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『ノンフィクション、社会、学問、小学館(新書、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全99件

  • 社会正義はめんどくさい。

    人種や性別、性的指向などによらず、誰もが「自分らしく」生きられる社会は素晴らしい。だが、光が強ければ強いほど、影もまた濃くなる。「誰もが自分らしく生きられる社会」の実現を目指す「社会正義(ソーシャルジャスティス)」の運動は、キャンセルカルチャーという異形のものへと変貌していき、今日もSNSでは終わりのない罵詈雑言の応酬が続いている──。わたしたちは天国(ユートピア)と地獄(ディストピア)が一体となったこの「ユーディストピア」をどう生き延びればよいのか。ベストセラー作家の書き下ろし最新作。

    (底本 2023年8月配信作品)
  • あなたは誰のメガネで世界を見ているのか。

    ネットニュースでは「日本は世界に愛され尊敬され続ける最高の国」という気分のいい記事から、「少子高齢化が進み、競争力低下が止まらない日本はもう終わり」という、読めば不安が押し寄せるものまでさまざまだ。
    円安が進めば「円安が日本を滅ぼす」という絶望的な記事が並ぶ一方で、「円安はチャンスになる」という記事もまれに登場する。
    一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。

    情報を処理するとき、人間の脳は論理的に正しいものより、わかりやすいものや都合のいいものを選んでしまう傾向がある。その結果、特定の人物や物事に対する偏見や間違った思い込み、ときには差別的な感情を強くしてしまうことがある。

    そんな思考の偏りや思い込み=「バイアス」は世界に溢れていて、自分の脳で思考する限り、誰もが「自分バイアス」から逃れることができない。つまり、誰の意見であっても、どこからの情報であっても、何らかのバイアスがかかっていることを知った上で、物事と向き合うことが重要なのだ。
    誰かのメガネをかけさせられたまま、つまり、誰かの思考バイアスに覆われたまま不自由な人生を送ることを避けて穏やかに生き延びる戦略を、脳科学の知見から語る。
  • 「初恋の味」はどこからきたのか?

    カルピスは、「初恋の味」として知られる国民飲料だ。ルーツは、モンゴル高原で遊牧民に食されていた乳製品。約100年前に三島海雲によって発見された。

    三島は僧侶にして日本語教師、さらには清朝滅亡で混乱下の大陸を駆け抜けた行商人だ。日本初の乳酸菌飲料を生み出し、健康ブームを起こした。

    没後、半世紀近く経ち、三島の名は忘れ去られた。会社も変わった。だが、カルピスは今も飲まれ続ける。三島からすれば本望かもしれない。「国利民福」を唱え、会社の利益よりも国民の健康と幸せをひたすら願った。

    カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った傑作人物評伝。

    <近代文明の危機は、一九七三年よりも恐らく遥かに深まっているのだろう。救いの大きな鍵はきっとモンゴル的なるものにある。三島海雲の伝記と思想は今こそ学ばれねばなるまい>――解説・片山杜秀氏

    ※この作品は単行本版として配信されていた『カルピスをつくった男 三島海雲』の文庫本版です。
  • 1,683(税込)
    著:
    大越健介
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    ニュースと現場と、ときどきネコと――。

    「報道ステーション」に来てからの怒濤の日々。
    その裏で自らの“仕事”と向き合い、書きためてきた思いの詰まったコラム集。真っ直ぐな言葉が胸に響く全71篇を収録。

    その週のニュースの中から、自分の心がとらえたものを改めて整理し、言葉を当てはめ、文章を紡いでいく。そして、行きづまったときはネコに助けてもらう。遊んでいるうちに視界が開けることもあれば、新たな気づきに至ることもある。そうして書き上げたコラムは、一つひとつがいわば「ニュースのあとがき」であり、この本のタイトルそのものだ。 (「はじめに」より)

    番組HPの名物コラム「報ステ後記」がついに書籍化!
  • 現役職員が明かすざんねんな大学のリアル。

     大学は教育機関ではなかったのか? 大学全入時代といわれる昨今、「就職しか興味がない学生」と「教える意欲がない教員」の思惑が一致した結果、早く手軽に卒業資格を提供するだけのファスト・サービスと化してしまった──。入試は外注、授業は手抜き、気にするのは就職率だけ……。優秀な人材を輩出するどころか、「3年で会社を辞める新入社員」を生み落とす今の大学につける薬はないのか? 教員や学生たちに日常的に接する現役大学職員が明かす「ざんねんな大学」のリアル。

    (底本 2024年4月発売作品)
  • 漫画史の空白、スタジオゼロとは?

    トキワ荘に集った、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫たちが、1963年に設立したアニメ・漫画の制作会社「スタジオゼロ」。また、そのころ急成長する漫画界では、ちばてつややさいとう・たかをなどが活躍し、出版社の編集者たちもマンガに情熱を燃やしていた。
    赤塚不二夫のアシスタントであった『釣りバカ日誌』の作者・北見けんいち氏が、
    彼らとの交流を一人一人振り返る……
    また、作者のマンガ家になるまでの道のり、『釣りバカ日誌』誕生秘話を、当時の編集者たちとの想い出も含め語る。
  • 現役文部科学副大臣の学校改革私論。

    国会議員きっての教育通と言われる鈴木寛・文部科学副大臣は、いわゆる“文教属”と言われたかつての“教育通”とは全く異なる、新しいタイプのオピニオン・リーダーだ。
     その最大のものは、これまでの「成長社会」を支えてきた中央集権やトップダウンの力に取って代わる、民意や現場の実際を反映したインタラクティブな力を用いて、「成熟社会」を形成していこうという感覚だ。
     通産省の官僚経験もある氏は、むろん数字に根ざした現実設計にも強いが、東大、早慶などで教鞭をとった経験から、教育現場に対する深い愛情と若い世代に対する強い共感を持ち、実際の文部行政においても多くの若者を起用。若いパワーを用いて、夢を実現化していこうという理想を抱く。
     最近も、文部科学省のホームページ内に「熟議カケアイ」と呼ぶ教育目安箱を立ち上げたが、その制作にも若い力は大いに活用されている。
     マルチな才能の議員が、「成長社会」までを支えた古い日本の構造を仕分けて、未来の日本再生を熱く語る本書は、教育や経済の予言書にとどまらず、これからの「成熟社会」の原理を提案する設計図としての役目も果たすだろう。

    (底本 2010年9月発売作品)
  • 世界のマーケットを動かすイスラームパワー。

     1970年代のオイルブームを契機に成長を続け、その後も原油価格の高騰を背景に、世界の金融市場で関心が高まっている「イスラーム金融」。
     いまやイスラーム諸国の人口は約20億人、世界人口に占める割合が26%を占めるに至り、もはや「異端」として片づけられない存在となっている。
     さらに近年では、金融の世界的サステナビリティやバブル抑制といった観点からも大きな注目を集めている。
     その本質は、「イスラームの教義に従った」金融手法。たとえば、 「利子の授受の禁止」「投機的取引の禁止」「不確実な取引の禁止」「アルコールや豚肉の取引の禁止」など、西欧の伝統的な金融ルールとは大きく異なるスキームを持つ。
     それゆえ、これまでわが国でもあまり理解されてこなかったと言える「イスラーム金融」。この独特の金融概念の要諦を、国際経済・金融・通貨などの諸問題に関する調査研究を行なう国際通貨研究所に集った各ジャンルのスペシャリストたちが、徹底解説する。

    (底本 2024年2月発売作品)
  • 左がきかない「左翼記者」。

    朝日新聞の論説委員副主幹として社説をとりまとめ、『報道ステーション』ではレギュラーコメンテーターとして活躍してきた恵村順一郎氏。15年春、攻勢を強める安倍政権と向き合う中で異変が襲う。重度の便秘、手足のしびれ、激烈な腰痛。下された病名は不治の病「パーキンソン病」だった。闘病生活とジャーナリズム、決断した記者引退、いま思う朝日新聞の存在意義……病と共に駆け抜けた記者人生を丁寧に綴ったノンフィクション。

    (底本 2023年11月発売作品)
  • 世界が注目!ノーベル物理学賞に一番近い男。

    いま世界中が注目する新時代のコンピューター研究者を徹底解剖。 カリフォルニア工科大学留学時代に培った組織論、そして学者とスポーツマンの両面を持つ古澤氏の、結果を出す思考力に「ハゲタカ」シリーズの人気作家真山仁が迫る。

    「バントはするな、ホームランを狙え」

    これまでの常識を覆す「光量子コンピューター」開発の最前線を走る、量子物理学者の古澤明東京大学工学部教授。

    NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも話題を呼ぶ、
    その型破りな研究者の思考力はどこから生まれてきたのか。

    〇本職はウィンドサーファー、趣味は研究
    〇研究所の大学院生には給料制で生活安定を
    〇モットーは「勝つまでやれば絶対勝てる」

    世界が注目する新時代のトップ研究者の思考力を7章渡って紹介!


    第1章 光量子コンピューターか地球滅亡か
    第2章 負ける勝負はしない
    第3章 負けず嫌いと楽しむ天才
    第4章 アトミックボムのような男
    第5章 失敗を面白がれ
    第6章 少年よ、楽しみながら大志をカタチにせよ
    第7章 常識もバランスも捨て挑戦者は、未開を拓く

    (底本 2023年11月発売作品)
  • 戦場を照らすルポルタージュ。

    2010年「国境なき医師団」に参加以来、20回近い海外派遣を経験した著者による生と死のドキュメント。

    イラク、イエメン、南スーダンなど紛争地で看護師として活動した著者は、戦禍の市民に寄り添いながら為政者の愚かさを思う。医療で戦争は止められない――思い立った著者は一時はジャーナリストへの転身を考えるも、シリアで手術後の患者の笑顔に接し、自らの使命を確かめた。

    単行本上梓後は現場から退き、採用などに携わる事務局職員となった。しかし、2021年、米軍撤退とともにタリバンが復権したアフガニスタンに渡ることに(文庫版新章)。

    自分の命を危険にさらしてまで紛争に巻き込まれた人々の治療に当たってきた白川さんのこの本は、これからの世界を築くことになる子供たちにも読んで欲しいです。世界中で蔓延する暴力の連鎖を断ち切らないことには人類の未来は真っ暗です――ピーターバラカン氏推薦

    彼女たちの存在と活動によって確実に救われる人がいる。救われる命がある――青木理氏が解説

    ※この作品は単行本版『紛争地の看護師』として配信されていた作品の文庫本版です。

    (底本 2023年10月発売作品)
  • 手に汗握る政治ノンフィクション!

    1993年は、日本の政治史において最も激動の年であった。
    「東京佐川急便事件」に端を発した「政治とカネ」の問題や自民党の竹下派を中心とする派閥争い。バブルがはじけ始めた経済への対応。混迷する政治に世論の不信感は大いに高まっていた。世界からはベルリンの壁とソ連の崩壊、東西冷戦の終結という“外圧”も押し寄せていた。
    そんな激動の波は、永田町にいた一人の男を突き動した。小沢一郎である。
    政界で既に実力者として知られていた小沢は、同志の羽田孜らと共に自民党を離党し、政権交代を起こすべく、水面下で動きを加速させていった。
    しかし、小沢の前にはいくつもの障壁が立ちはだかった。親小沢か反小沢という心理的な壁、選挙制度改革をはじめとする政策の違いという主義主張の壁、あるいは与野党という敵味方の壁――。小沢は前進と後退を繰り返しながら、非自民からなる細川護熙政権を誕生させた。「五五年体制」という最も強固な壁をぶち壊したのだ。
    そんな最も政治が熱かった「1993年」という1年を駆け抜けていった小沢ら政治家たちの姿を描いていく。そして「1993年の小沢一郎」を通して、現代の日本政治が再びダイナミズムを得るためのヒントを探す。

    (底本 2023年7月発売作品)
  • 週刊文春元トップ記者が描く日韓戦後秘史!

    「シン」と「重光」――二つの名前を使い分け、男は日韓の運命を動かすフィクサーとなった。
    週刊文春元トップ記者が圧倒的取材で描く重厚ノンフィクション。週刊ポストの衝撃連載「シンと重光」が、大幅加筆されついに書籍化。

    昭和の妖怪・岸信介、韓国大統領・朴正熙、東声会・町井久之、KCIA・李厚洛・・・・・・。八十三円を握りしめ、船で日本海を渡った男は、なぜ巨大な人脈と富を手に入れられたのか。
    日韓にまたがる巨大財閥・ロッテの創業者、重光武雄。その生涯を「表」の栄光だけでなく、これまで多く語られることのなかった「裏」の政財界人脈からも炙り出す。

    <主な内容>
    序章 日韓をつないだ政商の「血と骨」
    第一章 八十三円を握りしめて
    第二章 「シン」と「重光」のはざまで
    第三章 チューインガム戦争と政界工作
    第四章 母国への帰還
    第五章 ロッテオリオンズ誕生と岸信介
    第六章 KCIAとの太いパイプ
    第七章 日本海を股にかけて
    第八章 繁栄の代償
    第九章 兄弟の亀裂と悲しき晩年
    終章 政商から「日韓の架け橋」へ

    (底本 2023年4月発売作品)
  • 居場所がなくても幸福と思える生き方とは?

    2040年には、独身者が5割に。だれも見たことのない、超ソロ社会が到来する。
    ますます個人化が進む中、私たちは家族や職場、地域以外に、誰と、どこで、どうつながれば、幸福度を高められるのか? 
    また、親として、人生の先輩として、これからその時代を生きる子どもたちに何を伝えられるのか?

    家族、学校、友人、職場、地域・・・・安心できる所属先としての「居場所」は、年齢を重ねるごとにつくるのが難しくなり、時に私たちは「居場所がない」と嘆く。
    また「そこだけは安心」という信念が強すぎるがゆえに、固執し、依存するという弊害も生まれる。

    では、居場所がなく、家族や友達をもたず、一緒に食事をする相手がいないのは、「悪」なのだろうか?常に誰かと一緒でなければしあわせではないのだろうか?

    社会の個人化も、人口減少も、もはや誰にも止められない。私たちに必要なのは、その環境に適応する思考と行動だ。著者が独身研究を深掘りした先に示すその答え=〔接続する〕関係性、〔出場所〕という概念とは?

    結婚していてもしていなくても、家族がいてもいなくても、幸福度を上げるための視点とヒントに満ちた一冊。

    (底本 2023年3月発売作品)
  • 1,485(税込)
    著:
    三橋貴明
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    日本経済停滞の諸悪の根源はコイツらだ!

     日本経済が停滞して、すでに30年以上が経過した。しかし、状況は良くなるどころか、1997年の消費税増税を端デフレに陥り、異次元の金融緩和をしても財政出動を拒み、緊縮財政に突っ走った。さらに2度の消費税増税だ。不景気の時に増税など言語道断だということは経済の教科書にも載っていることだ。
     なぜ、こんなばかげた政策を行うのか。岸田文雄政権前からだが、どこか大東亜戦争に酷似していないだろうか。政府が圧倒的に力を持ち、一方的に物事を決めていく。そしてメディアが「大本営発表だけ」を垂れ流して煽る。あらゆる失政は明らかににもかかわらず、誰も責任はとらないし、ひたすら日本経済は右肩下がりを続けていく。
     まずは誤った貨幣観を正さなくてはならない。「国の借金1000兆円超え」「子・孫に負のツケを残すな」と一見まともそうなスローガンで増税にひた走ってきたが、そんなものはまやかしだ。岸田総理自身も「(国の借金は)政府の債務です」とようやく認め、財務省も「(日本の)デフォルトは考えられない」と対外的には発信しているのだ。そして、国債の償還ルールを採用しているのは世界で日本だけなのだ。

    (底本 2023年3月発売作品)
  • “うわさ”が5人を殺したのか?

     この村では誰もが、誰かの秘密を知っている。
     2013年7月、わずか12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。凶行に及んだ男が家のガラス窓に残した貼り紙に書かれてあった「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。メディアはこぞって「犯行予告」と騒いだが、真相は違った……。
     気鋭のノンフィクションライターが、拡散された「うわさ話」を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村を行く。発表のあてもないまま書いた原稿を「note」に投稿したところ思わぬ反響を呼び、書籍化。事件ノンフィクションとしては異色のベストセラーとなり、藤原ヒロシ、武田砂鉄、能町みね子ら各界の著名人からも絶賛の声が上がった。
     事件から10年という節目に、新章となる「村のその後」を書き下ろし加筆して文庫化する。
  • トフラーなら「この波」を予測したはずだ。

    なぜ日本人の給料は上がらないのか?
    それは「第4の波」を理解していないからだ――。

    かつて未来学者のアルビン・トフラーは、世界的ベストセラー『第3の波』において、近現代の文明を支配していた巨大な潮流と、1980年代以降の世界の変化の波を、ものの見事に分析してみせた。「第1の波」=農業革命、「第2の波」=産業革命に続き、「第3の波」=情報革命によってもたらされる情報化社会の到来を予見したのだった。

    そして今、トフラーと親交があり、互いを認め合った世界的経営コンサルタントが、畏友の考え方をヒントにして、最新の世界潮流を解説する――。

    〈現在は、トフラー氏が生きていた時代には予想すらされていなかった技術やシステムが登場し、「第4の波」というべき全く新しい社会が到来している。もし今もトフラー氏が生きていたら、この「第4の波」について考察し、新たな著書を執筆していたに違いない。だから、亡き友に代わって私がそのテーマに取り組みたいと考えたのである。〉――プロローグ

    「第4の波」とは何か? それは21世紀に入って劇的に進化した「AI(人工知能)&スマホ革命」が世の中にもたらす変化であり、21世紀は、いち早くこの波の特徴を捉えた者が富を独占する。だが、AIが人類の知能を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」へと達する「第4の波」の後半には、大規模なレイオフ(解雇)が発生すると予想される。
    果たして、この「第4の波」の激変の中で活躍できるのは、どのような人材なのか?
    そして、AIに置き換えられない仕事とは――。

    21世紀に生き残るために、来たるべき未来の「図式」を提示する「希望の書」。

    (底本 2023年2月発売作品)
  • これがEV後進国ニッポンのヤバイ現実!

    世界では今、ガソリン車から完全電気自動車への移行
    「EVシフト」が爆速で進行している。

    米国ではEV最大手テスラ社のセダン、モデル3の販売台数が
    ドイツ車御三家のライバル車を抜き去りトップに。

    EV普及率は、EUでは15%、中国では22%、ノルウェーでは80%にものぼる。

    中国では続々と新規参入のEVスタートアップが誕生し
    個性的なEVを発売、2023年にはついに日本に上陸する。

    一方、2010年に日産が世界初のEV車リーフを発売し、
    チャデモという充電インフラを構築するなど、世界をリードしていた
    日本のEV普及率は、現在わずか1%。

    EVシフトは車単体の製造だけではなく、バッテリーの製造・性能、
    充電インフラの構築もふくめての「EVシフト」なのだが、
    残念ながら日本は現在、そのどれもが世界から大きく取り残されている。

    本書では、巻き返しを図る日本の課題と世界の現状を
    EVユーザー目線にたちながらわかりやすく解説!

    2023年、著者オススメの最新EV購入ガイドも紹介する。
    (底本 2023年2月発売作品)
  • 1,485(税込)
    著:
    落合信彦
    著:
    落合陽一
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    異能の親子が語る「近未来の姿」とは。

    国際ジャーナリスト・落合信彦氏と、息子でメディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学准教授)による初の親子共著作品。

    父・信彦氏は、ケネディ暗殺の真相に迫った『決定版 二〇三九年の真実』や若者たちへの熱きメッセージを綴った『狼たちへの伝言』などで知られる国際ジャーナリスト。常に現場で取材することを信条とし、アイルトン・セナやサッチャー首相、スーチー氏など世界の著名人にも多数インタビューした。著書はいずれも大ヒットしている。

    息子・陽一氏は、メディアアーティストとして活躍するとともに、筑波大学准教授、ベンチャー企業代表など幅広く活動。世界が注目する最先端の科学者である。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ2022」に選出されるなど、受賞歴多数。

    未来を見通す目を持つ2人が、これからの世界がどうなるのかを伝える。

    (底本 2022年12月発売作品)
  • すべての生には価値があり、美しい。

    韓国のベストセラー日本上陸!
    2018年「今年の人権書」受賞

    ソウル大卒の弁護士、俳優、
    そして骨形成不全症のため車いすユーザーの著者が、
    障害者や人とちがった容姿や性的指向の人々など
    「失格の烙印」を押されがちな人生には、
    価値があって美しいことを、理性的に論理的に弁論します。

    「すべての人に尊厳がある」といわれても、それは現代社会では
    あまりに当たり前のことで、深く考えることはないかと思います。
    しかし、著者は、「すべての人に尊厳があるとしたらその根拠はなにか?」
    を深く思索し、古今東西の事例や書物からひも解きます。
    読み終わったときには、人生観がガラリと変わるはずです。

    「ロングフルライフ(不当な生)訴訟」「合理的配慮」
    「ジョゼと虎と魚たち」「コーダ」
    「ディボティー(障害のある身体への欲望)」「三島由紀夫」…
    さまざまなキーワードから現代を俯瞰する、画期的な人文書の誕生です。

    ===
    本書は、アクセシビリティに配慮した本です。
    紙の書籍、電子書籍(リフロー型)のほかに、オーディオブック版も同時発売となります。
    必要とされる方にはテキストデータを提供します。本書巻末からお申し込みください。
    本書は、社会福祉法人日本点字図書館のご協力で、以下の版もご用意します。
    ・点字版
    ・音声DAISY版
    ・テキストDAISY版
    点字版・音声DAISY版・テキストDAISY版のご利用につきましては、日本点字図書館にお問い合わせください。
    ===
  • 1,881(税込)
    著:
    森功
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    トランプタワーを買い占めた日本人。

     トランプタワーを買い占め、ジャパンマネーの力を世界に見せつけたその男は、バブルという時代を牽引し、そしてただひとり生き延びた。街金融アイチ会長、森下安道。洋服の仕立屋からのし上がり、貸付総額1兆円超のノンバンク・アイチを率いた彼は、ゴルフ会員権というビジネスモデルを考案、さらに世界の絵画取引に売って出て、世界的オークション会社の個人筆頭株主にまで名を上げた。
     その繋がりは政界から暴力団まで幅広く、桁違いの資金力に、時のバブル紳士たちも惹きつけられた。「蝶ネクタイの会社乗っ取り屋」「兜町の風雲児」「地上げの帝王」…・・・森下は彼らの裏で「イトマン事件」をはじめ数々の経済事件に関わりながら、ただひとり時代のあだ花で終わることなく生き残った。まさに彼こそはバブルの王様と呼ぶに相応しい。知られざるその生涯を通じて、狂乱の時代を総括する。
  • 1000万人以上を死に追いやった暴君。

    『ヒトラーの正体』『ムッソリーニの正体』に続く、舛添要一氏の独裁者シリーズ第3弾。

    現在、ウクライナ戦争を引き起こし、世界から様々な制裁を受けているロシアの独裁者プーチン。彼が手本とする政治家が、約30年間にわたり独裁者としてソ連に君臨したスターリンである。

    スターリンは1000万人から2000万人にも及ぶ人々を死に追いやり、徹底した恐怖政治を行った。

    猜疑心が強く、身近な同志までも次々に粛清していく様は、ヒトラー以上の残虐さである。

    このスターリンの思想、行動を詳細に辿り、ヒトラーやムッソリーニとの比較も行う。

    そして、いまなお世界を彷徨う「スターリニズムの亡霊」の危険性を露わにする。
  • 築77年の戦後日本政治を解体調査。

    戦後77年。いわば「築77年」の戦後政治は、激変する世界情勢に対応可能なのか? 与党だけではなく野党も含めて、日本政治の問題点、日本社会の構造的な問題をあぶり出す意欲作。●平成以降に顕著になった世襲政治家の首相就任。「父が比較的早く亡くなることで若くして政界デビューすることが、首相への近道」という構造的な問題を指摘する。●G7で唯一共産党が一定の勢力を持つ日本。あまり語られることのない問題を抉り、日本リベラル勢力のアキレス腱にも迫る。●約30年の間、メディアが沈黙していた旧統一教会問題に加え、創価学会・公明党問題を考察することで浮き彫りになる「政界の宗教問題」。●さらに、すでに「大阪維新の会」で、大阪を制し、全国化を狙う「日本維新の会」の問題点も追及。日本政治の問題点を浮き彫りにする刮目の一書。

    (底本 2022年11月発売作品)
  • サッカーに関わるすべての人が起こした奇跡。

    東京オリンピック開催年に日本を襲ったコロナショック…
    世界中を混乱に陥れた未曾有の事態中で日本サッカー協会が組織的に取り組んだコロナ対策とは…? 
    森保一日本代表監督、吉田麻也日本代表主将をはじめ、田嶋幸三会長、反町康治技術委員長など各部署のスペシャリストの証言をもとに、その挑戦を検証します。
    彼らの知られざる苦悩と試行錯誤から見えてくるスポーツの意義と本当の価値とは…
    想定外の危機に襲われた時に、組織の一員として、リーダーとして、どう振る舞うべきなのか…組織で挑む危機管理の新たな指針となる一冊です。

    (底本 2022年11月発売作品)
  • アメリカ社会の“溝”を読み解くキーワード。

    挑発的な手法の大統領を生み、社会に大きな溝を残したアメリカ。その背景には「文化の否定」をめぐる応酬があった。2020年、黒人差別反対を訴えるブラック・ライブズ・マター(BLM)運動は、建国の英雄らの銅像が次々と引き倒される事態へと広がる。対して、保守派からは反論が巻き起こる。トランプ大統領(当時)は、ワシントンやジェファーソンら「建国の父祖」たちの像の撤去は、これまでの文化を否定する「キャンセルカルチャー」であるとした。ほんとうに歴史を清算するのか、どうしたら対立を乗り越えられるのか。BLMをはじめ、銃規制、同性婚、ダイバーシティ、妊娠中絶、移民など数々のもつれた糸を、2020年代のホットワード「キャンセルカルチャー」を縦軸にときほぐしていく。

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 危機の時代を生き抜くためのブックガイド。

    コロナ禍にウクライナ侵攻、安倍元首相銃殺。さらには物価高に温暖化。遠い地で起こったはずの出来事が、あなたの暮らしを突如襲う。世界は複雑に絡まり合い、一寸先の予測さえ不可能である。ではどうするか。

    <時代の危機を認識するためには、読書に裏付けられた学知の力が不可欠なのである>―まえがき

    ◎内村鑑三『代表的日本人』
    ◎ヨゼフ・ルクル・フロマートカ『なぜ私は生きているか』
    ◎宮本顕治「鉄の規律によって武装せよ!」
    ◎アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』
    ◎手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』
    ◎斎藤幸平『人新世の「資本論」』

    いずれも、階級格差、民族的アイデンティティー、国家の暴力性、革命、インテリジェンス、環境について危機を真摯に受け止め、その克服に取り組んだ(取り組んでいる)知識人の著作である。

    著者の案内を入り口にして、これらの作品を読み進めれば、現代を生き抜くヒントを得られるはずだ。

    (底本 2022年9月発売作品)
  • 「多死社会」で起きる“異常”事態。

    《イジョウ死》と聞けば多くの人は「異常死」という漢字を思い浮かべ「不審な死に方」を想像するが、本書で取り上げるのは《異状死》である。

    検視(検死)というと、殺人事件や事故死、医療ミスによる死亡などの「事件」の話に聞こえがちだが、実態は“ごく普通の死”での検視が大半だ。

    自宅や施設など病院以外での死亡や、持病ではなかった死因の場合は基本的に《異状死》と判断され、警察の捜査や検視が必要になる。現在は5人に1人が異状死扱いとなっており、在宅看取りが推進される中でその数は飛躍的に増えていく。親族や自身が《異状死》となった場合、どんなことが起きるのか。

    父母を亡くした著者の体験を入り口に、摩訶不思議な日本の死因究明制度とその背景をレポート。さらに、自身や家族が「異状死扱い」されないためにはどうすればいいのか、法医学者や警察医、在宅看取りを行う医師たちを取材し、その対策も探る。

    (底本 2022年9月発売作品)
  • 決別 総連と民団の相克77年。

    かつて日本国内に60万人いた在日韓国・朝鮮人は、最大のマイノリティ集団として戦後史に大きな影響力を持った。
    彼らを日本においても「南北」に分断したのが、在日本朝鮮人総聯合会(総連)と在日本大韓民国民団(民団)である。
    総連と民団は、本国で起きた朝鮮戦争やその後の南北対立そのままに、日本を舞台に抗争を繰り広げた。
    北朝鮮への帰国事業とその阻止運動、金大中の拉致、朴正煕夫人暗殺事件、力道山の囲い込み、そして芽生えかけた和解と決別--。両組織の77の相克に初めて迫った傑作ノンフィクション。

    (底本 2022年9月発売作品)
  • 韓国現代史「最大のタブー」に迫る!

    韓国最大の歴史的タブーといわれる問題に迫った衝撃作です。

    韓国では今、ベトナム戦争時の韓国軍による「ベトナム人虐殺事件」を解明しようとする動きが出ています。かつて、この事件について報じた韓国メディアは韓国軍の退役軍人らに襲撃されるなど、長くタブーとされてきた問題です。

    経済的に強く結びついた韓国・ベトナム両政府は、この問題に蓋をして、真実を闇に葬り去ろうとしてきました。

    筆者は、ベトナムにおいてこの事件の被害者や遺族の証言を得たことをきっかけに、ベトナム、韓国への取材を積み重ね、真実に迫ります。

    戦争の悲劇、そして、政府や軍に翻弄される無辜の人々の姿。

    日本の現代史を考える上でも貴重な作品です。

    第28回小学館ノンフィクション大賞最終候補作。
  • 「どうりで捕まらないわけだ」(道尾秀介)

     自転車全国一周に扮した富田林署逃走犯、尾道水道を泳いで渡った松山刑務所逃走犯、『ゴールデンカムイ』のモデルとなった昭和の脱獄王……彼らはなぜ逃げたのか。なぜ逃げられたのか。
     異色のベストセラー『つけびの村』著者は、彼らの手記や現場取材をもとに、意外な事実に辿り着く。たとえば、松山刑務所からの逃走犯について、地域の人たちは今でもこう話すのだ。
    〈不思議なことに、話を聞かせてもらった住民は皆、野宮信一(仮名)のことを「野宮くん」「信一くん」と呼び、親しみを隠さないのである。
    「野宮くんのこと聞きに来たの? 野宮くん、って島の人は皆こう言うね。あの人は悪い人じゃないよ。元気にしとるんかしら」
    「信一くん、そんなん隠れとってもしゃあないから、出てきたらご飯でも食べさせてあげるのに、って皆で話してました。もう実は誰か、おばあちゃんとかがご飯食べさせてるんじゃないん、って」〉(本文より)
  • 1,485(税込)
    著:
    末並俊司
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

    日本有数のドヤ街として知られる東京・山谷。

    この地で2002年に民間ホスピス「きぼうのいえ」を創設した山本雅基氏と妻・美恵さんは、映画『おとうと』(山田洋次監督)のモデルとなり、NHK『プロフェッショナル』で特集されるなど「理想のケア」の体現者として注目を集めた。

    ところが、現在の「きぼうのいえ」に山本夫妻の姿はない。
    山本氏は施設長を解任され、山谷で介護を受け、生活保護を受給しながら暮らす。美恵さんは『プロフェッショナル』放送翌日に姿を消し、行方が分からないという。

    山本氏は、なぜ介護を担う立場から受ける立場になったのか。
    なぜ美恵さんは出て行ってしまったのか。
    山本氏の半生を追う中で、山谷という街の変容と、特殊なケアシステムの本質を見つめた、第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

    選考委員絶賛!
    ●星野博美氏――「助ける側と助けられる側の境界線が曖昧な、山谷の特異な寛容性を見事に描ききった」
    ●白石和彌氏――「人間を見つめるとは、どういうことか改めて勉強になりました」
    ●辻村深月氏――「ユーモアを交えつつも、何かや誰かを否定するスタンスを決して取らないのが素晴らしい」
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    すべてが変わった時代を生き抜くための知恵。

     最近の幼稚園では、お弁当の時間に、「先生の顔が怖い」と訴える子供がいるといいます。普段、マスクを付けた顔しか見ていないため、口が動くのが恐ろしく写るのでしょうか。
     コロナで私たちの暮らしは大きく変わりました。日常生活の習慣から、仕事のやり方、お金に関わる事柄、男と女の関係、そして、犯罪の形まで、すべてが一変してしまったのです。
     今後、コロナが一時的に収まったとしても、元の生活に戻ることはないでしょう。そして、暮らしの大きな変化によって、さまざまな面で問題が起こり、生き辛さを感じている人も多いのです。
     そうした方々をサポートする情報を届けたい。そうした思いから、ニューノーマル研究会というプロジェクトチームを作り、生活のあらゆる面で役立つ新常識を網羅した本を作りました。「マネー」「健康」「仕事」「男と女」「犯罪」「子育て・教育」「防災」「住まい・生活」「介護」の各分野について、みなさまの生活を楽しく豊かにする全109話。あっと驚く裏ワザも満載です。

    (底本 2022年4月発行作品)
  • 徳島県警の名物デカ、波瀾万丈の一代記。

    「おい、小池!」――2001年に発生した徳島・淡路父子放火殺人事件の指名手配犯ポスターは、見る者に強烈な印象を残した。

     前代未聞のポスターを生み出したのが、当時・徳島県警で特別捜査班班長を務めていた秋山博康氏だ。少しでも多くの情報提供が寄せられるよう、外部の専門家の力も借りて考案されたものだった。目撃情報を募るために各局の「警察24時」にも多数出演した秋山氏は、その独特な風貌からいつしかこう呼ばれるようになった。

     リーゼント刑事――。

     2021年3月末で徳島県警を退職した秋山氏が、初の著書で42年の警察人生を1冊にまとめた。

     刑事を志したきっかけから、“地方公務員”としては異色のリーゼントを貫く理由、交番勤務の新人時代の苦労や失敗、警視庁出向時の体験、部下の若手刑事たちへの指導などのエピソードを完全収録。「おい、小池!」事件では、潜伏中の容疑者が死亡して発見されるまでの間、どのような思いで11年にわたる執念の捜査を続けたかを明かしている。
    (底本 2022年4月発行作品)
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    悪気はなかったでは済まされない時代です。

    現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。
    「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。
    ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。
    無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。

    (底本 2022年3月発行作品)
  • これは“対岸の火事”ではない!

    ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。「議事堂襲撃」では、警官の催涙スプレーまで浴びてーー「分断」「狂信」「暴動」すべて内側から見た。コロナ禍でノーマスク集団に囲まれ、時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、時にBLM暴動の銃声を聞きながら、たった独りでフェイクニュースと闘い続けた“不屈のルポルタージュ”、ついに刊行。
    〈一見すると堅牢にも見える民主主義は、私たちが信じているほど盤石ではなく、意外な脆弱性をはらんでいる。アメリカで起こった“トランプ現象”を追いかけながら、民主主義が、どうやって道を踏み外し、どのように機能不全に陥り、崩壊の危機に直面するのかを考えていこう。〉(プロローグより)

    (底本 2022年3月発行作品)
  • ラグビー界、こんなハチャメチャやったんか。

    2022年1月に開幕したラグビー新リーグ。その発足に向け中心的な役割を果たしていたのが、前年まで法人準備室長・審査委員長を務めた谷口真由美氏だ。彼女はなぜ突如としてラグビー界を追われたのか、その秘された理由を明らかにする。
    彼女が目にしたラグビー界は、男性中心主義、時代遅れな序列主義など「おっさん」的価値観が支配する、ダメな日本社会の縮図だった--。

    <あなたの会社にも、こんな「おっさん」いませんか?>
    ●口癖は「みんなそう言っている」「昔からそうだ」
    ●ITや新しい提案には「リスクが大きい」
    ●ムラの長には絶対服従、部下や下請けには高圧的
    ●退職の日まで「勝ち逃げ」できれば、が本音
    ●部下の功績は自分の手柄。「アレオレ詐欺」の常習犯

    川淵三郎氏(日本サッカー協会キャプテン)との特別対談も収録!
  • 史上最大の資産バブルがやってくる!

    コロナ禍、大規模金融緩和により
    日米欧で刷り散らかされたマネーはおよそ1600兆円。

    このあり余る巨大マネーが投資先を求めて、
    これから日本に押し寄せる!

    やってくるのは
    「買いが買いを呼ぶ資産のインフレスパイラル」
    ともいうべき、史上最大の資産バブルだ。

    そしてこの巨大バブルがきっかけとなり、
    金融グレート・リセットなどの大きな時代の転換期がやってくる。

    通常では説明のつかない非常時の政治、経済、金融、不動産市場の動向を鋭く読み解くコロナ時代の必読書。

    第1章 史上最大のバブルがやってくる

    第2章 バブルで変わる日本の不動産市場

    第3章 世界から大量のマネーが流入する日本

    第4章 90年バブルはどうして発生したのか

    第5章 金融グレート・リセット

    第6章 様変わりする世界情勢

    第7章 激変する時代の投資戦略

    (底本 2022年2月発行作品)
  • ビジネス界出身大使が見たカトリックの聖地。

    「日本経済の司令塔」経団連に身を置くこと半世紀。土光敏夫ら歴代会長に仕え、生え抜きトップとして事務総長まで務めあげた筆者は突如、世界13億の信徒を束ねるカトリックの総本山に民間大使として赴くことになった。

    経団連とバチカン、対極に立った筆者ならではの日常の “気づき”は、資本主義の限界から現代日本の課題まで多岐に及ぶ。地道な人脈作りに始まり、あれよという間に教皇訪日を実現、そしてコロナ禍のなか帰国するまでの1500日。

    <土光さんは「過去を振り返るな」「足跡を見るな」と繰り返しおっしゃっていた。それは私にとって座右の銘ともいえる。しかし、本書では、はじめて禁を破って在任1500日間弱のバチカン大使時代を振り返ろうと思う>(まえがき)

    (底本 2021年11月発行作品)
  • この刑事は鬼か仏か。ヤクザが恐れた男。

    暴力、殺人、抗争、恐喝、闇金、地上げ、反グレ、けん銃、覚せい剤、エンコ飛ばし。
    社会の裏面で蠢く、そんなヤクザたちと常に対決し、身を徹して表社会との防波堤となってきた人たちがいる。
    暴力団犯罪を専門とする警察の捜査員たち、いわゆる「マル暴」だ。

    日々の柔剣道訓練で体を鍛え抜き、組員の威勢や恫喝にひるまず、巧妙化する暴力団の知能犯罪を見抜き、取調室でヤクザ一人ひとりの人生と対峙する。

    四ツ木斎場暗殺事件、日本医科大学病院ICU射殺事件、群馬前橋スナック銃乱射事件、住吉会幹部らによる東京防潮堤工事入札談合事件、岡本ホテル預託金詐欺事件、極東会幹部らによる小指切断重傷傷害事件、山口組幹部らによるC型肝炎薬ソバルディ詐欺事件など。

    警視庁において40年にわたって暴力団捜査にかかわり、社会を震撼させたヤクザ犯罪をいくつも解決に導いた「剛腕マル暴」が、その捜査秘録を初めて明かす。

    これが暴力団捜査のリアルだ!

    (底本 2021年11月発行作品)
  • 炎上は日本人最大の娯楽となった。

    自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。
    〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。
     これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか(中略)炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉

    (底本 2021年11月発行作品)
  • 「エネルギー大量消費の技術を知ってしまった人類が存続する道は、倹約による以外にはない」との主題で、これからの人の生き方、社会のありよう、人類の未来について、縦横に語る「新・清貧の思想」。

    エネルギー大量消費の技術を知ってしまった人類が存続する道は、倹約による以外にない。人類が生き延びてこそ、幸福がある。地球規模の繁栄を求めてやまない時代において、未来の人間のあるべき姿と本当のしあわせをとは何かを問いかけ、答えを試みたのが本書である。倹約の主題で、科学、哲学、経済学、文学など、あらゆる領域からこれからの人の生き方、社会の進むべき道を縦横無尽に語る。「贅沢は敵だ!」という類の復古的な論調ではなく、人類の未来を見据えた上での倹約というライフスタイルを、説得力ある論考で叙述する、いわば2010年版「清貧の思想」である。

    (底本 2010年2月発行作品)
  • 人生の攻略難易度はここまで上がった。

    〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)

    才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。

    ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。
  • ヒトラーはすべてをこの男から学んだ。

    経済格差やコロナ禍で世界が不安、恐怖に覆われるなか、再び独裁的な指導者の力が増している。

    20世紀における独裁の象徴が、イタリアのムッソリーニだった。あのヒトラーが師と仰いだ男でもある。両者はしばしばファシストと称され、一括りに非難される。だが、その行動と思想は大きく異なる。2人の政治家はどこがどう違うのか? ナチズムとファシズムは何が異なっているのか。

    ムッソリーニの思想、行動、そしてイタリア国民の熱狂の過程を詳細に辿ることで、現代社会の危うさも見えてくる。

    <著者プロフィール>
    舛添要一(ますぞえ・よういち)
    1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授などを経て、政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、東京都知事を歴任。著書に『都知事失格』、『ヒトラーの正体』など。

    (底本 2021年8月発行作品)
  • 新型コロナワクチンの有効性と副作用の実態。

    ワクチンを打つ前に知ってほしい最新情報を公開!

    第1章 変異株の疑問に答える
    第2章 ワクチンの必要性
    第3章 よくわかる免疫の仕組みQ&A
    第4章 人々が知らされていないワクチンの不都合な真実
    第5章 コロナワクチンの特徴と臨床試験
    第6章 ワクチン接種後の死亡例と副作用
    第7章 日本人の副作用死の実情
    第8章 結局、ワクチンは打った方がいいの? etc

    新型コロナとワクチンについて、わかりやすく解説しています。

    ・インド株は本当に脅威なのか?
    ・日本人にアナフィラキシーショックが多いのはなぜ?
    ・新たな副作用「血栓症」と「脳卒中」はなぜ起こるのか?
    ・副作用は女性に多い、は本当か?
    ・若い世代にワクチンは必要なのか? 

    これからワクチンを打つ予定の若い世代やお子さんのいる親御さんたちにも広く読んでいただきたい一冊。

    (底本 2021年7月発行作品)
  • 元陸軍参謀が最後に企てた“作戦”とは?

    1961年(昭和36年)4月4日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。実はその出発直前、数々の「異変」が確認されていた。たとえば、辻の次男・毅氏はこう証言する。

    〈父はタラップに4回出てきたんです、機内に入ってから。あり得ないことです……〉

    その後の足取りは杳として知れず、8年後に「死亡宣告」が出された。
    伝説の作戦参謀は、いったい何をしようとしていたのか――。

    その生涯は、まさに波瀾に満ちている。

    苦学の末、士官学校を首席で卒業、陸大で恩賜の軍刀を下賜された。
    初陣の第1次上海事変での武勇が報じられ、一躍、時の人となるが、
    作戦を主導したノモンハン事件で多数の犠牲者を出し大損害を蒙る。
    太平洋戦争緒戦マレー作戦で名を上げ「作戦の神様」と称されるが、
    シンガポール攻略後の華僑虐殺問題やフィリピン戦線での捕虜殺害、
    ガダルカナル島奪還作戦の失敗などにより、その勇名は地に墜ちる。
    タイ・バンコクで玉音放送を聞いた後、潜行生活に入ることを決意、
    ラオス、ベトナムを経由して中国に渡り、極秘裏に日本へ帰国する。
    戦犯指定解除後、『潜行三千里』など手記が次々とベストセラーに。
    勢いに乗って衆院選でトップ当選、さらに参院選で全国3位となるも
    その任期中に、内戦下の東南アジアへと向かい、消息を絶った――。

    辻政信の主な評伝が刊行されたのは1980年代までだった。以来、30年以上の月日が流れている。本書は、戦前・戦中のみならず、戦後の潜伏生活や政治家としての言動、そして失踪に至るまでの経緯や死生観を丹念に検証し、数々の新証言・新事実をもとに辻政信の実像に迫っていく。

    謎の失踪から60年――。毀誉褒貶の激しい作戦参謀の“正体”が明かされる。
  • なぜ、今ベトナムが重要なのか?

    2020年3月まで駐ベトナム全権大使を務めた著者による核心リポート。〈中国の超大国化と南シナ海、東シナ海における「力」の行使、アセアン分断化等が顕著になる情勢下、東アジア諸国の中で、ベトナムは日本にとって最も信頼できる国となった。ベトナムがより強く、より繁栄した国になることは、ベトナムのために重要なだけでなく、東アジア地域全体の繁栄と安定にとっても重要である。日本はできるだけベトナムとの連携を強化し、発展努力を支えたい〉――。
    長年中国と対峙して染みついた「中国を信用してはいけない」というのがベトナムの行動原理。対中リテラシーでは学ぶべきところが多い。ベトナムの歴史から日本が学ぶべき対中国に関する教訓や中国が「敵」に対して駆使する三つの戦法(法律戦、世論戦、心理戦)は必見。
    さらに、第二次世界大戦後にベトナムに残留した日本兵の遺児らの墓参についても詳報。さらに、進出日系企業ASEAN1位という経済力など、新同盟国ベトナムを縦横無尽に活写する。

    (底本 2021年6月発行作品)
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    これがテレビでカットされたコロナの真実だ。

    テレビでは連日、専門家と称する者たちが登場し、「コロナは怖い、コロナは怖い」と煽っている。

    メディアに洗脳された人々は、「自由」の尊さを忘れ、自ら緊急事態宣言を求めるまでになってしまった。

    そして、政治家は経済を止め、失業者、自殺者が急増。日本は没落へと進んでいるーー。

    新型コロナ発生から1年たち、その正体も少しずつ見えてきた。新型コロナが「インフルエンザより怖くない」ことを示すデータも出てきている。それなのになぜ、政府は経済を止め、自由を制限し、人々を苦しめるのか。さらに、多くの人がそれを歓迎するのはなぜなのか。

    漫画家の小林よしのり氏と、ウイルス学者の宮沢孝幸・京大准教授が、「コロナ全体主義」の世にNOを突きつけ、新型コロナの嘘を暴く!

    (底本 2021年4月発行作品)
  • 2件の殺人を犯した無期懲役囚の獄内ルポ。

    「被害者には本当に申し訳ないことをしました」「心より反省しています」「今後このような事件を犯さないようにまっとうに生きていくつもです」
    これらの言葉は凶悪事件を犯した犯罪者たちの多くが、裁判などでよく口にする言葉だ。
    心より反省し、更生していく者もいるが、しかし、このような言葉をどこまで信じていいのか。
    2件の殺人事件を犯し、無期懲役囚となり、現在も四半世紀以上を刑務所内で過ごしている著者によれば、受刑者の多くは「仮釈放」が欲しい、少しでも刑期を短くしたいために反省した「ふり」をしているだけだと言う。
    囚人同士の間では、自被害者のせいにして、自分のした行為を正当化するばかりで、強盗殺人犯も連続レイプ犯も薬物中毒者も同様だと。
    一方で最近の刑務所内はテレビも映画も観られて、更生施設とは思えないほど緩いとも指摘する。
    「罪と罰」とはなんなのか。
    著者が見た凶悪犯罪者たちの本音と知られざる最新の監獄事情を獄中からルポする衝撃のノンフィクション。
  • 働かずして年収10億円!

    「なんでヤクザやってんの?どうやって生活してんの?なんで夜なのにサングラスかけてんの?なんで親父とか兄貴とか呼ぶの?」ーー話題の映画『ヤクザと家族』で綾野剛演じるヤクザの恋人役だった尾野真千子は、劇中でこんな疑問をそのヤクザにぶつける。ヤクザはどうやって生活しているのか……ヤクザが絡んだ抗争や事件について書かれた本はあっても、その素朴な疑問に応えた本はない。そこで本書では、暴力団取材のプロである2人が、「どうやって稼いでいるのか」に始まり、「なぜ暴力団に需要があるのか」「組長まで出世する条件はなにか」「ヤクザに定年はあるのか」といった疑問に応えながら、ヤクザビジネスの全容を解説していく。そのなかで紹介される「シノギは負のサービス産業」「抗争は暴力団の必要経費」「喧嘩をすると金が湧き出す」といったヤクザの格言を理解すると、経済の表と裏がすべて理解できるようになるだろう。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    約1万6000人。これは2011年3月11日に起きた東日本大震災で亡くなった人の数です。観測史上最大規模の地震です。巨大な海洋プレートがはじけ、大きな津波が太平洋沿岸部を襲いました。千年に一度の災害と言われています。日本は災害のとても多い国です。この国に暮らす限り、誰しもが災害からは逃れられません。むしろ「いま生きていることの方が奇跡」なのかもしれません。

    ※この作品はカラーが含まれます。

    【プロフィール】
    漫画 細野不二彦
    『さすがの猿飛』『Gu-Guガンモ』のアニメは全国放送。『ギャラリーフェイク』『TARO 太郎』にて小学館漫画賞を受賞。小学館漫画賞審査員。漫画界のトップランナー。

    ノンフィクション 平塚真一郎 
    中学校長と石巻市立大川小学校の事故遺族という両方の立場から、学校安全について講話等を行っている。

    インタビュー 河北新報社(特別協力)
    「河北新報」を発行する東北を代表する新聞社。震災後の精力的な取材報道に力を入れる。

    解説 井出明 
    金沢大学准教授。博士(情報学)。日本に「ダークツーリズム(災害や戦争の跡をめぐる旅)」を広めた気鋭の観光学者。震災後の観光と復興に関する研究を行う。
  • 2,376(税込)
    著:
    中筋純
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

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    原発事故後の「福島」の切なくも美しい現実。

    震災後の福島を撮り続けた写真家の膨大なストックの中から厳選した写真に、随筆・詩を添え、「語られない真実」を召還し、「忘却された物語」を紡ぎ出す。

    「赤々と煌々とコンセントのこちら側」
    「いつも真夜中コンセントの向こう側」

    東京のビジネス街や繁華街を鮮やかに彩る光。一家団欒の茶の間を温かく照らす光。その光はいったいどこから来たのだろうか。その繁栄はいったい何によってもたらされていたのだろうか。

    大爆発を起こした福島第一原発。約半世紀かかると言われる廃炉作業は計画通りに進むのだろうか。膨大な高レベル放射性廃棄物は誰が引き受けるのだろうか。約束された「明るい未来は」どこにいったのだろうか。

    科学の名のもとに、放射能という寝た子を起こしてしまった人類は、これから途方もない時間を「目覚めた子」と向き合わなければならない。これは天災でなく、人災なのだから。

    ※この作品はカラー写真が含まれます。

    【著者】中筋純
    1966年和歌山県生まれ。2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島を撮り続ける。2016年より「流転 福島&チェルノブイリ」展を全国40か所で巡回。福島関連の表現を続ける芸術家たちの展覧会「もやい展」を主催。
  • 震災から10年 未来へ記憶されるべき奇跡。

    「火の海 ダメかも がんばる」。2011年3月11日、気仙沼。津波とともに、燃え盛る重油が公民館を取り囲んだ。避難していた住民たちは孤立無援となる。その中のひとりの女性が、スマホの電池の残量を気にしながらかろうじて打った冒頭のメールが、ロンドンの息子に届いた。息子は、どこかの誰かに救助を求める文面を必死に考え、発信した。このTwitter140文字が、東京のある零細企業の社長の目に留まり、「偶然」という名の必然によって、東京都副知事に繋がって、東京消防庁のヘリが救出に飛び立った! 災害救助の「永遠のケーススタディ」となるべき、奇跡の物語。
  • ウイルスより、よっぽどヤバいぞニッポン人。

    <本書に登場する残念な人たち>
    ●国民に外出自粛をお願いしておいて、自分の妻には言えない前総理大臣
    ●スイーツやコミック好きをアピールして「かわいいオジサン」ぶる現総理大臣
    ●政権批判ブームが終わったとたん、すっかり黙りこんでしまった芸能人
    ●総理大臣が辞めるとなった途端、ご祝儀で支持率をアップさせる日本人
    ●世襲なのに「自分の手柄」と勘違いしている政治家
    ●コロナでも営業しているパチンコ店を実名公表して宣伝してしまった府知事
    ●パフォーマンスばかりで実際は何にもやってない都知事
    ●交通事故で人を死なせておいて、「車の誤作動だった」と言い張る老人
    ●手間と時間をかけて「GoToイート錬金術」で小銭を稼ぐ貧乏人
    ●SNSで人を叩くくせに、面と向かっては何も言えないネット民
    ●大谷翔平や藤井聡太を見て、「自分の子も」と考える親
    ●小学生の「あだ名」を禁止して、イジメを止めたと思ってる教育委員会

    まだまだ出てくるバカばかり。 ああ、こんなニッポンに誰がした!
  • 「庶民宰相」の虚飾を暴く。

    「私は雪深い秋田の農家に生まれ、地縁、血縁のない横浜で、まさにゼロからのスタートで政治の世界に飛び込みました」――菅総理の所信表明演説は、「叩き上げ」「庶民派」という自らのイメージを最大限にアピールするものだった。しかし、『悪だくみ』『官邸官僚』などで知られるノンフィクション作家・森功氏の徹底取材により、そのイメージは虚飾に彩られたものであることが明らかになっていく。「父は秋田のいちご王」「裕福だった少年時代」「集団就職ではなく家出して東京へ」「大企業にすり寄った横浜市議時代」「ハマのドンとの蜜月」「出来レースだった総裁選」「新自由主義者とIT業者が糸を引く利益誘導型政治」……国家観なきまま最高権力者となった新総理の実態を丸裸にする。評伝『総理の影 菅義偉の正体』に総理誕生後の新章を大幅加筆のして新書化。
  • 住友銀行の救世主はなぜ“追放”されたのか。

    住友銀行元取締役、國重惇史。若手行員時代から「伝説のMOF担」として名を馳せ、平和相互銀行事件での活躍で「将来の頭取候補」と目される。そしてイトマン事件を内部告発し、「住友銀行の救世主」に。だが、あることから銀行を追われ、「楽天副会長」に転身。スキャンダルで辞任し、『住友銀行秘史』を著す。これは、ある天才バンカーの半生を通して、日本のバブル時代の熱狂とその終焉を描くビジネスノンフィクションである。
    〈ある意味、國重は時代の寵児だったのかもしれない。バブル経済の勃興期に起きた平和相互銀行事件、そしてバブル経済真っ只中のイトマン事件とまさに日本中が狂乱の渦の中にあったとき、國重はもっとも異彩を放った。しかし、時代は虚ろだ。かつて日本中が、そして國重が身を任せた圧倒的な熱量は、日本社会から見事なまでに消え去った。それとともに、國重の輝きは失せていった。〉(本文より)
  • そのタワマンは今すぐ売りなさい!

    以前からタワーマンションには多くのリスクがあることが指摘されていましたが、コロナショックを皮切りに、「富と成功の象徴」が「将来的なお荷物」になる可能性が次々に浮き彫りになっています。
    本書ではタワーマンションの7つのリスクについて解説し、居住者・投資家の嘆きの声や、経済サイクルからの予想では2022年が現実的だと言われるタワーマンション暴落の可能性、そして今後、価格はどこまで落ちるのか? を、バブル崩壊、リーマンショックの例から予想。さらには、今後、不動産がどうなっていくのかを読み解きます。

    (2020年12月発行作品)
  • 愛国者が売国奴を礼賛する摩訶不思議。

     「ナショナリズム」という言葉を聞くと反射的に「右翼」「軍国主義」と認識し、毛嫌いするきらいがある。しかし、本来の意味は違う。簡単に言えば、歴史や共同体を大切にし、安定的、文化的で保守的なものだ。ところが、日本の政治は日本人の利益を破壊してきた。一例を挙げれば、雇用市場を不安定化させ、格差を拡大させてきた。移民政策を拡大させ、さらに水道の民営化で海外企業に売却が噂されるなど、かつてならば「国賊」「売国奴」と罵られてきたはずの政治家が「自称保守」を自認する人々に支持されてきた。安倍晋三前総理大臣だ。
     安倍氏の後を継いだ菅義偉総理も大した差はない。“政商”竹中平蔵氏、「中小企業の再編」を菅総理に吹き込んだ元ゴールドマン・サックスのデービッド・アトキンソン氏を「成長戦略会議」のメンバーに入れたくらいだ。
     おそらく日本の富が海外(特にアメリカ)に流出し続け、日本の貧国化はさらに進む。いつの時代も泣きを見るのは、一般庶民だ。まずは国家とは何かを理解する必要がある。ナショナリズムと近代とは深い関係がある。近代国家について考えるときは、まずはナショナリズムを理解する必要があるのだ。
  • 少子高齢化、地方過疎化の打開策を大提言!

    企業・ビジネス小説の第一人者、楡周平氏が新しい時代の日本と日本人に提言する「ニッポン改造論」。
    日本社会や企業が近未来に直面する問題点を見据える楡氏の作品は、緻密な取材・データ・ファクトに裏付けられ、その先見性には定評があります。
    TVドラマ化された小説『プラチナタウン』は、地方の広大な遊休地にリタイア世代のためのテーマパークタウンをつくる物語ですが、過疎高齢化の実現能な解決策として大きな反響を呼びました。当時、地方創生大臣だった石破茂氏に、伊吹文明氏(元衆院議長)が必読書として薦めたことでも有名です。

    本作品は、少子高齢社会とコロナ禍に直面する日本人が、真っ先に取り組むべき打開策を提示します。
    出色は、「ネスティング・ボックス」構想。子育て世代をターゲットに、「一番下の子」の義務教育が終了するまで低家賃でタワーマンションに住めるようにする。医療・保育施設も併設することで、仕事と子育てを両立させやすくするコミュニティをつくるものです。
    その他、「コロナ禍で激変する産業構造」「外国人労働者の激増と日本語の危機」「教育」などをテーマに、これからの日本人に価値観の大転換を促す警世の書です。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    遺跡や街に見られる防犯の知恵を結集!

    世界92か国の遺跡や街並みを徹底分析した、世界初のオールカラー「防犯写真集」。「地域安全マップづくり運動」で日本人の防犯力アップを進める立正大学 小宮信夫教授。犯罪学者の著者が提唱する世界標準の「犯罪機会論」は、「犯罪は犯行の動機があるだけでは起こらず、動機を抱えた人が犯罪の機会(チャンス)に出合ったときに初めて起こる」というもの。そこで、機会をうかがう犯罪者が「心理的・物理的に犯罪をやりにくい条件とは」という目線で、世界遺産、住宅や道路、学校や公園、駅やトイレなどを調査。著者自らカメラ片手に、7年間世界を駆け巡り撮影した「安全な景色」の美しい写真とともに、「被害を防ぐ具体的方法」を徹底解説します。はるか昔、「敵から身を守るには、城や都市をどう築くべきか」という決死の思いで絞り出された知恵と工夫には、思わずハッとさせられます。現代建築や地域安全のテキストとしてはもちろん、行き先々で安全に過ごすための「旅の友」としてもお勧めの一冊。また、歴史やアート、映画や小説の「もう一つの楽しみ方」も教えてくれます。さらに、社会安全の向上に尽くしてきた、国松孝次・元警察庁長官の推薦文も必読です。

    ※この作品はオールカラーです。
  • いま知っておくべきダイバーシティの必読書。

    近年、LGBTQに関する様々な取り組みが増えている。
    本書では、多くの企業で先進的な施策の推進を支援してきた認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の著者が、職場・社会におけるLGBTQに関する施策の具体的な進め方、ノウハウを徹底解説。
    実際に有名企業が実践している事例も多数紹介する。
    LGBTQの当事者は日常生活でどのような困難を感じ、どのような社会を共に生きていきたいと望んでいるのか――。
    人事・労務・法務担当者から就活生まで、いま知っておくべきダイバーシティの必読書。
    巻末には資料として「LGBTQの基礎用語」も収録。

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