『社会、亜紀書房、1年以内(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「ジャンルの垣根を超えた傑作。
ページをめくる手が止まらない」
スティーヴン・キング 絶賛!
ニューヨーク・タイムズ
ベストセラー 1位
1970 -80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件。30年以上も未解決だった一連の事件の犯人「黄金州の殺人鬼」(ゴールデン・ステート・キラー)を追い、独自に調査を行った女性作家による渾身の捜査録。
アメリカでベストセラーとなり、現在HBOがTVドキュメンタリー・シリーズを製作中の話題作。強盗、強姦、殺人を十年以上にわたって繰り返し、DNA鑑定の網をくぐって闇に消えていた犯人を、作家である著者が独自の捜査で追いつめていく手に汗握るノンフィクション。
序文寄稿:ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』著者)
ワシントンポスト、「エスクァイア」誌、Amazon.com、ニューヨーク公立図書館、 シカゴ公立図書館他で “2018年 ベストブック・オブ・ザ・イヤー”受賞!!
本当に手に汗握る作品だ――「ピープル」誌
息を呑む野心的で見事な筆致――「ニューヨークマガジン」誌
読者が知るべきは、なぜこの本が特別なのかという理由だ。それは、この本が向き合っている二種類の強迫観念である。一つは光に溢れ、もう一つは闇の中にある。
「黄金州の殺人鬼」は闇であり、ミシェル・マクナマラは光だ。
気が滅入るほど邪悪。聡明かつ、断固とした決意。本書はこの二つの心理への旅路である。
私は本書を愛してやまない。 ――スティーヴン・キング -
結婚しても、しなくても
私たちは結局“ひとり”を共に生きていく生き物なのだ。
──前田エマさん(モデル)
「非婚」は結婚の「否定」ではない。
人と違う生き方に、大きな愛を贈ってくれる本。
──安達茉莉子さん(作家・文筆家)
* * * * *
累積聴取回数2000万回超!
話題のポッドキャスト「ビホンセ」制作兼進行役による〝結婚しない〟という選択。
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「結婚しないんですか?」
「子供がほしくはないですか?」
「ひとりで寂しくないですか?」
……非婚に対する偏見はまだまだ根深い。
* * * * *
非婚は結婚の反対ではなく、多様な生き方のひとつ。
自分の選んだ道に責任を持ち、時には弱音を吐いて傷つきながらも、自分を愛し、前に向かって進んでいく。
本書には、非婚でも結婚でも事実婚でも同性婚でも、人それぞれの生き方を尊重し、みんなが穏やかで楽しく暮らせるための温かなエッセンスが満載。
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「結婚=幸せ」だなんてファンタジーじゃない?!
自分で選んで決めればいい。
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【目次】
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v54> プロローグ──こんなテーマで本を書くなんて
非婚宣言──何もそんな決心までしなくても
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v55> こんにちは、非婚です
■住む家のために結婚はできない
■結婚までは愛せない、あなたを愛したのだ
■非婚主義者のくせになぜ恋愛するのか
■甥や姪がそんなにかわいいなら自分の子を産めばいい
■ロングタイム・ノ氏ですね
非婚の冠婚葬祭──幸せと悲しみを分かち合うのに損も得もない
■私が暮らすあの家
■私もお母さんみたいに生きたい
■非婚者の結婚式
■非婚で生きるにはしっかり稼がないと
■私のお葬式で棺を担いでくれますか
非婚ライフ──自分と連れ添って生きる
■大田で生まれた色黒の子
■私たちは互いの体を観察しながら成長した
■私のトリセツ
■好きだから線を引いたんです
■好みの発見
■おばあさんの瞳にチアーズ!
■夫はいません。でも、推しはいます
非婚共同体──完璧に理解できなくても完全に愛することはできる
■ブックフェアに母が来た
■一緒に越えていく日曜日
■笑っているうちに一緒にいかだの上に、しかもこんなに遠くまで
■知らない犬と飛行機に乗った
■あなたが死んだら
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v56> 私の祖母
■どうしてあなたが非婚をとやかく言うんですか
■エピローグ
■訳者解説 -
【 推薦!】ピーター・バラカン氏
デトロイトやメンフィスより語られないシカゴのソウル・ミュージックを支えたコミュニティが目に浮かびます。
共同体あってこその音楽シーン、そのことを痛感しました。
* * *
音楽産業とブラック・パワー、そして公民権運動の結びつきを、
膨大な当事者インタビューと資料から解き明かす、決定的ノンフィクション!
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◆カーティス・メイフィールド
◆ジェリー・バトラー
◆ダニー・ハサウェイ
◆アース・ウィンド&ファイアー
◆ミニー・リパートン
◆チャカ・カーン
◆テリー・キャリアー……。
──ソウル界に燦然と輝く星々は、音楽とともに、世界を変革しようとした。
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〈 音楽の変革 × 社会の変革 〉
人種隔離の時代に、シカゴのソウル・ミュージシャンが行った変革とは何だったのか?
自主レーベルの設立、黒人経営企業の立ち上げ、地元コミュニティ、メディアとの協働、独自の流通網の開拓……。
シカゴ・ソウルの生成を中心に、ファンク、ハウス、Hip hopの時代まで駆け抜ける、唯一無二の音楽/社会のドキュメント!
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【目次】
■はじめに
第1章・廊下とラジオ
──コミュニティの変化と新しいメディアが音楽を変えた
第2章・アイム・ア・テリング・ユー
──新興のアーティストと起業家が拓いた新時代
第3章・ウィアー・ア・ウィナー
──ミュージシャン、活動家、教育者たちが音楽業界を築き、発展させた
第4章・サイケデリック・ソウル
──シカゴの一九六〇年代のカウンター・カルチャーが社会運動と音楽の方向を変えた
第5章・ア・ニュー・デイ
──一九六〇年代の闘いの答えとなったアフリカ中心主義と明確な政治的声明
第6章・リズムがすべてではない
──企業の力が一九七〇年代のブラック・ミュージック、商業、政治を動かした
第7章・サウンド・パワー
──ファンク、ディスコと結束、分断、希望
第8章・未来予想
──リイシュー、サンプリング、若いアーティストたちが再考するソウルの歴史
■謝辞
■訳者あとがき
■原注
■ディスコグラフィー
■参考資料 -
〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉
19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。
その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。
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株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。
政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。
歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。
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19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。
[解説]佐藤亜紀氏 (作家)
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【目次】
■まえがき
〈 第一部・グトレ、ハナ、ヘンリエッタ 〉
第1章……勃興の母
第2章……ただの機械
第3章……家庭を築く
第4章……婿探し
第5章……マダム・モンテフィオーリ
第6章……より健康的な気候
第7章……調和、誠実、勤勉
第8章……裏切り
第9章……ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
第10章……婚礼と葬式
〈 第二部・シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ 〉
第11章……「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
第12章……キリスト教徒と結婚して一族を離れる
第13章……ユダヤ教徒として結婚し、ロスチャイルド家に入る
第14章……幼児の養育
第15章……芸術の女神
第16章……「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
第17章……底知れぬ深淵
第18章……逃げ道と遺産
第19章……ホテルでの暮らし
第20章……母親の教育
〈 第三部・コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ 〉
第21章……恋のたわむれ
第22章……跡継ぎとたしなみ
第23章……薔薇と獅子
第24章……初めての演説
第25章……ボヘミアのブランチ
第26章……王室の印章
第27章……救出と防止
第28章……登用
第29章 ……「大砲が夜のうちに届き」
〈 第四部・ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー 〉
第30章……国境を越えて
第31章……入隊
第32章……復興
第33章……休暇
第34章……戦火を前に
第35章……姉妹の戦い
第36章……残響
第37章……男爵夫人、バードとモンク
第38章……ノミの女王
第39章……スペア・リブと刺繍の叛乱
第40章……すばらしい小春日和
第41章……母と娘
■謝辞
■原註
■[日本語版解説]佐藤亜紀
■家系図 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【推薦】竹田ダニエルさん(Z世代ライター・研究者)
男社会がバカバカしいと感じるのは、自分だけじゃなかった──
アホらしい世の中を生き残るための爆笑処世術
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★アイディアを盗まれたら「私が言いたかったことを明瞭にしてくれたのね」と返しましょう!
★キーボードは強めに叩きましょう。うるさいほど「仕事ができる!」と思われますよ。
★深夜に仕事のアイディアを共有すれば「なんて働き者なんだ!」と感心されるはず!
* * *
〈 Yahoo!やGoogleで働いたあと、コメディアンとなったサラ・クーパーがつづる女性たちに贈るエール 〉
男性が気づかない、女性の「職場あるある」を豊富なイラストで風刺!
「男性社会のサバイブ術」を笑い飛ばしながら、男性社会に過剰適応するよりも「自分が目指したい生き方」を貫くことの大切さに気づかされる、女性を応援する一冊が登場!
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本書では、女性がいかにして夢を実現し、キャリアで成功を収め、リーダーになるのかをご説明します。
男性が今やっているマンスプレイニングを終えたらすぐ始めますので、少々お待ちくださいね。
ご心配はわかります。彼らのマンスプレイニングって永久じゃないかと思うくらい長く続きますよね。
* * *
……はい、というわけで、本書は「男性が話したいだけ話し終わるのを辛抱強く待っている間に落書きをする空白ページ」をご用意しております。
それだけでなく「男性のように語りながらも女らしさを失わないコツ」「男性を脅かさずにできる女性向けリーダーシップ戦略」をお教えしたいと思います。
* * *
女性のみなさん、本書から得た知識で武装しましょう。
あなたの成功と幸せのために何が必要か、日頃の振る舞いを思い返しながらお読みください。
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【目次】
〈まえがき〉
本書の執筆中に心を傷つけられた男性はおりません。
1〈夢と希望〉
演技し過ぎずに就職面接に成功するコツ
2〈コミュニケーション〉
男性のように語りながらも女らしさを失わないコツ
3〈野心〉
周囲からうっとうしがられずに出世するコツ
4〈オーセンティックであること〉
偽りない自分のままで職場に出勤し、その自分を完璧に隠す方法
5〈多様性〉
テック業界の多様性の実際
6〈リーダーシップ〉
男性を脅かさずにできる女性向けリーダーシップ戦略
〈休憩〉
男性がマンスプレイニングしている間に落書きをするための白紙ページ
7〈ネゴシエーション〉
初心者向けガスライティング
8〈ハラスメント〉
加害者男性のキャリアを傷つけないよう、上手にセクシャル・ハラスメントを受けるコツ
9〈成功〉
独自の冒険を選ぼう──貴方は、他人から好かれたいのですか? それとも成功したいのですか?
10〈同盟関係〉
男性のための「よくできましたシール」
11〈起業家精神[アントレブレナーシップ]〉
迫力満点の「レディー・ボス」のための完璧なピッチデック
12〈セルフケア〉
ストレスだらけでいながらリラックスする方法
〈すべての結論〉怖い女になろう
謝辞
訳者あとがき -
〈「クレヨンしんちゃん」や「ちびまる子ちゃん」の家族はもういない。〉
父の不在、母のワンオペ育児と家事──。日本の家族の現実は過酷だ。
それでも多くの人が、「家族」を大切なものと考えている。
低い出生率と世界一進んだ高齢化、ひとり親世帯の貧困率の、さらには同姓を強いられる唯一の制度を持つ現代の日本の家族とはどのようなものなのか。
本書は、日本とイギリスの家族を調査、比較しながら、日本の家族の実相を探る。
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「ひとりでも生きられるようになってきた現代社会において、それでもなお人が〝家族〟を形成するのはなぜなのか?」
父が仕事で不在がちでも、ワンオペ育児と家事で女性たちが疲弊しても、意外にも今でも多くの人が、「家族」を大切なものと考えている。
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保守派が目論む自助を担う器ではなく、フェミニズムが忌避する女性を閉じ込める檻ではなく、一人ひとりが自由で、かつ頼り合える家族をどのように作ることができるのか。
社会学者たちが自らの体験を踏まえながら家族のこれからを語る。
《社会学者が分析する日本の家族の実像。日本の未来も、少子化対策も、ここからだ!》
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【目次】
■まえがき
■序章………幻想の家族像を捨てる[品田知美]
■1…………家族像の輪郭──生活時間の変化から[品田知美]
■2…………生活の充実感をもたらすものは何か[高橋幸]
■3…………リビングという空間──住まわれ方の日英比較[野田潤]
■4…………「郊外」から考える──「家族」と「幸福」の物語[水無田気流]
■5…………家族生活の意味論──日本とイギリスの価値意識[品田知美]
■終章………離れても共にいても家族[品田知美]
■調査概要
■座談会……日本の家族像を点描する[品田知美×水無田気流×野田潤×高橋幸]
■あとがき
■引用文献 -
【WHITESHIFT[ホワイトシフト]】
白人マジョリティが徐々に、白人の伝統的文化を身につけた混血人種のマジョリティへと変容していくモデル。
英国では2100年代に混血の人々がマジョリティになると著者カウフマンは予見する。
──その時、世界はどう変わるのか?
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〈大転換する世界情勢〉欧米で大きな話題を呼んだ必読書!
地球規模での移民の加速化により、白人は各国で少数派となる。
白人のアイデンティティが揺らぐなかで台頭するポピュリズム、ナショナリズム、多文化主義に、我々はどう向き合えば良いのか。難民問題への対処に正解はあるのか。
人口学、社会学、政治学、統計学、心理学 などの知見を動員し、精密なデータをもとに 米・英・欧州・カナダの状況を分析。全ての人が希望を持てるような未来像を模索する。
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《特別付録》西山隆行氏(成蹊大学教授)による長文解説。
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【目次】
■第一章………白人がマイノリティになる世界―ホワイトシフト
〈 第一部・闘争 〉
■第二章………ホワイトシフト前章アメリカ史におけるWASPから白人への転換
■第三章………トランプの台頭―移民時代の民族伝統主義的ナショナリズム
■第四章………英国― 英国保護区の崩壊
■第五章………欧州における右派ポピュリズムの台頭
■第六章………カナダ特殊論― アングロスフィアにおける右派ポピュリズム
〈 第二部・抑圧 〉
■第七章………左派モダニズム―一九世紀のボヘミアンから大学闘争まで
■第八章………左派モダニズムと右派ポピュリストの戦い
〈 第三部・逃亡 〉
■第九章………避難― 白人マジョリティの地理的・社会的退却
〈 第四部・参加 〉
■第十章………サラダボウルか坩堝か? ―欧米における異人種間結婚
■第十一章……白人マジョリティの未来
■第十二章……「非混血の」白人は絶滅するのか?
■第十三章……ホワイトシフトのナビゲーション―包摂的な国の包摂的なマジョリティへ
■謝辞
■解説──西山隆行
■参考文献および原注 -
〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。
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〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。
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「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦
「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介
* * *
地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
そこから何を学ぶことができるのだろうか。
《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》
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【目次】
■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
■第1章……一九二三年九月一日
■第2章……一夜が明けて、九月二日
■第3章……本所から神田、浅草など
■第4章……震災に乗じて殺された人びと
■第5章……救援──被災者のために
■第6章……震災で変わった運命
■第7章……帝都復興計画
■第8章……今までの災害に学ぶこと
■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く
〈コラム〉
■林芙美子──根津神社の野宿
■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
■永井荷風──江戸と明治の終わり
■あとがき -
〈マジョリティの〝恐怖〟が〝危険なマイノリティ〟の幻影を生む〉
「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。
──なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?
豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!
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〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?
当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。
丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。
《日韓同時刊行》
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【目次】
■第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か──関東大震災 朝鮮人虐殺を読む
■第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死
■第3部……ハルビン駅で会いましょう──安重根と伊藤博文の十字路
■あとがき
■主要参考文献 -
〈女性作家たちの生涯から読み解く〉
少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家──オルコット、バーネット、モンゴメリ。
栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。
彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。
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【目次】
■はじめに
■第1章 『若草物語』
反抗の叫び──ルイザ・メイ・オルコット
■第2章 『小公子』『小公女』から『秘密の花園』へ
野ブドウを摘んだ少女──フランシス・ホジソン・バーネット
■第3章 「アン」と「エミリー」
光と闇のはざまで──ルーシー・モード・モンゴメリ
■註
■おわりに
■作家たちが生きた時代
■略年表
■主な参考図書 -
〈「もう、リベラルはうんざりだ」?〉
極右に惹かれる若者たち、移民を不安視する労働者たち、敵視される団塊世代、そして高まるEUへの不信感……。
近年、欧州で広がる「反リベラリズム」感情の底流には、一体何があるのか?
EU本部の置かれるベルギー・ブリュッセルに赴任した著者が、揺れる欧州の現場に取材し、不安の根源に迫る、渾身のルポルタージュ!
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【目次】
■プロローグ……リベラリズムの行方
■第1章…………若者 vs. 団塊世代?──敵視されるリベラル
■第2章…………移民とグローバリゼーション──広がる経済不安
■第3章…………緊縮がもたらした分断──リベラル・パラドックス
■第4章…………ブレグジットの背後にあるもの──取り残された人々の怒り
■第5章…………ポルトガルの奇跡──「反リベラルのメロディー」を越えて
■第6章…………新型コロナとインフレ──問われるリベラリズム
■エピローグ……未来へと一歩を踏み出す -
《 小島慶子さん、推薦!》
ついに解明された国民病。男性に重い下駄を履かせて死ぬまで働かせ、女性には報われないケア労働を押し付けてきた日本。
男も女も苦しい社会を変えるために、しんどいあなたが楽になるために、必読の書です。
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アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。
さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった!
ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。
夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。
わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。
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その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。
日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。
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〈依存症は男らしさ、女らしさの病〉
アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、新しい人と社会のあり方について考える。
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【目次】
◆まえがき──男尊女卑社会が依存症を生む
1章……日本は男尊女卑依存症社会である
■男尊女卑依存社会が依存症を生む
■男性優位の社会構造
■らしさの価値観をインストールされる
■依存症とワーカホリック
■ワーカホリックは病気か?
■死にいたる働き方
■過労死について
2章……男尊女卑社会とワーカホリック
■ワーカホリックはさまざまな依存症のトリガーに
■仕事と飲酒
■依存症と人間関係
■条件付けと報酬系の仕組み
■人は生き延びるために依存症になる
■依存症と自尊感情
■ワーカホリックと自尊感情
■ワーカホリックと認知の歪み
■加害者家族が抱える苦悩から見える世界
3章……ワーカホリックと性別役割分業
■男性に履かされた下駄の重さ
■いまだに続く男は仕事、女は家庭に
■依存症は男らしさ、女らしさの病
■らしさへの過剰適応
4章……「男らしさの病」と男尊女卑依存症社会からの脱却
■シラフで生きること
■感情をみつめる
■回復のためのガイドライン
◆あとがき -
「私は憤慨しとるんですよ」
ジェンダー平等後進国といわれる日本で、100年前から女性の地位向上を訴えていた人がいた。
戦前は男性にしかなかった「女性の参政権」を求め、戦後は無所属の参議院議員として人びとに慕われた。
国際社会の外圧を使い、データを揃え、仲間を募り、社会に波を作る──市川房枝の方法論はいまも褪せない。
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戦前は平塚らいてうと組んで、女性の参政権を獲得する運動をはじめ、戦後は、参議院員として、女性差別撤廃条約批准を推進させ、男女雇用機会均等法の成立を後押しした。
戦前の米国行き、ILO(国際労働機関)事務所勤務、独立して婦選活動、終戦後の公職追放、60歳で参議院初当選、87歳で全国区トップ当選──。
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いまよりさらに男尊女卑、性別役割分業意識が強い時代にあって、どのように社会を動かそうとしたのか?
そして今、彼女の願った男女平等は、本当に達成されているのか……。
〈働く女性のトップランナーとして、市川房枝87年の生涯をたどる〉
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【目次】
■はじめに
序章…………国際連合と日本女性をつなぐ
第1章………「農家の娘」が一四歳で米国留学を目指す
第2章………平塚らいてうと女性の参政権をめざす協会設立
第3章………アメリカへ渡る
第4章………ILO職員として女性の労働現場を歩く
第5章………戦前の「婦選」活動
第6章………戦争を生きぬく
第7章………公職追放と参政権獲得と
第8章………無所属の参議院議員として
第9章………「政治と金」に抗して
第10章………市川房枝のジェンダー政策
終章…………ジェンダー平等に向けての「長い列」
■おわりに -
岩﨑さんの農の話は、種と実りと人の暮らしが巡りながら土地に根差すことの喜びを気づかせてくれる。
──皆川 明(ミナ ペルホネン・デザイナー)
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野菜の人生について考えたことは初めてでした。
野菜の一生に寄り添い、野菜と交流し、野菜から学んでいる岩﨑政利さんの言葉は詩人のようです。
野菜には人間と同じように個性があり多様性を失えば絶えていくことを、この本を通して知りました。
誇らかに花を咲かせる野菜の姿を見てみたい。日本の風景に野菜の花を取り戻したいと思いました。
人間にとって「種」とは何かを、問いかけてくれるすばらしい哲学書です。
──田口ランディ(作家)
* * *
在来種を守るのに大切な視点は、経済や文化だけでない。
岩﨑さんが語る「人と作物の幸せな関係」というもう一つの視点に、目を開かされた思いです。
──江頭宏昌(山形大学農学部教授 [植物遺伝資源学 ] )
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〈種継ぎ農家が畑で学んだいのちの哲学〉
長崎・雲仙の肥沃な大地で長年にわたり種採りに情熱を注いできた著者が、まだ見ぬ後継者たち、そして野菜を愛するすべての人に向けて綴った。
──農家であることの喜び、野菜と種がもたらす人生の醍醐味とは。
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施設園芸で化学肥料を極めた若き日から、有機農業と出合いたどり着いた無肥料・不耕起の在来種野菜づくり。
挫折と孤独、そして大いなる喜びもまた──。
在来種野菜と種に人生を捧げつづける長崎・雲仙の農家が語る唯一無二の種採り哲学。
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【もくじ】
◆はじめに
〈第1章 雑木林が教えてくれた〉
■農家になりたくなかった
■最先端の農業を学ぶ
■父とはちがう農業をめざして
■原因不明の体調不良
■有機農家への転向
■消費者団体がいたからこそ
■自分がやってきた農業に向き合う
■雑木林が私の師
■雑木林から見つけた農法
■それぞれが農法を極める
〈第2章 野菜の一生〉
■種と生きていく
■種を採るという営み
■種も人間と司じ
■種は心を映す鏡
■在米種とF1種
■端境期を乗り越える
■野菜の花は美しい
■花を中心とした多様性
■野菜の大往生
■種を採ることはひとつの手段
■手もとにある50種類の種たち
〈第3章 個性豊かな種たち〉
■おいしさが大切
■種がもつ物語
■種を受け継ぐ
■さりげない野菜とは
■平家大根のロマン
■野菜を原種の姿へ戻す
■種は宝探し
■種を旅に出そう
〈第4章 野菜と暮らす〉
■野菜の生きる姿に学ぶ農の世界
■食べてみて初めてわかること
■野菜の手紙
■種をあやす
■野菜と暮らしていく
■自然を聴いて心(み)る
■ひとりの農民ができること
■人と作物の良い関係
〈第5章 また、種を蒔く〉
■種を100年残すために
■食べてつないでいく
■農業という枠から外れたとしても
■そこにしかない食を求めて
■地域のひとつのモデルとして
■種からはじまる
■次世代へのバトン
◆おわりに
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「ニッポンにいるのは、賢人気取りばかりだ」
「ポピュリズム」「反知性主義」「ポスト・トゥルース」
時代を「象徴」する言説に潜む〈大衆への差別的なまなざし〉。
資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現況を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。
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◆「中立」の立場から差別する過激中道[エキストリーム・センター]
◆ 平等を求める動きへのシニシズム
◆ 格差と対立を無視し、円滑な社会運営を志す「秩序派」
◆ 愚かな群衆に囲まれていると感じるリベラル知識人のナルシズム
知的ソースをあげて、スマートに切って捨てる態度、利得と犠牲の計算のような知的操作で、割り切ってみせる態度は根本的には、この世界とは別の世界にむかう衝動や想像力にむけられているようにおもわれるのである。
〈支配する知ではなく、解放する知を求めて〉
──私たちが生き延びるための唯一の方法はデモクラシーを深化させることである。
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【目次】
◆はじめに……賢人とドレイとバカ 二〇二三年、春
第I部 無知と知、あるいは「大衆の恐怖」について
01.現代日本の「反・反知性主義」?
02.「反知性主義」批判の波動──ホフスタッターとラッシュ
03.ピープルなきところ、ポピュリズムあり──デモクラシーと階級闘争
04.「この民主主義を守ろうという方法によっては この民主主義を守ることはできない」──丸山眞男とデモスの力能
05.一九六八年と「事後の生(afterlives)」──津村喬『横議横行論』によせて
06.「「穏健派」とは、世界で最も穏健じゃない人たちのことだ」──「エキセン現象」をめぐる、なにやらえらそうな人とそうじゃない人の「対話」
第II部 だれがなにに隷従するのか
07.「放射脳」を擁護する
08.「しがみつく者たち」に──水俣・足尾銅山・福島から
09.自発的隷従論を再考する
10.「自由を行使する能力のないものには自由は与えられない」──二〇一八年「京大立て看問題」をどう考えるか
11.「中立的で抑制的」──維新の会と研究者たち
12.「この町がなくなれば居場所はない」──映画『月夜釡合戦』と釡ヶ崎
第III部 この世界の外に──抵抗と逃走
13.「ブラジルで のブレザーなんて着たがるヤツはいない。 殴り倒されるからだ」──二〇二〇年東京オリンピックをめぐる概観
14. 戦術しかない/戦略しかない──二〇一〇年代の路上における二つの趨勢
15.「わたしは逃げながら、武器を探すのです」──ジョージ・ジャクソン、アボリショニズム、そしてフランスにおける「権力批判」の起源について
16.ポリシング、人種資本主義、#BlackLivesMatter
17.パンデミックと〈資本〉とその宿主
18.「世界の終わりは資本主義の勝利とともにはじまった」──文明に生の欲動をもたらすもの
19.すべてのオメラスから歩み去る人びとへ──反平等の時代と外部への想像力
◆あとがき
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