『社会、学問、鷲田清一、白井聡(実用)』の電子書籍一覧
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どうしてこんな時代になったのか?
「丈夫な頭」を持つ9名の論者による平成30年大総括
平成の30年は、日本の国運が「隆盛」から「衰退」へと切り替わる転換期だった。
なぜ30年前に期待されていた「あのこと」は起こらずに、
起きなくてもよかった「このこと」ばかり現実になったのか?
平成という時代の終わりに向けて、この間に生まれた絶望の面と希望の面を、
政治・社会・宗教・自然科学など9つの観点から回想するアンソロジー。
【目次】
まえがき ――内田樹
戦後史五段階区分説 ――内田樹
紆余曲折の日韓平成史 ――平田オリザ
シスターフッドと原初の怒り ――ブレイディみかこ
ポスト・ヒストリーとしての平成時代 ――白井聡
「消費者」主権国家まで ――平川克美
個人から「群れ」へと進化した日本人 ――小田嶋隆
生命科学の未来は予測できたか? ――仲野徹
平成期の宗教問題 ――釈徹宗
小さな肯定 ――鷲田清一 -
世の中の枠組みが大きく変化し、既存の考え方が通用しない歴史の転換期に、
中高生に向けて「これだけは伝えておきたい」という知見を集めたアンソロジー。
言葉の力について、憲法について、愛国心について、科学的態度について、
弱さや不便さに基づいた生き方について……。
若者たちがこれからの時代を生き延びるための知恵と技術がつまった、
未来へ向けた11のメッセージ。
タイトルにある「転換期」というのは、世の中の枠組みが大きく変化する時代のことです。(…)大人たちの大半が今何が起きているのかを実は理解できていない状況のことです。だから、大人たちが「こうしなさい」「こうすれば大丈夫」と言うことについても、とりあえず全部疑ってかかる必要がある。今は「マジョリティについて行けばとりあえず安心」という時代ではないからです。(「はじめに」より)
【目次】
身体に訊く──言葉を伝えるとはどういうことか 内田樹
僕の夢――中高生のための「戦後入門」 加藤典洋
表と裏と表――政治のことばについて考えてみる 高橋源一郎
人口減少社会について根源的に考えてみる 平川克美
13歳のハードワーク 小田嶋隆
空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて 岡田憲治
科学者の考え方――生命科学からの私見 仲野徹
消費社会とは何か――「お買い物」の論理を超えて 白井聡
「国を愛する」ってなんだろう? 山崎雅弘
「中年の危機」にある国で生き延びるために 想田和弘
社会に力がついたと言えるとき 鷲田清一
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