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『社会、講談社、801円~1000円(新書、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全144件

  • 首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山大噴火……
    過去にも一度起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか?
    命を守るために、いま何をやるべきか?
    最新データや数々の専門家の知見から明らかになった、
    知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」とは――。

    【本書のおもな内容】
    ●320年ほど前に起きた「前代未聞の大災害」
    ●首都直下地震で帰宅困難者453万人、6000人が犠牲に
    ●朝・昼・夕で被害はどれだけ違うのか?
    ●南海トラフが富士山噴火と首都直下地震を呼び起こす
    ●なぜ「足立区」が一番危ないのか?
    ●「7秒」が生死を分ける、半数は家で亡くなる
    ●大震災で多くの人が最も必要と感じる情報とは?
    ●国や都の機能が緊急時に「立川」に移るワケ
    ●そもそも地震は「予知」できるのか?
    ●「内陸直下の地震」と「海溝型の地震」は何が違うのか?
    ●エレベーター乗車前に「すべきこと」
    ●半年に1度の家族会議をする地震学者
    ●なぜ「耐震改修」が進まないのか?
    ●弾道ミサイルから逃げられない事情
    ●天気はコントロールできるのか……ほか

    【目次】
    はじめに 最悪のシミュレーション
    第1章 首都直下地震の「本当の恐怖」
    第2章 南海トラフ巨大地震は想像を超える
    第3章 大災害「10の教訓」
    第4章 富士山噴火・気象災害・弾道ミサイル
  • 根性論を押し付ける、相手を見下す、責任転嫁、足を引っ張る、自己保身、人によって態度を変える……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか?

    これまで7000人以上を診察してきた著者は、最も多い悩みは職場の人間関係に関するものだという。
    理屈が通じない、自覚がない……やっかいすぎる「職場を腐らせる人たち」とはどんな人なのか? 有効な対処法はあるのか? ベストセラー著者が、豊富な臨床例から明かす。

    「長年にわたる臨床経験から痛感するのは、職場を腐らせる人が1人でもいると、その影響が職場全体に広がることである。腐ったミカンが箱に1つでも入っていると、他のミカンも腐っていくのと同じ現象だ。
    その最大の原因として、精神分析で「攻撃者との同一視」と呼ばれるメカニズムが働くことが挙げられる。これは、自分の胸中に不安や恐怖、怒りや無力感などをかき立てた人物の攻撃を模倣して、屈辱的な体験を乗り越えようとする防衛メカニズムである。
    このメカニズムは、さまざまな場面で働く。たとえば、子どもの頃に親から虐待を受け、「あんな親にはなりたくない」と思っていたのに、自分が親になると、自分が受けたのと同様の虐待をわが子に加える。学校でいじめられていた子どもが、自分より弱い相手に対して同様のいじめを繰り返す。こうして虐待やいじめが連鎖していく。
    似たようなことは職場でも起こる。上司からパワハラを受けた社員が、昇進したとたん、部下や後輩に対して同様のパワハラを繰り返す。あるいは、お局様から陰湿な嫌がらせを受けた女性社員が、今度は女性の新入社員に同様の嫌がらせをする。 
    こうしたパワハラや嫌がらせの連鎖を目にするたびに、「自分がされて嫌だったのなら、同じことを他人にしなければいいのに」と私は思う。だが、残念ながら、そういう理屈は通用しないようだ。」ーー「はじめに」より
  • 世界のどこかで有事が起きれば最初に飢えるのは日本、そして東京、大阪が壊滅する。気骨の農業学者と経済学者がこの国の危機を撃つ!

    アメリカの日本支配に加担する財務省、そしてその矛盾は「知ってはいけない農政の闇」となって私たちの生活を直撃する!

    (目次より抜粋)
    第一章 世界経済はあと数年で崩壊する/世界のどこかで核戦争が起きれば日本人は飢え死に/「一億総農民」になれば飢えない/農地を買えなくしてしまった農水省/ビル・ゲイツの「デジタル農業」で東京がスラム化/資本主義は人間の命を大事にしない/「虫が食わないキャベツ」は逆に危険/一番インフレに強いのは米/富裕層は庶民の一万倍も環境を汚染している/地球環境はあと五年で壊れる/「五公五民」の時代がやってきた 
      
    第二章 絶対に知ってはいけない「農政の闇」
    財務省という「カルト教団」の怖さ/農業政策はお友達企業に牛耳られている/「エブリシング・バブル」は崩壊する/
    「バカ高い不動産」は買うべきではない/「キラキラした都会人」が真っ先に飢え死にする/もともと増税反対の岸田首相が寝返った理由/米食中心に戻せば食料自給率が劇的に改善 
      
    第三章 アメリカの「日本搾取」に加担する財務省
    「米を食うとバカになる」と洗脳された/少子化対策は高所得世帯を助けているだけ/貧困と格差をなくすための「ガンディーの原理」/中国はツケを世界に回そうとしている/都合のいい日本人/アメリカは有事に援助してくれない/漁業の衰退が尖閣問題を招いた/遺伝子組み換え作物を一番食べているのは日本人/二酸化炭素以上に危険な「窒素・リン濃度」 
      
    第四章 最後に生き残るためにすべきこと  鈴木宣弘
    インドの輸出規制が与えたインパクト/最初に飢えるのは東京と大阪/酪農家を追い込む「七重苦」/「牛乳不足」と「牛乳余り」を繰り返す理由/「鶏卵不足」に「米不足」が追い打ち/農業を潰し国民を飢えさせる「ザイム真理教」/台湾有事になれば日本人の九割が餓死する/本当は恐ろしい「コオロギ食」/地方で続々と誕生する「生産」と「消費」の新たなシステム
  • 平均年収443万円――これでは普通に生活できない国になってしまった……ジャーナリストが取材してわかった「厳しい現実」

    平均年収の生活、いったい何ができて、何ができないのか?

    昼食は500円以内、スターバックスを我慢、年間収支で残るのは30万円、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢・サイゼリヤは神、派遣より時給が低い正社員、子どもの教育費がとにかく心配……

    「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」とは?

    【目次】
    ■第1部 平均年収でもつらいよ

    ●毎月10万円の赤字、何もできない「中流以下」を生きる
    神奈川県・斉藤慎太郎(48歳)・年収520万円
    ●「私は下の方で生きている」コンビニは行かず、クーラーもつけない生活
    東京都・米田美鈴(35歳)・年収348万円(世帯年収1000万円)
    ●不妊治療に対する不安…夫婦で月16万円の生活費、「リーマン氷河期世代」の憂鬱
    北陸地方・吉川耕太(33歳)・年収450万円
    ●教育費がとにかく心配…昼食は500円以内、時給で働く正社員
    東京都・坂本由香さん(44歳)・年収260万円(世帯年収1000万円)
    ●三人の子育てをしながら月13回夜勤をこなす看護師の激務
    北陸地方・鈴木晴男(42歳)・年収670万円(世帯年収1300万円)
    ●夫婦で手取り65万円、「ウーバーイーツ」の副業でちょっとした贅沢を実現
    東京都・葉山徹(41歳)・年収660万円プラス副業(世帯年収は約1300~1500万円)

    ■第2部 平均年収以下はもっとつらいよ

    ●月収9万円シングルマザー、永遠のような絶望を経験した先の「夢」
    東海地方・池田真紀(41歳)・年収120万円
    ●子どもに知的障がい、借金地獄…マクドナルドにも行けないヘルパーの苦境
    茨城県・田村理恵(38歳)・年収48万円(世帯年収400万円)
    ●コロナ失業…1個80円のたまねぎは買わない、子どもの習い事が悩みの種
    北海道・加藤香(29歳)・年収180万円(世帯年収540万円)
    ●共働きでも収支トントン、賃金と仕事量が見合わない保育士
    東京都・川崎陽子(40歳)・年収300万円(世帯年収700万円)
    ●何もかも疲れた…認知症の母との地獄のような日常を生きる非常勤講師
    埼玉県・松田彰人(56歳)・年収200万円

    ■第3部 この30年、日本社会に何が起きたのか?
  • 年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く……知られざる定年後の「仕事の実態」とは?

    漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きるにはどうすればいいのか。豊富なデータと事例から見えてきたのは、「小さな仕事」に従事する人が増え、多くの人が仕事に満足しているという「幸せな定年後の生活」だった。日本社会を救うのは、「小さな仕事」だ!

    【目次】
    第1部 定年後の仕事「15の事実」
    事実1 年収は300万円以下が大半
    事実2 生活費は月30万円弱まで低下する
    事実3 稼ぐべき額は月60万円から月10万円に
    事実4 減少する退職金、増加する早期退職
    事実5 純貯蓄の中央値は1500万円
    事実6 70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」
    事実7 高齢化する企業、60代管理職はごく少数
    事実8 多数派を占める非正規とフリーランス
    事実9 厳しい50代の転職市場、転職しても賃金は減少
    事実10 デスクワークから現場仕事へ
    事実11 60代から能力の低下を認識する
    事実12 仕事の負荷が下がり、ストレスから解放される
    事実13 50代で就労観は一変する
    事実14 6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活
    事実15 経済とは「小さな仕事の積み重ね」である

    第2部 「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで
    事例1 再就職先で一プレイヤーとして活躍
    事例2 週末勤務で会社を支える
    事例3 包丁研ぎ職人を目指して独立
    事例4 近所の学校で補助教員として働く
    事例5 同僚、患者とのやり取りを楽しむ
    事例6 幕僚幹部から看護師寮の管理人に
    事例7 仕事に趣味に、人生を謳歌する

    第3部 「小さな仕事」の積み上げ経済
    1.定年後も働き続ける人に必要なこと
    2.高齢社員の人事管理をどう設計するか
    3.労働供給制約時代における経済社会のあり方
  • 「職業としての学問」、「職業としての政治」の邦題で読み継がれてきたマックス・ウェーバーの二つの講演が、いま読むにふさわしい日本語で甦る。ドイツ語の原語Berufには、生計を立てることとしての「職業」という意味だけでなく、神からの「召命」や「天職」という意味も含まれる。「学問」も「政治」も単なる「職業」ではない、とはどういうことか? 今ますます切実さを増す問いに答える新たなスタンダード!
  • ※ この商品には出版社独自のフォントが実装されています。より良い読書体験を得るためには、iOS・Android端末での閲読を推奨します。それ以外の環境では、独自フォントでの正しい表示を保証できません(通常フォントでの閲覧には問題ありません)。

    消費者行動論で解き明かす日本のハロウィン

    2018年10月28日未明、ハロウィンでにぎわう東京・渋谷のセンター街で軽トラックが横転させられ4名の逮捕者が出た。酔っぱらいの喧騒や路上のごみ問題など、負のイメージで取り沙汰される渋谷ハロウィン。一方で、20年以上の歴史を誇り地域に根付いたカワサキ ハロウィンや、クールジャパンのひとつともいえるコスプレ文化と結びついた池袋ハロウィン、毎年ツイッターのトレンドを独占する地味ハロウィンといったイベントは、文化的にも経済的にもおおいに注目に値する。本書は、いつの間にか日本の年中行事となったハロウィンの現在・過去・未来を、現地レポートや関係者インタビューを通して読み解いていく。
  • 935(税込)
    2024/5/16 (木) 配信予定

    30年を超える記者生活で警察庁・警視庁・大阪府警をはじめ全国の警察に深い人脈を築き、重大事件を追ってきた記者が明らかにする刑事捜査の最前線。

    ・1990年の「1000人に1.2人」から「565京人に1人」の精度へ、格段の進化を遂げているDNA鑑定
    ・初動で圧倒的な力を発揮する防カメ捜査
    ・長く「客観証拠の王様」とし君臨し、いまでも重要度は下がらない指紋鑑定
    ・サリン事件でも和歌山カレー事件でも威力を発揮した毒物捜査
    ・取調刑事はどのように容疑者に真実を語らせるのか
    ・近年言われる取調力の低下の理由とは
    ・近年苦戦する汚職捜査にどう対応するのか
    ・神戸連続児童殺傷事件を早期解決に導いた指揮官の勘。
    ・工藤会壊滅作戦
    ・新たな犯罪として登場し、増殖・変化を続ける特殊詐欺にどのように立ち向かうのか。
  • シリーズ29冊
    8971,000(税込)
    編:
    週刊現代
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    死後の手続きに必要のことが、まるごとわかる「週刊現代」別冊。60、70、80、90代、老親にもあなたにも役立つ完全保存版。文字も大きく、具体的な手続きの方法、実際の書類を使った書き方、忘れると大損する届出などをすべて網羅しました。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 935(税込)
    著:
    今井悠介
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    習い事や家族旅行は贅沢?
    子どもたちから何が奪われているのか?
    この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは?
    日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃!

    【本書のおもな内容】
    ●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」
    ●小4までは「学習」より「体験」
    ●体験は贅沢品か? 必需品か?
    ●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」
    ●なぜ体験をあきらめなければいけないのか
    ●人気の水泳と音楽で生じる格差
    ●近所のお祭りにすら格差がある
    ●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁
    ●子どもは親の苦しみを想像する
    ●体験は想像力と選択肢の幅を広げる

    「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。
    息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。
    それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。
    (中略)
    私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。
    その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。
    私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より
  • 誰の目にも限界が明らかになりつつある資本主義。どこに問題があり、どう乗り越えることが可能なのか。

    GDP幻想、格差の真実、温暖化の本当のリスク、民営化幻想、少子化と教育、財政健全化論争の真偽、そして「第三の道」を探る。

    経済報道の第一線に20年間身を置いてきた記者が現場を歩き、世界の賢者たちとともに人類が生き残るための現実的かつラディカルな処方箋を考える。

    岩瀬大輔氏推薦!
    戦前の行き過ぎたグローバル自由主義への反動として、第二次世界大戦後に国家の役割は大幅に拡大した。政府が肥大化し非効率が目立つようになり、80年代から規制緩和と自由主義の流れが反論不可なドグマとなる。この「市場対国家」の攻防の歴史を綴ったダニエル・ヤーギンの名著「コマンディグ・ハイツ」が出版された1998年から早25年。専制的政治体制を取る大国の台頭と、自由主義陣営でもナショナリズムの風が吹く中、グローバル政治経済の「管制高地」を巡る議論が再び必要とされている。本書はその難題に正面から向き合う野心的な著作だ。最低賃金の引き上げ、業種別労働組合への転換、教育への公的補助の拡大、民営化された公的サービスの見直しなど、政府関与の揺り戻しを主張するテーマは慣れ親しんだ自由主義の教義を問い直すきっかけを与えてくれる。より深淵な問いを提示するのはGDP成長に替わる指標の定義、財政健全化論争、そして気候変動問題への対応だ。これらは決して珍しいテーマではないが、ギリシャ人経済学教授、英国労働党の政治家、フィンランド教育文化省の事務次官など海外のパイオニアたちを取材しているのが興味深いし、もっと読みたかった。本書の最後で言及されるテクノロジーを活用した地域通貨・ベーシックインカム・暗号資産などの事例も新しい光をかざしてくれる。締めくくりとして資本主義の未来像を米国の音楽祭典・バーニングマンに求めるところは、ヒッピー精神溢れる著者らしい。
  • 「それでもヤクザになりたいという若い入門希望者は少なからずいる。警察から目を付けられるから、最近はあえて盃を与えず組員と同じ扱いにしているんだ」
    警察の徹底した締め付けによって、車を買うことも、ゴルフをすることも、自分名義のスマホを持つことさえ許されない現代ヤクザ。
    それでも覚醒剤、闇カジノ、風俗店など「シノギ」の道が途絶えることはない。
    現実に、ここ数年暴力団員数の減少は止まり、増減なく横ばいになっている。
    ヤクザ取材歴25年以上、暴力団組員、幹部、組長に取材を重ね、業界にパイプと人脈を持つ筆者が聞き出した肉声と本音。
    暴力団組員は、実はその多くが国民健康保険に加入し、抗争でケガをしたときも、保険証を提示して治療を受けている。
    また、ストーカーになった元組長、気に入った女性をホストクラブに連れていく理由、組長の妻と愛人の生態など、現代ヤクザのリアルに迫る。
    誰もが知りたい以下の疑問に答える必読の一冊。

    「みかじめ料」を払う店はなくなったのか?
    バブル期のヤクザはどのくらい潤ったか?
    「暴排条例」がもたらした壊滅的な打撃とは?
    闇カジノはなぜ「おいしいシノギ」なのか?
    コロナ後に覚醒剤密輸が激増したのはなぜか?
    ヤクザはマイナンバーカードを持てるのか?
    元総理秘書はなぜ暴力団に裏ガネを払ったのか?
    歌舞伎町で「スカウト狩り」が起きた理由は?
    ヤクザはどうやって女性を口説くか?
    なぜ刺青を入れ指詰めをするのか?
  • [本書の構成]
    はじめに
    第1章 青春の学生運動
    第2章 青春の高度経済成長
    第3章 青春の昭和文化・社会風俗
    第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち
    第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」
    第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから
    おわりに
  • 学歴があれば「勝ち組」なのか?

    月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職……

    「こんなはずではなかった」
    誰にも言えない悲惨な実態!

    【目次】
    序章 犯罪者になった高学歴難民
    第1章 博士課程難民
    第2章 法曹難民
    第3章 海外留学帰国難民
    第4章 難民生活を支える「家族の告白」
    第5章 高学歴難民が孤立する構造
  • 衝撃の数理モデル「資本主義が続く限り、人口はゼロになる」
    なぜ少子化対策は失敗するのか?
    人口減の根本にあるメカニズムは何か?
    まったく新しい着眼が拓く、日本再生の道!

    「人間の数が減ればどういうことになるのか、どういう打撃をこうむるのかについて、私たちは永らく無関心でいましたが、人口減はその深刻さを認識させつつあります。最近は政府でさえ「人間への投資」を主張するようになっています。しかし、日本社会の基本は全然その方向に進んでいません。実質賃金は30年近くも減少した上、2022年以降の物価上昇でさらに大きな切り下げが進行しています。政府が「少子化対策」と称しているものを確認しても、それらで人口減が解決するとはとても思えません。政府は「やってる感」を出すことにしか関心がないのでしょうか。これはこの問題が相当大きな日本の構造転換を必要とし、それに手を出せないことから来ている反応と考えざるを得ません。何より今の少子化は、人々が望んでもたらしているのではない、子供をつくろうとしてもできない状態に労働者がおかれているからこそ起きているのです」――本書「まえがき」より大意

    本書のおもな内容
    ・経済学は少子化問題をどのように論じているか
    ・「ヒトの軽視」が生んだ将来不安
    ・社会格差が歴史的にも人口減の最大要因
    ・非正規労働者は「好きな相手との結婚」を諦めよ!?
    ・結婚と出産を乗り越えても立ちふさがる高いハードル
    ・必ず貧困者をつくらなければ持続しないのが資本主義
    ・ジェンダー差別は「生命の再生産」を阻害する
    ・AIに人間はつくれない
    ・賃金格差を広げよ!? 新自由主義が社会に根強い理由
    ・途上国の発展が日本の不利益に?
    ・教育の無償化は人口政策
    ・企業行動への国家の強制介入も必要に
    ・資本主義からの脱却へ

    【著者略歴】
    大西広 おおにし・ひろし
    1956年生まれ。1980年京都大学経済学部卒業、1985年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1989年京都大学経済学博士。1985年立命館大学経済学部助教授、1991年より京都大学大学院経済学研究科助教授、同教授を歴任。2012年より慶應義塾大学経済学部教授。2022年3月31日慶應義塾大学定年退職、同年慶應義塾大学名誉教授。世界政治経済学会副会長。主著に『マルクス経済学(第3版)』(慶應義塾大学出版会)、他にマルクス経済学や中国問題に関する著書多数。
  • この社会の
    居心地の悪さは
    どこからきたのか?

    明治維新と敗戦、憲法、天皇、
    経済停滞、少子化、巨大地震…

    「考えたくなかった」
    戦後日本の論点を徹底討論!

    <本書の内容>
    右も左も、いまだに外圧頼り。
    内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東)

    天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老)

    日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木)

    「シビリアン・コントロール」なんて、
    自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老)

    戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。
    新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東)

    「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木)

    日本経済が30年も停滞している理由は、
    もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老)

    被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)
  • 青年たちの「義挙」に民衆は拍手したーー。

    血盟団事件、五・一五事件、神兵隊事件、死なう団事件、そして二・二六事件……。
    なぜ暴力は連鎖し、破局へと至ったのか?

    昭和史研究の第一人者による「現代への警世」。


    【本書の内容】

    ・「安倍晋三銃撃事件」と昭和テロの共通点
    ・「正義を守るための暴力」という矛盾
    ・現代の特徴は「テロの事務化」
    ・ピストルではなく短刀にこだわった将兵
    ・「三月事件」と橋本欣五郎
    ・「血盟団」井上日召の暗殺哲学
    ・五・一五事件の「涙の法廷」
    ・昭和テロリズムの「動機至純論」
    ・愛郷塾の存在と「西田税襲撃事件」
    ・言論人・桐生悠々の怒り
    ・大規模クーデター計画「神兵隊事件」
    ・罪の意識がまったくない相沢一郎
    ・血染めの軍服に誓った東條英機
    ・「死のう団」のあまりに異様な集団割腹
    ・二・二六事件が生んだ「遺族の怒り」
    ・一貫してクーデターに反対した昭和天皇  ……ほか


    【本書の目次】

    序章:昭和テロリズムから見た安倍元首相銃撃事件
    第一章:残虐のプロローグ――三月事件から血盟団事件へ
    第二章:昭和ファシズムの形成――五・一五事件が歴史を変えた
    第三章:暴力の季節への抵抗者たち――ジャーナリスト・桐生悠々と政治家・斎藤隆夫
    第四章:「血なまぐさい渇望」のクロニクル――神兵隊事件から永田鉄山刺殺事件まで
    第五章:国家暴力というテロリズム――死のう団事件の異観
    第六章:テロから戦争への転換――二・二六事件の残虐さが意味すること
    不気味な時代の再来を拒むためにーーあとがきにかえて
  • かつて「一億総中流社会」と言われた日本。戦後、日本の経済成長を支えたのは、企業で猛烈に働き、消費意欲も旺盛な中間層の人たちだった。しかし、バブル崩壊から30年が経ったいま、その形は大きく崩れている。
    2022年7月内閣府が発表したデータでは、1994年に日本の所得中間層の505万円だった中央値が2019年には374万円と、25年間で実に約130万円も減少した。もはや日本はかつてのような「豊かな国」ではなく先進国の平均以下の国になってしまった。なぜ日本の中流階層は急激に貧しくなってしまったのか。「中流危機」ともいえる閉塞環境を打ち破るために、国、企業、労働者は何ができるのか。その処方箋を探った。

    【プロローグ】稼げなくなった中間層

    第1部 中流危機の衝撃
    第1章 幻想だった中流の生活
    第2章 夢を失い始めた若者たち
    第3章 追い詰められる日本企業
    第4章 非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか

    第2部 中流再生のための処方箋
    第5章 デジタルイノベーションを生み出せ
    第6章 リスキリングのすすめ
    第7章 リスキリング先進国ドイツに学ぶ
    第8章 試行錯誤 日本のリスキリング最新事情
    第9章 同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ
    【エピローグ】ミドルクラス 150年の課題
  • 安倍元首相暗殺から1年、統一教会と政界、そして山上徹也容疑者の実像を追い続けた著者だから書ける事件の深層とは!

    山上はなぜ接見に応じないのか/「なかったことにしたい」勢力/山上に送った四通の手紙/宗教2世との微妙な距離感/統一教会・政治家・メディアの恥ずべき関係性/狙いは本当にテロだったのか/私の責任について/山上からの「回答」/被害者と加害者

    (主な内容)
    序 章  風化する「統一教会問題」と「なかったことにしたい」勢力
    第一章  山上徹也と安倍晋三、鈴木エイトをつなぐ「奇妙な縁」
    第二章  銃撃事件後、逮捕された山上が供述した「恨み」
    第三章  鑑定留置中の山上徹也に送った手紙
    第四章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(前編) 
    第五章  山上徹也に複雑な思いを抱く「宗教2世」たち
    第六章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(後編)
    第七章  山上徹也が抱えていた「マグマのような憤り」の正体
    第八章  山上徹也は事件前からSOSを発していた
    第九章  山上徹也が見た「絶望」の正体
    第十章 「統一教会の被害を食い止めた」ために罪が重くなる可能性
  • シリーズ4冊
    913957(税込)
    著:
    池上彰
    著:
    佐藤優
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    日本の左翼は何を達成し、なぜ失敗したのか?
    ――忘れられた近現代史をたどり、未来の分岐点に求められる「左翼の思考」を検証する壮大なプロジェクト。

    深刻化する貧困と格差、忍び寄る戦争の危機、アメリカで叫ばれるソーシャリズムの波。
    これらはすべて、【左翼の論点】そのものである!
    激怒の時代を生き抜くために、今こそ「左の教養」を再検討するべき時が来た――。

    ◇◇◇◇◇

    戦後復興期に、共産党や社会党が国民に支持された時代があったことは、今や忘れられようとしている。
    学生運動や過激化する新左翼の内ゲバは、左翼の危険性を歴史に刻印した。
    そしてソ連崩壊後、左翼の思考そのものが歴史の遺物として葬り去られようとしている。

    しかし、これだけ格差が深刻化している今、必ず左翼が論じてきた問題が再浮上してくる。
    今こそ日本近現代史から忘れられた「左翼史」を検証しなければならない。

    「日本の近現代史を通じて登場した様々な左翼政党やそれに関わった人たちの行い、思想について整理する作業を誰かがやっておかなければ日本の左翼の実像が後世に正確な形で伝わらなくなってしまう。私や池上さんは、その作業を行うことができる最後の世代だと思います。」(佐藤優)


    【本書の構成】

    ◇日本共産党の本質は今も「革命政党」
    ◇社会党栄光と凋落の背景
    ◇アメリカで社会主義が支持を集める理由
    ◇野坂参三「愛される共産党」の意図
    ◇宮本顕治はなぜ非転向を貫けたか
    ◇テロが歴史を変えた「風流夢譚事件」
    ◇労農派・向坂逸郎の抵抗の方法論
    ◇「共産党的弁証法」という欺瞞
    ◇労働歌と軍歌の奇妙な共通点
    ◇共産党の分裂を招いた「所感派」と「労農派」
    ◇毛沢東を模倣した「山村工作隊」
    ◇知識人を驚愕させた「スターリン批判」
    ◇天才兄弟と称された上田耕一郎と不破哲三
    ◇黒田寛一と「人間革命」の共通点
    ◇現在の社民党は「右翼社民」
  • 30年近く続いたポスト冷戦時代は、時代に乗り遅れた日本の長期低迷時代でもあった。しかし米中対立を軸とする新冷戦時代で、いままでの日本のピンチが逆に大チャンスになる。
    内外の情勢に通じるエコノミストが分析する国際情勢の変化と日本復活のシナリオ。
  • 日本の政治を支配し続けた二人のキングメーカーの暗闘!  中曽根内閣を影で支配し続ける角栄、権力の座をねらうニューリーダー竹下。自民党最大派閥の世代交代劇を皮切りに、二人のドンの壮烈なる権力抗争が始まった!――田中角栄がロッキード事件で逮捕されて10年、角栄がつくった中曽根政権は「田中曽根内閣」と言われるほど、「角影」の支配力は強大だった。だが、党内最大派閥であるにもかかわらず、首相を出せないという田中派内でくすぶっていた焦りが、ついに表面化。竹下登を中心とする創政会の旗揚げは、田中派の分裂のみならず、政界の世代交代を強く推し進めることになった。そこへ、角栄が倒れるという事態が起こる。権力抗争は一気に激しさを増した。全4巻
  • 帝国の妄想と国家の暴力に抗する――アカデミズムが捉える政治の「本質」!「国家と戦争」の名著!
    ナショナリズムの勃興が早熟的に帝国主義的な膨張につながり、ウルトラ化の果てに破綻することでそのサイクルを終えた20世紀の日本にとって、中国と韓国のナショナリズムの脅威感は、国家に求心力を求めるネオ・ナショナリズムの拡がりを促すことになった。このナショナリズムの逆流が、歴史修正主義の装いのもとに過去の歴史の清算を迫る「従軍慰安婦」をはじめとする数々の戦争犠牲者たちの「証言」に強い反発を示したのは、ある意味で当然であった。
  • 日本のヤクザの資金源・シャブの韓国、台湾ルート、最凶地帯メキシコ・コロンビア、最大の生産地ゴールデン・トライアングルとアフガニスタン(ゴールデン・クレセント)、そして浸食される「病める巨大マーケット」アメリカーー。
    禁断の世界麻薬マーケットの暗部と、世界の反社がどうつながっているのか?
    伝説のマトリだから書ける「人類、欲望の裏面史」!

    ナルコスとは――
    「感覚を失わせる」という意味のギリシャ語のナルコン「narkoun」に由来する英語「narcotics」から派生したスラングで、海外ではドラッグとともに麻薬を意味するものとして認知されている。

    第一章 アメリカの戦争に翻弄された戦後日本のナルコス汚染
    第二章 マトリの私が体験した山口組のナルコスビジネス
    第三章 日本に覚醒剤を供給してきた「闇の韓国・台湾ルート」
    第四章 世界最凶のナルコス地帯「メキシコ・コロンビア」とアメリカの影
    第五章 オウム、ロシア 薬物テロがもたらす惨劇
    第六章 世界最大の麻薬地帯「ゴールデン・トライアングル」とその先にある新たな脅威
  • いま日本はどんな国なのか?
    私たちはどんな時代を生きているのか?
    意外と見えていなかった「日本の謎と論点」

    【本書のおもな内容】
    ●「日本人は集団主義」という幻想
    ●中国で見た「日本衰退の理由」
    ●なぜ若者は結婚しないのか?
    ●「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の落とし穴
    ●日本の学校から「いじめが絶対なくならない構造」
    ●地方で拡大する「移動格差」
    ●「死後離婚・夫婦別墓」の時代
    ●「中国の論理」に染まるエリート学生たち
    ●若者にとって「個性的」が否定の言葉である理由
    ●なぜご飯は「悪魔」になったのか?
    ●「ていねいな暮らし」ブームと「余裕なき日本社会」
    ●災害大国の避難場所が「体育館」であることの違和感
    ●女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態
    ●性暴力加害者と被害者が対面したらどうなるのか?
    ●アフリカ人と結婚した学者が考える「差別とは何か」
    ●“褐色肌・金髪・青い眼”のモデルが問う「日本社会の価値観」

    「『移動できる者』と『できない者』の二極化が進んでいる。かならずしも地方から出る必要がなくなるなかで、都会に向かう者は学歴や資産、あるいは自分自身に対するある種無謀な自信を持った特殊な者に限られているのである。
    問題は、そのせいで地方社会の風通しが悪くなっていることである。学歴に優れ、資産を持つ『社会的な強者』だけが抜けていく地方になお留まる人びとには、これまで以上に地元の人間関係やしきたりに従順であることが求められる。
    結果として、地方では『地域カースト』とでも呼べるような上下関係が目立つようになっている。移動の機会の減少は、それまでの人間関係を変え、ちがう自分になる可能性を奪う。その結果、親の地位や子どものころからの関係がより重視される社会がつくられているのである」――「日本人が『移動』しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な『格差』が拡大中」より
  • 「どこまで書く気やねん」(ガーシー)

    社会に混乱と破壊をもたらしながら真の悪を斬る「闇の仕事人」か、あるいはただの時代の「あぶく」として消え去るのか――

    ガーシーとその黒幕、そして相棒たち。日本に遺恨を持つ「手負いの者たち」の正体と本音とは。
    日本の政治、経済、芸能、メディアの歪がつくりあげた爆弾男……彼らの本当の狙いとは何か、当事者本人が次々と実名で語る!

    目次
    すべてを失い、ドバイにやってきた男
    ガーシーとの出会い
    秘密のドバイ配信
    急展開の示談成立
    幻のインタビュー 「自分は悪党」
    参院選出馬
    FC2創業者
    朝日新聞の事なかれ主義
    元ネオヒルズ族
    ガーシー議員の誕生
    黒幕A
    元大阪府警の動画制作者
    元バンドマンの議員秘書
    ワンピースと水滸伝 「悪党」と「正義」
    嵐のバースデー
    モーニングルーティン
    年商30億の男
    王族をつなぐ元赤軍派
    痛恨のドバイ総領事館事件
    近親者の証言
  • そもそも「地政学」とは何か?
    地理的条件は世界をどう動かしてきたのか?
    「そもそも」「なぜ」から根本的に問いなおし、激動世界のしくみを深く読み解く「地政学入門」の決定版!

    現代人の必須教養「地政学」の二つの世界観を理解することで、17世紀ヨーロッパの国際情勢から第二次大戦前後の日本、冷戦、ロシア・ウクライナ戦争まで、約500年間に起きた戦争と激動世界の「構造を視る力」をゼロから身につける!

    「一般に地政学と呼ばれているものには、二つの全く異なる伝統がある。『英米系地政学』と『大陸系地政学』と呼ばれている伝統だ。両者の相違は、一般には、二つの学派の違いのようなものだと説明される。しかし、両者は、地政学の中の学派的な相違というよりも、実はもっと大きな根源的な世界観の対立を示すものだ。しかもそれは政策面の違いにも行きつく。たとえば海を重視する英米系地政学は、分散的に存在する独立主体のネットワーク型の結びつきを重視する戦略に行きつく。陸を重視する大陸系地政学は、圏域思想をその特徴とし、影響が及ぶ範囲の確保と拡張にこだわる」――「はじめに」より

    【本書のおもな内容】
    ●地政学は「学問分野」ではないという事実
    ●「英米系地政学」と「大陸系地政学」の決定的な違い
    ●地政学をめぐる争いは「人間の世界観」をめぐる争い
    ●ハートランド、シー・パワー、ランド・パワーとは?
    ●生存圏、パン・イデーン、ゲオポリティークとは?
    ●日英同盟が「マッキンダー理論」を生み出した
    ●なぜ戦後日本で地政学が“タブー視”されたのか?
    ●日米“シー・パワー”同盟が英米系地政学の命運を左右する
    ●冷戦終焉をめぐる視点――「歴史の終わり」と「文明の衝突」
    ●地政学はロシア・ウクライナ戦争をどう説明するのか?
    ●中国とは何か? 「一帯一路」とは何か?
    ●私たちはどんな時代に生きているのか?
  • 2013年日銀が「量的・質的金融緩和」を始めてからはや9年が経つ。世界経済の急激な局面の転換によって、わが国は、この“超低金利状態”を維持できるかどうかの瀬戸際、まさに崖っぷちに立っている。これまでの放漫財政路線を安易に継続し、超金融緩和路線を強引に押し通し続けようとすれば、遠からず、どういう事態に陥るのか。そして、それを回避するためには、私たちは何をなすべきなのか。世界の中央銀行の金融政策と財政運営に精通したエコノミストが警鐘を鳴らす。

    異次元金融緩和は限界
    日銀が「いくらでも国債を買えた」
    時代はもう終わりだ

    ●長期金利は“糸の切れた凧”に
    ●新規国債発行ストップで、社会保障費も防衛費も義務教育国庫負担金も一律4割カットに
    ●財政破綻したギリシャは4年間、国民1人・週あたり5万円の預金引き出し規制に
    ●「取るものは取る」終戦直後の財産税の悪夢も再来も絵空事ではない

    本書の内容

    プロローグ 異次元緩和から9年、ついに現れた不穏な兆候
    第1章 日本銀行に迫る債務超過の危機
    第2章 わが国の財政運営に待ち受ける事態
    第3章 異次元金融緩和とはどのようなものだったのか
    第4章 欧米中銀との金融政策運営の比較でわかる日銀の“異端”さ
    第5章 異次元金融緩和が支えたアベノミクスと残された代償
    第6章 事実上の財政破綻になったら何が起きるか-戦後日本の苛烈な国内債務調整
    第7章 変動相場制下での財政破綻になったら何が起きるか-近年の欧州の経験
    第8章 日本再生と私たちの責任-“甘え”と“無責任”からの脱却と“真の市民社会”の再構築
  • シリーズ3冊
    913957(税込)
    著:
    河合雅司
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。
  • いまそこに迫る世界食糧危機、そして最初に飢えるのは日本、国民の6割が餓死するという衝撃の予測……アメリカも中国も助けてくれない。
    国産農業を再興し、安全な国民生活を維持するための具体的施策とは?

    「大惨事が迫っている」国際機関の警告/コロナで止まった「種・エサ・ヒナ」/ウクライナ戦争で破壊された「シードバンク」/一日三食「イモ」の時代がやってくる/国力低下の日本を直撃「中国の爆買い」/「原油価格高騰」で農家がつぶれる/世界の食を牛耳る「多国籍企業」/食料は武器であり、標的は日本/「食料自給率一〇〇パーセント」は可能だ/「食料はお金で買える」時代は終わった/「成長ホルモン牛肉」の処分地にされる日本/ポテトチップスに使われる「遺伝子組み換えジャガイモ」/農政軽視が招いた「人災としての危機」/「日本の農業は過保護」というウソ/有機農業で中国にも遅れをとる/明るい兆しが見えた「みどりの食料システム戦略」/「有機農業&自然農法」さらなる普及を
  • 東日本大震災のあと、テレビも新聞も原発族議員も、すべて東京電力擁護に動くなか、ブログを発信地にネット上から世論を変え、反原発の流れを作った著者――15年間に及ぶ「原子力マフィア」との闘いの全てを記録し、近未来の日本国の姿を予言する。――勝つのは原発族か、それとも新エネルギー運動か? 福島原発事故で日本の20年後はどうなる!? 家族と財産を守るため、全日本人必読の書!!

    2011年3月11日――東日本大震災。福島原発事故の惨状を画面いっぱいに映しながらもテレビでは、「放射能のレベルは低い、胸部レントゲンに比べても……」などと、大広告主たる東京電力の意向をそのまま伝えていた。「このままでは日本は壊滅する」そう考えて、ブログで世論の行方を大きく変えたのが著者。その後、CNNを筆頭にマンガも含めた多くのメディアから取材を受けたが、初当選の頃から原発の危険性に警鐘を鳴らしてきた。そのため自民党では、「党是と違うことを唱えるなら離党しろ」といじめられる。しかし、その「いじめ」があったために、数々の法律の中に、日本の政治を縛るお決まりの条文、すなわち「放射性物質による汚染については適用しない」というものを発見、本書で克明に指摘している。原発事故直後の政府の舞台裏のドタバタぶりも克明に記されており、これだけでも究極のインサイドストーリー!
  • 出口治明
    待望の復帰第一作!

    「障害は不自由です。
    でも落ち込む時間はありません。
    人生は楽しまなければ損です!」

    74歳 APU学長 完全復職。

    脳卒中を発症してから1年半。
    歩くことも話すことも困難な状況から、持ち前の楽観主義で落ち込むことがなく元気にリハビリ生活を送った出口さん。知的好奇心は衰えるどころか増すばかり。学長復職を目指す、講演を行う、再び本を執筆することを掲げ、自分を信じ闘病に励む稀有な姿勢と超人の思想は、私たちに生きる勇気を与えてくれる。本書には類書にない希望が満ち溢れている!

    [本書の主な内容]
    ●やっぱり大事なのは「運と適応の力」
    ●流れ着いた場所でベストを尽くす
    ●脳卒中になっても人生観は変わらない
    ●74歳の僕が完全復帰を目指した理由
    ●最後に悔いを残さないことが最大の幸福
    ●身体が完全に元には戻らないと知ったとき
    ●人生は古希をすぎたら「後は神様次第」
    ●リハビリで歌った『恋の予感』
    ●何かを選べば何かをあきらめなくてはならない
    ●「病気」というピンチから得られるものもある
    ●ものごとにはすべたダークサイドがある
    ●あらゆる人が生きやすい社会づくりを
    ほか

    [本書の構成]
    はじめに
    第一章 突然の発症から転院へ
    第二章 僕が復職を目指した理由
    第三章 リハビリ開始と折れない心
    第四章 言葉を一から取り戻す
    第五章 入院生活とリハビリの「自主トレ」
    第六章 リハビリ入院の折り返し
    第七章 自宅への帰還からAPU学長復職まで
    第八章 チャレンジは終わらない
  • 新型コロナ禍で現場に行けなくなったNHKスペシャル取材班が、デジタル調査報道でミャンマー騒乱の「真相」を突き止めるまで――。

    19歳少女は軍に銃殺されたのか? ミャンマー軍はなぜ暴走したのか? 報道は激動の世界で何ができるのか?

    NHKの特別調査チームが「オシント(OSINT:Open Source Intelligence)」を駆使した新しい調査報道に挑戦した奮闘記。インターネット上の様々な情報や、SNSに投稿された動画や画像、地図情報や衛星画像など誰もがアクセスできる「公開情報」を使って、「不都合な真実」を暴くことはできるのか?

    【本書のおもな内容】
    ●ロシア・ウクライナ報道でも注目される「OSINT(オシント)」
    ●現地に入らずに取材をする「新しい手法」
    ●1000件以上のデータ分析・検証で見えた「真相」
    ●「自撮り」でドキュメンタリーを作る
    ●新型コロナがヒトに感染したのはいつだったのか
    ●世界中が注目するネット調査集団「べリングキャット」
    ●ダイニング・キッチンから「軍の非道」を暴く
    ●SNSから投稿が突然消えていった背景
    ●「4秒に満たない動画」に映っていたもの
    ●位置情報や衛星画像という「強力な武器」
    ●市民への攻撃に使われた兵器を特定する
    ●元将校たちが明かした「クーデターの真の理由」
    ●誰もが「権力ウォッチャー」であるために

    【目次】
    ■第1部 コロナ禍で模索する国際報道の現場
    第1章 誰も現地に行けない…Nスペ「ミャンマー」に辿り着くまで
    第2章 OSINTを駆使するデジタルハンターとの出会い
    第3章 クーデター発生!「ダイニング・キッチンでの“闘い”」

    ■第2部 デジタル調査団結成! オールドメディアの挑戦
    第1章 「OSINTチーム」前途多難の船出
    第2章 「エンジェルの死の謎」に挑む

    ■第3部 総勢30人の取材班が結集・奮闘の記録
    第1章 オンラインでOSINT技術を学んだディレクターたち
    第2章 ウェブサイトとの連動に挑戦

    ■第4部 OSINTで軍暴走の闇を暴け!
    第1章 未解明の“バゴー事件”の検証
    第2章 軍の暴走の背景に何があったのか?
  • 935(税込)
    著:
    大石あきこ
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

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    仮想敵をつくって対立を煽る維新と
    橋下徹氏の圧力に
    政治家・大石あきこが抗う理由とは?

    分断を生む「維新政治」で
    本当にいいのだろうか?

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    橋下徹さんの世界観は、大阪の地域政党
    「大阪維新の会」に引き継がれ、
    その後、国政政党「日本維新の会」へと
    つながっています。

    大阪を中心に全国でも支持を広げており、
    2021年秋の衆院選では
    野党第2党に躍り出ました。

    「身を切る改革」をキャッチフレーズに
    野党第1党に迫る支持率を得ています。
    リベラルな政策も掲げています。

    はたしてそれらの実態はどうなのか?
    「維新政治」の何が問題なのか?

    維新が発足してから10年あまりが
    経ちました。

    本書では、
    この間の大阪で何が起き、
    橋下さんや維新がどのような役割を
    果たしてきたのかを検証していきます。

    私がなぜ維新に嫌悪感を
    抱かずにはいられないのかも
    考察します。

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    「お腹がすいた」こそが正義。
    素人集団でも悪政は止められる。
    草の根の力で未来を切り開こう!

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    ―――本書のおもな内容―――
    序 章 橋下徹と私
    ――転機となった「14年前の出来事」
    第1章 橋下徹が大阪に残したもの
    ――公務員バッシングで得したのは誰?
    第2章 私のたどってきた道
    ――不安と挫折から得たもの
    第3章 政治家・大石あきこ
    ――仲間を増やして世の中を変えるために
    第4章 私が「維新ぎらい」の理由
    ――有権者をあざむく裏切りの“だまし絵”
    第5章 息苦しさの正体
    ――無意味な競争、やめませんか?
  • 「ぼくは抽象論が嫌いなんですよ」ーーそう宣言して、「戦争と平和」について論じた名著を、新書版として復刊。
    経済のグローバリゼーションによって世界中のサプライチェーンがつながったことで、大規模な戦争が「不合理」なものと思われていたいま、なぜロシアは侵略を開始したのか。
    独裁的な指導者ひとりの個性や、権力への渇望だけでは説明できない戦争の深層を語りつくす。
    もはやあと戻りできない歴史の転換点に立ち、日本最高の知性の一人が洞察する。

    「核は使えない兵器ではなく、大規模な兵器に過ぎません」
    「〈力〉から〈民族〉へ、〈民族〉から〈デモクラシー〉へという流れが、まさに新しい対立を作っている」
    「政治でも経済でも、お金持ちのグローバリズム、貧乏人のナショナリズム」
    「東西の緊張が高まるとヨーロッパは戦場になっちゃう」
    「米ソが同じ側にいるってことは、地域紛争に大兵力を駆使できるってことです」
    「冷戦が終わったことじゃなくて、こういう終わり方をしたことがあとあと尾を引いた」
    「小規模で短期の戦争を伴うと、戦争という行動は合理的なんだというふうに考えられちゃう」
    「自由主義っていうのはヘタをすれば戦争抑制どころか、これまで以上に強い軍隊を生み出した」
    「自分たちが侵略されてもいないときの軍事行動は、単純に侵略戦争以外のなにものでもない」
    「平和はお題目じゃない。必要なのは祈る平和じゃなくて、作る平和です」
  • ユヴァル・ノア・ハラリ、トマ・ピケティ、ノーム・チョムスキー、フランシス・フクヤマ、ジョージ・ソロスなど世界の賢人12人によるウクライナ戦争についての最新論考を緊急出版。戦争が起きた背景、プーチンの狙い、これからの世界秩序について、日々の報道では見えてこない深い視座を得られるだろう。

    第一章 この戦争が意味するもの

    ユヴァル・ノア・ハラリ「ロシアの侵略を許せば世界中の独裁者がプーチンを真似るだろう」
    ニーアル・ファーガソン「プーチンはウクライナ戦争で何を目論んでいるのか」
    ノーム・チョムスキー「ウクライナ戦争による米露対立は、全人類への死刑宣告になる」
    〈世界のコラム〉「世界の軍需企業」はウクライナ戦争でこれほど莫大な富を得ている

    第二章 プーチンとは何者なのか

    ミシェル・エルチャニノフ「世界はプーチンの核の脅しを真剣に受け取ったほうがいい」
    ウラジーミル・ソローキン「プーチンはいかにして怪物となったのか」
    キャサリン・メリデール「プーチンが恐れているもの、それは自身の死と民主主義だ」
    〈世界のコラム〉ウラジーミル・プーチンという男の思考回路を読む

    第三章 いま私たちに求められているもの

    トマ・ピケティ「欧米諸国の考える『制裁措置』は“標的”を大きく見誤っている」
    タイラー・コーエン「利他主義や慈善は戦時にどう対処すべきか?」
    フランシス・フクヤマ「プーチンは完敗するーー私が楽観論を唱える理由」
    〈世界のコラム〉ウクライナ侵攻のシンボルになったアルファベット「Z」の謎

    第四章 この戦争の行方を読む

    ジョージ・ソロス「プーチンと習近平は第三次世界大戦の引き金になろうとしている」
    ジョン・ボルトン「中国とロシアの協調こそが世界の脅威になる」
    ロバート・ケーガンほか「ウクライナが“完全支配”されたら何が起きるのか?」
    〈世界のコラム〉プーチンが「核のボタン」を押すなら、どこが標的となるのか
  • 「失われた30年」を取り戻し、財政悪化、少子高齢化を最小限の痛みで乗り切り、
    この国の未来を切り開くための具体的TODOリスト25!

    人口減少、貧困化、低成長……現代日本の厳しい現実を打破するために
    国家がやるべき「たったこれだけ」の改革
    ・デジタル政府で適正かつ迅速な再分配を
    ・高齢者向けベーシックインカムを新設
    ・膨張が続く医療財政を微調整で安定化
    ・教育改革で人的資本を拡充
    ・奇策「価値が減っていくデジタル通貨」を有効活用せよ


    序 章 「日本病」の正体
    「日本はオワコン」か/なぜ日本は変われないのか
    第一章 日本を変える「三つの哲学」
    コロナで傷ついた日本経済/「日米金利差」の悪夢/中国・韓国に追い越される/絶望の「高齢貧困」問題/介護難民があふれる「二〇二五年問題」/日本を蝕む「人口減少」「貧困化」「低成長」
    第二章 デジタル政府で何ができるのか
    高所得者ほど税金が安い?/「デジタル政府先進国」スウェーデンの凄さ/「働き方の多様化」に対応できない
    第三章 本当に必要な社会保障改革
    日本の不都合な真実「世代間格差」/「高齢者の四人に一人が貧困転落」の衝撃/基礎年金を「高齢者向けベーシックインカム」に/「老後二〇〇〇万円」に不可欠な「年金ダッシュボード」/「病床数が多いのに医療難民が発生した本当の理由/公的保険の「不透明なお金の流れ」
    第四章 日本はまだまだ成長できる
    地方活性化の切り札「地方庁」/「ケア・コンパクトシティ」構想/「情報銀行」で競争力を取り戻す/「データ証券化」で遅れを挽回する/教育格差を解消する「所得連動型ローン」
    終 章
    「財政の安定化」から逃げてはならない
    「インフレで赤字解消」は本当か/「価値が減っていく通貨」が赤字を解消?/日本経済の真の実力
  • 日本一の「オッサン村」ーー永田町の非常識、政治メディア の実態。
    全国紙初の女性政治部長が克明に記す「男社会」のリアル。

    なぜ、永田町と政治メディアにオッサンが多いのか?
    幾多の「壁」に直面してきた政治記者が男性優位主義の本丸で考えた、日本社会への処方箋。

    永田町 「驚きのエピソード」
    ・総理秘書官の抗議 「首相の重要な外遊に女性記者を同行させるとは何ごとだ!」
    ・夜回り取材時、議員宿舎のリビングで、いきなり抱きついてきた大物議員
    ・いつも優しい高齢議員が「少しは休みなさい」と布団を敷き始めた……さて、どうする?

    政治記者の「過酷な競争」
    ・事実無根の告げ口をされ、梶山静六に激怒される 「あんたが漏らしたのかっ!」
    ・空恐ろしかった一言 「女性で声が一人だけ高いから、懇談の場の空気が乱れるんだよ」
    ・毎朝の「ハコ乗り」競争、夜の「サシ」取材……入浴時間を削って働く激務の日々

    男性でもオッサンでない人たちは大勢いるし、
    女性の中にもオッサンになっている人たちはいる。(本書より)


    本書の内容
    第一章 立ちはだかるオッサン
    第二章 ハラスメントの現場
    第三章 「女性初」が嫌だった
    第四章 女性議員の壁
    第五章 壁を壊すには
  • シリーズ2冊
    9141,143(税込)
    著:
    山田太郎
    レーベル: 星海社 e-SHINSHO
    出版社: 講談社

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    私たちは、これからもマンガ・アニメ・ゲームを楽しみつづける!
    児童ポルノ禁止法、TPPに付随した著作権非親告罪化、国連による外圧、「有害図書」指定、青少年健全育成基本法……日本が世界に誇るマンガ・アニメ・ゲームの表現は、たえず厳しい規制の危機にさらされてきた。しかし、争点を冷静に見極め、したたかに交渉を重ねていけば、必ず「表現の自由」は守ることができる――。本書は、参議院議員としてマンガ・アニメ・ゲームの表現規制を水際で食い止めてきた著者が、永田町の表と裏の舞台で行ってきた活動を明らかにするものである。単に「規制反対!」を大声で叫ぶのではなく、私たちの表現を守るために、一人ひとりにできることを共に探っていく座右の書。マンガ家・赤松健との特別対談を収録。
  • トランプ現象、パンデミック、不平等……。ハラリ、トッド、ピケティ、サンデルらの目に映る今の世界とは? 必読のインタビュー集!
  • 推薦のことば

    YOSHIKIさん
    「X JAPANのXは、無限の可能性。
    だから『チャンスは誰にでもある』という藤崎さんの本に心から共感」

    佐藤可士和さん
    「読むと勇気が湧いてくる。
    人生のリ・デザインの実践的アドバイス」


    人生に「もう遅すぎる」はありません――。
    次世代への直球アドバイス!
    元駐米大使にして、現在は教育者としても活躍する著者が語る、学生時代・社会人・国際人の心得。

    主な内容

    1 人生のデッサンは自分で
    ●時間のモノサシと場所のモノサシ
    ●時間管理を覚える
    ●役に立つ勉強は
    ●選択肢を考える練習
    ●ほれる仕事を選ぶ

    2 社会人 入門から卒業
    ●スタートは大事
    ●外交官直伝! 記録とりの極意
    ●組織への忠誠心はほどほどに
    ●思い込まずに「ちょっと待てよ」
    ●危機に直面したとき
    ●社会人の「アイウエオ」
    ●経験は勘の母
    ●退職――OB入門

    3 国際社会に出る
    ●一度は井戸から出てみる
    ●めざす英語のレベルと訓練法
    ●PRマンにはなるな
    ●会議の発言「引用されてナンボ」
    ●スピーチはアタミで


    わたしは、けっして外交官生活を楽々とこなしたわけではありません。むしろ、こけつまろびつという感じでした。わたしがやった失敗も書きました。どうして失敗したのか、失敗から何を学んだかも本音で書きました。
    わたしのやったとおりがいいから参考にしてほしいというつもりはまったくありません。むしろこういう回り道はしない方がいいですよ、と伝えるために恥をしのんで書いています。
    「こんな人でも組織や国際社会をなんとか生きぬけたのか、それなら自分だって」
    と自信を持っていただければ幸いです。(「はじめに」より)
  • 6G時代の国際ビジネスに必須な予備知識がこの一冊で学べます。
    米中デジタル戦争下の経済安全保障の戦略とは?

    スマホ、顔認証技術、個人情報・・・デジタルデータはどこまで安全なのか? 
    何を疑い、何を信用すればいいのか?

    (本書の主な内容)
    ・データは「21世紀の石油」
    ・個人データはどうやって監視?
    ・宅配製品に仕掛けが
    ・中韓の台頭
    ・経済安保、3つのポイント
    ・日本の「デジタル敗戦」
    ・「デジタルミサイル」
    ・サイバー犯罪対策本部
    ・利便性とリスクが隣り合わせに
    ・監視ソフトの威力

    「インターネット空間がここ数年、加速度的に公共空間化し、
    社会のインフラとなった現状では、こうしたデジタル分野をめぐる
    緊張関係が、国際情勢にも暗い影を落としている。
    中国の電子機器大手ファーウェイの安全性について、
    米中が激しく対立したのはその典型である。
    そんな状況の中で、韓国のハイテク大手サムソンが
    スマホ市場で漁夫の利を得るなど、デジタルをめぐる国際的な
    経済活動で、生き馬の目を抜く競争が続けられている。
    そんな情勢の中で、日本はどう戦っていくべきなのか」
                  (著者「まえがき」より)
  • ■性をめぐる宗教界のスキャンダルとは

    ■なぜ浄土真宗だけが僧侶の結婚を許されていたのか

    ■親鸞は本当に「愛欲の海」に沈んだのか

    ■カトリック教会が頑なに独身制を維持する理由とは

    ■イエスに邪な気持ちはあったのか

    ■なぜイスラム教は性を禁忌としないのか

    ■罪となる性行為の中身とは

    ■密教にも存在する性の思想とは

    キリスト教・仏教・イスラム教……
    人間の性の欲望と戒律をめぐる
    すべての謎を解き明かし、
    宗教の本質に迫る!

    ・・

    性ということと宗教とはどのように関係するのか。

    それがこの本のテーマです。この場合の性とは、
    文化的、社会的に作り上げられた性差としてのジェンダーを意味しません。
    行為を伴ったセックスとしての性です。

    この本は小著ではあるものの、世界の主要な宗教における
    性の扱い方を対象とすることによって、
    「性の宗教史」としての性格を持っていると言えるかもしれません。
    それは、これまでになかったアプローチの仕方ではないでしょうか。

    篤い信仰を持っている人たちは自らの宗教を神聖視し、
    欲望とは切り離された清浄なものと見なそうとします。
    それは信仰者の願望ということになりますが、
    そこで性の問題を無視してしまえば、人間の本質にはたどりつけません。

    人間は、自らが抱えた性の欲望に立ち向かうことで、
    宗教という文化を築き上げてきたのではないでしょうか。

    性を無視して、宗教を語ることはできないのです。

    ・・

    本書のおもな内容

    第1章 なぜ人間は宗教に目覚めるのか
    ーーーー信仰の背景にある第2次性徴と回心の関係性
    第2章 イエスに邪な気持ちはあったのか
    ーーーーキリスト教が「原罪」と「贖罪」を強調した理由
    第3章 なぜ聖職者は妻帯できないのか
    ーーーー仏教とキリスト教の違い 女犯とニコライズム
    第4章 戒律を守るべき根拠は何か
    ーーーー邪淫が戒められる理由
    第5章 なぜ悟りの境地がエクスタシーなのか
    ーーーー房中術と密教に見る性の技法
    第6章 なぜイスラム教は性を禁忌としないのか
    ――――預言者の言葉から読み解くその実態
    第7章 親鸞は本当に「愛欲の海」に沈んだのか
    ーーーー浄土真宗だけが妻帯を許された理由
    第8章 神道に性のタブーはないのか
    ーーーー日本独特の道徳観と系譜
    第9章 なぜ処女は神聖視されるのか
    ーーーーマリアとスンナに見るその意味
  • 激動の世界史と時代の大転換点――。
    「100年間」に起きた「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ…!

    世界的な金融危機はなぜ起きたのか? なぜ金融危機は10年に1度起こるのか? 新型コロナショックは新たな金融危機を引き起こすのか? 危機を何度も乗り越えたこの世界は、いったいどこに向かうのだろうか?

    【目次】
    序――国の黒字・赤字とはどういう意味か?
    ――国際金融危機の仕組み
    コラム 日本はこれからも経常収支黒字ですか?

    第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?
    ――金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ
    コラム あなたの国の経済的トラウマは何?

    第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?
    ――固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック
    コラム 人民元がドルに代わって基軸通貨になるのですか?

    第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?
    ――変動相場制、オイルショック、インフレ
    コラム 経常収支の赤字や黒字は国内政策で是正できますか?

    第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?
    ――プラザ合意、円高パニック、バブル発生
    コラム 為替市場介入に意味はあるのですか?

    第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?
    ――ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン
    コラム 発展途上国の貧困問題は解決できますか?

    第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?
    ――サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金
    コラム 固定相場制が守れないのはなぜですか?

    第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?
    ――ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入
    コラム ハゲタカファンドに勝つにはどうしたらいいですか?

    第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?
    ――リーマンショック、金融工学過信、群集心理
    コラム 国際金融は誰が運営しているのですか?

    第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?
    ――単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック
    コラム EUは連邦国家に向かっているのですか?

    第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?
    ――新型コロナ、債務累積、資産価格高騰
  • 誰も見ない書類をひたすら作成するだけの仕事、無意味な仕事を増やすだけの上司、偉い人の虚栄心を満たすためだけの秘書、嘘を嘘で塗り固めた広告、価値がないとわかっている商品を広める広報……私たちはなぜ「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)」に苦しみ続けるのか? なぜブルシット・ジョブは増え続けるのか? なぜブルシット・ジョブは高給で、社会的価値の高い仕事ほど報酬が低いのか? 世界的ベストセラー、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』の訳者による本格講義!

    【目次】
    第0講 「クソどうでもいい仕事」の発見
    第1講 ブルシット・ジョブの宇宙
    第2講 ブルシット・ジョブってなんだろう?
    第3講 ブルシット・ジョブはなぜ苦しいのか?
    第4講 資本主義と「仕事のための仕事」
    第5講 ネオリベラリズムと官僚制
    第6講 ブルシット・ジョブが増殖する構造
    第7講 「エッセンシャル・ワークの逆説」について
    第8講 ブルシット・ジョブとベーシックインカム
    おわりに わたしたちには「想像力」がある
  • ふつうに生きていたら転落する。

    知識社会化が進み、人生の難易度がますます上がっていくーー。

    残酷な「無理ゲー社会」を攻略するための
    たった一つの生存戦略とは?

    才能のある者は人生を攻略(HACK)し、
    才能のない者はシステムに搾取(HACK)される。

    常識やルールの「裏道を行け」!


    【本書の目次】

    PART1 恋愛をHACKせよーー「モテ格差」という残酷な現実
    PART2 金融市場をHACKせよーー効率よく大金持ちになる「究極の方法」
    PART3 脳をHACKせよーーあなたも簡単に「依存症」になる
    PART4 自分をHACKせよーーテクノロジーが実現する「至高の自己啓発」
    PART5 世界をHACKせよーーどうしたら「残酷な現実」を生き抜けるか?


    【本書の内容】

    ・「女性嫌悪」に走るモテない男たち
    ・ナンパ師が手にし損ねた「ほんとうの愛」
    ・道徳的な「モテ戦略」とは       
    ・「寝てるだけでお金を貯めた」天才の極意
    ・ブラックジャック必勝法は存在する
    ・ノーベル経済学賞の先を行け
    ・ギャンブルは「向精神薬」
    ・大学生の50%が「ネット中毒」
    ・「ちがう自分」という強迫観念
    ・「自己実現した主体」が幸福をもたらす
    ・トランスヒューマニズムと「優生学2.0」
    ・「寝そべり族」はなぜ生まれたか
    ・自己啓発としての「ミニマリズム」
    ・「ストア哲学」は究極のメンタル術   ……ほか
  • 「世界に冠たる日本の医療」などと、医療提供体制の充実ぶりを誇っていた我が国が、なぜ、世界的には「さざ波」程度の感染者数増加で、このように簡単に医療崩壊を起こしたのか、その謎に迫る。
    7人の容疑者(原因の仮説)を挙げて、一つ一つ謎解き仕立てで話を進める。現在、国民の間では、なぜ、こんなに簡単に医療崩壊が起きたのか、一部の医療機関が頑張る中で、まったく何もしていない医療機関があるのはなぜなのか、医師会や専門家会議はなぜ、緊急事態宣言で経済をストップすることばかり提言するのかなど、医療提供体制への不信感が渦巻いている。まずはそれらへの疑問に答えるのが本書の目的である。
    また、今後もしばらくウィズコロナの時代が続くので、パンデミック時の医療崩壊を防ぐためにどんな手立てがあるのか、アフターコロナ時代の平常時の医療をどのように改革すべきかという点も議論、政策提言を行う。
  • 職場のいじめで
    精神障害を発症した件数が、
    この11年で10倍に!

    膨大な数の「いじめ・嫌がらせ」相談を受けてきた著者が、
    実例を紹介しながら、その背景を分析。

    長時間労働、重い仕事の負担……、
    過度な圧力に晒された職場で、多発!

    ●9年連続で、「いじめ・嫌がらせ」が労働相談1位
    ●トヨタ、三菱など大企業で相次ぐ、いじめによる自死
    ●いじめのある職場は、長時間労働の割合が2倍以上
    ●約5割の会社が、いじめを放置
    ●過酷な職場で起きる、ガス抜きとしてのいじめ
    ●いじめが一番多いのは、「医療・福祉」の職場
    ●「発達障害者」へのいじめが、5年で5倍に増加
    ●「生産性」の低い労働者が、「いじめても良い」対象に
    ●近年の職場いじめは、経営の論理を内面化した同僚らによって、「自発的」に行われる
    ●会社・上司に相談する前に、「録音」など証拠集めを

    職場いじめは、日本社会の構造的問題だ!!
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    ガリ勉京大院生、キャバクラに潜入す――
    一流大学に通う筆者は、女らしさを売りにするキャバ嬢たちを“そうするしかない人たち”と哀れみ、自分とは違うと決めつけていた。しかし、ある時知人に「彼女たちもあなたも変わらない。違うと思っているなら、それはキャバ嬢を差別しているだけだ」と指摘され、愕然とする。真相を確かめるべく潜入したキャバクラは、想像以上の“魔窟”だった。女の矜持を刺激するランキング、“全て自己責任”のセクハラ対策、“素人性を売りにするお水”という矛盾。予想通りのくだらなさを感じつつ筆者は、徐々に夜の世界に“ハマる”想定外の自分に気づく……。キャバクラとは、病みとは、女とはなにか。八六年生まれの俊英が送る、“武器としての社会学”!
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    オーバーツーリズム最前線、京都!
    日本の古都、京都。この人口150万の小さな街に、世界中から毎年5000万人以上の観光客が押し寄せている。こうした訪日外国人観光客の急増は利益をもたらす一方、観光客とのトラブル―舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題―などの観光公害《オーバーツーリズム》として、いま大きく注目されています。東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京も決して他人事ではないこの大問題について、本書では、オーバーツーリズムの最前線で戦う京都住民たちの現地レポートや関係者インタビューを通して「持続可能な観光」の在り方を考えてゆきます!
    *本書目次
    はじめに
    京都市内地図
    第1章 京都がパンクする!?
    “世紀の愚策”と呼ばれた京都改造計画
    花街に押し寄せる「舞妓パパラッチ」
    「日常」に侵入する観光客
    「インスタ映え」で地価高騰?
    「お宿バブル」が街を塗り替える
    民泊がもたらした「お宿カオス」
    世界はそれを「オーバーツーリズム」と呼びはじめた
    インタビュー(1)オーバーツーリズムと戦う京都の和尚さん 「信仰と観光をごっちゃにしたらあかん!」
    第2章 日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」
    観光は「おいしくない」
    京都から押し出される日本人
    インバウンド市場の主役は中国人
    日本社会の「観光客ぎらい」
    インタビュー(2)舞妓パパラッチに脅かされる祇園ブランド 「観光されたくない」街のSOS
    インタビュー(3)京都市、かく戦えり! オーバーツーリズム最前線からの報告
    第3章 「京都らしさ」の正体 ~観光のまなざしと「古都」化する京都
    京都ブランドは「観光ありき」ではなく「文化ありき」
    京都観光史~京都はいつから「古都」なのか?
    京都タワーと京都駅ビルがもたらした景観論争
    「そうだ 京都、行こう。」時代の京都リピーターたち
    インタビュー(4)これぞクールジャパン最前線!! 刀で「日本」を伝える京都のサムライ塾
    インタビュー(5)狭い、不便が逆に良い!? 超人気町家旅館のおもてなし 日本の“日常”をプロデュース
    第4章 京都は誰のものか?
    我々は観光客に何を奪われるのか
    テーマパーク化する京都
    おわりに
    参考文献
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    若者が考えるべきは、「働き方」ではなく「労働」だ
    いま、若者を食いつぶすブラック企業がはびこり、20代・30代の過労死や過労自殺が社会問題になりつつある。なぜ奴隷でもないのに死ぬまで働くことになるのか? 非正規雇用になるのも過労で鬱になるのも、すべては「自己責任」なのか? 経済成長ばかり叫ばれるが、どれだけ成長したら労働環境はマシになるのか?「日本には、過労死するほど仕事があって、自殺するほど仕事がない」と誰かが言ったが、本当にその通りだ。何かが、決定的におかしい。日本はいったいなぜ、こんな異常な国になってしまったのだろうか? 本書では、日本の苛酷労働・違法労働の発生原因を一から探り、どうすれば私たちの力で労働環境を良くすることができるのか、その可能性を提示していく。
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    政治の本質はレトリックにあり。政治家の話術から見えてくる日本政治の構造と問題点を、平成政治史と安倍・菅政権を総ざらいして検証!
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    観光都市復活の狼煙が、京都から上がる!
    2020年、未曽有の疫病禍により観光都市・京都から観光客が消えた。オーバーツーリズムから一転、ゼロからの観光復活を模索するわれわれは、いまこそ「観光立国」の本質を問い直すことになる――。本書は、新型コロナウイルス禍で浮き彫りとなった観光産業の諸問題を分析しつつ、起死回生の「スイてます嵐山」キャンペーンなど京都観光・最前線の動きから、世界がまだ見ぬ「新しい観光」の形を探し出す。数多の観光都市よ、いまこそ京都に続け――!
    *本書目次より抜粋
    第1章 観光に依存していたビフォー・コロナの世界
    インタビュー1 京都から観光客が消えた!?……しかし、人気町家旅館が感じる手ごたえとは? ――コロナ後も変わらない非日常を守りつづけるサービス――
    第2章 崖っぷち国家を襲った観光危機
    インタビュー2 京都観光の進化に挑むロードマップ ――危機の時代におけるDMOの役割――
    第3章 ルポ・コロナ禍の京都
    インタビュー3 オーバーツーリズムが一転、いまやオンラインツアー戦国時代!? ――銭湯の2階から京都観光を考える――
    第4章 「新しい旅」の始動
  • ―「政府は貧しい人々の面倒を見るべきか?」
    これは、世界47ヵ国を対象にして、アメリカのピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が2007年に行った調査に含まれる質問の一つです。この質問に「面倒を見るべき」と答えた人の割合が最も高かったのはスペインで、実に96%にのぼりました。では、その割合が最も低い59%だったのは、どの国でしょう?――それが、日本にほかなりません。つまり、約4割の日本人は、貧しい人や困っている人を自分で助けないばかりか、公の力で助けることにも同意していないのです。では、次の質問はどうでしょう?

    -「社会の多くの人は信頼できるか?」
    これは、2019年に行われた第7回「世界価値観調査(World Values Survey)」にある質問です。この質問に「信頼できる」と答えた人の割合は、オランダでは58.5%、ドイツでは41.6%だったのに対して、日本では33.7%。しかも、「信頼できるか」どうかの対象を「他国の人」に変えると、オランダの15.4%に対して、日本は実に0.2%、という驚くべき結果になります。つまり、日本人は日本人同士でも信頼していないし、他国の人はほとんど信頼していない、ということです。

    本書は、こうしたさまざまな調査の結果を紹介しながら、「おもてなしの国」と言われ、自分たちでもそう思っている日本人が、本当は「やさしくない」ことを明らかにします。この「やさしくない国」をもたらした歴史的・社会的な要因を探ったあと、このまま進んでいった先にはどのような国が待っているのか、その姿が浮かび上がってくるでしょう。すぐに「自己責任」や「自助」が叫ばれる現状を変えるには、どうすればよいのでしょうか。長年ヨーロッパで教育・調査に携わってきた気鋭の著者がクリアに描く日本の姿と、明るい日本を実現するための方策――本書には、確かにこの国の「今」と「未来」があります。

    [本書の内容]
    序 章 人にやさしくない、貧しい国ニッポン
    第1章 他人を信頼しない日本人
    第2章 そもそも、なぜ人は他人を助けるのか
    第3章 日本人の社会参加
    第4章 利己主義の社会的帰結
    第5章 日本はベーシック・インカムを導入すべきか
  • 「従順な子」をつくる教育は、もう終わりにしよう!

    ブラック校則、いじめ、心の教育、不登校、教師の長時間労働――。
    日本の教育が抱える最大の問題とは?

    『学校の「当たり前」をやめた。』著者と、日本の同調圧力を追及してきた演出家による必読の学校論!

    ・教師への信頼を失わせるブラック校則
    ・「服装・頭髪の乱れは心の乱れ」という迷信
    ・不登校からのリハビリ
    ・いじめの件数に意味はない
    ・「朝の挨拶運動」はただの時間外労働
    ・「国や社会を変えられると思う」は18.3%
    ・「わかる授業」が良い授業なのか
    ・30人を超えると集団の質が変わる
    ・スマホのルールは子どもたちが決める
    ・ぶつかり合うのは当たり前
    ・スーパー教員がもたらした学級崩壊
    ・「絆」と「団結」が目標になってしまう
    ・対話が苦手な日本人
    ・感情をコントロールする技術
    ・日本にユニコーン企業が少ない理由


    ブラック校則に直面する生徒、子の不登校に悩む親、長時間労働に疲れる教員……すべての人に贈る、常識を疑うヒント。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    日本一かっこいい夫婦が残した名言、至言
    戦後史の立役者は、恥ずかしがりやで不器用、妻は骨董に傾倒しエッセイストとして才能を開花させ、美しい共生によって、パラレルな人生を楽しんだ夫婦のかたち
  • ネットに吹き荒れる誹謗中傷、国民を見殺しにする政府や権力者、強気を助け、弱気を挫くメディアの病巣、日本の歪な現実の病巣を、いまもっとも硬派な論客2人が語り尽くした。

    「排他と不寛容の風潮の背後に漂う時代の深層をさらに重層的に解析し、多角的に浮かびあがらせることができるのではないか」
    (青木理「まえがき」より)

    まえがき 「自己責任論」と切り捨ての時代を招いたものとは
    第一章 対韓感情悪化の源流とそれをもたらした日本社会の構造的変化
    第二章 友好から対立へ 日韓それぞれの事情
    第三章 恫喝と狡猾の政治が生む嫌な空気
    第四章 社会を蝕む憎悪の病理 ヘイトクライムを呼ぶ確信犯的無責任と無知
  • オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
    監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
    誰にも書けなかった“治安活動”の真実!


    公安警察の暗部──東京・中野のJR中野駅にほど近い一角。
    コンサート会場や結婚式場として有名な中野サンプラザの裏手あたりに広大な敷地を有する警察大学校がある。
    この敷地内にかつて、古びた木造の建物があった。
    入り口には縦長の看板。
    黒い字で「さくら寮」と記されていた。
    こここそが戦後間もなくから日本の公安警察に存在する秘密部隊の本拠地だった。

    その組織は「四係」と呼ばれていた。
    地方分権を建て前としながら、中央集権的な機構を持つ公安警察の中枢として全国の公安警察官の活動を指揮・管理する裏組織。
    いつしか警察内や関係者の間では「サクラ」の隠語を冠されて呼称されるようになる。

    ……戦後公安警察の暗部を辿っていくと、糸は全てが中野へと収斂されていく。
    「サクラ」とはいったい何をなしてきた組織なのか。
    (本書より──)
  • ■■■発達障害の夫や妻、子どもとの関係が
    よくなるコツとは?■■■

    ■■■発達障害の職場の上司・部下とは、どうすれば
    うまくコミュニケーションがとれるのか?■■■

    □ 発達障害は親の育て方やしつけが原因?
    □ その場の話題に合わせるのが苦手?
    □ 同時に二つのことができない?
    □ 突然の予定変更に順応できず、混乱する?

    ■■■発達障害の人との人間関係が原因で起こる
    「カサンドラ症候群」とは?■■■

    第一人者が発達障害にまつわる
    「疑問」と「不安」にお答えした、
    発達障害の当事者と周囲の人々の
    「生きづらさ」「しんどさ」をなくすための本!

    ・・・・・・・・・・

    私は、発達障害の人と周囲の人たちとが
    お互いに「なんだか違う」と思いながらも、
    わかりあって幸せになってほしいと願い、
    臨床を続けてきました。

    世間には、子どもの発達障害に関する本、
    大人の発達障害に関する本がたくさん刊行されていますが、
    本書は発達障害の知識そのものにとどまらず、
    「カサンドラ症候群」を補助線としながら、
    発達障害の人と周囲の人との関係性や
    コミュニケーションに着目しているのが、大きな特長です。

    ASDの人たちはふだんどのような悩みを抱えているのか。

    最近増加している「大人の発達障害」が、
    日常生活を送るうえで周囲に
    どのような影響を与えているか。

    具体的な臨床例を参考にしながら、
    一緒に考えていきたいと思います。

    家庭でも職場でも、お互いにわかりあいながら、
    違っていても、違っているからこそ、
    一緒になって生きていこう――。

    そうした社会の実現に向けて、
    少しでも前に進むことができたら幸いです。

    ・・・・・・・・・・

    ■■本書のおもな内容■■

    第1章 発達障害とカサンドラ症候群
     1 発達障害の基礎知識
     2 いま増加中の「カサンドラ症候群」とは
    第2章 職場と人間関係――上司や部下がASDの場合
    第3章 家庭と人間関係――家族の誰かがASDの場合
     1 夫(父親)がASDのケース
     2 子どもがASDのケース
     3 妻(母親)がASDのケース
    第4章 発達障害と夫婦関係
    第5章 発達障害と親子関係
    第6章 どうすればラクになれるのか
  • 巨大化する中国。
    迎え撃つ米国。

    新たな冷戦の水面下で忍び寄る〈七つの戦争〉。

    覇権と覇権のはざまを、
    日本はこうして泳ぎ抜く!

       -----

    コロナ敗戦国、日本。
    感染症危機に襲われながらも無為無策で通した我が国は、防衛力、行政効率、政治指導力、ありとあらゆる実力の程度を露呈させ、危機管理能力の欠如を知らしめてしまった。

    にもかかわらず日本は、ますます覇権国化する中国と、それを迎え撃つアメリカとのはざまに位置する運命から逃れることができない。

    覇権と覇権のはざまで脅かされる新冷戦時代を、我々は泳ぎ抜くことができるのか。

    本書は親中でも反中でもなく、
    ファクトから米中〈七つの戦争〉を分析し、
    日中韓台4か国を俯瞰することで日本のサバイバル戦略を提示する。

    【 それでも、日本なら生き抜ける! 】



    ◆本書の内容◆

    ■第1章 米中、七つの戦争
    習近平の長期政権は「台湾統一」を前提にした了解事項――。
    中国政府の方針に照らしても、米中の対立は長期化・全面化せざるを得ない。
    (1)貿易、(2)技術、(3)人権、(4)金融、(5)コロナ、(6)外交、そして最後に(7)軍事まで。台湾有事を視野に〈七つの戦争〉の行く末を予測する。

    ■第2章 「コロナ対応」の東アジア比較
    コロナ対応では日本が東アジアで「一人負け」――。
    OECDによる2020年までの経済回復予測では日本はG20のなかで最低とされている。新型コロナ感染症では感染者も死亡者も東アジア周辺国のなかでは飛び抜けている。日本・中国・韓国・台湾、4ヵ国のコロナ対応を比較検討し、日本が克服しなければいけない課題を明らかにする。

    ■第3章 韓国と台湾を見ると5年後の日本がわかる
    韓国と台湾を襲う「激震」に日本もやがて直面する――。
    巨大化する中国に迫られていながら日本より規模の小さい韓国と台湾では、新冷戦による「激震」が先に来る。だがその対応策も彼らが先に模索している。日本が学ぶべきこと、学べることは何か?

    ■第4章 日本は中国とどう付き合うか
    アフター・コロナの時代だからこそ「幸福な日本」になることができる――。
    日本人にとって「古くて新しい問題」である巨龍・中国との付き合い方。それが焦眉の課題となる新冷戦体制下で、譲れるもの、譲れないもの、死守しなければならないものを腑分けしながら、日本のお家芸でもあったはずの戦略的な曖昧さを〈貫徹〉する方策を提示する。

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