自分のことが嫌いだったオンナ・青木さやかが、こじれた人生を一つ一つほどいていく。生きることの意味を追い求めるヒューマンストーリー。
母との確執やギャンブル依存症など、自身の経験を赤裸々に綴った「婦人公論.jp」で話題沸騰中の「47歳、おんな、今日のところは○○として」に、書籍だけのオリジナル原稿を加筆。 -
◆ベストセラー『服を買うなら、捨てなさい』のスタイリストと、ハリウッド女優のファッションにも詳しい映画ジャーナリストによる激辛放談。30年来の仲の二人は、おしゃれも恋愛も人生も、映画から学んだと断言します。
◆「映画は、ちょっと先の未来を見せてくれる」という二人が、今こそ観てほしい映画をピックアップ。ファッションと映画という華やかな世界で活躍し続けてきた二人が語る、オシャレ観、恋愛観、人生観は、これからを生きる女性たちに、勇気と希望を与えてくれます。
◆トレンドの最前線にいるハリウッド女優の話や、リアル女子の手本となったファッションアイテムについてなど、女性が気になるポイントも登場。映画通の人はもちろん、仕事や子育てで映画を観ることから離れてしまった人、今まで映画を観ることの少なかった人も、「もう一度映画を観てみたい」と思える1冊 -
噺を残すのは、噺家の使命。あたしたちの代で噺の数を減らしたら先人に申し訳ない――。小学四年生で噺家になると決心、「笑点」出演で一躍人気者になるとともに、古典落語の掘り起こしに取り組み続けた生涯をたどる、粋なひとり語り。持ちネタの舞台裏を語る「あたしのネタ帳」と口演速記『ねずみ』も収録。『恩返し 不死鳥ひとり語り』を改題。
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逢坂剛さんと月村了衛さんが、愛してやまない「西部劇」について語り合った。逢坂剛さんの「西部劇ベスト10」には何が入っているのか? 月村さんの「マカロニ・ウェスタントップ10」は? そして、西部劇に復活の可能性はあるのか? ファン必読。 -
日航機事故で逝った人気者九ちゃんと最も親しかった著者が、「上を向いて歩こう」大ヒットのころなど数々の知られざるエピソードで綴る哀惜の書。
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『東京物語』を初めて見た著者は、紀子役を演じた原節子に魅せられる。『晩春』『麦秋』を含めた紀子三部作を中心に、彼女が主演した戦後映画十一本を精細に論じて、「クリエイティブな能力を無限に持った」原節子の魅力と、それを引き出した小津安二郎監督の卓越した演出を分析した異色の映画論。
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